JP4994471B2 - 増毛用結び具及び増毛用結び具の使用方法 - Google Patents

増毛用結び具及び増毛用結び具の使用方法 Download PDF

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本発明は、増毛用毛髪を地毛に結ぶ増毛用結び具及びその増毛用結び具の使用方法に関するものである。
加齢によって頭髪が薄くなることは男性だけでなく女性にも起こり、多くの人が薄毛に悩んでいる。
また、病気や投薬の副作用で薄毛になってしまうこともあり、薄毛は年配者だけの悩みではない。
一般に、薄毛で悩む人のために、頭皮に人工毛等を植える植毛や、地毛に増毛用毛髪を結び付ける増毛が知られており、増毛は植毛に比べてユーザの金銭的負担が小さいので、美容院等で広く行われている。
美容院では、美容師がユーザに増毛を施すが、美容師であっても専用の器具を用いずに地毛に増毛用毛髪を結ぶことは非常に難しく、作業効率も悪い。
そこで、増毛をより容易に行うために、図15に示すような増毛用結び具10が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−126802号公報
図15に記載の発明は、棒状本体部11の一端に案内ピン12が設けられ、案内ピン12と棒状本体部11との結合部からフック13が案内ピン12に対して所定の角度で延設されている。そして、棒状本体部11の他端には引出ピン14が設けられている。
フック13の先端は案内ピン12側に湾曲させており、フック13の湾曲部13aと案内ピン12との間には隙間が設けられている。
そして、この増毛用結び具10の使用方法は、巻付工程と、係止工程と、引抜工程と、連結工程とを備える。
まず、巻付工程において、図16に示すように、地毛Jに増毛用毛髪Zの略中央部が位置するように増毛用毛髪Z及び地毛Jを重ねて束16にし、左手で束16の先端側を把持する。そして、束16を案内ピン12及びフック13よりも手前側に配置する。次に、図17に示すように、束16の根元側が束16の毛先側よりも案内ピン12の先端側に位置するように、増毛用結び具10を回転させて束16を案内ピン12及びフック13に巻き付ける。
次に、係止工程において、図18に示すように、束16の毛先側を案内ピン12に沿ってスライドさせて、案内ピン12とフック13の湾曲部13aとの間を通過させ、増毛用結び具10を引いて束16をフック13の湾曲部13aに係止させる。
次に、引抜工程において、束16がフック13に係止された状態で増毛用結び具10をさらに引いて、束16が案内ピン12及びフック13に巻き付けられて形成された輪17を案内ピン12及びフック13に沿わせて輪17を徐々に大きくし、輪17がフック13を乗り越えるようにして、図19に示すように、輪17に束16の毛先側を通して緩い結び目18を形成する。
そして、連結工程において、図20に示すように、結び目18に引出ピン14又は案内ピン12を挿入し、束16の先端側を引きつつ引出ピン14又は案内ピン12を使用して、結び目18を束16の所望の位置に寄せる。最後に、図21に示すように、束16の先端側を引いて結び目18を固締めする。
この増毛用結び具10は、案内ピン12とフック13が所定の角度となるように形成されているので、案内ピン12及びフック13に束16を巻き付けると案内ピン12とフック13先端との間隔に応じた輪17ができる。そして、フック13は湾曲部13aを備えるので、束16を係止でき、容易に束16の先端側を輪17に通すことができる。
また、地毛Jに増毛用毛髪Zの略中央部が位置するようにして、地毛Jに増毛用毛髪Zを結び付けたので、図22に示すように、一本の地毛Jに対して二本の増毛用毛髪Zを増毛したように見え、効率良く増毛できる。
しかしながら、案内ピン12とフック13とが所定の角度で広がっているので、引抜工程において、輪17を案内ピン12及びフック13に沿わせて輪17を徐々に大きくし、輪17がフック13を乗り越えるようにするには、輪17に対し案内ピン12及びフック13の先端側に向かってある程度の力を加え、巻き付いた輪17を強制的に大きくしなければならない。
そのために、例えば右手で増毛用結び具10を、左手の人差し指及び親指で束16の毛先側を把持している状態で、さらに左手の中指で輪17に力を加える必要があるので、作業が非常にやり辛く煩わしい。
一方、補助器具(フォルダーと呼ばれる作業台)を用い、その表面に擦り付けたときの摩擦力を利用して、輪17がフック13を容易に乗り越えるようにする方法も考えられるが、この場合には別途、補助器具が必要になるばかりか、引抜工程以外の他の工程のときにその補助器具が邪魔になってしまう。
また、左手の中指で輪17に加える力の加え方が悪いと、輪17がフック13を乗り越えることができなかったり、輪17がフック13を乗り越えて結び目18を形成できたとしても、結び目18を束16の所望の位置に寄せることが困難なほど小さい輪17(結び目18)になってしまうので、作業効率が悪く、地毛に増毛用毛髪を結ぶ時間が多く掛かってしまう。また、短時間で増毛作業を行えるようになるまでには多くの練習を必要とする。
また、案内ピン12及びフック13に巻き付けられた輪17に力を加えるときには、同時に案内ピン12及びフック13に側面から力を加えることにもなるので、使用を続けているうちに案内ピン12やフック13が変形してしまうという問題もある。
さらに、案内ピン12とフック13の湾曲部13aとの隙間は0.2mm程度と非常に狭く、この隙間に束16を通すことは難しいが、この隙間を広く形成すると、より輪17がフック13を乗り越え難くなるという問題もある。
そこで、本発明の目的とするところは、容易に結び目が形成できることで地毛に増毛用毛髪を結ぶ時間を短縮することができ、しかも変形が起こり難い増毛用結び具及び増毛用結び具の使用方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の増毛用結び具(20)は、増毛用毛髪(Z)を地毛(J)に結ぶ増毛用結び具(20)であって、棒状本体部(21)の一端側に設けられ、略円柱状で前記増毛用毛髪(Z)及び前記地毛(J)を重ねた束(31,32)を巻き付ける巻付部(22)と、前記巻付部(22)の先端から前記巻付部(22)の中心軸に平行に形成され前記巻付部(22)を二股状に分割するスリット(23)と、前記巻付部(22)の分割された一方(22a)からスリット(23)内に延設され前記束(31,32)を係止するフック(24)と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の増毛用結び具(20)は、前記巻付部(22)の分割された一方(22a)には前記スリット(23)側に孔(26)が形成され、前記フック(24)は樹脂製の繊維材を前記孔(26)に挿入してなることを特徴とする。
また、請求項3に記載の増毛用結び具(20)は、前記棒状本体部(21)の一端側の径は前記巻付部(22)の径よりも大きく、前記棒状本体部(21)と前記巻付部(22)との境界に段差部(27)を設けたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の増毛用結び具(20)は、前記巻付部(22)の分割された一方(22a)の長さは、他方(22b)の長さよりも短いことを特徴とする。
また、請求項5に記載の増毛用結び具(20)は、前記フック(24)は、前記巻付部(22)の分割された他方(22b)から離間させた状態で設けられたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の増毛用結び具(20)は、前記巻付部(22)の分割された他方(22b)の後端側内壁は、その先端側内壁よりも外側に位置し、しかも前記フック(24)の先端は前記先端側内壁よりも外側に位置することを特徴とする。
また、請求項7に記載の増毛用結び具(20)は、前記棒状本体部(21)の他端側に、前記巻付部(22)の径よりも径が小さく他端側に延びるピン(25)が設けられたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の増毛用結び具(20)の使用方法は、請求項1乃至6に記載の増毛用結び具の使用方法であって、前記地毛(J)に前記増毛用毛髪(Z)の略中央部が位置するように前記増毛用毛髪(Z)及び前記地毛(J)を重ねて束(31)にするとともに、前記束(31)の毛先側を把持し、前記束(31)の根元側が前記束(31)の毛先側よりも前記巻付部(22)の先端側に位置するように、前記増毛用結び具(20)を回転させて前記束(31)を前記巻付部(22)に巻き付ける巻付工程と、前記束(31)の毛先側を前記巻付部(22)の分割された他方(22b)に沿ってスライドさせ前記フック(24)よりも前記スリット(23)奥側に入れ、前記増毛用結び具(20)を引いて前記束(31)を前記フック(24)に係止させる係止工程と、前記束(31)が前記フック(24)に係止された状態で前記増毛用結び具(20)をさらに引いて、前記束(31)が前記巻付部(22)に巻き付けられて形成された輪(33)に、前記束(31)の毛先側を通して結び目(35)を形成する引抜工程と、前記束(31)の先端側を引きつつ前記結び目(35)を前記束(31)の所望の位置に寄せて、さらに前記束(31)の先端側を引いて前記結び目(35)を固締めする連結工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項9に記載の増毛用結び具(20)の使用方法は、請求項1乃至6に記載の増毛用結び具の使用方法であって、前記地毛(J)に前記増毛用毛髪(Z)の略中央部が位置するように前記増毛用毛髪(Z)及び前記地毛(J)を重ねて第一束(31)にするとともに、前記第一束(31)の毛先側を把持し、前記第一束(31)の根元側が前記第一束(31)の毛先側よりも前記巻付部(22)の先端側に位置するように、前記増毛用結び具(20)を回転させて前記第一束(31)を前記巻付部(22)に巻き付ける第一巻付工程と、前記第一束(31)の毛先側を前記巻付部(22)の分割された他方(22b)に沿ってスライドさせ前記フック(24)よりも前記スリット(23)奥側に入れ、前記増毛用結び具(20)を引いて前記第一束(31)を前記フック(24)に係止させる第一係止工程と、前記第一束(31)が前記フック(24)に係止された状態で前記増毛用結び具(20)をさらに引いて、前記第一束(31)が前記巻付部(22)に巻き付けられて形成された輪(33)に、前記第一束(31)の毛先側を通して第一結び目(35)を形成する第一引抜工程と、前記第一束(31)の先端側を引きつつ前記第一結び目(35)を前記第一束(31)の所望の位置に寄せて、さらに前記第一束(31)の先端側を引いて前記第一結び目(35)を固締めする第一連結工程と、前記固締めされた増毛用毛髪(Z)及び地毛(J)を重ねて第二束(32)にするとともに、前記第二束(32)の毛先側を把持し、前記第二束(32)の根元側が前記第二束(32)の毛先側よりも前記巻付部(22)の先端側に位置するように、前記増毛用結び具(20)を回転させて前記第二束(32)を前記巻付部(22)に巻き付ける第二巻付工程と、前記第二束(32)の毛先側を前記巻付部(22)の分割された他方(22b)に沿ってスライドさせ前記フック(24)よりも前記スリット(23)奥側に入れ、前記増毛用結び具(20)を引いて前記第二束(32)を前記フック(24)に係止させる第二係止工程と、前記第二束(32)が前記フック(24)に係止された状態で前記増毛用結び具(20)をさらに引いて、前記第二束(32)が前記巻付部(22)に巻き付けられて形成された輪に、前記第二束(32)の毛先側を通して第二結び目(36)を形成する第二引抜工程と、前記第二束(32)の先端側を引きつつ前記第二結び目(36)を前記第一結び目(35)に寄せて、さらに前記第二束(32)の先端側を引いて前記第二結び目(36)を前記第一結び目(35)に重ねた状態で固締めする第二連結工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項10に記載の増毛用結び具(20)の使用方法は、請求項7に記載の増毛用結び具の使用方法であって、前記地毛(J)に前記増毛用毛髪(Z)の略中央部が位置するように前記増毛用毛髪(Z)及び前記地毛(J)を重ねて束(31)にするとともに、前記束(31)の毛先側を把持し、前記束(31)の根元側が前記束(31)の毛先側よりも前記巻付部(22)の先端側に位置するように、前記増毛用結び具(20)を回転させて前記束(31)を前記巻付部(22)に巻き付ける巻付工程と、前記束(31)の毛先側を前記巻付部(22)の分割された他方(22b)に沿ってスライドさせ前記フック(24)よりも前記スリット(23)奥側に入れ、前記増毛用結び具(20)を引いて前記束(31)を前記フック(24)に係止させる係止工程と、前記束(31)が前記フック(24)に係止された状態で前記増毛用結び具(20)をさらに引いて、前記束(31)が前記巻付部(22)に巻き付けられて形成された輪(33)に、前記束(31)の毛先側を通して結び目(35)を形成する引抜工程と、前記結び目(35)に前記ピン(25)を挿入し、前記束(31)の先端側を引きつつ前記ピン(25)を使用して前記結び目(35)を前記束(31)の所望の位置に寄せて、さらに前記束(31)の先端側を引いて前記結び目(35)を固締めする連結工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項11に記載の増毛用結び具(20)の使用方法は、請求項7に記載の増毛用結び具の使用方法であって、前記地毛(J)に前記増毛用毛髪(Z)の略中央部が位置するように前記増毛用毛髪(Z)及び前記地毛(J)を重ねて第一束(31)にするとともに、前記第一束(31)の毛先側を把持し、前記第一束(31)の根元側が前記第一束(31)の毛先側よりも前記巻付部(22)の先端側に位置するように、前記増毛用結び具(20)を回転させて前記第一束(31)を前記巻付部(22)に巻き付ける第一巻付工程と、前記第一束(31)の毛先側を前記巻付部(22)の分割された他方(22b)に沿ってスライドさせ前記フック(24)よりも前記スリット(23)奥側に入れ、前記増毛用結び具(20)を引いて前記第一束(31)を前記フック(24)に係止させる第一係止工程と、前記第一束(31)が前記フック(24)に係止された状態で前記増毛用結び具(20)をさらに引いて、前記第一束(31)が前記巻付部(22)に巻き付けられて形成された輪(33)に、前記第一束(31)の毛先側を通して第一結び目(35)を形成する第一引抜工程と、前記第一結び目(35)に前記ピン(25)を挿入し、前記第一束(31)の先端側を引きつつ前記ピン(25)を使用して前記第一結び目(35)を前記第一束(31)の所望の位置に寄せて、さらに前記第一束(31)の先端側を引いて前記第一結び目(35)を固締めする第一連結工程と、前記固締めされた増毛用毛髪(Z)及び地毛(J)を重ねて第二束(32)にするとともに、前記第二束(32)の毛先側を把持し、前記第二束(32)の根元側が前記第二束(32)の毛先側よりも前記巻付部(22)の先端側に位置するように、前記増毛用結び具(20)を回転させて前記第二束(32)を前記巻付部(22)に巻き付ける第二巻付工程と、前記第二束(32)の毛先側を前記巻付部(22)の分割された他方(22b)に沿ってスライドさせ前記フック(24)よりも前記スリット(23)奥側に入れ、前記増毛用結び具(20)を引いて前記第二束(32)を前記フック(24)に係止させる第二係止工程と、前記第二束(32)が前記フック(24)に係止された状態で前記増毛用結び具(20)をさらに引いて、前記第二束(32)が前記巻付部(22)に巻き付けられて形成された輪に、前記第二束(32)の毛先側を通して第二結び目(36)を形成する第二引抜工程と、前記第二結び目(36)に前記ピン(25)を挿入し、前記第二束(32)の先端側を引きつつ前記ピン(25)を使用して前記第二結び目(36)を前記第一結び目(35)に寄せて、さらに前記第二束(32)の先端側を引いて前記第二結び目(36)を前記第一結び目(35)に重ねた状態で固締めする第二連結工程と、を備えることを特徴とする。
なお、ここでいう二股状とは、少なくとも二股の部分を有することを意味する。
ここで、上記括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に掲載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載の増毛用結び具によれば、略円柱状で増毛用毛髪及び地毛を重ねた束を巻き付ける巻付部の先端側にスリットを設けるとともに、巻付部の内側に増毛用毛髪及び地毛を重ねた束を係止するフックを設けたので、巻付部に巻き付けられた束をスリットを介してフックに係止した状態で増毛用結び具を引くだけで、束が巻付部に巻き付けられて形成された大きさの輪に、束の毛先側を通して結び目を簡単に形成することができる。その後は、形成された結び目を束の所望の位置に寄せてそのまま固締めすれば増毛が完了する。
すなわち、巻き付けられて形成された輪に束の毛先側を通して結び目を形成する際に、作業者は、例えば左手で束を持ち右手で増毛用結び具を持ったままの状態で束をフックに係止させ増毛用結び具を引くだけで空中に浮いた状態で結び目を形成することができるので、作業者が左手の指で力を加えて直接結び目形成前の輪を押える必要はなく、従来のように、輪が乗り越えなければならない部分は存在しない。
また補助器具を用いる必要もないので補助器具が邪魔になることもない。
また、輪の大きさは常に巻付部の径と等しくなるので、束の毛先側を通して結び目を形成することを安定して行うことができる。
したがって、作業効率が上がるので、地毛に増毛用毛髪を結ぶ時間が短縮される。また、一定の速度で増毛作業を行えるようになるまでの時間も短縮される。
さらに、増毛用結び具に対して力を加えなくてよいので、増毛用結び具が変形し難い。よって、増毛用結び具のメンテナンスの必要もない。
しかも、増毛用毛髪及び地毛にも余計な力が掛からないので、増毛用毛髪及び地毛を傷付ける心配もない。
また、略円柱状の巻付部の内側にフックを有することで、束の毛先側を把持し、束の根元側が束の毛先側よりも巻付部の先端側に位置するように、増毛用結び具を回転させて束を巻付部に巻き付けるときに、結ぶ対象の地毛以外の地毛を巻き込み難いので、これによっても作業効率が上がる。
さらに、輪の大きさは巻付部の径のみに依るので、同じ径の巻付部においてスリットの幅を大きく形成しても結び目を形成する上で特に問題はない。これによれば、スリット幅を大きくすることで束の毛先側をフックよりもスリット奥側に容易に入れることができるので作業性が向上する。
また、請求項2に記載の増毛用結び具によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加え、巻付部の分割された一方にはスリット側に孔が形成され、フックは樹脂製の繊維材、例えば、釣り糸(テグス)などを孔に挿入してなるので、フックが折れたりあるいは弾力性がなくなった場合には、容易にフックだけを交換することができ、経済的である。また、フックは弾力性を有するので、束をフックよりもスリット奥側に入れる際に入れ易く、しかも束を入れた後にフックとの摩擦力によってフックに係止させ易い。
また、請求項3に記載の増毛用結び具によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加え、棒状本体部の一端側の径は巻付部の径よりも大きく、棒状本体部と巻付部との境界に段差部を設けたので、増毛用毛髪及び地毛を重ねた束を巻付部に巻き付ける際に、巻き付けられた束が段差部に引っ掛かり段差部よりも棒状本体部の後端側に移動することが阻止される。よって、その後、巻付部に巻き付けられた束をフックに係止した状態で増毛用結び具を引いて巻付部に巻き付けられて形成された輪に、束の毛先側を通して結び目を形成する際に、輪を移動させる量が少なくて済むので、作業効率がよい。
また、請求項4に記載の増毛用結び具によれば、請求項1乃至3に記載の発明の作用効果に加え、巻付部の分割された一方の長さは他方の長さよりも短いので、増毛用毛髪及び地毛を重ねた束をスリットに通してフックに係止させる際に、作業者がスリットを視認し易い。また、増毛用毛髪及び地毛を重ねた束をスリットに通す際に、フックが設けられた側とは逆側となる巻付部の分割された他方に沿って束をスライドさせ易いので、容易に束をスリットに通すことができる。
また、請求項5に記載の増毛用結び具によれば、請求項1乃至4に記載の発明の作用効果に加え、フックは、巻付部の分割された他方から離間させた状態で、巻付部の分割された一方側に設けられるので、仮にフックが弾力性を有しない場合であっても、束をフックよりもスリット奥側に入れ、フックの根本側に束を係止することができる。また、フックの先端と巻付部の分割された他方には隙間があるので、例えば、束をフックよりスリット奥側に挿入した後に束がもつれてこぶなどが生じた場合でも束を隙間から前側に容易に取外すことができる。
また、請求項6に記載の増毛用結び具によれば、請求項1乃至5に記載の発明の作用効果に加え、巻付部の分割された他方の後端側内壁は、その先端側内壁よりも外側に位置するので、増毛用毛髪及び地毛を重ねた束をスリットに通してフックに係止させる際に、束がフックを越える前の状態のときに、先端側内壁と後端側内壁との段差によって不意に束がスリットから外れ難い。また、作業者は束を先端側内壁と後端側内壁との段差に沿わせることによって視認に加えて感覚によっても束の位置を容易に把握することができる。
しかも、フックの先端は先端側内壁よりも外側に位置するので、束をフックよりスリット奥側に入れたときには、束を十分にフックに係止することができる。
また、請求項7に記載の増毛用結び具によれば、請求項1乃至6に記載の発明の作用効果に加え、棒状本体部の他端側に、巻付部の径よりも径が小さく他端側に延びるピンが設けられたので、束の先端側を引きつつ結び目を束の所望の位置に寄せて、さらに束の先端側を引いて結び目を固締めする際に、結び目にこのピンを挿入して結び目を束の所望の位置に寄せることが容易にできる。
また、請求項8に記載の増毛用結び具の使用方法によれば、請求項1乃至6に記載の増毛用結び具の使用方法であって、巻付工程,係止工程,引抜工程,そして連結工程とを備えて、巻付工程にて増毛用毛髪及び地毛を重ねた束を巻付部に巻き付け、係止工程にて束の毛先側を巻付部の分割された他方に沿ってスライドさせフックよりもスリット奥側に入れた後、増毛用結び具を引いて束をフックに係止させ、引抜工程にて増毛用結び具をさらに引いて束が巻付部に巻き付けられて形成された輪に、束の毛先側を通して結び目を形成し、そして連結工程にて束の先端側を引きつつ結び目を束の所望の位置に寄せて固締めするといった一連の流れによって迅速かつ確実に増毛処理を施すことができる。
特に引抜工程においては、増毛用結び具を引くだけで束が巻付部に巻き付けられて形成された輪に束の毛先側が通され結び目が形成されるので作業性に優れる。
また、請求項9に記載の増毛用結び具の使用方法によれば、請求項1乃至6に記載の増毛用結び具の使用方法であって、請求項7に記載の増毛用結び具の使用方法であって、第一巻付工程,第一係止工程,第一引抜工程,そして第一連結工程によって、地毛に増毛用毛髪を固締めされた第一結び目で結んで増毛した後に、第二巻付工程,第二係止工程,第二引抜工程,そして第二連結工程によって、第一結び目に重ねて第二結び目を固締めするので、二重の結び目の形成により増毛用毛髪が地毛から簡単に外れるおそれはない。
また、請求項10に記載の増毛用結び具の使用方法によれば、請求項7に記載の増毛用結び具の使用方法であって、特に連結工程において、棒状本体部の他端側に設けられた細いピンを結び目に挿入し、束の先端側を引きつつピンを使用して結び目を束の所望の位置に寄せて、さらに束の先端側を引いて結び目を固締めするので、連結を確実かつ瞬時に行うことができる。
また、請求項11に記載の増毛用結び具の使用方法によれば、請求項7に記載の増毛用結び具の使用方法であって、特に第一連結工程及び第二連結工程において、棒状本体部の他端側に設けられた細いピンを第一結び目に挿入し、束の先端側を引きつつピンを使用して第一結び目を束の所望の位置に寄せて、さらに束の先端側を引いて第一結び目を固締めし、その後、形成された第二結び目にもピンを挿入し、束の先端側を引きつつピンを使用して第二結び目を第一結び目に寄せて、さらに束の先端側を引いて第二結び目を第一結び目に重ねた状態で固締めするので、第一結び目の連結及び第二結び目の連結を確実かつ瞬時に行うことができる。
なお、上述した特許文献1にも束を係止するフックについては記載されているが、本発明の増毛用結び具のように、略円柱状で束を巻き付ける巻付部と、巻付部の先端から巻付部の中心軸に平行に形成され巻付部を二股状に分割するスリットと、巻付部の分割された一方からスリット内に延設され束を係止するフックを備える点は、上述した特許文献1には全く記載されていないし、その増毛用結び具の使用方法についても全く記載されていない。
本発明の実施形態に係る増毛用結び具を示す平面図である。 図1に示す増毛用結び具における巻付部を示す拡大平面図である。 図1に示す増毛用結び具の使用方法のうち、巻付工程の前段階を示す平面図である。 図1に示す増毛用結び具の使用方法のうち、巻付工程の後段階を示す平面図である。 図1に示す増毛用結び具の使用方法のうち、係止工程を示す平面図である。 図1に示す増毛用結び具の使用方法のうち、引抜工程を示す平面図である。 図1に示す増毛用結び具の使用方法のうち、連結工程の前段階を示す平面図である。 図1に示す増毛用結び具の使用方法のうち、連結工程の後段階を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る増毛用結び具を使用して、結び目を固締めして増毛処理を施した状態を示す模式図である。 二つの結び目を重ねた状態で固締めして増毛処理を施した状態を示す模式図である。 図1に示す増毛用結び具の使用方法のうち、地毛一本に対して増毛用毛髪二本を結ぶ使用方法を示す平面図である。 結び目を固締めして増毛処理を施した状態を示す模式図であり、(a)は地毛一本に対して増毛用毛髪二本を連結して計5本にした状態を、(b)は地毛一本に対して増毛用毛髪三本を連結して計7本にした状態を、(c)は地毛(3本)にエクステンション(3本)を連結した状態を示す。 本願発明の実施形態に係る別の増毛用結び具における巻付部を示す拡大平面図である。 本願発明の実施形態に係るさらに別の増毛用結び具における巻付部を示す拡大平面図である。 従来例に係る増毛用結び具を示す平面図である。 図15に示す増毛用結び具の使用方法のうち、巻付工程の前段階を示す平面図である。 図15に示す増毛用結び具の使用方法のうち、巻付工程の後段階を示す平面図である。 図15に示す増毛用結び具の使用方法のうち、係止工程を示す平面図である。 図15に示す増毛用結び具の使用方法のうち、引抜工程を示す平面図である。 図15に示す増毛用結び具の使用方法のうち、連結工程の前段階を示す平面図である。 図15に示す増毛用結び具の使用方法のうち、連結工程の後段階を示す平面図である。 従来例に係る増毛用結び具を使用して、結び目を固締めして増毛処理を施した状態を示す模式図である。
図1乃至図10を参照して、本発明の実施形態に係る増毛用結び具20及びその使用方法を説明する。
この増毛用結び具20は、棒状本体部21と、巻付部22と、スリット23と、フック24と、ピン25と、を備え、地毛Jに対して増毛用毛髪Zを連結して増毛処理を施すものである。なお図面中において、地毛Jと増毛用毛髪Zとを区別するために、地毛Jは黒塗りとした。
棒状本体部21は、直径8mm(なお、以下に示す数値は例示でありこれに限定されるものではない)の略円柱状であって、持ち易くするとともに位置決め機能と転がり防止機能を付加するために、長手方向に延びる平担な一面21A(図1では下面,図3では右側面)が設けられている(より具体的には断面がD字状)。そして、棒状本体部21の滑り止め及びデザイン性向上のために、0.3mm程度削られたリング状の凹溝21Bが棒状本体部21の一端側に2つ、他端側に同じく2つ設けられている。
巻付部22は、略円柱状で棒状本体部21の一端側に設けられている。これは、増毛用毛髪Z及び地毛Jを重ねた束31(32)を巻き付けて輪33を形成するためのものである。
巻付部22の直径は6mmで、棒状本体部21の一端側の直径(8mm)よりも小さく、棒状本体部21と巻付部22との境界は段差部27となっている。また、巻付部22の先端側は先細となるテーパー状になっている。なお、束31,32を巻き付ける直径6mmの同一径部分は作業性を考慮して段差部27から先端側にかけて12mm程設けている。
スリット23は、図2に示すように、巻付部22の先端から巻付部22の中心軸に平行に形成され、巻付部22を二股状に分割する。スリット23の幅(図2の上下方向)は、巻付部22の先端側よりも、その奥側のほうが広くなっている。つまり、巻付部22の分割された一方22aの後端側内壁22dは、その先端側内壁22cよりも外側に位置し、さらに巻付部22の分割された他方22bの後端側内壁22fは、その先端側内壁22eよりも外側に位置している。なお、スリット23の先端側の幅Lは2mmと髪の毛の太さよりもかなり広いが、巻付部22の分割された一方22a及び他方22bの強度は十分にある。
そして、巻付部22の分割された一方22aの長さは、他方22bの長さよりも3mm程短い。
また、巻付部22の分割された一方22aには外側からスリット23側に後側(図2の右側)に向かって斜め略45度に貫通する孔26が形成されている。
フック24は、束31,32を係止するもので、巻付部22の分割された一方22aに形成された孔26に挿入された直径0.3mmの樹脂製繊維材からなる。ここでは、樹脂製繊維材として釣り糸(テグス)を使用したが特に限定されるものではない。フック24が容易に孔26から抜けてしまわないように、フック24としてはその径が孔26の径よりわずかだけ小さいものが選択されている。
挿入されたフック24は孔26からスリット23内にその先端を孔26の位置よりもスリット23の奥側に位置させるように直線状に延びる。つまり、フック24は、束31,32をスリット23奥側に入れ易く、しかも一旦入った束31,32が外れ難くするような、逆止弁として機能する。このフック24が巻付部22の中心軸となす角度は略45度である。
また、フック24の先端は、巻付部22の分割された他方の内壁22fから1mm程度離間させた状態であって、かつ巻付部22の分割された他方22bの先端側内壁22eよりも外側に位置する長さとしている。
ピン25は、棒状本体部21の他端側に形成され、他端側に延びる。巻付部22の径よりもピン25の径は小さい先細である。
なお、本実施形態においては、巻付部22、棒状本体部21、ピン25は一本の軽量のアルミ棒を削って形成しているので、長時間この増毛用結び具20を使用しても作業者に疲労が溜まり難い。
次に、このように構成された増毛用結び具20の使用方法の例を説明する。この使用方法は、第一巻付工程と、第一係止工程と、第一引抜工程と、第一連結工程とを備えて第一結び目35を固締めし、さらにその後に第二巻付工程と、第二係止工程と、第二引抜工程と、第二連結工程とを備えて第二結び目36を固締めする。
まず、第一巻付工程において、図3に示すように、地毛Jに増毛用毛髪Zの略中央部が位置するように一本の増毛用毛髪Zと一本の地毛Jを重ねて第一束31にし、左手で第一束31の先端側を把持する。そして、巻付部22の分割された一方22aが右側になるように右手で増毛用結び具20を把持し、第一束31を巻付部22上で手前側(増毛用結び具20の使用者手前側,図3の紙面手前側)に配置する。次に、図4に示すように、第一束31の根元側が第一束31の毛先側よりも巻付部22の先端側(図4の上側)に位置するように、増毛用結び具20を回転させて第一束31を巻付部22に巻き付ける。なお、巻付部22を頭皮T側に向かって時計回りに回転させると、このような位置関係となる。
次に、第一係止工程において、図5に示すように、第一束31の毛先側を巻付部22の分割された他方22bに沿ってスライドさせて、フック24よりもスリット23奥側に入れ、増毛用結び具20を引いて第一束31をフック24に係止させる。
次に、第一引抜工程において、第一束31がフック24に係止された状態で増毛用結び具20をさらに引いて、第一束31が巻付部22に巻き付けられて形成された輪33に第一束31の毛先側を通し、図6に示すように、緩い、つまり径の大きい第一結び目35を形成する。そして、増毛用結び具20を第一束31の毛先側に移動させて、一旦、第一束31から増毛用結び具20を外す。
次に、第一連結工程において、図7に示すように、第一結び目35にピン25を挿入し、左手で第一束31の先端側を引きつつピン25を使用して、第一結び目35を第一束31の根元側に寄せて、さらに図8に示すように、第一束31の先端側を引いて第一束31の所望の位置(ここでは頭皮Tから1〜2mmの位置)で第一結び目35を固締めする。こうすることで増毛用毛髪Zの略中央部が第一結び目35となるので、図9に示すように、一本の地毛Jに二本の増毛用毛髪Zが増毛される。なお、第一結び目35を固締めする位置を頭皮Tにあまり接近した位置にすると突っ張り感が生じるのでここでは頭皮Tから1〜2mmの位置とした。
そして、増毛用毛髪Zが地毛Jに強固に連結されるように、以上の工程をもう一度繰り返す。
つまり、第二巻付工程において、固締めされた増毛用毛髪Z及び地毛Jを重ねて第二束32にするとともに、第二束32の毛先側を把持し、第二束32の根元側が第二束32の毛先側よりも巻付部22の先端側に位置するように、増毛用結び具20を回転させて第二束32を巻付部22に巻き付ける。
そして、第二係止工程で、第二束32の毛先側を巻付部22の分割された他方22bに沿ってスライドさせフック24よりもスリット23奥側に入れ、増毛用結び具20を引いて第二束32をフック24に係止させる。
次に、第二引抜工程において、第二束32がフック24に係止された状態で増毛用結び具20をさらに引いて、第二束32が巻付部22に巻き付けられて形成された輪に、第二束32の毛先側を通して第二結び目36を形成する。
最後に、第二結び目36にピン25を挿入し、第二束32の先端側を引きつつピン25を使用して第二結び目36を第一結び目35に寄せて、さらに第二束32の先端側を引いて、図10に示すように、第二結び目36を第一結び目35に重ねた状態で固締めする。このように、第二結び目36を第一結び目35に重ねて二重に固締めすることで増毛用毛髪が地毛から簡単に外れるおそれはない。なお、第二結び目36の固締め後は第一結び目35の固締め後に比べ、増毛用毛髪Zが立ち上がり、地毛Jと増毛用毛髪Zとのなす角が小さくなる。
この一連の作業を、ユーザが増やしたい本数分だけ繰り返すことで、増毛処理を行うことができる。
以上のように構成された増毛用結び具20によれば、略円柱状で増毛用毛髪Z及び地毛Jを重ねた束31を巻き付ける巻付部22の先端側にスリット23を設けるとともに、巻付部22の内側に増毛用毛髪Z及び地毛Jを重ねた束31,32を係止するフック24を設けたので、第一,第二巻付工程で、巻付部に巻き付けられた第一束31,第二束32を、第一,第二係止工程で、スリット23を介してフック24に係止した状態で、第一,第一引抜工程で、増毛用結び具20を引くだけで、第一束31,第二束32が巻付部22に巻き付けられて形成された大きさの輪33に、第一束31,第二束32の毛先側を通して第一結び目35及び第二結び目36を簡単に形成することができる。その後は、第一,第二連結工程で、形成された第一結び目35及び第二結び目36を第一束31,第二束32の所望の位置に寄せてそのまま固締めすれば増毛が完了する。
すなわち、巻き付けられて形成された輪33に第一束31や第二束32の毛先側を通して第一結び目35及び第二結び目36を形成する際に、作業者は、例えば左手で第一束31や第二束32を持ち右手で増毛用結び具20を持ったままの状態で第一束31や第二束32をフック24に係止させ増毛用結び具20を引くだけで空中に浮いた状態で第一結び目35や第二結び目36を形成することができるので、作業者が左手の指で力を加えて直接第一結び目35や第二結び目36を形成する前の輪33を押える必要はない。
また、これによれば、形成される輪33の大きさは常に巻付部22の径と等しくなるので、この輪に第一束31や第二束32の毛先側を通して第一結び目35や第二結び目36を形成することを安定して行うことができる。
また、略円柱状の巻付部22の内側にフック24を有することで、第一,第二巻付工程において、結ぶ対象の地毛J以外の地毛Jを巻き込み難いので、これによっても作業効率が上がる。
さらに、輪33の大きさは巻付部22の径のみに依るので、同じ径の巻付部22においてスリット23の幅を大きく形成しても第一結び目35や第二結び目36を形成する上で特に問題はない。これによれば、第一,第二係止工程において、より容易に第一束31,第二束32をスリット23に、そしてフック24よりもスリット23の奥側に通すことができる。
また、巻付部22の分割された一方22aにはスリット23側に孔26が形成され、フック24は樹脂製の繊維材を孔26に挿入してなるので、フック24が折れたりあるいは弾力性がなくなった場合には、容易にフック24だけを交換することができ、経済的である。また、フック24は弾力性を有するので、第一,第二係止工程において、第一束31,第二束32をフック24よりもスリット23奥側に入れる際に入れ易く、しかも入れた後にフック24との摩擦力によってフック24に係止させ易い。
また、棒状本体部21の一端側の径は巻付部22の径よりも大きく、棒状本体部21と巻付部22との境界に段差部27を設けたので、第一,第二巻付工程において、巻き付けられた第一束31,第二束32が段差部27に引っ掛かり段差部27よりも棒状本体部21の後端側に移動することが阻止される。よって、その後の第一,第二引抜工程において、増毛用結び具20を引いて輪33を移動させる量が少なくて済むので、作業効率がよい。
また、巻付部22の分割された一方22aの長さは他方22bの長さよりも短いので、第一,第二係止工程において、作業者がスリット23を視認し易い。また、第一,第二係止工程において、長さの長い巻付部22の分割された他方22bに沿って第一束31,第二束32をスライドさせ易いので、容易に第一束31,第二束32をスリット23に通すことができる。
また、フック24の先端と巻付部22の分割された他方22bには隙間があるので、例えば、第一束31,第二束32をフック24よりスリット23奥側に挿入した後に第一束31や第二束32がもつれてこぶなどが生じた場合でも関係する束を隙間から前側に容易に取外すことができる。
また、巻付部22の分割された他方22bの後端側内壁22fは、その先端側内壁22eよりも外側に位置するので、第一,第二係止工程において、第一束31,第二束32がフック24を越える前の状態のときに、先端側内壁22eと後端側内壁22fとの段差によって不意に第一束31,第二束32がスリット23から外れ難い。また、作業者は、第一束31,第二束32を先端側内壁22eと後端側内壁22fとの段差に沿わせることによって視認に加えて感覚によっても第一束31,第二束32の位置を容易に把握することができる。
しかも、フック24の先端は先端側内壁22eよりも外側に位置するので、第一束31,第二束32をフック24よりスリット23奥側に入れたときには、第一束31,第二束32を十分にフック24に係止することができる。
また、棒状本体部21の他端側に、巻付部22の径よりも径が小さく他端側に延びるピン25が設けられたので、第一,第二連結工程において、第一結び目35,第二結び目36にピン25を挿入して、第一結び目35,第二結び目36を第一束31,第二束32の所望の位置に寄せることが容易にできる。
なお、本実施形態において、一本の地毛Jに対し一本の増毛用毛髪Zを結んで計3本としたが、これに限られるものではなく、図11に示すように、一本の地毛Jに対し二本の増毛用毛髪Zを結んで、最終的には図12(a)で示すように、計5本にしてもよい。この場合も、増毛用結び具20の使用方法は変わるものではない。
さらには、図12(b)に示すように、一本の地毛Jに対し三本の増毛用毛髪Zを結んで計7本としてもよい。
また、増毛用結び具20の使用は薄毛のための増毛に限られるものではなく、図12(c)に示すように、頭髪の長さを長くしたりファッション性を高めるためのいわゆるエクステンションであってもよい。このときは、複数本の地毛Jに対し複数本の増毛用毛髪Zを結ぶことが多い。
また、フック24は樹脂製の繊維材であるとしたが、これに限られるものではなく、図13(a)に示すように、巻付部22と同じ材質であってもよい。このとき、フック24は弾力性を有しない(なお、フック24を薄くすることで弾力性をもたせるようにしてもよい)が、フック24が巻付部22の分割された他方22bから離間させた状態で設けられているならば、第一束31,第二束32をフック24よりもスリット23奥側に入れ、第一束31,第二束32をフック24に係止することができる。
また、図13(b)に示すように、フック24はスリット23の奥側に向かって湾曲する円弧状であってもよい。さらに、フック24の形状はこれら以外でもよく、第一束31,第二束32を係止でき、スリット23内に延設されていればよい。
また、棒状本体部21と巻付部22との境界に段差部27を設けたとしたが、両者は同一径であってもよい。但し、棒状本体部21の径より巻付部22の径のほうが大きいと、その逆段差によって引抜工程を円滑に行えなくなるので好ましくない。
さらに、巻付部22の分割された一方22aの長さは、他方22bの長さよりも短いとしたが、両者の長さは同一であってもよい。
また、フック24は巻付部22の分割された他方22bから離間させた状態で設けられたとしたが、これに限られるものではなく、フック24が弾力性を有しているならば、巻付部22の分割された他方22bに接していてもよい。
また、スリット23は先端側よりも後端側のほうが幅広としたが、図14に示すように、同一の幅であってもよい。
さらに、棒状本体部21の他端側に、巻付部22の径よりも径が小さく他端側に延びるピン25が設けられたとしたが、これに限られるものではない。つまり、第一,第二連結工程において、ピン25を用いず、何らかの他の手段、例えば、長さのある巻付部22の分割された他方22bによって第一結び目35及び第二結び目36を第一束31,第二束32の所望の位置に寄せてもよい。
また、第一結び目35に重ねて第二結び目36を固締めしたが、少なくとも第一結び目35が形成されれば増毛用毛髪Zは地毛Jに連結される。つまり、第一連結工程までの工程で一連の増毛作業を終了することも可能である。
10 増毛用結び具
11 棒状本体部
12 案内ピン
13 フック
13a 湾曲部
14 引出ピン
16 束
17 輪
18 結び目
20 増毛用結び具
21 棒状本体部
21A 平担面
21B 凹溝
22 巻付部
22a 分割された一方
22b 分割された他方
22c 分割された一方の先端側内壁
22d 分割された一方の後端側内壁
22e 分割された他方の先端側内壁
22f 分割された他方の後端側内壁
23 スリット
24 フック
25 ピン
26 孔
27 段差部
31 第一束(束)
32 第二束
33 輪
35 第一結び目(結び目)
36 第二結び目
J 地毛
T 頭皮
Z 増毛用毛髪

Claims (11)

  1. 増毛用毛髪を地毛に結ぶ増毛用結び具であって、
    棒状本体部の一端側に設けられ、略円柱状で前記増毛用毛髪及び前記地毛を重ねた束を巻き付ける巻付部と、
    前記巻付部の先端から前記巻付部の中心軸に平行に形成され前記巻付部を二股状に分割するスリットと、
    前記巻付部の分割された一方からスリット内に延設され前記束を係止するフックと、を備えることを特徴とする増毛用結び具。
  2. 前記巻付部の分割された一方には前記スリット側に孔が形成され、前記フックは樹脂製の繊維材を前記孔に挿入してなることを特徴とする請求項1に記載の増毛用結び具。
  3. 前記棒状本体部の一端側の径は前記巻付部の径よりも大きく、前記棒状本体部と前記巻付部との境界に段差部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の増毛用結び具。
  4. 前記巻付部の分割された一方の長さは、他方の長さよりも短いことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の増毛用結び具。
  5. 前記フックは、前記巻付部の分割された他方から離間させた状態で設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載の増毛用結び具。
  6. 前記巻付部の分割された他方の後端側内壁は、その先端側内壁よりも外側に位置し、しかも前記フックの先端は前記先端側内壁よりも外側に位置することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載の増毛用結び具。
  7. 前記棒状本体部の他端側に、前記巻付部の径よりも径が小さく他端側に延びるピンが設けられたことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の増毛用結び具。
  8. 請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の増毛用結び具の使用方法であって、
    前記地毛に前記増毛用毛髪の略中央部が位置するように前記増毛用毛髪及び前記地毛を重ねて束にするとともに、前記束の毛先側を把持し、前記束の根元側が前記束の毛先側よりも前記巻付部の先端側に位置するように、前記増毛用結び具を回転させて前記束を前記巻付部に巻き付ける巻付工程と、
    前記束の毛先側を前記巻付部の分割された他方に沿ってスライドさせ前記フックよりも前記スリット奥側に入れ、前記増毛用結び具を引いて前記束を前記フックに係止させる係止工程と、
    前記束が前記フックに係止された状態で前記増毛用結び具をさらに引いて、前記束が前記巻付部に巻き付けられて形成された輪に、前記束の毛先側を通して結び目を形成する引抜工程と、
    前記束の先端側を引きつつ前記結び目を前記束の所望の位置に寄せて、さらに前記束の先端側を引いて前記結び目を固締めする連結工程と、を備えることを特徴とする増毛用結び具の使用方法。
  9. 請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の増毛用結び具の使用方法であって、
    前記地毛に前記増毛用毛髪の略中央部が位置するように前記増毛用毛髪及び前記地毛を重ねて第一束にするとともに、前記第一束の毛先側を把持し、前記第一束の根元側が前記第一束の毛先側よりも前記巻付部の先端側に位置するように、前記増毛用結び具を回転させて前記第一束を前記巻付部に巻き付ける第一巻付工程と、
    前記第一束の毛先側を前記巻付部の分割された他方に沿ってスライドさせ前記フックよりも前記スリット奥側に入れ、前記増毛用結び具を引いて前記第一束を前記フックに係止させる第一係止工程と、
    前記第一束が前記フックに係止された状態で前記増毛用結び具をさらに引いて、前記第一束が前記巻付部に巻き付けられて形成された輪に、前記第一束の毛先側を通して第一結び目を形成する第一引抜工程と、
    前記第一束の先端側を引きつつ前記第一結び目を前記第一束の所望の位置に寄せて、さらに前記第一束の先端側を引いて前記第一結び目を固締めする第一連結工程と、
    前記固締めされた増毛用毛髪及び地毛を重ねて第二束にするとともに、前記第二束の毛先側を把持し、前記第二束の根元側が前記第二束の毛先側よりも前記巻付部の先端側に位置するように、前記増毛用結び具を回転させて前記第二束を前記巻付部に巻き付ける第二巻付工程と、
    前記第二束の毛先側を前記巻付部の分割された他方に沿ってスライドさせ前記フックよりも前記スリット奥側に入れ、前記増毛用結び具を引いて前記第二束を前記フックに係止させる第二係止工程と、
    前記第二束が前記フックに係止された状態で前記増毛用結び具をさらに引いて、前記第二束が前記巻付部に巻き付けられて形成された輪に、前記第二束の毛先側を通して第二結び目を形成する第二引抜工程と、
    前記第二束の先端側を引きつつ前記第二結び目を前記第一結び目に寄せて、さらに前記第二束の先端側を引いて前記第二結び目を前記第一結び目に重ねた状態で固締めする第二連結工程と、を備えることを特徴とする増毛用結び具の使用方法。
  10. 請求項7に記載の増毛用結び具の使用方法であって、
    前記地毛に前記増毛用毛髪の略中央部が位置するように前記増毛用毛髪及び前記地毛を重ねて束にするとともに、前記束の毛先側を把持し、前記束の根元側が前記束の毛先側よりも前記巻付部の先端側に位置するように、前記増毛用結び具を回転させて前記束を前記巻付部に巻き付ける巻付工程と、
    前記束の毛先側を前記巻付部の分割された他方に沿ってスライドさせ前記フックよりも前記スリット奥側に入れ、前記増毛用結び具を引いて前記束を前記フックに係止させる係止工程と、
    前記束が前記フックに係止された状態で前記増毛用結び具をさらに引いて、前記束が前記巻付部に巻き付けられて形成された輪に、前記束の毛先側を通して結び目を形成する引抜工程と、
    前記結び目に前記ピンを挿入し、前記束の先端側を引きつつ前記ピンを使用して前記結び目を前記束の所望の位置に寄せて、さらに前記束の先端側を引いて前記結び目を固締めする連結工程と、を備えることを特徴とする増毛用結び具の使用方法。
  11. 請求項7に記載の増毛用結び具の使用方法であって、
    前記地毛に前記増毛用毛髪の略中央部が位置するように前記増毛用毛髪及び前記地毛を重ねて第一束にするとともに、前記第一束の毛先側を把持し、前記第一束の根元側が前記第一束の毛先側よりも前記巻付部の先端側に位置するように、前記増毛用結び具を回転させて前記第一束を前記巻付部に巻き付ける第一巻付工程と、
    前記第一束の毛先側を前記巻付部の分割された他方に沿ってスライドさせ前記フックよりも前記スリット奥側に入れ、前記増毛用結び具を引いて前記第一束を前記フックに係止させる第一係止工程と、
    前記第一束が前記フックに係止された状態で前記増毛用結び具をさらに引いて、前記第一束が前記巻付部に巻き付けられて形成された輪に、前記第一束の毛先側を通して第一結び目を形成する第一引抜工程と、
    前記第一結び目に前記ピンを挿入し、前記第一束の先端側を引きつつ前記ピンを使用して前記第一結び目を前記第一束の所望の位置に寄せて、さらに前記第一束の先端側を引いて前記第一結び目を固締めする第一連結工程と、
    前記固締めされた増毛用毛髪及び地毛を重ねて第二束にするとともに、前記第二束の毛先側を把持し、前記第二束の根元側が前記第二束の毛先側よりも前記巻付部の先端側に位置するように、前記増毛用結び具を回転させて前記第二束を前記巻付部に巻き付ける第二巻付工程と、
    前記第二束の毛先側を前記巻付部の分割された他方に沿ってスライドさせ前記フックよりも前記スリット奥側に入れ、前記増毛用結び具を引いて前記第二束を前記フックに係止させる第二係止工程と、
    前記第二束が前記フックに係止された状態で前記増毛用結び具をさらに引いて、前記第二束が前記巻付部に巻き付けられて形成された輪に、前記第二束の毛先側を通して第二結び目を形成する第二引抜工程と、
    前記第二結び目に前記ピンを挿入し、前記第二束の先端側を引きつつ前記ピンを使用して前記第二結び目を前記第一結び目に寄せて、さらに前記第二束の先端側を引いて前記第二結び目を前記第一結び目に重ねた状態で固締めする第二連結工程と、を備えることを特徴とする増毛用結び具の使用方法。
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