JP4995841B2 - 電気外科用器具およびその標準部材 - Google Patents

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Description

本発明は請求項1の前提部分に係る電気外科用器具、および請求項13の前提部分に係る電気外科用器具の標準部材に関する。
高周波外科手術(HF外科手術)においては、ターゲットとする細胞に損傷を与えたり、切除したりするために人体に高い周波数で交流が導通される。外科用メスを用いた従来の切除技術に比べて基本的に有利な点は、切除と同時に、罹患した血管を閉じることにより出血を抑制(凝固)できることである。関連する交流を生成する高周波発生器と、電流を細胞に与える電気外科用器具とは分離される。よく使われている電気外科用器具として、電気外科用鋏および電気外科用クランプがある。これらの器具は、従来の機械的なクランピングおよび切除、ならびに高周波電流による電気的な凝固および切除の両方を提供しており、ある意味で二重の機能を果たしている。
前述した電気外科用器具は二極または双極の電気外科用器具に分類される。器具の頭部は交流が流れる2つの極を有している。電気外科用鋏を例にとれば、第1の刃には、第2の刃と電気的に分離するようにして電流が供給される。切除されるべき細胞によって2つの刃の間で回路が完成される。これらの双極の電気外科用器具の良好な機能を確保するために、当該電気外科用器具における伝導路を確実に絶縁する必要がある。これに関し、従来の電気外科用器具の機械的接合部は、伝導路の交差や接触が起こるため、非常に問題であることが分かっている。
前述した電気外科用器具は、米国特許第6、406、475B1号明細書および米国特許第5、324、289号明細書により非常によく知られている。伝導路を互いに分離させるために、これらの明細書では、機械的接合部に絶縁を施すことが提案されている。
しかしながら、2つの伝導路間において信頼性の高い絶縁を得るためには、この形式の絶縁に対し高度な要求がなされ、その結果、製造が複雑になるとともにコスト高になる。
知られている電気外科用器具のさらなる欠点は、広い範囲または多種類の製造物を制御された方法で製造することが複雑であるとともにコスト高になることである。例えば、外科医が異なると、手の骨格が異なることから本質的に同じ構造のハンドルに対して異なった要求がなされる。
このような従来技術に鑑み、本発明の目的は、信頼性および実用性をもって操作することができ、且つ、経済的且つ効率的に製造することができる電気外科用器具を提供することである。
前記目的は、請求項1に係る電気外科用器具および請求項13に係る標準部材により達成される。
特に、前記目的は、第1ハンドル部材および第2ハンドル部材を有するハンドルと、第1リムおよび第2リムを有する頭部とを備え、
前記第1および第2リムが、少なくとも部分的に絶縁された接合ベアリングに第1ピボット接合部によりそれぞれ取り付けられており、
前記第1ハンドル部材が第1リムとともに第1伝導路を形成しており、
前記第2ハンドル部材が第2リムとともに、前記第1伝導路と電気的に分離された第2伝導路を形成している電気外科用器具であって、
前記第1および第2ハンドル部材は、互いに交差することなく第2ピボット接合部により前記接合ベアリングに取り付けられ、
前記第1および第2リムも互いに交差することなく前記第ピボット接合部により取り付けられ、
第1ハンドル部材の第2ピボット接合部まわりの旋回が、第1リムの第1ピボット接合部まわりの逆の回転となるように、第1リムは、第1結合部を介して第1ハンドル部材に連結されており、且つ
第2ハンドル部材の第2ピボット接合部3まわりの旋回が、第2リムの第1ピボット接合部まわりの逆の回転となるように、第2リムは、第2結合部を介して第2ハンドル部材に連結されている電気外科用器具により達成される。
本発明の中心的概念は、電気外科用器具の個々の伝導路が近接して、且つ、本質的に互いに平行に配置されており、その結果互いに自動的に分離されていることである。この利点は、ハンドル部材およびリムの機械的交差の必要性を回避するピボット接合部により達成される。ピボット接合部および結合部の配置についての同じような原理は市販されているボルトカッターにより知られている。そして、この手段によって、ハンドル部材とこれに関連するリムとの間の力の伝達を好適に達成することができる。この種の構成は自動的に且つ容易に製造することができ、伝導路を確実に分離させることができる。
第1ピボット接合部および第2ピボット接合部をそれぞれ互いに強固に接続されるように設けることができるが、第1ピボット接合部の強固な接続は第2ピボット接合部の接続に対して自由に動くことができ、また、リムは非弾性的な結合部を介してハンドル部材に接続される。しかしながら、ピボット接合部のすべてが互いに強固に接続されるのが好ましい。これにより、手術中に問題となり得る、ピボット接合部およびその動きによりもたらされる電気外科用器具の長さの変化を回避することができる。かかる強固な接続は、ピボット接合部の各軸まわりの旋回能力が影響を受けないように選定されるべきである。
接合ベアリング2枚の絶縁板を備えており、当該絶縁板の間に前記第1ピボット接合部および第2ピボット接合部が配設されるのが好ましい。この場合、ピボット接合部の軸は、前記絶縁板に対し略直角に配置される。これにより、ピボット接合部を簡単な構成にすることができ、個々のピボット接合部間に、特に第1リムの第1ピボット接合部と第2リムの第1ピボット接合部との間、および第1ハンドル部材の第2ピボット接合部と第2ハンドル部材の第2ピボット接合部との間に信頼性の高い絶縁を確保することができる。
前記第1ピボット接合部および第2ピボット接合部の領域における、前記第1および第2リムの間ならびに前記第1および第2ハンドル部材の間に、伝導路を互いに絶縁するための絶縁ウェブが配設されているのが好ましい。この絶縁ウェブは、第1および第2ピボット接合部間において第1および第2伝導路に実質的に平行に延びている。これにより、伝導路間の絶縁性が高められる。また、第2結合部に対して第1結合部が動くことができるように当該第1および第2結合部を選定することができる。直接接触を防ぐために、絶縁ウェブは機械的な分離体および/または一種のストッパーとして機能することができる。
絶縁ウェブは接合ベアリングに接続されているのが好ましい。これにより、T字形状を簡単に且つ一体ものとして得ることができる。また、第2の絶縁板とともにH字形状を形成することができ、この場合、絶縁ウェブの一方の側を第1伝導路が、また絶縁ウェブの他方の側を第2伝導路が、絶縁性のH字形状で分離されることで互いに別々に走る。
電気外科用器具は2つの第1ピボット接合部の間および/または第2ピボット接合部の間に、当該2つの第1ピボット接合部の機械的結合のための非導電性の同期装置を備えているのが好ましい。この機械的結合は、第1リムの第1ピボット接合部の回転が第2リムの第1ピボット接合部の逆向きの回転となるような機能を有している。かかる同期装置は、リムが互いに独立して動かないようにしている。これにより、器具の操作性を向上させることができる。この同期装置の構成として、とりわけ、第1ピボット接合部に取り付けられた歯車を受けるデバイスを備えた絶縁ウェブを用いることができる。
各ハンドル部材が伝導路のための電気接続部を備えているのが好ましいが、第1および第2ハンドル部材に複数の伝導路を設けることができる。
リムがそれぞれ溝部を有しており、ハンドル部材の突出部が当該溝部と係合して第1または第2結合部を形成するのが好ましい。この場合、結合部は開放された接続部として構成され、リムが動くと、第1ハンドル部材の突出部は第1リムの溝部と係合し、第2ハンドル部材の突出部は第2リムの溝部と係合する。各結合部は一枚歯の歯車として構成することができる。
また、ピボット接合部は、当該ピボット接合部の旋回軸と一致する旋回点を有する歯車を備えることができる。この場合、互いに噛み合う歯は結合部として機能し、第1リムの第1ピボット接合部の歯車は、第1ハンドル部材の第2ピボット接合部の歯車と噛み合い、第2リムの第1ピボット接合部の歯車は、第2ハンドル部材の第2ピボット接合部の歯車と噛み合う。
結合部が導電性材料で作製されており、第1または第2伝導路の一部を構成するのが好ましい。この場合、機械的結合とともに電気的結合を果たすことができ、回路を簡単且つ信頼性の高い構成とすることができる。
頭部およびハンドルが金属で作製されており、部分的に絶縁層で被覆されているのが好ましい。この場合、頭部およびハンドルの個々の部材の内部は導電性であり、それぞれ第1および第2伝導路を構成するのに用いることができる。絶縁層は不要な電気的短絡に対する保護を提供する。
本発明によれば、前述した問題は電気外科用器具のための標準部材によっても解消することができる。標準部材は、少なくとも2つの頭部および/または少なくとも2つのハンドルを含んでおり、これらがピボット接合部および結合部を介して互いに接続可能である。
この中心的概念は、種々の異なる頭部を異なるハンドルと結合させることができる、建物用ブロックシステムのようなものを提供することにある。これらの要素の接続はピボット接合部および結合部により行われる。
第1および第2ハンドル部材長さが異なるように構成されているのが好ましい。この場合、例えばハンドル部材の特性に応じて、同じ頭部を用いて異なる大きさの圧力を加えることができる。また、個々の外科医に合った器具を製造するために、ハンドル部材の指用孔を可変とすることが考えられる。
頭部が、少なくとも1つの切除用頭部と少なくとも1つの把持用頭部とからなるのが好ましい。この場合、製造に際し、複数の類似する部品を鋏やクランプなどの異なる電気外科用器具に用いることができる。これにより、製造プロセスがより経済的になり、器具をさらに個人に合わせることができる。
つぎに、図示された実施の形態を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。以下の記載において、同一または同様に作用する部材に対しては同じ参照符号を用いている。
図1(a)は本発明の電気外科用クランプを示している。この器具は、電気外科用器具を把持するための第1ハンドル部材21および第2ハンドル部材22を有するハンドル20と、細胞を掴んで締め付けるための頭部10とを備えている。前記ハンドル20と頭部10は絶縁性の接合ベアリング30を介して互いに強固に接続されている。接合ベアリングの構造を明らかにするために、図1(a)、1(b)、1(c)および2では開放された状態が示されている。頭部10は第1リム11および第2リム12を備えており、各リム11、12は前記接合ベアリング30から離れた側に、細胞を受けるための把持面を有している。本発明のクランプは双極の電気外科用器具である。このことは、前記頭部、より詳細には前記把持面が2つの互いに電気的に別々の極を形成していることを意味している。これらの極は、第1伝導路41(図2参照)および第2伝導路42によって高周波発生器の電流回路に接続されている。図2に概略示されているように、前記伝導路41、42は電気外科用器具またはクランプの長手方向に沿って別々に且つ平行に走っている。このことを確実ならしめるために、リム11、12およびハンドル部材21、22は導電性材料で作製されている。高周波発生器との電気的接続のために、各ハンドル部材21、22は電気端子40を備えている。
電気外科用器具に限られた動きをさせるために、クランプは、接合ベアリング30に設けられた4つのピボット接合部35、35´、36、36´を有している(図1(b)、1(c)参照)。第1リム11は、その第1ピボット接合部35のまわりにロケット状のデバイスを形成している。第1ピボット接合部35は、第1リム11の前方部16と後方部17が旋回する旋回点に相当する。前記後方部17は第1ハンドル部材21のハンドル前部26と噛み合っている。第1リム11と同様に、第1ハンドル部材21もまたロケット状デバイスを形成しており、ハンドル前部26およびハンドル後部27は当該第1ハンドル部材21の第2ピボット接合部36のまわりに旋回自在に設けられている。
第2リム12および第2ハンドル部材22は、前記第1リム11および第1ハンドル部材21と実質的に線対称の関係になるように、前記接合ベアリング30上に配設されている。すなわち、第2リム12は前方部16´および後方部17´を有しており、これら前方部16´および後方部17´は第1ピボット接合部35のまわりを旋回できるよう設けられている。第2ハンドル部材22は、第2ピボット接合部36´の片側にハンドル前部26´を有しており、他方の側にハンドル後部27´を有している。第2リム12の後方部17´は第2ハンドル部材22のハンドル前部26´と噛み合っている。
このような対称的な配置においてハンドル後部27、27´が互いに近づくように動くと、第2ピボット接合部36、36´まわりの回転運動が起こる。2つの第2ピボット接合部36、36´の回転運動は、互いに反対向きである。第1結合部51および第2結合部52によって、この回転運動は逆向きにされて第1ピボット接合部35、35´に伝達される。前方部16、16´は互いに近づくように動き、頭部10は閉じられる。
本発明によれば、第1ハンドル部材21から第1リム11への力の伝達、および第2ハンドル部材22から第2リム12への力の伝達は、ハンドル前部26、26´の長さを変えることにより所望の応用に対して調節することができる。当然のことながら、かかる調節に対応して後方部17、17´の長さを選定する必要がある。
本発明によれば、第1結合部51および第2結合部52はそれぞれ溝部14、14´および突出部24、24´を備えており、この溝部と突出部は互いに噛み合っている(図1(c)参照)。前述したピボット接合部35、35´、36、36´が回転運動している間に第1結合部51が第2結合部52と接触するのを防ぐために、接合ベアリング30は絶縁ウェブ31を備えている。この絶縁ウェブ31はベアリング基板34に垂直に配設されており、当該ベアリング基板34とともにT字形状を呈している。絶縁ウェブ31は、結合部51、52同士の接触を防いで、前記伝導路41、42が互いに常に絶縁されるように、当該の結合部51、52の中央に延設されている。
図3(a)は図1(a)および図2に示される本発明の医療用クランプを示している。しかしながら、このケースでは接合ベアリング30が囲まれている。蓋体はベアリングカバー33により構成されている。
図3(a)および3(b)に示されるように、接合ベアリング30はベアリングカバー33、ベアリング基板34および絶縁ウェブ31からなっている。ベアリングカバー33はベアリング基板34と平行に配設されている。囲まれた状態の接合ベアリング30において、これらの要素はH字形状を呈している。
個々のピボット接合部35、35´、36、36´のデザインは各ケースにおいて同じである。ベアリング基板34の開口部から各ハンドル部材21、22または各リム11、12を通って、ベアリングカバー33の開口部に、受け部材としてのボルトが挿通される。これにより、リム11、12およびハンドル部材21、22は前記ボルトのまわりを旋回することができる。接合ベアリング30全体がプラスチックなどの電気的絶縁材料で作製されているので、2つの伝導路41、42は互いに電気的に遮へいされている。
他の実施の形態において、接合ベアリング30の一部だけを電気的絶縁材料で作製し、当該接合ベアリング30を第1および第2伝導路41、42の一部分とすることができる。この実施の形態では、ベアリングカバー33が2つの略平行な導電性領域を有している。第1の導電性領域は、第1リム11の第1ピボット接合部35と第1ハンドル部材21の第2ピボット接合部36との間に位置し、一方、第2の導電性領域は、第2リム12の第1ピボット接合部35´と第2ハンドル部材22の第2ピボット接合部36´との間に位置する。その結果、第1伝導路41では、電流はまず第1ハンドル部材21を流れ、ついで接合ベアリング30を経由して第1リム11へと流れる。同様に、第2伝導路42では、電流はまず第2ハンドル部材22を流れ、ついで接合ベアリング30を経由して第2リム12へと流れる。リム11、12と、接合ベアリング30、特にベアリングカバー33の導電性領域との間の電気的な接触は、直接接触およびピボット接合部35、35´、36、36´のボルトを介して行われる。ハンドル部材21、22と、接合ベアリング30、特にベアリングカバー33の導電性領域との間の電気的な接触も同様に行われる。
さらに他の実施の形態では、第1ピボット接合部が同期される。この目的のため、絶縁ウェブ31は接合ベアリング30の他の部分と接続されない。むしろ、絶縁ウェブ31はその長手方向に沿って両側面に歯部を有しており、この歯部に第1ピボット接合部35、35´にそれぞれ搭載された歯車が噛み合う。ハンドル部材21、22またはリム11、12が動くと、第1ピボット接合部35、35´の各歯車は当該第1ピボット接合部35、35´の旋回軸のまわりを回転し、絶縁ウェブ31をその長手方向に沿って接合ベアリング30内において移動させる。こうして、2つの第1ピボット接合部35、35´のうち一方の旋回運動が自動的に他方の第1ピボット接合部35、35´に伝達される。
他の実施の形態において、電気外科用器具は前述した実施の形態と実質的に同じ構成である。頭部10、特に前方部16、16´の他の実施の形態に基づいて、この電気外科用器具は細胞を分割または切除するのに特に適している。前述した電気外科用クランプとは異なり、頭部は把持面を有しておらず、機械的な切除を可能にする鋏の刃を有している。手術の間、機械的な作用と電気的な作用の両方が得られ、細胞の分割および徐々の破壊または凝固が同時に可能となる。
(a)は本発明の電気外科用クランプを示す図であり、(b)は(a)の電気外科用クランプの頭部を示す図であり、(c)は(a)の電気外科用クランプの接合部ベアリングの詳細を示す図である。 図1(a)の電気外科用クランプを閉じた状態を示す図である。 (a)は囲まれた結合部ベアリングを備えた図1(a)の電気外科用クランプを示す図であり、(b)は(a)の囲まれた結合部ベアリングの詳細を示す図である。
符号の説明
10 頭部
11 第1リム
12 第2リム
14、14´ 溝部
16、16´ 前方部
17、17´ 後方部
20 ハンドル
21 第1ハンドル部材
22 第2ハンドル部材
24、24´ 突出部
26、26´ ハンドル前部
27、27´ ハンドル後部
30 接合ベアリング
31 絶縁ウェブ
33 ベアリングカバー
34 ベアリング基板
35、35´ 第1ピボット接合部
36、36´ 第2ピボット接合部
40 電気端子
41 第1伝導路
42 第2伝導路
51 第1結合部
52 第2結合部

Claims (15)

  1. 第1ハンドル部材21および第2ハンドル部材22を有するハンドル20と、第1リム11および第2リム12を有する頭部10とを備え、
    前記第1および第2リム11、12が、少なくとも部分的に絶縁された接合ベアリング30に第1ピボット接合部35、35´によりそれぞれ取り付けられており、
    前記第1ハンドル部材21が第1リム11とともに第1伝導路41を形成しており、
    前記第2ハンドル部材22が第2リム12とともに、前記第1伝導路41と電気的に分離された第2伝導路42を形成している電気外科用器具であって、
    前記第1および第2ハンドル部材21、22は、互いに交差することなく第2ピボット接合部36、36´により前記接合ベアリング30に取り付けられ、
    前記第1および第2リム11、12も互いに交差することなく前記第ピボット接合部35、35´により取り付けられ、
    第1ハンドル部材21の第2ピボット接合部36まわりの旋回が、第1リム11の第1ピボット接合部35まわりの逆の回転となるように、第1リム11は、第1結合部51を介して第1ハンドル部材1に連結されており、且つ
    第2ハンドル部材22の第2ピボット接合部36´まわりの旋回が、第2リム12の第1ピボット接合部35´まわりの逆の回転となるように、第2リム11は、第2結合部52を介して第2ハンドル部材22に連結されていることを特徴とする電気外科用器具。
  2. 前記第1ピボット接合部35、35´および第2ピボット接合部36、36´が互いに強固に接続されている請求項1に記載の電気外科用器具。
  3. 前記接合ベアリング30が2枚の絶縁板33、34を備えており当該絶縁板33、34の間に前記第1ピボット接合部35、35´および第2ピボット接合部36、36´が配設される請求項1または2に記載の電気外科用器具。
  4. 前記第1ピボット接合部35、35´および第2ピボット接合部36、36´の領域における、前記第1および第2リム11、12の間ならびに前記第1および第2ハンドル部材21、22の間に、伝導路41、42を互いに絶縁するための絶縁ウェブ31が配設されている請求項1〜3のいずれかに記載の電気外科用器具。
  5. 前記絶縁ウェブ31が接合ベアリング30に接続されている請求項4に記載の電気外科用器具。
  6. つの第1ピボット接合部35、35´の間および/または第2ピボット接合部36、36´の間に、当該第1ピボット接合部35、35´の機械的結合のために設けられた非導電性の同期装置を備えている請求項1〜5のいずれかに記載の電気外科用器具。
  7. 前記第1および第2ハンドル部材21、22がそれぞれ電気端子40を有している請求項1〜6のいずれかに記載の電気外科用器具。
  8. 前記第1および第2リム11、12がそれぞれ溝部14、14´を有しており、第1および第2ハンドル部材21、22の突出部24、24´が当該溝部14、14´と係合して第1または第2結合部51、52を形成する請求項1〜7のいずれかに記載の電気外科用器具。
  9. 前記溝部14、14´および前記突出部24、24´が、歯車状に構成されている請求項8に記載の電気外科用器具。
  10. 前記結合部51、52が導電性材料で作製されており、前記第1または第2伝導路41、42の一部を構成する請求項1〜9のいずれかに記載の電気外科用器具。
  11. 前記第1ピボット接合部35、35´が、頭部10を接合ベアリング30に着脱自在に取り付けるための受け部材を有している請求項1〜10のいずれかに記載の電気外科用器具。
  12. 前記頭部10およびハンドル20が金属で作製されており、部分的に絶縁層で被覆されている請求項1〜11のいずれかに記載の電気外科用器具。
  13. 少なくとも2つの頭部10および/または少なくとも2つのハンドル20からなり、これらが第1ピボット接合部35、35´および第2ピボット接合部36、36´ならびに結合部51、52を介して互いに接続可能であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の電気外科用器具のための標準部材。
  14. 前記第1および第2ハンドル部材21、22長さが異なるように構成されている請求項13に記載の標準部材。
  15. 前記頭部10が少なくとも1つの切除用頭部10と少なくとも1つの把持用頭部10とからなる請求項13または14に記載の標準部材。
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