JP4997791B2 - 燃料電池のセル及びスタック - Google Patents

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Description

本発明は燃料電池のセル及びスタックに関する。
特許文献1開示の一般的な燃料電池のスタックは、図12に示すように、複数のセル10が積層されてなる。各セル10は、導電性材料製のセパレータ12、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)11及びセパレータ12によって構成されている。スタックにおいては、隣り合うセル10はセパレータ12を共通にしている。
各膜電極接合体11は、ナフィオン(登録商標、Nafion(Du pont社製))等の固体高分子膜からなる電解質膜11aと、この電解質膜11aの一面に接合されて空気が供給されるカソード極11bと、電解質膜11aの他面に接合されて燃料が供給されるアノード極11cとを有している。
図13に示すように、カソード極11bは、電解質膜11a側に位置し、カーボン粒子に触媒が担持された触媒担持カーボンと電解質とを有する触媒層13aと、触媒層13aに隣接して空気を拡散する拡散層13bとからなる。アノード極11cは、電解質膜11a側に位置し、触媒担持カーボンと電解質とを有する触媒層14aと、触媒層14aに隣接して燃料を拡散する拡散層14bとからなる。
図12に示すように、各セパレータ12は各膜電極接合体11を間に挟んで積層される。個々のセパレータ12における各カソード極11b側の一面には空気室12bが複数本の溝状に形成されており、各アノード極11c側の他面には燃料室12cが複数本の溝状に形成されている。各空気室12bと各燃料室12cとは逆方向又は互いに直交する方向に延びている。また、スタックに供給される空気は各セル10の全ての空気室12bを流通するようになっており、スタックに供給される燃料は各セル10の全ての燃料室12cを流通するようになっている。
このスタックにおいては、空気室12bに供給される空気と、燃料室12cに供給される燃料との電気化学反応により、起電力を生じる。
特開平3−295176号公報
しかしながら、この電気化学反応は水の生成を伴う反応であるため、動作条件によっては、発生したその生成水が各セル10の空気室12b内でカソード極11bへの空気の供給を阻害し易く、これによってカソード極11bにおいて反応が生じない部位が発生し、セル電圧が低下してしまう。生成水以外に加湿のための水を供給している場合も同様である。これらの水がアノード極11cへ逆拡散する場合も、同様である。
また、複数のセル10が積層されたスタックにおいては、空気が供給され易いセル10と、空気が供給され難いセル10とを生じやすく、一部のセル10の電圧が低いことにより、十分なスタック電圧を生じ難い。燃料の供給においても、同様の問題を生じ得る。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、セル電圧及びスタック電圧を安定化できるようにすることを解決すべき課題としている。
本発明の燃料電池のセルは、電解質膜と、該電解質膜の一面に接合されて空気が供給されるカソード極と、該電解質膜の他面に接合されて燃料が供給されるアノード極とを有する膜電極接合体と、
該カソード極側に空気室を形成するとともに、該アノード極側に燃料室を形成するように該膜電極接合体を挟持する対をなす導電性材料製のセパレータとを備えている燃料電池のセルにおいて、
前記空気室及び前記燃料室の少なくとも一方の出口には、連通面積が絞られた絞り部が設けられていることを特徴とする。
本発明のセルは、空気室の出口に連通面積が絞られた絞り部を有している。この絞り部は、連通面積がそれより上流側と比較して小さくはなっているが、連通状態は維持しており、空気の排出は当然に可能である。このため、このように構成された空気室では、出口で空気の流速が大きくなり、空気室内の水滴を好適に排除する。このため、このセルでは、動作条件が異なっても、カソード極への空気の供給が阻害され難く、これによってカソード極全体が好適に反応し、セル電圧が安定する。燃料室も同様である。
本発明の作用は低電流時に特に効果的である。エアストイキ比の要求により、セルは、低電流時に空気の供給量が減少するため、この際に空気室内における水滴の排除圧が不足しやすいのであるが、本発明に係る絞り部によってセルはこの際でも水滴の排除圧を十分に高くすることができるからである。燃料室も同様である。
また、複数のセルを積層したスタックにおいては、個々のセルが絞り部によって背圧を有することとなり、セル間の空気の分配が均一化する。このため、一部のセルの電圧が低下することが防止され、十分なスタック電圧を生じる。燃料室も同様である。
したがって、本発明のセルによれば、セル電圧及びスタック電圧を安定化することが可能である。
絞り部としては、連通面積を絞るものであれば種々のものが採用され得る。例えば、絞り部は、空気室又は燃料室における空気又は燃料が流れる方向と直交しつつ各々が平行に延び、一端側と他端側とが交互に下流側に向かって開口する複数本の案内壁によって構成され得る(サーペンタイン(Serpentine)型)。また、絞り部は、空気室又は燃料室における空気又は燃料が流れる方向に各々整列し、上流側が幅狭に形成され、下流側が幅広に形成された複数本の案内壁によっても構成され得る(レデューサ(Reducer)型)。
本発明のセルは、セパレータ内に絞り部を有している。セパレータ内に絞り部を有していた方が流路のガス流速を上げる作用として利用できるので、優れた性能のスタックを製造し易いからである。
また、空気室又は燃料室における絞り部以外の部分は網材によって形成されてい。この網材は、導電性及び親水性を有し、かつ多くの空孔を有する多孔質状に形成され、各空孔に空気室又は燃料室を構成するものである。つまり、セパレータは、板状をなす導電性材料製のプレートと、このプレートの一面に設けられた網材と、絞り部とを有することとなる。
れにより、網材の表面張力によって生成水等の水が厚さ方向に拡散し、水が詰まり難い。このため、このセルにおいては、空気又は燃料の圧力損失を生じ難く、優れた供給性を発揮できる。また、この空気室では、網材の表面張力によって水が厚さ方向に拡散して乾き難く、また安定した接触面積を確保できる。このため、このセルにおいては、優れた集電性も発揮できる。
導電性及び親水性の線材としては、親水処理したニッケル、チタン、SUS、タンタル、カーボン等の導電性繊維を採用することができる。親水処理としては、アルカリ処理、表面の酸化処理等を採用することができる。
網材は、導電性の線材と親水性の線材とによって、三次元の網目状に形成され、線材間に空気室又は燃料室が形成されることもできる。導電性の線材としては、通常のニッケル、チタン、SUS、タンタル、カーボン等の導電性繊維を採用することができる。また、親水性の線材としては、金属酸化物のウィスカー、植物繊維等を採用することができる。
そして、網材には、プレート側に吸水性の排水層が形成されているこのため、網材の厚さ方向に拡散した水が排水層に集められ、自重や空気の圧力によって好適に排出される。排水層における水の接触角は、40°未満であることが好ましく、30°未満であることがより好ましい。また、排水層の吸水率は50%超であることが好ましく、100%超であることがより好ましい。
また、網材には、膜電極接合体側に撥水性の撥水層が形成されていることも好ましい。この場合、膜電極接合体側からプレート側に水が拡散し易くなる。撥水層における水の接触角は100°超であることが好ましく、120°超であることがより好ましい。
本発明のセルにおいては、カソード極及びアノード極は、電解質膜側に位置する触媒層からなり、触媒層と網材とが接合されているものであり得る。セパレータの網材が従来の拡散層の役割を担うことができるからである。この場合、膜電極接合体のカソード極及びアノード極が触媒層だけからなることから、膜電極接合体の構造が簡易になり、製造コストの低廉化を実現することができる。
本発明の燃料電池のスタックは、上記本発明のセルを多数積層してなることを特徴とする。このスタックによれば、スタック電圧を安定化することが可能である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2及び参考例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
実施例1の燃料電池のスタックは、図1及び図2に示す板状の第1網材21と、図3及び図4に示す第2網材22とを採用している。第1、2網材21、22は、チタン繊維からなる導電性及び親水性の線材によって三次元の網目状に形成されている。第1、2網材21、22における水の接触角は、それぞれ40°、30°である。
図1及び図2に示す第1網材21の一端側(図中、下側)には、絞り部30が設けられている。絞り部30は、絞り部30の長手方向に各々平行に延び、一端側と他端側とが交互に幅方向で開口する4本の案内壁30aが設けられたものである。図3及び図4に示す第2網材22には絞り部30は設けられていない。
図2及び図4に示すように、第1網材21及び絞り部30並びに第2網材22の一面側には導電性ポリマーからなる吸水性の排水層21a、22aが形成され、第1網材21及び絞り部30並びに第2網材22の他面側にはカーボン/PTFEからなる撥水性の撥水層21b、22bが形成されている。排水層21a、22aにおける水の接触角は30°、吸水率は200%である。また、撥水層21b、22bにおける水の接触角は120°超である。
また、このスタックは、図5に示す板状をなす導電性材料製のプレート23も採用している。プレート23の一面には、第1網材21を収納する第1凹部23aが凹設されている。また、プレート23の他面には、第2網材22を収納する第2凹部23bと、膜電極接合体(図6参照)24を収納する第3凹部23cとが凹設されている。
このプレート23には、第1凹部23aの両端に連通する一対の空気通路23d、23eが貫設されている。また、このプレート23には、第2凹部23bの両端に連通する図示しない一対の燃料通路も貫設されている。空気通路23d、23eと燃料通路とは貫設される位置が90度ずれている。
プレート23の第1凹部23aに第1網材21及び絞り部30が収納される。この際、絞り部30が空気の出口側である下方になるようにする。また、第1網材21及び絞り部30の排水層21aが第1凹部23aの底面と接触し、撥水層21bが外側になるようにする。こうして、第1網材21及び絞り部30は線材間に空気室を構成する。
また、プレート23の第2凹部23bに第2網材22が収納される。この際、第2網材22の排水層22aが第2凹部23bの底面と接触し、撥水層22bが外側になるようにする。こうして、第2網材22は線材間に燃料室を構成する。これにより1枚のセパレータ20が得られる。
一方、このスタックに用いる膜電極接合体24は、図6に示すように、電解質膜25と、電解質膜25の一面に接合されたカソード極26と、電解質膜25の他面に接合されたアノード極27とからなる。カソード極26及びアノード極27は、電解質膜25側に位置する触媒層からなり、触媒層に隣接する従来のような拡散層を有さない。
図7に示すように、セパレータ20におけるプレート23の第3凹部23cには膜電極接合体24が収納され、セパレータ20、膜電極接合体24及びセパレータ20によってセル31が構成される。隣り合うセル31はセパレータ20を共通にしている。
そして、複数のセル31が積層され、スタック38が構成される。スタック38では、全てのセル31の空気通路23d、23eが連通しているとともに、全てのセル31の燃料通路が連通している。
スタック38の燃料通路には、図8に示すように、バルブ32を介して水素タンク33が接続される。また、スタック38の空気通路23d、23eには、空気ファン34によって空気が供給されるようになっている。空気は空気室を上方から下方に向かって流れるようになっている。そして、スタック38の両端のプレート23は自動車のモータ等の負荷35に電気的に接続され、スタック38の下端はポンプ36によって循環するようにラジエータ37に接続されている。こうして燃料電池システムが構成される。
以上のように構成されたスタック38においては、空気流路23d、23eに供給される空気と、燃料流路に供給される水素との電気化学反応により、起電力を生じる。
この際、第1網材21の線材間である空気室では、出口の絞り部30で空気の流速が大きくなり、空気室内の水滴を好適に排除する。このため、このセル31では、動作条件が異なっても、カソード極26への空気の供給が阻害され難く、これによってカソード極26全体が好適に反応し、セル電圧が安定する。
また、エアストイキ比の要求により、セル31は、低電流時に空気ファン34の回転数が抑えられることにより空気の供給量が減少する。この際、従来のスタックにおいては、空気室内における水滴の排除圧が不足しやすいのであるが、このスタック38においては、絞り部30によってセル31はこの際でも水滴の排除圧を十分に高くすることができる。
さらに、このスタック38においては、個々のセル31が絞り部30によって背圧を有することとなり、セル31間の空気の分配が均一化する。このため、一部のセル31の電圧が低下することが防止され、十分なスタック電圧を生じる。
したがって、このセル31及びスタック38によれば、セル電圧及びスタック電圧を安定化することが可能である。
また、このスタック38では、第1、2網材21、22の線材による表面張力によって生成水や残留水が厚さ方向に拡散し、生成水や残留水が詰まり難い。このため、このスタック38においては、空気及び水素の圧力損失を生じ難く、優れた供給性を発揮できる。また、この空気室及び燃料室では、線材による表面張力によって生成水や残留水が厚さ方向に拡散して乾き難く、また安定した接触面積を確保できる。このため、このスタック38においては、優れた集電性も発揮できる。
さらに、このスタック38では、プレート23側に排水層21a、22aが形成されているため、第1、2網材21、22の厚さ方向に拡散した水が排水層21a、22aに集められ、自重や空気圧によって好適に排出される。また、膜電極接合体24側に撥水層21b、22bが形成されているため、膜電極接合体24側からプレート23側に水が拡散し易い。
また、このスタック38においては、膜電極接合体24のカソード極26及びアノード極27が触媒層だけからなることから、膜電極接合体24の構造が簡易であり、製造コストの低廉化を実現することもできる。なお、このスタック38において、図13に示す膜電極接合体11を採用することも可能である。
(実施例2)
実施例2のスタックは、図9及び図10に示す絞り部40を採用している。この絞り部40は、空気室における空気が流れる方向に各々整列し、上流側が幅狭に形成され、下流側が幅広に形成された複数本の案内壁40aによって構成されている。他の構成は実施例1と同様である。このスタックにおいても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
(参考例)
参考例のスタックは、図11に示すセル43を採用している。このセル43では、膜電極接合体24のカソード極26側に従来のセパレータ12によって従来の溝状の空気室12bを位置させ、膜電極接合体24のアノード極27側にはセパレータ12によって従来の溝状の燃料室12cを構成している。そして、空気室12bの出口に実施例1の絞り部30を設けている。他の構成は実施例1と同様である。このスタックにおいても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。なお、実施例1の絞り部30の代わりに実施例2の絞り部40を採用することもできる。
以上において、本発明を実施例1、2及び参考例に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2及び参考例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。例えば、燃料室の出口に絞り部30、40を設けることも可能である。
本発明は、電気自動車等の移動用電源、屋外据え置き用電源、ポータブル電源等の燃料電池システムに利用可能である。
実施例1のスタックに係り、第1網材及び絞り部を厚さ方向に直交する方向で切断して示す断面図である。 実施例1のスタックに用いる第1網材及び絞り部を厚さ方向で切断して示す断面図である。 実施例1のスタックに係り、第2網材を厚さ方向に直交する方向で切断して示す断面図である。 実施例1のスタックに用いる第2網材を厚さ方向で切断して示す断面図である。 実施例1のセパレータの断面図である。 実施例1の膜電極接合体の模式拡大一部断面図である。 実施例1のセルの断面図である。 実施例1の燃料電池システムの構成図である。 実施例2のスタックに係り、第1網材及び絞り部を厚さ方向に直交する方向で切断して示す断面図である。 実施例2のスタックに用いる第1網材及び絞り部を厚さ方向で切断して示す断面図である。 参考例のセルの断面図である。 従来のセルの分解斜視図である。 従来の膜電極接合体の模式拡大一部断面図である。
符号の説明
24…膜電極接合体
25…電解質膜
26…カソード極
27…アノード極
20…セパレータ
30、40…絞り部
30a、40a…案内壁
23…プレート
21…第1網材
22…第2網材
21a、22a…排水層
21b、22b…撥水層

Claims (7)

  1. 電解質膜と、該電解質膜の一面に接合されて空気が供給されるカソード極と、該電解質膜の他面に接合されて燃料が供給されるアノード極とを有する膜電極接合体と、
    該カソード極側に空気室を形成するとともに、該アノード極側に燃料室を形成するように該膜電極接合体を挟持する対をなす導電性材料製のセパレータとを備えている燃料電池のセルにおいて、
    前記空気室及び前記燃料室の少なくとも一方の出口には、連通面積が絞られた絞り部が設けられ、
    前記セパレータは、板状をなす導電性材料製のプレートと、該プレートの一面に設けられ、導電性及び親水性を有し、かつ多くの空孔を有する多孔質状に形成され、各該空孔に前記空気室又は前記燃料室を構成する網材と、該セパレータ内に前記絞り部とを有し、
    該網材には、該プレート側に吸水性の排水層が形成されていることを特徴とする燃料電池のセル。
  2. 前記絞り部は、前記空気室又は前記燃料室の前記空気又は前記燃料が流れる方向と直交しつつ各々が平行に延び、一端側と他端側とが交互に下流側に向かって開口する複数本の案内壁によって構成されている請求項1記載の燃料電池のセル。
  3. 前記絞り部は、前記空気室又は前記燃料室の前記空気又は前記燃料が流れる方向に各々整列し、上流側が幅狭に形成され、下流側が幅広に形成された複数本の案内壁によって構成されている請求項1記載の燃料電池のセル。
  4. 前記網材は、導電性の線材と親水性の線材とによって、三次元の網目状に形成され、該線材間に前記空気室又は前記燃料室が形成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載の燃料電池のセル。
  5. 前記網材には、前記膜電極接合体側に撥水性の撥水層が形成されている請求項1乃至4のいずれか1項記載の燃料電池のセル。
  6. 前記カソード極及び前記アノード極は、前記電解質膜側に位置する触媒層からなり、該触媒層と前記網材とが接合されている請求項1乃至5のいずれか1項記載の燃料電池のセル。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項記載のセルを多数積層してなることを特徴とする燃料電池のスタック。
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