JP4997779B2 - 非接触データキャリア - Google Patents

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本発明は、保持されたデータを非接触で読み出し可能な非接触データキャリアに係り、特に、より小型化に適する非接触データキャリアに関する。
近年、物品のタグ情報のキャリアとしてICチップを使用した非接触データキャリア(ICタグ、無線タグ、RFIDなどとも言う。)が使用されている。非接触データキャリアの主たる構成要素は、データを保持するICチップと、このICチップに接続されたアンテナとである。アンテナを構成するためにICチップが実装された配線基板にアンテナパターンを形成したものがある(例えば下記特許文献1参照)。同文献にあるように、配線基板を使用する場合、アンテナパターンを複数の配線層に設けこれらをビア(層間接続導電体)で直列に接続しアンテナとして構成することができる。
非接触データキャリアは、その使用上の性質から小型化が求められることが多い。同文献の開示は、アンテナが複数の配線層にパターン化されるという構造に起因する小型化を示していると考えられるが、それ以上の小型化に関しては開示していない。
特開2004−206736号公報(図6、図7、図8、図9)
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、保持されたデータを非接触で読み出し可能な非接触データキャリアにおいて、より小型化を図ることが可能な非接触データキャリアを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る非接触データキャリアは、データを格納可能なICチップと、前記ICチップが実装された、矩形状の形状を有する配線基板とを具備し、前記配線基板が、それぞれにアンテナパターンが形成された複数の配線層と、該配線基板のひとつの角である第1の角近辺に位置しかつ前記複数の配線層のうちのひとつの配線層にあるアンテナパターンである第1のアンテナパターン前記複数の配線層のうちの別の配線層にあるアンテナパターンである第2のアンテナパターンとを層間接続する層間接続導体とを有し、前記第1のアンテナパターンおよび前記第2のアンテナパターンが、該配線基板の前記第1の角近辺において前記層間接続導体を位置させるように前記第1の角からの退避レイアウトがなされ、該配線基板の前記第1の角以外の角の少なくともひとつ近辺においては該角からの退避レイアウトがされていないことを特徴とする。
すなわち、複数の配線層に設けられるアンテナパターンにおいて、ひとつのアンテナパターンと別のアンテナパターンとを層間接続する層間接続導体のため、配線基板のひとつの角近辺では、この層間接続導体を位置させるように退避レイアウトがされ、その角以外の角の少なくともひとつ近辺では退避レイアウトされていない。したがって、退避レイアウトがされない分だけアンテナパターンを設ける領域が広くなり、同じ配線基板の面積でも、電磁誘導の効率がよい。よって、非接触データキャリアとして小型化を図ることができる。なお、配線基板のひとつの角近辺で層間接続導体を位置させるように退避レイアウトがされるのは、小型化に伴いアンテナパターンの形成ルールが微細化し、そのライン分の大きさの中に層間接続導体を設けることが困難になる場合に対応可能にするためである。
本発明によれば、保持されたデータを非接触で読み出し可能な非接触データキャリアにおいてより小型化を図ることができる。
本発明の実施態様として、前記複数の配線層が、2以上の偶数の配線層数であり、前記第1のアンテナパターンおよび前記第2のアンテナパターンが、前記配線基板の前記第1の角以外のすべての角近辺において該角からの退避レイアウトがされていない、とすることができる。配線層数が2以上の偶数である場合には、このようにひとつの角で退避レイアウトを行えば、各層のアンテナパターンが層間接続導体で接続され得る。
また、実施態様として、前記複数の配線層が、3以上の奇数の配線層数であり、前記第1のアンテナパターンおよび前記第2のアンテナパターンが、前記配線基板の前記第1の角以外のいずれかふたつの角近辺において該角からの退避レイアウトがされておらず、前記配線基板の前記第1の角以外の残るひとつの角近辺において前記層間接続導体とは別の第2の層間接続導体を位置させるように該角からの退避レイアウトがされている、とすることができる。配線層数が3以上の奇数である場合には、ひとつの角を、全層を貫通して導電する層間接続導体(=別の層間接続導体)のために確保するのが好ましいためである。
また、実施態様として、前記複数の配線層のそれぞれの前記アンテナパターンのうちの少なくともひとつが、前記実装されたICチップの位置に重なる領域にまで形成されている、とすることができる。ICチップの位置に重なる領域にまでアンテナパターンを設けることでより大きなインダクタンス値を得ることができる。
ここで、前記複数の配線層が、3以上の配線層数であり、前記複数の配線層のひとつが外層配線層であり、前記ICチップが該外層配線層の形成された前記配線基板の面に実装され、前記ICチップが実装された外層配線層および該外層配線層に隣接する配線層においては前記実装されたICチップの位置に重なる領域に前記アンテナパターンが実質的に形成されておらず、残る配線層すべてにおいては前記実装されたICチップの位置に重なる領域にまで前記アンテナパターンが形成されている、とすることができる。外層配線層およびこれに隣接する配線層で、ICチップの位置に重なる領域にアンテナパターンが実質的に形成されていない、とするのは、ICチップ直下の配線基板の絶縁層に層間絶縁導体が必要になるのを避けるためである。ICチップを実装する領域の平坦性を確保できる。
また、ここで、前記複数の配線層が、2以上の配線層数であり、前記複数の配線層のひとつが外層配線層であり、前記ICチップが該外層配線層の形成された前記配線基板の面に実装され、前記ICチップが実装された外層配線層においては前記実装されたICチップの位置に重なる領域に前記アンテナパターンが実質的に形成されておらず、残る配線層すべてにおいては前記実装されたICチップの位置に重なる領域にまで前記アンテナパターンが形成されている、とすることもできる。この場合は、ICチップ直下の配線基板の絶縁層に層間絶縁導体が存在してもよい。
また、実施態様として、前記層間接続導体が、銀ペースト硬化導電樹脂である、とすることができる。層間接続導体の材料としてのひとつの例である。
また、実施態様として、前記複数の配線層のそれぞれの前記アンテナパターンが、実質的に渦巻き状に形成され、前記層間接続導体が、前記第1のアンテナパターンの渦巻きの一端部と前記第2のアンテナパターンの渦巻きの一端部とを層間接続する、とすることができる。これは、アンテナパターンが各配線層で渦巻き状になっている場合の上記層間接続導体の態様である。
また、実施態様として、前記複数の配線層のひとつが外層配線層であり、前記ICチップが該外層配線層の形成された前記配線基板の面に実装され、前記ICチップが実装された前記配線基板の面上に、少なくとも前記ICチップを覆うように形成されたモールド樹脂層をさらに具備する、とすることができる。ICチップが配線基板上に設けられる場合のその保護のため、モールド樹脂層を設けた態様である。
ここで、前記モールド樹脂層が、前記配線基板の全面上に形成され、かつ表面に印字を有する、とすることができる。モールド樹脂層が全面に形成されることで比較的大きな面積の印字領域として利用することができる。
また、ここで、前記ICチップが、前記配線基板の面にボンディングワイヤを用いて実装されている、とすることができる。ICチップを配線基板に実装する一方法である。
さらに、ここで、前記ICチップが、前記配線基板の面にフリップチップ接続で実装されている、とすることもできる。ICチップを配線基板に実装する別の方法である。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る非接触データキャリアにおいて、そのアンテナ構成を示すために描いた仮想的な4つの平面図である。この非接触データキャリアは、概略的に、矩形状の4層配線基板の各配線層にアンテナパターンが設けられたものであり、さらに、このアンテナパターンに接続されてデータキャリア用のICチップが実装されている。図1では、配線基板を構成する層間絶縁材の図示を省略し、実際には重畳した位置に設けられる各アンテナパターンを縦に並べて図示している。
図1において、外層(第1層)アンテナパターン1が設けられた面には、データキャリア用のICチップ100が実際には設けられる。ICチップ100の機能面に形成されているパッドとアンテナパターン1を含む配線層とは、ボンディングワイヤ101で電気的に接続される。ワイヤボンディング101でICチップ100から接続されたアンテナパターン1の端部は、渦巻き形状に形成されたアンテナパターン1の内周側端部である。この内周側端部からアンテナパターン1をたどりその外周側端部に設けられた層間接続用ランド12aに至る。
第1層に在る層間接続用ランド12aは、内層(第2層)アンテナパターン2を含む配線層の層間接続用ランド21aに1層2層間接続導体(不図示)で電気的接続する。層間接続用ランド21aは、渦巻き形状に形成されたアンテナパターン2の外周側端部である。この外周側端部からアンテナパターン2をたどりその内周側端部に設けられた層間接続用ランド23aに至る。
第2層に在る層間接続用ランド23aは、内層(第3層)アンテナパターン3を含む配線層の層間接続用ランド32に2層3層間接続導体(不図示)で電気的接続する。層間接続用ランド32は、渦巻き形状に形成されたアンテナパターン3の内周側端部である。この内周側端部からアンテナパターン3をたどりその外周側端部に設けられた層間接続用ランド34に至る。
第3層に在る層間接続用ランド34は、外層(第4層)アンテナパターン4を含む配線層の層間接続用ランド43aに3層4層間接続導体(不図示)で電気的接続する。層間接続用ランド42aは、渦巻き形状に形成されたアンテナパターン4の外周側端部である。この外周側端部からアンテナパターン4をたどりその内周側端部に設けられた層間接続用ランド32bに至る。
第4層に在る層間接続ランド43aは、内層(第3層)アンテナパターン3を含む配線層の層間接続用ランド324に3層4層間接続導体(不図示)で電気的接続する。第3層に在る層間接続ランド324は、内層(第2層)アンテナパターン2を含む配線層の層間接続用ランド23bに2層3層間接続導体(不図示)で電気的接続する。
第2層に在る層間接続用ランド23bは、内層アンテナパターン2を含む配線層のパターンにより同じく第2層に在る層間接続用ランド21bに至る。層間接続ランド21bは、外層(第1層)アンテナパターン1を含む配線層の層間接続用ランド12bに1層2層間接続導体(不図示)で電気的接続する。層間接続用ランド12bは、外層アンテナパターン1を含む配線層のパターンおよびボンディングワイヤ101によりICチップ100に接続している。以上の構成によりアンテナパターン1、2、3、4は直列接続され、ICチップ100の単一のアンテナとして機能する。
1層2層間接続導体、2層3層間接続導体、3層4層間接続導体は、それぞれ、いわゆるブランドビアにより構成され、その接続に直接関係する配線層以外の配線層においてはそれらを配置するためにパターンの退避レイアウトを要しない。詳しくは後述する。この実施形態の特徴は、ブラインドビアを用いることによるこのような利点を活用し、各アンテナパターン1、2、3、4を配線基板の隅に至るまで配置させてアンテナパターンとしての開口面積を大きくし、より小型の基板面積で良好な通信特性を得るようにしたことである。
図2は、図1に示したアンテナの接続関係を示す模式的な分解斜視図である。図2において、図1中に示した構成要素と対応するものには同一の符号を付している。図2に示すように、1層2層間接続導体511、512、2層3層間接続導体521、522、3層4層間接続導体531、532が、それぞれ上記説明の層間接続導体として設けられている。図2からも、4つの配線層の各層に重畳的にアンテナパターンが設けられかつこれらが所定に接続されることで、単一のアンテナパターンとなることが理解できる。
図3は、本発明の一実施形態に係る非接触データキャリアの構成を模式的に示す垂直断面図であり、図1中に示したA−Aaの位置に相当した断面の図示である。図3において、図1中、図2中に示した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。図3に示すように、この非接触データキャリア10は、上述のアンテナパターン1、2、3、4、ICチップ100、1層2層間接続導体511、512、2層3層間接続導体521、522、3層4層間接続導体531、532とともに、層間絶縁材51、52、53、ソルダーレジスト54、55、モールド樹脂56を有している。
アンテナパターン1、2、3、4を含む各配線層と、層間絶縁材51、52、53とは配線基板を構成する。層間絶縁材51は、アンテナパターン1とアンテナパターン2とを隔てる絶縁基板であり、層間絶縁材52は、アンテナパターン2とアンテナパターン3とを隔てる絶縁基板であり、層間絶縁材53は、アンテナパターン3とアンテナパターン4とを隔てる絶縁基板である。
これらの層間絶縁材51、52、53はそれぞれ、例えばガラスクロス入りエポキシ系樹脂、アラミド樹脂、液晶ポリマー、またはBTレジンをその材料とすることができ、厚さは例えばそれぞれ例えば0.03mmないし0.1mmとすることができる。また、これらのリジッドな有機絶縁材料に代えて、ポリイミド、ポリエステル等のフレキシブルな有機絶縁材料の板材を用いることも可能である。さらにこれらの有機系材料の板材に代えて無機材料(セラミック)の板材を用いることも可能である。
アンテナパターン1、2、3、4は、それぞれ、例えば銅箔をパターン形成したものであり、厚さは例えば18μmである。アンテナパターン1、2、3、4を形成するレイアウトルールとしてこの例では例えばライン/スペースが75μm/75μmのものを採用することができる。
ICチップ100には、主たる内部構成要素として、通信回路部(不図示)とメモリ部(不図示)とが設けられている。通信回路部は、アンテナパターン1、2、3、4により構成されるアンテナに接続され、このアンテナを介して外部からのデータ読み出し指令信号を受信しかつこれに反応してメモリ部に格納されたデータの出力の仲介を行う。
ソルダーレジスト54は、外層(第1層)アンテナパターン1が設けられた層間絶縁材51の面に、はんだ接続の必要のないパターン部位上を含んで形成されている(厚さは例えば25μm)。ソルダーレジスト55は、外層(第4層)アンテナパターン4が設けられた層間絶縁材53の面に、はんだ接続の必要のないパターン部位上を含んで形成されている(厚さはソルダーレジスト54と同様に例えば25μm)。
モールド樹脂56は、少なくとも、層間絶縁材51の面上に機能面を上に向けて設けられたICチップ100を覆い、かつソルダーレジスト54を介して層間絶縁材51の面に設けられた外層アンテナパターン1を覆うように形成されている(厚さは例えば0.5mm:この実施形態では全面に形成されている。)。モールド樹脂56の材質は、例えばエポキシ樹脂とすることができる。モールド樹脂56によりICチップ10は、外部環境から化学的・物理的に保護される。
この非接触データキャリア10の製造工程の概略は、例えば以下である。まず、銅箔の必要な位置に層間接続のため(2層3層間接続導体521、522のため)の突起状の銀ペーストバンプを印刷形成し、その銀ペーストバンプが貫通するようにその銅箔上に層間絶縁材52を積層一体化する。次に、貫通した銀ペーストの先端を塑性変形するように層間絶縁材52上に別の銅箔を積層一体化する。そして、両面の銅箔をエッチングでパターン化しアンテナパターン2、3とする。
次に、さらに別の銅箔の必要な位置に層間接続のため(1層2層間接続導体511、512、または3層4層間接続導体531、532のため)の突起状の銀ペーストバンプが形成され、その銀ペーストバンプが貫通するようにそれらの銅箔上に層間絶縁材51または53が積層一体化されたものを用意する。そして、これらを上記のアンテナパターン2、3が形成された層間絶縁材52上両面に、それらの貫通した銀ペーストの先端を塑性変形させるようにそれぞれ積層一体化する。そして、層間絶縁材51上の銅箔、層間絶縁材53上の銅箔をそれぞれエッチングでパターン化しアンテナパターン1、4を形成する。以下、ソルダーレジスト54、55の形成、金めっき処理、ICチップ100の実装、モールド樹脂56の形成の各工程を順に行う。各層間接続導体には上記のように銀ペースト硬化導電樹脂を用いることができる。
前述したように、この非接触データキャリア10は、1層2層間接続導体511、512、2層3層間接続導体521、522、3層4層間接続導体531、532が、それぞれ、いわゆるブランドビアにより構成され、その接続に直接関係する配線層以外の配線層においてはそれらを配置するためにパターンの退避レイアウトを要しない。すなわち、図1に示すように、アンテナパターン1とアンテナパターン2とを接続するためのランド12a、21aが配線基板の角付近に設けられ、そのためにアンテナパターン1、2は同位置付近を退避する形状にならざるを得ないものの、これ以外の角ではこのような退避を設けず基板の角いっぱいにまでアンテナパターン1、2が設けら得る。
同様に、アンテナパターン3とアンテナパターン3とを接続するためのランド34、43aが配線基板の角付近に設けられ、そのためにアンテナパターン3、4は同位置付近を退避する形状にならざるを得ないものの、これ以外の角ではこのような退避を設けず基板の角いっぱいにまでアンテナパターン3、4が設けられ得る。したがって、アンテナパターン1、2、3、4としての開口面積を大きくし、より小型の基板面積で良好な通信特性を得ることができる。なお、ここで、ランド12a、21a、34、43aを設けるためにアンテナパターン1、2、3、4がこれらを退避する形状になるのは、非接触データキャリア10の小型化に伴いアンテナパターン1等の形成ルールが微細化し、そのライン分の大きさの中に層間接続導体511等を設けることが困難だからである。
また、この実施形態では、さらに以下の点が考慮されている。ひとつは、第3層アンテナパターン3、第4層アンテナパターン4がともにICチップ100の位置に重なる領域にまでそれらの内周側で形成されていることである。このような内周側のターン数増加で3層4層間接続導体532の位置がより配線基板の内側になるが、これによって第2層アンテナパターン2を含む配線パターンや第1層アンテナパターン1を含む配線パターンのレイアウトに影響を与えない。これも3層4層間接続導体532がブラインドビアであることの利点である。第3層アンテナパターン3、第4層アンテナパターン4の内周側のターン数増加によってアンテナとしてより大きなインダクタンスを確保することができる。
このような内周側のターン数増加は、第2層アンテナパターン2においても原理的には可能であるが(後述する図7を参照)、この実施形態では、ICチップ100が実装される直下面の平坦性を確保するためあえてそのようにはしていない。すなわち、第2層アンテナパターン2を含む配線層では、層間接続用ランド23bから層間接続用ランド21bへの配線パターンを形成し、これにより第1層にある層間接続ランド12bの形成位置がICチップ100の直下となるのを避けるようにしている。ICチップ100の直下の層間絶縁材51上には配線パターンが形成されていないので段差がなくその安定的な機械的固定が可能である。
また、この実施形態では、モールド樹脂56が全面に形成されているので、その面上をこの非接触データキャリア10の品種などの情報を表示するための印字領域とするのに向いている。例えば、この非接触データキャリア10の大きさが5mm角のような小さな形状の場合でも、印字領域として十分な大きさの領域となる。
印字方法には、シルクやパット印刷等の印刷方式や、レーザ印字、熱転写、焼印等を用いることができる。とりわけ小面積領域への微小印刷という意味でレーザ印字が向いている。レーザ印字では、アンテナパターン4上のソルダーレジスト55上に印字するとソルダーレジスト55を突き破ってアンテナパターン4が露出しその腐食性が増加してしまうが、モールド樹脂56上への印字であればこのような不利は生じない。したがって、モールド樹脂56上はレーザ印字による印字領域として適当である。なお、情報表示のためにはモールド樹脂56上にあらかじめ印字のされたシールを貼り付けることも可能である。
また、この実施形態の非接触データキャリア10を、金属性の物品用としても好適なデータキャリアとするには、例えば、モールド樹脂56の表面に透磁率の高い層を形成するようにすればよい。このような構成では、アンテナパターンに対してモールド樹脂56を介して透磁率の高い層が位置することになるので、金属性の物品用として好適である。透磁率の高い層としては、例えば、Mn−ZnフェライトやNi−Znフェライトなどの高絶縁性を有する磁性材料の粉末を分散させた樹脂を層状に形成する。粉末を分散させる樹脂には、例えばエポキシ樹脂やポリフィニルサルファイド樹脂を用いることができる。
外周側の層間接続に用いるランド12a、21a、34、43aの位置関係について補足すると、図1に示すように、この実施形態では、ランド12a、21aが図で右上、ランド34、43aが図で左上のそれぞれ配置である。ランド12a、21aは互いに層間接続されるため同一の角付近に設けられるが、その角の位置は図1に示す位置には限られない。また、ランド34、43aについても、互いに層間接続されるため同一の角付近に設けられるが、その角の位置は図1に示す位置には限られない。つまりはランド12a、21aと、ランド34、43aとの相互位置関係については自由に決めることができる。例えば、同一の角付近、対角の角付近、図1に示すように隣り合う角付近などいずれも可能である。
次に、本発明の別の実施形態について図4を参照して説明する。図4は、本発明の別の実施形態に係る非接触データキャリアの構成を模式的に示す垂直断面図であり、すでに説明した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その部分については説明を省略する。
この実施形態の非接触データキャリア10Aは、上記の実施形態の構成を配線層(アンテナパターン)数の増加という意味で発展させたものである。すなわち、図示するように、アンテナパターン5、6、7、8をそれぞれ含む配線層が加えられて全体として8層の配線層が存在する。このような配線層の増加により、配線基板の大きさを増加させることなくより大きなインダクタンスを有するアンテナを得ることができる。
各層のアンテナパターンの接続は、上記の実施形態の構成から容易に類推できる。すなわち、上記実施形態では、第4層アンテナパターン4の内周側のランド43bがICチップ100に戻るためのランドとして供されているが、本実施形態では、このランドから下側に位置する第5層アンテナパターン5の内周側に接続がされ、以下、これを経てアンテナパターン5の外周側、アンテナパターン6の外周側を経てアンテナパターン6の内周側、アンテナパターン7の内周側を経てアンテナパターン7の外周側、アンテナパターン8の外周側を経てアンテナパターン8の内周側と、各パターンと各層間接続導体により順次接続がされる。アンテナパターン8の内周側には、ICチップ100に戻るためのランドが設けられる。このランドから、図示するように各層の層間接続導体を経て第1層アンテナパターン1の配線層に至る。
図1に示したようなアンテナ構成を示すための仮想的な平面図(8つになる)の図示は省略するが、アンテナパターン5、6、7、8においても、アンテナパターン1等と同様にそれらの外周側端部に設けられたランドを退避するようにパターン化がなされている。またこの退避を除けば、各アンテナパターン5、6、7、8を配線基板の隅に至るまで配置させてアンテナパターンとしての開口面積を大きくしている。このように配線層数が多くなってもアンテナパターンとしての開口面積を大きくする思想は同じように適用できる。
この非接触データキャリア10Aの製造方法は、図1ないし図3に示した実施形態で説明した工程から容易に類推できる。すなわち、最初に、アンテナパターン4、5を有するコア基板を製造し、この両面に、層間絶縁導体が貫通形成された絶縁樹脂層、および銅箔を積層一体化し、積層一体化の後、銅箔をアンテナパターン化するというステップを、順次3回繰り返すという工程によればよい。
次に、本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアについて図5を参照して説明する。図5は、本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアにおいて、その第1層アンテナパターンを示す平面図である。同図においてすでに説明した構成要素と同一のものには同一符号を付してある。その部分の説明は省略する。
この実施形態では、第1層アンテナパターン1Aなどのアンテナパターンの屈曲部に丸めを設け尖りをなくしている。図示では省略するが、他の各層のアンテナパターンも同様である。その他の構成は、図1ないし図3に示した実施形態、または図4に示した実施形態と同じである。
丸めの曲率半径は、例えば、屈曲部の外側でR100μm程度以下、同内側でR25μm以下とすることができる。これは、アンテナパターン1Aのライン/スペース(例えば75μm/75μm)を考慮して決めることができる。このようなパターン丸めは、照射電磁波の周波数が高い場合にインピーダンスを下げる効果をもたらし好ましい。
次に、本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアについて図6を参照して説明する。図6は、本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアにおいて、そのアンテナ構成を示すために描いた仮想的な3つの平面図である。同図においてすでに説明した構成要素と同一のものには同一符号を付してある。その部分の説明は省略する。
この非接触データキャリアは、概略的に、矩形状の3層配線基板の各配線層にアンテナパターン1B、2B、3Bが設けられたものであり、さらに、これらのアンテナパターンに接続されてデータキャリア用のICチップ100が実装されている。図6では、配線基板を構成する層間絶縁材の図示を省略し、実際には重畳した位置に設けられる各アンテナパターン1B、2B、3Bを縦に並べて図示している。
図1に示した実施形態との違いは、配線層数が3と奇数になったため、第3層アンテナパターン3Bから第1層の配線層に戻るための層間接続導体の配置がアンテナパターン3B、2B、1Bの外側になることである。このため、第3層アンテナパターン3Bの外側端部(角付近)に層間接続用ランド32aが設けられ、これに重なるように第2層の層間接続用ランド213、第1層の層間接続用ランド12cが配置されている。
層間接続用ランド32aと層間接続用ランド213とは2層3層間接続導体(不図示)で電気的接続され、層間接続用ランド213と層間接続用ランド12cとは1層2層間接続導体(不図示)で電気的接続されている。第1層アンテナパターン1Bを含む配線層に設けられた層間接続用ランド12cは、ボンディングワイヤ101AによりICチップ101に接続される。
層間接続用ランド213と層間接続用ランド12cとを接続する1層2層間接続導体を配置するため、第1層アンテナパターン1B、第2層アンテナパターン2Bには、図示するように、独自の退避レイアウトがなされる。この独自の退避は、配線層(アンテナパターン)数が奇数になったため必要になる。配線層(アンテナパターン)数が5以上の奇数の場合も同様である。退避の必要のない角付近では基板の隅に至るまでアンテナパターン1B、2B等を配置させてアンテナパターンとしての開口面積を大きくすることができる。
なお、この実施形態では、第2層アンテナパターン2Bは、第1層アンテナパターン1Bが設けられた外層配線層に何ら影響を与えることなく内周側でターン数を増やしてICチップ100の位置に重なる領域にまで形成できる(図示とは異なる態様となる)。これは内周側にICチップ100に戻るための導体構造がそもそも不要だからである。
次に、本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアについて図7を参照して説明する。図7は、本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアにおいてそのアンテナ構成を示すために描いた仮想的な4つの平面図であり、すでに説明した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その部分については説明を省略する。
この実施形態は、図1ないし図3に示した実施形態と以下の点を除き同じである。すなわち、この実施形態では、第3層アンテナパターン3、第4層アンテナパターン4に加えて第2層アンテナパターン2も、ICチップ100の位置に重なる領域にまで内周側が形成されている。これにより、第2層の層間接続用ランド213Aがより内側に配置され、これと層間接続する第1層の層間接続用ランド12bAがICチップ100の直下に位置する。したがって、ICチップ100の直下の層間絶縁材51上には配線パターンの段差があり、ICチップ100の安定的固定という意味では図1ないし図3に示した実施形態に優位性を譲ることになる。しかしながら、第2層アンテナパターン2の内周側のターン数増加によってアンテナとしてさらに大きなインダクタンスを確保することができる。
次に、本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアについて図8を参照して説明する。図8は、本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアの構成を模式的に示す垂直断面図であり、すでに説明した構成要素と同一または同一相当のものには同一符号を付してある。その部分については説明を省略する。
この実施形態の非接触データキャリア10Bは、図1ないし図3に示した実施形態と以下の点を除き同じである。すなわち、この実施形態では、ボンディングワイヤ101を用いて配線基板上に実装されるICチップ100に代えて、フリップチップ接続により配線基板上に実装されるICチップ100Aを有する。ICチップ100Aの機能面と配線基板との間にはアンダーフィル樹脂57が充填される。これにより、フリップチップ接続に供された電極部分が外部環境から化学的・物理的に保護される。
ICチップ100Aの平面的配置関係として、図1に示したようにその直下に層間接続のためのランドがない場合、図7に示したようにその直下に層間接続のためのランドがある場合両者ともあり得る。ただし、図1に示したようにその直下に層間接続のためのランドがない場合の方が、第1層のパターン設計は容易である。
本発明の一実施形態に係る非接触データキャリアにおいてそのアンテナ構成を示すために描いた仮想的な4つの平面図。 図1に示したアンテナの接続関係を示す模式的な分解斜視図。 本発明の一実施形態に係る非接触データキャリアの構成を模式的に示す垂直断面図。 本発明の別の実施形態に係る非接触データキャリアの構成を模式的に示す垂直断面図。 本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアにおいてその第1層アンテナパターンを示す平面図。 本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアにおいてそのアンテナ構成を示すために描いた仮想的な3つの平面図。 本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアにおいてそのアンテナ構成を示すために描いた仮想的な4つの平面図。 本発明のさらに別の実施形態に係る非接触データキャリアの構成を模式的に示す垂直断面図。
符号の説明
1,1A,1B…第1層(外層)アンテナパターン、2,2B…第2層(内層)アンテナパターン、3…第3層(内層)アンテナパターン、3B…第3層(外層)アンテナパターン、4…第4層(外層または内層)アンテナパターン、5…第5層アンテナパターン、6…第6層アンテナパターン、7…第7層アンテナパターン、8…第8層アンテナパターン、10,10A,10B…非接触データキャリア、12a,12b,12bA,12c…層間接続用ランド(第1層)、21a,21b,23a,23b,213,213A…層間接続用ランド(第2層)、32,32a,34,324…層間接続用ランド(第3層)、43a,43b…層間接続用ランド(第4層)、51,52,53…層間絶縁材、54,55…ソルダーレジスト、56…モールド樹脂、57…アンダーフィル樹脂、100,100A…ICチップ、101,101A…ボンディングワイヤ、511,512…1層2層間接続導体、521,522…2層3層間接続導体、531,532…3層4層間接続導体。

Claims (12)

  1. データを格納可能なICチップと、
    前記ICチップが実装された、矩形状の形状を有する配線基板とを具備し、
    前記配線基板が、それぞれにアンテナパターンが形成された複数の配線層と、該配線基板のひとつの角である第1の角近辺に位置しかつ前記複数の配線層のうちのひとつの配線層にあるアンテナパターンである第1のアンテナパターン前記複数の配線層のうちの別の配線層にあるアンテナパターンである第2のアンテナパターンとを層間接続する層間接続導体とを有し、前記第1のアンテナパターンおよび前記第2のアンテナパターンが、該配線基板の前記第1の角近辺において前記層間接続導体を位置させるように前記第1の角からの退避レイアウトがなされ、該配線基板の前記第1の角以外の角の少なくともひとつ近辺においては該角からの退避レイアウトがされていないこと
    を特徴とする非接触データキャリア。
  2. 前記複数の配線層が、2以上の偶数の配線層数であり、
    前記第1のアンテナパターンおよび前記第2のアンテナパターンが、前記配線基板の前記第1の角以外のすべての角近辺において該角からの退避レイアウトがされていないこと
    を特徴とする請求項1記載の非接触データキャリア。
  3. 前記複数の配線層が、3以上の奇数の配線層数であり、
    前記第1のアンテナパターンおよび前記第2のアンテナパターンが、前記配線基板の前記第1の角以外のいずれかふたつの角近辺において該角からの退避レイアウトがされておらず、前記配線基板の前記第1の角以外の残るひとつの角近辺において前記層間接続導体とは別の第2の層間接続導体を位置させるように該角からの退避レイアウトがされていること
    を特徴とする請求項1記載の非接触データキャリア。
  4. 前記複数の配線層のそれぞれの前記アンテナパターンのうちの少なくともひとつが、前記実装されたICチップの位置に重なる領域にまで形成されていることを特徴とする請求項1記載の非接触データキャリア。
  5. 前記複数の配線層が、3以上の配線層数であり、
    前記複数の配線層のひとつが外層配線層であり、前記ICチップが該外層配線層の形成された前記配線基板の面に実装され、
    前記ICチップが実装された外層配線層および該外層配線層に隣接する配線層においては前記実装されたICチップの位置に重なる領域に前記アンテナパターンが実質的に形成されておらず、残る配線層すべてにおいては前記実装されたICチップの位置に重なる領域にまで前記アンテナパターンが形成されていること
    を特徴とする請求項4記載の非接触データキャリア。
  6. 前記複数の配線層が、2以上の配線層数であり、
    前記複数の配線層のひとつが外層配線層であり、前記ICチップが該外層配線層の形成された前記配線基板の面に実装され、
    前記ICチップが実装された外層配線層においては前記実装されたICチップの位置に重なる領域に前記アンテナパターンが実質的に形成されておらず、残る配線層すべてにおいては前記実装されたICチップの位置に重なる領域にまで前記アンテナパターンが形成されていること
    を特徴とする請求項4記載の非接触データキャリア。
  7. 前記層間接続導体が、銀ペースト硬化導電樹脂であることを特徴とする請求項1記載の非接触データキャリア。
  8. 前記複数の配線層のそれぞれの前記アンテナパターンが、実質的に渦巻き状に形成され、
    前記層間接続導体が、前記第1のアンテナパターンの渦巻きの一端部と前記第2のアンテナパターンの渦巻きの一端部とを層間接続すること
    を特徴とする請求項1記載の非接触データキャリア。
  9. 前記複数の配線層のひとつが外層配線層であり、前記ICチップが該外層配線層の形成された前記配線基板の面に実装され、
    前記ICチップが実装された前記配線基板の面上に、少なくとも前記ICチップを覆うように形成されたモールド樹脂層をさらに具備すること
    を特徴とする請求項1記載の非接触データキャリア。
  10. 前記モールド樹脂層が、前記配線基板の全面上に形成され、かつ表面に印字を有することを特徴とする請求項9記載の非接触データキャリア。
  11. 前記ICチップが、前記配線基板の面にボンディングワイヤを用いて実装されていることを特徴とする請求項6または請求項9記載の非接触データキャリア。
  12. 前記ICチップが、前記配線基板の面にフリップチップ接続で実装されていることを特徴とする請求項5または請求項9記載の非接触データキャリア。
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