JP4998355B2 - 組合せ端子 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端子を組み合わせて構成される組合せ端子に関するものである。
例えば、アース用の端子は、ボルトを通すボルト孔を有する板状の端子基部とその端子基部から突出して電線に接続される電線接続部とを備えた端子によって構成されている。このうち、特許文献1に記載のものは、中心にボルト孔を有する平面視略円形の端子基部と、端子基部から径方向外向きに突出する電線接続部とで構成されている。そして、複数の端子基部が厚み方向に重ねられ、その中心にボルト孔が連通して整合する設定とされている。この場合、各電線接続部は互いの干渉を回避するべく円弧に並んで配置され、各電線接続部から延びた複数の電線が放射状に広がるようになっている。
また、特許文献2に記載のものは、略方形のボルト孔を有する平面視略矩形の端子基部と、端子基部の幅方向の一側から突出する電線接続部とで構成されている。そして、一対の端子基部がそれぞれ電線接続部を幅方向の両側に配しつつ互いに略対称に向き合った状態からスライド装着されることにより、両端子基部が互いに厚み方向に重ねられかつボルト孔同士が整合して組み合わされる。さらに、ボルト孔を高さ方向に整合させながら複数対の端子基部を積み重ねることも可能とされている。
特開2006−40759公報(第1図) 特開2001−143804公報(第12図)
特許文献1に記載のものでは、各電線接続部が円弧に並んで配置され、複数の電線が放射状に広がるため、周方向のスペースを大きくとってしまうという事情がある。
また、特許文献2に記載のものでは、各電線接続部が高さ方向(端子基部の厚み方向)に並んで配置されるため、高さ方向の大型化を避け得ないという事情がある(図13(A)を参照)。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コンパクトにまとまった組合せ端子を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、幅方向に延びた長孔を有する板状の端子基部と、前記端子基部から幅方向と交差する方向に突出して電線に接続される電線接続部とを備えた複数の端子によって構成され、各端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置され、かつ各長孔が厚み方向に連通してボルトを挿通可能なボルト通し孔を形成しており、前記各電線接続部は前記各端子基部の幅方向の一側から突出して形成され、各端子は前記各電線接続部を幅方向の一側に寄せて組み合わされている構成としたところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされた各端子基部に対し、これら端子基部の全幅内に収まる態様で厚み方向に重ねられるとともに、前記ボルト通し孔と連通可能な第2の長孔を有する板状の第2の端子基部と、前記第2の端子基部から幅方向と交差する方向に突出して電線に接続されるとともに、前記同じ側を向いて幅方向に並んで配置された各電線接続部に対し、これら電線接続部の全幅内に収まる態様で同じ側を向いて配置される第2の電線接続部とを備えた第2の端子を含み、前記第2の電線接続部は、厚み方向で隣接する前記電線接続部との干渉を回避するべくクランク状に屈曲する形態であるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記第2の端子が複数用意され、前記第2の長孔は幅方向に延びた形状をなし、各第2の端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各第2の電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置され、かつ各第2の長孔が厚み方向に連通するところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記各第2の電線接続部は前記各第2の端子基部の幅方向の一側から突出して形成され、各端子及び各第2の端子は前記各電線接続部及び前記各第2の電線接続部を幅方向の一側に寄せて組み合わされており、前記第2の端子基部に厚み方向に重ねられるとともに、前記第2の長孔と連通可能な第3の長孔を有する板状の第3の端子基部と、前記第3の端子基部から幅方向に交差する方向に突出して電線に接続されるとともに、前記同じ側を向いて幅方向の一側に配置された前記各電線接続部及び前記各第2の電線接続部に対し、これら電線接続部とは反対側である幅方向の他側に同じ側を向いて配置される第3の電線接続部とを備えた第3の端子を含むところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記第3の端子が複数用意され、前記第3の長孔は幅方向に延びた形状をなし、各第3の端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各第3の電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置され、かつ各第3の長孔が厚み方向に連通するところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされた各第3の端子基部に対し、これら第3の端子基部の全幅内に収まる態様で厚み方向に重ねられるとともに、前記第3の長孔と連通可能な第4の長孔を有する板状の第4の端子基部と、前記第4の端子基部から幅方向と交差する方向に突出して電線に接続されるとともに、前記同じ側を向いて幅方向に並んで配置された前記各第3の電線接続部に対し、これら電線接続部の全幅内に収まる態様で同じ側を向いて配置される第4の電線接続部とを備えた第4の端子を含み、前記第4の電線接続部は、厚み方向で隣接する前記第3の電線接続部との干渉を回避するべくクランク状に屈曲する形態であるところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、第4の端子が複数用意され、前記第4の長孔は幅方向に延びた形状をなし、各第4の端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各第4の電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置され、かつ各第4の長孔が厚み方向に連通するところに特徴を有する。
請求項の発明は、請求項に記載のものにおいて、前記端子基部、前記第2の端子基部、前記第3の端子基部及び前記第4の端子基部は、それぞれ対応する相手側とその板面に沿ってスライド装着され、そのスライド装着動作を案内する案内手段を有しており、前記端子基部と前記第2の端子基部との間に形成された案内手段と、前記第3の端子基部と前記第4の端子基部との間に形成された案内手段とが、これら端子基部のスライド方向と直交する方向に並んで配置されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
各端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置されているから、厚み方向に嵩高くなることがなく、さらに周方向に広がってスペースをとることもない。その結果、組合せ端子がコンパクトにまとまる。また、各端子基部が幅方向に位置ずれして組み合わされるという事情があっても、各長孔が幅方向に延びた形状をとっているため、各長孔が連通してボルトを挿通可能なボルト通し孔を形成することが可能となる。
また、各端子が各電線接続部を幅方向の一側に寄せて組み合わされているから、幅方向の他側のスペースを有効に活用できる。
<請求項の発明>
組み合わされた複数の端子にさらに第2の端子が組み付けられる。また、第2の電線接続部が各電線接続部の全幅内に収まる態様で同じ側を向いて配置されるため、厚み方向で両電線接続部が干渉する懸念があるが、第2の電線接続部がクランク状に屈曲する形態であるため、両電線接続部の干渉が回避される。
<請求項の発明>
さらに第2の端子がスペース効率良く複数組み付けられる。
<請求項の発明>
幅方向の他側に第3の端子が組み付けられ、スペースが有効に活用される。
<請求項の発明>
さらに第3の端子もスペース効率良く複数組み付けられる。
<請求項の発明>
組み合わされた複数の第3の端子にさらに第4の端子が組み付けられる。また、第4の電線接続部が各第3の電線接続部の全幅内に収まる態様で同じ側を向いて配置されるため、厚み方向で両電線接続部が干渉する懸念があるが、第4の電線接続部がクランク状に屈曲する形態であるため、両電線接続部の干渉が回避される。
<請求項の発明>
さらに第4の端子もスペース効率良く複数組み付けられる。
<請求項の発明>
端子基部と第2の端子基部との間に形成された案内手段と、第3の端子基部と第4の端子基部との間に形成された案内手段とが、スライド方向と直交する方向に並んで配置されているから、両案内手段がスライド方向に並んで配置されるよりも、スライド方向に両案内手段の形成領域を長く確保することができ、案内機能の信頼性を高めることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図13によって説明する。本実施形態の組合せ端子は、アース用の端子金具を例示するものであり、端子10、第2の端子200、第3の端子300、第4の端子400、ボルト90によって構成され、全ての端子10、200、300、400は導電性の金属板を加工して成形され、ボルト90は周知のボルトである。なお、以下の説明において、幅方向一側は図示向かって右側を、幅方向他側は図示向かって左側をいうものとし、上下方向については各図を基準とする。
〔端子の構造及びその作用〕
端子10は、幅方向に延びた長円形の長孔11を有する板状の端子基部12と、電線80の端末部に接続されるオープンバレル状の電線接続部13とからなる。
図1に示すように、端子基部12は平面視略矩形の一枚板状をなし、上下両辺が長辺、左右両辺が短辺とされている。長孔11は端子基部12の略中央に大きく開口して形成されている。端子基部12には、長孔11上方の幅方向一側に、係止部14が切り起こしにより形成されているとともに、長孔11上方の幅方向中央よりやや他側に、係止受け部15が開口して形成されている。係止部14、係止受け部15は、幅方向の同一軸上に並んで位置していずれも平面視略方形をなし、相互に補完し合う形状をなしている。
また、端子基部12には、レール状の案内部16が上下両辺に沿って対をなして形成されている。案内部16は、図3に示すように、断面角Uの字形をなし、その内側に端子基部12を厚み方向に挟みつつ端子基部12と摺接可能とされている。
電線接続部13は、端子基部12の板面に沿った底板17を有し、端子基部12の下辺における幅方向一側の端部から下向き(短辺方向)に突出して形成されている。底板17の下部には、電線80の端末部の被覆81にかしめ付けられるインシュレーションバレル18が形成され、底板17の上部には、電線80の端末部の被覆81を除去して露出する芯線82にかしめ付けられるワイヤバレル19が形成されている。底板17の幅方向略中央部には、上下方向(高さ方向)に沿ってスリット21が入っており、ワイヤバレル19、インシュレーションバレル18のかしめ動作が円滑になされるようにしてある。
ここで、端子10は2枚用意されている。両端子10は、互いの端子基部12を幅方向にずらしつつ厚み方向に重ねて組み合わされる。具体的には、図2に示すように、他方の端子10(図2に示す向かって右側の端子10)の端子基部12に対して一方の端子10(図2に示す向かって左側の端子)の端子基部12を幅方向にずらした状態から、両端子基部12の互いの板面を摺接させつつ一方の端子10を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、他方の端子10の案内部16に一方の端子基部12の上下両辺が嵌合案内され、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、図3に示すように、他方の端子10の係止部14が一方の端子10の係止受け部15に弾性的に嵌り込み、両端子10が離脱規制状態に保持される。このとき、両端子基部12の案内部16の端縁同士がスライド方向で互いに突き当たる。また、正規の組み付け状態では、他方の長孔11の幅方向一側と一方の長孔11の幅方向他側とが整合し、ボルト90の軸部形状に対応した円形のボルト通し孔22を形成するとともに、両電線接続部13が同じ側(下方)を向いて幅方向に略平行に並んで配置される。
〔第2の端子の構造及びその作用〕
第2の端子200は、幅方向に延びた長円形の第2の長孔201を有する板状の第2の端子基部202と、電線80の端末部に接続されるオープンバレル状の第2の電線接続部204とからなる。
図4に示すように、第2の端子基部202は平面視略矩形の一枚板状をなし、上下両辺が長辺、左右両辺が短辺とされ、端子基部12より幅方向に長くなっている。第2の長孔201は第2の端子基部202の幅方向中央よりやや他側に寄った位置に大きく開口して形成されている。第2の端子基部202には、第2の長孔201上方の幅方向一側に、第2の係止部203が切り起こしにより形成されているとともに、第2の長孔201上方の幅方向中央よりやや他側に、他側第2の係止受け部205が開口して形成され、かつ、第2の長孔201上方から外れた第2の端子基部202の幅方向一側の端部に、一側第2の係止受け部206が切り起こしにより形成されている。第2の係止部203、他側第2の係止受け部205、一側第2の係止受け部206は、幅方向の同一軸上に並んで位置していずれも平面視略方形をなし、相互に補完し合う形状をなしている。
また、第2の端子基部202の上辺には、レール状の第2の案内部207が形成されている。第2の案内部207は、断面角Uの字形をなしている。
第2の端子基部202の上下両辺のうち幅方向他側の領域には、一側の領域との間に段差を介して切り欠かれた第2の逃し凹部208が形成されている。
また、第2の端子基部202には、第2の長孔201下方の幅方向一側に、幅方向に延びた第2の係合溝209が形成され、第2の長孔201下方から外れた第2の端子基部202の幅方向一側の端部に、第2の係合片211が角Uの字の切り込みを入れたあと切り込みの内側を幅方向一側へ折り返して形成されている。第2の係合溝209、第2の係合片211は、幅方向の同軸上に位置していずれも平面視略矩形をなしている。
第2の電線接続部204は、底板17の上部形状が電線接続部13とは異なる。すなわち、第2の電線接続部204の底板17に上部には、厚み方向に立ち上げられた段部212が形成されており、この段部212によってワイヤバレル219、インシュレーションバレル218が第2の端子基部202より一段高い位置に配置されるようにしてある。
ここで、第2の端子200は2枚用意されている。両第2の端子200は互いの第2の端子基部202を幅方向にずらしつつ厚み方向に重ねて組み合わされるとともに、他方の第2の端子200(図5に示す向かって右側の端子)はその第2の端子基部202を一方の端子基部12に厚み方向に重ねて組み合わされる。具体的には、図5に示すように、一方の端子基部12に対して他方の第2の端子基部202を幅方向にずらした状態から、両端子基部12、202の互いの板面を摺接させつつ他方の第2の端子200を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、他方の端子10の案内部16が他方の第2の逃し凹部208に進入して逃されつつ一方の端子10の案内部16に他方の第2の端子基部202の上下両辺が嵌合案内され、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、一方の係止部14が他方の一側第2の係止受け部206に弾性的に嵌り込み、両端子10、200が離脱規制状態に保持される。このとき、他方の第2の電線接続部204は、端子10の両電線接続部13の全幅内に位置しているが、段部212によって両電線接続部13(具体的にはインシュレーションバレル18、ワイヤバレル19)との干渉を回避可能とされ、両電線接続部13間の厚み方向上方に配置される。また、他方の第2の長孔201の幅方向一側と一方の長孔11の幅方向他側とが整合してボルト90の軸部形状に対応したボルト通し孔22と連通する。
次に、他方の第2の端子基部202に対して一方の第2の端子基部202を幅方向にずらした状態から、両端子基部202の互いの板面を摺接させつつ一方の第2の端子200を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、一方の端子10の案内部16が一方の第2の逃し凹部208に進入して逃されつつ他方の第2の端子200の第2の案内部207に一方の第2の端子基部202の上下両辺が嵌合案内される。図6に示すように、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、他方の第2の係止部203が一方の他側第2の係止受け部205に弾性的に嵌り込むとともに、他方の第2の係合片211が一方の第2の係合溝209に進入して幅方向一端縁で噛み込み、もって両端子200が離脱規制状態に保持される。これにより、他方の第2の長孔201の幅方向一側と一方の第2の長孔201の幅方向他側とが整合し、ボルト90の軸部形状に対応してボルト通し孔22と連通するとともに、他方の第2の電線接続部204と一方の第2の電線接続部204とが両電線接続部13の上方で幅方向一側に位置ずれしつつ同じ側(下方)を向いて幅方向に略平行に並んで配置される。こうして、端子10、第2の端子200が組み付けられた状態では、端子基部12、第2の端子基部202の幅方向他側の下方にスペースがあけられる。
〔第3の端子及びその作用〕
第3の端子300は、幅方向に延びた長円形の第3の長孔301を有する板状の第3の端子基部302と、電線80の端末部に接続されるオープンバレル状の第3の電線接続部303とからなる。
図7に示すように、第3の端子基部302は平面視略矩形の一枚板状をなし、上下両辺が長辺、左右両辺が短辺とされ、第2の端子基部202とほぼ同幅をもって構成されている。第3の長孔301は第3の端子基部302の幅方向中央よりやや他側に寄った位置に大きく開口して形成されている。第3の端子基部302には、第3の長孔301上方の幅方向中央よりやや他側に、第3の係止部304が切り起こしにより形成されているとともに、第3の長孔301上方の幅方向一側に、第3の係止受け部305が開口して形成され、かつ、幅方向に関して第3の係止部304と第3の係止受け部305との間に、幅方向に延びた上側第3の係合溝306が形成され、第3の係止部304より少し幅方向他側に寄った位置に、上側第3の係合片307が角Uの字の切り込みを入れたあと切り込みの内側を幅方向一側へ折り返して形成されている。第3の係止部304、第3の係止受け部305は、幅方向の同一軸上に並んで位置していすれも平面視略方形をなし、相互に補完し合う形状をなしている。また、上側第3の係合片307、上側第3の係合溝306は幅方向の同一軸上に並んで位置していずれも平面視略矩形をなしている。
第3の端子基部302には、第3の長孔301下方の幅方向略中央に、幅方向に延びた下側第3の係合溝308が形成され、第3の長孔301下方の幅方向他側に、下側第3の係合片309が角Uの字の切り込みを入れたあと切り込みの内側を幅方向一側へ折り返して形成され、かつ、第3の長孔301下方の幅方向一側に、第3の端子基部302の幅方向一端部にかけて細長く延びた第3の案内受け部311が形成されている。下側第3の係合片309、下側第3の係合溝308、第3の案内受け部311は幅方向の同一軸上に並んで位置している。また、第3の端子基部302には、幅方向一側の端部の上下方向略中央に、保持爪312が角Uの字の切り込みを入れたあと切り込みの内側を幅方向一側に折り返して形成されている。保持爪312は下側第3の係合片309、上側第3の係合片307と同様の形状であるが、これらより大きいサイズをもっている。
また、第3の端子基部302の上辺には、幅方向一側における突片部313を残して切り欠かれた第3の逃し凹部314が形成されている。
第3の電線接続部303は、第3の端子基部302の下辺における幅方向他側の端部から下向き(短辺方向)に突出して形成されている。つまり、第3の電線接続部303の形成位置は、電線接続部13、第2の電線接続部204とは幅方向に関して逆側に設置されている。その他、底板317、インシュレーションバレル318、ワイヤバレル319の各形状は電線接続部13と同様である。
ここで、第3の端子300は2枚用意されている。両第3の端子300は互いに第3の端子基部302を幅方向にずらしつつ厚み方向に重ねて組み合わされるとともに、一方の第3の端子300(図7に示す向かって左側)はその第3の端子基部302を一方の第2の端子基部202に厚み方向に整合状態(幅方向の両端が一致)で重ねて組み合わされる。具合的には、一方の第2の端子基部202に対して一方の第3の端子基部302を幅方向にずらした状態から、両端子基部202、302の互いの板面を摺接させつつ一方の第3の端子300を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、他方の第2の案内部207に一方の第3の端子基部302の上辺の突片部313が嵌合案内されるとともに、他方の第2の係合片211が一方の第3の案内受け部311の溝面に嵌合案内される。図7に示すように、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、一方の第2の係止部203が一方の第3の係止受け部305に弾性的に嵌り込むとともに、一方の第2の係合片211が一方の第3の案内受け部311に進入して幅方向一端縁で噛み込み、もって両端子200、300が離脱規制状態に保持される。このとき、一方の第3の電線接続部303は、電線接続部13、第2の電線接続部204と同じ側(下向き)を向いているが、電線接続部13、第2の電線接続部204とは幅方向に関して逆側(幅方向の他側)に配置されて互いの干渉を回避可能とされている。また、一方の第3の長孔301の幅方向他側と一方の第2の長孔201の幅方向一側とが整合してボルト90の軸部形状に対応したボルト通し孔22と連通する。
次に、一方の第3の端子基部302に対して他方の第3の端子基部302を幅方向にずらした状態から、両端子基部302の互いの板面を摺接させつつ他方の第3の端子基部302を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、一方の上側第3の係合片307が他方の上側第3の係合溝306に進入して案内されるとともに、一方の下側第3の係合片309が他方の下側第3の係合溝308に進入して案内される。図8に示すように、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、一方の第3の係止部304が他方の第3の係止受け部305に弾性的に嵌り込むとともに、一方の上側第3の係合片307が他方の上側第3の係合溝306に幅方向一端縁で噛み込み、かつ一方の下側第3の係合片309が他方の下側第3の係合溝308に幅方向一端縁で噛み込み、もって両端子300が離脱規制状態に保持される。これにより、他方の第3の長孔301の幅方向一側と一方の第3の長孔301の幅方向他側とが整合して、ボルト90の軸部形状に対応してボルト通し孔22と連通するとともに、他方の第3の電線接続部303と一方の第3の電線接続部303とが、電線接続部13、第2の電線接続部204と同じ側を向きつつ幅方向に略平行に並んで配置される。こうして端子基部12、第2の端子基部202の幅方向他側の下方にあいたスペースが第3の電線接続部303によって埋められる。
〔第4の端子及びその作用〕
第4の端子400は、幅方向に延びた長円形の第4の長孔401を有する板状の第4の端子基部402と、電線80の端末部に接続されるオープンバレル状の第4の電線接続部403とからなる。
図9に示すように、第4の端子基部402は平面視略矩形の一枚板状をなし、上下両辺が長辺、左右両辺が短辺とされ、端子基部12より僅かに狭い幅をもって構成されている。第4の長孔401は第4の端子基部402の幅方向略中央に大きく開口して形成されている。第4の端子基部402には、第4の長孔401上方から外れた第4の端子基部402の幅方向他側の端部に、上側第4の係止受け部404が開口して形成され、第4の長孔401下方の幅方向一側に、下側第4の係止受け部405が開口して形成され、かつ第4の長孔401下方の幅方向中央よりやや他側に、第4の係止部406が切り起こしにより形成されている。下側第4の係止受け部405、第4の係止部406は、幅方向の同一軸上に並んで位置していずれも平面視略方形をなし、相互に補完し合う形状をなしている。
第4の端子基部402の上部には、幅方向一側から他側に向けて、上部一側第4の係合溝407、上部中間第4の係合溝408、上側第4の係合片409、上部他側第4の係合溝411が幅方向の同一軸上に並んで位置している。上側第4の係止受け部404は、上部他側第4の係合溝411よりさらに幅方向他側でかつやや下方に位置している。また、第4の端子基部402の下部には、幅方向一側から他側に向けて、下部一側第4の係合溝412、下側第4の係合片413、下部他側第4の係合溝414は幅方向の同一軸上に並んで位置している。下側第4の係止受け部405は、下部一側第4の係合溝412と下側第4の係合片413との間でかつこれらのやや下方に位置し、第4の係止部406は、下側第4の係合片413と下部他側第4の係合溝414との間でかつこれらのやや下方に位置している。係合溝407、408、411、412、414、係合片409、413の各形状は既述した通りである。そして、第4の端子基部402は、案内部16、第2の案内部207との干渉を回避するべく上下寸法が小さく設定されている。
第4の電線接続部403は、第4の端子基部402の下辺における幅方向他側の端部から下向き(短辺方向)に突出して形成されている。その他、底板417、インシュレーションバレル418、ワイヤバレル419の各形状は第2の電線接続部204と同様であり、底板417には段部422が形成されている。
ここで、第4の端子400は2枚用意されている。両第4の端子400は互いの第4の端子基部402を幅方向にずらしつつ厚み方向に重ねて組み合わされるとともに、一方の第4の端子400(図10に示す向かって左側)はその第4の端子基部402を他方の第3の端子基部302に厚み方向に重ねて組み合わされる。具体的には、他方の第3の端子基部302に対して一方の第4の端子基部402を幅方向にずらした状態から、両端子基部302、402の互いの板面を摺接させつつ一方の第4の端子基部402を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、一方の下側第3の係合片309が一方の下部他側第4の係合溝414に進入して案内されるとともに、一方の上側第3の係合片307が一方の上部他側第4の係合溝411に進入して案内される。図10に示すように、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、他方の第3の係止部304が一方の上側第4の係止受け部404に弾性的に嵌り込むとともに、他方の上側第3の係合片307が一方の第4の端子基部402の幅方向他側の端縁に噛み込み、かつ、他方の保持爪312が一方の第4の長孔401の幅方向一側の端縁に噛み込み、もって両端子300、400が離脱規制状態に保持される。このとき、一方の第4の電線接続部403は、一方の第3の電線接続部303と厚み方向に整合状態(幅方向の両端が一致)で重なる位置関係にあるが、段部422によって互いの干渉を回避可能とされている。また、一方の第4の長孔401の幅方向他側と他方の第3の長孔301の幅方向一側とが整合してボルト90の軸部形状に対応したボルト通し孔22と連通する。
次に、一方の第4の端子基部402に対して他方の第4の端子基部402を幅方向にずらした状態から、両端子基部402の互いの板面を摺接させつつ他方の第4の端子基部402を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、他方の上側第3の係合片307が他方の上部他側第4の係合溝411に進入して案内されるとともに、他方の下側第3の係合片309が他方の下部他側第4の係合溝414に進入して案内される。図11に示すように、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、一方の第4の係止部406が他方の下側第4の係止受け部405に弾性的に嵌り込むとともに、一方の上側第4の係合片409が他方の上部一側第4の係合溝407に進入して幅方向一端縁で噛み込み、かつ一方の下側第4の係合片413が他方の下部一側第4の係合溝412に進入して幅方向一端縁で噛み込み、もって両端子400が離脱規制状態に保持される。これにより、他方の第4の長孔401の幅方向一側と一方の第4の長孔401の幅方向他側とが整合して、ボルト90の軸部形状に対向してボルト通し孔22と連通するとともに、他方の第4の電線接続部403が他方の第3の電線接続部303と厚み方向に整合状態(幅方向の両端が一致)で重なり、他方の第4の電線接続部403と一方の第4の電線接続部403とが、同じ側を向きつつ幅方向に略平行に並んで配置される。
こうして端子10、第2の端子200、第3の端子300、第4の端子400を厚み方向に積み重ねた状態で、各端子10、200、300、400が共有する円形のボルト通し孔22にボルト90を厚み方向に貫通させ、さらにボルト90の先端部を図示しない接地部材(ボディ)にねじ込んで締め付ける。なお、上記した各長孔11、201、301、401は全端子10、200、300、400について同形同大である。また、組み付け状態では、図12に示すように、各端子基部12、202、302、402が厚み方向に積み重ねられ、一方の第2の端子基部202の幅方向一端と一方の第3の端子基部302の幅方向一端とは幅方向に関してほぼ同一位置にあり、他方の端子基部12の幅方向他端と他方の第2の端子基部202の幅方向他端と他方の第3の端子基部302の幅方向他端とは幅方向に関してほぼ同じ位置にあり、この両位置によって全体の幅寸法が規定される。
このように本実施形態によれば、8枚の端子10、200、300、400をスペース効率よく積み重ねることが可能とされる。例えば、図13(A)に示すように、従来における各端子基部を厚み方向に単に積み重ねるだけでは、従来における各電線接続部13A、204A、303A、403Aが厚み方向に直列的に連なって厚み方向の大型化を避け得ない。しかし、本実施形態によれば、図13(B)に示すように、各端子基部12、202、302、402が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各電線接続部13、204、303、403が幅方向に並んで配置されているから、各電線接続部13、204、303、403の干渉が回避されつつ厚み方向及び周方向のスペースをコンパクトにまとめることができる。また、各端子基部12、202、302、402が幅方向に位置ずれして組み合わされるという事情があっても、各長孔11、201、301、401が幅方向に延びた形状をとっているため、各長孔11、201、301、401が連通してボルト90を挿通可能なボルト通し孔22を形成することが可能となる。
さらに、端子基部12と第2の端子基部202とは、案内部16、第2の案内部207等の案内手段によって相互のスライド動作が案内され、第3の端子基部302と第4の端子基部402とは、上部他側第4の係合溝411、下部他側第4の係合溝414等の案内手段によって相互のスライド動作が案内され、両案内手段がスライド方向と直交する方向に並び合う位置関係にあるから、両案内手段がスライド方向に並び配されるよりも、スライド方向に両案内手段の形成領域を長く確保することができ、案内機能の信頼性を高めることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図14及び図15によって説明する。実施形態2の組合せ端子は、互いに同形状とされた3枚の端子10を組み合わせて構成される。もっとも、端子10は、実施形態1の端子10と基本的構成が同じであるため、図面上、実施形態1の端子10と同一部位には同じ符号を付すこととする。
すなわち、端子10は、幅方向に延びた長円形の長孔11を有する板状の端子基部12と、電線80の端末部に接続されるオープンバレル状の電線接続部13とからなる。
端子基部12は平面視略矩形の一枚板状をなし、上下両辺が長辺、左右両辺が短辺とされている。長孔11は端子基部12の略中央に大きくかつ幅方向に長く開口して形成されている。端子基部12には、長孔11上方の幅方向一側に、係止部14が切り起こしにより形成されているとともに、長孔11上方の幅方向中央に、係止受け部15が開口して形成されている。係止部14、係止受け部15は、幅方向の同一軸上に並んで位置していずれも平面視略方形をなし、相互に補完し合う形状をなしている。
また、端子基部12には、レール状の案内部16が上下両辺に沿って対をなして形成されている。案内部16は、断面角Uの字形をなし、その内側に端子基部12を厚み方向に挟みつつ端子基部12と摺接可能とされている。端子基部12の上下両辺のうち案内部16を挟んだ幅方向他側は幅方向一側より一段落ちるよう切り欠かれた一対の係合縁111とされている。
電線接続部13は、端子基部12の板面に沿った底板17を有し、端子基部12の下辺における幅方向一側の端部から下向き(短辺方向)に突出して形成されている。底板17の下部には、電線80の端末部の被覆81にかしめ付けられるインシュレーションバレル18が形成され、底板17の上部には、電線80の端末部の被覆81を除去して露出する芯線82にかしめ付けられるワイヤバレル19が形成されている。
各端子10は、互いの端子基部12を幅方向にずらしつつ厚み方向に重ねて組み合わされる。具体的には、他端側(図15に示す向かって右端側)の端子基部12に対して中央(図15に示す向かって中央)の端子基部12を幅方向にずらした状態から、両端子基部12の互いの板面を摺接させつつ中央の端子10を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、他端側の端子10の案内部16に中央の端子基部12の係合縁111が嵌合案内され、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、他端側の端子10の係止部14が中央の端子10の係止受け部15に弾性的に嵌り込み、両端子10が離脱規制状態に保持される。このとき、両端子基部12の案内部16の端縁同士がスライド方向で互いに突き当たる。また、正規の組み付け状態では、他端側の長孔11の幅方向一端側と中央の長孔11の幅方向略中央とが整合する。
次に、中央の端子基部12に対して一端側(図15に示す向かって左端側)の端子基部12を幅方向にずらした状態から、両端子基部12の互いの板面を摺接させつつ一端側の端子10を幅方向他側にスライドさせる。スライド過程では、中央の端子10の案内部16に一端側の端子基部12の係合縁111が嵌合案内され、スライド動作が完了して正規の組み付け状態に至ると、中央の端子10の係止部14が一端側の端子10の係止受け部15に弾性的に嵌り込み、両端子10が離脱規制状態に保持される。このとき、両端子基部12の案内部16の端縁同士がスライド方向で互いに突き当たる。また、正規の組み付け状態では、一端側の長孔11の幅方向他端側が中央の長孔11の幅方向略中央、他端側の長孔11の幅方向一端側と整合し、ボルト90の軸部形状に対応した円形のボルト通し孔22を形成するとともに、全ての電線接続部13が同じ側(下方)を向いて幅方向に略平行に並んで配置される。こうして各端子10を厚み方向に積み重ねた状態から、ボルト通し孔22にボルト90を厚み方向に貫通させ、さらにボルト90の先端部を接地部材(ボディ)にねじ込んで締め付ける。実施形態2によれば、実施形態1と同様、各端子10の組み合わせ状態において厚み方向及び周方向に嵩張ることがなく、全体がコンパクトにまとめられる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)端子の組付個数は任意である。例えば、端子、第2の端子、第3の端子、第4の端子は、それぞれ2枚又は3枚以上用意され、これらが幅方向に位置ずれしつつ厚み方向に重ねられてもよい。この場合、長孔、第2の長孔、第3の長孔、第4の長孔は、幅方向のずれ量に応じて幅方向の寸法を長くとるようにする。
(2)電線接続部は幅方向と交差する方向に突出していればよく、必ずしも幅方向と直交する方向に突出していなくてもよい。
本発明の実施形態1の端子の平面図である。 端子を2枚重ねた平面図である。 図2のA−A断面図である。 第2の端子の平面図である。 端子に第2の端子を重ねた平面図である。 さらに第2の端子を重ねた平面図である。 第2の端子に第3の端子を重ねた平面図である。 さらに第3の端子を重ねた平面図である。 第4の端子の平面図である。 第3の端子に第4の端子を重ねた平面図である。 さらに第4の端子を重ねた平面図である。 図11のB−B断面図である。 比較例の組合せ端子の積み重ね状態を示す模式図である。 実施形態1の組合せ端子の積み重ね状態を示す模式図である。 実施形態2の端子の平面図である。 端子を3枚重ねた平面図である。
符号の説明
10…端子
11…長孔
12…端子基部
13…電線接続部
16…案内部(案内手段)
90…ボルト
200…第2の端子
201…第2の長孔
202…第2の端子基部
204…第2の電線接続部
207…第2の案内部(案内手段)
300…第3の端子
301…第3の長孔
302…第3の端子基部
303…第3の電線接続部
400…第4の端子
401…第4の長孔
402…第4の端子基部
403…第4の電線接続部
411…上部他側第4の係合溝(案内手段)
414…下部他側第4の係合溝(案内手段)

Claims (8)

  1. 幅方向に延びた長孔を有する板状の端子基部と、前記端子基部から幅方向と交差する方向に突出して電線に接続される電線接続部とを備えた複数の端子によって構成され、
    各端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置され、かつ各長孔が厚み方向に連通してボルトを挿通可能なボルト通し孔を形成しており、
    前記各電線接続部は前記各端子基部の幅方向の一側から突出して形成され、各端子は前記各電線接続部を幅方向の一側に寄せて組み合わされていることを特徴とする組合せ端子。
  2. 厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされた各端子基部に対し、これら端子基部の全幅内に収まる態様で厚み方向に重ねられるとともに、前記ボルト通し孔と連通可能な第2の長孔を有する板状の第2の端子基部と、前記第2の端子基部から幅方向と交差する方向に突出して電線に接続されるとともに、前記同じ側を向いて幅方向に並んで配置された各電線接続部に対し、これら電線接続部の全幅内に収まる態様で同じ側を向いて配置される第2の電線接続部とを備えた第2の端子を含み、
    前記第2の電線接続部は、厚み方向で隣接する前記電線接続部との干渉を回避するべくクランク状に屈曲する形態である請求項1記載の組合せ端子。
  3. 前記第2の端子が複数用意され、前記第2の長孔は幅方向に延びた形状をなし、各第2の端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各第2の電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置され、かつ各第2の長孔が厚み方向に連通する請求項2記載の組合せ端子。
  4. 前記各第2の電線接続部は前記各第2の端子基部の幅方向の一側から突出して形成され、各端子及び各第2の端子は前記各電線接続部及び前記各第2の電線接続部を幅方向の一側に寄せて組み合わされており、
    前記第2の端子基部に厚み方向に重ねられるとともに、前記第2の長孔と連通可能な第3の長孔を有する板状の第3の端子基部と、前記第3の端子基部から幅方向に交差する方向に突出して電線に接続されるとともに、前記同じ側を向いて幅方向の一側に配置された前記各電線接続部及び前記各第2の電線接続部に対し、これら電線接続部とは反対側である幅方向の他側に同じ側を向いて配置される第3の電線接続部とを備えた第3の端子を含むことを特徴とする請求項3記載の組合せ端子。
  5. 前記第3の端子が複数用意され、前記第3の長孔は幅方向に延びた形状をなし、各第3の端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各第3の電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置され、かつ各第3の長孔が厚み方向に連通する請求項4記載の組合せ端子。
  6. 前記厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされた各第3の端子基部に対し、これら第3の端子基部の全幅内に収まる態様で厚み方向に重ねられるとともに、前記第3の長孔と連通可能な第4の長孔を有する板状の第4の端子基部と、前記第4の端子基部から幅方向と交差する方向に突出して電線に接続されるとともに、前記同じ側を向いて幅方向に並んで配置された前記各第3の電線接続部に対し、これら電線接続部の全幅内に収まる態様で同じ側を向いて配置される第4の電線接続部とを備えた第4の端子を含み、
    前記第4の電線接続部は、厚み方向で隣接する前記第3の電線接続部との干渉を回避するべくクランク状に屈曲する形態である請求項5記載の組合せ端子。
  7. 第4の端子が複数用意され、前記第4の長孔は幅方向に延びた形状をなし、各第4の端子基部が厚み方向に重ねられつつ幅方向に位置ずれして組み合わされ、その組み合わせ状態では、各第4の電線接続部が同じ側を向いて幅方向に並んで配置され、かつ各第4の長孔が厚み方向に連通する請求項6記載の組合せ端子。
  8. 前記端子基部、前記第2の端子基部、前記第3の端子基部及び前記第4の端子基部は、それぞれ対応する相手側とその板面に沿ってスライド装着され、そのスライド装着動作を案内する案内手段を有しており、前記端子基部と前記第2の端子基部との間に形成された案内手段と、前記第3の端子基部と前記第4の端子基部との間に形成された案内手段とが、これら端子基部のスライド方向と直交する方向に並んで配置されている請求項7記載の組合せ端子。
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