JP4998113B2 - 焦点調節装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、焦点調節装置および撮像装置に関するものである。
従来、いわゆる山登り方式による焦点検出において、真の合焦位置以外の位置で偽合焦(焦点評価値が極大になるので合焦位置と誤認識)することを避けるため、焦点評価値の最大値と最小値の比をしきい値と比較することで、合焦制御を変えることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、たとえば画像信号のフィルタ特性や焦点評価値を求めるレンズ位置の間隔によって最大値と最小値の絶対値が変動するため、合焦位置の検出不能や偽合焦が生じてしまう。
特開2005−189634号公報
本発明が解決しようとする課題は、合焦位置の検出不能または偽合焦を防止できる焦点調節装置および撮像装置を提供することである。
本発明は、以下の解決手段によって上記課題を解決する。なお、本発明の実施形態を示す図面に対応する符号を付して説明するが、この符号は本発明の理解を容易にするためだけのものであって本発明を限定する趣旨ではない。
[1]本発明の焦点調節装置は、結像光学系(21)による像のコントラストに関する焦点評価値を、結像光学系の複数の焦点調節位置(P)に対応付けて検出するとともに、検出された焦点評価値の最大値(Amax)を検出する検出手段(12)と、複数の焦点調節位置に対応して検出される複数の焦点評価値の変化率を所定のしきい値(K)と比較することにより、最大値が真の合焦位置に対応するか否かを判定する判定手段(12)と、前記閾値が第1閾値に設定された第1検出方法、及び、前記第1検出方法よりも前記焦点調節位置の検出位置の間隔が長く前記閾値が第2閾値に設定された第2検出方法を設定する設定手段(12)と、を備え、前記検出手段は、前記最大値が得られる第1の焦点調節位置に対して前記間隔を置いた第2の焦点調節位置に対応する最小値(Amin)を検出し、前記設定手段は、前記変化率が前記最小値を前記最大値で除した値に対応する場合は、前記第2閾値を前記第1閾値よりも小さく設定し、前記変化率が前記最大値を前記最小値で除した値に対応する場合は、前記第2閾値を前記第1閾値よりも大きく設定することを特徴とする。
また、上記発明の一実施形態として、設定手段は、検出方法として像の周波数の抽出条件を複数設定可能であり、また検出手段は、設定された抽出条件により得られた最大値に対応する第1の焦点調節位置に対して所定間隔を置いた第2の焦点調節位置に対応する最小値を検出し、さらに変化率を、最大値に対する最小値の比とすることができる。
この場合、変化率を、最小値を最大値で除した値とし、設定手段は、抽出条件が像の周波数の第1の周波数成分を抽出する場合は、像の周波数の第1の周波数成分より低い第2の周波数成分を抽出する場合よりもしきい値を小さくしたり、あるいは変化率を、最大値を最小値で除した値とし、設定手段は、抽出条件が像の周波数の第1の周波数成分を抽出する場合は、像の周波数の第1の周波数成分より低い第2の周波数成分を抽出する場合よりもしきい値を大きくしたりすることができる。
[2]上記発明に係る焦点調節装置は撮像装置(1)に適用することができる。
本発明では、焦点評価値を検出する際に設定した検出方法に応じてしきい値を設定することにより、合焦位置の検出不能または偽合焦を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では発明の理解を容易にするために、たとえばしきい値などに具体的数値を挙げて説明するが、これは本実施形態を限定する趣旨ではない。
図1は本発明の実施形態に係る撮像装置を示すブロック図である。本実施形態の撮像装置1は、カメラボディ10とレンズ鏡筒20を有し、レンズ鏡筒20には、光軸2に沿って移動可能なフォーカスレンズ21と、このフォーカスレンズ21を光軸2に沿って移動させるレンズ駆動モータ22と、フォーカスレンズ21の位置を検出するためのレンズ位置検出部23とが設けられている。
フォーカスレンズ21の光軸2に沿う移動機構の具体的構成は特に限定されないが、一例として、レンズ鏡筒20に固定された固定筒に回転可能に回転筒を挿入し、この回転筒の内周面にヘリコイド溝(螺旋溝)を形成するとともに、フォーカスレンズ21を固定するレンズ枠の端部をヘリコイド溝に嵌合させる。そして、レンズ駆動モータ22によって回転筒を回転させることで、レンズ枠に固定されたフォーカスレンズが光軸に沿って直進移動することになる。
なお、レンズ鏡筒20にはフォーカスレンズ21以外のレンズ群が設けられているが、ここではフォーカスレンズ21を例に挙げて本実施形態を説明する。
上述したようにレンズ鏡筒20に対して回転筒を回転させることによりレンズ枠に固定されたフォーカスレンズ21は光軸方向に直進移動するが、その駆動源としてのレンズ駆動モータ22(アクチュエータ)がレンズ鏡筒20に設けられている。レンズ駆動モータ22と回転筒とは、たとえば複数の歯車からなる変速機で連結され、レンズ駆動モータ22の駆動軸を何れか一方向へ回転駆動すると所定のギヤ比で回転筒に伝達され、そして、回転筒が何れか一方向へ回転することで、レンズ枠に固定されたフォーカスレンズ21が光軸2の何れかの方向へ直進移動することになる。なお、レンズ駆動モータ22の駆動軸が逆方向に回転駆動すると、変速機を構成する複数の歯車も逆方向に回転し、フォーカスレンズ21は光軸2の逆方向へ直進移動することになる。
フォーカスレンズ21の位置はレンズ位置検出部23であるエンコーダによって検出される。既述したとおり、フォーカスレンズ21の光軸方向の位置は回転筒の回転角に相関するので、たとえばレンズ鏡筒20に対する回転筒の相対的な回転角を検出すれば求めることができる。
本例のレンズ位置検出部23としては、回転筒の回転駆動に連結された回転円板の回転をフォトインタラプタなどの光センサで検出して、回転数に応じたパルス信号を出力するものや、固定筒と回転筒の何れか一方に設けられたフレキシブルプリント配線板の表面のエンコーダパターンに、何れか他方に設けられたブラシ接点を接触させ、回転筒の移動量(回転方向でも光軸方向の何れでもよい)に応じた接触位置の変化を検出回路で検出するものなどを挙げることができる。
フォーカスレンズ21は、上述した回転筒の回転によってカメラボディ側の端部(至近端ともいう)から被写体側の端部(無限端ともいう)までの間を光軸方向に移動することができ(この範囲をレンズの移動範囲Lともいう。)、この移動はカメラボディ10のレンズ駆動制御部14からの指令によって制御される。
カメラボディ10には、光軸2上に撮像素子11が設けられている。撮像素子11は、フォーカスレンズ21等によって結像された像を電気信号に変換するCCDなどから構成され、光電変換された電気信号を図示しないモニタ等に出力する。また、撮像素子11は、オートフォーカススイッチ13をON状態にして自動合焦探索を行う際、フォーカスレンズ21を通過した像の所定エリアにおけるコントラスト値を焦点検出部12へ出力する。
なお、コントラストエリア設定部15は、カメラボディ10に設けられた、使用者が操作するスイッチであり、コントラストエリアの位置や大きさなどが変更可能とされている。このコントラストエリア設定部15の入力情報は焦点検出部12に送出される。
焦点検出部12は、撮像素子11から送出された画像出力から焦点評価値を演算する。この焦点評価値は、たとえば撮像素子11からの画像出力の高周波成分を、高周波透過フィルタを用いて抽出し、これを積算して焦点電圧を検出することで求めることができる。また、遮断周波数が異なる2つの高周波透過フィルタを用いて高周波成分を抽出し、それぞれを積算して焦点電圧を検出することでも求めることができる。
また、焦点検出部12は、レンズ駆動制御部14に制御信号を送出してフォーカスレンズを所定のサンプリング間隔で駆動させ、それぞれの位置における焦点評価値を求め、該焦点評価値が最大となるフォーカスレンズ21の位置を、たとえば内挿法などの演算方式を用いて求める。
こうして求められた焦点評価値の最大値に対応するフォーカスレンズ21の位置が合焦位置となるので、その位置を焦点検出部12からレンズ駆動制御部14に送出し、レンズ駆動モータ22を制御してフォーカスレンズ21を合焦位置に移動させる。詳細は後述する。
なお、オートフォーカススイッチ13をOFF状態にした場合は、使用者が回転筒212を回転させることにより手動による合焦操作を行うことができる。
次に、本実施形態に係る合焦位置探索ルーチンを説明する。図2は本発明の実施形態に係る撮像装置1の合焦位置探索ルーチンを示すフローチャートである。
本例の合焦位置探索ルーチンでは、最初にフォーカスレンズ21の現在位置Pnの近傍のみを探索する部分探索を行い(ステップS100)、この範囲に合焦位置Pxがあれば合焦位置を算出した上でフォーカスレンズ21を合焦位置Pxへ移動する(ステップS700)。
これに対し、ステップS100の部分探索の範囲に合焦位置がない場合には、次のステップS300にて合焦位置Pxと予想される位置がフォーカスレンズ21の移動範囲Lの端部(至近端または無限端)近傍以外であるときは、ステップS400の全域探索を実行し、合焦位置Pxが求められれば、合焦位置を算出した上でフォーカスレンズ21を合焦位置Pxへ移動する(ステップS700)。この全域探索とは、フォーカスレンズ21の移動範囲Lの全域を対象にして合焦位置の探索を行う検出方法である。なお、フォーカスレンズ21の移動範囲Lの端部近傍の値は予め定めておく。
ステップS300にて合焦位置Pxと予想される位置がフォーカスレンズ21の移動範囲Lの端部(至近端または無限端)近傍にあると判断されたときは、ステップS600の細密探索を実行し、合焦位置Pxが求められれば、合焦位置を算出した上でフォーカスレンズ21を合焦位置Pxへ移動する(ステップS700)。この細密探索とは、フォーカスレンズ21の移動範囲Lの端部などにおいて十分なサンプリング回数が得られないときに、サンプリング間隔を短く設定して焦点評価値を検出する方法である。
なお、図2に示す部分探索、全域探索および細密探索の順序はあくまで一例であり、3つの検出方法の順序を入れ替えたり、これ以外の検出方法で合焦位置を探索したりしてもよい。
次に、部分探索のルーチンを説明する。図3は図2に示す部分探索のサブルーチンを示すフローチャート、図4は図2に示す部分探索のサブルーチンにおけるレンズ位置と焦点評価値および時間の関係を示すタイムチャートである。
まず、ステップS101にて、フォーカスレンズ21を現在位置Pnから被写体方向(無限方向)へ移動量D1だけ初期駆動する。この初期駆動とは、フォーカスレンズ21の合焦位置を探索する操作における、フォーカスレンズ21を移動させる最初の動作をいう。また、フォーカスレンズ21を光軸方向に移動する場合は、レンズ位置検出部23の出力情報を取り込んで、フォーカスレンズ21の移動量を確認しながら駆動する。
フォーカスレンズ21を初期駆動して現在位置Pnから探索開始位置Pに移動させたら、ステップS102にてカウンタを初期化する(i=0)。
次いで、ステップS103にて、フォーカスレンズ21を探索開始位置Pからカメラボディ方向(至近方向)へ移動量D2だけ移動させ、この位置Pにおいて焦点評価値を算出する(ステップS104)。この間欠駆動においても、フォーカスレンズ21を光軸方向に移動する場合は、レンズ位置検出部23の出力情報を取り込んで、フォーカスレンズ21の移動量を確認しながら駆動する。
そして、ステップS105〜S106にて、この移動量D2によるフォーカスレンズ21の間欠駆動をm回繰り返す。なお、図4に示す例ではm=5に設定されている。
ステップS103およびS104に示すフォーカスレンズ21の間欠駆動及び焦点評価値の算出を繰り返したのち、ステップS107にて合焦判定を行う。合焦判定は、ステップS104で算出された焦点評価値に基づいて、内挿法などの手法を用いてその最大値を求める処理である。
ここで、本例の合焦位置が見つかる条件を、図5を参照しながら説明する。図5は本発明の実施形態に係る合焦条件を説明するためのレンズ位置と焦点評価値との関係を示すグラフである。
本例の合焦位置が見つかる条件は、(1)探索された焦点評価値の連続する3点が山状の関係であること、(2)探索された焦点評価値の最大値Amaxが所定値A0以上であること、(3)前記最大値Amaxに対する最小値Amin(最小値とは、最大値に隣接する焦点評価値のうち小さいもの)の割合が所定値K以下であること、の3つとされている。なお、(1)の連続する3点が山状の関係とは、中央の点が両側の点より大きい関係をいい、両側の点の大小は問わない。なお、(3)の条件については「最小値に対する最大値の割合が所定値以上であること」としてもよい。
図5に示す探索結果のグラフで説明すると、まず上記(1)の条件である焦点評価値の連続する3点が山状の関係である焦点評価値は、i=2,i=3,i=4の3点となる。また、この3点において、上記(2)の条件である最大値が所定値A0以上ということは、同図に示す最大値Amaxが予め決められた値A0以上という意味である。また、この3点においてi=2<i=4であるから最小値はi=2の焦点評価値となり、この最小値Aminが最大値Amaxに対して所定割合K%以下とされる。すなわち、Amin/Amax ≦K%が3つ目の条件となり、本例ではたとえばK=80%とする。
この合焦条件の(1)は、焦点評価値が最大となるための極大値の必要条件であり、(2)の条件は、たとえば図11に示すような偽合焦を除去するための条件である。また、(3)の条件は、3点の山がある程度以上急峻であるための必要条件である。なお、(1)の所定値と(3)の所定割合は、使用される高周波透過フィルタ等の特性に応じて予め実験的に求めておく。
こうした3つの合焦条件により合焦判定を行うことで、検出不能や偽合焦を防止することができるが、本実施形態ではさらに探索方法、すなわち全域探索、部分探索および細密探索に応じて、この所定値および所定割合のしきい値を設定する。これについては後述する。
次に、図2のステップS400の全域探索のルーチンを説明する。図6は図2に示す全域探索のサブルーチンにおけるレンズ位置と焦点評価値および時間の関係を示すタイムチャートである。なお、図6には、図2に示すステップS100の部分探索も併せて記載している。
まず、フォーカスレンズ21の現在位置Pnから部分探索を開始し、i=0からi=5までの焦点評価値を検出する。これら6点の焦点評価値からは合焦位置が求まらないので、続いて全域探索に移行する。すなわち、フォーカスレンズ21を移動範囲Lの至近端に移動し、ここを全域探索の開始位置(i=6)として、フォーカスレンズ21を被写体方向(無限方向)へ移動量D3ずつ移動させ、それぞれの位置P(i=6〜i=10)において焦点評価値を算出する。ここで、全域探索の際の移動量D3は、部分探索の際の移動量D2よりも大きく設定する。これにより、探索範囲は広がるものの探索回数がさほど増加しないので探索時間を短くすることができる。
フォーカスレンズ21を移動量D3ずつ間欠駆動しながら無限端の近傍まで全域探索を終了したら、合焦判定を行う。この全域探索における合焦条件は、上述した部分探索における合焦条件と同じである。すなわち、(1)探索された焦点評価値の連続する3点が山状の関係であること、(2)探索された焦点評価値の最大値が所定値以上であること、(3)前記最大値に対する最小値(最小値とは、最大値に隣接する焦点評価値のうち小さいもの)の割合が所定値以下であること、の3つとされている。なお、(3)の条件については「最小値に対する最大値の割合が所定値以上であること」としてもよい。
この条件を図6に示す探索結果にあてはめると、条件(1)を満たす3点は、i=8,i=9およびi=10であり、この3点の中で最大値はi=9、最小値はi=8である。
ここで、本実施形態では、合焦条件の中の所定値A0と、所定割合Kのしきい値について、所定値A0は部分探索の所定値と同じ値にしているが、所定割合Kの値は部分探索の所定割合より小さく設定している。具体的には、部分探索の所定割合Kが80%であるのに対し、全域探索の所定割合Kは70%に設定している。これは、全域探索の移動量D3は部分探索の移動量D2より大きいので、得られる焦点評価値の差が部分探索より大きくなるからである。なお、本例では最大値が満たすべき所定値A0は部分探索の所定値A0と同じ値にしたが、異なる値にすることもできる。
このように、間欠駆動の移動量の大きさに応じて合焦条件のしきい値を変えることで、合焦位置が見つかり易くなって探索不能を防止することができる。
ちなみに、図6に示す実施形態では、全域探索のあとにさらに最大値の近傍を部分探索することで(i=11〜i=14)、合焦位置の精度を高めるようにしている。
次に、図2のステップS600の細密探索のルーチンを説明する。図7は図2に示す細密探索のサブルーチンにおけるレンズ位置と焦点評価値および時間の関係を示すタイムチャートである。なお、図7には、図2に示すステップS100の部分探索も併せて記載している。
まず、フォーカスレンズ21の現在位置Pnから被写体方向へ向かって移動範囲Lの無限端へ移動し、ここから部分探索を開始して、i=0からi=4までの焦点評価値を検出する(図2のステップS100)。図7に示すように、これら5点の焦点評価値からは合焦位置が求まらないので、続いて図2のステップS300に進み、ステップS100にて抽出された焦点評価値から合焦位置がフォーカスレンズ21の移動範囲Lの端部近傍に存在するかどうかを判断する。図7に示す例では、部分探索による焦点評価値i=0〜i=4の値が減少傾向にあるので、合焦位置は無限端の近傍に存在することが予想される。
そこで、ステップS600へ移行して細密探索を実行する。この細密探索では、フォーカスレンズ21を、被写体方向(無限方向)へ移動量D4で初期駆動し、ここを細密探索の開始位置(i=5)として、フォーカスレンズ21を被写体方向(無限方向)へ移動量D5ずつ移動させ、それぞれの位置P(i=5〜i=9)において焦点評価値を算出する。ここで、細密探索の際の移動量D5は、部分探索の際の移動量D2よりも小さく設定する。これにより、部分探索では合焦条件を満たさず合焦位置が見つけられなかった探索範囲において合焦位置を見つけることができる。
フォーカスレンズ21を移動量D5ずつ間欠駆動しながら無限端近傍まで細密探索を終了したら、合焦判定を行う。この細密探索における合焦条件は、上述した部分探索における合焦条件と同じである。すなわち、(1)探索された焦点評価値の連続する3点が山状の関係であること、(2)探索された焦点評価値の最大値が所定値以上であること、(3)前記最大値に対する最小値(最小値とは、最大値に隣接する焦点評価値のうち小さいもの)の割合が所定値以下であること、の3つとされている。なお、(3)の条件については「最小値に対する最大値の割合が所定値以上であること」としてもよい。
この条件を図7に示す探索結果にあてはめると、条件(1)を満たす3点は、i=7,i=8およびi=9であり、この3点の中で最大値はi=8、最小値はi=7である。
ここで、本実施形態では、合焦条件の中の所定値A0と、所定割合Kのしきい値について、所定値A0は部分探索の所定値と同じ値にしているが、所定割合Kの値は部分探索の所定割合より大きく設定している。具体的には、部分探索の所定割合Kが80%であるのに対し、全域探索の所定割合Kは90%に設定している。これは、細密探索の移動量D5は部分探索の移動量D2より小さいので、得られる焦点評価値の差が部分探索より大きくならないからである。なお、本例では最大値が満たすべき所定値A0は部分探索の所定値A0と同じ値にしたが、異なる値にすることもできる。
このように、細密探索の場合の所定割合Kのしきい値を部分探索の場合のものより大きくする等、間欠駆動の移動量の大きさに応じて合焦条件のしきい値を変えることで、偽合焦を防止しながら効率的に合焦位置を検出することができる。
さて、上述した実施形態では、撮像素子11により得られた画像出力の高周波成分を、高周波透過フィルタを用いて抽出し、これを積算して焦点電圧を検出することで焦点評価値を求めるように構成したが、この焦点評価値の検出方法は以下のような実施形態で行うこともできる。
図8は本発明の他の実施形態に係る撮像装置の要部を示すブロック図であって、図1に示す実施形態の撮像素子11、焦点検出部12およびレンズ駆動制御部14に対応する要部である。その他の撮像装置1の構成は図1に示すものと同じである。
本実施形態では、撮像素子11により得られる画像出力を、互いに特性が異なる2種類のバンドパスフィルタを用いて処理する。すなわち、第1焦点検出部12Lでは、画像出力周波数のうち比較的低周波成分を、第2のフィルタを用いて抽出し、これを積算して焦点電圧を検出することで焦点評価値を求める。これに対して、第2焦点検出部12Hでは、画像出力周波数のうち比較的高周波成分を、第1のフィルタを用いて抽出し、これを積算して焦点電圧を検出することで焦点評価値を求める。
図9は本実施形態に係る焦点検出部12に適用されるバンドパスフィルタの特性図であり、第1焦点検出部12Lに用いられる第2のフィルタの特性を実線で、第2焦点検出部12Hに用いられる第1のフィルタの特性を点線で示す。
また、図10は本実施形態の第1焦点検出部12Lと第2焦点検出部12Hのそれぞれにおいて、同じ被写体を撮像したときのレンズ位置と焦点評価値との関係をグラフ化したものであり、第1焦点検出部12Lに用いられる第2のフィルタで撮像した結果を実線で、第2焦点検出部12Hに用いられる第1のフィルタで撮像した結果を点線で示す。
図10に示すように、第2のフィルタが用いられた第1焦点検出部12Lにより得られた焦点評価値のプロフィールは、(1)山の形がなだらかであり、(2)ピントのボケ量が比較的大きいところから焦点評価値の変化が表れるので、合焦位置の方向を判定するのに適しており、(3)ノイズの影響を受けにくい、(4)細かいパターンの被写体には相対的に適していない、といった特徴がある。
これに対して、第1のフィルタが用いられた第2焦点検出部12Hにより得られた焦点評価値のプロフィールは、(1)山の形が急峻であり、(2)合焦位置の近傍で焦点評価値が急激に変化するので、合焦方向を判定するのには相対的に適さない、(3)ノイズの影響を受け易い、(4)細かいパターンの被写体に適する、といった特徴がある。
こうした2種類の特性を有するバンドパスフィルタを用いて焦点検出部12を構成し、第1焦点検出部12Lおよび第2焦点検出部12Hのそれぞれにおいて、上述した実施形態のように、部分探索、全域探索および細密探索を行う。
ただし、部分探索、全域探索および細密探索のそれぞれにおける合焦判定では、第1焦点検出部12Lの所定割合K1と、第2焦点検出部12Hの所定割合K2を異なるしきい値とする。具体的には、K1>K2とし、K1がたとえば80%のとき、K2をたとえば50%とする。これは、図10に示すそれぞれのプロフィールに示すように、第2焦点検出部12Hにより求められた焦点評価値の変化率は、第1焦点検出部12Lにより求められた焦点評価値の変化率より小さくなるからである。
そして、実際の探索を行う際には、部分探索、全域探索および細密探索のそれぞれにおいて、第1焦点検出部12Lと第2焦点検出部12Hのそれぞれにおいて合焦判定を実行し、何れか一方の焦点検出部12L,12Hで合焦位置が見つかれば、その位置を合焦位置Pxとする。
なお、本例では最大値が満たすべき所定値A0は、各探索において、第1焦点検出部12Lと第2焦点検出部12Hとで同じ値にしたが、何れかの探索において異なる値にすることもできる。
本実施形態のように、特性が異なる2種類のバンドパスフィルタを用いて焦点評価値を求めると、偽合焦を防止することができる。
たとえば高周波透過フィルタのみを用いて焦点評価値を求めると、図11に点線で示すように、真の合焦位置でない部分Xを合焦位置として判定するおそれがあるが、本例のように焦点評価値の変化率をモニタし、それがK2よりも大きくなれば合焦と判定しないようにすれば、同図に示す部分Xは合焦条件を満たさない。したがって、この部分を合焦位置として誤認識することを防止できる。
本発明の実施形態に係る撮像装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置の合焦位置探索ルーチンを示すフローチャートである。 図2に示す部分探索のサブルーチンを示すフローチャートである。 図2に示す部分探索のサブルーチンにおけるレンズ位置と焦点評価値および時間の関係を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態に係る合焦条件を説明するためのレンズ位置と焦点評価値との関係を示すグラフである。 図2に示す全域探索のサブルーチンにおけるレンズ位置と焦点評価値および時間の関係を示すタイムチャートである。 図2に示す細密探索のサブルーチンにおけるレンズ位置と焦点評価値および時間の関係を示すタイムチャートである。 本発明の他の実施形態に係る撮像装置の要部を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る撮像装置に適用されるフィルタの特性図である。 本発明の他の実施形態に係るレンズ位置と焦点評価値との関係を示すグラフである。 偽合焦を説明するための、レンズ位置と焦点評価値との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…撮像装置;10…カメラボディ;11…撮像素子;12…焦点検出部
12L…第1焦点検出部;12H…第2焦点検出部
13…オートフォーカススイッチ;14…レンズ駆動制御部
15…コントラストエリア設定部;20…レンズ鏡筒
21…フォーカスレンズ;22…レンズ駆動モータ
23…レンズ位置検出部

Claims (9)

  1. 結像光学系による像のコントラストに関する焦点評価値を、前記結像光学系の複数の焦点調節位置に対応付けて検出するとともに、検出された前記焦点評価値の最大値を検出する検出手段と、
    前記複数の焦点調節位置に対応して検出される複数の焦点評価値の変化率を所定のしきい値と比較することにより、前記最大値が真の合焦位置に対応するか否かを判定する判定手段と、
    前記閾値が第1閾値に設定された第1検出方法、及び、前記第1検出方法よりも前記焦点調節位置の検出位置の間隔が長く前記閾値が第2閾値に設定された第2検出方法を設定する設定手段と、を備え、
    前記検出手段は、前記最大値が得られる第1の焦点調節位置に対して前記間隔を置いた第2の焦点調節位置に対応する最小値を検出し、
    前記設定手段は、前記変化率が前記最小値を前記最大値で除した値に対応する場合は、前記第2閾値を前記第1閾値よりも小さく設定し、前記変化率が前記最大値を前記最小値で除した値に対応する場合は、前記第2閾値を前記第1閾値よりも大きく設定することを特徴とする焦点調節装置。
  2. 請求項1記載の焦点調節装置であって、
    前記焦点評価値が最大となる焦点調節位置に前記結像光学系が移動するように焦点調節制御を行う焦点調節制御手段を備え、
    前記焦点調節制御手段は、前記結像光学系の移動範囲のうちの現在位置を含む所定範囲を部分的に探索し、
    前記所定範囲に合焦位置が存在しないと判断された場合には、前記移動範囲のうちの端部近傍に合焦位置があるか否かを判断し、
    前記端部近傍に合焦位置が存在すると判断された場合には前記端部近傍を含む第1所定範囲を前記第1検出方法で探索し、
    前記端部近傍に合焦位置が存在しないと判断された場合には前記第1所定範囲よりも広い第2所定範囲を前記第2検出方法で探索することを特徴とする焦点調節装置。
  3. 請求項2記載の焦点調節装置であって、
    前記焦点調節制御手段は、前記所定範囲に合焦位置が存在しないと判断した後、前記所定範囲の探索結果に基づいて、前記端部近傍に合焦位置があるか否かを予測し、前記端部近傍に合焦位置があるか否かを判断することを特徴とする焦点調節装置。
  4. 請求項3記載の焦点調節装置であって、
    前記焦点調節制御手段は、前記結像光学系の移動範囲のうちの現在位置を含む所定範囲を部分的に探索し、前記所定範囲に合焦位置が存在すると判断したとき前記結像光学系が前記合焦位置に移動するように制御し、
    前記所定範囲に合焦位置が存在しないと判断された場合には、前記移動範囲のうちの端部近傍に合焦位置があるか否かを判断し、
    前記端部近傍に合焦位置が存在すると判断された場合には前記端部近傍を含む第1所定範囲を前記第1検出方法で探索し、前記第1所定範囲に合焦位置が存在すると判断したとき前記結像光学系が前記合焦位置に移動するように制御し、
    前記端部近傍に合焦位置が存在しないと判断された場合には前記第1所定範囲よりも広い第2所定範囲を前記第2検出方法で探索し、前記第2所定範囲に合焦位置が存在すると判断したとき前記結像光学系が前記合焦位置に移動するように制御することを特徴とする焦点調節装置。
  5. 請求項4記載の焦点調節装置であって、
    前記焦点調節制御手段は、前記第1閾値と前記第2閾値との間の値に対応する第3閾値に前記閾値が設定された第3検出方法で、前記結像光学系の移動範囲のうちの現在位置を含む前記所定範囲を部分的に探索することを特徴とする焦点調節装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の焦点調節装置であって、
    前記設定手段は、前記検出方法として前記像の周波数の抽出条件を複数設定可能であり、
    前記検出手段は、設定された前記抽出条件により得られた前記最大値に対応する第1の焦点調節位置に対して所定間隔を置いた第2の焦点調節位置に対応する最小値を検出することを特徴とする焦点調節装置。
  7. 請求項記載の焦点調節装置であって、
    前記変化率は、前記最小値を前記最大値で除した値であり、
    前記設定手段は、前記抽出条件が前記像の周波数の第1の周波数成分を抽出する場合は、前記像の周波数の前記第1の周波数成分よりも低い第2の周波数成分を抽出する場合よりも前記しきい値を小さくすることを特徴とする焦点調節装置。
  8. 請求項記載の焦点調節装置であって、
    前記変化率は、前記最大値を前記最小値で除した値であり、
    前記設定手段は、前記抽出条件が前記像の周波数の第1の周波数成分を抽出する場合は、前記像の周波数の前記第1の周波数成分よりも低い周波数成分を抽出する場合よりも前記しきい値を大きくすることを特徴とする焦点調節装置。
  9. 請求項1〜の何れか一項に記載の焦点調節装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
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