JPWO2019044825A1 - 振動子ユニット - Google Patents

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Abstract

本発明は、対象者に振動源位置をできるだけ正確に認識させることができる振動子ユニットを提供する。振動子ユニット(1)は、配設部(3)(4)に配設されるものであり、振動を発生する振動子(7)と、該振動子が振動する振動方向(D1)に直交する方向に振動が伝播することを抑制する伝播抑制手段(8)と、を備えたものである。伝播抑制手段が設けられていることにより、対象者に振動源位置をできるだけ正確に認識させることができる。

Description

本発明は、振動子ユニットに関する。
従来、車両等の座席に振動子を設け、当該振動子を振動させることによって着座者に対して何らかの情報を発する情報提示システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1には、自車両の周囲の危険物(他車両、人、固定物等の障害物)を検出し、自車両や危険物の状態(位置や速度など)に応じて、危険物の方向に関する情報(存在する方向や移動方向)を複数の振動子によって運転者に提示する情報提示システムが開示されている。
特開2011−48566号公報
上述したような内部に振動子が配設された座席においては、所定の領域に配設された振動子による振動が他の領域まで伝播してしまうため、着座者が振動源位置を誤認してしまうおそれがあり、提示された情報を正しく認識できない場合があった。
本発明の課題は、対象者に振動源位置をできるだけ正確に認識させることができる振動子ユニットを提供することが一例として挙げられる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の振動子ユニットは、配設部に配設される振動子ユニットであって、振動を発生する振動子と、該振動子が振動する振動方向に直交する方向に前記振動が伝播することを抑制する伝播抑制手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第1実施例にかかる振動子ユニットが適用された座席を示す斜視図である。 前記振動子ユニットを示す分解斜視図である。 前記振動子ユニットを構成する振動子の断面図である。 前記振動子ユニットを模式的に示す断面図である。 前記振動子ユニットを座席の座面に組み付ける様子を説明するための斜視図である。 前記振動子ユニットを座席の背凭れに組み付ける様子を説明するための斜視図である。 前記振動子ユニットの作用を説明するための図である。 本発明の第1実施例の変形例にかかる振動子ユニットが適用された座席を示す斜視図である。 本発明の第1実施例の他の変形例にかかる振動子ユニットが適用された座席を示す斜視図である。 本発明の第1実施例の他の変形例にかかる振動子ユニットが適用された座席を示す斜視図である。 本発明の第2実施例にかかる振動子ユニットを示す分解斜視図である。 前記振動子ユニットを模式的に示す断面図である。 本発明の第3実施例にかかる振動子ユニットを示す斜視図である。 前記振動子ユニットの作用を説明するための図である。 本発明の第4実施例にかかる振動子ユニットが適用された座席を示す斜視図である。 前記振動子ユニットを示す斜視図である。 前記振動子ユニットを示すとともに、その作用を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の実施形態にかかる振動子ユニットは、配設部に配設される振動子ユニットであって、振動を発生する振動子と、該振動子が振動する振動方向に直交する方向に振動が伝播することを抑制する伝播抑制手段と、を備えたものである。このような構成により、対象者に振動源位置をできるだけ正確に認識させることができる。
また、伝播抑制手段は、振動子の周囲に設けられた振動吸収材であってもよい。このような構成により、振動子の振動範囲を狭い範囲に限定することができるので、対象者に振動源位置をより正確に認識させることができる。
また、振動子の振動方向に位置する各面のうち少なくとも何れか一方が、伝播抑制手段の振動方向の面に対して凹んだ位置にあってもよい。伝播抑制手段より、振動伝播面が凹んだ位置にある場合には、当該面において、振動子の振動伝播面から伝播された振動が径方向の外側に伝播され難くなるから、振動子の振動範囲を、より一層狭い範囲に限定することができる。
また、伝播抑制手段は、振動子の周面を覆いつつ、振動子の振動方向に位置する各面のうち振動伝播面とは反対の面を覆う断面略C字状に形成されていてもよい。これによれば、伝播抑制手段により、振動子の振動が、振動子の径方向の外側から回り込んで、対象者に伝播され難くなるから、振動子の振動範囲を、より一層、狭い範囲に限定することができる。
また、振動吸収材より、振動を伝播させ易い素材から構成された伝播促進手段をさらに備え、伝播促進手段が、振動子の振動方向に位置する各面のうち振動伝播面を覆っていてもよい。ここで、対象者と振動子との間に伝播促進手段を介在させた場合には、振動が、伝播促進手段により、振動子の振動方向側に良好に伝播する。従って、振動子の振動範囲を、振動させたい範囲には良好に伝播させつつ、振動させたくない範囲には伝播させ難くできる。これにより、振動子の振動範囲を、狭い範囲に限定することができる。
また、伝播抑制手段は、弾性部から構成され、弾性部は、振動子の周面と配設部との間に位置するように設けられていてもよい。弾性部により、振動子の振動が制振される。このような構成により、振動子の振動範囲を狭い範囲に限定することができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例にかかる振動子ユニットが適用された座席1Aを図1〜図7を参照して説明する。図1に示す座席1Aは、座部3(配設部)と、背凭れ4(配設部)と、二対の振動子ユニット5L、5R、6L、6Rと、不図示の制御手段と、を備え、車両の運転席を構成する。図1等に示す矢印Xは座席1Aの前後方向であり、矢印Yは座席1Aの幅方向であり、矢印Zは座席1Aの上下方向である。
座部3は、着座者(対象者)の臀部及び大腿部を支持するためのものであって、その表面を構成するシート部材10と、シート部材10の内側に設けられる緩衝部材11(クッション部材)等を有する。座部3は、着座面から見て、第1領域E1と、第2領域E2と、を有している。第1領域E1は、座部3の右半分である(座席1Aに着座した着座者から見た右半分である。)。第2領域E2は、座部3の左半分である(座席1Aに着座した着座者から見た左半分である。)。
背凭れ4は、座部3の上面に対して交差するように延び、その表面を構成するシート部材10と、シート部材10の内側に設けられる緩衝部材11(クッション部材)等を有する。座部3及び背凭れ4の緩衝部材11は、例えばウレタンフォームによって構成される。背凭れ4は、着座面から見て、第1領域E3と、第2領域E4と、を有している。第1領域E1は、背凭れ4の右半分である(座席1Aに着座した着座者から見た右半分である。)。第2領域E2は、背凭れ4の左半分である(座席1Aに着座した着座者から見た左半分である。)。
上記「着座面」とは、着座者が座席に着座した際に接触する面を意味し、座部3においてはその上面が該当し、背凭れ4においてはその前面が該当する。
振動子ユニット5Rは、座部3の第1領域E1に配設されている。振動子ユニット5Lは、座部3の第2領域E2に配設されている。各振動子ユニット5R、5Lは、振動子が振動する方向が、座部3の着座面に直交する方向となるように設置されている。また、座部3において、一対の振動子ユニット5R、5Lは、座部3の幅方向の中心を通りかつ座席1Aの前後方向と平行な中心軸に関して線対称に配置されている。
振動子ユニット6Rは、背凭れ4の第1領域E1に配設されている。振動子ユニット6Lは、背凭れ4の第2領域E2に配設されている。各振動子ユニット6R、6Lは、振動子が振動する方向が、背凭れ4の着座面に直交する方向となるように設置されている。また、背凭れ4において、一対の振動子ユニット6R、6Lは、背凭れ4の幅方向の中心を通りかつ背凭れ4の下端から上端に向かう方向と平行な中心軸に関して線対称に配置されている。
振動子ユニット5L、5R、6L、6Rは、図2に示すように、振動子7と、各振動子7の振動を抑制する振動吸収材8(伝播抑制手段)と、各振動子7の振動を促進する振動促進材9(伝播促進手段)と、を備えて構成されている。二対の振動子ユニット5L、5R、6L、6Rは略同一構成である。
各振動子7は、図3に示すように、ケール510内に磁気回路520が収容されたものである。ケース510は、背の低い円筒フレーム511(周面)の一端側の開口が、中央部に複数の貫通孔512が設けられた円形の第1板壁513(振動伝播面)で塞がれ、他端側の開口が円形の第2板壁514(振動伝播面とは反対の面)で塞がれたものである。
第1板壁513の略中央からは、複数の貫通孔512を囲むように円筒状のボビン512が第2板壁514に向かって立設されており、そのボビン515の外周にボイスコイル516が設けられている。このように、ボイスコイル516は、ボビン515を介して第1板壁513に固定されている。また、複数の貫通孔512は、第1板壁513と交差する方向から見たときの平面視でボイスコイル516の内側に相当する領域513aに設けられている。
磁気回路520は、リング状のプレート521及びマグネット522と、円盤状のヨーク523と、を備えている。プレート521及びマグネット522は、ボイスコイル516に対してギャップを開けて同軸に配置されている。プレート521、即ち磁気回路520は、ダンパ530を介して円筒フレーム511の内壁面に、第1板壁513に対する接離方向D1に振動可能に支持されている。
ボイスコイル516に交流信号が通電されると、磁気回路520が、第1板壁513に対する接離方向D1に振動する。また、その振動のダンパ530を介した反作用でケース510が振動する。
本実施例の振動子7は、外磁型の磁気回路構成であるが、振動子7の構成はこれに限らず、例えば、内磁型の磁気回路構成であってもよい。
このような振動子7は、第1板壁513が着座者側に向く格好で配置されている。
振動吸収材8は、図2、図4に示すように、振動子7の振動方向側の各面と略同一形状となるように形成された円板状の底板81と、底板81の周縁から立設される円環状の周板82と、を備えて、断面略C字状に形成されている。振動吸収材8は、座部3や背凭れ4内部の緩衝部材11より柔らかい素材で構成されており、本実施例では、ウレタンフォームで構成されている。各振動吸収材8は、振動子7の円筒フレーム511の外周面全域を覆っている。なお、図4において、振動子7は、その詳細な記載を省略して、概略構成を示している。
周板82の軸寸法は、座部3や背凭れ4の厚み(寸法)と略同程度の寸法となるように形成されている。また、図4に示すように、振動子ユニット5L、5R、6L、6Rは、振動促進材9の着座者側の面9A及び振動吸収材8の着座者側の面8Aが、略面一になるように設置されている。
振動子ユニット5L、6Lの振動子7の周囲に設けられた振動吸収材8は、内側に位置する振動子7の振動が、第2領域E2、E4に伝播することを抑制する。また、振動子ユニット5R、6Rの振動子7の周囲に設けられた振動吸収材8は、内側に位置する振動子7の振動が、第1領域E1、E3に伝播することを抑制する。
振動促進材9は、振動子7の振動方向側の面と略同一形状となるように円板状に形成されている。振動促進材9は、座部3や背凭れ4内部の緩衝部材11より硬い素材で構成されており、本実施例では、ウレタンフォームで構成されている。
このような振動子ユニット5L、5R、6L、6Rは、図5、図6に示すように、座部3や背凭れ4に、着座面に直交する方向に貫通する貫通孔12が形成され、貫通孔12内に各振動子ユニット5L、5R、6L、6Rが挿入されて固定されている。この際、振動促進材9が、着座者に近接する位置にあり、振動吸収材8の底板81が、着座者から離隔した位置にあるように配置されている。また、図7に示すように、振動子ユニット5L、5R、6L、6Rは、振動促進材9の着座者側の面9A及び振動吸収材8の着座者側の面8Aと、着座面(図7中の符号3A、4Aが示す位置)と、が略面一になるように設置されている。着座面3A、4Aとは、シート材10の表面のことである。
上記構成の振動子ユニット5L、5R、6L、6Rが適用された座席1Aによれば、図7に示すように、各振動子ユニット5L、5R、6L、6Rが発する振動は、振動子7の軸方向に、伝播促進材9(伝播促進手段)により良好に伝播し、振動子7の径方向への伝播が、振動吸収材8により抑制されるので、着座者に振動源位置をより正確に認識させることができる。即ち、振動を発している振動子7が右側のものか左側のものかをより正確に認識させることができる。よって、各振動子ユニット5L、5R、6L、6Rの振動が意味する情報を着座者に正しく認識させることができる。
また、各振動子7の周囲に振動吸収材8(伝播抑制手段)を設けることにより、各振動子ユニット5L、5R、6L、6Rの振動範囲を狭い範囲に限定することができるので、着座者に振動源位置をより正確に認識させることができる。
また、振動吸収材8(伝播抑制手段)は、振動子の周面を覆いつつ、振動子の振動方向に位置する各面のうち振動伝播面(第1板壁513)とは反対の面(第2板壁514)を覆う断面略C字状に形成されている。これによれば、振動吸収材8により、振動子7の振動が、振動子7の径方向の外側から回り込んで、着座者(対象者)に伝播され難くなるから、振動子7の振動範囲を、より一層、狭い範囲に限定することができる。
また、振動吸収材8より、振動を伝播させ易い素材から構成された伝播促進材9(伝播促進手段)をさらに備え、伝播促進材9(伝播促進手段)が、振動子7の振動方向に位置する各面のうち振動伝播面(第1板壁513)を覆っている。ここで、着座者(対象者)と振動子7との間に伝播促進材9を介在させた場合には、振動が、振動子7の振動方向側に伝播促進材9により良好に伝播する。従って、振動子7の振動範囲を、振動させたい範囲には良好に伝播させつつ、振動させたくない範囲には伝播させ難くできる。従って、振動子7の振動範囲を、狭い範囲に限定することができる。
ここで、振動子7の設置位置を、着座者(対象者)から離隔させるにしたがって、振動子7の振動が、径方向の外側から対象者に伝播され難くなる。換言すると、振動させたくない範囲には振動を伝播させ難くできるが、逆に、振動させたい範囲に振動が伝播され難くなる。従って、振動子7の振動範囲を、振動させたい範囲には良好に伝播させつつ、振動させたくない範囲には伝播させ難くするために、伝播促進材9(伝播促進手段)が設けられている。伝播促進材9が設けられていることにより、振動子7の振動範囲を、振動させたい範囲には良好に伝播させつつ、振動させたくない範囲には伝播させ難くできる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
前記第1実施例では、振動子ユニット5L、5R、6L、6Rは、振動子7と、各振動子7の振動を抑制する振動吸収材8(伝播抑制手段)と、各振動子7の振動を促進する振動促進材9(伝播促進手段)と、を備えて構成されているが、本発明は、これに限定されるものではない。図8に示すように、振動子ユニット15L、15R、16L、16Rは、振動子7と、各振動子7の振動を抑制する振動吸収材8と、を備えて構成されていてもよい。即ち、伝播促進手段は省略してもよい。図8において、前述した第1実施例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
即ち、第1実施例の変形例における振動子ユニット15L、15R、16L、16Rにおいて、着座面3A、4Aと振動子7との間には、空洞S1が存在している。なお、振動吸収材8における振動子7の設置位置は、所望の振動が、着座者(対象者)に伝播可能な位置に適宜設定すればよい。これによれば、着座者と振動子7との間に、伝播促進材9が介在していない分だけ、振動子7の振動が、着座者に伝播され難くなるものの、振動吸収材8(伝播抑制手段)により、振動子7の振動が、径方向の外側から対象者に伝播され難くなる。従って、振動子の振動範囲を、振動させたい範囲には良好に伝播させつつ、振動させたくない範囲には伝播させ難くできる。これにより、振動子の振動範囲を、狭い範囲に限定することができる。
また、前記第1実施例の変形例では、着座面3A、4Aと振動子7との間に、空洞S1が存在するように、振動子7が設置されているが、振動子7は、図9に示すように、その第1板壁513及び振動吸収材8の着座者側の面8Aが、略面一になるように設置されていてもよい。この際、振動子7の第1板壁513及び振動吸収材8の着座者側の面8Aは、シート部材10により覆われていてもよい。図9において、前述した第1実施例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。これによれば、第1実施例の変形例と略同様の効果が奏される。
また、前記第1実施例の変形例では、振動子7は、振動吸収材8の底板81に接触して設けられているが、振動子7は、図10に示すように、振動吸収材8の底板81に対して離間して設けられていてもよい。即ち、振動子7の振動方向の両側に空洞S1、S2´が存在するように、振動子7が設置されていてもよい。図10において、前述した第1実施例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。これによれば、第1実施例の変形例と略同様の効果が奏される。
(第2実施例)
以下、本発明の第2実施例かかる振動子ユニット25L、25R、26L、26Rについて、図11、図12を参照して説明する。振動子ユニット25L、25R、26L、26Rは、振動子7と、各振動子7の振動を抑制する振動吸収材18(伝播抑制手段)と、各振動子7の振動を促進する振動促進材9(伝播促進手段)と、を備えて構成されている。図11、図12において、前述した実施例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。第1実施例と第2実施例とは、振動吸収材の形状が相違する。
振動吸収材18は、図11、図12に示すように、円環状の周板182を備えて形成されている。即ち、第2実施例の振動子ユニット25L、25R、26L、26Rは、第1実施例の底板81を有していないとともに、振動子7の着座者(対象者)から離れた側には、空洞S3(図12に示す)が存在している。また、図12に示すように、振動子ユニット25L、25R、26L、26Rは、振動促進材9の着座者側の面9A及び振動吸収材18の着座者側の面18Aが、略面一になるように設置されている。これによれば、第1実施例と略同様の効果が奏される。
(第3実施例)
以下、本発明の第3実施例かかる振動子ユニット35L、35R、36L、36Rが適用された座席1Bを、図13、図14を参照して説明する。振動子ユニット35L、35R、36L、36Rは、振動子7と、各振動子7の振動を抑制する振動吸収材28(伝播抑制手段)と、図13、図14において、前述した実施例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。第2実施例と第3実施例とは、振動促進材9(振動促進手段)の有無、及び振動吸収材(振動吸収手段)の形状が相違する。
振動吸収材28は、図13、図14に示すように、円環状に形成されている。また、振動吸収材28は、軸寸法が、振動子7の振動方向の寸法と略同程度となるように形成されている。
振動吸収材28の軸寸法は、座部3や背凭れ4の厚み(寸法)より小さい寸法となるように形成されている。即ち、各振動子ユニット35L、35R、36L、36Rは、座部3や背凭れ4の内部に埋設されている。また、図14に示すように、振動子ユニット35L、35R、36L、36Rは、振動子7の第1板壁513(振動伝播面)及び振動吸収材28の着座者側の面28Aが、略面一になるように設置されている。
これによれば、着座者(対象者)と振動子7との間に、伝播促進材(伝播促進手段)が介在していない分だけ、振動子7の振動が、着座者に伝播され難くなるものの、着座者との間に介在する緩衝部材11(クッション部材)が伝播促進手段として機能することで、振動子7の振動が、着座者に良好に伝播される。従って、着座者に振動源位置をより正確に認識させることができる。
(第4実施例)
以下、本発明の第4実施例かかる振動子ユニットが適用された座席1Cを図15〜図17を参照して説明する。図15等に示す座席1Cは、座部3と、背凭れ4と、二対の振動子ユニット45L、45R、46L、46Rと、不図示の制御手段と、を備え、車両の運転席を構成する。図15〜図17において、前述した実施例と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
振動子ユニット45L、45R、46L、46Rは、振動子7と、各振動子7の周囲に設けられて振動を抑制する弾性部38(伝播抑制手段)と、を備えている。
弾性部38は、制振バネであり、各振動子7に3つずつ設けられている。この弾性部38は、図16に示すように、一端が円筒フレーム511の外周部分に取り付けられ、他端が(後述する)枠材13に取り付けられている。枠材13は、円筒状に形成されており、各振動子7の周方向に等間隔を掛けて配置されている。なお、図15〜図17においては、弾性部38を模式的に示している。
振動子ユニット45L、46Lの振動子7の周囲に設けられた弾性部38は、内側に位置する振動子7の振動が、第2領域E2、E4に伝播することを抑制する。また、振動子ユニット45R、46Rの振動子7の周囲に設けられた弾性部38は、内側に位置する振動子7の振動が、第1領域E1、E3に伝播することを抑制する。
上記構成の座席1Cによれば、図15に示すように、各振動子7が発する振動は、着座者側には良好に伝播し、各振動子7の径方向には、弾性部38によって伝播が抑制されるので、着座者に振動源位置をより正確に認識させることができる。
なお、前記実施例では、弾性部として、制振バネを一例として説明していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、弾性部は、弾性を有する材料を用いて円環状に形成されているとともに、振動子7から枠材13まで周方向に連続形成されていてもよい。即ち、伝播抑制手段は、例えばスピーカーの公知のエッジ形状を有していてもよく、振動子7の振動を吸収して、振動子7の振動範囲を狭い範囲に限定することができれば、如何なる構成であっても構わない。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び、目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
5L、5R、6L、6R 振動子ユニット
15L、15R、16L、16R 振動子ユニット
25L、25R、26L、26R 振動子ユニット
35L、35R、36L、36R 振動子ユニット
45L、45R、46L、46R 振動子ユニット
3 座部(配設部)
4 背凭れ(配設部)
7 振動子
8、18、28 振動吸収材(伝播抑制手段)
38 弾性部(伝播抑制手段)
9 振動促進材(伝播促進手段)
513 第1板壁(振動伝播面)
514 第2板壁(振動伝播面とは反対の面)

Claims (6)

  1. 配設部に配設される振動子ユニットであって、
    振動を発生する振動子と、
    該振動子が振動する振動方向に直交する方向に前記振動が伝播することを抑制する伝播抑制手段と、を備えることを特徴とする振動子ユニット。
  2. 前記伝播抑制手段は、前記振動子の周囲に設けられた振動吸収材であることを特徴とする請求項1に記載の振動子ユニット。
  3. 前記振動子の前記振動方向に位置する各面のうち少なくとも何れか一方が、前記伝播抑制手段の前記振動方向の面に対して凹んだ位置にあることを特徴とする請求項2に記載の振動子ユニット。
  4. 前記伝播抑制手段は、前記振動子の周面を覆いつつ、前記振動子の前記振動方向に位置する各面のうち振動伝播面とは反対の面を覆う断面略C字状に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の振動子ユニット。
  5. 前記振動吸収材より、振動を伝播させ易い素材から構成された伝播促進手段をさらに備え、
    前記伝播促進手段が、前記振動子の前記振動方向に位置する各面のうち振動伝播面を覆っていることを特徴とする請求項2〜請求項4のうち何れか一項に記載の振動子ユニット。
  6. 前記伝播抑制手段は、弾性部から構成され、
    前記弾性部は、前記振動子の周面と前記配設部との間に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動子ユニット。
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