JP2016192000A - 業務支援装置及び業務支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラントの停止を極力避けることができ、プラントを停止させる場合であっても停止時間を極力短縮することが可能な業務支援装置及び業務支援方法を提供する。
【解決手段】業務支援装置は、プラントの稼働のために必要な業務を支援するものであり、プラントから得られるデータを管理するデータ管理部13と、プラントの正常状態を表す正常モデル及びプラントの異常状態を表す異常モデルを管理するモデル管理部14と、データ管理部で管理されるデータとモデル管理部で管理される正常モデル及び異常モデルとを用い、プラントの異常の可能性を判定するアノマリー判定部15と、アノマリー判定部の判定結果を外部に通知するアノマリー通知部16とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、業務支援装置及び業務支援方法に関する。
従来から、プラントや工場等(以下、これらを総称する場合には、単に「プラント」という)においては、分散制御システム(DCS:Distributed Control System)が構築されており、高度な自動操業が実現されている。この分散制御システムは、フィールド機器と呼ばれる現場機器(測定器、操作器、表示器、報知器、その他の機器)と、これらの制御を行う制御装置とが通信手段を介して接続されたシステムである。
また、近年においては、プラントの効率を最大限に高めるために、上記の分散制御システムとともに、プラント資産管理(PAM:Plant Asset Management)システムが構築されることが多くなっている。このプラント資産管理システムは、プラントを構成する機器や装置等の設備の設備保全や予知保全を行い、設備を長期に亘って適切な状態で維持管理するシステムである。
このような分散制御システム及びプラント資産管理システムによってプラントの管理制御を行うプラント制御システムが構築されたプラントの現場では、作業員(エンジニア)によってフィールド機器等の設備の保守及び点検の業務が行われる。また、プラントの一角に設けられた制御室では、運転員(オペレータ)によってプラントの稼働状況の監視及び運転の業務が行われる。ここで、プラントには最終責任者である管理者(プラントマネージャ)が定められており、作業員及び運転員は、必要に応じて管理者の指示を受け、或いは承認を得て業務を行う。例えば、作業員は、プラントに異常が生じた場合には、異常を解消するための作業手順書を作成し、管理者の承認を得た上で作業手順書に従った作業を行う。
以下の特許文献1,2には、従来の業務支援システムの一例が開示されている。例えば、以下の特許文献1には、不具合が発生する可能性の高い要確認設備について重点的に点検を行うことが可能な設備点検業務支援システムが開示されている。また、以下の特許文献2には、食品製造プラントの信頼性向上と、保守点検コストの低減を可能とする保守業務支援システムが開示されている。
特開2012−248157号公報 特開2010−176331号公報
ところで、上述したプラント制御システムが構築されたプラントでは、プラントで異常が生じた場合に、その旨を示すアラーム情報がフィールド機器からプラント資産管理システム及び分散制御システムに送られるようになっている。ここで、上記のアラーム情報は、異常が生じてから送られるものであるため、アラーム情報が送られた時点で、異常を解消する対策を行うにはプラント制御システムを含めたプラントの停止が必要なこともある。プラントが停止すると機会損失が増大することから、プラント停止は極力避ける必要がある。
また、プラント制御システムは、基本的に正常な状態の運転が継続されるように設計されており、発生する頻度の少ない異常を考慮して設計されてはいない。このため、プラント制御システムは、異常が生じた場合にのみ行われる作業(非定常作業)を、迅速且つ安全に行うことができるように設計されている訳ではない。このため、プラントの異常が生じてしまうと、その異常を解消するための非定常作業に長時間を要してしまい、その結果として機会損失が増大することが考えられる。
また、前述の通り、作業員がプラントで作業する場合には、独断で行うことはできず、管理者の承認を得る必要がある。このため、非定常作業を行うには、作業員が作業手順書を作成して管理者の承認を得る必要があるが、作業員と管理者とが意思疎通を円滑に行うことができない場合には、作業手順書の作成に時間を要し、或いは管理者の承認を得るのに時間を要してしまい、その結果として機会損失が増大することが考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、プラントの停止を極力避けることができ、プラントを停止させる場合であっても停止時間を極力短縮することが可能な業務支援装置及び業務支援方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の業務支援装置は、プラントの稼働のために必要な業務を支援する業務支援装置(1)であって、前記プラントから得られるデータを管理するデータ管理部(13)と、前記プラントの正常状態を表す正常モデル(M1)及び前記プラントの異常状態を表す異常モデル(M2)を管理するモデル管理部(14)と、前記データ管理部で管理されるデータと前記モデル管理部で管理される前記正常モデル及び前記異常モデルとを用い、前記プラントの異常の可能性を判定するアノマリー判定部(15)と、前記アノマリー判定部の判定結果を外部に通知するアノマリー通知部(16)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の業務支援装置は、前記モデル管理部が、前記アノマリー判定部の判定結果に従って、前記正常モデル又は前記異常モデルを新たに構築し、或いは既に構築されている前記正常モデル又は前記異常モデルを更新することを特徴としている。
また、本発明の業務支援装置は、前記モデル管理部が、前記アノマリー判定部の判定結果が、前記プラントが正常であるとも異常であるとも判定できないものである場合に、前記プラントの運転員(W2)又は管理者(W3)からの指示に基づいて、前記正常モデル又は前記異常モデルを新たに構築し、或いは既に構築されている前記正常モデル又は前記異常モデルを更新することを特徴としている。
また、本発明の業務支援装置は、前記プラントから得られるデータが、前記プラントに設置された機器から得られる第1データと、前記プラントで作業する作業員(W1)によって操作される端末装置(T2)から得られる第2データとを含むことを特徴としている。
また、本発明の業務支援装置は、前記モデル管理部が、前記正常モデル及び前記異常モデルの少なくとも一方に前記第2データを付加したものを管理することが可能であることを特徴としている。
また、本発明の業務支援装置は、前記データ管理部で管理されるデータを用いて前記プラントの稼働のために必要な業務に携わる要員(W1〜W3)が意思疎通を図る仮想空間(WG)を作成し、前記要員によって操作される端末装置(T1〜T3)に前記仮想空間を表示させるタスクフォース管理部(17)を備えることを特徴としている。
また、本発明の業務支援装置は、前記タスクフォース管理部が、前記要員によって行われる会話の内容を前記仮想空間に表示させるタイムライン処理部(31)と、前記要員からの指示に基づいて前記プラントで行われる作業の手順を示す手順書を前記仮想空間に表示させつつ作成する手順書作成部(32)と、前記仮想空間に表示された前記会話の内容及び前記手順書を保管するログ保管部(33)とを備えることを特徴としている。
また、本発明の業務支援装置は、前記タスクフォース管理部が、前記要員の外観を示す画像又はアバターを前記仮想空間に表示させることを特徴としている。
また、本発明の業務支援装置は、前記タスクフォース管理部が、前記要員の位置を示す情報(IC1)と前記要員の周囲の状況を示す情報とが重畳されたマップを前記仮想空間に表示させることを特徴としている。
本発明の業務支援方法は、プラントの稼働のために必要な業務を支援する業務支援方法であって、前記プラントからデータを取得して管理する第1ステップと、前記第1ステップで管理されるデータと、前記プラントの正常状態を表す正常モデル(M1)及び前記プラントの異常状態を表す異常モデル(M2)とを用い、前記プラントの異常の可能性を判定する第2ステップ(S12、S15)と、前記第2ステップの判定結果を外部に通知する第3ステップ(S13)とを有することを特徴としている。
また、本発明の業務支援方法は、前記第2ステップの判定結果に基づいて、前記正常モデル又は前記異常モデルを新たに構築し、或いは既に構築されている前記正常モデル又は前記異常モデルを更新する第4ステップ(S18)を有することを特徴としている。
また、本発明の業務支援方法は、前記第1ステップで管理されるデータを用いて前記プラントの稼働のために必要な業務に携わる要員(W1〜W3)が意思疎通を図る仮想空間(WG)を作成し、前記要員によって操作される端末装置(T1〜T3)に前記仮想空間を表示させる第5ステップを有することを特徴としている。
本発明によれば、データ管理部で管理されるデータと、モデル管理部で管理される正常モデルM1及び異常モデルM2とを用い、アノマリー判定部15がプラントの異常の可能性を判定し、アノマリー通知部がアノマリー判定部の判定結果を外部に通知するようにしている。これにより、プラントの異常の兆候を知ることができるため、適切な処置を行えばプラントの停止を避けることが可能であるという効果がある。
また、データ管理部で管理されるデータを用いてプラントの稼働のために必要な業務に携わる要員が意思疎通を図る仮想空間を作成し、これらの要員によって操作される端末装置に仮想空間を表示するようにしている。これにより、プラントの稼働のために必要な業務に携わる要員の意思疎通を円滑に図ることができ、例えばプラントを停止させる場合であっても停止時間を極力短縮することが可能であるという効果がある。
本発明の一実施形態による業務支援装置を備える業務支援システムの全体構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態による業務支援装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による業務支援装置に設けられるCG情報処理部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による業務支援装置で用いられるモデル情報を説明するための図である。 本発明の一実施形態において端末装置に表示される作業画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態において端末装置に表示されるマップの一例を示す図である。 本発明の一実施形態において作業画面に設けられたコミュニケーション可視化領域及びタイムライン表示領域の具体的な表示例を示す図である。 本発明の一実施形態における作業手順書の作成方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による業務支援装置で行われる異常判定動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による業務支援システムの全体的な動作を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による業務支援装置及び業務支援方法について詳細に説明する。
〔業務支援システム〕
図1は、本発明の一実施形態による業務支援装置を備える業務支援システムの全体構成を模式的に示す図である。図1に示す通り、業務支援システムSY1は、センサ群SG、プラント制御システムSY2、操作監視パネルPN、端末装置T1〜T4、カメラCM、及び業務支援装置1を備えており、プラントの稼働のために必要な業務を支援するシステムである。
ここで、図1においては、プラントの稼働のために必要な業務に携わる要員として、作業員(エンジニア)W1、運転員(オペレータ)W2、及び管理者(プラントマネージャ)W3を図示している。作業員W1は、プラントの現場FDに設けられた各種機器や設備の保守及び点検の業務を行う。運転員W2は、プラントの一角に設けられた制御室CRにおいて、操作監視パネルPNを用いてプラントの稼働状況の監視及び運転の業務を行う。管理者W3は、オフィス(管理センター)OFに待機しており、必要に応じて作業員W1又は運転員W2に指示や承認を与える業務を行う。
上記のプラントとしては、化学等の工業プラントの他、ガス田や油田等の井戸元やその周辺を管理制御するプラント、水力・火力・原子力等の発電を管理制御するプラント、太陽光や風力等の環境発電を管理制御するプラント、上下水やダム等を管理制御するプラント等が挙げられる。
センサ群SGは、プラントの現場FDに設置された複数のセンサ(例えば、フィールド機器)を表している。プラント制御システムSY2は、分散制御システム(DCS)及びプラント資産管理システム(PAM)を備えており、プラントの自動操業を行うとともにプラントの維持管理を行う。操作監視パネルPNは、制御室CRに設置されており、プラント制御システムSY2から得られる監視情報を表示するとともに、運転員W2からの指示をプラント制御システムSY2に送信する。これらセンサ群SG、プラント制御システムSY2、及び操作監視パネルPNは、プラントに敷設された有線のネットワークN1を介して業務支援装置1に接続されている。
端末装置T1〜T3は、例えばタブレット型の端末装置であり、端末装置T4は、例えばノート型又はデスクトップ型の端末装置である。図1に示す通り、端末装置T1は作業員W1によって操作され、端末装置T2は運転員W2によって操作され、端末装置T3,4は管理者W3によって操作されるものとする。カメラCMは、プラントの現場FDに設置された監視用のカメラである。端末装置T4は、有線のネットワークN2を介して業務支援装置1に接続されており、端末装置T1〜T3及びカメラCMは、プラントに設けられた無線のネットワークN3を介して業務支援装置1に接続されている。
業務支援装置1は、ネットワークN1,N2,N3を介して得られるデータを用いて、プラントの稼働のために必要な業務を支援する。例えば、業務支援装置1は、プラントの異常の可能性を判定し、その判定結果を端末装置T1〜T4に送信することで、プラントの異常の兆候を作業員W1、運転員W2、及び管理者W3に通知する。この通知により、プラントの停止を回避してプラントの稼働を継続させるための業務が、作業員W1、運転員W2、及び管理者W3によって行われる。つまり、作業員W1、運転員W2、及び管理者W3の業務が、業務支援装置1によって支援される。また、業務支援装置1は、作業員W1、運転員W2、及び管理者W3が意思疎通を円滑に行うことができる環境を提供することで、各々の業務を正確且つ迅速に行うことができるように支援する。
〔業務支援装置〕
図2は、本発明の一実施形態による業務支援装置の要部構成を示すブロック図である。尚、図2においては、図1に示す構成に相当する構成には同じ符号を付してある。図2に示す通り、本実施形態の業務支援装置1は、通信部11、プラントネットワーク通信部12、データ管理部13、モデル管理部14、アノマリー判定部15、アノマリー通知部16、及びタスクフォース管理部17を備える。
通信部11は、プラント設置されたカメラCM及び端末装置T1〜T4(作業員W1、運転員W2、及び管理者W3によって操作される端末装置)との間で通信を行う。この通信部11は、例えば無線アクセスポイントの機能を有する。このため、通信部11は、図1に示す無線のネットワークN3を介して端末装置T1〜T3及びカメラCMと通信を行うことが可能である。プラントネットワーク通信部12は、図1に示すネットワークN1に接続され、ネットワークN1を介してプラント制御システムSY2及び操作監視パネルPN等と通信を行う。
データ管理部13は、CG情報処理部21、設備由来情報管理部22、作業情報管理部23、ユーザ情報管理部24、及びアラーム情報管理部25を備えており、業務支援装置1で用いられる各種データ(情報)を管理する。CG情報処理部21は、端末装置T1〜T4から送信されてくる情報に応じて、端末装置T1〜T4に表示させるべきCG(コンピュータグラフィックス)画像を作成する。例えば、CG情報処理部21は、3次元のCG画像を作成する。尚、CG情報処理部21は、2次元のCG画像を作成しても良く、写真や動画が一部又は全部に挿入された画像を作成しても良い。詳細は後述するが、CG情報処理部21は、タスクフォース管理部17と協働して、作業員W1、運転員W2、及び管理者W3が意思疎通を図りつつ作業を行う作業画面(仮想空間)を作成し、作成した作業画面を端末装置T1〜T4に表示させる。
図3は、本発明の一実施形態による業務支援装置に設けられるCG情報処理部の内部構成を示すブロック図である。図3に示す通り、CG情報処理部21は、CGリアルタイム操作処理部41、CG空間情報処理部42、及びログ管理部43を備える。CGリアルタイム操作処理部41は、マスタサーバ41a、ゲームサーバ41b、及びファシリテータ41cを備えており、ネットワークゲームと同様に、端末装置T1〜T4に表示させるべきCG画像をリアルタイムに作成する。具体的に、CGリアルタイム操作処理部41は、端末装置T1〜T4からから送信されてくる操作情報を処理し、CG空間情報処理部42から出力されるCGマップ情報を受け入れ、操作空間に表示する。また、CGリアルタイム操作処理部41は、作業員W1、運転員W2、或いは管理者W3の操作によって空間情報が更新された場合には、CG空間情報処理部42にその内容を出力する。
CG空間情報処理部42は、位置情報識別部42a、画像加工部42b、及びCGマップ情報部42cを備えており、空間情報を構築する。具体的に、CG空間情報処理部42は、データ管理部13に設けられた他の情報管理部(設備由来情報管理部22〜アラーム情報管理部25)からの情報を受け入れ、その情報が位置情報と結び付けられているかを確認する。また、CG空間情報処理部42は、受け入れた情報がマップ作成目的の画像である場合には、画像を組み合わせてCGオブジェクト化してCGマップ情報部42cに出力する。また、CG空間情報処理部42は、異常等の情報が付帯されているときには、表示するための情報を位置情報とともにCGリアルタイム操作処理部41に出力し、リアルタイムで動いているCG空間を更新する。ログ管理部43は、CGリアルタイム操作処理部41で処理される時系列情報、及びCG空間情報処理部42で処理される時系列情報を記録して管理する。
設備由来情報管理部22は、プラントに設けられた設備等に由来する情報(第1データ)を管理する。具体的に、設備由来情報管理部22は、プラントに設けられた設備に関する情報である設備情報を位置情報とともに管理する。また、設備由来情報管理部22は、通信部11又はプラントネットワーク通信部12を介して収集されるプロセス情報、音情報、及び画像情報等を位置情報とともに管理する。
また、設備由来情報管理部22は、例えば以下に示す処理を行う。
・センサ群SG(図1参照)からの情報を受け取り、定常状態との差分を計算する
・ログ管理部43で蓄積されているモデル情報を差分計算のために取得する
・CG情報処理部21にセンシング情報を出力する
・ログ管理部43に時系列情報を出力する
作業情報管理部23は、プラントの現場FDで作業する作業員W1によって入力された情報(第2データ)を管理する。具体的に、作業情報管理部23は、作業員W1によって端末装置T1に入力された気づきデータ(作業員W1が作業中に気にかかった事項を示すデータ)を位置情報とともに管理する。また、作業情報管理部23は、プラントの現場FDで作業員W1によって行われた作業の内容を示す作業ログを位置情報とともに管理する。尚、これら位置情報は、作業員W1が端末装置T1に対して気づきデータ及び作業ログの入力を行った位置を示す情報である。また、作業情報管理部23は、上記の気づきデータをリスト化してログ管理部43に出力する。
ユーザ情報管理部24は、ユーザ(作業員W1、運転員W2、及び管理者W3)によって業務支援装置1が適切に利用されるようにするため、ユーザに関する各種情報であるユーザ情報を管理する。具体的に、ユーザ情報管理部24は、ユーザによる業務支援装置1の利用権限を示す利用権限情報、及びユーザ毎の各種設定情報(例えば、画面表示を設定する設定情報)を管理する。アラーム情報管理部25は、業務支援装置1で生成されるアラーム情報を管理する。具体的に、アラーム情報管理部25は、アノマリー通知部16等から通知されるアラーム情報を受け、CG情報処理部21等に出力する。
モデル管理部14は、プラントの正常状態を表す正常モデルM1及びプラントの異常状態を表す異常モデルM2のモデル情報を管理する。このモデル情報は、アノマリー判定部15がプラントの異常の可能性を判定する際に、アノマリー判定部15の要求に従って用いられる情報である。また、モデル管理部14は、アノマリー判定部15の判定結果に従って、正常モデルM1又は異常モデルM2を新たに構築し、或いは既に構築されている正常モデルM1又は異常モデルM2を更新する処理を行う。
ここで、アノマリー判定部15の判定結果は、プラントが正常である旨を示すものとプラントが異常である旨を示すものとに明確に分かれるとは限らず、プラントが正常であるとも異常であるとも判定できないものである旨を示すものである場合がある。アノマリー判定部15の判定結果がこのようなものである場合には、モデル管理部14は、プラントの運転員W2又は管理者W3からの指示に基づいて、正常モデルM1又は異常モデルM2を新たに構築し、或いは既に構築されている正常モデルM1又は異常モデルM2を更新する。
図4は、本発明の一実施形態による業務支援装置で用いられるモデル情報を説明するための図である。尚、図4(a)はモデルの構築方法の一例を説明するための図であり、図4(b)はモデル情報の内容の一例を示す図である。モデル管理部14は、プラントから得られる複数種類の情報を用いて、プロセス毎のモデルを構築する。図4(a)に示す例では、3種類の時系列データ(圧力データ、画像データ、音データ)を用いて、3つのプロセス(「プロセスA」、「プロセスB」、「プロセスC」)のモデルを構築する例を図示している。
例えば、「プロセスA」のモデルを構築する場合には、モデル管理部14は、まず「プロセスA」についての圧力データ、画像データ、及び音データを収集する。次に、モデル管理部14は、必要に応じて収集した各データの特徴を抽出する処理を行い、各データを圧縮する処理を行う。続いて、モデル管理部14は、各データの相関(或いは、抽出された各データの特徴の相関)をとる処理を行い、得られた相関値を「プロセスA」のモデルとする。このようにして構成された「プロセスA」のモデルは、アノマリー判定部15の判定結果に応じて(或いは、プラントの運転員W2又は管理者W3からの指示に基づいて)、正常モデルM1又は異常モデルM2に仕分けられる。尚、「プロセスB」,「プロセスC」のモデルも同様の処理によって構築される。
図4(b)に示す通り、モデル管理部14で管理されるモデル情報は、モデルに付随する情報が格納されるフィールドF1、モデルが格納されるフィールドF2、及びモデルに付加される情報が格納されるフィールドF3を有する。フィールドF1には、「整理番号」、「位置情報」、「時間情報」、及び「リンク情報」等が格納される。フィールドF2には、例えば図4(a)を用いて説明した方法でモデル管理部14によって構築されたモデル(「プロセスA」、「プロセスB」,「プロセスC」のモデル)が格納される。フィールドF3には、「ユーザ情報」、「コメント」、及び「評価情報」等が格納される。
上記「整理番号」は、モデル情報の管理や検索を容易にするために、モデル情報の各々に付される一意に定められる番号である。上記「位置情報」は、フィールドF2に格納されるモデルが、プラント内のどの場所におけるモデルであるのかを示す情報である。上記「時間情報」は、フィールドF2に格納されるモデルが更新された時間(更新履歴)を示す情報である。上記「リンク情報」は、プラントの異常が生じた場合に起こり得る状況(想定イベント)がデータ管理部13で管理されている場合に、その想定イベントを呼び出すための情報である。
上記「ユーザ情報」は、「コメント」を入力したユーザを特定する情報である。この「ユーザ情報」は、例えばユーザの氏名であっても良く、ユーザの各々に一意に割り当てられたユーザIDであっても良い。上記「コメント」は、プラントの現場FDで作業する作業員W1によって入力され、作業員W1が作業中に感じた事柄を示す情報(第2データ)である。上記「評価情報」は、「コメント」の内容を参照した人によって入力され、例えば「コメント」が有用であったか否か、或いは正しかったか否か等を評価するための情報である。
アノマリー判定部15は、データ管理部13で管理されるデータと、モデル管理部14で管理されるモデル情報(正常モデルM1及び異常モデルM2)とを用い、プラントの異常の可能性を判定する。例えば、アノマリー判定部15は、データ管理部13から複数種類の情報(例えば、4(a)に示す圧力データ、画像データ、音データ)を取得して相関を求め、得られた相関値と、モデル管理部14から取得した正常モデルM1及び異常モデルM2とを比較することによって、プラントの異常の可能性を判定する。尚、アノマリー判定部15は、データ管理部13から取得したデータの一定時間内における変化点の数(或いは、偏差の大きさ)が、予め設定された許容値内に収まっているか否かに基づいて、プラントの異常の可能性を判定することも可能である。
アノマリー判定部15は、プラントの異常の可能性を判定した場合には、判定に用いたデータ(データ管理部13から取得したデータ)をまとめてモデル管理部14に出力するとともに、その判定結果をモデル管理部14に出力する。また、アノマリー判定部15は、プラントの異常の可能性を判定した場合には、その判定結果をアノマリー通知部16に出力する。
アノマリー通知部16は、アノマリー判定部15から出力される判定結果を外部に通知する。具体的に、アノマリー通知部16は、アノマリー判定部15から出力される判定結果が異常を示すものである場合には、異常が生じた旨を示すアラームを異常が生じた場所を示す位置情報とともに端末装置T1〜T4に送信する。また、アノマリー通知部16は、端末装置T1〜T4に送信したアラームをデータ管理部13のアラーム情報管理部25にも出力する。
タスクフォース管理部17は、CG情報処理部21と協働して、ユーザが意思疎通を図りつつ作業を行う作業画面(仮想空間)を作成し、作成した作業画面を端末装置T1〜T4に表示させる。このタスクフォース管理部17は、タイムライン処理部31、手順書作成部32、及びログ保管部33を備えており、データ管理部13で管理されるデータを用いて、上記作業画面を作成する。尚、図2に示す例では、CG情報処理部21とタスクフォース管理部17とが別々に設けられる構成を図示しているが、タスクフォース管理部17は、CG情報処理部21に内包されていても良い。
タイムライン処理部31は、ユーザによって行われる会話を作業画面に表示させる処理を行う。具体的に、タイムライン処理部31は、端末装置T1〜T4から送信されてきたメッセージ(作業員W1、運転員W2、及び管理者W3が端末装置T1〜T4を操作して入力したメッセージ)を、送信された順に作業画面に表示させる。このとき、タイムライン処理部31は、データ管理部13のユーザ情報管理部24で管理されるユーザ情報を取得し、メッセージを入力したユーザを特定する処理を行う。
手順書作成部32は、ユーザからの指示に基づいてプラントで行われる作業の手順を示す作業手順書を作業画面に表示させつつ作成する処理を行う。具体的に、手順書作成部32は、CG情報処理部21等からのデータを作業手順書に表示可能な形式に変換する処理、端末装置T1〜T4から送信されてきたメッセージを作業手順書に入力する処理、その他の処理を行って作業手順書を作成する。
ログ保管部33は、作業画面に表示された会話(メッセージ)の内容及び作業手順書を保管する。また、ログ保管部33は、前回行われた作業と今回行われる作業とが同じ場所の作業である場合には、ユーザが素早く簡単に作業内容を選択できるようなリストを提供する。尚、ログ保管部33から提供されるリストは、手順書作成部32によって表示される。そして、ユーザの操作によって選択された作業内容がログ保管部33から読み出される。
図5は、本発明の一実施形態において端末装置に表示される作業画面の一例を示す図である。図1に示す通り、作業画面WGには、マップ表示領域R1、各種情報表示領域R2、コミュニケーション可視化領域R3、タイムライン表示領域R4、情報入力領域R5、設備状況表示領域R6、及び作業手順書領域R7が設けられている。尚、以下では、理解を容易にするため、プラントの現場FDで作業する作業員W1によって操作される端末装置T1に表示される作業画面WGを例に挙げて説明する。
マップ表示領域R1は、端末装置T1(作業員W1)の位置を示す情報と、その周囲の状況を示す情報とが重畳されたマップ(例えば、2次元のマップ)が表示される領域である。マップ表示領域R1に表示されるマップは、業務支援装置1のタスクフォース管理部17で作成され、端末装置T1〜T4毎に異なるものが作成される。尚、マップ表示領域R1に表示されるマップは、3次元のマップであっても良い。
図6は、本発明の一実施形態において端末装置に表示されるマップの一例を示す図である。図6(a)に示す通り、端末装置T1に表示されるマップは、端末装置T1(作業員W1)の位置を示す情報が矢印形状のアイコンIC1で示されており、端末装置T1(作業員W1)の周囲に設置されている設備が単純な図形(例えば、矩形形状の図形)で示されたものである。
マップ表示領域R1に表示されたマップは、作業員W1の操作に応じて拡大及び縮小が可能である。例えば、作業員W1が、図6(a)に示すマップ内の領域Xを選択して拡大する操作(例えば、ピンチアウト操作)を行うと、図6(b)に示す通り、領域Xがマップ表示領域R1に拡大表示される。尚、図6(b)において、吹き出しの中に感嘆符「!」が付されたアイコンIC2が表示されている部分は、設備の詳細情報(例えば、設備の部品を示す情報)が確認できる部分であることを表している。作業員W1がアイコンIC2の何れかを選択する操作(例えば、タップ操作)を行うと、選択されたアイコンIC2が表示されている部分の詳細情報が、各種情報表示領域R2或いは設備状況表示領域R6に表示される。
各種情報表示領域R2は、作業画面WGを用いて作業を行う際に有用な各種の情報が表示される領域である。例えば、図6(b)に示したアイコンIC2が選択された場合に、そのアイコンIC2が表示されている部分の詳細情報が、数値又はテキストによって表示される。尚、各種情報表示領域R2に表示される情報は、任意の情報であって良く、その表示形式も任意で良い。
コミュニケーション可視化領域R3は、ユーザの外観を示す画像又はアバターが表示され、メッセージの送信先の特定、並びにメッセージの送信元及び送信先の把握を容易にするために設けられる領域である。図4に示す例では、4人のユーザ(ユーザA〜ユーザD)のアバターが表示されている。作業員W1が、コミュニケーション可視化領域R3に表示されたユーザのうち、メッセージを送信するユーザを少なくとも1人を選択する操作を行うと、メッセージの送信先が特定される。コミュニケーション可視化領域R3の表示内容は、業務支援装置1のタスクフォース管理部17で作成され、基本的に端末装置T1〜T4には同じものが作成される。
タイムライン表示領域R4は、ユーザによって行われる会話(ユーザ間で送受信されるメッセージ)が時系列で表示される領域である。このタイムライン表示領域R4には、メッセージの送信元及び送信先を示す情報が対応付けられたメッセージが1行毎に順次表示される。タイムライン表示領域R4に表示されるメッセージは、例えばタイムライン表示領域R4の下の行に表示されるものほど新しいメッセージである。
図7は、本発明の一実施形態において作業画面に設けられたコミュニケーション可視化領域及びタイムライン表示領域の具体的な表示例を示す図である。尚、図7に示す例において、コミュニケーション可視化領域R3に表示されている4人のユーザ(ユーザA〜ユーザD)のアバターのうち、ユーザDのアバターは、作業員W1の外観を示すアバターであるものとする。
作業員W1が、コミュニケーション可視化領域R3に表示されたユーザDからユーザAに向かって画面をなぞるとともに、ユーザDからユーザCに向かって画面をなぞる操作を行ったとする。すると、コミュニケーション可視化領域R3には、ユーザDのアバターからユーザAのアバターに延びる矢印A1と、ユーザDのアバターからユーザCのアバターに延びる矢印A2とが表示される。これらの矢印A1,A2によって、作業員W1は、メッセージの送信元及び送信先を容易に把握することができる。
また、上記の操作を行った後で、作業員W1が、図5に示す情報入力領域R5にメッセージを入力すると、タイムライン表示領域R4には、図7に示すメッセージMSが表示される。メッセージMSのコロン記号「:」の左側における「D→A,C」なる表示は、メッセージの送信元がユーザDであり、メッセージの送信先がユーザA,Dであること意味している。また、メッセージMSのコロン記号「:」の右側の括弧で括られた部分はメッセージを表している。このため、作業員W1が、タイムライン表示領域R4の表示内容を参照すれば、メッセージの送信元及び送信先並びにメッセージの内容を容易に把握することができる。
また、図7に示す通り、タイムライン表示領域R4は、作業員W1の操作によって複数のタイムライン表示領域R41,R42に分割可能である。このため、例えば複数人のユーザで行われる会話が途中で複数の話題に分かれた場合には、タイムライン表示領域R4をタイムライン表示領域R41,R42に分割して、メッセージを話題毎に分けることも可能である。
情報入力領域R5は、作業員W1が端末装置T1を操作してメッセージを入力する領域である。この情報入力領域R5には、定型文選択タブTBが設けられており、定型文の入力を容易に行うことが可能である。尚、端末装置T1が音声入力を可能とする入力補助機能を備えていれば、作業員W1は、端末装置T1を操作することなく音声でメッセージを情報入力領域R5に入力することが可能である。
設備状況表示領域R6は、プラントに設けられた設備のCG画像、プラントに設けられた設備の操作に必要な情報や注意すべき情報、或いは作業手順書を作成する上で必要となる情報等が表示される領域である。図5に示す例では、配管のCG画像と、配管の曲がり部(破線で囲われた部分)についての注意事項及び事故例等が表示されている。尚、設備状況表示領域R6に表示されるCG画像は、CG情報処理部21(図2参照)によって作成される。
作業手順書領域R7は、ユーザからの指示に基づいてプラントで行われる作業の手順を示す作業手順書を作成するために用いられる領域である。作業画面WGが端末装置T1に表示された時点では、作業手順書領域R7には空の作業手順書(作業手順が全く格納されていない初期状態の作業手順書)が表示される。尚、図5に示す例では、空の作業手順書が作業手順書領域R7に表示されている状態を図示している。
図8は、本発明の一実施形態における作業手順書の作成方法を説明するための図である。作業手順書は、ユーザが作業画面WGに表示されている画像や図を作業手順書領域R7に移動させる操作(ドラッグ・アンド・ドロップ操作)を行い、或いはユーザが文字列を作業手順書領域R7に入力する操作を繰り返し行うことによって作成される。作業手順書は、1人のユーザが単独で作成することも、複数人のユーザが協働して作成することも可能である。
複数人のユーザによって作業手順書が作成される場合には、上記の操作が作業手順書の作成に携わるユーザによってそれぞれ行われる。例えば、端末装置T1の作業画面WGに表示されている画像や図を作業手順書領域R7に移動させる操作が作業員W1によって行われ、端末装置T2の作業画面WGに表示されている画像や図を作業手順書領域R7に移動させる操作が運転員W2によって行われる。
ここで、図8(a)に示す通り、作業手順書領域R7には空の作業手順書が表示されており、設備状況表示領域R6には配管に取り付けられた手動式のバルブを示すCG画像Vが表示されている場合を考える。尚、ユーザが、設備状況表示領域R6に表示されたCG画像Vをタッチする操作を行うと、設備状況表示領域R6には、バルブの回転方向を示す矢印A11,A12が表示されるものとする。
図8(b)に示す通り、ユーザが、設備状況表示領域R6に表示された矢印A11を選択し、選択した矢印A11を設備状況表示領域R6に表示された作業手順書に移動させる操作(ドラッグ・アンド・ドロップ操作OP1)を行ったとする。すると、図8(c)に示す通り、矢印A11が付されたCG画像Vと「バルブ(MV01)を半径回りに…(Open)」なるメッセージMS11とが、作業手順書の最初の欄の作業手順として格納される。ここで、上記のメッセージMS11は、図2に示すタスクフォース管理部17の手順書作成部32の処理によって、自動的に作成されたものである。
また、ユーザが文字列を入力する操作を行えば、図8(c)に示す通り、例えば「ゆっくりと回す」なるメッセージMS12を、作業手順書の最初の欄の注意事項として格納することができる。このような作業を繰り返し行って、作業手順書を順次作成していく。尚、データ管理部13のユーザ情報管理部24で管理されるユーザ情報を取得し、作業を行ったユーザ毎に作業手順書の各欄を色分け表示等すれば、どのユーザがどの作業を行ったかを容易に知ることができる。作業手順書の作成が終了した後に、例えば管理者W3が端末装置T3を操作して作業手順書の承認を行うことで作業手順書の作成が完成する。
尚、図5に示す作業画面WGに設けられた各領域(マップ表示領域R1〜作業手順書領域R7)は、ユーザの操作に応じて拡大され、縮小され、或いは重ね順が切り替えられる。このため、例えば作成された作業手順書に従って作業する場合には、ユーザは、作業手順書が表示される作業手順書領域R7を拡大して作業画面WGの一番手前側に表示することも可能である。
業務支援装置1は、例えばコンピュータやワークステーションによって実現される。以上説明した業務支援装置1の機能(通信部11〜タスクフォース管理部17)は、各々の機能を実現するためのプログラムが、コンピュータに設けられたCPU(中央処理装置)で実行されることによって実現される。つまり、業務支援装置における上記の機能は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することによって実現される。
ここで、上記の機能を実現するプログラムは、例えばCD−ROM又はDVD(登録商標)−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で配布され、或いはインターネット等の外部のネットワークを介して配布される。上記の機能は、記録媒体に記録されたプログラムを読み出してインストールすることにより、或いは外部ネットワークを介してダウンロードされたプログラムをインストールすることによりソフトウェア的に実現される。
〔業務支援システムの動作〕
次に、以上説明した業務支援システムSY1の動作について説明する。以下では、まず、業務支援装置1で行われるプラントの異常の可能性を判定する動作(異常判定動作)について説明し、次いで業務支援システムSY1の全体的な動作(全体動作)について説明する。
〈異常判定動作〉
図9は、本発明の一実施形態による業務支援装置で行われる異常判定動作を示すフローチャートである。尚、図9に示すフローチャートの処理は、業務支援装置1のアノマリー判定部15が、データ管理部13からデータを取得する度に(例えば、一定の時間間隔で)行われる。尚、プラントからのデータは、例えば予め規定された周期又は不定期でデータ管理部13によって取得されて管理されているものとする(第1ステップ)。
処理が開始されると、まずデータ管理部13から取得したデータを用いて、プラントの異常の可能性を判定する上で必要となる情報を求める処理がアノマリー判定部15で行われる(ステップS11)。例えば、データ管理部13から複数種類のデータ(例えば、4(a)に示す圧力データ、画像データ、音データ)を取得した場合には、これらの相関を求める処理がアノマリー判定部15で行われる。
次に、ステップS11で求めた情報とモデル管理部14から読み出した異常モデルM2とを比較し、プラントが異常状態であるか否かを判定する処理がアノマリー判定部15で行われる(ステップS12:第2ステップ)。プラントが異常状態であると判定された場合(ステップS12の判定結果が「異常」の場合)には、その判定結果がアノマリー通知部16に出力される。これにより、異常が生じた旨を示すアラームが、アノマリー通知部16から端末装置T1〜T4に送信されるとともに、データ管理部13のアラーム情報管理部25に出力される(ステップS13:第3ステップ)。尚、異常が生じた旨を示すアラームの送信等がされると図9に示すフローチャートの一連の処理は終了する。
これに対し、プラントが異常状態であるか否かが不明であると判定された場合(ステップS12の判定結果が「不明」の場合)には、データ管理部13から収集したデータを、未知データとしてモデル管理部14に保存する処理がアノマリー判定部15で行われる(ステップS14)。尚、モデル管理部14に保存されたデータは、新たなモデルを構築する際に用いられる。
次に、ステップS11で求めた情報とモデル管理部14から読み出した正常モデルM1とを比較し、プラントが正常状態であるか否かを判定する処理がアノマリー判定部15で行われる(ステップS15:第2ステップ)。プラントが正常状態であると判定された場合(ステップS15の判定結果が「正常」の場合)には、アノマリー通知部16からアラームが通知されることなく図9に示すフローチャートの一連の処理は終了する。
これに対し、プラントが正常状態であるとは言えないと判定された場合(ステップS15の判定結果が「正常とは言えない」の場合)には、その判定の根拠となる情報(例えば、統計数理解析結果)をモデル管理部14に保存する処理がアノマリー判定部15で行われる(ステップS16)。また、ステップS15の判定結果がアノマリー通知部16に出力され、これによりプラントが正常状態であるとは言えない旨を示す情報が運転員W2又は管理者W3に通知される(ステップS17)。
以上の通知がなされると、現場の状況を確認する作業が運転員W2又は管理者W3によって行われる。例えば、運転員W2又は管理者W3が、正常状態であるとは言えないと判定された場所に赴いて直接確認する作業、或いはプラントに設置されたカメラCMから得られる画像によって確認する作業が行われる。この作業を行うことによって、運転員W2又は管理者W3は、プラントが正常状態であるのか、又はプラントが異常状態であるのかを判断する。
以上の作業が終了すると、運転員W2又は管理者W3からの指示に基づいて、正常モデルM1又は異常モデルM2を新たに構築し、或いは既に構築されている正常モデルM1又は異常モデルM2を更新する処理がモデル管理部14で行われる(ステップS18:第4ステップ)。例えば、運転員W2又は管理者W3から、プラントが異常状態である旨の指示がなされた場合には、ステップS14でモデル管理部14に保存された収集データ(未知データとして保存されたデータ)を用いて異常モデルM2を構築する処理が行われる。他方、運転員W2又は管理者W3から、プラントが正常状態である旨の指示がなされた場合には、ステップS14でモデル管理部14に保存された収集データを用いて正常モデルM1を構築する処理が行われる。尚、正常モデルM1又は異常モデルM2を構築する処理が完了すると、図9に示すフローチャートの一連の処理は終了する。
以下、具体例を挙げて業務支援装置1で行われる異常判定動作を説明する。ここでは、タンクに貯蔵されている液体の色に基づいてプラントの異常の可能性を判定する例について説明する。タンクに貯蔵されている液体の色は、正常状態では赤色であり、異常状態では緑色であるとする。また、モデル管理部14には、「液体の色は赤である」という情報を有する正常モデルM1と、「液体の色は緑である」という情報を有する異常モデルM2とが管理されているものとする。
まず、タンクに貯蔵されている液体の色が緑色である旨を示すデータが、アノマリー判定部15に収集された場合を考える。この場合には、モデル管理部14で管理されている異常モデルM2が「液体の色は緑である」という情報を有するモデルであるため、異常モデルM2を用いて行われる判定処理(ステップS12)の判定結果は「異常」になる。すると、異常が生じた旨を示すアラームが、アノマリー通知部16から端末装置T1〜T4等に送信される(ステップS13)。このように、明らかに異常と判定できる場合には、アラームが通知される。
次に、タンクに貯蔵されている液体の色が橙色である旨を示すデータが、アノマリー判定部15に収集された場合を考える。この場合には、異常モデルM2を用いて行われる判定処理(ステップS12)の判定結果は「不明」になる。これは、モデル管理部14で管理されている異常モデルM2が「液体の色は緑である」という情報を有するモデルであり、異常と判定することができないためである。
また、正常モデルM1を用いて行われる判定処理(ステップS15)の判定結果は「正常とは言えない」になる。これは、モデル管理部14で管理されている正常モデルM1が「液体の色は赤である」という情報を有するモデルであり、正常と判定することができないためである。すると、プラントが正常状態であるとは言えない旨を示す情報が、アノマリー通知部16から運転員W2又は管理者W3に通知される(ステップS17)。
以上の通知に基づいて、運転員W2又は管理者W3が、タンクに貯蔵されている液体の色を確認して、プラントが正常状態であるのか、又はプラントが異常状態であるのかを判断する。この判断によって、運転員W2又は管理者W3が、プラントが異常状態である旨の指示を行った場合には、例えば異常モデルM2を構築する処理がモデル管理部14で行われ、プラントが正常状態である旨の指示を行った場合には、例えば正常モデルM1を構築する処理がモデル管理部14で行われる(ステップS18)。このように、正常又は異常と判定できない場合には、その旨が運転員W2又は管理者W3に通知され、運転員W2又は管理者W3の指示に基づいて、正常モデルM1又は異常モデルM2の構築等が行われる。
〈全体動作〉
図10は、本発明の一実施形態による業務支援システムの全体的な動作を説明するための図である。尚、図10においては、図1中に示した構成(要員)に相当する構成(要員)には同じ符号を付してある。プラントが稼働している間、プラントの現場FDに設置されたセンサ群SG及びカメラCMで得られたデータは、例えば予め規定された周期又は不定期で業務支援装置1によって収集されて管理される(ステップS21:第1ステップ)。また、プラントの現場で作業する作業員W1が端末装置T1を操作して入力したデータ(例えば、気づきデータ)も、業務支援装置1によって収集されて管理される(ステップS22:第1ステップ)。尚、これらのデータは、図2に示す通り、業務支援装置1の作業情報管理部23及びユーザ情報管理部24において位置情報とともに管理され、アノマリー判定部15の判定等に用いられる。
作業員W1が端末装置T1を操作して入力したデータは、管理者W3が操作する端末装置T3に送信される(ステップS23)。これにより、管理者W3は、作業員W1が発信した情報を知ることができる。管理者W3は、作業員W1と連絡をとるとともに、他の作業員W1(作業員W11,W12)と連絡をとり、端末装置T3を操作して業務支援装置1によって提供される仮想空間に作業員W1を招待する(ステップS24)。これにより、作業員W1が操作する端末装置T1及び管理者W3が操作する端末装置T3には、図5に示す作業画面WGが表示される(第5ステップ)。
作業員W1及び管理者W3は、端末装置T1及び端末装置T3をそれぞれ操作し、図7を用いて説明した方法で互いに意思疎通を図りながら、プラントで生ずる可能性のある異常を防止し、或いはプラントで生じた異常を解消するために必要な作業を検討する。そして、作業員W1及び管理者W3は、端末装置T1及び端末装置T3をそれぞれ操作し、図7を用いて説明した方法で互いに意思疎通を図りながら、図8を用いて説明した方法で作業手順書を作成する。作業手順書が作成されると、管理者W3は、端末装置T3を操作して作成された作業手順書の承認を行う。これにより、作業手順書の作成が完了する。
作業手順書の作成が完了すると、作成された作業手順書が、業務支援装置1から作業の関係者(例えば、図10中の作業員W1(W13))に送信される(ステップS25)。すると、作業員W13は、端末装置T1に表示された作業手順書を参照しながら、作業手順書に規定された手順で作業を行う。作業が完了すると、作業を行った作業員W13によって端末装置T1が操作され、作業報告書が作成される。この作業報告書は、作業員W13が操作する端末装置T1から管理者W3が操作する端末装置T3に送信される(ステップS26)。
作業報告書を受け取ると、管理者W3は作業報告書の内容から作業完了を確認した上で、端末装置T3を操作して最終承認を行う。尚、作業員W13によって行われた作業の作業記録は、業務支援装置1のデータ管理部13(作業情報管理部23)で管理される。このようにして、プラントで生ずる可能性のある異常を防止する作業、或いはプラントで生じた異常を解消するために必要な作業が行われる。
以下、具体例を挙げて業務支援システムSY1の全体動作を説明する。以下では、配管クリーニングの作業を終えてプラントを稼働させる際の全体動作(第1全体動作)、及び配管に穴があきそうな状況下における全体動作(第2全体動作)について説明する。
《第1全体動作》
プラントの定期的なメンテナンスで、作業員W1により配管クリーニングが行われたとする。具体的には、配管クリーニングの設備シーケンスと、それに伴う手順化された人間の作業により、配管クリーニングが行われたとする。配管クリーニングが完了すると、作業完了後の試運転が作業員W1によって行われる。
この試運転を行っている最中に、例えば作業員W1がいつもと若干違う音が発生した等の異常に気づいた場合には、作業員W1は端末装置T1を操作して、その気づきを端末装置T1に入力する。端末装置T1に入力された気づきを示すデータは、入力された時間及び位置を示す情報とともに、業務支援装置1の作業情報管理部23で管理される。また、例えば配管に取り付けられたセンサによって検出された配管の振動を示す時系列データや、カメラCMで撮影された配管の画像データは、業務支援装置1の設備由来情報管理部22で管理される。
設備由来情報管理部22及び作業情報管理部23で管理されるデータを取得すると、アノマリー判定部15は、取得されたデータから得られる情報と正常モデルとの乖離、及び作業員の気づきに基づいて、異常の疑いが高いと判定する。すると、この判定結果がアノマリー通知部16に出力され、アノマリー通知部16から管理者W3の端末装置T3にアラームが通知される。
アラームが通知されると、管理者W3は、配管クリーニングの現場にいる作業員W1、その設備に詳しい現場の作業員W1(例えば、図10に示す作業員W13)、及び制御室CRで作業を行っている運転員W2に連絡を取る。これにより、例えば、制御室CRで監視される配管の圧力が、いつもとは僅かに異なる挙動をしていることが4人の端末装置T1〜T3上で確認される。
疑わしい箇所の候補が作業員W13によって指摘され(或いは、アノマリー通知部16から通知され)、端末装置T1〜T3上でリスト化された後、端末装置T1〜T3を通じて他の3人のアドバイスを受けながら、現場で作業員W1が確認を行う。異常箇所の選定及び確認が作業員W1によって順次なされ、作業員W1はその後対処を完了する。例えば、フランジ部分のわずかな緩みに対処したところ、異常挙動が収まった場合には、対処を完了する。異常挙動が収まったことで、作業員W1によって異常箇所の特定がなされる。
異常箇所の位置情報及び業務支援装置1のデータ管理部13に一旦保存された情報は、例えば作業完了の操作をトリガーとして紐づけがなされてデータの束となる。このデータの束を用いて新たな異常モデルM2を構築する処理がモデル管理部14で行われる。構築された新たな異常モデルM2は、モデル管理部14で管理される。今後、同様の事象(いつもと若干違う音や振動)が生じた場合には、新たに構築された異常モデルM2によって異常と判定されることとなる。
《第2全体動作》
現場にいる作業員W1が、配管に設置された計器の指示値がいつもより若干低い値を示していることに気づき、またその付近でいつもと違う音がしていることにも気づいたとする。すると、作業員W1は端末装置T1を操作して、その気づきを端末装置T1に入力する。端末装置T1に入力された気づきを示すデータは、入力された時間及び位置を示す情報とともに、業務支援装置1の作業情報管理部23で管理される(図10中のステップS22)。
作業員W1が端末装置T1を操作して入力したデータは、業務支援装置1から管理者W3が操作する端末装置T3に送信される(図10中のステップS23)。これにより、管理者W3は、作業員W1が発信した情報(計器の指示値が異なり、異音がする旨を示す情報)を知ることができる。管理者W3は、端末装置T3を用いて配管の異常に詳しい作業員W1(作業員W11,W12)と連絡をとり、端末装置T3を操作して業務支援装置1によって提供される仮想空間に作業員W1を招待する(図10中のステップS24)。これにより、作業員W11,W12が操作する端末装置T1及び管理者W3が操作する端末装置T3には、図5に示す作業画面WGが表示される。
管理者W3及び作業員W11,W12が情報のやり取りをしたところ、今回問題にしている場所での実績はないが、別の場所で以前に配管に穴があいてしまった時の、穴があく前の様子に類似することが見出されたとする。これにより、管理者W3は、穴があく前に配管の対処を行うことを決定する。
管理者W3は、端末装置T3を操作して、業務支援装置1によって提供される仮想空間に作業員W1(気づきを入力した作業員)を招待する。そして、作業員W1,W11,W12は、端末装置T1,T2を操作して意思疎通を図りつつ、作業員W1の何れかが、現場の様子を表現しているCGを利用して作業手順書を作成する。作業手順書が作成されると、管理者W3は、端末装置T3を操作して作成された作業手順書の承認を行う。これにより、作業手順書の作成が完了する。
作成された作業手順書に従った作業(非定常作業)が行われる旨が、業務支援装置1から周辺設備の関係者に通知され、立ち入り禁止区域や臨時に設定された動線が、各自所持する端末に表示されるマップに反映される(図10のステップS25)。作業員W13は、端末装置T1に表示された作業手順書を参照しながら、作業手順書に規定された手順で作業を行う。作業が完了すると、作業を行った作業員W13によって端末装置T1が操作され、作業報告書が作成される。この作業報告書は、作業員W13が操作する端末装置T1から管理者W3が操作する端末装置T3に送信される(図10のステップS26)。
作業報告書を受け取ると、管理者W3は作業報告書の内容から作業完了を確認した上で、端末装置T3を操作して最終承認を行う。尚、作業員W13によって行われた作業の作業記録は、業務支援装置1のデータ管理部13(作業情報管理部23)で管理される。
以上の通り、本実施形態では、データ管理部13で管理されるデータと、モデル管理部14で管理される正常モデルM1及び異常モデルM2とを用い、アノマリー判定部15がプラントの異常の可能性を判定し、アノマリー通知部16がアノマリー判定部15の判定結果を外部に通知するようにしている。これにより、プラントの異常の兆候を知ることができるため、適切な処置を行えばプラントの停止を避けることが可能である。
また、本実施形態では、データ管理部13で管理されるデータを用いてプラントの稼働のために必要な業務に携わる要員(作業員W1、運転員W2、及び管理者W3)が意思疎通を図る仮想空間である作業画面WGを作成し、これらの要員によって操作される端末装置T1〜T3に作業画面WGを表示するようにしている。これにより、プラントの稼働のために必要な業務に携わる要員の意思疎通を円滑に図ることができる。このため、例えばプラントを停止させる場合であっても停止時間を極力短縮することが可能である。
以上、本発明の一実施形態による業務支援装置及び業務支援方法について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上述した業務支援装置1は、PA(プロセスオートメーション)分野、FA(ファクトリーオートメーション)分野、及びBA(ビルオートメーション)分野の何れの分野でも用いることができる。
例えば、PA分野では、石油・石化、化学プラント以外にも、連続プロセスやバッチ処理を行う製鉄所、食品工場、半導体工場等における管理及び異常検知に業務支援装置1を用いることができる。また、FA分野では、ロボットの活動状況の把握(具体的には、膨大なON/OFF制御のデータのようなデジタルデータと動作音等のアナログデータとの組み合わせを利用したモデルを利用したロボットの管理及び異常検知)に業務支援装置1を用いることができる。
BA分野では、ビル等の建造物の管理及び異常検知に業務支援装置1を用いることができる。また、ビルに限らず、遊園地、プール、スキー場、ゴルフ場といったレジャー施設、農場や養殖場等の設備、鉄道、道路、電気等のインフラ系、博物館や書物庫等の公共施設にも業務支援装置1を用いることができる。
1 業務支援装置
13 データ管理部
14 モデル管理部
15 アノマリー判定部
16 アノマリー通知部
17 タスクフォース管理部
31 タイムライン処理部
32 手順書作成部
33 ログ保管部
IC1 アイコン
M1 正常モデル
M2 異常モデル
T1 端末装置
T2 端末装置
T3 端末装置
W1 作業員
W2 運転員
W3 管理者
WG 作業画面

Claims (12)

  1. プラントの稼働のために必要な業務を支援する業務支援装置であって、
    前記プラントから得られるデータを管理するデータ管理部と、
    前記プラントの正常状態を表す正常モデル及び前記プラントの異常状態を表す異常モデルを管理するモデル管理部と、
    前記データ管理部で管理されるデータと前記モデル管理部で管理される前記正常モデル及び前記異常モデルとを用い、前記プラントの異常の可能性を判定するアノマリー判定部と、
    前記アノマリー判定部の判定結果を外部に通知するアノマリー通知部と
    を備えることを特徴とする業務支援装置。
  2. 前記モデル管理部は、前記アノマリー判定部の判定結果に従って、前記正常モデル又は前記異常モデルを新たに構築し、或いは既に構築されている前記正常モデル又は前記異常モデルを更新することを特徴とする請求項1記載の業務支援装置。
  3. 前記モデル管理部は、前記アノマリー判定部の判定結果が、前記プラントが正常であるとも異常であるとも判定できないものである場合に、前記プラントの運転員又は管理者からの指示に基づいて、前記正常モデル又は前記異常モデルを新たに構築し、或いは既に構築されている前記正常モデル又は前記異常モデルを更新することを特徴とする請求項2記載の業務支援装置。
  4. 前記プラントから得られるデータは、前記プラントに設置された機器から得られる第1データと、前記プラントで作業する作業員によって操作される端末装置から得られる第2データとを含むことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の業務支援装置。
  5. 前記モデル管理部は、前記正常モデル及び前記異常モデルの少なくとも一方に前記第2データを付加したものを管理することが可能であることを特徴とする請求項4記載の業務支援装置。
  6. 前記データ管理部で管理されるデータを用いて前記プラントの稼働のために必要な業務に携わる要員が意思疎通を図る仮想空間を作成し、前記要員によって操作される端末装置に前記仮想空間を表示させるタスクフォース管理部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の業務支援装置。
  7. 前記タスクフォース管理部は、前記要員によって行われる会話の内容を前記仮想空間に表示させるタイムライン処理部と、
    前記要員からの指示に基づいて前記プラントで行われる作業の手順を示す手順書を前記仮想空間に表示させつつ作成する手順書作成部と、
    前記仮想空間に表示された前記会話の内容及び前記手順書を保管するログ保管部と
    を備えることを特徴とする請求項6記載の業務支援装置。
  8. 前記タスクフォース管理部は、前記要員の外観を示す画像又はアバターを前記仮想空間に表示させることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の業務支援装置。
  9. 前記タスクフォース管理部は、前記要員の位置を示す情報と前記要員の周囲の状況を示す情報とが重畳されたマップを前記仮想空間に表示させることを特徴とする請求項6から請求項8の何れか一項に記載の業務支援装置。
  10. プラントの稼働のために必要な業務を支援する業務支援方法であって、
    前記プラントからデータを取得して管理する第1ステップと、
    前記第1ステップで管理されるデータと、前記プラントの正常状態を表す正常モデル及び前記プラントの異常状態を表す異常モデルとを用い、前記プラントの異常の可能性を判定する第2ステップと、
    前記第2ステップの判定結果を外部に通知する第3ステップと
    を有することを特徴とする業務支援方法。
  11. 前記第2ステップの判定結果に基づいて、前記正常モデル又は前記異常モデルを新たに構築し、或いは既に構築されている前記正常モデル又は前記異常モデルを更新する第4ステップを有することを特徴とする請求項10記載の業務支援方法。
  12. 前記第1ステップで管理されるデータを用いて前記プラントの稼働のために必要な業務に携わる要員が意思疎通を図る仮想空間を作成し、前記要員によって操作される端末装置に前記仮想空間を表示させる第5ステップを有することを特徴とする請求項10又は請求項11記載の業務支援方法。
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