JP4994324B2 - ベアリングホルダ取付構造及びモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ベアリングホルダ取付構造及び該ベアリングホルダ取付構造を用いたモータに関するものである。
ロータ部材及び該ロータ部材が固定されたシャフトを有するロータと、ロータ部材の径方向外側に配置されたステータと、シャフトの両端を回転自在に支持する一対のベアリングと、ステータを保持するモータハウジングとを具備するモータが知られている。この種のモータの中には、一対のベアリングの一方のベアリングの外輪に固定されたベアリングホルダを、モータハウジングに形成された取付孔に取り付けたものがある。このモータにおいて、モータハウジングにベアリングホルダを取付けるベアリングホルダ取付構造として、例えば、特開2007−6592号公報等に示された例では、ベアリングホルダをモータハウジングに複数の螺子を用いて取り付けている。
特開2007−6592号公報
しかしながら、従来のように、複数の螺子を用いてベアリングホルダをモータハウジングに取り付ける構造では、タップ加工等の煩雑な加工が必要になる上、部品点数が多くなる。また、モータ内部の点検や修理の際に、モータハウジングからベアリングホルダを取外したり、モータハウジングにベアリングホルダを取付ける作業が面倒になる。また、このような取外しや取付作業により、複数の螺子や螺子孔の螺子山がつぶれることがある。
本発明の目的は、少ない部品点数でモータを製造できるベアリングホルダ取付構造及びモータを提供することにある。
本発明の他の目的は、モータハウジングからベアリングホルダを容易に取外したり、モータハウジングにベアリングホルダを容易に取付けることができるベアリングホルダ取付構造及びモータを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、モータハウジングにベアリングホルダを取付ける取付部品を再利用できるベアリングホルダ取付構造及びモータを提供することにある。
本発明のベアリングホルダ取付構造は、モータハウジングに形成された取付孔にベアリングホルダを嵌合された状態で取付ける。本発明では、ベアリングホルダは、ベアリングが嵌合される嵌合孔を備えたホルダ本体と、ホルダ本体に一体に設けられたフランジ部とを備えている。なお、ベアリングが嵌合される嵌合孔は、貫通孔であっても、凹部であっても構わない。取付孔の縁部には、ベアリングホルダのフランジ部と、フランジ部の外側に配置されてフランジ部と当接し且つベアリングホルダが取付孔から抜けるのを阻止する抜け止め金具とが嵌合される環状の嵌合用段部が形成されている。モータハウジングの取付孔が形成された部分の硬度は、抜け止め金具の硬度よりも小さい。抜け止め金具は、フランジ部と当接するリング部と該リング部に設けられて嵌合用段部を囲む壁部に係止される複数の係止片とを備えている。複数の係止片は、リング部の周方向に所定の角度間隔をあけて配置され且つリング部からリング部の径方向外側に延びている。そして、抜け止め金具の材質並びに複数の係止片及び嵌合用段部の形状は、嵌合用段部内に抜け止め金具を押し込む際に、抜け止め金具の押し込み方向の反対方向に複数の係止片が撓んだ状態となり且つ複数の係止片が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で複数の係止片の先端部が壁部内に食い込んだ状態になるように定められている。
本発明のようにベアリングホルダ取付構造を構成すれば、モータハウジングの嵌合用段部にベアリングホルダを配置し、抜け止め金具を嵌合用段部に押し込むだけで、抜け止め金具の複数の係止片の先端部が嵌合用段部を囲む壁部内に食い込み、抜け止め金具によってベアリングホルダがモータハウジングに固定される。そのため、ベアリングホルダをモータハウジングに容易に取付けることでき、従来のようにタップ加工等の煩雑な加工を必要とせず、少ない部品点数で容易にモータを製造することができる。また、抜け止め金具を嵌合用段部に押し込むと、抜け止め金具の複数の係止片が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で複数の係止片の先端部が嵌合用段部を囲む壁部内に食い込んだ状態になるため、ベアリングホルダをモータハウジングに強固に取付けることができる。
複数の係止片が配置される所定の角度間隔は一定の角度間隔とするのが好ましい。「一定の角度間隔」とは、言い換えるならば、周方向に均等となる角度間隔である。その場合、嵌合用段部の外側縁部には、抜け止め金具の押し込み方向の反対方向及び嵌合用段部の外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の引き出し用溝部を一定の角度間隔をあけて形成することができる。引き出し用溝部の周方向に測った長さ寸法は、係止片を周方向に測った長さ寸法よりも大きく、引き出し用溝部の押し込み方向に形成された底面の位置は、壁部に食い込んだ係止片の先端部の位置よりも押し込み方向側に位置している。このようにすれば、嵌合用段部内に固定された抜け止め金具を周方向に所定の回転角度回動させて、複数の係止片の先端部を複数の引き出し用溝部内にそれぞれ位置させることにより、係止片を引き出し用溝部内から取出して、抜け止め金具を嵌合用段部から容易に取り外すことができる。
また、嵌合用段部から取り外した抜け止め金具は、元の形状(抜け止め金具を嵌合用段部に押し込む前の形状)に戻るため、モータハウジングにベアリングホルダを再度取付ける場合には、使用していた抜け止め金具を再度用いることができる。
嵌合用段部の外側縁部の隣接する2つの引き出し用溝部の間には、嵌合用段部の外側縁部の径方向外側に向かって傾斜する傾斜面をそれぞれ形成するのが好ましい。このようにすれば、抜け止め金具を嵌合用段部内に押し込む際に、係止片は、その先端部が傾斜面に当接して緩やかに撓んだ後に、嵌合用段部を囲む壁部内に挿入される。そのため、係止片を段階的にスムーズに撓ませることができる。
嵌合用段部の外側縁部には、抜け止め金具の押し込み方向の反対方向及び嵌合用段部の外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の押し込み用溝部を前述の所定の角度間隔をあけて形成することができる。押し込み用溝部の周方向に測った長さ寸法は、係止片を周方向に測った長さ寸法よりも大きくし、押し込み用溝部の押し込み方向に形成された底面は径方向内側に向かうに従って深さ寸法が大きくなるように傾斜させ、引き出し用溝部の底面よりも反対方向に位置させる。このように複数の押し込み用溝部を形成すれば、複数の押し込み用溝部内に複数の係止片をそれぞれ挿入するように、抜け止め金具を嵌合用段部内に押し込むことにより、係止片は、その先端部が押し込み用溝部の傾斜した底面に当接して緩やかに撓んだ後に、嵌合用段部を囲む壁部内に当接する。そのため、この場合も係止片を段階的にスムーズに撓ませることができる。
前述の複数の押し込み用溝部が1つの押し込み用溝部のグループを構成しているとした場合、嵌合用段部の外側縁部には、所定の角度間隔をずらして別の複数の押し込み用溝部のグループを形成してもよい。複数の係止片が挿入されていた複数の押し込み用溝部や係止片が食い込んでいた壁部の部分は損傷していることがある。そのため、抜け止め金具を嵌合用段部から取り外してから、再度抜け止め金具を嵌合用段部に取り付ける際に、前回使用した押し込み用溝部のグループと異なる押し込み用溝部のグループに複数の係止片を挿入して、抜け止め金具を嵌合用段部内に押し込めば、ベアリングホルダをモータハウジングにしっかりと取付けることができる。
嵌合用段部の外側縁部には、一定の角度間隔の1/n(nは1以上の整数)倍の角度間隔をあけて、抜け止め金具を嵌合用段部内に押し込む方向とは反対の方向及び嵌合用段部の外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の溝部を形成することができる。溝部の周方向に測った長さ寸法は、係止片を周方向に測った長さ寸法よりも大きくし、また溝部の押し込み方向に形成された底面の位置は、抜け止め金具の複数の係止の先端部が複数の溝部に挿入されて抜け止め金具が嵌合用段部に嵌合された状態で、リング部が嵌合用段部内に嵌合されたベアリングホルダのフランジ部と当接するように定める。この場合、抜け止め金具は、抜け止め金具の複数の係止が複数の溝部に挿入されて抜け止め金具が嵌合用段部に嵌合された状態から、周方向に所定の角度回動して、複数の係止片の先端部を嵌合用段部を囲む壁部内に食い込ませる。このベアリングホルダ取付構造では、抜け止め金具を周方向に所定の角度回動することにより、複数の係止片の先端部が回動に伴って嵌合用段部を囲む壁部内に入り込み、複数の係止片の先端部は、壁部内に食い込む。そのため、このベアリングホルダ取付構造によってもベアリングホルダをモータハウジングに強固に取付けることができる。
この場合、複数の係止片の全ての先端部には、周方向の一方の端部から他方の端部に向かうに従って径方向の寸法が長くなるように傾斜する傾斜面を形成するのが好ましい。このようにすれば、周方向の他方の端部から一方の端部に向かう方向に抜け止め金具を回動させることにより、複数の係止片の先端部を容易に嵌合用段部を囲む壁部内に入り込ませることができる。
また、複数の溝部は、複数の係止片が配置される一定の角度間隔一定の角度間隔の1/n倍(nは1以上の整数)の角度間隔をあけて形成されているので、複数の溝部の数を複数の係止片の数の倍数にすることもできる。そのため、抜け止め金具を嵌合用段部から取り外してから、再度抜け止め金具を嵌合用段部に取り付ける際に、前回使用していた複数の溝部と異なる複数の溝部に複数の係止片を挿入することにより、ベアリングホルダをモータハウジングにしっかりと取付けることができる。
本発明が改良の対象とするモータは、ロータ部材及び該ロータ部材が固定されたシャフトを有するロータと、内部でロータ部材が回転するようにロータ部材の径方向外側に配置されたステータと、シャフトの両端を回転自在に支持する一対のベアリングと、ステータが保持されるモータハウジングとを具備している。一対のベアリングの一方のベアリングはベアリングホルダに保持され、一対のベアリングの他方のベアリングはモータハウジングに保持されている。そして、モータハウジングに形成された取付孔にベアリングホルダが嵌合された状態でベアリングホルダがモータハウジングに対して取り付けられている。本発明では、ベアリングホルダは、ベアリングが嵌合される嵌合孔を備えたホルダ本体と、該ホルダ本体に一体に設けられたフランジ部とを備えている。取付孔の縁部には、ベアリングホルダのフランジ部と、該フランジ部の外側に配置されてフランジ部と当接し且つベアリングホルダが取付孔から抜けるのを阻止する抜け止め金具とが嵌合される環状の嵌合用段部が形成されている。モータハウジングの取付孔が形成された部分の硬度は、付け止め金具の硬度よりも小さい。抜け止め金具は、フランジ部と当接するリング部と該リング部に設けられて嵌合用段部を囲む壁部に係止される複数の係止片とを備えている。複数の係止片は、リング部の周方向に一定の角度間隔をあけて配置され且つリング部から該リング部の径方向外側に延びている。そして、抜け止め金具の材質並びに複数の係止片及び嵌合用段部の形状は、嵌合用段部内に抜け止め金具を押し込む際に、抜け止め金具の押し込み方向とは反対方向に複数の係止片が撓んだ状態となり且つ複数の係止片が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で複数の係止片の先端部が壁部内に食い込んだ状態になるように定められている。また、嵌合用段部の外側縁部には、抜け止め金具の押し込み方向の反対方向及び嵌合用段部の外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の引き出し用溝部が前述の一定の角度間隔をあけて形成されている。引き出し用溝部の周方向に測った長さ寸法は、係止片を周方向に測った長さ寸法よりも大きくし、引き出し用溝部の押し込み方向に形成された底面の位置は、壁部に食い込んだ係止片の先端部の位置よりも押し込み方向側に位置させる。
本発明のようにモータを構成すれば、モータハウジングの嵌合用段部にベアリングホルダを配置し、抜け止め金具を嵌合用段部に押し込むだけで抜け止め金具の複数の係止片の先端部が嵌合用段部を囲む壁部内に食い込み、抜け止め金具によってベアリングホルダがモータハウジングに固定される。そのため、少ない部品点数で容易にモータを製造することができる。また、抜け止め金具を嵌合用段部に押し込むと、抜け止め金具の複数の係止片が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で複数の係止片の先端部が嵌合用段部を囲む壁部内に食い込んだ状態になるため、ベアリングホルダをモータハウジングに強固に取付けることができる。また、引き出し用溝部を設けているため、嵌合用段部内に固定された抜け止め金具を周方向に回動させて、複数の係止片の先端部を複数の引き出し用溝部内にそれぞれ位置させることにより、係止片を引き出し用溝部内から取出して、抜け止め金具を嵌合用段部から容易に取り外すことができる。また、嵌合用段部から取り外した抜け止め金具は、元の形状に戻るため、モータハウジングにベアリングホルダを再度取付ける場合には、使用していた抜け止め金具を再度用いることができる。
また、このようなモータでも、嵌合用段部の外側縁部には、一定の角度間隔の1/n(nは1以上の整数)倍の角度間隔をあけて、抜け止め金具を嵌合用段部内に押し込む方向とは反対の方向及び嵌合用段部の外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の溝部を形成することができる。溝部の周方向に測った長さ寸法は、係止片を周方向に測った長さ寸法よりも大きくし、また溝部の押し込み方向に形成された底面の位置は、抜け止め金具の複数の係止の先端部が複数の溝部に挿入されて抜け止め金具が嵌合用段部に嵌合された状態で、リング部が嵌合用段部内に嵌合されたベアリングホルダのフランジ部と当接するように定める。この場合、抜け止め金具は、抜け止め金具の複数の係止が複数の溝部に挿入されて抜け止め金具が嵌合用段部に嵌合された状態から、周方向に所定の角度回動して、複数の係止片の先端部を嵌合用段部を囲む壁部内に食い込ませる。このベアリングホルダ取付構造を用いたモータでは、抜け止め金具を周方向に所定の角度回動することにより、複数の係止片の先端部が回動に伴って嵌合用段部を囲む壁部内に入り込み、複数の係止片の先端部は、壁部内に食い込む。そのため、このベアリングホルダ取付構造を用いたモータではベアリングホルダをモータハウジングに強固に取付けることができる。
モータハウジングは、ステータをインサートとして合成樹脂材料によりモールド成形されたモールド型ハウジングから構成することができる。この場合、モータハウジングには、ロータ部材を収納する収納凹部を形成し、収納凹部の開口部により取付孔を構成する。このようにすれば、ロータ部材を収納凹部の開口部から挿入して収納凹部内に収納してから、嵌合用段部にベアリングホルダを配置し、抜け止め金具を嵌合用段部に押し込むだけで、螺子等の部材を使用することなく、簡単にモータハウジングにロータ部材を配置することができる。
モータハウジングは、取付孔と対向する位置に、一対のベアリングの他方のベアリングが嵌合されるベアリング取付孔を備えるように構成できる。そして、ベアリング取付孔の周縁には、ベアリング取付孔と同心的に環状の段部を形成し、他方のベアリングをフランジを備えるように構成することができる。その場合、他方のベアリングのフランジと環状の段部との間にバネ性を有する環状のワッシャを配置する。このようにすれば、他方のベアリングのフランジを利用することにより、他方のベアリングとモータハウジングとの間に予圧を加える環状のワッシャを容易に配置することができる。
本発明によれば、モータハウジングの嵌合用段部にベアリングホルダを配置し、抜け止め金具を嵌合用段部に押し込むだけで、ベアリングホルダをモータハウジングに容易に取付けることできる。また、抜け止め金具を嵌合用段部に押し込むと、抜け止め金具の複数の係止片が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で複数の係止片の先端部が嵌合用段部を囲む壁部内に食い込んだ状態になるため、ベアリングホルダをモータハウジングに強固に取付けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態のベアリングホルダ取付構造を備えたモータの平面図であり、図2は、図1をII-II線に沿って切断した断面を示す斜視図であり、図3は、図1のIII-III線断面を拡大した図であり、図4は、図1のIV-IV線断面を拡大した図である。図2に示すように、本例のモータは、ロータ1とステータ3と一対のベアリング5A,5Bとモータハウジング7とベアリングホルダ9とを有している。ロータ1は、ロータ部材11と、ロータ部材11が固定されたシャフト13とを有している。ロータ部材11は、1以上の永久磁石11aと磁性鋼板が積層されて形成された基体部11bとを備えている。シャフト13は、図2に向かって右側に位置する負荷が接続される出力端部13aと、図2に向かって左側に位置する非出力端部13bとを有している。
ステータ3は、磁性鋼板が積層されて形成されたステータコア15と、複数の巻線部17とを有している。ステータコア15は、内部でロータ部材11が回転するようにロータ部材11の径方向外側に配置されており、筒形状のヨーク19とヨーク19からシャフト13側に突出してロータ部材11と対向する複数の磁極21とを有している。複数の巻線部17は、インシュレータを介して複数の磁極21にそれぞれ巻回された状態でステータコア15に設けられている。
図2の部分拡大図である図5を参照して一対のベアリング5A,5Bの構造を説明すると、ベアリング5A,5Bは、内輪部5cと、内輪部5cの径方向外側に位置する外輪部5dと、内輪部5cと外輪部5dとの間に配置された複数のボール5eとをそれぞれ有している。外輪部5dは、筒状の本体部5fと本体部5fの端部から本体部5fの径方向外側に突出するフランジ5gとを有している。一対のベアリング5A,5Bの一方のベアリング5Aの内輪部5cは、シャフト13の出力端部13a側に固定されている。また、一対のベアリング5A,5Bの他方のベアリング5Bの内輪部5cは、シャフト13の非出力端部13bに固定されている。
図2に示すように、モータハウジング7は、プラスチックからなり、輪郭がほ円柱形状を呈している。モータハウジング7は、シャフト13の出力端部13a側に開口部23aを有する収納凹部23と、収納凹部23に連通してシャフト13の非出力端部13b側に開口するベアリング取付孔25とを有している。図5に示すように、ベアリング取付孔25には、一対のベアリング5A,5Bの他方のベアリング5Bの外輪部5dが嵌合されている。また、ベアリング取付孔25の周縁にはベアリング取付孔25と同心的に環状の段部27が形成されている。そして、他方のベアリング5B(シャフト13の非出力端部13bに固定されたベアリング5B)のフランジ5gと環状の段部27との間には、バネ性を有する環状のワッシャ28が配置されている。
図2に示すように、収納凹部23の開口部23aは、ロータ1を挿入可能な大きさを有しており、収納凹部23の内部には、開口部23aを介して挿入されたロータ1のロータ部材11が収納されている。そして、取付孔を構成する開口部23aには、ベアリングホルダ取付構造によりベアリングホルダ9が取付けられている。
ここで、ベアリングホルダ取付構造について説明する。図6の分解図に示すように、開口部23aの縁部には、環状の嵌合用段部29が形成されている。そして、嵌合用段部29には、ベアリングホルダ9と、ベアリングホルダ9が開口部23aから抜けるのを阻止する抜け止め金具33とが嵌合されている。なお、図6は、モータハウジング7とベアリングホルダ9と抜け止め金具33とを分解した状態で示す斜視図であり、本図においては、ロータ1及び一対のベアリング5A,5Bが省略されている。嵌合用段部29は、シャフト13の径方向に延びる円環状の底壁部29aと、シャフト13と対向する内周壁部29bとに囲まれている。また、嵌合用段部29の外側縁部には、6個の引き出し用溝部31が一定の角度間隔(60°)をあけて形成されている。引き出し用溝部31の構造については後に詳細に説明する。さらに、嵌合用段部29の外側縁部の隣接する2つの引き出し用溝部31の間には、シャフト13の径方向(後述するリング部39の径方向)外側に向かって傾斜する弧状の傾斜面29cがそれぞれ形成されている。
ベアリングホルダ9は、ホルダ本体35とフランジ部37とを備えている。ホルダ本体35は、円板形状を有しており、中央に一方のベアリング5Aの外輪部5dが嵌合される嵌合孔を構成する円筒状貫通孔35aを備えている。フランジ部37は、ホルダ本体35に一体に設けられており、ホルダ本体35の端部からシャフト13の径方向外側に突出している。ベアリングホルダ9のフランジ部37は、フランジ部37が嵌合用段部29の底壁部29aと当接し、フランジ部37とホルダ本体35と嵌合用段部29の内周壁部29bとの間に空隙部S(図3参照)が形成されるように、嵌合用段部29に嵌合されている。
抜け止め金具33は、炭素鋼等の金属板が加工されて形成されており、リング部39と6個の係止片41とを一体に備えており、嵌合用段部29の空隙部S(図3参照)内に配置されている。モータハウジング7の開口部23aが形成された部分(本例ではモータハウジング7全体)の硬度は、抜け止め金具33の硬度よりも小さくなっている。リング部39は、円環状を有しており、ベアリングホルダ9のフランジ部37と当接している(図4参照)。6個の係止片41は、リング部39の周方向に一定の角度間隔(60°)をあけて配置され且つリング部39からリング部39の径方向外側に延びている。図3に示すように、抜け止め金具33が空隙部S内に配置されている状態で、係止片41は、リング部39に対して、抜け止め金具33の押し込み方向とは反対方向に撓んだ状態となっており、係止片41の先端部41aは、内周壁部29b内に食い込んだ状態になっている。
本例のモータでは、以下のようにして、モータハウジング7にロータ1及びベアリングホルダ9を取付ける。まず、一対のベアリング5A,5B及びワッシャ28を取り付けたロータ1を、モータハウジング7の開口部23aから挿入して、ロータ1のロータ部材11を収納凹部23内に収納する。次に、ベアリングホルダ9のフランジ部37が嵌合用段部29の底壁部29aと当接し、円筒状貫通孔35a内に一方のベアリング5Aが嵌合されるように、ベアリングホルダ9を嵌合用段部29の底壁部29a上に配置する。次に、6個の引き出し用溝部31と少しずれた位置に6個の係止片41が位置するように、抜け止め金具33をモータハウジング7の開口部23aに近づける。このとき、6個の引き出し用溝部31と6個の係止片41とが対向しないように注意する。図3に破線で示すように、抜け止め金具33が空隙部S内に配置される前の状態では、抜け止め金具33は、係止片41がリング部39に対して僅かに反った形状を有している。次に、抜け止め金具33を嵌合用段部29内に押し込む。これにより、係止片41の先端部41aは、傾斜面29cに当接した後に内周壁部29bに当接する。そして、抜け止め金具33の押し込み方向(矢印A1)とは反対方向に6個の係止片41が撓んだ状態となる。リング部39がベアリングホルダ9のフランジ部37と当接するまで抜け止め金具33を押し込むと、6個の係止片41が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で6個の係止片41の先端部41aが内周壁部29bに食い込んだ状態になり、ベアリングホルダ9取付けが完了する。言い換えるならば、抜け止め金具33の材質並びに6個の係止片41及び嵌合用段部29の形状は、嵌合用段部29内に抜け止め金具33を押し込む際に、抜け止め金具33の押し込み方向の反対方向に6個の係止片41が撓んだ状態となり且つ6個の係止片41が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で6個の係止片41の先端部41aが内周壁部29b内に食い込んだ状態になるように定められている。
モータハウジング7からベアリングホルダ9を取外すには、6個の引き出し用溝部31を利用する。図1及び図4に示すように、6個の引き出し用溝部31は、嵌合用段部29の外側縁部に、抜け止め金具33の6個の係止片41と同じ角度間隔(60°)をあけて形成されている。そして、これらの引き出し用溝部31は、抜け止め金具33の押し込み方向(矢印A1)の反対方向及びシャフト13の径方向内側に向かって開口している。引き出し用溝部31の周方向に測った長さ寸法L1は、係止片41周方向に測った長さ寸法L2よりも大きい。また、図3及び図4に示すように、引き出し用溝部31の押し込み方向に形成された底面31aの位置(図4)は、内周壁部29bに食い込んだ係止片41の先端部41aの位置(図3)よりも押し込み方向側に位置している。モータハウジング7からベアリングホルダ9を取外すには、ジグを用いて、抜け止め金具33を図1に向かって反時計方向(矢印A2)に回動させて、6個の係止片41の先端部41aを6個の引き出し用溝部31内に位置させる。抜け止め金具33を回動させるジグとしては、例えば、把持部と、該把持部と一体にけられた複数の突起部とを一体に有するジグを用いることができる。この場合、ジグの複数の突起部を抜け止め金具33のリング部39と隣接する2個の係止片41との間の空隙に挿入して、ジグの把持部を回動させればよい。次に、係止片41を引き出し用溝部31内から取出すことにより、抜け止め金具33を嵌合用段部29から取り外す。そして、モータハウジング7からベアリングホルダ9及び一対のベアリング5A,5Bを取り付けたロータ1を取り外す。
嵌合用段部29から取り外すと抜け止め金具33は、空隙部S内に配置する前の元の形状(係止片41がリング部39に対して僅かに反った形状)に戻る。このため、モータハウジング7にベアリングホルダ9及び抜け止め金具33を再度取付ける場合には、使用していた抜け止め金具33を再度用いて前述したベアリングホルダ9の取付方法により取付ければよい。
本例のモータによれば、ロータ部材11を収納凹部23の開口部23aから挿入して収納凹部23内に収納してから、嵌合用段部29にベアリングホルダ9を配置し、抜け止め金具33を嵌合用段部29に押し込むだけで、螺子等の部材を使用することなく、簡単にモータハウジング7にロータ部材11を配置することができる。また、引き出し用溝部31を設けているため、嵌合用段部29内に固定された抜け止め金具33を周方向に回動させるだけで、抜け止め金具33を嵌合用段部29から容易に取り外すことができる。また、嵌合用段部29から取り外した抜け止め金具33を再度用いることができる。
図7及び図8は、本発明の他の実施の形態のベアリングホルダ取付構造を備えたモータの平面図及び分解図であり、図9は図7のIX-IX線断面を拡大した図である。なお。図8においては、ロータ101及び一対のベアリング105A,105Bが省略されている。本例のモータは、モータハウジング107の嵌合用段部129の外側縁部の構造を除いて図1〜図6に示す実施の形態のモータと同じ構造を有している。そのため、図1〜図6に示す実施の形態のモータと同じ部材には、図1〜図6に付した符号に100を加えた符号を付してその説明を省略する。本例のモータの嵌合用段部129の外側縁部には、図6に示されるような環状の傾斜面29cは形成されておらず、12個の押し込み用溝部151A,151Bが形成されている。12個の押し込み用溝部151A,151Bは、6個の押し込み用溝部151Aからなる第1のグループと、6個の押し込み用溝部151Bからなる第2のグループとに分けることができる。第1のグループの6個の押し込み用溝部151Aは、抜け止め金具133の6個の係止片141がリング部139の周方向に形成されている角度間隔(60°)と等しい角度間隔で嵌合用段部129の外側縁部に形成されている。また、第2のグループの6個の押し込み用溝部151Bも、抜け止め金具133の6個の係止片141がリング部139の周方向に形成されている角度間隔(60°)と等しい角度間隔で嵌合用段部129の外側縁部に形成されている。そして、第1のグループの6個の押し込み用溝部151Aと、第2のグループの6個の押し込み用溝部151Bとは、所定の角度間隔(本例では20°)をずらして嵌合用段部129の外側縁部に形成されている。このように、押し込み用溝部151A,151Bの合計数(12個)は、係止片141の数の倍数(2倍)になっている。図7に示すように、押し込み用溝部151A,151Bの周方向に測った長さ寸法L3は、係止片141周方向に測った長さ寸法L4よりも大きい。また、図8及び図9に示すように、押し込み用溝部151A,151Bの押し込み方向に形成された底面151cは、径方向内側に向かうに従って深さ寸法が大きくなるように傾斜しており、引き出し用溝部131の底面131aよりも抜け止め金具133の押し込み方向の反対方向に位置している。なお、図9においては、符号Bで示す位置が引き出し用溝部131の底面131aに対応する位置である。
本例のモータでは、以下のようにして、抜け止め金具133を取り付ける。まず、第1のグループの6個の押し込み用溝部151Aと6個の係止片141とが対向するように、抜け止め金具133をモータハウジング107の開口部123aに近づける。そして、6個の押し込み用溝部151A内に6個の係止片141をそれぞれ挿入するように、抜け止め金具133を嵌合用段部129内に押し込む。これにより、図9に示すように、係止片141の先端部141aは、押し込み用溝部151Aの底面151cに当接した後に内周壁部129bに当接する。そして、抜け止め金具133の押し込み方向とは反対方向に6個の係止片141が撓んだ状態となる。リング部139がベアリングホルダ109のフランジ部137と当接するまで抜け止め金具133を押し込むと、6個の係止片141が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で6個の係止片141の先端部141aが内周壁部129bに食い込んだ状態になり、ベアリングホルダ109の取付けが完了する。
モータハウジング107から抜け止め金具133を取外すには、ジグを用いて、抜け止め金具133を図7に向かって反時計方向(矢印A3)に回動させて、6個の係止片141の先端部141aを6個の引き出し用溝部131内に位置させる。次に、係止片141を引き出し用溝部131内から取出すことにより、抜け止め金具133を嵌合用段部129から取り外す。
6個の押し込み用溝部151Aや係止片141が食い込んでいた内周壁部129bの部分が損傷している場合には、第2のグループの押し込み用溝部151B内に6個の係止片141をそれぞれ挿入するように、抜け止め金具133を嵌合用段部129内に押し込んで、該抜け止め金具133によりモータハウジング107にベアリングホルダ109を取付ければよい。
本例のモータによれば、6個の押し込み用溝部151A内に6個の係止片141をそれぞれ挿入するように、抜け止め金具133を嵌合用段部129内に押し込むことにより、係止片141は、その先端部141aが押し込み用溝部151Aの傾斜した底面151cに当接して緩やかに撓んだ後に、嵌合用段部129を囲む内周壁部129bに当接する。そのため、係止片141をスムーズに撓ませることができる。
また、押し込み用溝部151A,151Bの合計数(12個)は、係止片141の数(6個)の倍数(2倍)になっているため、抜け止め金具133を嵌合用段部129から取り外してから、再度抜け止め金具133を嵌合用段部129に取り付ける際に、6個の係止片141が挿入されていた6個の押し込み用溝部151Aや係止片141が食い込んでいた内周壁部129bの部分が損傷している場合には、前回使用していた第1のグループの6個の押し込み用溝部151Aと異なる第2のグループの6個の押し込み用溝部151Bに6個の係止片141を挿入して、抜け止め金具133を嵌合用段部129内に押し込むことにより、ベアリングホルダ109をモータハウジング107にしっかりと取付けることができる。
図10は、本発明の更に他の実施の形態のベアリングホルダ取付構造を備えたモータの平面図であり、図11は図10に符号Mで示した領域部分を拡大した部分拡大図であり、図12は、図11のXII-XII線断面を拡大した図であり、図13は、図11のXIII-XIII線断面を拡大した図である。本例のモータは、モータハウジング207の嵌合用段部229の周囲及び抜け止め金具233の構造を除いて図1〜図6に示す実施の形態のモータと同じ構造を有している。そのため、図1〜図6に示す実施の形態のモータと同じ部材には、図1〜図6に付した符号に200を加えた符号を付してその説明を省略する。嵌合用段部229の外側縁部には、6個の溝部231が形成されている。6個の溝部231は、実質的に図1に示される6個の引き出し用溝部31と同じ構造を有している。具体的には、6個の溝部231は、嵌合用段部229の外側縁部に、抜け止め金具233の6個の係止片241と同じ角度間隔(60°)をあけて形成されている。そして、これらの引き出し用溝部231は、抜け止め金具233の押し込み方向の反対方向及びシャフト213の径方向内側に向かって開口している。図10に示すように、溝部231の周方向に測った長さ寸法L5は、係止片241周方向に測った長さ寸法L6よりも大きい。また、図12に示すように、溝部231の押し込み方向に形成された底面231aの位置は、抜け止め金具233の係止241の先端部241aが溝部231に挿入されて抜け止め金具233が嵌合用段部229に嵌合された状態で、抜け止め金具233のリング部239が嵌合用段部229内に嵌合されたベアリングホルダ209のフランジ部237と当接するように定められている。
図11に示すように、抜け止め金具233の6個の係止片241の全ての先端部241aには、リング部239の周方向の一方の端部241bから他方の端部241cに向かうに従って径方向の寸法が長くなるように傾斜する傾斜面241dが形成されている。そして、図11及び図13に示すように、6個の係止片241の先端部241aは、嵌合用段部229を囲む内周壁部229bに食い込んだ状態になっている。
本例のモータでは、以下のようにして、抜け止め金具233を取り付ける。まず6個の溝部231と6個の係止片241とが対向するように、抜け止め金具233をモータハウジング207の開口部223aに近づける。そして、6個の溝部231内に6個の係止片241をそれぞれ挿入する。次に、抜け止め金具233が嵌合用段部229に嵌合された状態から、ジグを用いて、係止片241の他方の端部241cから一方の端部241bに向かう方向(図11に向かって時計回り方向:矢印A4)に抜け止め金具233を所定の角度回動させる。これにより、係止片241の先端部241aを嵌合用段部229を囲む内周壁部229bに食い込ませる。
モータハウジング207からベアリングホルダ209を取外すには、ジグを用いて、抜け止め金具233を図11に向かって反時計方向(矢印A4と反対の方向)に回動させて、6個の係止片241の先端部241aを6個の溝部231内に位置させる。次に、係止片241を溝部231内から取出すことにより、抜け止め金具233を嵌合用段部229から取り外す。
本例のモータにおいても、6個の係止片241の先端部241aは、内周壁部229bに食い込み、ベアリングホルダ209をモータハウジング207に強固に取付けることができる。
なお、本例では、抜け止め金具233は、平坦な形状を有しているが、抜け止め金具は、複数の係止片がリング部に対して反っているものを用いても構わない。
また、本例では、溝部231を6個設けたが、複数の溝部は、6個の係止片241が配置される一定の角度間隔(60°)の1/n倍(nは1以上の整数)の角度間隔をあけて形成することができる。例えば、60°の1/2倍の角度間隔(30°)をあけて形成して、溝部の数を12個とすることができる。この場合、溝部の数(12)は、6個の係止片241の数の2倍になる。そのため、抜け止め金具233を嵌合用段部229から取り外してから、再度抜け止め金具233を嵌合用段部229に取り付ける際に、前回使用していた6個の溝部と異なる別の6個の溝部に6個の係止片241を挿入することにより、新たな6個の溝部を利用して、ベアリングホルダ209をモータハウジング207にしっかりと取付けることができる。
本発明の一実施の形態のベアリングホルダ取付構造を備えたモータの平面図である。 図1をII-II線に沿って切断した断面を示す斜視図である。 図1のIII-III線断面を拡大した図である。 図1のIV-IV線断面を拡大した図である。 図2の部分拡大図である。 図1に示すモータのベアリングホルダ取付構造について説明するために用いる分解図である。 本発明の他の実施の形態のベアリングホルダ取付構造を備えたモータの平面図である。 図7に示すモータのベアリングホルダ取付構造について説明するために用いる分解図である。 図7のIX-IX線断面を拡大した図である。 本発明の更に他の実施の形態のベアリングホルダ取付構造を備えたモータの平面図である。 図10の部分拡大図である。 図11のXII-XII線断面を拡大した図である。 図11のXIII-XIII線断面を拡大した図である。
1 ロータ
3 ステータ
5A,5B ベアリング
7 モータハウジング
9 ベアリングホルダ
11 ロータ部材
13 シャフト
5g フランジ
23 収納凹部
25 ベアリング取付孔
27 段部
28 ワッシャ
33 抜け止め金具
29 嵌合用段部
31 引き出し用溝部
29c 傾斜面
35 ホルダ本体
37 フランジ部
39 リング部
41 係止片
41a 先端部
151A,151B 押し込み用溝部
231 溝部
231a 底面
241d 傾斜面

Claims (12)

  1. モータハウジングに形成された取付孔にベアリングホルダを嵌合された状態で取付けるベアリングホルダ取付構造であって、
    前記ベアリングホルダは、ベアリングが嵌合される嵌合孔を備えたホルダ本体と、前記ホルダ本体に一体に設けられたフランジ部とを備えており、
    前記取付孔の縁部には、前記ベアリングホルダの前記フランジ部と、前記フランジ部の外側に配置されて前記フランジ部と当接し且つ前記ベアリングホルダが前記取付孔から抜けるのを阻止する抜け止め金具とが嵌合される環状の嵌合用段部が形成されており、
    前記モータハウジングの前記取付孔が形成された部分の硬度は、前記抜け止め金具の硬度よりも小さく、
    前記抜け止め金具は、前記フランジ部と当接するリング部と該リング部に設けられて前記嵌合用段部を囲む壁部に係止される複数の係止片とを備え、
    前記複数の係止片は、前記リング部の周方向に所定の角度間隔をあけて配置され且つ前記リング部から前記リング部の径方向外側に延びており、
    前記抜け止め金具の材質並びに前記複数の係止片及び前記嵌合用段部の形状は、前記嵌合用段部内に前記抜け止め金具を押し込む際に、前記抜け止め金具の押し込み方向の反対方向に前記複数の係止片が撓んだ状態となり且つ前記複数の係止片が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で前記複数の係止片の先端部が前記壁部内に食い込んだ状態になるように定められており、
    前記所定の角度間隔は一定の角度間隔であり、
    前記嵌合用段部の外側縁部には、前記反対方向及び前記外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の引き出し用溝部が前記一定の角度間隔をあけて形成されており、
    前記引き出し用溝部の前記周方向に測った長さ寸法は、前記係止片を前記周方向に測った長さ寸法よりも大きく、前記引き出し用溝部の前記押し込み方向に形成された底面の位置は、前記壁部に食い込んだ前記係止片の前記先端部の位置よりも前記押し込み方向側に位置しており、
    前記嵌合用段部の外側縁部には、前記反対方向及び前記径方向内側に向かって開口する複数の溝部が前記所定の角度間隔をあけて形成されており、
    前記複数の溝部が形成される前記所定の角度間隔は、前記複数の係止片が形成される前記周方向の所定の角度間隔の1/n(nは1以上の整数)倍の角度間隔であり、
    前記溝部の前記周方向に測った長さ寸法は、前記係止片を前記周方向に測った長さ寸法よりも大きく、また前記溝部の前記押し込み方向に形成された底面の位置は、前記抜け止め金具の前記複数の係止片の先端部が前記複数の溝部に挿入されて前記抜け止め金具が前記嵌合用段部に嵌合された状態で、前記リング部が前記嵌合用段部内に嵌合された前記ベアリングホルダの前記フランジ部と当接するように定められており、
    前記抜け止め金具は、前記抜け止め金具の前記複数の係止片が前記複数の溝部に挿入されて前記抜け止め金具が前記嵌合用段部に嵌合された状態から、前記周方向に所定の角度回動されて、前記複数の係止片の前記先端部が前記嵌合用段部を囲む壁部内に食い込んだ状態になっており、
    前記複数の係止片の全ての前記先端部には、前記周方向の一方の端部から他方の端部に向かうに従って径方向の寸法が長くなるように傾斜する傾斜面が形成されており、
    前記溝部の前記押し込み方向に形成された底面は、前記径方向内側に向かうに従って深さ寸法が大きくなるように傾斜しており、前記引き出し用溝部の前記底面よりも前記反対方向に位置していることを特徴とするベアリングホルダ取付構造。
  2. モータハウジングに形成された取付孔にベアリングホルダを嵌合された状態で取付けるベアリングホルダ取付構造であって、
    前記ベアリングホルダは、ベアリングが嵌合される嵌合孔を備えたホルダ本体と、前記ホルダ本体に一体に設けられたフランジ部とを備えており、
    前記取付孔の縁部には、前記ベアリングホルダの前記フランジ部と、前記フランジ部の外側に配置されて前記フランジ部と当接し且つ前記ベアリングホルダが前記取付孔から抜けるのを阻止する抜け止め金具とが嵌合される環状の嵌合用段部が形成されており、
    前記モータハウジングの前記取付孔が形成された部分の硬度は、前記抜け止め金具の硬度よりも小さく、
    前記抜け止め金具は、前記フランジ部と当接するリング部と該リング部に設けられて前記嵌合用段部を囲む壁部に係止される複数の係止片とを備え、
    前記複数の係止片は、前記リング部の周方向に所定の角度間隔をあけて配置され且つ前記リング部から前記リング部の径方向外側に延びており、
    前記抜け止め金具の材質並びに前記複数の係止片及び前記嵌合用段部の形状は、前記嵌合用段部内に前記抜け止め金具を押し込む際に、前記抜け止め金具の押し込み方向の反対方向に前記複数の係止片が撓んだ状態となり且つ前記複数の係止片が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で前記複数の係止片の先端部が前記壁部内に食い込んだ状態になるように定められていることを特徴とするベアリングホルダ取付構造。
  3. 前記所定の角度間隔は一定の角度間隔であり、
    前記嵌合用段部の外側縁部には、前記反対方向及び前記外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の引き出し用溝部が前記一定の角度間隔をあけて形成されており、
    前記引き出し用溝部の前記周方向に測った長さ寸法は、前記係止片を前記周方向に測った長さ寸法よりも大きく、前記引き出し用溝部の前記押し込み方向に形成された底面の位置は、前記壁部に食い込んだ前記係止片の前記先端部の位置よりも前記押し込み方向側に位置している請求項に記載のベアリングホルダ取付構造。
  4. 前記嵌合用段部の外側縁部には、隣接する2つの前記引き出し用溝部の間に、前記外側縁部の径方向外側に向かって傾斜する傾斜面がそれぞれ形成されている請求項に記載のベアリングホルダ取付構造。
  5. 前記嵌合用段部の外側縁部には、前記反対方向及び前記径方向の内側に向かって開口する複数の押し込み用溝部が前記所定の角度間隔をあけて形成されており、
    前記押し込み用溝部の前記周方向に測った長さ寸法は、前記係止片を前記周方向に測った長さ寸法よりも大きく、前記押し込み用溝部の前記押し込み方向に形成された底面は前記径方向内側に向かうに従って深さ寸法が大きくなるように傾斜しており、前記引き出し用溝部の前記底面よりも前記反対方向に位置している請求項に記載のベアリングホルダ取付構造。
  6. モータハウジングに形成された取付孔にベアリングホルダを嵌合された状態で取付けるベアリングホルダ取付構造であって、
    前記ベアリングホルダは、ベアリングが嵌合される嵌合孔を備えたホルダ本体と、前記ホルダ本体に一体に設けられたフランジ部とを備えており、
    前記取付孔の縁部には、前記ベアリングホルダの前記フランジ部と、前記フランジ部の外側に配置されて前記フランジ部と当接し且つ前記ベアリングホルダが前記取付孔から抜けるのを阻止する抜け止め金具とが嵌合される環状の嵌合用段部が形成されており、
    前記モータハウジングの前記取付孔が形成された部分の硬度は、前記付け止め金具の硬度よりも小さく、
    前記抜け止め金具は、前記フランジ部と当接するリング部と該リング部に設けられて前記嵌合用段部を囲む壁部に係止される複数の係止片とを備え、
    前記複数の係止片は、前記リング部の周方向に一定の角度間隔をあけて配置され且つ前記リング部から前記リング部の径方向外側に延びており、
    前記嵌合用段部の外側縁部には、前記一定の角度間隔の1/n(nは1以上の整数)倍の角度間隔をあけて、前記抜け止め金具を前記嵌合用段部内に押し込む方向とは反対の方向及び前記外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の溝部が形成されており、
    前記溝部の前記周方向に測った長さ寸法は、前記係止片を前記周方向に測った長さ寸法よりも大きく、また前記溝部の前記押し込み方向に形成された底面の位置は、前記抜け止め金具の前記複数の係止の先端部が前記複数の溝部に挿入されて前記抜け止め金具が前記嵌合用段部に嵌合された状態で、前記リング部が前記嵌合用段部内に嵌合された前記ベアリングホルダの前記フランジ部と当接するように定められており、
    前記抜け止め金具は、前記抜け止め金具の前記複数の係止が前記複数の溝部に挿入されて前記抜け止め金具が前記嵌合用段部に嵌合された状態から、前記周方向に所定の角度回動されて、前記複数の係止片の前記先端部が前記嵌合用段部を囲む壁部内に食い込んだ状態になっていることを特徴とするベアリングホルダ取付構造。
  7. 前記複数の係止片の全ての前記先端部には、前記周方向の一方の端部から他方の端部に向かうに従って径方向の寸法が長くなるように傾斜する傾斜面が形成されている請求項に記載のベアリングホルダ取付構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のベアリングホルダ取付構造を用いたモータ。
  9. ロータ部材及び該ロータ部材が固定されたシャフトを有するロータと、
    内部で前記ロータ部材が回転するように前記ロータ部材の径方向外側に配置されたステータと、
    前記シャフトの両端を回転自在に支持する一対のベアリングと、
    前記ステータが保持されるモータハウジングとを具備し、
    前記一対のベアリングの一方のベアリングはベアリングホルダに保持され、
    前記一対のベアリングの他方のベアリングは前記モータハウジングに保持され、
    前記モータハウジングに形成された取付孔に前記ベアリングホルダが嵌合された状態で前記ベアリングホルダが前記モータハウジングに対して取り付けられているモータであって、
    前記ベアリングホルダは、前記一方のベアリングが嵌合される嵌合孔を備えたホルダ本体と、前記ホルダ本体に一体に設けられたフランジ部とを備えており、
    前記取付孔の縁部には、前記ベアリングホルダの前記フランジ部と、前記フランジ部の外側に配置されて前記フランジ部と当接し且つ前記ベアリングホルダが前記取付孔から抜けるのを阻止する抜け止め金具とが嵌合される環状の嵌合用段部が形成されており、
    前記モータハウジングの前記取付孔が形成された部分の硬度は、前記付け止め金具の硬度よりも小さく、
    前記抜け止め金具は、前記フランジ部と当接するリング部と該リング部に設けられて前記嵌合用段部を囲む壁部に係止される複数の係止片とを備え、
    前記複数の係止片は、前記リング部の周方向に一定の角度間隔をあけて配置され且つ前記リング部から前記リング部の径方向外側に延びており、
    前記抜け止め金具の材質並びに前記複数の係止片及び前記嵌合用段部の形状は、前記嵌合用段部内に前記抜け止め金具を押し込む際に、前記抜け止め金具の押し込み方向とは反対方向に前記複数の係止片が撓んだ状態となり且つ前記複数の係止片が撓んだ状態から元の状態に戻ろうとする弾発力で前記複数の係止片の先端部が前記壁部内に食い込んだ状態になるように定められており、
    前記嵌合用段部の外側縁部には、前記反対方向及び前記外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の引き出し用溝部が前記一定の角度間隔をあけて形成されており、
    前記引き出し用溝部の前記周方向に測った長さ寸法は、前記係止片を前記周方向に測った長さ寸法よりも大きく、前記引き出し用溝部の前記押し込み方向に形成された底面の位置は、前記壁部に食い込んだ前記係止片の前記先端部の位置よりも前記押し込み方向側に位置していることを特徴とするモータ。
  10. ロータ部材及び該ロータ部材が固定されたシャフトを有するロータと、
    内部で前記ロータ部材が回転するように前記ロータ部材の径方向外側に配置されたステータと、
    前記シャフトの両端を回転自在に支持する一対のベアリングと、
    前記ステータが保持されるモータハウジングとを具備し、
    前記一対のベアリングの一方のベアリングはベアリングホルダに保持され、
    前記一対のベアリングの他方のベアリングは前記モータハウジングに保持され、
    前記モータハウジングに形成された取付孔に前記ベアリングホルダが嵌合された状態で前記ベアリングホルダが前記モータハウジングに対して取り付けられているモータであって、
    前記ベアリングホルダは、前記一方のベアリングが嵌合される嵌合孔を備えたホルダ本体と、前記ホルダ本体に一体に設けられたフランジ部とを備えており、
    前記取付孔の縁部には、前記ベアリングホルダの前記フランジ部と、前記フランジ部の外側に配置されて前記フランジ部と当接し且つ前記ベアリングホルダが前記取付孔から抜けるのを阻止する抜け止め金具とが嵌合される環状の嵌合用段部が形成されており、
    前記モータハウジングの前記取付孔が形成された部分の硬度は、前記付け止め金具の硬度よりも小さく、
    前記抜け止め金具は、前記フランジ部と当接するリング部と該リング部に設けられて前記嵌合用段部を囲む壁部に係止される複数の係止片とを備え、
    前記複数の係止片は、前記リング部の周方向に一定の角度間隔をあけて配置され且つ前記リング部から前記リング部の径方向外側に延びており、
    前記嵌合用段部の外側縁部には、前記一定の角度間隔の1/n(nは1以上の整数)倍の角度間隔をあけて、前記抜け止め金具を前記嵌合用段部内に押し込む方向とは反対の方向及び前記外側縁部の径方向内側に向かって開口する複数の溝部が形成されており、
    前記溝部の前記周方向に測った長さ寸法は、前記係止片を前記周方向に測った長さ寸法よりも大きく、また前記溝部の前記押し込み方向に形成された底面の位置は、前記抜け止め金具の前記複数の係止の先端部が前記複数の溝部に挿入されて前記抜け止め金具が前記嵌合用段部に嵌合された状態で、前記リング部が前記嵌合用段部内に嵌合された前記ベアリングホルダの前記フランジ部と当接するように定められており、
    前記抜け止め金具は、前記抜け止め金具の前記複数の係止が前記複数の溝部に挿入されて前記抜け止め金具が前記嵌合用段部に嵌合された状態から、前記周方向に所定の角度回動されて、前記複数の係止片の前記先端部が前記嵌合用段部を囲む壁部内に食い込んだ状態になっていることを特徴とするモータ。
  11. 前記モータハウジングは、前記ステータをインサートとして合成樹脂材料によりモールド成形されたモールド型ハウジングからなり、
    前記モータハウジングには、前記ロータ部材を収納する収納凹部が形成されており、
    前記収納凹部の開口部により前記取付孔が構成されている請求項または10に記載のモータ。
  12. 前記モータハウジングは、前記取付孔と対向する位置に、前記一対のベアリングの他方のベアリングが嵌合されるベアリング取付孔を備え、
    前記ベアリング取付孔の周縁には前記ベアリング取付孔と同心的に環状の段部が形成され、
    前記他方のベアリングはフランジを備え、
    前記他方のベアリングの前記フランジと前記環状の段部との間にバネ性を有する環状のワッシャが配置されている請求項または10に記載のモータ。
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