JP4999286B2 - 点検表作成装置及び点検表作成システム - Google Patents

点検表作成装置及び点検表作成システム Download PDF

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Description

本発明は、電力設備の点検箇所及び点検項目を表す点検表を自動的に作成する装置及び該装置を用いたネットワークシステムに関する。
一般に、電力会社が管理する水圧鉄管及びゲート等の電力設備は、定期的又は臨時に点検が行われる。設備の点検においては、点検箇所及び点検項目を表す点検表に従って目視或いはデータ測定等の点検作業を行い、点検結果は、電子データとしてパソコン等の情報端末に記録される。また、点検時に何らかの異常を発見した場合、点検員が応急処置を施し、それらの旨を特記事項データとして記録する。
また、実際の点検作業においては、非常に多くの点検箇所及び点検項目が存在するとともに、点検作業の熟練者が減少しているため、点検表を見ながら作業していても、必要な点検項目を不注意によって見落としたり、集中力が欠けた時に設備の異常を見逃すおそれがある。そこで、点検作業は、二人以上の点検員が共同して行うなど、様々な工夫を凝らして行われる。
例えば、下記特許文献1には、点検項目の実施漏れを確実に防止し、エレベータの品質を保つことのできるエレベータ点検項目実施漏れ防止装置が記載されている。この技術では、点検の実施漏れがあると判定された場合、点検が終了していないことを通知する警報を、作業者の操作する専用端末に表示させている。
特開2004−299902号公報
しかしながら、上記文献のように、点検終了後に点検の実施漏れを指摘された場合、疲労等の事情から点検員の集中力が欠けていることがあり、再点検を行ったとしても、異常な状態を見落とすおそれがある。こうした事情を考慮すると、点検作業においては、異常が生じている可能性の高い点検項目等の注意事項を予め把握できることが望ましい。
本発明は、点検員に設備の点検作業を的確に行わせるための点検表作成装置及び点検表作成システムを提供することを目的とする。
本発明の点検表作成装置は、電力設備の点検箇所及び点検項目を表す点検表を自動的に作成する装置であって、
前記点検表の基になる点検箇所及び点検項目、各点検箇所の点検項目についての点検方法、各点検箇所に関する特記事項その他点検に必要な点検情報と、前記電力設備についての過去の点検結果とを格納するデータ格納部と、
前記点検情報及び点検結果における各点検箇所の異常比率に基づいて点検箇所を並べ替え、かつ点検の優先順位が最も高い点検箇所の各点検項目の評価点に基づいて、優先して点検すべき点検箇所及び点検項目を目立たせた点検表を作成する点検表作成部と、
前記点検表作成部が作成した点検表上で指定された点検箇所及び点検項目に対応する前記点検情報の出力要求に応じて、要求された点検情報を前記データ格納部から取り出し、前記指定された点検箇所及び点検項目に対応させて提示する点検情報提示部とを具備し、
点検が終了して点検結果の登録要求が入力された場合には、前記点検表のすべての点検箇所の点検項目に評価点が入力されたことによって点検が終了したことを判別し、それらの入力された評価点に基づいて各点検箇所について評価点合計と異常比率を求め、前記評価点、評価点合計、点検項目数、異常比率及び特記事項で構成された点検結果を前記データ格納部に格納することを特徴とする。
本発明の実施形態では、前記点検表作成部は、前記点検結果のうち最も新しい点検結果に基づいて点検表を作成する。
前記電力設備として、水力発電所に設置された水圧鉄管又はゲートを対象にすることができる。
本発明の点検表作成システムは、ネットワーク上に設置した点検表作成装置と、該点検表作成装置に前記ネットワークを介して通信可能に接続した端末とで構成され、前記点検表作成装置が、前記端末側からの要求に基づいて前記点検表を作成し、該端末側へ送信することを特徴とする。
本発明の点検表作成装置によれば、点検員は、優先して点検すべき箇所及び項目、即ち異常が生じている可能性が高く、注意して点検すべき箇所及び項目等の注意事項を予め把握できるため、的確に点検作業を行うことができる。例えば、集中力の高い点検開始時に、これらの注意事項を把握できることにより、異常の存在を見逃すことがないように注意深く点検作業を行うことができる。
詳細には、点検表作成部が作成した点検表上で指定された点検箇所及び点検項目に対応する点検情報の出力要求に応じて、点検情報提示部が、要求された点検情報をデータ格納部から取り出し、前記指定された点検箇所及び点検項目に対応させて点検表上に提示するので、点検員は、それらの提示された点検情報に基づいて、的確に点検を行うことができる。
また、点検が終了して点検結果の登録要求が入力された場合には、前記点検表のすべての点検箇所の点検項目に評価点が入力されたことによって点検が終了したことを判別し、それらの入力された評価点に基づいて各点検箇所について評価点合計と異常比率を求め、前記評価点、評価点合計、点検項目数、異常比率及び特記事項で構成された点検結果を前記データ格納部に格納することで、点検が行われる度に各点検項目の状態を評価点(数値)で表わした点検結果をデータ格納部に蓄積することができる。
過去の点検結果のうち最も新しいものに基づいて点検表を作成することにより、現時点において異常が生じている可能性の高い点検箇所及び点検項目を的確に把握することができる。
従来の水圧鉄管又はゲートの点検作業では、紙に印刷した点検表を用いていたため、点検の優先順位がわからず、集中力が欠けた時に異常状態を看過する等のトラブルが生じる場合があったが、本発明の点検表作成装置を使用することにより、これらのトラブルを回避し、的確に点検作業を行うことができる。
本発明の点検表作成システムによれば、点検員が、点検表(例えば、Html[Hyper Text Markup Language]ファイル)を閲覧することができるインターネットブラウザ等のアプリケーションを備えた端末を携行することにより、点検作業に必要な点検表を閲覧することができ、的確に点検作業を行うことができる。この場合においても、優先して点検すべき箇所及び項目、即ち異常の可能性が高く、注意して点検すべき箇所及び項目等の注意事項を予め把握し、一層的確に点検作業を行うことができる。
図1は、第1実施例の点検表作成装置1の構成を示す。
点検表作成装置1は、水力発電用の水を流す水圧鉄管の点検箇所及び点検項目を表す点検表を自動的に作成するため、
点検表の基となる点検箇所及び点検項目等の情報、各点検箇所の点検項目に関する点検方法その他点検に必要な情報、及び上記水圧鉄管についての過去の点検結果を格納するデータ格納部3と、
点検結果及び点検対象である水圧鉄管を特定する情報など、点検表作成装置1が行う情報処理に必要な適宜の情報を入力することができる入力部(例えば、マウス及びキーボードなど)5と、
入力部5から入力される点検結果をデータ格納部3へ格納する点検結果登録部7と、
入力部5から入力された特定の水圧鉄管を表す情報に基づいて、当該水圧鉄管についての過去(例えば、最新)の点検結果をデータ格納部3から取り出す点検結果検索部9と、
点検表の基となる情報及び検索された過去の点検結果に基づいて、点検対象である水圧鉄管の各点検箇所についての点検項目のうち優先して点検すべき箇所及び項目を目立たせた点検表を作成する点検表作成部11と、
作成した点検表を提示する表示部(例えば、液晶モニタなど)13と、
入力部5から、或る点検項目についての点検方法その他点検に必要な情報を出力すべき旨の要求があったとき、該情報をデータ格納部3から取り出して、点検表作成部11が作成した点検表と共に又はこれとは別個に、表示部13に提示させる点検情報提示部15と
を備えている。
過去の点検結果は、例えば、図2に示すように、主に、各点検項目の状態を所定の基準に基づいて表した評価点(数値)で示され、点検表の基となる点検項目に対応させた状態で、点検が行われる度にデータ格納部3に蓄積される。この評価点は、値が大きいほど、当該点検項目において発見された異常の程度が大きいことを表す。図において、評価点合計は、各評価点から1を減じて得た値の合計であり、異常比率は、各点検箇所の評価点合計を、各点検箇所の点検項目数で除した値である。また、特記事項は、各点検箇所の点検における注意事項など、点検員が各点検箇所の点検時において気付いた事項が入力され、点検結果として記録される。点検項目の評価基準については後述する。
実際の点検においては、点検箇所ごとに点検すべき点検項目の数が異なっているため、各点検箇所の評価点合計同士の間には、重みに差異が生じる。例えば、「鉄管−管胴」と「鉄管−継手−溶接」の評価点合計は両者共に「1」であるが、点検項目数はそれぞれ「12」と「7」であり、点検項目数の少ない「鉄管−継手−溶接」の方が、異常が発見される可能性は「鉄管−管胴」より低く、重みも小さいといえる。従って、評価点合計を単純に比較しただけでは、優先して点検すべき点検箇所、即ちより異常である箇所を的確に特定することができない。そこで、前記異常比率に基づいて、優先して点検すべき点検箇所を特定することにより、評価点合計同士の重みの差異の影響を除去することとした。また、各点検項目の評価点を比較することにより、各点検箇所において、優先して点検すべき点検項目を特定することができる。
点検表作成部11は、上記のように、優先して点検すべき点検箇所及び点検項目を特定し、これらを目立たせた点検表を作成する。
具体的には、点検表作成部11は、上記点検表を作成するため、
所定(例えば、最新)の点検結果における各点検箇所の異常比率に基づいて、点検箇所(図2では、行)を並べ替えた点検表を作成する点検箇所ソート部17と、
点検箇所ソート部17で作成した点検表の点検項目(図2では、列)を、点検の優先順位が最も高い点検箇所、具体的には異常比率の最も高い点検箇所の各点検項目の評価点に基づいて並べ替え、点検表を作成する点検項目ソート部19と
から成る。
図3は、各点検箇所の異常比率及び各点検項目の評価点に基づいて、点検箇所及び点検項目を並べ替えることにより、優先して点検すべき箇所及び項目を目立たせた点検表31の例を示す。第1実施例においては、実際の点検作業において一連の作業として行うべき点検箇所、例えば「鉄管−継手−〜〜」の3箇所については、一体で並べ替えを行い、更に当該三箇所について並べ替えを行うこととした。
点検表31は、点検箇所と点検項目を対応させた表であり、点検優先順位の高い順に、点検箇所は上から配列され、点検項目は左から配列されている。また、点検表31の右端には、点検員が特記事項を入力するための特記事項入力欄33が設けられている。
点検表31のうち点検対象である箇所及び項目を示す点検欄35は、白色で表示され、点検対象外である箇所及び項目を示す空欄37は着色表示され、点検欄35にのみ評価点を入力することができる。また、各点検欄35の右上には、入力部5を操作して表示部13上でクリックすることにより、点検方法その他の点検に必要な情報を提示させることができる点検情報表示ボタン39が設けられている。このボタン39がクリックされると、点検情報提示部15は、当該欄に対応する点検項目に関する情報を、点検表31の上に重ねて又は点検表31と並べて表示する。点検情報提示部15が提示する情報については、後述する。
図4は、コンピュータ等の情報処理装置を点検表作成装置1として動作させるためのソフトウェアのフローチャートである。このソフトウェアによる情報処理を、実際の水圧鉄管の点検作業にあわせて説明する。
水圧鉄管の点検員は、ノートパソコンに上記ソフトウェアをインストールして成る点検表作成装置1を点検現場へ携行し、入力部5を操作して当該点検の対象である水圧鉄管に関する点検結果を特定し且つ当該点検結果のうち所定(例えば、最新)のものを特定する情報を入力する。点検結果検索部9は、この情報に基づいて、データ格納部3から該当する点検結果を取り出し(ステップ[以下、STと表記する]1)、点検表作成部11へ送る。
点検表作成部11の点検箇所ソート部17は、検索された点検結果における各点検箇所の異常比率に基づいて、点検箇所(図2の行)を並べ替えた点検表を作成する(ST2)。点検項目ソート部19は、点検箇所ソート部17で作成した点検表の点検項目(図2の列)を、点検の優先順位が最も高い点検箇所の各点検項目の評価点に基づいて並べ替えた点検表31(図3)を作成し(ST3)、表示部13に表示する(ST4)。
点検員は、表示部13に表示された点検表31に従って、優先順位の高い点検箇所の点検項目から順に点検を行う。この際、点検対象の項目に関する点検方法、評価基準、及び点検箇所に関する特記事項等の情報を知りたい場合、点検表31の点検欄35の右上にある点検情報表示ボタン39をクリックすることにより、点検情報の表示要求メッセージが送信される(ST5の判別結果が「点検情報の表示要求」)。一方、すべての点検項目について点検を終えた場合には、表示部13上に表示される終了ボタン(図示せず)など、点検が終了した旨及び点検結果を登録すべき旨のメッセージを送信するためのボタンをクリックすることにより、点検結果の登録要求メッセージが送信される(ST5の判別結果が「点検結果の登録要求」)。
[ST5の判別結果が「点検情報の表示要求」の場合]
点検情報提示部15は、点検情報の表示要求メッセージが入力された場合、過去(ここでは、最新)の点検結果(図2)及び図5に示す評価基準テーブルを参照し、点検対象である点検箇所の点検項目に関する点検方法、評価基準、及び特記事項を抽出する(ST6)。評価基準テーブルは、点検箇所、点検項目、点検方法、評価点、及び評価基準の各フィールドに該当するデータを入力した複数のレコードから成り、データ格納部3に格納されている。評価基準テーブル等のデータベースにおいて、点検箇所や点検項目等の縦の項目をフィールドといい、各フィールドにデータが入力されることにより成り立つ横の行をレコードという。評価基準テーブル等のファイルは、一又は複数のレコードが集まって構成されている。
点検情報提示部15は、点検方法、評価基準、及び特記事項を抽出すると、点検情報として図6のように点検表31上に提示し(ST7)、再びST5の判別が行われる。点検員は、点検表31及び提示された点検情報に基づいて、的確に点検を行うことができる。
[ST5の判別結果が「点検結果の登録要求」の場合]
点検結果登録部7は、点検結果の登録要求メッセージが入力された場合、点検表31のすべての点検箇所の点検項目について点検されたかどうか、即ち全ての点検欄35に評価点が入力されたかどうかを判別する(ST8)。
ST8の判別が“NO”、即ち一以上の点検欄35に評価点の入力漏れがある場合、点検が未だ終了していない旨のエラーメッセージを表示部13上に表示する(ST9)。
一方、ST8の判別が“YES”、即ちすべての点検欄35に評価点が入力されており、点検が終了したことを判別した場合、入力された評価点に基づいて、各点検箇所について評価点合計と異常比率を求める(ST10)。点検結果登録部7は、評価点合計と異常比率を求めた後、評価点、評価点合計、点検項目数、異常比率、及び特記事項で構成された点検結果をデータ格納部3に格納し(ST11)、点検表作成装置1に格納されたソフトウェアによる一連の情報処理が終了する。
第1実施例の点検表作成装置1を点検現場で使用することにより、優先して点検すべき箇所及び項目、即ち異常の可能性が高く、注意して点検すべき箇所及び項目等の注意事項を予め把握できるため、的確に点検作業を行うことができる。具体的には、例えば、集中力の高い点検開始時にこれらの注意事項を把握することにより、異常の存在を見逃すことがないように注意深く点検作業を行うことができるからである。
図7は、第2実施例の点検表作成装置71と、該点検表作成装置71で作成した点検表を、ネットワーク(例えば、インターネットなど)73を介して閲覧することができる点検表作成システムの構成を示す。
この点検表作成システムで使用する点検表作成装置71は、第1実施例で説明した点検表作成装置1の入力部5及び表示部13を、情報の送受信手段としての通信部75に置き換えて構成される。
点検表作成システム71は、
インターネット73上に設置した点検表作成装置71と、
点検表作成装置71にインターネット73を介して通信可能に接続した複数の端末(例えば、ノートパソコンなど)77a,77b,77cと
で構成される。
端末77a,77b,77cは、点検員によって各点検現場A,B,Cへ携行され、点検表を閲覧するために使用される。
具体的には、点検表作成装置71は、端末77a,77b,77cのうちいずれかの端末側からの要求に基づいて点検表31(図3)を作成し、該端末側へ送信する。詳細には、77a,77b,77cのうちいずれかの端末から、点検対象である水圧鉄管に関する点検結果を特定し且つ当該点検結果のうち所定(例えば、最新)のものを特定する情報が入力されると、点検結果検索部9は、この情報に基づいて、データ格納部3から該当する点検結果を取り出し(図4のST1)、点検表作成部11へ送る。点検表作成部11は、これに基づいて点検表31を作成し(ST2,ST3)、通信部75を介して情報入力元である端末側へ送信する。また、いずれかの端末側から点検情報の表示要求メッセージ及び点検結果の登録要求メッセージを受信した場合の処理についても、第1実施例と同様の処理を行い、適宜の情報をインターネット73を介して送信する。
このように、点検表作成装置71をインターネット73上に設置し、端末77a,77b,77cのうちいずれかの端末側からの要求に基づいて点検表作成処理を行うアプリケーションサーバとして機能させることができる。この場合、点検員は、点検表(例えば、Html[Hyper Text Markup Language]ファイル)を閲覧することができるインターネットブラウザを備えた端末を携行することにより、点検作業に必要な点検表を閲覧できるだけでなく、これに基づいて、優先して点検すべき箇所及び項目、即ち異常の可能性が高く、注意して点検すべき箇所及び項目等の注意事項を予め把握し、的確に点検作業を行うことができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、次の態様を採用しても、実施例と同様の効果を奏することができる。
例えば、実施例では、水圧鉄管を点検するための点検表を作成する場合について説明したが、水力発電所に設置されたゲートや電力会社が管理するその他の電力設備を点検するための点検表を作成することができる。上記ゲートには,ダム又は堰の設計洪水流量以下の流量を安全に流下させるための洪水吐ゲート,ダム湖表面の温水を取水するための表面取水ゲート,ダム湖において任意の水深の成層中から必要に応じて濁水又は清水を取水するための選択取水ゲート,及びダム湖内に堆積した土砂を放流水により流下掃流させるための排砂ゲートが含まれるものとする。
また、実施例では、優先して点検すべき点検箇所及び点検項目を、点検表31中で並べ替えることにより目立たせたが、例えば、赤色や黄色等の明るい色で表示したり、点検優先順位が高いことを示すメッセージを点検表31上に提示することにより目立たせることもできる。更に、点検表31を提示する際に、優先して点検すべき点検箇所及び点検項目を音声で知らせることも可能である。
第1実施例の点検表作成装置の構成を示す図。 点検表の基となる点検項目に対応させた状態で、各点検項目の状態を所定の基準に基づいて表した評価点(数値)で示される点検結果の例を示す図。 各点検箇所の異常比率及び各点検項目の評価点に基づいて、点検箇所及び点検項目を並べ替えることにより、優先して点検すべき箇所及び項目を目立たせた点検表の例を示す図。 コンピュータ等の情報処理装置を点検表作成装置として動作させるためのソフトウェアのフローチャート。 点検箇所、点検項目、点検方法、評価点、及び評価基準のフィールドに適宜のデータを入力した複数のレコードから成る評価基準テーブルを示す図。 表示部に表示されている点検表上に点検情報を提示した状態を示す図。 第2実施例の点検表作成装置と、該点検表作成装置で作成した点検表を、インターネット等のネットワークを介して閲覧することができる点検表作成システムの構成を示す。
符号の説明
1,71…点検表作成装置、3…データ格納部、5…入力部、7…点検結果登録部、9…点検結果検索部、11…点検表作成部、13…表示部、15…点検情報提示部、17…点検箇所ソート部、19…点検項目ソート部、31…点検表、33…特記事項入力欄、35…点検欄、37…空欄、39…点検情報表示ボタン、73…インターネット、75…通信部、77a,77b,77c…端末

Claims (4)

  1. 電力設備の点検箇所及び点検項目を表す点検表を自動的に作成する点検表作成装置であって、
    前記点検表の基になる点検箇所及び点検項目、各点検箇所の点検項目についての点検方法、各点検箇所に関する特記事項その他点検に必要な点検情報と、前記電力設備についての過去の点検結果とを格納するデータ格納部と、
    前記点検情報及び点検結果における各点検箇所の異常比率に基づいて点検箇所を並べ替え、かつ点検の優先順位が最も高い点検箇所の各点検項目の評価点に基づいて、優先して点検すべき点検箇所及び点検項目を目立たせた点検表を作成する点検表作成部と、
    前記点検表作成部が作成した点検表上で指定された点検箇所及び点検項目に対応する前記点検情報の出力要求に応じて、要求された点検情報を前記データ格納部から取り出し、前記指定された点検箇所及び点検項目に対応させて提示する点検情報提示部とを具備し、
    点検が終了して点検結果の登録要求が入力された場合には、前記点検表のすべての点検箇所の点検項目に評価点が入力されたことによって点検が終了したことを判別し、それらの入力された評価点に基づいて各点検箇所について評価点合計と異常比率を求め、前記評価点、評価点合計、点検項目数、異常比率及び特記事項で構成された点検結果を前記データ格納部に格納することを特徴とする点検表作成装置。
  2. 請求項1記載の点検表作成装置において、
    前記点検表作成部は、前記点検結果のうち最も新しい点検結果に基づいて点検表を作成することを特徴とする点検表作成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の点検表作成装置において、
    前記電力設備は、水力発電所に設置された水圧鉄管又はゲートであることを特徴とする点検表作成装置。
  4. ネットワーク上に設置した請求項1乃至3のいずれか記載の点検表作成装置と、該点検表作成装置に前記ネットワークを介して通信可能に接続した端末とで構成され、前記点検表作成装置が、前記端末側からの要求に基づいて前記点検表を作成し、該端末側へ送信することを特徴とする点検表作成システム。
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