JP4997366B2 - 電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として振動体である電磁誘導型アクチュエータ装置と回路基板の導電パターンとの電気的接続を確実に取れるよう改良した電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電磁誘導型アクチュエータ装置としては円筒形のハウジングを基枠とし、磁気発生用のマグネットと、マグネットを挟んで相対するヨーク並びにポールピースとから磁気回路部を形成し、その磁気回路部を薄板状のスプリングで支持させてハウジングの内部に組み付け、更に、ハウジングの開放端に嵌合せ固定するダイアフラムと、ダイアフラムの内側に取り付けるボイスコイルと、ハウジングの側壁より外方に突出する端子台に取り付ける端子金具とを備え、ボイスコイルを端子金具と電気的に接続することにより構成するものがある。
【0003】
この電磁誘導型アクチュエータ装置は、ボイスコイルに印加する電流とマグネットの磁界作用により、低周波信号の印加では磁気回路部を支持するスプリングから振動を発生し、高周波信号の印加ではダイアフラムから共鳴音を発生するよう構成されている。
【0004】
従来、その電磁誘導型アクチュエータ装置では作動中に振動を伴うため、ボイスコイルと回路基板の導電パターンとを電気的に接続するのにボイスコイルより引き出すフレキシブルコードが用いられている。このフレキシブルコードは、それ自体は振動に耐えられるが、ボイスコイルとの接点または回路基板の導電パターンとの接点に負荷が加わることにより各接点で断線し易い。
【0005】
振動発生機構の電気的接続に関しては、偏心分銅による振動発生機構のケースから板バネを斜めに引き出し、この板バネを給電ランドに圧接させて振動発生機構と回路基板の導電パターンとの電気的接続を取り(特開平11−136901号)、また、その板バネをケースの外側に取り付ける弾性押圧体で受けて給電ランドに圧接することにより振動発生機構と回路基板の導電パターンとの電気的接続を取ることが提案されている(特開2000−78790号)。
【0006】
その板バネによる電気的接続では、振動発生機構と回路基板の板面との相対間隔を確実に保つよう振動発生機構を正確に位置決め装着する必要がある。特に、板バネをケースの外側に取り付ける弾性押圧体で受けるものでは板バネが圧接し過ぎにより弾性押圧体にめり込んで接触不良を来す虞れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、振動発生機構として端子金具を回路基板の導電パターに圧接させて電気的に接続する接点構造により回路基板との相対間隔を正確に保って電気的に確実に接続でき、併せて、音響発生機構として余計な振動が回路基板や外装ケーシングに伝わることによる共振防止,衝撃による内部機構の損傷防止も図れるよう改良した電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は外装ケーシングの内部における漏れ音響を防いで音響特性を向上するよう改良した電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造を提供することを目的とする。
【0009】
それに加えて、本発明は回路基板との相対間隔を正確に保って電磁誘導型アクチュエータ装置を簡単に組付け装着できるよう改良した電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造においては、円筒形のハウジングを基枠とし、磁気発生用のマグネットと、マグネットを挟んで相対するヨーク並びにポールピースとからなる磁気回路部を薄板状のスプリングで支持させてハウジングの内部に組み付けると共に、ハウジングの開放端に嵌合せ固定するダイアフラムと、ダイアフラムの内側に取り付けるボイスコイルと、ハウジングの側壁より外方に突出する端子台に取り付ける端子金具とを備え、ボイスコイルを端子金具と電気的に接続し、且つ、その端子金具を回路基板の導電パターンと電気的に接続させて外装ケーシングの内部に装備する電磁誘導型アクチュエータ装置を取り付けるもので、
ダイアフラムを嵌合せ固定するハウジングの開放端と反対側で端子台よりハウジングの外方に伸びる板バネを有する端子金具を端子台に備え、弾性材をパッド材として板バネの突出側でハウジングの開放端側と回路基板の板面との間に挟み込むと共に、板バネを回路基板の導電パターンに圧接させて端子金具を回路基板の導電パターンと電気的に接続したことで、前記回路基板との接触部分が前記端子金具と前記弾性材のみで構成されている。
【0011】
本発明の請求項2に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造においては、付け根側をハウジングの斜め外方に突出させて先端側を反上げ曲げた略レ字状の板バネを有する端子金具を端子台に備え、その板バネを回路基板の導電パターンに弾圧圧接させて端子金具を回路基板の導電パターンと電気的に接続することにより構成されている。
【0012】
本発明の請求項3に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造においては、端子金具を備える端子台を除いてハウジングの側壁を外側から覆う側壁部と、ハウジングの各開放端を覆う環状の張出しフランジ部とを有する弾性材のブッシュを備え、ハウジングの片開放端を覆う張出しフランジ部をパッド材として回路基板の板面との間に挟み込むと共に、その他側の開放端を覆う張出しフランジ部を放音孔囲込み兼用のシール材として外装ケーシングの内側に組み付けることにより構成されている。
【0013】
本発明の請求項4に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造においては、突部を側壁部の外周に設けたブッシュを備えると共に、そのブッシュの突部と嵌り合う凹部を有する止め縁を設けた外装ケーシングまたは回路基板を備え、ブッシュの突部を凹部に嵌め込んでブッシュを含む電磁誘導型アクチュエータ装置を止め縁で外装ケーシングまたは回路基板に止着固定することにより構成されている。
【0014】
本発明の請求項5に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造においては、弾性材の突起を側壁の外側面で円周方向定間隔毎に複数取り付けたハウジングを備えると共に、そのハウジングの突起と嵌り合う凹部を有する止め縁を設けた外装ケーシングまたは回路基板を備え、ハウジングの突起を凹部に嵌め込んで電磁誘導型アクチュエータ装置を止め縁で外装ケーシングまたは回路基板に止着固定することにより構成されている。
【0015】
本発明の請求項6に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造においては、ハウジングの片開放端を覆う弾性材をパッド材としてハウジングの片開放端と回路基板の板面との間に挟み込むと共に、その他側の開放端を覆うシール材を放音孔の囲込み兼用として外装ケーシングの内側に組み付けることにより構成されている。
【0016】
本発明の請求項7に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造においては、環状の突条を回路基板の板面と相対する面内に設けた弾性材を備え、その突条を圧縮変形させて弾性材をパッド材としてハウジングの片開放端と回路基板の板面との間に挟み込むことにより構成されている。
【0017】
本発明の請求項8に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造においては、電磁誘導型アクチュエータ装置を携帯電話の内部に組付け装備するのに適用するよう構成されている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して説明すると、図1は好適な実施の形態として電磁誘導型アクチュエータ装置を携帯電話の内部に組付け装備した場合を示す。この電磁誘導型アクチュエータ装置1は、回路基板2の導電パターン20(但し、直接的には導電ランドと接続させる。)と後述する端子金具17(17)の板バネ17aで電気的に接続し、また、後述する弾性材のブッシュ3で外側から覆うことにより外装ケーシング4の内部に装備されている。なお、同図中、電磁誘導型アクチュエータ装置1はブッシュ3の内部に位置している。
【0019】
電磁誘導型アクチュエータ装置1は、図2で示すように開放端10a,10bを両側に有する円筒形のハウジング10を基枠とし、磁気発生用のマグネット11と、マグネット11を挟んで相対するヨーク12並びにポールピース13とから磁気回路部を形成し、そのヨーク12の外周部12aを薄板状のスプリング14a,14bで挟み込んだダブルサスペンス構造により支持させてハウジング10の内部に組み付ける構成を有する。
【0020】
また、ハウジング10の開放端10aに嵌合せ固定するダイアフラム15と、ダイアフラム15の内側に取り付けるボイスコイル16と、ハウジング10の側壁10cより外方に突出する端子台10dに取り付ける+,−極用の端子金具17(17)とを備え、ボイスコイル16をリード線(図示せず)で各端子金具17(17)と電気的に接続し、更に、複数の通気孔18a,18b…を点在させて設けたカバー18をハウジング10の開放端10bに嵌込み固定する構成を有する。
【0021】
その構成部中、マグネット11とポールピース13とはヨーク12の凹部12bに重ねて取り付けることにより内磁型のものとして組み付けられている。各スプリング14a,14bは、外周端をハウジング10の側壁10cに設けた内側段部10e,10fに嵌め込んでハウジング10の内部に取付固定されている。また、ダイアフラム15は外周縁をハウジング10の開放端10aに設けた内側段部10gに嵌め込んで取付固定されている。
【0022】
+,−極用の端子金具17(17)はリン青銅,チタン銅等の導電性を有する金属薄板から折曲げ形成したもので、付け根側をハウジング10の斜め外方に突出させて二股状の先端側を反上げ曲げた略レ字状の板バネ17aを有するものが備え付けられている。この端子金具17(17)はハウジング10を樹脂成形するのに伴って端子台10dにインサート成形することによりボイスコイル16のリード線を接続する接点板17bまで連続するよう備え付けられている。
【0023】
ブッシュ3は、ゴム,シリコン等の弾性を有する材料から形成されている。このブッシュ3としては、図3で示すように端子金具17(17)を備える端子台10dを除いてハウジング10の側壁10cを外側から覆う側壁部30と、ハウジング10の各開放端10a,10bを覆う環状の張出しフランジ部31,32とを有するものが備え付けられている。そのブッシュ3では、張出しフランジ部31,32が環状に形成されているため、カバー18の通気孔18a,18b…を設けた内面並びにダイアフラム15の中央部には被らない。
【0024】
そのブッシュ3には、図4で示すように端子台10dを外部に突出する開口部33が設けられている。また、半円形を呈する環状の突部34,35が側壁部30の外周に設けられている。更に、環状の突条36が回路基板の板面と相対する張出しフランジ部31の面内に設けられている。これに加えて、後述する如く張出しフランジ部32を外装ケーシングの内部に立ち上がる押え縁で押圧することから、環状の突条36と同様の突条37を張出しフランジ部32の面内に設けるようにできる。
【0025】
回路基板2としては、図1で示すように電磁誘導型アクチュエータ装置1、その他必要な各種の回路部品を電気的に接続する導電パターン20を板面に設けたものが備え付けられている。この回路基板2の板面には、電磁誘導型アクチュエータ装置1のカバー18に設けた通気孔18a,18b…と連通する複数の通気孔21a,21b…も設けられている。
【0026】
外装ケーシング4としては、アッパーケース部40とアンダーケース部41からなるものが備え付けられている。そのアッパーケース部40には、放音孔42a,42b…が設けられている。また、アッパーケース部40の内側にはブッシュ3で覆った電磁誘導型アクチュエータ装置1の止め縁43が設けられている。この止め縁43は、ブッシュ3の突部34を嵌め込む凹部44を有するもので、ブッシュ3の円周方向に対応させて等間隔毎に複数設けるようにできる。
【0027】
その他、アッパーケース部40の内側にはブッシュ3の張出しフランジ部32を押える押え縁45が設けられている。この押え縁45は、ブッシュ3の張出しフランジ部32に相応する環状の立上り縁として設けるとよい。また、電磁誘導型アクチュエータ装置1の止め縁43と共に、端子台10dを側端面より押えるストッパ縁46を設けるようにできる。アンダーケース部41には、受け縁47を設けることにより回路基板2を取付固定できる。
【0028】
これら各部から、電磁誘導型アクチュエータ装置1を外装ケーシング4の内部に装備するには、まず、端子台10dを開口部33より外部に突出させてブッシュ3を電磁誘導型アクチュエータ装置1の外側に被せる。次に、そのブッシュ3を被せた電磁誘導型アクチュエータ装置1をアッパーケース部40の内側に設けた複数の止め縁43並びにストッパ縁46で区画する空間内に組み付ける。
【0029】
その電磁誘導型アクチュエータ装置1の組付けにより、ブッシュ3の突部34が止め縁43の凹部44に嵌り込むことから、電磁誘導型アクチュエータ装置1をアッパーケース部40の内側に簡単に止着固定できる。また、この電磁誘導型アクチュエータ装置1の固定により、ブッシュ3の突条37を含む張出しフランジ部32が環状の押え縁45で圧縮されることから、アッパーケース部40の放音孔42a,42b…を設けた内面を取り囲むと共に、押え縁45と緊密に密接するシール材としてアッパーケース部40の内側で生ずる漏れ音響を防げる。
【0030】
その電磁誘導型アクチュエータ装置1を内側に組み付けたアッパーケース部40に対し、回路基板2を内側に組み付けたアンダーケース部41を嵌合せ固定する。これに伴って、端子金具17(17)の板バネ17aが回路基板2の導電パターン20に圧接されると共に、ブッシュ3の突条36を含む張出しフランジ部31が回路基板2の板面に圧接される。
【0031】
この圧接により、ブッシュ3の突条36を含む張出しフランジ部31が圧縮されて所定の厚みを保つことから、パッド材として電磁誘導型アクチュエータ装置1と回路基板2の板面との相対間隔を一定に設定できる。それと共に、端子金具17(17)の板バネ17aが圧縮変形されて回路基板2の導電パターン20と緊密に密接することにより電気的接続を確実に取れる。
【0032】
それに加えて、ブッシュ3が弾性材であることから、電磁誘導型アクチュエータ装置1より生ずる振動が回路基板2並びにアッパーケース部40に伝わるのを各張出しフランジ部31,32で防げるため、共振を防止できて良好な音響特性を発揮でき、また、衝撃を受けることによる内部機構の損傷も防げる。特に、ブッシュ3の突条36が回路基板2の板面との接触面積を小さく保って緊密に接触することにより共振防止を確実に図れる。
【0033】
端子金具17(17)としては、付け根側をハウジング10の斜め外方に突出させて先端側を反上げ曲げた略レ字状の板バネ17aを有するものを備えるため、電磁誘導型アクチュエータ装置1の止め縁43による止着固定と相俟って、その円弧状に撓み変形する接点により回路基板2の導電パターンを傷付けないで電気的接続を確実に取れる。
【0034】
その端子金具17(17)は、図5で示すように端子台10dの内部を切り欠いて板バネ17aの逃げ空間10hを設けることにより、板バネ17aを撓み変形させるようにできる。また、図6で示すように板バネ17aを端子台10dの端面側に逃がして撓み変形させてもよい。
【0035】
上述した実施の形態では、ブッシュ3の突部31,32として円周方向に連続した環状のものを側壁30に設けたが、それに代えて、図7で示すように円周方向の一部38,39を切り欠いて側壁30と面一に形成したものを備え付けられる。これにより、端子台10dから電磁誘導型アクチュエータ装置の全体幅を狭く抑えて組み立てるようにできる。
【0036】
また、ブッシュ3に代えて、図8で示すように弾性材の突起5を側壁10cの外側面に嵌込み固定することにより円周方向の定間隔毎に複数取り付けたハウジング10を備えて構成することもできる。この突起5は、上述した実施の形態と同様に、図9で示す如くアッパーケース部40の内側に設けた止め縁43の凹部44に嵌め合せることにより電磁誘導型アクチュエータ装置1を止着固定するようにできる。
【0037】
その突起5による場合には、図9で示すようにハウジング10の片開放端10aを覆うゴム,シリコン等の弾性材6をパッド材としてハウジング10の片開放端10aと回路基板2の板面との間に挟み込むと共に、その他側の開放端10bを覆うゴム,シリコン、その他の材質のシール材7を放音孔42a,42b…の囲込み兼用としてアッパーケース部40の内側に組み付ければよい。
【0038】
なお、図8並びに図9で示す実施の形態のように、弾性材の突起5を側壁10cの外側面に嵌込み固定することにより円周方向の定間隔毎に三個程度複数取り付けたハウジング10を備え、その突起5を止め縁43の凹部44に嵌め合せて電磁誘導型アクチュエータ装置1を止着固定するだけで、振動に伴う共振防止と共に、電磁誘導型アクチュエータ装置1の上下動も防げる。
【0039】
このため、図10で示すように板バネ17aにより回路基板2の導電パターン20との電気的接続を取ることからすれば、ハウジング10の片開放端10aと10bの回路基板2の板面との間に挟み込む弾性材や外装ケーシング4の内側に組み付けるシール材を備えないでも、回路基板2の導電パターン20に対する電磁誘導型アクチュエータ装置1の取付構造として適用できる。
【0040】
上述した実施の形態では、電磁誘導型アクチュエータ装置1の止め縁43をアッパーケース部40の内側に立ち上げて設ける場合で説明したが、その止め縁43は回路基板2の板面に立上げ装着するようにもできる。
【0041】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の請求項1に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に依れば、ダイアフラムを嵌合せ固定するハウジングの開放端と反対側で端子台よりハウジングの外方に伸びる板バネを有する端子金具を端子台に備え、弾性材をパッド材として板バネの突出側でハウジングの開放端側と回路基板の板面との間に挟み込むと共に、板バネを回路基板の導電パターンに圧接させて端子金具を回路基板の導電パターンと電気的に接続することにより、弾性材が圧縮されて所定の厚みを保つことからパッド材として電磁誘導型アクチュエータ装置と回路基板の板面との相対間隔を一定に設定できると共に、端子金具の板バネが圧縮変形されて回路基板の導電パターンと緊密に密接することから電気的接続を確実に取れるよう構成できる。
【0042】
本発明の請求項2に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に依れば、付け根側をハウジングの斜め外方に突出させて先端側を反上げ曲げた略レ字状の板バネを有する端子金具を端子台に備え、その板バネを回路基板の導電パターンに弾圧圧接させて端子金具を回路基板の導電パターンと電気的に接続することにより、電磁誘導型アクチュエータ装置の止着固定と相俟って、板バネの円弧状に撓み変形する接点により回路基板の導電パターンを傷付けないで電気的接続を確実に取れるよう構成できる。
【0043】
本発明の請求項3に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に依れば、端子金具を備える端子台を除いてハウジングの側壁を外側から覆う側壁部と、ハウジングの各開放端を覆う環状の張出しフランジ部とを有する弾性材のブッシュを備え、ハウジングの片開放端を覆う張出しフランジ部をパッド材として回路基板の板面との間に挟み込むと共に、その他側の開放端を覆う張出しフランジ部を放音孔囲込み兼用のシール材として外装ケーシングの内側に組み付けることにより、弾性材を簡単に装備できて端子金具の板バネによる電気的接続を確実に取れるよう構成でき、また、電磁誘導型アクチュエータ装置より生ずる振動が回路基板並びに外装ケーシングに伝わることによる共振や漏れ音響を各張出しフランジ部で防止できて良好な音響特性を発揮できしかも衝撃を受けることによる内部機構の損傷も防げるよう構成できる。
【0044】
本発明の請求項4に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に依れば、突部を側壁部の外周に設けたブッシュを備えると共に、そのブッシュの突部と嵌り合う凹部を有する止め縁を設けた外装ケーシングまたは回路基板を備え、ブッシュの突部を凹部に嵌め込んでブッシュを含む電磁誘導型アクチュエータ装置を止め縁で外装ケーシングまたは回路基板に止着固定することにより、電磁誘導型アクチュエータ装置と回路基板の板面との相対間隔を一定に設定させて電磁誘導型アクチュエータ装置を外装ケーシングの内側に簡単に組付け固定よう構成できる。
【0045】
本発明の請求項5に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に依れば、弾性材の突起を側壁の外側面で円周方向定間隔毎に複数取り付けたハウジングを備えると共に、そのハウジングの突起と嵌り合う凹部を有する止め縁を設けた外装ケーシングまたは回路基板を備え、ハウジングの突起を凹部に嵌め込んで電磁誘導型アクチュエータ装置を止め縁で外装ケーシングまたは回路基板に止着固定することにより、ハウジングの側壁に備える突起によっても、電磁誘導型アクチュエータ装置と回路基板の板面との相対間隔を一定に設定させて電磁誘導型アクチュエータ装置を外装ケーシングの内側に簡単に組付け固定よう構成できる。
【0046】
本発明の請求項6に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に依れば、ハウジングの片開放端を覆う弾性材をパッド材としてハウジングの片開放端と回路基板の板面との間に挟み込むと共に、その他側の開放端を覆うシール材を放音孔の囲込み兼用として外装ケーシングの内側に組み付けることにより、ハウジングの側壁に備える突起と共に、電磁誘導型アクチュエータ装置より生ずる振動が回路基板並びに外装ケーシングに伝わることによる共振や漏れ音響をパッド材,シール材で防止できて、良好な音響特性を発揮できしかも衝撃を受けることによる内部機構の損傷も防げるよう構成できる。
【0047】
本発明の請求項7に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に依れば、環状の突条を回路基板の板面と相対する面内に設けた弾性材を備え、その突条を圧縮変形させて弾性材をパッド材としてハウジングの片開放端と回路基板の板面との間に挟み込むことにより、突条が回路基板の板面との接触面積を小さく保って緊密に接触することから共振防止をより確実に図れるよう構成できる。
【0048】
本発明の請求項8に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造に依れば、電磁誘導型アクチュエータ装置を携帯電話の内部に組付け装備するのに適用することにより、電気的構成に優れて良好な音響特性を発揮できしかも耐衝撃性に優れた携帯電話を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に一例に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造を適用した携帯電話の内部構造を示す説明図である。
【図2】本発明の取付構造を適用する電磁誘導型アクチュエータ装置の構成を示す断面図である。
【図3a】本発明の取付構造を適用するブッシュを被せた電磁誘導型アクチュエータ装置をダイアフラム側から示す平面図である。
【図3b】図3aの電磁誘導型アクチュエータ装置を示す側面図である。
【図3c】図3aの電磁誘導型アクチュエータ装置を示す正面図である。
【図3d】図3aの電磁誘導型アクチュエータ装置を示す背面図である。
【図3e】図3aの電磁誘導型アクチュエータ装置を示す底面図である。
【図3f】図3aの電磁誘導型アクチュエータ装置を図3aのA―A線で示す断面図である。
【図4a】図3aのブッシュを示す平面図である。
【図4b】図3aのブッシュを示す正面図である。
【図4c】図3aのブッシュを図4aのB―B線で示す断面図である。
【図4d】図3aのブッシュを図4aのC―C線で示す断面図である。
【図5】図1の電磁誘導型アクチュエータ装置における板バネの弾圧変形例を示す説明図である。
【図6】図1の電磁誘導型アクチュエータ装置における板バネの別の弾圧変形例を示す説明図である。
【図7a】本発明の取付構造を適用する別のブッシュを被せた電磁誘導型アクチュエータ装置をダイアフラム側から示す平面図である。
【図7b】図7aの電磁誘導型アクチュエータ装置を示す正面図である。
【図7c】図7aの電磁誘導型アクチュエータ装置を示す背面図である。
【図8】本発明の取付構造を適用する別の突起を備えたハウジングを部分的に示す断面図である。
【図9】本発明の別の実施の形態に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造を示す説明図である
【図10】図8並びに図9で示す実施の形態の応用例に係る電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 電磁誘導型アクチュエータ装置
10 ハウジング
11 マグネット
12 ヨーク
13 ポールピース
14a,14b スプリング
15 ダイアフラム
16 ボイスコイル
17(17) 端子金具
17a 板バネ
2 回路基板
20 導電パターン
3 ブッシュ(弾性材)
30 ブッシュの側壁部
31,32 ブッシュの張出しフランジ部
34,35 ブッシュの突部
36 ブッシュの突条
4 外装ケーシング
42a,42b… 外装ケーシングの放音孔
43 押え縁
44 押え縁の凹部
5 弾性材の突起
6 弾性材のパッド材
7 シール材
Claims (8)
- 円筒形のハウジングを基枠とし、磁気発生用のマグネットと、マグネットを挟んで相対するヨーク並びにポールピースとからなる磁気回路部を薄板状のスプリングで支持させてハウジングの内部に組み付けると共に、ハウジングの開放端に嵌合せ固定するダイアフラムと、ダイアフラムの内側に取り付けるボイスコイルと、ハウジングの側壁より外方に突出する端子台に取り付ける端子金具とを備え、ボイスコイルを端子金具と電気的に接続し、且つ、その端子金具を回路基板の導電パターンと電気的に接続させて外装ケーシングの内部に装備する電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造において、
ダイアフラムを嵌合せ固定するハウジングの開放端と反対側で端子台よりハウジングの外方に伸びる板バネを有する端子金具を端子台に備え、弾性材をパッド材として板バネの突出側でハウジングの開放端側と回路基板の板面との間に挟み込むと共に、板バネを回路基板の導電パターンに圧接させて端子金具を回路基板の導電パターンと電気的に接続したことで、回路基板との接触部分を端子金具と弾性材のみで構成した電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造。 - 付け根側をハウジングの斜め外方に突出させて先端側を反上げ曲げた略レ字状の板バネを有する端子金具を端子台に備え、その板バネを回路基板の導電パターンに弾圧圧接させて端子金具を回路基板の導電パターンと電気的に接続したことを特徴とする請求項1に記載の電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造。
- 端子金具を備える端子台を除いてハウジングの側壁を外側から覆う側壁部と、ハウジングの各開放端を覆う環状の張出しフランジ部とを有する弾性材のブッシュを備え、ハウジングの片開放端を覆う張出しフランジ部をパッド材として回路基板の板面との間に挟み込むと共に、その他側の開放端を覆う張出しフランジ部を放音孔囲込み兼用のシール材として外装ケーシングの内側に組み付けたことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造。
- 突部を側壁部の外周に設けたブッシュを備えると共に、そのブッシュの突部と嵌り合う凹部を有する止め縁を設けた外装ケーシングまたは回路基板を備え、ブッシュの突部を凹部に嵌め込んでブッシュを含む電磁誘導型アクチュエータ装置を止め縁で外装ケーシングまたは回路基板に止着固定したことを特徴とする請求項3に記載の電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造。
- 弾性材の突起を側壁の外側面で円周方向定間隔毎に複数取り付けたハウジングを備えると共に、そのハウジングの突起と嵌り合う凹部を有する止め縁を設けた外装ケーシングまたは回路基板を備え、ハウジングの突起を凹部に嵌め込んで電磁誘導型アクチュエータ装置を止め縁で外装ケーシングまたは回路基板に止着固定したことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造。
- ハウジングの片開放端を覆う弾性材をパッド材としてハウジングの片開放端と回路基板の板面との間に挟み込むと共に、その他側の開放端を覆うシール材を放音孔の囲込み兼用として外装ケーシングの内側に組み付けたことを特徴とする請求項5に記載の電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造。
- 環状の突条を回路基板の板面と相対する面内に設けた弾性材を備え、その突条を圧縮変形させて弾性材をパッド材としてハウジングの片開放端と回路基板の板面との間に挟み込んだことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造。
- 電磁誘導型アクチュエータ装置を携帯電話の内部に組付け装備するのに適用したことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電磁誘導型アクチュエータ装置の取付構造。
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