JP4993785B2 - ネットワークav機器およびavネットワークシステム - Google Patents
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Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、AV(Audio−visual)機器に関し、特にネットワークに接続されたネットワークAV機器に関する。さらに、本発明は、相互に接続された複数のネットワークAV機器からなるAVネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、デジタル放送が視聴可能なデジタルテレビや、内蔵したHDD(Hard Disk Drive)に放送コンテンツなどを保存することができるHDDレコーダなどのAV機器が普及している。さらに、最近ではそれらのAV機器がIPプロトコルを利用したネットワークでインターネットや、パソコンなどと接続できるようになってきている。
【0003】
さらには、このネットワークでAV機器やパソコンなどを相互接続し、家庭内のあらゆる場所で、さまざまな機器に保存されているコンテンツを視聴できるようにする仕組みがDLNA(Digital Living Network Alliance)により提唱されている。
【0004】
DLNA対応機器が普及し、ネットワークにより相互に接続される機器が増えると、あるコンテンツを視聴しようとして機器を選択する際に、目の前にある機器以外の機器も検出される。その上、機器を特定する情報はIPアドレス、MACアドレス、ホストネームなどのネットワーク識別情報しかないので、ユーザが複数の機器からコンテンツが保存されている機器を特定するということが困難になるという問題がある。
【0005】
この問題を解決する方法としては次のようなものがある。特許文献1(特開2006−345479号公報)には、実際に特定された機器本体の表示デバイスからの映像出力、LEDからの光の明滅、スピーカからの音声出力などを用いて機器本体が応答することによって、目の前にある機器を特定するという方法が開示されている。
【特許文献1】
特開2006−345479号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載の方法では、コンテンツを保存している機器の特定はできるが、その機器と他の機器とがどのように接続されているか分からない。そのため、コンテンツが保存されている機器であるHDDレコーダと、コンテンツを表示する機器であるデジタルテレビとが、映像と音声の信号を伝送するためのケーブル、例えばHDMI(High−Definition Multimedia Interface)に準拠するケーブルで接続されているような場合に次のような問題がある。
[0007]
すなわち、映像音声信号を、出来るだけネットワークの負荷を低減するように送信し、よりきれいな映像を安定してデジタルテレビで視聴するためには、映像音声信号を、ネットワークを経由せずにHDMIケーブルにより伝送するのが望ましい。特許文献1に記載の方法では、デジタルテレビとHDDレコーダとの接続方法を特定できないので、ネットワークを使ってデータを伝送することになってしまう。
[0008]
さらに、上記特許文献1に記載の方法では、コンテンツが保存されている機器が目の前にあるということは特定できる。しかし、コンテンツ一覧で保存されていたコンテンツを視聴したい場合には、ユーザ自らがデジタルテレビの入力切り替えを行ない、リモコンをコンテンツが保存されている機器のリモコンに持ち替えるという手間が必要になる。
[0009]
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ネットワーク上のどの機器が、ケーブルで接続されている機器であるか特定できる機器を提供することを課題とする。
[0010]
さらには、選択されたコンテンツを出力する際に、コンテンツが保存されている機器の映像音声の出力先と、コンテンツを視聴する機器の入力先を自動的に選択できる機器を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
[0011]
1つの局面における本願発明は、複数の外部機器とネットワークで接続され、外部機器の中の一部の外部機器とケーブルで接続されたネットワークAV機器であって、ネットワークを介して、複数の外部機器が持つ第1の識別情報を検出する第1の検出部と、ケーブルを介して、一部の外部機器から第2の識別情報を検出する第2の検出部と、第1の検出部で検出された第1の識別情報と、第2の検出部で検出された第2の識別情報とを照合し、複数の外部機器のうちネットワークAV機器とケーブルにより接続されている外部機器を特定する判断部とを備える。
[0012]
好ましくは、第1の識別情報と第2の識別情報とが一致する場合には、一致した第2の識別情報に対応する外部機器はネットワークAV器とケーブルにより接続されていると判断し、ケーブルを経由して、外部機器に対して、コンテンツを出力する。
[0013]
好ましくは、第1の識別情報と第2の識別情報とが一致しない場合には、第1の識別情報に対応する外部機器はネットワークAV機器とケーブルにより接続されていないと判断し、ネットワークを経由して、当該外部機器に対して、コンテンツを出力する。
[0014]
好ましくは、ユーザからの指示を受付ける入力部と、入力部への指示に応じて複数の外部機器から1つの外部機器を選択する選択部と、選択部により選択された外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていると判断された外部機器である場合、選択された外部機器に、ケーブルを介してコンテンツを送信させる指示部とをさらに備える。
[0015]
さらに好ましくは、選択された外部機器がケーブルを介して送信したコンテンツを受信するケーブル受信部と、選択された外部機器がネットワークを介して送信したコンテンツを受信するネットワーク受信部とをさらに備え、選択された外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていると判断された機器である場合、ケーブル受信部を選択してコンテンツの受信を行なう。
[0016]
好ましくは、第2の検出部は、選択部による外部機器の選択に応じて、第2の識別情報の検出を行なう。
[0017]
好ましくは、ユーザからの指示を受付ける入力部と、入力部への指示に応じて複数の外部機器から1つの外部機器を選択する選択部と、選択部により選択された外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていないと判断された外部機器である場合、選択された外部機器に、ネットワークを介してコンテンツを送信させる指示部とをさらに備える。
[0018]
さらに好ましくは、ネットワークを介して受信したコンテンツをデコードするデコーダをさらに備える。
[0019]
好ましくは、コンテンツを記憶する記憶部と、外部機器からのコンテンツ要求を受信する要求受信部と、コンテンツ要求を送信した外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていると判断された外部機器である場合、ケーブルを介してコンテンツ要求に応じたコンテンツをコンテンツ要求を送信した外部機器に送信する送信部とをさらに備える。
[0020]
さらに好ましくは、送信部は、コンテンツ要求を送信した外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていると判断された外部機器である場合、コンテンツ要求を送信した外部機器に、ケーブルを介したコンテンツの受信および受信したコンテンツの再生の指示をさらに送信する。
[0021]
さらに好ましくは、第2の検出部は、要求受信部によるコンテンツ要求の受信に応じて、第2の識別情報の検出を行なう。
[0022]
好ましくは、コンテンツを記憶する記憶部と、外部機器からのコンテンツ要求を受信する要求受信部と、コンテンツ要求を送信した外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていないと判断された外部機器である場合、ネットワークを介してコンテンツ要求に応じたコンテンツをコンテンツ要求を送信した外部機器に送信する送信部とをさらに備える。
[0023]
さらに好ましくは、送信部は、コンテンツ要求を送信した外部機器に、コンテンツをデコードさせる指示をさらに送信する。
[0024]
好ましくは、第1の検出部は、外部機器が起動後に発信するデータを検出して、起動した外部機器の第1の識別情報の検出を行なう。
[0025]
好ましくは、第2の検出部は、外部機器へのケーブルの抜入を検知し、ケーブルの抜入の検知に応じて、第2の識別情報の検出を行なう。
[0026]
好ましくは、ケーブルはHDMIケーブルである。
さらに好ましくは、ケーブルの第2の識別情報を転送する制御用信号はCEC信号である。
[0027]
さらに好ましくは、ケーブルの第2の識別情報を転送する制御用信号はEDID信号である。
さらに好ましくは、ケーブルの第2の識別情報を転送する制御用信号はDDC信号である。
[0028]
好ましくは、第1のネットワーク識別情報および第2のネットワーク識別情報はIPアドレスである。
[0029]
好ましくは、第1のネットワーク識別情報および第2のネットワーク識別情報はMACアドレスである。
【0030】
好ましくは、第1のネットワーク識別情報および第2のネットワーク識別情報はホストネームである。
【0031】
他の局面に係る本願発明は、上述のネットワークAV機器を複数備えるAVネットワークシステムである。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、ネットワーク機器は、ネットワークを介して取得した外部機器の識別情報と、ケーブルを介して取得した外部機器の識別情報とを比較する。その結果、ネットワークで接続された外部機器がケーブルでも接続されているかどうかを判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】発明の実施の形態1のネットワークAV機器によって構成されるAVネットワークシステムの構成例を示す図である。
【図2】デジタルテレビ1の内部構成例を示す図である。
【図3】第1のレコーダ120の内部構成例を示すブロック図である。
【図4】HDMIケーブル4が接続される入出力部の構成を示すブロック図である。
【図5】デジタルテレビ1、レコーダ2、レコーダ20の動作について示すシーケンス図である。
【図6】発明の実施の形態2のネットワークAV機器によって構成されるAVネットワークシステムの構成例を示す図である。
【図7】デジタルテレビ1、デジタルテレビ10、レコーダ2の動作について示すシーケンス図である。
【符号の説明】
【0034】
1 デジタルテレビ、2 第1のレコーダ、20 第2のレコーダ、3 デジタルテレビ1のリモコン、30 第1のレコーダ2のリモコン、4 HDMIケーブル、5 AVネットワーク、6 インターネット、7 ブロードバンドルータ、11 デジタルテレビ1のCPU、12 デジタルテレビ1のリモコン受信部、13 デジタルテレビ1の内部バス、14 デジタルテレビ1のメモリ、15 デジタルテレビ1のネットワークインタフェース、16 デジタルテレビ1のデコーダ、17 ディスプレイコントローラ、18 ディスプレイ、19 外部入力部、21 第1のレコーダ2のCPU、22 第1のレコーダ2のリモコン受信部、23 第1のレコーダ2の内部バス、24 第1のレコーダ2のメモリ、25 第1のレコーダ2のネットワークインタフェース、26 第1のレコーダ2のデコーダ、27 記録制御部、28 記録媒体、29 外部出力部、40 HDMIコネクタ、41 信号変換部、42 信号復元部。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0036】
[実施の形態1]
以下に、この発明の実施の形態1のネットワークAV機器について説明する。
【0037】
(1−1 AVネットワークシステムの構成)
図1は、この発明の実施の形態1のネットワークAV機器によって構成されるAVネットワークシステムの構成例を示す図である。図1において、ネットワークAV機器の例として、デジタルテレビ1と、第1のレコーダ2と、第2のレコーダ20とを示している。デジタルテレビ1および第1のレコーダ2は、それぞれ、リモコン3、リモコン30によって操作される。なお、図示していないが、第2のレコーダ20の操作のためのリモコンも存在する。HDMIケーブル4は、デジタルテレビ1とレコーダ2とを接続する。AVネットワーク5とインターネット6とは、ブロードバンドルータ7で接続されている。
【0038】
デジタルテレビ1は、ネットワークAV機器の一例である。デジタルテレビ1は、例えば、ブラウン管(CRT:Cathode Ray Tube)や、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)などを備えている。また、デジタルテレビ1は、AVネットワーク5で接続された第1のレコーダ2および第2のレコーダ20のコンテンツをネットワーク経由で受信し、再生することができる。さらに、デジタルテレビ1は、第1のレコーダ2が再生したコンテンツを、HDMIケーブル4を経由して、入力することにより視聴できる。なお、本実施の形態においてコンテンツとは、映像信号、音声信号、あるいはその両方からなる情報のことをいうものとする。
【0039】
また、第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、それぞれ、ネットワークAV機器の一例である。第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、HDDレコーダ、BD(Blu−ray Disc)レコーダ、ホームサーバ、パソコンなどの記録再生機器である。第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、デジタル放送あるいはアナログ放送で提供される番組コンテンツや、デジタルカメラあるいはデジタルビデオカメラなどで撮影された映像あるいは音楽情報を、内蔵するHDDやDVDなどに記録する機能を備えている。また、第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、HDDやDVDなどの記録媒体のコンテンツを再生する機能を備えている。さらに、第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、デジタルデータとして保存されたコンテンツのリストを、ネットワークを経由して他の機器から閲覧できるようにするとともに、選択されたコンテンツをデジタルテレビ1のような表示機器に転送できる機能を備えている。
【0040】
HDMIケーブル4は第1のレコーダ2とデジタルテレビ1とを接続するケーブルであって、第1のレコーダ2が再生したデジタルの映像信号と音声信号とを一本のケーブルで転送することができる。また、CEC(Consumer Electronics Control)信号により、HDMIケーブル4で接続された機器は、相互に制御を行なうことができる。
【0041】
AVネットワーク5は、一般の家庭内に構築可能なネットワークである。AVネットワーク5は、デジタルテレビ1、第1のレコーダ2、第2のレコーダ20、ブロードバンドルータ7や、図示しないパソコンなどのその他の機器をEthernet(登録商標)や無線LAN(Local Area Network)、電力線通信(PLC:Power Line Communications)などで接続する。AVネットワーク5で接続された機器は、IP(Internet Protocol)を使って相互に通信することができる。なお、ネットワークを介したネットワークAV機器間の相互接続については、DLNAが業界標準を策定している。デジタルテレビ1や第1のレコーダ2、第2のレコーダ20は、DLNAに準拠した相互接続が可能となっているものとする。
【0042】
インターネット6は外部ネットワークの一例である。ブロードバンドルータ7は家庭内のネットワークに接続された機器がインターネット6にアクセスできるようにするためのものである。ブロードバンドルータ7は、インターネット6にアクセスするためのグローバルIPアドレスをサービスプロバイダから取得するとともに、グローバルIPアドレスと家庭内のプライベートIPアドレスを相互に変換する機能を備えている。また、ブロードバンドルータ7は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を備えており、家庭内のネットワークに接続した機器がIPアドレスを自動取得する設定になっている場合に、各機器にIPアドレスを割り当てることができる。
【0043】
(1−2 ネットワークAV機器の内部構成例)
図2は、図1に示したデジタルテレビ1の内部構成例を示す図である。
【0044】
デジタルテレビ1のCPU11は、リモコン3からの信号を基に、デジタルテレビ1全対の動作の制御を行なう。CPU11にはリモコン受信部12が接続されており、リモコン受信部12は、リモコン3からの信号を基に、CPU11に指示を送る。例えば、リモコン3が、赤外線通信を行なう場合には、リモコン受信部12は、リモコン3からの赤外線信号をコマンドに変換し、CPU11に通知を行なう。コマンドを受信したCPU11は、内部バス13を経由して接続されたメモリ14に格納されたプログラムに基づいて所定の動作を行なう。
【0045】
ネットワークインタフェース15は、例えばEthernet(登録商標)などでネットワークに接続された他の機器と通信を行なうデバイスである。ネットワークインターフェース15は、ネットワークに接続された他の機器が持つコンテンツリストや、圧縮されたストリームデータなどを受信することができる。
【0046】
ネットワークインタフェース15がストリームデータを受信した場合、ストリームデータは、直接、または内部バス13を経由して、デコーダ16に転送される。デコーダ16は受信したストリームデータをデジタルの映像信号や音声信号へと伸張する。
【0047】
デコーダ16は、映像信号については、ディスプレイコントローラ17に転送する。さらに、ディスプレイコントローラ17は、映像信号をディスプレイ18に対応したフォーマットに変換するとともに、変換された映像信号にCPU11が作成したユーザインタフェース画面などを合成するなどして、映像信号をディスプレイ18に転送する。デコーダ16は、音声信号については、図示しないDAコンバータやアンプを経由して、スピーカに出力する。
【0048】
また、ディスプレイコントローラ17は、外部入力部19が、第1のレコーダ2から、HDMIケーブル4を経由して入力した映像信号を受信して、ディスプレイ18に転送することもできる。
【0049】
図3は、図1に示した第1のレコーダ2の内部構成例を示すブロック図である。第1のレコーダ2のCPU21は、デジタルテレビ1のCPU11と同様に、リモコン30からの信号を、リモコン受信部22を経由して受信し、メモリ24に格納されたプログラムに基づいて所定の動作を行う。また、ネットワークインターフェース25の動作は、デジタルテレビ1のネットワークインターフェース15の動作と同様である。
【0050】
デジタルテレビ1と異なる点として、第1のレコーダ2は、記録制御部27と記録媒体28を備えている。記録媒体28は、例えば、HDDやDVD、BDなどである。記録制御部27は、CPU21からの指示に従い、記録媒体28に、映像、画像などのコンテンツ、あるいは、図示しないチューナから受信したストリームデータを保存する。また、記録制御部27は、CPU21からの指示に従い、記録媒体28からデータを読み出す。
【0051】
記録媒体28に保存されたストリームデータを再生する場合には、記録制御部27は、記録媒体28から保存されたストリームデータを読み出すとともに、直接、または内部バス23を介してデコーダ26に転送する。
【0052】
デコーダ26は受信したストリームデータをデジタルの映像信号や音声信号へと伸張し、それぞれの信号を外部出力部29に転送する。外部出力部29は、映像信号にCPU21が作成したユーザインタフェース画面などを合成するなどした信号をHDMI信号に変換し、HDMI信号をHDMIケーブル4を介してデジタルテレビ1に出力する。
【0053】
また、第1のレコーダ2は、記録媒体28に保存されたストリームデータを、AVネットワーク5に接続された他の機器からの要求に基づいて、ネットワークインタフェース25を介して、他の機器に転送させることもできる。
【0054】
なお、第2のレコーダ20についても、第1のレコーダ2と同じ内部構成を持つものとする。
【0055】
(1−3 ケーブル接続部の構成)
図4は、図1に示したデジタルテレビ1と第1のレコーダ2とがHDMIケーブル4で接続される場合のHDMIケーブル4が接続される入出力部の構成を示すブロック図である。図4において、HDMIケーブル4はHDMIコネクタ40により、デジタルテレビ1と第1のレコーダ2とを接続している。
【0056】
この接続例において、出力側である第1のレコーダ2で再生された映像信号および音声信号は、外部出力部29の信号変換部41で、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)と呼ばれる4対の差動信号に変換される。変換された映像信号および音声信号は、HDMIケーブル4を経由して、入力側であるデジタルテレビ1の外部入力部19に転送される。
【0057】
入力されたTMDS信号は外部入力部19の信号復元部42で元の映像信号および音声信号に復元される。復元された映像はディスプレイに表示され、復元された音声はスピーカから出力される。
【0058】
また、HDMIケーブル4は、TMDS信号のほか、家電機器の相互制御のためのCEC信号や、接続機器の相互認証のためのEDID(Extended Display Identification data)信号またはDDC(Display Data Channel)信号などを伝達する。これらの信号はCPU11およびCPU21により制御可能となっている。
【0059】
ここで、本実施の形態におけるHDMIのCEC信号について説明しておく。CEC信号は家電機器の相互制御のための1ビットシリアル信号である。HDMI仕様では、電源操作や入力切り替えなど各ベンダー共通につかえる汎用コマンドのための予め決まっている制御コードもあるが、ベンダー独自のデータをやりとりするための制御コードもある。
【0060】
(1−4 各機器の動作)
図5は、図1に示したデジタルテレビ1の画面上で、ネットワークに接続されている第1のレコーダ2および第2のレコーダ20の保存するコンテンツ一覧を表示させ、第1のレコーダ2あるいは第2のレコーダ20に保存されたコンテンツをデジタルテレビ1に出力させる場合の、デジタルテレビ1、第1のレコーダ2、および、第2のレコーダ20の動作について示すシーケンス図である。
【0061】
デジタルテレビ1、第1のレコーダ2、第2のレコーダ20は、それぞれ、ユーザの指示に応じて起動するとともに、DHCPサーバ機能を備えるブロードバンドルータ7からIPアドレスを取得する(ステップS111、ステップS211、ステップS221)。ただし、IPアドレスは、それぞれの機器を識別するための識別情報の一例であり、MACアドレス、あるいはホストネームなどであってもよい。なお、これらの機器が取得するIPアドレスは、DHCPサーバに各機器のMACアドレスを登録するなどの設定を行なわない限り、起動するたびに異なる場合がある。取得されたIPアドレスは、それぞれの機器のメモリに記憶される。
【0062】
デジタルテレビ1は、ステップS112において、AVネットワーク5に接続されたコンテンツサーバの検索を行なう。コンテンツサーバとはAVネットワーク5に接続された機器のうちコンテンツを保存している機器のことをいう。本実施の形態においては、レコーダ2とレコーダ20とがコンテンツサーバの役割を果たすことになるので、ステップS212、ステップS222において、それぞれ、レコーダ2とレコーダ20とが応答を返信する。この返信内容によって、デジタルテレビ1は、レコーダ2、レコーダ20、および、その他のネットワークに接続された機器の機種名やIPアドレス、MACアドレス、ホストネームなどの情報のほか、ネットワークを介したコンテンツリストの提供や、選択されたコンテンツを転送する機能をもつかどうかなどを検出することができる。ただし、この段階では、デジタルテレビ1はどのIPアドレスが実際にどこにある機器のものかを知ることはできない。
【0063】
なお、ここではサーバの検索に対して第1のレコーダ2、第2のレコーダ20が応答を返すようにしている。しかし、第1のレコーダ2、第2のレコーダ20は、定期的なサーバの検索を待たずして、応答をネットワークにブロードキャストするようにしてもよい。
【0064】
さらに、デジタルテレビ1は、コンテンツサーバが検出されると、ステップS113において、HDMIで接続している機器に対して、HDMIのCEC信号により、接続先の機器のIPアドレスを要求する。ここでも、IPアドレスは、それぞれの機器を識別するための識別情報の一例であって、MACアドレス、あるいはホストネームなどであってもよい。また、デジタルテレビ1は、HDMIのCEC信号の代わりに、EDID信号、またはDDC信号により、識別情報を取得してもよい。図1において、デジタルテレビ1にHDMIで接続されている機器は第1のレコーダ2であるため、ステップS213において、第1のレコーダ2はステップS211で取得したIPアドレスをHDMIのCEC信号にて応答する。この応答内容によって、デジタルテレビ1は、第1のレコーダ2のIPアドレスを検出する。なお、本実施の形態では、デジタルテレビ1および第1のレコーダ2は、それぞれ、CEC信号のベンダー独自の制御コードを用いてIPアドレスの要求とIPアドレスの応答とを行なうものとする。
【0065】
ユーザは、レコーダ2やレコーダ20に保存されたコンテンツをデジタルテレビ1で視聴したいとき、リモコン3を操作する。その操作に応じて、デジタルテレビ1は、ステップS112のサーバ検索に対し応答したサーバに対して、コンテンツリストを要求する(ステップS114)。レコーダ2とレコーダ20とは、それぞれ、コンテンツリスト要求を受信し、ステップS214およびステップS223において、コンテンツリストを応答する。デジタルテレビ1は、コンテンツリスト応答に基づき、ディスプレイ18に、デジタルテレビ1で視聴できるコンテンツの一覧を表示する(ステップS115)。
【0066】
次に、ステップS116において、デジタルテレビ1は、ユーザによるリモコン3の操作に応じ、コンテンツ一覧からデジタルテレビ1で視聴されるコンテンツを選択する。
【0067】
次に、ステップS117において、デジタルテレビ1は、ステップS116で選択されたコンテンツの保存元サーバのIPアドレスと、HDMIのCEC信号で取得したHDMIで接続された機器のIPアドレスとを比較する。
【0068】
HDMIで接続された機器のIPアドレスが、選択されたコンテンツの保存元サーバのIPアドレスと一致する場合には、デジタルテレビ1は、ステップS118において、デジタルテレビ1の入力をHDMI入力に切り替える。また、デジタルテレビ1は、ステップS119において、第1のレコーダ2に対して、HDMIのCEC信号によって、あるいは、ネットワークを経由した信号によって、選択したコンテンツのデコード開始とHDMI出力とを指示する。デコード開始要求を受けた第1のレコーダ2は、ステップS215において選択されたコンテンツのストリームデータを記録媒体28から順次読み出す。また、第1のレコーダ2は、読み出したストリームデータをデコーダ26でデコードし、デコードされた映像信号および音声信号をHDMIで出力する。デジタルテレビ1はステップS120において入力された映像信号をディスプレイに表示し、入力された音声信号をスピーカに出力する。
【0069】
なお、HDMIで接続された機器が二つ以上ある場合には、デジタルテレビ1は、それぞれの機器に対してCEC信号でIPアドレスを要求する。そして、デジタルテレビ1は、ステップS118では保存元サーバとIPアドレスが一致する機器が接続されているHDMI入力に切り替える。
【0070】
一方、ステップS116において、第2のレコーダ20に保存されているコンテンツを選択した場合には、ステップS117でHDMIのCECで取得したIPアドレスはレコーダ20のものと一致しない。そのため、デジタルテレビ1はステップS121において、ネットワーク経由でコンテンツのストリームデータを受信するモードに切り替える。デジタルテレビ1は、ステップS122において、コンテンツ保存元である第2のレコーダ20に対して、選択したコンテンツのストリームデータの要求を行なう。ストリームデータ転送要求を受けた第2のレコーダ20は、ステップS224において、選択されたコンテンツのストリームデータを記録媒体21から読み出す。また、第2のレコーダ20は、ストリームデータをネットワークインタフェース15からデジタルテレビ1に対してネットワークを経由して転送する。デジタルテレビ1は、受信したストリームデータをデコードし、デコードした映像信号をディスプレイに表示し、デコードした音声信号をスピーカに出力する。
【0071】
本実施の形態では、デジタルテレビ1は、サーバが検出された後、コンテンツリストを要求する前に、HDMIに接続された機器のIPアドレスを要求するものとしている。しかし、デジタルテレビ1は、このIPアドレスの要求を、ステップS114のコンテンツリスト要求を行なったあとや、ステップS115でコンテンツを選択したあと、あるいは、HDMIケーブルの抜入が検出されたあと行なってもよい。
【0072】
また、本実施の形態では、デジタルテレビ1は、他の機器がデジタルテレビ1とケーブルで接続されているかの判断を、ユーザによるコンテンツの選択後、選択されたコンテンツを保存している機器に対してのみ行なっている。しかし、デジタルテレビ1は、この判断を、ユーザによる指示によらず行なってもよい。
【0073】
以上のように、デジタルテレビ1は、HDMIのCEC信号により取得したIPアドレスと、コンテンツが保存されているネットワーク上のサーバのIPアドレスとを比較することにより、ユーザの特別な操作なしに、接続先の機器が視聴したいコンテンツをHDMI経由で出力可能なときには接続先の機器にHDMIを優先させて出力させることができる。視聴したいコンテンツがMPEG2で圧縮されたハイビジョンのコンテンツの場合には、約20Mbpsのビットレートのネットワーク転送能力が必要になる。そのため、ネットワークによりストリームデータを転送すると、ネットワーク全体に負荷をかける。そればかりでなく、転送するストリームデータそのものが転送能力不足により、パケットの損失や遅延などが発生し、最終的に再生される映像・音声にノイズが発生する可能性がでてくる。そのため、ネットワーク経由でストリームデータを転送するよりも、確実で高品質な映像信号および音声信号を転送できるHDMIを優先させるほうが好ましい。
【0074】
[実施の形態2]
以下に、この発明の実施の形態2のネットワークAV機器について説明する。
【0075】
図6は、この発明の実施の形態2のネットワークAV機器によって構成されるAVネットワークシステムの構成例を示す図である。図6のAVネットワークシステムは実施の形態1のAVネットワークシステムとほぼ同様だが、デジタルテレビ1のほかにデジタルテレビ10がある点が異なっている。なお、デジタルテレビ10はデジタルテレビ1とほぼ同様の機能をもつものとする。デジタルテレビ10を操作するためのリモコン31についてもリモコン3とほぼ同様のものとする。
【0076】
デジタルテレビ1にはHDMIケーブル4でレコーダ2が接続されている。一方、デジタルテレビ10にはレコーダ2が接続されていない。デジタルテレビ10の内部構成についてはデジタルテレビ1とほぼ同様なので、デジタルテレビ10の説明は繰り返さない。また、デジタルテレビ1とデジタルテレビ10とは別の部屋にあることを想定する。
【0077】
図7は、図6に示したデジタルテレビ1あるいはデジタルテレビ10の画面上で、ネットワークに接続されている第1のレコーダ2のコンテンツ一覧を表示させ、選択されたコンテンツを第1のレコーダ2にHDMIケーブル4で接続されたデジタルテレビ1、あるいは、第1のレコーダ2にHDMIケーブルで接続されていないデジタルテレビ10で視聴する場合の、デジタルテレビ1、デジタルテレビ10、第1のレコーダ2の動作について示すシーケンス図である。なお、この図では、デジタルテレビ1での視聴とデジタルテレビ10での視聴とは便宜上同時に発生しているような記述になっているが、必ずしも同時に発生する必要はない。
【0078】
デジタルテレビ1、第1のレコーダ2、デジタルテレビ10は、実施の形態1と同様に、それぞれ、ステップS711、ステップS731、ステップS721において起動するともに、DHCPサーバからIPアドレスを取得する。ただし、実施の形態1と同様に、IPアドレスは、それぞれの機器を識別するための識別情報の一例であり、MACアドレス、あるいはホストネームなどであってもよい。取得されたIPアドレスは、それぞれの機器のメモリに記憶される。
【0079】
さらに、実施の形態1と同様に、デジタルテレビ1およびデジタルテレビ10は、それぞれ、ステップS712、ステップS732において、AVネットワークに接続されたサーバの検索を行なう。本実施の形態においてはレコーダ2がコンテンツサーバの役割を果たすことになるので、ステップS722において、第1のレコーダ2が応答を返信する。ここで、第1のレコーダ2は、実施の形態1と同様に、定期的なサーバの検索を待たずして、応答をネットワークにブロードキャストするようにしてもよい。
【0080】
次に、第1のレコーダ2は、ステップS723において、第1のレコーダ2にHDMIで接続されている機器に対して、HDMIのCEC信号により、接続先の機器のIPアドレスを要求する。ここでも、IPアドレスは、それぞれの機器を識別するための識別情報の一例であって、MACアドレス、あるいはホストネームなどであってもよい。また、第1のレコーダ2は、HDMIのCEC信号の代わりに、EDID信号、またはDDC信号により、識別情報を取得してもよい。図7において、第1のレコーダ2にHDMIで接続されている機器はデジタルテレビ1である。そのため、ステップS713において、デジタルテレビ1はステップS711で取得したIPアドレスをHDMIのCEC信号にて応答する。
【0081】
デジタルテレビ1やデジタルテレビ10を操作するユーザは、第1のレコーダ2に保存されたコンテンツの視聴をしたいとき、リモコン操作を行なう。リモコン操作によりデジタルテレビ1はステップS714において、ステップS712で検索されたサーバに対して、コンテンツリストを要求する。第1のレコーダ2はコンテンツリスト要求を受信しステップS724において、コンテンツリストを応答し、ステップS715、ステップS735において、デジタルテレビ1、デジタルテレビ10は、それぞれ、画面上に視聴できるコンテンツの一覧を表示する。
【0082】
次に、デジタルテレビ1およびデジタルテレビ10は、それぞれ、ステップS716、ステップS736において、ユーザのリモコン操作に応じて、デジタルテレビ1およびデジタルテレビ10で視聴されるコンテンツをコンテンツ一覧から選択する。そして、デジタルテレビ1およびデジタルテレビ10は、選択されたコンテンツに応じて、コンテンツ保存元であるレコーダ2に対して、コンテンツ再生/転送要求を送信する(ステップS717、ステップS737)。
【0083】
コンテンツ再生/転送要求を受信した第1のレコーダ2は、ステップS725において、要求送信元のIPアドレスと、HDMIのCEC信号で取得したHDMIで接続された機器のIPアドレスとを比較する。それらが一致した場合には、第1のレコーダ2は、ステップS726において、デジタルテレビ1に対して、入力を第1のレコーダ2が接続されたHDMI入力に切り替える要求をHDMIのCEC信号、あるいはネットワーク経由で送信する。入力切り替え要求を受信したデジタルテレビ1は、ステップS718において、入力を第1のレコーダ2が接続されたHDMI入力に切り替える。
【0084】
次に、第1のレコーダ2は、ステップS727において選択されたコンテンツのストリームデータを記録媒体21から順次読み出す。また、第1のレコーダ2は、ストリームデータを、デコーダ16でデコードし、デコードされた映像信号および音声信号をHDMIで出力する。デジタルテレビ1は、ステップS719において入力された映像信号をディスプレイに表示し、入力された音声信号をスピーカに出力する。
【0085】
一方、第1のレコーダ2は、ステップS725において、デジタルテレビ10からコンテンツ再生/転送要求を受信した場合には、要求送信元のIPアドレスと、HDMIのCEC信号で取得したHDMIで接続された機器のIPアドレスは一致しないと判断する。そのため、第1のレコーダ2は、ステップS728において、選択されたコンテンツのストリームデータを記録媒体21から読み出す。また、第1のレコーダ2は、ストリームデータをネットワークインタフェース15からデジタルテレビ10に対してネットワークを経由して転送する。デジタルテレビ10は、ステップS737において、受信したストリームデータをデコードする。また、デジタルテレビ10は、デコードした映像信号をディスプレイに表示し、デコードした音声信号をスピーカに出力する。
【0086】
なお、本実施の形態では、第1のレコーダ2は、HDMIに接続された機器のIPアドレスの要求(ステップS723)を、ステップS722の検索応答の後、コンテンツリスト要求(ステップS714、ステップS734)の前に行なっているものとしている。しかし、第1のレコーダ2は、このIPアドレスの要求を他のタイミングで行なっても構わない。例えば、レコーダ2は、ステップS724のコンテンツリストの要求を受けたあとや、ステップS717、ステップS737のコンテンツ再生/転送要求を受けたあと、あるいは、HDMIケーブルの挿入が検出されたあとIPアドレスの要求を行なってもよい。
【0087】
また、本実施の形態では、第1のレコーダ2が、ユーザによるコンテンツ再生/転送要求に応じて、コンテンツの要求元の機器とケーブルで接続されているかどうか判断し、その判断結果に応じて、ネットワークまたはケーブルを介してコンテンツの受信を行なうとしている。しかし、第1のレコーダ2は、他の機器とケーブルで接続されているかの判断を、ユーザの指示なしに行なってもよい。第1のレコーダ2は、他の機器とケーブルで接続されていると判断した場合、その機器にケーブルを介してコンテンツの送信を行なう。第1のレコーダ2は、他の機器とケーブルで接続されていないと判断した場合、その機器にネットワークを介してコンテンツの送信を行なう。
【0088】
以上のように、第1のレコーダ2は、HDMIのCEC信号により取得したIPアドレスとコンテンツの再生/転送要求を送信してきた機器のIPアドレスとを比較することにより、ユーザの特別な操作なしに、視聴したいコンテンツをHDMI経由で出力可能なときにはHDMIを優先させて出力することができる。
【0001】
本発明は、AV(Audio−visual)機器に関し、特にネットワークに接続されたネットワークAV機器に関する。さらに、本発明は、相互に接続された複数のネットワークAV機器からなるAVネットワークシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、デジタル放送が視聴可能なデジタルテレビや、内蔵したHDD(Hard Disk Drive)に放送コンテンツなどを保存することができるHDDレコーダなどのAV機器が普及している。さらに、最近ではそれらのAV機器がIPプロトコルを利用したネットワークでインターネットや、パソコンなどと接続できるようになってきている。
【0003】
さらには、このネットワークでAV機器やパソコンなどを相互接続し、家庭内のあらゆる場所で、さまざまな機器に保存されているコンテンツを視聴できるようにする仕組みがDLNA(Digital Living Network Alliance)により提唱されている。
【0004】
DLNA対応機器が普及し、ネットワークにより相互に接続される機器が増えると、あるコンテンツを視聴しようとして機器を選択する際に、目の前にある機器以外の機器も検出される。その上、機器を特定する情報はIPアドレス、MACアドレス、ホストネームなどのネットワーク識別情報しかないので、ユーザが複数の機器からコンテンツが保存されている機器を特定するということが困難になるという問題がある。
【0005】
この問題を解決する方法としては次のようなものがある。特許文献1(特開2006−345479号公報)には、実際に特定された機器本体の表示デバイスからの映像出力、LEDからの光の明滅、スピーカからの音声出力などを用いて機器本体が応答することによって、目の前にある機器を特定するという方法が開示されている。
【特許文献1】
特開2006−345479号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に記載の方法では、コンテンツを保存している機器の特定はできるが、その機器と他の機器とがどのように接続されているか分からない。そのため、コンテンツが保存されている機器であるHDDレコーダと、コンテンツを表示する機器であるデジタルテレビとが、映像と音声の信号を伝送するためのケーブル、例えばHDMI(High−Definition Multimedia Interface)に準拠するケーブルで接続されているような場合に次のような問題がある。
[0007]
すなわち、映像音声信号を、出来るだけネットワークの負荷を低減するように送信し、よりきれいな映像を安定してデジタルテレビで視聴するためには、映像音声信号を、ネットワークを経由せずにHDMIケーブルにより伝送するのが望ましい。特許文献1に記載の方法では、デジタルテレビとHDDレコーダとの接続方法を特定できないので、ネットワークを使ってデータを伝送することになってしまう。
[0008]
さらに、上記特許文献1に記載の方法では、コンテンツが保存されている機器が目の前にあるということは特定できる。しかし、コンテンツ一覧で保存されていたコンテンツを視聴したい場合には、ユーザ自らがデジタルテレビの入力切り替えを行ない、リモコンをコンテンツが保存されている機器のリモコンに持ち替えるという手間が必要になる。
[0009]
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ネットワーク上のどの機器が、ケーブルで接続されている機器であるか特定できる機器を提供することを課題とする。
[0010]
さらには、選択されたコンテンツを出力する際に、コンテンツが保存されている機器の映像音声の出力先と、コンテンツを視聴する機器の入力先を自動的に選択できる機器を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段
[0011]
1つの局面における本願発明は、複数の外部機器とネットワークで接続され、外部機器の中の一部の外部機器とケーブルで接続されたネットワークAV機器であって、ネットワークを介して、複数の外部機器が持つ第1の識別情報を検出する第1の検出部と、ケーブルを介して、一部の外部機器から第2の識別情報を検出する第2の検出部と、第1の検出部で検出された第1の識別情報と、第2の検出部で検出された第2の識別情報とを照合し、複数の外部機器のうちネットワークAV機器とケーブルにより接続されている外部機器を特定する判断部とを備える。
[0012]
好ましくは、第1の識別情報と第2の識別情報とが一致する場合には、一致した第2の識別情報に対応する外部機器はネットワークAV器とケーブルにより接続されていると判断し、ケーブルを経由して、外部機器に対して、コンテンツを出力する。
[0013]
好ましくは、第1の識別情報と第2の識別情報とが一致しない場合には、第1の識別情報に対応する外部機器はネットワークAV機器とケーブルにより接続されていないと判断し、ネットワークを経由して、当該外部機器に対して、コンテンツを出力する。
[0014]
好ましくは、ユーザからの指示を受付ける入力部と、入力部への指示に応じて複数の外部機器から1つの外部機器を選択する選択部と、選択部により選択された外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていると判断された外部機器である場合、選択された外部機器に、ケーブルを介してコンテンツを送信させる指示部とをさらに備える。
[0015]
さらに好ましくは、選択された外部機器がケーブルを介して送信したコンテンツを受信するケーブル受信部と、選択された外部機器がネットワークを介して送信したコンテンツを受信するネットワーク受信部とをさらに備え、選択された外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていると判断された機器である場合、ケーブル受信部を選択してコンテンツの受信を行なう。
[0016]
好ましくは、第2の検出部は、選択部による外部機器の選択に応じて、第2の識別情報の検出を行なう。
[0017]
好ましくは、ユーザからの指示を受付ける入力部と、入力部への指示に応じて複数の外部機器から1つの外部機器を選択する選択部と、選択部により選択された外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていないと判断された外部機器である場合、選択された外部機器に、ネットワークを介してコンテンツを送信させる指示部とをさらに備える。
[0018]
さらに好ましくは、ネットワークを介して受信したコンテンツをデコードするデコーダをさらに備える。
[0019]
好ましくは、コンテンツを記憶する記憶部と、外部機器からのコンテンツ要求を受信する要求受信部と、コンテンツ要求を送信した外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていると判断された外部機器である場合、ケーブルを介してコンテンツ要求に応じたコンテンツをコンテンツ要求を送信した外部機器に送信する送信部とをさらに備える。
[0020]
さらに好ましくは、送信部は、コンテンツ要求を送信した外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていると判断された外部機器である場合、コンテンツ要求を送信した外部機器に、ケーブルを介したコンテンツの受信および受信したコンテンツの再生の指示をさらに送信する。
[0021]
さらに好ましくは、第2の検出部は、要求受信部によるコンテンツ要求の受信に応じて、第2の識別情報の検出を行なう。
[0022]
好ましくは、コンテンツを記憶する記憶部と、外部機器からのコンテンツ要求を受信する要求受信部と、コンテンツ要求を送信した外部機器が、判断部によりネットワークAV機器とケーブルにより接続されていないと判断された外部機器である場合、ネットワークを介してコンテンツ要求に応じたコンテンツをコンテンツ要求を送信した外部機器に送信する送信部とをさらに備える。
[0023]
さらに好ましくは、送信部は、コンテンツ要求を送信した外部機器に、コンテンツをデコードさせる指示をさらに送信する。
[0024]
好ましくは、第1の検出部は、外部機器が起動後に発信するデータを検出して、起動した外部機器の第1の識別情報の検出を行なう。
[0025]
好ましくは、第2の検出部は、外部機器へのケーブルの抜入を検知し、ケーブルの抜入の検知に応じて、第2の識別情報の検出を行なう。
[0026]
好ましくは、ケーブルはHDMIケーブルである。
さらに好ましくは、ケーブルの第2の識別情報を転送する制御用信号はCEC信号である。
[0027]
さらに好ましくは、ケーブルの第2の識別情報を転送する制御用信号はEDID信号である。
さらに好ましくは、ケーブルの第2の識別情報を転送する制御用信号はDDC信号である。
[0028]
好ましくは、第1のネットワーク識別情報および第2のネットワーク識別情報はIPアドレスである。
[0029]
好ましくは、第1のネットワーク識別情報および第2のネットワーク識別情報はMACアドレスである。
【0030】
好ましくは、第1のネットワーク識別情報および第2のネットワーク識別情報はホストネームである。
【0031】
他の局面に係る本願発明は、上述のネットワークAV機器を複数備えるAVネットワークシステムである。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、ネットワーク機器は、ネットワークを介して取得した外部機器の識別情報と、ケーブルを介して取得した外部機器の識別情報とを比較する。その結果、ネットワークで接続された外部機器がケーブルでも接続されているかどうかを判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】発明の実施の形態1のネットワークAV機器によって構成されるAVネットワークシステムの構成例を示す図である。
【図2】デジタルテレビ1の内部構成例を示す図である。
【図3】第1のレコーダ120の内部構成例を示すブロック図である。
【図4】HDMIケーブル4が接続される入出力部の構成を示すブロック図である。
【図5】デジタルテレビ1、レコーダ2、レコーダ20の動作について示すシーケンス図である。
【図6】発明の実施の形態2のネットワークAV機器によって構成されるAVネットワークシステムの構成例を示す図である。
【図7】デジタルテレビ1、デジタルテレビ10、レコーダ2の動作について示すシーケンス図である。
【符号の説明】
【0034】
1 デジタルテレビ、2 第1のレコーダ、20 第2のレコーダ、3 デジタルテレビ1のリモコン、30 第1のレコーダ2のリモコン、4 HDMIケーブル、5 AVネットワーク、6 インターネット、7 ブロードバンドルータ、11 デジタルテレビ1のCPU、12 デジタルテレビ1のリモコン受信部、13 デジタルテレビ1の内部バス、14 デジタルテレビ1のメモリ、15 デジタルテレビ1のネットワークインタフェース、16 デジタルテレビ1のデコーダ、17 ディスプレイコントローラ、18 ディスプレイ、19 外部入力部、21 第1のレコーダ2のCPU、22 第1のレコーダ2のリモコン受信部、23 第1のレコーダ2の内部バス、24 第1のレコーダ2のメモリ、25 第1のレコーダ2のネットワークインタフェース、26 第1のレコーダ2のデコーダ、27 記録制御部、28 記録媒体、29 外部出力部、40 HDMIコネクタ、41 信号変換部、42 信号復元部。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0036】
[実施の形態1]
以下に、この発明の実施の形態1のネットワークAV機器について説明する。
【0037】
(1−1 AVネットワークシステムの構成)
図1は、この発明の実施の形態1のネットワークAV機器によって構成されるAVネットワークシステムの構成例を示す図である。図1において、ネットワークAV機器の例として、デジタルテレビ1と、第1のレコーダ2と、第2のレコーダ20とを示している。デジタルテレビ1および第1のレコーダ2は、それぞれ、リモコン3、リモコン30によって操作される。なお、図示していないが、第2のレコーダ20の操作のためのリモコンも存在する。HDMIケーブル4は、デジタルテレビ1とレコーダ2とを接続する。AVネットワーク5とインターネット6とは、ブロードバンドルータ7で接続されている。
【0038】
デジタルテレビ1は、ネットワークAV機器の一例である。デジタルテレビ1は、例えば、ブラウン管(CRT:Cathode Ray Tube)や、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)などを備えている。また、デジタルテレビ1は、AVネットワーク5で接続された第1のレコーダ2および第2のレコーダ20のコンテンツをネットワーク経由で受信し、再生することができる。さらに、デジタルテレビ1は、第1のレコーダ2が再生したコンテンツを、HDMIケーブル4を経由して、入力することにより視聴できる。なお、本実施の形態においてコンテンツとは、映像信号、音声信号、あるいはその両方からなる情報のことをいうものとする。
【0039】
また、第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、それぞれ、ネットワークAV機器の一例である。第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、HDDレコーダ、BD(Blu−ray Disc)レコーダ、ホームサーバ、パソコンなどの記録再生機器である。第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、デジタル放送あるいはアナログ放送で提供される番組コンテンツや、デジタルカメラあるいはデジタルビデオカメラなどで撮影された映像あるいは音楽情報を、内蔵するHDDやDVDなどに記録する機能を備えている。また、第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、HDDやDVDなどの記録媒体のコンテンツを再生する機能を備えている。さらに、第1のレコーダ2および第2のレコーダ20は、デジタルデータとして保存されたコンテンツのリストを、ネットワークを経由して他の機器から閲覧できるようにするとともに、選択されたコンテンツをデジタルテレビ1のような表示機器に転送できる機能を備えている。
【0040】
HDMIケーブル4は第1のレコーダ2とデジタルテレビ1とを接続するケーブルであって、第1のレコーダ2が再生したデジタルの映像信号と音声信号とを一本のケーブルで転送することができる。また、CEC(Consumer Electronics Control)信号により、HDMIケーブル4で接続された機器は、相互に制御を行なうことができる。
【0041】
AVネットワーク5は、一般の家庭内に構築可能なネットワークである。AVネットワーク5は、デジタルテレビ1、第1のレコーダ2、第2のレコーダ20、ブロードバンドルータ7や、図示しないパソコンなどのその他の機器をEthernet(登録商標)や無線LAN(Local Area Network)、電力線通信(PLC:Power Line Communications)などで接続する。AVネットワーク5で接続された機器は、IP(Internet Protocol)を使って相互に通信することができる。なお、ネットワークを介したネットワークAV機器間の相互接続については、DLNAが業界標準を策定している。デジタルテレビ1や第1のレコーダ2、第2のレコーダ20は、DLNAに準拠した相互接続が可能となっているものとする。
【0042】
インターネット6は外部ネットワークの一例である。ブロードバンドルータ7は家庭内のネットワークに接続された機器がインターネット6にアクセスできるようにするためのものである。ブロードバンドルータ7は、インターネット6にアクセスするためのグローバルIPアドレスをサービスプロバイダから取得するとともに、グローバルIPアドレスと家庭内のプライベートIPアドレスを相互に変換する機能を備えている。また、ブロードバンドルータ7は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を備えており、家庭内のネットワークに接続した機器がIPアドレスを自動取得する設定になっている場合に、各機器にIPアドレスを割り当てることができる。
【0043】
(1−2 ネットワークAV機器の内部構成例)
図2は、図1に示したデジタルテレビ1の内部構成例を示す図である。
【0044】
デジタルテレビ1のCPU11は、リモコン3からの信号を基に、デジタルテレビ1全対の動作の制御を行なう。CPU11にはリモコン受信部12が接続されており、リモコン受信部12は、リモコン3からの信号を基に、CPU11に指示を送る。例えば、リモコン3が、赤外線通信を行なう場合には、リモコン受信部12は、リモコン3からの赤外線信号をコマンドに変換し、CPU11に通知を行なう。コマンドを受信したCPU11は、内部バス13を経由して接続されたメモリ14に格納されたプログラムに基づいて所定の動作を行なう。
【0045】
ネットワークインタフェース15は、例えばEthernet(登録商標)などでネットワークに接続された他の機器と通信を行なうデバイスである。ネットワークインターフェース15は、ネットワークに接続された他の機器が持つコンテンツリストや、圧縮されたストリームデータなどを受信することができる。
【0046】
ネットワークインタフェース15がストリームデータを受信した場合、ストリームデータは、直接、または内部バス13を経由して、デコーダ16に転送される。デコーダ16は受信したストリームデータをデジタルの映像信号や音声信号へと伸張する。
【0047】
デコーダ16は、映像信号については、ディスプレイコントローラ17に転送する。さらに、ディスプレイコントローラ17は、映像信号をディスプレイ18に対応したフォーマットに変換するとともに、変換された映像信号にCPU11が作成したユーザインタフェース画面などを合成するなどして、映像信号をディスプレイ18に転送する。デコーダ16は、音声信号については、図示しないDAコンバータやアンプを経由して、スピーカに出力する。
【0048】
また、ディスプレイコントローラ17は、外部入力部19が、第1のレコーダ2から、HDMIケーブル4を経由して入力した映像信号を受信して、ディスプレイ18に転送することもできる。
【0049】
図3は、図1に示した第1のレコーダ2の内部構成例を示すブロック図である。第1のレコーダ2のCPU21は、デジタルテレビ1のCPU11と同様に、リモコン30からの信号を、リモコン受信部22を経由して受信し、メモリ24に格納されたプログラムに基づいて所定の動作を行う。また、ネットワークインターフェース25の動作は、デジタルテレビ1のネットワークインターフェース15の動作と同様である。
【0050】
デジタルテレビ1と異なる点として、第1のレコーダ2は、記録制御部27と記録媒体28を備えている。記録媒体28は、例えば、HDDやDVD、BDなどである。記録制御部27は、CPU21からの指示に従い、記録媒体28に、映像、画像などのコンテンツ、あるいは、図示しないチューナから受信したストリームデータを保存する。また、記録制御部27は、CPU21からの指示に従い、記録媒体28からデータを読み出す。
【0051】
記録媒体28に保存されたストリームデータを再生する場合には、記録制御部27は、記録媒体28から保存されたストリームデータを読み出すとともに、直接、または内部バス23を介してデコーダ26に転送する。
【0052】
デコーダ26は受信したストリームデータをデジタルの映像信号や音声信号へと伸張し、それぞれの信号を外部出力部29に転送する。外部出力部29は、映像信号にCPU21が作成したユーザインタフェース画面などを合成するなどした信号をHDMI信号に変換し、HDMI信号をHDMIケーブル4を介してデジタルテレビ1に出力する。
【0053】
また、第1のレコーダ2は、記録媒体28に保存されたストリームデータを、AVネットワーク5に接続された他の機器からの要求に基づいて、ネットワークインタフェース25を介して、他の機器に転送させることもできる。
【0054】
なお、第2のレコーダ20についても、第1のレコーダ2と同じ内部構成を持つものとする。
【0055】
(1−3 ケーブル接続部の構成)
図4は、図1に示したデジタルテレビ1と第1のレコーダ2とがHDMIケーブル4で接続される場合のHDMIケーブル4が接続される入出力部の構成を示すブロック図である。図4において、HDMIケーブル4はHDMIコネクタ40により、デジタルテレビ1と第1のレコーダ2とを接続している。
【0056】
この接続例において、出力側である第1のレコーダ2で再生された映像信号および音声信号は、外部出力部29の信号変換部41で、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)と呼ばれる4対の差動信号に変換される。変換された映像信号および音声信号は、HDMIケーブル4を経由して、入力側であるデジタルテレビ1の外部入力部19に転送される。
【0057】
入力されたTMDS信号は外部入力部19の信号復元部42で元の映像信号および音声信号に復元される。復元された映像はディスプレイに表示され、復元された音声はスピーカから出力される。
【0058】
また、HDMIケーブル4は、TMDS信号のほか、家電機器の相互制御のためのCEC信号や、接続機器の相互認証のためのEDID(Extended Display Identification data)信号またはDDC(Display Data Channel)信号などを伝達する。これらの信号はCPU11およびCPU21により制御可能となっている。
【0059】
ここで、本実施の形態におけるHDMIのCEC信号について説明しておく。CEC信号は家電機器の相互制御のための1ビットシリアル信号である。HDMI仕様では、電源操作や入力切り替えなど各ベンダー共通につかえる汎用コマンドのための予め決まっている制御コードもあるが、ベンダー独自のデータをやりとりするための制御コードもある。
【0060】
(1−4 各機器の動作)
図5は、図1に示したデジタルテレビ1の画面上で、ネットワークに接続されている第1のレコーダ2および第2のレコーダ20の保存するコンテンツ一覧を表示させ、第1のレコーダ2あるいは第2のレコーダ20に保存されたコンテンツをデジタルテレビ1に出力させる場合の、デジタルテレビ1、第1のレコーダ2、および、第2のレコーダ20の動作について示すシーケンス図である。
【0061】
デジタルテレビ1、第1のレコーダ2、第2のレコーダ20は、それぞれ、ユーザの指示に応じて起動するとともに、DHCPサーバ機能を備えるブロードバンドルータ7からIPアドレスを取得する(ステップS111、ステップS211、ステップS221)。ただし、IPアドレスは、それぞれの機器を識別するための識別情報の一例であり、MACアドレス、あるいはホストネームなどであってもよい。なお、これらの機器が取得するIPアドレスは、DHCPサーバに各機器のMACアドレスを登録するなどの設定を行なわない限り、起動するたびに異なる場合がある。取得されたIPアドレスは、それぞれの機器のメモリに記憶される。
【0062】
デジタルテレビ1は、ステップS112において、AVネットワーク5に接続されたコンテンツサーバの検索を行なう。コンテンツサーバとはAVネットワーク5に接続された機器のうちコンテンツを保存している機器のことをいう。本実施の形態においては、レコーダ2とレコーダ20とがコンテンツサーバの役割を果たすことになるので、ステップS212、ステップS222において、それぞれ、レコーダ2とレコーダ20とが応答を返信する。この返信内容によって、デジタルテレビ1は、レコーダ2、レコーダ20、および、その他のネットワークに接続された機器の機種名やIPアドレス、MACアドレス、ホストネームなどの情報のほか、ネットワークを介したコンテンツリストの提供や、選択されたコンテンツを転送する機能をもつかどうかなどを検出することができる。ただし、この段階では、デジタルテレビ1はどのIPアドレスが実際にどこにある機器のものかを知ることはできない。
【0063】
なお、ここではサーバの検索に対して第1のレコーダ2、第2のレコーダ20が応答を返すようにしている。しかし、第1のレコーダ2、第2のレコーダ20は、定期的なサーバの検索を待たずして、応答をネットワークにブロードキャストするようにしてもよい。
【0064】
さらに、デジタルテレビ1は、コンテンツサーバが検出されると、ステップS113において、HDMIで接続している機器に対して、HDMIのCEC信号により、接続先の機器のIPアドレスを要求する。ここでも、IPアドレスは、それぞれの機器を識別するための識別情報の一例であって、MACアドレス、あるいはホストネームなどであってもよい。また、デジタルテレビ1は、HDMIのCEC信号の代わりに、EDID信号、またはDDC信号により、識別情報を取得してもよい。図1において、デジタルテレビ1にHDMIで接続されている機器は第1のレコーダ2であるため、ステップS213において、第1のレコーダ2はステップS211で取得したIPアドレスをHDMIのCEC信号にて応答する。この応答内容によって、デジタルテレビ1は、第1のレコーダ2のIPアドレスを検出する。なお、本実施の形態では、デジタルテレビ1および第1のレコーダ2は、それぞれ、CEC信号のベンダー独自の制御コードを用いてIPアドレスの要求とIPアドレスの応答とを行なうものとする。
【0065】
ユーザは、レコーダ2やレコーダ20に保存されたコンテンツをデジタルテレビ1で視聴したいとき、リモコン3を操作する。その操作に応じて、デジタルテレビ1は、ステップS112のサーバ検索に対し応答したサーバに対して、コンテンツリストを要求する(ステップS114)。レコーダ2とレコーダ20とは、それぞれ、コンテンツリスト要求を受信し、ステップS214およびステップS223において、コンテンツリストを応答する。デジタルテレビ1は、コンテンツリスト応答に基づき、ディスプレイ18に、デジタルテレビ1で視聴できるコンテンツの一覧を表示する(ステップS115)。
【0066】
次に、ステップS116において、デジタルテレビ1は、ユーザによるリモコン3の操作に応じ、コンテンツ一覧からデジタルテレビ1で視聴されるコンテンツを選択する。
【0067】
次に、ステップS117において、デジタルテレビ1は、ステップS116で選択されたコンテンツの保存元サーバのIPアドレスと、HDMIのCEC信号で取得したHDMIで接続された機器のIPアドレスとを比較する。
【0068】
HDMIで接続された機器のIPアドレスが、選択されたコンテンツの保存元サーバのIPアドレスと一致する場合には、デジタルテレビ1は、ステップS118において、デジタルテレビ1の入力をHDMI入力に切り替える。また、デジタルテレビ1は、ステップS119において、第1のレコーダ2に対して、HDMIのCEC信号によって、あるいは、ネットワークを経由した信号によって、選択したコンテンツのデコード開始とHDMI出力とを指示する。デコード開始要求を受けた第1のレコーダ2は、ステップS215において選択されたコンテンツのストリームデータを記録媒体28から順次読み出す。また、第1のレコーダ2は、読み出したストリームデータをデコーダ26でデコードし、デコードされた映像信号および音声信号をHDMIで出力する。デジタルテレビ1はステップS120において入力された映像信号をディスプレイに表示し、入力された音声信号をスピーカに出力する。
【0069】
なお、HDMIで接続された機器が二つ以上ある場合には、デジタルテレビ1は、それぞれの機器に対してCEC信号でIPアドレスを要求する。そして、デジタルテレビ1は、ステップS118では保存元サーバとIPアドレスが一致する機器が接続されているHDMI入力に切り替える。
【0070】
一方、ステップS116において、第2のレコーダ20に保存されているコンテンツを選択した場合には、ステップS117でHDMIのCECで取得したIPアドレスはレコーダ20のものと一致しない。そのため、デジタルテレビ1はステップS121において、ネットワーク経由でコンテンツのストリームデータを受信するモードに切り替える。デジタルテレビ1は、ステップS122において、コンテンツ保存元である第2のレコーダ20に対して、選択したコンテンツのストリームデータの要求を行なう。ストリームデータ転送要求を受けた第2のレコーダ20は、ステップS224において、選択されたコンテンツのストリームデータを記録媒体21から読み出す。また、第2のレコーダ20は、ストリームデータをネットワークインタフェース15からデジタルテレビ1に対してネットワークを経由して転送する。デジタルテレビ1は、受信したストリームデータをデコードし、デコードした映像信号をディスプレイに表示し、デコードした音声信号をスピーカに出力する。
【0071】
本実施の形態では、デジタルテレビ1は、サーバが検出された後、コンテンツリストを要求する前に、HDMIに接続された機器のIPアドレスを要求するものとしている。しかし、デジタルテレビ1は、このIPアドレスの要求を、ステップS114のコンテンツリスト要求を行なったあとや、ステップS115でコンテンツを選択したあと、あるいは、HDMIケーブルの抜入が検出されたあと行なってもよい。
【0072】
また、本実施の形態では、デジタルテレビ1は、他の機器がデジタルテレビ1とケーブルで接続されているかの判断を、ユーザによるコンテンツの選択後、選択されたコンテンツを保存している機器に対してのみ行なっている。しかし、デジタルテレビ1は、この判断を、ユーザによる指示によらず行なってもよい。
【0073】
以上のように、デジタルテレビ1は、HDMIのCEC信号により取得したIPアドレスと、コンテンツが保存されているネットワーク上のサーバのIPアドレスとを比較することにより、ユーザの特別な操作なしに、接続先の機器が視聴したいコンテンツをHDMI経由で出力可能なときには接続先の機器にHDMIを優先させて出力させることができる。視聴したいコンテンツがMPEG2で圧縮されたハイビジョンのコンテンツの場合には、約20Mbpsのビットレートのネットワーク転送能力が必要になる。そのため、ネットワークによりストリームデータを転送すると、ネットワーク全体に負荷をかける。そればかりでなく、転送するストリームデータそのものが転送能力不足により、パケットの損失や遅延などが発生し、最終的に再生される映像・音声にノイズが発生する可能性がでてくる。そのため、ネットワーク経由でストリームデータを転送するよりも、確実で高品質な映像信号および音声信号を転送できるHDMIを優先させるほうが好ましい。
【0074】
[実施の形態2]
以下に、この発明の実施の形態2のネットワークAV機器について説明する。
【0075】
図6は、この発明の実施の形態2のネットワークAV機器によって構成されるAVネットワークシステムの構成例を示す図である。図6のAVネットワークシステムは実施の形態1のAVネットワークシステムとほぼ同様だが、デジタルテレビ1のほかにデジタルテレビ10がある点が異なっている。なお、デジタルテレビ10はデジタルテレビ1とほぼ同様の機能をもつものとする。デジタルテレビ10を操作するためのリモコン31についてもリモコン3とほぼ同様のものとする。
【0076】
デジタルテレビ1にはHDMIケーブル4でレコーダ2が接続されている。一方、デジタルテレビ10にはレコーダ2が接続されていない。デジタルテレビ10の内部構成についてはデジタルテレビ1とほぼ同様なので、デジタルテレビ10の説明は繰り返さない。また、デジタルテレビ1とデジタルテレビ10とは別の部屋にあることを想定する。
【0077】
図7は、図6に示したデジタルテレビ1あるいはデジタルテレビ10の画面上で、ネットワークに接続されている第1のレコーダ2のコンテンツ一覧を表示させ、選択されたコンテンツを第1のレコーダ2にHDMIケーブル4で接続されたデジタルテレビ1、あるいは、第1のレコーダ2にHDMIケーブルで接続されていないデジタルテレビ10で視聴する場合の、デジタルテレビ1、デジタルテレビ10、第1のレコーダ2の動作について示すシーケンス図である。なお、この図では、デジタルテレビ1での視聴とデジタルテレビ10での視聴とは便宜上同時に発生しているような記述になっているが、必ずしも同時に発生する必要はない。
【0078】
デジタルテレビ1、第1のレコーダ2、デジタルテレビ10は、実施の形態1と同様に、それぞれ、ステップS711、ステップS731、ステップS721において起動するともに、DHCPサーバからIPアドレスを取得する。ただし、実施の形態1と同様に、IPアドレスは、それぞれの機器を識別するための識別情報の一例であり、MACアドレス、あるいはホストネームなどであってもよい。取得されたIPアドレスは、それぞれの機器のメモリに記憶される。
【0079】
さらに、実施の形態1と同様に、デジタルテレビ1およびデジタルテレビ10は、それぞれ、ステップS712、ステップS732において、AVネットワークに接続されたサーバの検索を行なう。本実施の形態においてはレコーダ2がコンテンツサーバの役割を果たすことになるので、ステップS722において、第1のレコーダ2が応答を返信する。ここで、第1のレコーダ2は、実施の形態1と同様に、定期的なサーバの検索を待たずして、応答をネットワークにブロードキャストするようにしてもよい。
【0080】
次に、第1のレコーダ2は、ステップS723において、第1のレコーダ2にHDMIで接続されている機器に対して、HDMIのCEC信号により、接続先の機器のIPアドレスを要求する。ここでも、IPアドレスは、それぞれの機器を識別するための識別情報の一例であって、MACアドレス、あるいはホストネームなどであってもよい。また、第1のレコーダ2は、HDMIのCEC信号の代わりに、EDID信号、またはDDC信号により、識別情報を取得してもよい。図7において、第1のレコーダ2にHDMIで接続されている機器はデジタルテレビ1である。そのため、ステップS713において、デジタルテレビ1はステップS711で取得したIPアドレスをHDMIのCEC信号にて応答する。
【0081】
デジタルテレビ1やデジタルテレビ10を操作するユーザは、第1のレコーダ2に保存されたコンテンツの視聴をしたいとき、リモコン操作を行なう。リモコン操作によりデジタルテレビ1はステップS714において、ステップS712で検索されたサーバに対して、コンテンツリストを要求する。第1のレコーダ2はコンテンツリスト要求を受信しステップS724において、コンテンツリストを応答し、ステップS715、ステップS735において、デジタルテレビ1、デジタルテレビ10は、それぞれ、画面上に視聴できるコンテンツの一覧を表示する。
【0082】
次に、デジタルテレビ1およびデジタルテレビ10は、それぞれ、ステップS716、ステップS736において、ユーザのリモコン操作に応じて、デジタルテレビ1およびデジタルテレビ10で視聴されるコンテンツをコンテンツ一覧から選択する。そして、デジタルテレビ1およびデジタルテレビ10は、選択されたコンテンツに応じて、コンテンツ保存元であるレコーダ2に対して、コンテンツ再生/転送要求を送信する(ステップS717、ステップS737)。
【0083】
コンテンツ再生/転送要求を受信した第1のレコーダ2は、ステップS725において、要求送信元のIPアドレスと、HDMIのCEC信号で取得したHDMIで接続された機器のIPアドレスとを比較する。それらが一致した場合には、第1のレコーダ2は、ステップS726において、デジタルテレビ1に対して、入力を第1のレコーダ2が接続されたHDMI入力に切り替える要求をHDMIのCEC信号、あるいはネットワーク経由で送信する。入力切り替え要求を受信したデジタルテレビ1は、ステップS718において、入力を第1のレコーダ2が接続されたHDMI入力に切り替える。
【0084】
次に、第1のレコーダ2は、ステップS727において選択されたコンテンツのストリームデータを記録媒体21から順次読み出す。また、第1のレコーダ2は、ストリームデータを、デコーダ16でデコードし、デコードされた映像信号および音声信号をHDMIで出力する。デジタルテレビ1は、ステップS719において入力された映像信号をディスプレイに表示し、入力された音声信号をスピーカに出力する。
【0085】
一方、第1のレコーダ2は、ステップS725において、デジタルテレビ10からコンテンツ再生/転送要求を受信した場合には、要求送信元のIPアドレスと、HDMIのCEC信号で取得したHDMIで接続された機器のIPアドレスは一致しないと判断する。そのため、第1のレコーダ2は、ステップS728において、選択されたコンテンツのストリームデータを記録媒体21から読み出す。また、第1のレコーダ2は、ストリームデータをネットワークインタフェース15からデジタルテレビ10に対してネットワークを経由して転送する。デジタルテレビ10は、ステップS737において、受信したストリームデータをデコードする。また、デジタルテレビ10は、デコードした映像信号をディスプレイに表示し、デコードした音声信号をスピーカに出力する。
【0086】
なお、本実施の形態では、第1のレコーダ2は、HDMIに接続された機器のIPアドレスの要求(ステップS723)を、ステップS722の検索応答の後、コンテンツリスト要求(ステップS714、ステップS734)の前に行なっているものとしている。しかし、第1のレコーダ2は、このIPアドレスの要求を他のタイミングで行なっても構わない。例えば、レコーダ2は、ステップS724のコンテンツリストの要求を受けたあとや、ステップS717、ステップS737のコンテンツ再生/転送要求を受けたあと、あるいは、HDMIケーブルの挿入が検出されたあとIPアドレスの要求を行なってもよい。
【0087】
また、本実施の形態では、第1のレコーダ2が、ユーザによるコンテンツ再生/転送要求に応じて、コンテンツの要求元の機器とケーブルで接続されているかどうか判断し、その判断結果に応じて、ネットワークまたはケーブルを介してコンテンツの受信を行なうとしている。しかし、第1のレコーダ2は、他の機器とケーブルで接続されているかの判断を、ユーザの指示なしに行なってもよい。第1のレコーダ2は、他の機器とケーブルで接続されていると判断した場合、その機器にケーブルを介してコンテンツの送信を行なう。第1のレコーダ2は、他の機器とケーブルで接続されていないと判断した場合、その機器にネットワークを介してコンテンツの送信を行なう。
【0088】
以上のように、第1のレコーダ2は、HDMIのCEC信号により取得したIPアドレスとコンテンツの再生/転送要求を送信してきた機器のIPアドレスとを比較することにより、ユーザの特別な操作なしに、視聴したいコンテンツをHDMI経由で出力可能なときにはHDMIを優先させて出力することができる。
Claims (23)
- 外部機器とネットワークで接続され、前記外部機器の中の一部の前記外部機器とケーブルで接続されたネットワークAV機器であって、
前記ネットワークを介して、前記外部機器が持つ第1の識別情報を検出する第1の検出部と、
前記ケーブルを介して、前記一部の外部機器から第2の識別情報を検出する第2の検出部と、
前記第1の検出部で検出された第1の識別情報と、前記第2の検出部で検出された第2の識別情報とを照合し、前記外部機器のうち前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されている前記外部機器を特定する判断部とを備える、ネットワークAV機器。 - 前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とが一致する場合には、一致した第2の識別情報に対応する前記外部機器は前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されていると判断し、前記ケーブルを経由して、前記外部機器に対して、コンテンツを出力する、請求項1に記載のネットワークAV機器。
- 前記第1の識別情報と前記第2の識別情報とが一致しない場合には、前記第1の識別情報に対応する前記外部機器は前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されていないと判断し、前記ネットワークを経由して、前記外部機器に対して、コンテンツを出力する、請求項1または2に記載のネットワークAV機器。
- 前記ネットワークAV機器は複数の前記外部機器と接続されており、
ユーザからの指示を受付ける入力部と、
前記入力部への指示に応じて前記複数の外部機器から1つの前記外部機器を選択する選択部と、
前記選択部により選択された前記外部機器が、前記判断部により前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されていると判断された前記外部機器である場合、前記選択された外部機器に、前記ケーブルを介してコンテンツを送信させる指示部とをさらに備える、請求項1に記載のネットワークAV機器。 - 前記選択された外部機器が前記ケーブルを介して送信したコンテンツを受信するケーブル受信部と、
前記選択された外部機器が前記ネットワークを介して送信したコンテンツを受信するネットワーク受信部とをさらに備え、
前記選択された外部機器が、前記判断部により前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されていると判断された前記外部機器である場合、前記ケーブル受信部を選択して前記コンテンツの受信を行なう、請求項4に記載のネットワークAV機器。 - 前記第2の検出部は、前記選択部による前記外部機器の選択に応じて、前記第2の識別情報の検出を行なう、請求項4に記載のネットワークAV機器。
- 前記ネットワークAV機器は複数の前記外部機器と接続されており、
ユーザからの指示を受付ける入力部と、
前記入力部への指示に応じて前記複数の外部機器から1つの前記外部機器を選択する選択部と、
前記選択部により選択された前記外部機器が、前記判断部により前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されていないと判断された前記外部機器である場合、選択された前記外部機器に、前記ネットワークを介してコンテンツを送信させる指示部とをさらに備える、請求項1に記載のネットワークAV機器。 - 前記ネットワークを介して受信したコンテンツをデコードするデコーダをさらに備える請求項7に記載のネットワークAV機器。
- コンテンツを記憶する記憶部と、
前記外部機器からのコンテンツ要求を受信する要求受信部と、
前記コンテンツ要求を送信した前記外部機器が、前記判断部により前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されていると判断された前記外部機器である場合、前記ケーブルを介して前記コンテンツ要求に応じたコンテンツを前記コンテンツ要求を送信した前記外部機器に送信する送信部とをさらに備える請求項1に記載のネットワークAV機器。 - 前記送信部は、前記コンテンツ要求を送信した前記外部機器が、前記判断部により前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されていると判断された前記外部機器である場合、前記コンテンツ要求を送信した前記外部機器に、前記ケーブルを介したコンテンツの受信および受信したコンテンツの再生の指示をさらに送信する、請求項9に記載のネットワークAV機器。
- 前記第2の検出部は、前記要求受信部による前記コンテンツ要求の受信に応じて、前記第2の識別情報の検出を行なう、請求項9に記載のネットワークAV機器。
- コンテンツを記憶する記憶部と、
前記外部機器からのコンテンツ要求を受信する要求受信部と、
前記コンテンツ要求を送信した前記外部機器が、前記判断部により前記ネットワークAV機器と前記ケーブルにより接続されていないと判断された前記外部機器である場合、前記ネットワークを介して前記コンテンツ要求に応じたコンテンツを前記コンテンツ要求を送信した前記外部機器に送信する送信部とをさらに備える請求項1に記載のネットワークAV機器。 - 前記送信部は、前記コンテンツ要求を送信した前記外部機器に、前記コンテンツをデコードさせる指示をさらに送信する、請求項12に記載のネットワークAV機器。
- 前記第1の検出部は、前記外部機器が起動後に発信するデータを検出して、起動した前記外部機器の前記第1の識別情報の検出を行なう、請求項1から13のいずれかに記載のネットワークAV機器。
- 前記第2の検出部は、前記外部機器への前記ケーブルの抜入を検知し、前記ケーブルの抜入の検知に応じて、前記第2の識別情報の検出を行なう、請求項1から14のいずれかに記載のネットワークAV機器。
- 前記ケーブルはHDMIケーブルである請求項1から15のいずれかに記載のネットワークAV機器。
- 前記ケーブルの前記第2の識別情報を転送する制御用信号はCEC信号である請求項16に記載のネットワークAV機器。
- 前記ケーブルの前記第2の識別情報を転送する制御用信号はEDID信号である請求項16に記載のネットワークAV機器。
- 前記ケーブルの前記第2の識別情報を転送する制御用信号はDDC信号である請求項16に記載のネットワークAV機器。
- 前記第1の識別情報および前記第2の識別情報はIPアドレスである請求項1から19のいずれかに記載のネットワークAV機器。
- 前記第1の識別情報および前記第2の識別情報はMACアドレスである請求項1から19のいずれかに記載のネットワークAV機器。
- 前記第1の識別情報および前記第2の識別情報はホストネームである請求項1から19のいずれかに記載のネットワークAV機器。
- 請求項1から22のいずれか1項に記載のネットワークAV機器を複数備えるAVネットワークシステム。
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