JP4993578B2 - 画像ファイル再生装置,画像ファイル加工編集装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像ファイル再生装置,画像ファイル加工編集装置、詳しくはステレオ画像の撮影及び画像処理,画像再生,画像加工編集等に好適な画像ファイル再生装置,画像ファイル加工編集装置に関するものである。
従来、立体視に関する情報を含めた画像の撮影記録を行なって、この画像を再生鑑賞するための装置及び方法としては、多種多様なものが提案され実用化されている。
このうち、左右両眼の視点に対応するように、所定の視差(通常の場合、人間の両目の眼幅の平均的な値であって約6cm程度の間隔)を持たせて同一被写体を撮影することで得られる二つの画像を、左右両眼に対してそれぞれ各別に提示することで立体視し得るようにしたいわゆる2眼式ステレオ方式の立体画像(ステレオ画像)の撮影及び観賞法は、装置構成が最も簡単で安価に実現することができる割に立体視効果が大きいことから一般に広く利用されている。
このような2眼式ステレオ方式のステレオ画像の撮影及び観賞法は、一つのステレオ画像を同時に鑑賞できるのは一人であるという制約がある上に、最も基本的かつ古典的な単純な方法ではあるものの、この2眼ステレオ方式のステレオ画像の撮影及び観賞法、即ち視差を有して撮影された一対の画像(ステレオペア画像)を用いる方式は、極めて安価にまた鮮明なステレオ画像を鑑賞し得る方式として、今日、最も普及している方式の一つである。
所定の視差を持たせて一対の画像(ステレオペア画像)を撮影するための装置としては、通常のカメラ(撮影装置)の撮影光学系の光軸上に被写体からの光束を分割し、単一の受光平面上に所定の視差を有する一対の画像(ステレオペア画像)を結像させるように構成したいわゆるステレオアダプタ等を装着した形態のカメラ、即ちステレオ画像撮影装置等がある。
このステレオアダプタ等を用いて構成される従来のステレオ画像撮影装置としては、例えば特開2002−218506号公報等によって、種々のものが開示されている。
上記特開2002−218506号公報等によって開示されているステレオ画像撮影装置は、ステレオアダプタが装着されたことを検出するステレオアダプタ検出部や測光エリアに関する被写体画像信号を解析して露出制御に必要な測光情報を算出するための自動露出(AE)制御部や画像上の測光エリアの設定を行なう測光エリア設定部等を有するシステムコントローラが設けられ、測光エリア設定部は、通常撮影モード時とステレオ撮影モード時とでそれぞれ異なる測光エリアを設定する機能を有するよう構成している。
そして、使用者が撮影動作に先立って通常撮影モードとステレオ撮影モードとの撮影モード設定を切り換えるだけで、設定した撮影モードに最適な測光動作が実行されるように、すなわち通常撮影モード時とステレオ撮影モード時とのうち選択された撮影モードに最適な測光エリアが自動的に設定されるようになっている。これにより、使用者が設定した撮影モードに応じた適切な自動露出制御が実行されるというものである。
一般に、2眼式ステレオ方式によるステレオ画像撮影装置では、通常の撮影行為によって得られる画像1枚分の画枠の範囲内に視差を持たせて撮影した同一被写体を対象とする2つの画像(個々の画像をモノキュラ画像という)を左右に並べて配置した一枚の画像(統合画像という)を生成するように構成されている。
そして、この統合画像は、所定のステレオ画像再生装置を用いることで立体感を有するステレオ画像として鑑賞することができるようになる。このステレオ画像再生装置は、左右にモノキュラ画像を並べて配置してなる一枚の統合画像から立体感を得るために、同統合画像のうち左側に配置されるモノキュラ画像を左眼のみで、右側に配置されるモノキュラ画像を右眼のみで、それぞれ鑑賞し得るように構成されている。
これにより、左右両眼にて鑑賞される2つのモノキュラ画像からなる統合画像は、鑑賞者の脳内にて1つの画像として融合され、よって立体感を有する画像として鑑賞者に認識されるようになっている。この場合、鑑賞者の脳内にて認識される画像(以下、融合画像という)は、統合画像の左右に配置される各モノキュラ画像のずれ量に応じて遠近感を生じさせることになる。
ところで、近年、撮影光学系により結像される光学像を光電変換処理する撮像素子等の光電変換素子を備え、所望の被写体の光学像を電気的な画像信号として記録し得るように構成される電子カメラ等の撮影装置が広く一般に普及している。
このような従来の撮影装置において扱われる画像データ(デジタル画像データ)の規格としては、例えばExif(イグジフ;Exchangeable Image File Format)規格のデータ形式のものが普及している。
このExif規格は、圧縮画像ファイルについては、JPEG(ジェイペグ;Joint Photographic Experts Group)規格のファイル形式にしたがって規定されている。
即ち、Exif規格においては、圧縮画像ファイルの場合、画像データそのものについては、JPEG規格の画像データとして扱い、そのファイルヘッダ部に画像データに関するメタデータ(meta data:画像データについての情報を記述したデータ)等を配置した形態で構成される。
そして、Exif規格におけるメタデータには、例えば撮影日時情報等の画像データについての各種の情報やTIFF(Tagged Image File Format)形式で形成される縮小画像(サムネイル)のデータ等が記録される。
このExif規格の画像ファイルにおけるメタデータの中には、ステレオ画像に関する情報等を記述することもできる。すなわちExif規格を改訂してステレオ画像に関する情報等を記述する専用タグを追加定義すればよいし、そのような追加定義無しでも、例えばメーカーノートなど任意利用可能なデータの中に定義しても良い。ここで、ステレオ画像に関する情報(以下、立体画像情報という)としては、当該ファイルがステレオ画像であることを示す識別情報をはじめとして多様なものがあり得るが、例えば最適トリミング位置情報がある。
一般に、上述したステレオアダプタ等を用いて撮影される一対のモノキュラ画像からなる統合画像は、左右2つのモノキュラ画像の境界部分にケラレが生じていたり、左右のモノキュラ画像の結像位置にずれが生じている場合がある。
そこで、このようなケラレや位置ずれ等を補正する処理、例えば各モノキュラ画像のそれぞれの画像領域内において、立体視をするのに最適な画像領域(画枠という)を設定する等の処理を行なうことがある。
具体的な処理の例としては、例えば左右2つのモノキュラ画像のそれぞれの画像領域内において、立体視の際に最適となる領域であって、互いに対応する所定の領域を、各モノキュラ画像のそれぞれからトリミングする(切り出す)等の加工処理や編集処理等である。
この場合において設定される各モノキュラ画像内の画像領域(画枠)は、ステレオ画像の鑑賞結果における奥行き感に大きく影響を与えるものである。このことから、ステレオ画像ファイルの画像データに対して加工編集処理を行なうのに際しては、各モノキュラ画像内においてトリミングを施す画像領域(画枠)の設定、即ち最適トリミング位置の設定は適確に行なわれる必要がある。
そこで、上記ケラレや位置ずれ等の補正処理の際の最適トリミング位置の情報(最適トリミング位置情報)をステレオ画像ファイルのメタデータ中に記録しておくようにする。このメタデータを含むステレオ画像ファイルを再生装置にてステレオ画像として再生するときには、その最適トリミング位置情報に基いて画像再生動作を行なうようにすれば、当該画像ファイルに基づくステレオ画像を鑑賞者が鑑賞したときに得られる融合画像は、ステレオ画像として適正な奥行き感を有するものとなる。
上述したようなステレオ画像ファイルに対する加工処理や編集処理は、ステレオ画像に対応した専用の画像加工編集ソフトウェア(以下、ステレオ対応ソフトという。)を備えた加工編集用の機器、即ちステレオ画像対応の画像ファイル加工編集装置を用いて行なうことになる。
このステレオ画像対応の画像ファイル加工編集装置を用いて、ステレオ画像ファイルの加工編集処理を行った場合、その画像ファイルのメタデータ中には上述のように立体画像情報等が記述されることになる。
一方、上述したように、ステレオ画像ファイル自体は、Exif規格に準拠したものが用いられるのが普通であり、同画像ファイルに含まれる画像データそのものは、同規格に準拠した通常の撮影装置で扱うことのできる通常の静止画データと同様のものである。
したがって、上述のように立体画像情報等が記述されたメタデータを含む画像ファイルにおける画像データは、上述のようなステレオ画像対応の画像ファイル加工編集装置を用いても、ステレオ画像に非対応の一般的な画像ファイル加工編集機器(ステレオ画像非対応の画像ファイル加工編集機器)を用いても、共に同様のデータ加工編集処理等を行なうことができることになる。
このために、一般的なステレオ画像非対応の画像ファイル加工編集機器を用いて立体画像情報等をメタデータ中に有する画像ファイルの画像データについて加工編集処理を行なった場合、メタデータ部分は破壊されることなく画像データのみについての加工編集改変処理が施される。
しかしながら、このステレオ画像非対応の画像ファイル加工編集機器では、メタデータ中の立体画像情報における各種の項目に対する編集を行なったり、加工編集処理に応じた立体画像情報の更新等を行なうことができない。
したがって、ステレオ画像非対応の画像ファイル加工編集機器を用いて、立体画像情報を含むメタデータを有する画像ファイルの画像データに対する加工編集処理を行なった場合、画像データの加工編集処理が施されているのにもかかわらず、その画像ファイルのメタデータ中の立体画像情報は、加工編集に応じて更新がなされることはないので、当該メタデータの立体画像情報は元のままの情報が維持されることになる。
このような状態の画像ファイルは、実際の画像データ(統合画像)の状態に対してメタデータの立体画像情報に関する情報内容との間に不一致が生じてしまうことになる。これは、ステレオ画像の再生鑑賞に際して眼の疲れなどの原因となり得るし、不一致の度合いが大きいと左右の画像を視覚的に一つのステレオ画像に融合することが出来ず鑑賞不能となるおそれもあった。
そこで、このことに鑑みて、メタデータ中の立体画像情報に含まれる情報の一項目として、例えば元画像のサイズ情報をメタデータ中に記録するようにしたステレオ画像対応画像ファイル加工編集装置についての提案が、特開2005−311985号公報等によって開示されている。
上記特開2005−311985号公報によって開示されている装置は、ステレオ画像データを生成するステレオ画像データ生成手段と、ステレオ画像データに関するメタデータを生成するメタデータ生成手段と、ステレオ画像データの画像サイズに関する情報を生成するステレオ画像サイズ情報生成手段とを備え、ステレオ画像サイズ情報生成手段で生成された画像サイズに関する情報をメタデータに付加すると共に、このメタデータとステレオ画像データ生成手段で生成されたステレオ画像データとを合成して画像ファイルを生成するというものである。
この場合において、画像ファイルのメタデータ中に含まれる元画像のサイズ情報が加工編集処理後においても維持されている画像ファイルについては、その画像データが非加工であると判断する一方、画像サイズに関する情報の不一致が確認された場合には、再生手段による再生動作の継続を制御手段により禁止するというものである。
特開2002−218506号公報 特開2005−311985号公報
ところが、上記特開2005−311985号公報によって開示されているステレオ画像対応機器を用いてステレオ画像ファイルの画像データに対する拡大処理等の加工処理を行った場合、最終的な画像サイズに変更がなければ、画像サイズに関する情報は元の画像サイズに一致することになる。この場合には、画像ファイルの画像データが非加工データであるか否かを確実に判断することができないことになる。つまり、当該機器にて加工編集処理が加えられた場合にも、画像ファイルの画像サイズが一致することがある。しかし、実際には、その画像ファイルの画像データは加工編集処理がなされているものであるので、この画像データに基づく画像は、なおも上記「実際の画像データの状態とメタデータの立体画像情報に関する情報内容との間の不一致」を生じている可能性を否定できないという問題点がある。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、メタデータ中に立体画像情報を有する画像ファイルの取り扱いを行うステレオ画像対応機器であって、ステレオ画像に関する情報(立体画像情報)をメタデータ中に有する画像ファイルが、ステレオ画像非対応の機器による加工編集処理を受けているか否かを確実かつ容易に判定することができる画像ファイル再生装置,画像ファイル加工編集装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による画像ファイル再生装置は、同一被写体に対して所定の視差を有して得られる複数のモノキュラ画像を表わすステレオ画像データと、このステレオ画像データにより表わされる画像の特徴を示す画像特徴情報を含むメタデータとを合成してなるステレオ画像ファイルに基づいてステレオ画像を再生表示する再生手段と、入力されたステレオ画像ファイルの画像データから抽出される画像特徴情報と、入力されたステレオ画像ファイルのメタデータに含まれる画像特徴情報との比較判定を行う判定手段と、前記判定手段によって不一致と判定された場合には、メタデータに含まれる情報の一部又は全部を無効化する無効化処理を行う制御手段と、を有し、上記制御手段は、前記判定手段によって不一致と判定された場合において、メタデータに含まれる情報の一部又は全部の無効化処理の後、当該画像データを通常の平面画像として取り扱うことで前記再生手段による画像再生動作を継続する。
そして、本発明による画像ファイル加工編集装置は、同一被写体に対して所定の視差を有して得られる複数のモノキュラ画像を表わすステレオ画像データと、このステレオ画像データにより表わされる画像の特徴を示す画像特徴情報を含むメタデータとを合成してなるステレオ画像ファイルを対象として画像の加工編集処理を行う画像加工編集手段と、前記画像加工編集手段で画像の加工編集処理が施された後のステレオ画像データと、前記メタデータとを合成してステレオ画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、を具備し、画像ファイル生成手段は、前記画像加工編集手段によってなされた加工編集処理の内容に応じて画像特徴情報を更新する画像特徴情報更新手段を有しており、この画像特徴情報更新手段で更新された画像特徴情報をメタデータに付加して画像ファイルを生成する。
本発明によれば、メタデータ中に立体画像情報を有する画像ファイルの取り扱いを行うステレオ画像対応機器であって、ステレオ画像に関する情報(立体画像情報)をメタデータ中に有する画像ファイルが、ステレオ画像非対応の機器による加工編集処理を受けているか否かを確実かつ容易に判定し得る画像ファイル再生装置,画像ファイル加工編集装置を提供することができる。
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の画像ファイル処理装置を具備して構成される電子カメラの内部構成を概略的に示すブロック構成図である。図2は、本実施形態の画像ファイル処理装置としてのシステムコントローラの画像ファイル生成部の具体的な構成を示すブロック構成図である。図3は、図2の画像ファイル生成部によって生成される画像ファイルの内部構成の一例を示す概念図である。図4は、図2の画像ファイル生成部の動作の流れを示すフローチャートである。
本実施形態は、撮影光学系により結像される光学像を光電変換処理する撮像素子等の光電変換素子を備え所望の被写体の光学像を電気的な画像信号として記録し得るように構成される電子カメラに具備される画像ファイル処理装置に対して本発明を適用した場合の例を示すものである。
図1に示すように、本実施形態の画像ファイル処理装置を具備した電子カメラは、カメラ本体1と、レンズ鏡筒を有するレンズユニット5と、ステレオ画像撮影用のステレオアダプタ10と、ストロボ57等によって主に構成されている。
本実施形態におけるステレオアダプタ10は、レンズユニット5の前面側に着脱自在に配置されるようになっている。
このステレオアダプタ10は、複数の反射ミラー等によって主に構成され、被写体からの光束を左右一対の光束に分割し、この二つの光束をレンズユニット5の撮影レンズ群21(後述する)に対して同時に入射させ得る構成を備えたミラー式のステレオアダプタである。
したがって、被写体からの光束は、ステレオアダプタ10を介してレンズユニット5へと導かれ、当該レンズユニット5によって被写体像が形成されるようになっている。このとき、被写体光束は、ステレオアダプタ10によって二分割されてレンズユニット5へと入射するようになっている。そして、レンズユニット5は、この一対の被写体光束を受けて、所定の視差を有する一対の画像(ステレオペア画像)を結像させるようになっている。
ステレオアダプタ10の具体的な構成は次の通りである。即ち、このステレオアダプタ10は、所定の間隔を有して配置され被写体からの光束を所定の角度で折り曲げる一対の第1反射ミラー11,12と、この一対の第1反射ミラー11,12により反射される各光束を所定の角度で折り曲げてレンズユニット5の後方に配設される撮影レンズ群21へと導く一対の第2反射ミラー13,14等によって構成されている。
一対の第1反射ミラー11,12は、所定の間隔、即ち略水平方向において人間の眼幅に略等しい間隔(約60mm程度)だけ離間させた位置にそれぞれが配置されている。この一対の第1反射ミラー11,12は、それぞれが各対応する入射光軸に対して所定の角度(例えば角度略45度)だけ傾けた状態で配置される。このとき、それぞれの反射面は、互いに向き合うように、かつ被写体側(つまり本電子カメラにおいて前方側)を向くように配置されている。
一対の第2反射ミラー13,14は、上記一対の第1反射ミラー11,12のそれぞれに対向する位置に配置されている。そして、この第2反射ミラー13,14は、第1反射ミラー11,12からの各反射光束の光軸に対して所定の角度(例えば角度略45度)だけ傾けた状態で配置される。このとき、それぞれの反射面は、各対応する第1反射ミラー11,12の反射面に対向して、かつ撮影レンズ群21の側(つまり本電子カメラにおいて後方側)を向くように配置されている。
このような構成により、ステレオアダプタ10は、被写体からの光束を入射させた後に二分割し、この一対の光束のそれぞれを一対の第1反射ミラー11,12及び第2反射ミラー13,14のそれぞれによって所定の方向に反射させることで、各光束の光軸を折り曲げてた後、レンズユニット5の撮影レンズ群21へと導くようになっている。
このようにしてステレオアダプタ10を介してレンズユニット5に入射される一対の光束は、撮影レンズ群21を介して露出制御機構22へと入射し、これを介して、カメラ本体1の内部に設けられるハーフミラー31へと導かれる。
レンズユニット5は、撮影レンズ群21と、露出制御機構22と、レンズ駆動機構23と、レンズドライバ24と、露出制御ドライバ25とを有して構成されている。
撮影レンズ群21は、被写体からの光束を受けて光学的な被写体像を結像させる撮影光学系である。この撮影レンズ群21は、その前面側にステレオアダプタ10を装着していない状態では、通常の単画像を形成し得るように構成される主撮影光学系である。そして、この撮影レンズ群21は、レンズ駆動機構23によって駆動されることで、フォーカシング動作やズーミング動作を行うように構成される。
レンズ駆動機構23は、後述するカメラ本体1の内部に設けられるシステムコントローラ50によって制御されるレンズドライバ24を介して駆動制御されるようになっている。
露出制御機構22は、撮影レンズ群21内に設けられる絞り部及びシャッタ装置(図示せず)を制御するものである。この露出制御機構22は、上記システムコントローラ50によって制御される露出制御ドライバ25を介して駆動制御されるようになっている。
カメラ本体1は、ハーフミラー31と、フイルタ系32と、電荷結合素子(CCD)等の光電変換素子である撮像素子34(図1においてCCDと表記)と、CCDドライバ35と、プリプロセス回路36と、デジタルプロセス回路39と、表示装置であるLCD表示部40(図1においてLCDと表記)と、カードインターフェース(IF)41と、メモリカード42と、セパレータレンズ46及びAFセンサ47とからなるAFセンサモジュール45と、本電子カメラ全体を統括的に制御すると同時に、当該電子カメラにより取得された画像データについて各種の画像処理を行なう画像ファイル処理装置としても機能するシステムコントローラ50と、各種の操作部材(特に図示せず)に対応する操作スイッチ(図1において操作SWと表記)52と、操作表示部53と、各種設定情報記憶メモリである不揮発性メモリであるEEPROM51と、ステレオ切替スイッチ54(図1においてステレオ切り替えSWと表記)等によって主に構成されている。
上述のようにしてレンズユニット5からカメラ本体1の内部へと導かれた一対の光束は、その一部がハーフミラー31を通過した後、ローパス及び赤外カット用のフイルタ系32を介して撮像素子34へと導かれ、その受光面上に一対の被写体像が光学的に結像されるようになっている。
撮像素子34は、その受光面上に結像された被写体像を電気信号に変換する処理をおこなうものである。この光電変換処理を行うのに際して、撮像素子34は、上記システムコントローラ50によって制御されるCCDドライバ35を介して駆動制御されるようになっている。なお、撮像素子34としては、例えばCCDやCMOS等の一般的な光電変換素子が適用される。
ステレオアダプタ10に入射する光束において、第1反射ミラー11に入射した光束は、第2反射ミラー13を介してレンズユニット5の撮影レンズ群21へと導かれた後、この撮影レンズ群21を透過して、撮像素子34の受光面上に一つの被写体像を結像させる。これが左眼観察用の像となる。
同様に、ステレオアダプタ10に入射する光束において、第1反射ミラー12に入射した光束は、第2反射ミラー14,撮影レンズ群21を介して撮像素子34の受光面上に一つの被写体像を結像させる。これが右眼観察用の像となる。
撮像素子34の光電変換処理により生成された画像信号は、A/D変換器等を含むプリプロセス回路36を介してデジタルプロセス回路39へと入力される。このデジタルプロセス回路39は、入力されたデジタル画像信号を受けて、各種の信号処理、例えば色信号生成処理やマトリックス変換処理等、その他さまざまなデジタル信号処理を行って、所定の形態、例えば表示するのに最適な表示形態や記録するのに最適な記録形態のデジタル画像信号を生成する。
デジタルプロセス回路39には、画像の表示装置であるLCD表示部40が接続されていると共に、カードインターフェース(IF)41を介して半導体メモリや磁気記録媒体等からなるデータ記憶部であるメモリカード42が接続されている。
ここで、LCD表示部40は、デジタルプロセス回路39から出力される表示に適する形態の画像データを受けて、この画像データに基づく画像の表示を行なうようになっている。
また、メモリカード42は、デジタルプロセス回路39から出力される記録に適する形態の画像データをカードIF41を介して受け取ることで、その画像データを記憶するようになっている。
メモリカード42は、本電子カメラのカメラ本体1に対して着脱自在に配置されているのが普通であるが、着脱自在な構成とは別に、例えば本電子カメラの内部回路上において固定配置するように構成してもよい。
また、メモリカード42は、本電子カメラに接続される外部機器としてのパーソナルコンピュータ60等に対しても装填し得るようになっている。その場合には、メモリカード42は電子カメラから取り外されて、パーソナルコンピュータ60のカード装着部(図示せず)装着されることになる。
なお、パーソナルコンピュータ60等に対してメモリカード42を装填した状態であっても、パーソナルコンピュータ60等は、当該メモリカード42に記録された画像データを読み出したり又は各種のデータをメモリカード42に対して書き込み記録することができるようになっている。
また、メモリカード42からパーソナルコンピュータ60等に読み出された画像データは、当該パーソナルコンピュータ60において、再生表示や各種の画像処理等を行なうことができるようになっている。
さらに、メモリカード42に記録された画像データは、パーソナルコンピュータ60に読み出された後、当該パーソナルコンピュータ60の制御によってプリンタ装置(図示せず)等を用いて画像としてプリントアウトすることも可能である。
カメラ本体1のハーフミラー31は、入射光束の一部を透過させることで撮像素子34の側へと導く一方、入射光束の他の一部を反射させることで、カメラ本体1の内部における所定の方向に導くように配置されている。
ハーフミラー31によって反射された光束は、AFセンサモジュール45へと導かれるようになっている。AFセンサモジュール45は、撮影レンズ群21を透過した入射光束に基づいて焦点検出を行なうためのものである。
AFセンサモジュール45は、瞳分割用のセパレータレンズ46と、ラインセンサで構成されるAFセンサ47とによって主に構成されている。
CPU等によって構成されるシステムコントローラ50は、カメラ本体1及びレンズユニット5の内部に設けられる各構成部材を統括的に制御するために配設されている。
システムコントローラ50の内部には、メタデータ生成部50aと、画像データ生成部50bと、画像ファイル生成部50cと、露出制御部50dと、測光エリア設定部50e等を有して構成される。
システムコントローラ50には、上述したレンズドライバ24と、露出制御ドライバ25と、CCDドライバ35と、プリプロセス回路36と、デジタルプロセス回路39と、AFセンサモジュール45のほか、操作スイッチ部52と、操作表示部53と、不揮発性メモリ(EEPROM)51と、ステレオ切り替えスイッチ(SW)54等が電気的に接続されており、これら各種の構成部材を適宜制御するようになっている。
操作スイッチ部52は、例えばレリーズスイッチや撮影モード設定スイッチ等(特に図示せず)の各種のスイッチから構成される。
操作表示部53は、本電子カメラの操作状態や設定されている動作モードの設定状態等を表示するための表示部であり、例えば小型のモノクロ液晶表示装置等が適用される。
EEPROM51は、本電子カメラにおける各種の設定情報等や制御プログラム又は各種の動作を実現するためのプリケーションソフトウエア等を記憶するための不揮発性メモリである。
ステレオ切り替えスイッチ54は、ステレオアダプタ10をレンズユニット5に装着してステレオ撮影モードで撮影を行なう際に、撮影動作モードを切り替えるための切り替えスイッチである。
ここで、撮影モードの切り替えは、システムコントローラ50がステレオ切り替えスイッチ54からの指示信号を受けて行なわれる。この場合において、ステレオ切り替えスイッチ54の指示信号が発生するきっかけとしては、例えば本電子カメラのカメラ本体1の外装に所定の操作部材を設け、この操作部材にステレオ切り替えスイッチ54が連動するように構成する手段がある。この場合には、本電子カメラの操作者が、ステレオアダプタ10をレンズユニット5に対して着脱したときに、当該操作部材の所定の操作を行なうことでステレオ切り替えスイッチ54の指示信号が生じ、これを受けてシステムコントローラ50が撮影モードの切り換えを行なうような構成が考えられる。
また、これとは別に、当該操作部材を、ステレオアダプタ10をレンズユニット5に対して着脱する操作に連動するように構成することも考えられる。この場合には、使用者は、ステレオアダプタ10の着脱操作を行うのみで、電子カメラの撮影動作モードの切り替えを自動的に行うようにすることができる。
さらに、これに限らず、例えばステレオアダプタ10とレンズユニット5との間に着脱検出部を設け、この着脱検出部によってレンズユニット5に対するステレオアダプタ10の着脱状態を検出し、その検出結果に基づいてステレオ切り替えスイッチ54から所定の指示信号を発生させるように構成することも考えられる。この場合にも、使用者によりステレオアダプタ10の着脱操作によって、自動的に撮影モードの切り替えを行なうことができるようになる。
システムコントローラ50は、露出制御ドライバ25を介して露出制御機構22を駆動制御して露光制御を行うと共に、CCDドライバ35を介して撮像素子34を駆動制御することで電荷蓄積及び信号読み出しを行い光電変換処理を行なう。
撮像素子34から出力される電気信号は、プリプロセス回路36に伝送されて、このプリプロセス回路36にてデジタル変換処理等がなされ、デジタル画像信号に変換された後、デジタルプロセス回路39へと出力される。これを受けて、デジタルプロセス回路39は、デジタル画像信号に対する各種の信号処理を施した後、カードインターフェース41を介してメモリカード42へと出力する。メモリカード42は、これを受けて所定の領域に記録する。
また、デジタルプロセス回路39から出力されるデジタル画像信号は、LCD40へも出力される。これを受けてLCD40は、画像として再生表示する。
ストロボ57は、閃光を発光する閃光発光装置であって、レンズユニット5の露出制御ドライバ25を介してシステムコントローラ50によって制御されるようになっている。
システムコントローラ50の露出制御部50dは、測光エリアに関する被写体画像信号を解析して露出制御に必要な露光情報を算出するためのものである。
測光エリア設定部50eは、露出制御部50dに対して測光エリアの設定を行なうためのものである。
一方、システムコントローラ50のメタデータ生成部50aは、撮像素子34により取得されプリプロセス回路36を経てデジタル化された画像信号に基づいて画像データ生成部50bにより生成される画像データ(若しくはこの画像データに基づいて表わされる画像)に関する各種の情報をメタデータとして生成するメタデータ生成手段である。このメタデータ生成部50aにより生成されたメタデータは、画像ファイル生成部50cへと出力されるようになっている。
メタデータ生成部50aによって生成されるメタデータは、画像ファイルのヘッダ部(後述する。図3参照)に記述される情報である。
メタデータに含まれる各種の情報としては、例えばメタデータ識別情報,撮影日時情報等のほか、画像データが通常の単独画像であるかステレオ画像のための統合画像(3D画像ともいう)であるかを識別する立体画像情報等がある。
上述の立体画像情報は、画像データがステレオ画像である場合にメタデータ内に付加される画像識別情報の一種である。この立体画像情報には、さらに、ステレオ画像に関する各種の情報が含まれる。
立体画像情報としては、例えば当該ファイルがステレオ画像であることを示すステレオ画像識別情報,トリミング情報である最適トリミング位置情報,ステレオ画像の奥行き感の最大値を規定する最大飛び出し量情報,ステレオ画像の画像サイズ情報(3Dサイズ情報ともいう),画像特徴情報等がある。
最適トリミング位置情報は、ステレオ画像を形成する各モノキュラ画像内においてトリミングを施す画像領域(画枠)を示す位置情報であって、画像再生時に立体視をするのに最適な画像領域の設定、即ち融合画像の認識に用いる領域を示す情報である。
また、画像特徴情報は、画像データ生成部50bにより生成される画像データに基づいて表示される画像の特徴を示す情報であり、その典型的な形態は「画像情報そのものあるいは画像情報に基づいて算出される情報」の一部分に、それがどの部分であるかを特定できるアドレス情報を添えて成るものである。この画像特徴情報としては、例えば画像レベルの平均値(平均レベル情報)や局所サンプリング情報等がある。
画像特徴情報は、具体的には、例えば画像データにより表わされる画像の全領域(即ち画像として展開した表示画像の全表示領域)のうちの特定のアドレス(XY座標軸で規定されるアドレス。一点又は複数点)における画素情報若しくは特定の領域における画素情報等がある。
また、例えば圧縮データ(例えばJPEG画像データ)を対象として取り扱う場合の画像特徴情報としては、例えばその圧縮画像データによって表わされる画像の特定ブロックのDC係数(直流成分。ブロック内の各画素値の平均)等の各種情報等がある。
さらに、例えば圧縮データ(例えばJPEG画像データ)を数値データ若しくは情報列等の生データとして取り扱う場合における画像特徴情報としては、データ圧縮処理にて演算済みのDC係数情報列のうちの特定位置にある所定情報を抽出した情報や、圧縮データを構成する数値データ中の特定位置(特定アドレス)の数値情報等等がある。
画像データ生成部50bは、デジタルプロセス回路39から出力されたデジタル画像信号を受けて通常の画像をデータ化する画像データ生成処理を行うものである。
この画像データ生成部50bは、本実施形態においては、特に撮影動作モードがステレオ撮影モードに設定された状態で撮影動作がなされた場合には、同一被写体に対して所定の視差を有して得られる複数のモノキュラ画像を表わすステレオ画像(統合画像)をデータ化しステレオ画像データを生成する処理を行なうステレオ画像データ生成手段の役目をするものである。
即ち、例えば電子カメラにステレオアダプタ10を装着して、ステレオ撮影モードで撮影動作を実行したとき、撮像素子34の受光面には、複数(本実施形態では一対)の被写体像が左右に並んだ形態で結像される。
システムコントローラ50は、適宜各種の制御を行って、撮像素子34の受光面上の一対の被写体像を含んだ全画枠領域について、通常の平面画像撮影の時と同様に一つの画像を表わす画像信号に変換し、この画像信号をプリプロセス回路36,デジタルプロセス回路39を介して各種の信号処理を施しデジタル画像信号として取得する。従ってこの画像信号は、ステレオアダプタ10によって結像された一対の被写体像が一つの平面画像上に並列的に配置されたもの、すなわち統合画像形式のステレオ画像である。
このとき、上述のように「通常の平面画像撮影の時と同様の画像生成処理を行ない統合画像の形成はステレオアダプタ10の光学的作用のみに委ねる」代わりに「上記全画枠領域に対して、左右の被写体像それぞれに対応する各部分画枠領域(各モノキュラ画枠領域)を設定し、当該モノキュラ画枠領域から得た各モノキュラ画像を一つの平面画像上に並列的に再配置することにより、統合画像を形成する」ようにしても良い。またこのようなモノキュラ画像の再配置により統合画像を形成するケースでは、ステレオアダプタを用いることなく、複数の撮像部や、ステレオ撮影モードでの複数回の撮影動作(例えば一回目の撮影動作を行った後、カメラを移動させて同一被写体に対する二回目の撮影動作を行う)により視差を持つ複数のモノキュラ画像を得ても良い。
このようにして取得されたデジタル画像信号は、デジタルプロセス回路39からシステムコントローラ50へと出力される。これを受けて、システムコントローラ50の画像データ生成部50bは、上記デジタル画像信号を単一の画像データとして取り扱い、これをデータ化する処理を行う。こうして、ステレオ画像データ生成手段として機能する画像データ生成部50bは、同一被写体に対して所定の視差を有して得られる一対のモノキュラ画像からなるステレオ画像(統合画像)を表わすステレオ画像データを生成する。
画像ファイル生成部50cは、画像データ生成部50bで生成された一般画像データやステレオ画像データ等の画像データと、メタデータ生成部50aで生成されたメタデータとを合成し、所定の形態(フォーマット)、例えばExif規格に準拠した形態の画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段である。
ここで、本電子カメラにおけるシステムコントローラ50の画像ファイル生成部50cの内部構成の概略を図2によって詳述し、この画像ファイル生成部50cによって生成される画像ファイルの構成の概略について図3を用いて詳述する。
本電子カメラにおいて、システムコントローラ50内に設けられる画像ファイル生成部50cは、図2に示すように画像データ解析部70と、画像データ圧縮部71と、データ加算器73と、データ合成部72と、フォーマット部75とによって主に構成されている。
画像データ解析部70は、画像データ生成部50bが生成した画像データ(一般画像データやステレオ画像データ等)を受けて、その画像データについてのデータ解析処理を行ない、当該画像データにより表わされる画像の特徴を示す情報を抽出して画像特徴情報を生成する画像特徴情報生成手段である。
画像データ圧縮部71は、画像データ生成部50bが生成した画像データのデータ圧縮処理を必要に応じて行うものである。
加算器73は、画像データ解析部70により生成される画像特徴情報を、メタデータ生成部50aにより生成されるメタデータに付加するものである。
データ合成部72は、画像データ圧縮部71を介して伝送される画像データと加算器73から出力されるメタデータとを合成処理するものである。
フォーマット部75は、データ合成部72から出力される合成データ(画像データとメタデータとを合成したデータ)を変換処理して、所定の形態(フォーマット)、例えばExif規格等に準拠した形態の画像ファイルに変換し出力するものである。
このように構成される画像ファイル生成部50cは、上述したように画像データ生成部50bで生成された画像データと、メタデータ生成部50aで生成されたメタデータとを合成し、所定の形態(フォーマット)の画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段として機能する。
この場合において、画像ファイル生成部50cは、画像データ生成部50bで生成された画像データを画像データ解析部70(画像特徴情報生成手段)にてデータ解析を行って画像特徴情報を生成し、この画像特徴情報をメタデータ生成部50a(メタデータ生成手段)で生成されたメタデータに付加する処理を行う。
なお、画像データ生成部50bで生成された画像データが単一の統合画像を表わすステレオ画像データである場合には、画像ファイル生成部50cは、この一つのステレオ画像データと、メタデータ生成部50aで作成されたメタデータに画像データ解析部70で生成された画像特徴情報を付加したメタデータとを合成変換処理して、一つのステレオ画像ファイルを生成する。
なお、図2に示す構成例では、画像ファイル生成部50cの内部における画像データ解析部70は独立した形態で示しているが、この構成に限ることはなく、例えば画像データ解析部70を画像データ圧縮部71の内部に設けるように構成してもよい。
この場合には、画像データ圧縮部71は、画像データ生成部50bからの画像データを受けて、この画像データの解析を行なうと同時に必要に応じて当該画像データの圧縮処理を行なうことになる。そして、データ解析の結果、抽出された画像特徴情報は、加算器73にてメタデータに付加された後、データ合成部72へと出力される。同時に、画像データ圧縮部71で圧縮処理された画像データ(もしくは場合によっては非圧縮のままの画像データ)もデータ合成部72へと出力される。
このようにして画像ファイル生成部50cにより生成され出力される画像ファイルは、図3に示すように、ヘッダ部と画像データ部とを有した形態となっている。このうち画像データ部には、画像データ圧縮部71によって圧縮された画像データ(もしくは非圧縮状態の画像データ)が格納されている。
また、ヘッダ部には、画像ファイルのファイル名や画像サイズ情報と共に、画像についての各種の情報からなるメタデータが格納される。
このメタデータは、上述したようにメタデータ生成部50aによって生成されるものであり、図3に示すように例えばメタデータ識別情報,画像の撮影日時情報,ステレオ画像に関する立体画像情報等である。
このうち立体画像情報は、画像データ部に格納された画像データがステレオ画像を表わす画像データである場合に付加されるメタデータである。この立体画像情報には、ステレオ画像に関する種々の情報、例えば図3に示すように、また上述したように、最適トリミング位置情報,ステレオ画像の奥行き感の最大値を規定する最大飛び出し量,画像サイズ情報,画像特徴情報等が含まれる。
このように構成された本実施形態の画像ファイル処理装置を具備する電子カメラにおける画像ファイル生成部の作用を図4のフローチャートを用いて以下に説明する。
本実施形態の画像ファイル処理装置を具備する電子カメラが撮影動作を行ない得る状態(電源オン状態)にあり、かつステレオ切り替えスイッチ54によって、撮影モードがステレオ撮影モードに設定されているものとする。
なお、以下の説明においては、ステレオアダプタ10を用いて撮影動作を実行することで、一枚の画枠内に一対のモノキュラ画像を配してなる統合画像をあらわすステレオ画像データを取得する場合の例を示している。
この状態において、撮影動作が実行されると、ステレオアダプタ10を介して入射した被写体からの光束は、撮影レンズ群21,露出制御機構22,ハーフミラー31,フイルタ系32を介して撮像素子34へと到達し、当該撮像素子34の受光面上に被写体の光学像が結像する。このとき撮像素子34の受光面上に結像される被写体像は、複数(2つ)のモノキュラ画像を画枠内において左右に並べて配置した形態の光学像となる。
したがって、撮像素子34は、左右一対のモノキュラ画像(L,R)からなる一つの画像信号を出力する。撮像素子34から出力される画像信号は、プリプロセス回路36を介してシステムコントローラ50へと入力される。
システムコントローラ50の画像データ生成部50bは、入力された画像信号に基づいて左右にモノキュラ画像を配置した形態の統合画像を表わすステレオ画像データを生成する。
また、システムコントローラ50のメタデータ生成部50aは、画像データ生成部50bによって生成された統合画像に関する画像サイズ情報や撮影日時情報等とステレオ画像に関する立体画像情報等を含む画像に関する各種の情報からなるメタデータを生成する。
このうち立体画像情報には、上述のとおり、ステレオ画像に関する種々の情報、例えば図3に示すように、また上述したように、最適トリミング位置情報,ステレオ画像の奥行き感の最大値を規定する最大飛び出し量,画像サイズ情報,画像特徴情報等が含まれる。ただしこのうち画像特徴情報だけは後述のステップS2〜3において生成、付加される。
画像データ生成部50bにより生成された画像データと、メタデータ生成部50aにより生成されたメタデータとは、システムコントローラ50の画像ファイル生成部50cへと入力される。
この場合において、画像データは、画像ファイル生成部50cの画像データ解析部70へと入力され、メタデータは加算器73へと入力される(図2参照)。
そして、これを受けて画像データ解析部70は、図4に示すステップS1において、入力された画像データ(例えばステレオ画像を表わす画像データ)についての画像データ解析処理を実行する。
次いで、ステップS2において、画像データ解析部70は、上述のステップS1におけるデータ解析の結果に基いて画像特徴情報を抽出する。その画像特徴情報は、加算器73へと出力される。このとき、加算器73には、メタデータ生成部50aからのメタデータも入力される。
加算器73は、ステップS3において、メタデータ生成部50aからのメタデータに対して、画像データ解析部70から入力された画像特徴情報を付加する加算処理を行った後、データ合成部72へと出力する。
一方、画像データ解析部70へと入力された画像データは、そのまま画像データ圧縮部71へも出力される。これを受けて画像データ圧縮部71は、図4に示すステップS4において、画像データ圧縮処理を実行した後、圧縮済みの画像データをデータ合成部72へと出力する。
この時点において、データ合成部72には、加算器73からの画像特徴情報を付加した加算処理済のメタデータと、画像データ圧縮部71からの圧縮画像データとが入力されている。
データ合成部72は、ステップS5において、画像特徴情報を含むメタデータと圧縮画像データとの合成処理を行なう。これにより、所定の形態のステレオ画像データが生成される。そして、ここで生成されたステレオ画像データは、フォーマット部75へと出力される。そして、次のステップS6へと進む。
ステップS6において、フォーマット部75は所定の形式に沿った形態の画像ファイル(画像ファイルフォーマット)が生成される。ここで生成された画像ファイルは、所定の構成部(デジタルプロセス回路39;図1参照)へと出力される。
デジタルプロセス回路39は、入力された画像ファイルに基づく統合画像をLCD40の表示画面に表示させるのに最適な形態の画像に変換する信号処理を行なって、LCD40へと出力する。
また、デジタルプロセス回路39は、入力された画像ファイルをメモリカード42に記録するのに最適な形態の画像に変換する信号処理を行なって、カードIF41を介してメモリカード42へと出力する。
以上説明したように、上記第1の実施形態における画像ファイル処理装置は、電子カメラの内部に設けられているものであって、この電子カメラの撮影動作によって取得される画像信号をデジタル画像データに変換する際に、この画像(画像データ)に関する各種の情報、即ちファイル名情報やメタデータ等を生成し、このメタデータ等と画像データとを合成して所定の形態、例えばExif規格等に準拠した形態の画像ファイルを生成するように構成されたものである。
したがって、当該電子カメラが、ステレオ撮影モードに設定されて撮影動作がなされた場合においては、この撮影動作によって取得される画像信号は、ステレオ画像データ生成手段である画像データ生成部50bによって、所定の形態のステレオ画像データ、例えば同一被写体に対して所定の視差を有して得られる複数のモノキュラ画像を表わすステレオ画像データに変換される。これにより、ステレオ画像データが生成される。これと同時に、生成されたステレオ画像データに関するメタデータ等の情報がメタデータ生成手段であるメタデータ生成部50aによって生成される。
そして、画像データ生成部50bで生成されたステレオ画像データと、メタデータ生成部50aで生成されたメタデータは、画像ファイル生成手段である画像ファイル生成部50cへと送られて、ここで、ステレオ画像データとメタデータとが合成されて画像ファイルが生成されるようになっている。
このとき、画像ファイル生成部50cにおいては、画像特徴情報生成手段である画像解析部70は、ステレオ画像データに基づいて表わされる画像の特徴を示す情報を抽出して、これを画像特徴情報として生成し、この画像特徴情報をメタデータに付加するように構成している。
したがって、本実施形態の画像ファイル処理装置においては、画像ファイル生成部50cで生成される画像ファイルは、ステレオ画像データそのものと、このステレオ画像データにより表わされる画像に関する情報(メタデータ内の立体画像情報)に、画像特徴情報を含めて記録するようにしたので、例えば再生装置を用いてステレオ画像の再生を行う際に、画像ファイルに記録されている画像特徴情報を参照することで、「実際の画像データの状態とメタデータの立体画像情報に関する情報内容との間の不一致」を生じることなくその画像ファイルの画像データに最適な形態でステレオ画像を再生することができるようになる等、その画像ファイルを有効に取り扱うことができるようになる。
なお、本実施形態の画像ファイル処理装置における画像ファイル生成部50cの機能は、画像ファイル作成用のソフトウェアによっても実現可能である。
即ち、図4に示すフローチャートと同様の機能を呈するプログラムを実行可能なコンピュータを用いることによって、図2に示す画像ファイル生成部50cにより生成される画像ファイルと同様の構成からなる画像ファイル(図3参照)を生成することができる。
また、本実施形態の画像ファイル処理装置は、電子カメラに適用した例を説明しているが、これに限ることはなく、例えば通常の電子カメラを用いて撮影し取得された画像データを処理する単独構成の画像ファイル処理装置に対しても全く同様に適用することができる。
さらに、これと同様に、電子カメラによって取得した画像データを処理する一般的なパーソナルコンピュータ等に導入されるプログラム(ソフトウエア)によって、上記画像ファイル生成部50cと同様の機能を実現することは可能である。
そしてまた、本実施形態においては、左右一対のモノキュラ画像を単一の画枠内に並べて配置して構成される1枚分の静止画像からなる統合画像ファイルを一台の電子カメラによって取得して、この統合画像ファイルに基づいてステレオ画像に関する立体画像情報に画像特徴情報を付加した形態のステレオ画像ファイルを生成する場合の具体例を説明している。しかしながら、ステレオ画像データの自体の形態やその生成方法は、これに限ることはない。例えば、電子カメラの通常撮影動作を位置を変えて繰り返すことによって同一の被写体に対して視差を有するようにした2枚分の画像データを取得するようにしたときなど、少なくとも一旦、視差を有する複数のモノキュラ画像としてステレオ画像を得た場合には、この複数のモノキュラ画像を1枚に統合することなく一組として扱うようにしても良い。このような場合の具体例としては、例えばマルチページTIFFのようなマルチページ画像ファイルフォーマットを利用して、各ページに各モノキュラ画像を割り当てたシングルファイルステレオ画像であっても良いし、別例として、複数のモノキュラ画像をそれぞれ個々の平面画像に割り当て、これらが構成する一組のステレオ画像の対応関係をメタデータによって関連付けたマルチファイルステレオ画像であっても良い。このような一般の場合にも、本発明を適用することは容易にできる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図5,図6を用いて以下に説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態の画像ファイル再生表示装置の構成を概念的に示すブロック構成図である。図6は、図5の画像ファイル再生表示装置の作用(画像再生表示処理の流れ)を示すフローチャートである。
本実施形態は、本発明を画像ファイル再生表示装置に対して適用したものである。この画像ファイル再生表示装置は、上述の第1の実施形態の画像ファイル処理装置によって生成された画像データ、特にメタデータ内にステレオ画像に関する画像特徴情報を含むステレオ画像ファイルを取り扱う装置であって、そのステレオ画像ファイルの画像データにより表わされる画像の再生表示処理を行うように構成されるものである。
即ち、本実施形態の画像ファイル再生表示装置90は、図5に示すようにデコード部91と、画像データ伸張部92と、再生処理部93と、画像特徴情報判定部94と、立体画像情報無効化部95と、切換部96と、警告部89等を主に有して構成される。
デコード部91は、入力された画像ファイルに対してデコード処理を施すことにより、その画像ファイルに含まれる各種データ(画像データ及びメタデータ)を取り出すものである。
デコード部91には、上述の第1の実施形態の画像ファイル処理装置等で生成される所定の形態の画像ファイル等、例えば図3に示すデータフォーマットの画像ファイル等が入力されるようになっている。この画像ファイルに対して、デコード部91はデコード処理を実行し、同処理によって取り出された各種データのうち画像データを画像データ伸張部92と画像特徴情報判定部94へ出力し、メタデータを画像特徴情報判定部94と立体画像情報無効化部95と切換部96へと出力するようになっている。
画像データ伸張部92は、デコード部91から出力された画像データを受けて伸張処理を行なうものである。この伸張処理によって、画像データ伸張部92は、圧縮データを伸張展開した画像データを得ることになる。そして、この非圧縮化された画像データは、再生処理部93へと出力されるようになっている。なお、デコード部91から出力される画像データが非圧縮データである場合には、当該非圧縮データは、そのまま再生処理部93へと出力される。
再生処理部93は、画像データ伸張部92からの画像データと、切換部96(詳細は後述する)からのメタデータとを受けて画像の再生表示に最適な形態の画像信号を生成し、この再生用の画像信号を表示部98へと出力するものである。これを受けて、表示部98は、その表示画面上に画像の再生表示を行なう。
即ち、再生処理部93と表示部98とは、同一被写体に対して所定の視差を有して得られる複数のモノキュラ画像を表わすステレオ画像データと、このステレオ画像データにより表わされるの画像の特徴を示す画像特徴情報を含むメタデータとを合成してなる画像ファイルに基づいてステレオ画像を再生表示する再生手段を構成している。
画像特徴情報判定部94は、デコード部91からの画像データ及びメタデータを受けて、画像データを解析し画像特徴情報の抽出を行って、その画像特徴情報とメタデータに記録されている画像特徴情報との比較判定処理を行なうことで、入力された画像データそのものが持つ画像特徴情報と、メタデータに記録されている画像特徴情報とが一致しているか否かの判定を行なう判定手段である。
立体画像情報無効化部95は、デコード部91からのメタデータを受けて、所定のときに、即ち画像特徴情報判定部94からの判定結果に基づいてメタデータ内の立体画像情報を無効化する無効化処理を行なうものである。
ここで、立体画像情報無効化部95が行なう無効化処理とは、例えばメタデータに含まれる「立体画像情報」の項目の記載が無い画像ファイルに対するのと同等の処理(すなわち平面画像としての再生など)、若しくはメタデータに含まれる「立体画像情報」内の各項目のうち一部の項目又は全ての項目の設定情報の記載が無いか、または特定の初期値や不定値が記載されている画像ファイルに対するのと同等の処理(すなわちこれらの情報を使用しないか特定の初期値を使用するのステレオ画像としての再生)等である。その際、必要に応じて警告や再生禁止なども行なわれ得る。
情報の無効化処理の具体的な方法としては、例えば画像ファイルから読み出して本装置の内部データとして有しているメタデータの各項目に対して設定されている設定値等を、特定の初期値に設定し直す処理であったり、不定である旨を表わす値に設定する処理等であったり、また、項目自体を削除するものであってもよい。
なお、上記無効化処理に関する例示は、本第2実施形態が画像ファイル再生表示装置であってファイルに対する変更は加えないことを前提に述べたものであるが、後述の第3実施形態のようなファイルのメタデータに変更を加える機能を併せ持っている場合には、画像ファイル自体のメタデータに上記のような処理を施しても良いことは勿論である。
そして、無効化処理の対象となる項目としては、例えばステレオ画像を適切に再生表示する際に関わる項目であって、例えば「最適トリミング位置」,「最大飛びだし量」等の項目が挙げられる。
なお、メタデータ内の立体画像情報の無効化処理が実行される条件としては、後述するように画像特徴情報判定部94による判定結果において、画像特徴情報の不一致が確認された場合等である。したがって、そのために立体画像情報無効化部95は、画像特徴情報判定部94からの判定指示信号等を受け得るようになっている。
切換部96は、再生処理部93へと入力させるメタデータを、デコード部91からのものとするか、又は立体画像情報無効化部95から出力されるものとするかの選択切り換えを行なうものである。この切換部96の選択切り換えの判断は、画像特徴情報判定部94による判定結果に基いて行われる。したがって、そのために切換部96は、画像特徴情報判定部94からの判定指示信号等を受け得るようになっている。
そして、例えば画像特徴情報判定部94から「不一致」判定である旨の指示信号を受けると、切換部96は、立体画像情報無効化部95により無効化処理がなされたメタデータを再生処理部93へと受け渡すべく、図5に示す符合Bの側への切り換え処理を行って、立体画像情報無効化部95と再生処理部93との間の信号伝達路を確保するようになっている。
また、この制御とは別に、画像特徴情報判定部94は、切換部96を介して再生処理部93を制御して、同再生処理部93による再生動作の継続を禁止する制御手段として機能するようにしてもよい。この場合には、画像特徴情報判定部94は、同時に警告部89を制御して所定の警告表示(後述する)を行うようにするとよい。
一方、切換部96は、例えば画像特徴情報判定部94から「一致」判定である旨の指示信号を受けると、デコード部91からのメタデータを再生処理部93へと受け渡すべく、図5に示す符合Aの側への切り換え処理を行って、デコード部91と再生処理部93との間の信号伝達路を確保するようになっている。
警告部89は、画像特徴情報判定部94による判定結果が「不一致」である場合に、その旨を装置外部に向けて発することで、例えば画像の再生表示が不可能である旨等の警告を使用者に知らせるための警告手段である。
この警告部89としては、例えばスピーカ等の発音部材や、発光ダイオード(LED),照明ランプ等の発光部材や、液晶表示装置(LCD)等の表示部材等が適用される。
このように構成された本実施形態の画像ファイル再生表示装置90の作用(画像再生表示処理の流れ)を図6のフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、上述の第1の実施形態に示す電子カメラ等によって取得され図3に示されるような形態の画像ファイルを、本画像ファイル再生表示装置90に対して入力する。
本画像ファイル再生表示装置90に入力された画像ファイルは、まず、デコード部91へと入力される。
ここで、図6のステップS21において、デコード部91は、入力された画像ファイルに対してデコード処理を行なって、画像データとメタデータとを取り出す。そして、画像データを画像データ伸張部92と画像特徴情報判定部94とに出力すると同時に、メタデータを画像特徴情報判定部94,立体画像情報無効化部95,切換部96へと出力する。
これを受けて画像データ伸張部92は、入力された画像データに対して画像データ伸張処理を施した後、再生処理部93へと出力する。その後、ステップS22の処理に進む。
ステップS22において、画像特徴情報判定部94は、デコード部91からの画像データ及びメタデータを受けて、画像データを解析し画像特徴情報の抽出を行って、その画像特徴情報(解析結果)とメタデータに記録されている画像特徴情報との比較判定処理を行なう。ここで、入力された画像データそのものが持つ画像特徴情報と、メタデータに記録されている画像特徴情報とが一致していると判定された場合には、画像特徴情報判定部94は、切換部96に対して、図5の符合Aの側への切り換え指示信号を出力して、デコード部91からのメタデータが再生処理部93へと出力されるように、当該切換部96の切り換え制御を行なう。そして、次のステップS25の処理に進む。
ステップS25において、再生処理部93は、入力された画像データ及びメタデータに基いて表わされる画像の再生表示処理を実行する。これにより、表示部98には、当該画像ファイルに基づいて表わされる画像が表示される。
一方、上述のステップS22において、画像特徴情報判定部94は、入力された画像データの画像特徴情報と、メタデータの画像特徴情報とが不一致であると判定した場合には、次のステップS24の処理に進む。
ステップS24において、画像特徴情報判定部94は、立体画像情報無効化部95に対して無効化指示信号を出力する。これを受けて立体画像情報無効化部95は、デコード部91から受けたメタデータ内の立体画像情報に対して適宜必要となる無効化処理を行なう。
これと共に、画像特徴情報判定部94は、切換部96に対して、図5の符合Bの側への切り換え指示信号を出力して、立体画像情報無効化部95からのメタデータが再生処理部93へと出力されるように、当該切換部96の切り換え制御を行なう。
これを受けて再生処理部93は、立体画像情報のうち一部の項目又は全部の項目が無効化されたメタデータと、このメタデータに対応する画像データとに基づいて表わされる画像の再生表示処理を実行する。これにより、表示部98には、所定の画像が表示される。
ここで表示される画像は、上述したように当該画像に関する立体画像情報が無効化されているものである。つまり、この場合には通常の静止画像が表示部98の表示画面上に再生表示されることになる。
また、このステップS24の処理において、画像特徴情報判定部94は、上述の各制御と同時に、警告部89に対する所定の警告指示信号を出力するようにしてもよい。この警告指示信号を受けた警告部89は、所定の警告、例えば発音,発光又は表示部を利用した画面表示等の警告を発する。これにより、再生表示中の画像を構成する画像ファイルのメタデータにおける立体画像情報は無効化されたことが、使用者に告知されることになる。
なお、上述の例では、「不一致」の場合の動作として、メタデータ内の立体画像情報についての無効化処理を行なった後、そのメタデータ及び画像データに基いて通常静止画像の再生表示を行なうようにしている。
これとは別のステップS24の処理として、例えば「不一致」であるとの判定が画像特徴情報判定部94によってなされた場合には、再生処理部93による画像再生動作を禁止する処理を行なうと同時に、警告部89による警告告知処理を実行するようにしてもよい。
このように、本実施形態の画像ファイル再生表示装置90においては、画像の再生表示処理を行なうのに際して入力された画像ファイルからデコード部91によりメタデータと画像データとを取り出した後、画像特徴情報判定部94により実際の画像データを解析して得られる画像特徴情報(解析結果)と、デコード部91により取り出したメタデータの画像特徴情報とを比較して、両者が一致している場合には通常の再生表示処理を行う一方、両者の画像特徴情報が一致しない(不一致である)と判定された場合には、実際の画像データとメタデータとの相関がないものとしてメタデータ内の立体画像情報に関する情報を無効化して再生処理を実施すると共に、その旨の警告を行うようにしている。もしくは、両者の不一致が確認された場合には、再生処理を禁止すると共に警告を行う。
ここで、画像データの解析結果による画像特徴情報と、メタデータに記録されている画像特徴情報とに不一致が生じる場合の例としては、例えば次に示すような場合が考えられる。
即ち、上述の第1の実施形態の画像ファイル処理装置で生成されたステレオ画像ファイルに対して、例えばステレオ画像非対応機器(又はステレオ非対応ソフトウェア)等を用いて、画像データに対する何らかの画像処理が施され、その画像ファイルの更新がなされたような場合には、そのステレオ非対応機器にて更新済みの画像ファイルは、画像データについては更新処理が正常になされる一方、メタデータの立体画像情報に関する情報、特に画像特徴情報等については、当該ステレオ非対応機器では扱うことができないので、画像データ更新前の状態が保持されたままとなっているはずである。
このことは、画像ファイルに含まれる画像データに対して何らかの画像処理が施された結果、実際の画像データの画像特徴情報と、メタデータ内の立体画像情報の画像特徴情報の内容とが対応していない状態になっているということを意味する。
したがって、本実施形態の画像ファイル再生表示装置においては、画像の再生表示処理を行うのに際して、入力された画像ファイルの画像データから抽出される画像特徴情報と、同画像ファイルのメタデータに記録されている画像特徴情報との比較を行い、両者の画像特徴情報が一致しているか否かを判定することで、その画像ファイルの画像データが、以前に、ステレオ画像非対応機器(又はステレオ非対応ソフトウェア)によって処理されたものであるか否かを判定している。
即ち、入力された画像ファイルにおける画像特徴情報が一致しない場合には、その画像ファイルは、以前にステレオ画像非対応機器(又はステレオ非対応ソフトウェア)による加工処理や編集処理等の画像処理がなされているものであると判定される。
このような状態の画像ファイル、即ち画像データとメタデータとの間に相関が保たれていない画像ファイルが、通常一般のステレオ対応の画像ファイル再生表示装置に入力された場合には、「実際の画像データの状態とメタデータの立体画像情報に関する情報内容との間の不一致」を生じているから、表示するのに最適なステレオ画像を表示することができず、例えば立体視することが不可能となったり、可能ではあっても鑑賞に強い疲労を伴なったりすることになる。
そこで、本実施形態の画像ファイル再生表示装置90においては、上述したような手段によって、画像データとメタデータとが矛盾している状態の画像ファイルが入力された場合には、その画像ファイルをステレオ画像ファイルではなく通常一般の平面画像ファイルとして取り扱うことにより、不適切なステレオ画像の再生表示を抑止することができる。
あるいは、もともとそのようなメタデータを有しないステレオ画像ファイルと見做して、それらのデータに基づかない標準的な画面表示制御を行いつつ、使用者にその旨を告知することによって表示制御を適切に手動調整するよう促すことができる。またあるいは画像の表示自体を禁止すると共に、警告を発することで、使用者にその旨を告知することができる。
なお、本実施形態の画像ファイル再生表示装置90による機能は、これと同様の機能を有するソフトウェアによっても実現可能である。
即ち、図6に示すフローチャートと同様の機能を呈するプログラムを実行可能なコンピュータを用いることによって、図5に示す画像特徴情報判定部94によるデータ解析及びその解析結果の判定を行なうことができる。
また、本実施形態の画像ファイル再生表示装置は、単体としての再生表示装置として説明しているが、これに限ることはなく、例えば電子カメラ等において撮影記録済みの画像を確認するために搭載される再生表示装置に対しても全く同様に適用することができる。
さらに、電子カメラ等によって取得した画像データを処理する一般的なパーソナルコンピュータ等に導入されるプログラム(ソフトウエア)によって、上記画像ファイル再生表示装置と同様の機能を実現することは可能である。
ところで、本実施形態においては、画像特徴情報判定部94は、デコード部91からの画像データを受けて画像特徴情報の抽出を行うようにしているが、この構成に限ることはない。例えば、画像特徴情報判定部94は、画像データ伸張部92からの画像データと、デコード部91からのメタデータとを受け取るように構成してもよい。
例えば、画像ファイル再生表示装置90に入力される画像ファイルが圧縮画像データとメタデータとによって構成されるファイル構造を有する画像ファイルである場合には、デコード部91におけるデコード処理によって圧縮画像データとメタデータが生成されることになる。このうちメタデータは、本実施形態(図5参照)と同様に画像情報判定部94に出力される一方、デコード部91から出た圧縮画像データは、画像データ伸張部92へと出力されて、ここで伸張処理が行われる。そして、この画像データ伸張部92で伸張処理済みの画像データは、画像特徴情報判定部94へと出力される。
したがって、画像特徴情報判定部94は、この画像データ伸張部92からの伸張処理済みの画像データを受けて画像データ解析処理を実行し、画像特徴情報の抽出が行われる。その他の構成及び作用,効果は、上述の第2の実施形態と全く同様である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図7,図8を用いて以下に説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態の画像ファイル加工編集装置の構成を概念的に示すブロック構成図である。図8は、図7の画像ファイル加工編集装置の作用(画像ファイル生成処理の流れ)を示すフローチャートである。
本実施形態は、本発明を画像ファイル加工編集装置に対して適用したものである。この画像ファイル加工編集装置は、上述の第1の実施形態の画像ファイル処理装置によって生成された画像ファイルについての加工編集処理を行う装置である。
本実施形態の画像ファイル加工編集装置80は、図7に示すようにデコード部81と、画像データ伸張部82と、画像加工編集部83と、メタデータ処理部84と、画像ファイル生成部85と、入力画像データ解析部87と、解析結果判定部88と、警告部89等を主に有して主に構成されている。
本画像ファイル加工編集装置80に入力される画像ファイルは、例えば同一被写体に対して所定の視差を有して得られる複数のモノキュラ画像を表わすステレオ画像データと、このステレオ画像データに関するメタデータとが合成された形態のステレオ画像ファイル等であり、具体的には、例えば上述の第1の実施形態の画像ファイル処理装置等で生成される画像ファイル等、即ち図3に示す形態のデータフォーマットからなる画像ファイル等である。
デコード部81は、入力された画像ファイルに対してデコード処理を施すことにより、その画像ファイルに含まれる各種データ(画像データ及びメタデータ)を取り出すものである。そして、このデコード部81のデコード処理によって取り出された各種データのうち画像データは画像データ伸張部82へと出力され、メタデータはメタデータ処理部84及び解析結果判定部88へと出力されるようになっている。
画像データ伸張部82は、デコード部81から出力される画像データを受けて画像伸張処理を行なうものである。この画像データ伸張部82による画像伸張処理によって、圧縮データを伸張展開した画像データが得られようになっている。
こうして得られた非圧縮状態の画像データは、上述したように入力画像データ解析部87,画像加工編集部83へと出力されるようになっている。
なお、デコード部91から出力される画像データが非圧縮データである場合には、当該非圧縮データは、そのまま入力画像データ解析部87,画像加工編集部83へと出力される。
メタデータ処理部84は、デコード部81から出力されるメタデータが入力されると共に、解析結果判定部88の判定結果に伴って出力される指示信号(例えば無効化指示信号等)等が入力されるようになっている。
画像加工編集部83は、上記デコード部81,画像データ伸張部82を経て入力されるステレオ画像データを受けて、使用者による各種の操作部材(特に図示せず。装置外装部等に配設される操作部材等)の操作によってなされる所望の加工操作や編集操作に応じた画像の加工編集処理を実行する画像加工編集手段である。
画像ファイル生成部85は、画像加工編集部83から出力されるステレオ画像データとメタデータ処理部84から出力されるメタデータとをデータ合成処理して、所定の形態、即ち図3に示す形態のステレオ画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段である。
この画像ファイル生成部85の内部構成は、上述の第1の実施形態における画像ファイル生成部50cと略同様の構成からなり、画像データ解析部,画像データ圧縮部,データ合成部,フォーマット部等に加えて、本実施形態の画像ファイル生成部85においては、図7に示すように画像特徴情報更新部86をさらに有して構成されている。
画像特徴情報更新部86は、メタデータ処理部84からのメタデータに対して、画像ファイル生成部85内の画像データ解析部(図示せず)で生成される画像特徴情報、即ち画像加工編集処理後の画像データに基づいて生成される画像特徴情報を更新する処理を行なうようになっている。
画像特徴情報更新部86に入力されるメタデータは、最初に画像ファイル加工編集装置80に入力された画像ファイルから取り出されたメタデータ若しくは無効化処理(後述する)が施されたメタデータである。このメタデータに含まれる画像特徴情報は、画像データに対して加工編集処理が施された後の画像データに対応する情報ではない。
そこで、本実施形態の画像ファイル加工編集装置80では、画像ファイル生成部85において、画像加工編集部83からの画像データ、例えば画像加工編集部83で画像に対する画像加工編集処理が施された後の最新のステレオ画像データを受けて画像データ解析部(図示せず)によるデータ解析処理を行って、当該ステレオ画像データに基づく画像特徴情報を抽出し、これに基づいて画像特徴情報の更新処理を行うようにしている。
つまり、画像特徴情報更新部86は、画像加工編集部83(画像加工編集手段)によってなされた画像データに対する加工編集処理の内容に応じて画像特徴情報を更新する画像特徴情報更新手段である。
そして、画像ファイル生成部85は、画像特徴情報更新部86で更新された画像特徴情報をメタデータに付加して画像ファイルを生成するようになっている。
一方、上述したように画像データ伸張部82から出力される(非圧縮状態の)画像データは、画像加工編集部83へと出力されるのと同時に、入力画像データ解析部87に対しても出力されるようになっている。
この入力画像データ解析部87は、本画像ファイル加工編集装置80に最初に入力される画像ファイルに含まれる画像データについてのデータ解析を行って当該画像データに基づく画像特徴情報を抽出するものである。この入力画像データ解析部87によって抽出された画像特徴情報は、解析結果判定部88へと出力されるようになっている。
解析結果判定部88は、入力画像データ解析部87による解析結果、即ち画像特徴情報と、デコード部81からのメタデータに含まれる画像特徴情報との比較判定を行なって、両者の情報が一致しているか否かの判定を行なう判定手段である。
つまり、本実施形態の画像ファイル加工編集装置80における入力画像データ解析部87及び解析結果判定部88は、上述の第2の実施形態における画像特徴情報判定部94の機能を有している。
この解析結果判定部88は、判定結果に基づく所定の指示信号を、警告部89,メタデータ処理部84,画像加工編集部83等へと出力し、これら構成部を制御する制御手段として機能するものである。
即ち、解析結果判定部88において、画像特徴情報が一致していない(不一致である)旨の判定結果が出された場合には、解析結果判定部88は、警告部89に対して警告指示信号を出力して、警告部89の制御を行う。
同時に、解析結果判定部88は、メタデータ処理部84に対してメタデータ内の立体画像情報を無効化する無効化処理を指示する指示信号を出力して、メタデータ処理部84の制御を行う。
さらに、場合によっては、解析結果判定部88は、画像加工編集部83に対して画像加工編集処理の実行を禁止する指示信号を出力して、画像加工編集部83の制御を行うようにしてもよい。
一方、解析結果判定部88において、画像特徴情報が一致している旨の判定結果が出された場合には、解析結果判定部88は、画像加工編集部83に対して画像加工編集処理の実行を許可する指示信号を出力するようになっている。
警告部89は、解析結果判定部88による判定結果が「不一致」である場合に、その旨を装置外部に向けて発することで、例えば画像の加工編集処理が不可能である旨等の警告を使用者に知らせるための警告手段である。警告部89としては、例えばスピーカ等の発音部材や、発光ダイオード(LED),照明ランプ等の発光部材や、液晶表示装置(LCD)等の表示部材等が適用される。
このように構成された本実施形態の画像ファイル加工編集装置80において、画像ファイル生成部85の作用を図8のフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、上述の第1の実施形態に示す電子カメラ等によって取得され、図3に示す形態の画像ファイルを、本画像ファイル加工編集装置80に対して入力する。
画像ファイル加工編集装置80に入力された画像ファイルは、まず、デコード部81に入力される。
図8のステップS11において、デコード処理のシーケンスが実行される。即ち、デコード部81は、入力された画像ファイルのデコード処理を行なって、当該画像ファイルから画像データとメタデータとを取り出す。取り出された画像データは、画像データ伸張部82へと出力される。同時に、取り出されたメタデータは、メタデータ処理部84,解析結果判定部88へと出力される。その後、ステップS12の処理に進む。
ステップS12において、画像データ伸張処理のシーケンスが実行される。即ち、画像データ伸張部82は、入力された画像データに対する画像データ伸張処理を施す。これにより展開される画像データは、本画像ファイル加工編集装置80の内部メモリ部(図示せず)に一時的に記憶される。そして、同画像データは、入力画像データ解析部87,画像加工編集部83へと出力される。
ここで、ステップS12の処理が終了した後、画像加工編集部83へと出力された画像データについての処理行程は、ステップS13の処理へと進む。また、入力画像データ解析部87へと出力された画像データについての処理工程は、ステップS15の処理へと進む。なお、このステップS12の処理シーケンスの終了後、処理の流れが分岐して、二つの処理が並行して進むことになる。
まず、ステップS13の処理へと分岐した処理の流れを説明する。
ステップS13において、画像加工編集処理のシーケンスが実行される。即ち、画像加工編集部83は、入力されたステレオ画像データに対して適宜所望の加工処理や編集処理を行なう。
この場合において、使用者は、画像加工編集部83に連動する所定の操作部材等を用いて適宜所望の加工操作や編集操作を行なう。これらの操作に応じて、画像加工編集部83は、入力されたステレオ画像データに対する加工編集処理を実行することになる。そして、使用者による所望の画像加工編集操作が終了すると、使用者は、所定の操作部材等を操作して、加工編集済みの画像データの保存するための操作を行う。この操作指示が発生すると、画像加工編集部83は、画像データを画像ファイル生成部85へと出力する。また、メタデータ処理部84からは、メタデータが画像ファイル生成部85へと出力される。その後、ステップS14の処理に進む。
なお、画像加工編集部83において実行されるステレオ画像データに対する画像加工編集処理や、そのために行われる使用者による操作手順は、例えば領域の切り出しや変形あるいは画質補正など、画像ファイルの加工編集処理を行い得る従来の機器にて行われる処理と同様のものである。ただし特にステレオ画像データの加工編集に便利なよう工夫が加えられたものであることが望ましい。
ここで、この工夫に関して補足すれば、例えば通常の平面画像の加工編集処理においてマウスカーソルのドラッギングなどによる領域の指定(エリア選択)は一時には1箇所に着目して行なわれるのが当然であるが、左右にモノキュラ画像を配した統合画像に対しては、いずれか一方(例えば左)のモノキュラ画像に対して行なわれた領域指定が他方(例えば右)の画像の同一被写体対応領域にも自動的に反映されるように構成することで、対応する2領域が同時に指定されるようにしたり、従ってまた、そのようにして選択された対応2領域に対して画質補正処理(例えば輝度や色、ガンマ、シャープネス等の画質調整、あるいはテクスチャやポスタリゼーションなどの画像効果など)を施す場合は、左右で異なる処理が禁止され(少なくとも実質的に)同じ処理が施されるようにする等である。このような工夫すなわち特徴的な処理を実行する構成は、それ自体、ステレオ画像の加工編集においてステレオ画像としての質を損うことなくかつ容易に任意の加工編集を行なうことができるという大きな効果を有してなるものである。
ステップS14において、画像ファイル生成処理のシーケンスが実行される。ここで実行される画像ファイル生成処理は、上述の第1の実施形態のおける画像ファイル生成処理(図4のフローチャート参照)と同様のものである。
即ち、まず、メタデータ処理部84は、デコード部81から得たメタデータのうち、特に生成された統合画像に関する画像サイズ情報や撮影日時情報等とステレオ画像に関する各種立体画像情報を解釈し、これに画像加工編集部83において為された画像加工の影響を加味して、変更が必要なデータについて値の更新を行なう。
ここで、このメタデータの更新について具体例を挙げて説明する。ただしメタデータ中の立体画像情報には、上述のとおり、ステレオ画像に関する種々の情報、例えば最適トリミング位置情報,ステレオ画像の奥行き感の最大値を規定する最大飛び出し量,画像サイズ情報等が含まれるが、一例として最適トリミング位置情報を取り上げる。また今入力された画像ファイルのメタデータは信頼に足るものであるとする。
今、入力されたステレオ画像ファイルに記載されていた最適トリミング位置情報の値が水平方向X %,垂直方向Y %(X ≠100,Y ≠100)であったとして(最適トリミング位置情報の実際の情報の持ち方は、座標の個別指定などもっと詳細であるのが一般的だが、ここでの表現は説明の便宜上簡略化してある)、画像加工編集部83において施された処理が、この最適トリミング位置情報に基づいて入力画像をトリミングするものであったとすれば、加工後の画像にとっての最適トリミング位置は全領域(水平方向100%,垂直方向100 %)となるはずである。従ってこの場合最適トリミング位置の値をそのように更新する。
このとき、もし画像加工編集部83において施された処理が、例えばシャープネスなどの画質補正処理のみであったとすれば、最適トリミング位置情報については何ら影響を与えるものではないから、最適トリミング位置情報の更新は行なわない。(入力値と同じ値に更新する処理を行なっても等価であることは自明である。)
画像ファイル生成部85は、入力された編集済みのステレオ画像データについて、画像データ解析部(図示せず)による画像データ解析処理を行い、その解析結果に基づいて画像特徴情報の抽出を行なって画像特徴情報のデータを生成する。また、編集済みのステレオ画像データについて、画像データ圧縮部(図示せず)による画像データ圧縮処理を行なって、圧縮画像データを生成する。ここで、画像ファイル生成部85内の図示しない画像データ解析部とは、入力画像データ解析部87と同様のものであって、基本的には、入力画像データ解析部87が画像データ伸張部82の出力する伸張後の画像データに対して行なうのと同じ処理を行なう。 そして、画像特徴情報更新部86は、上記ステップS13の処理でメタデータ処理部84からのメタデータ内の画像特徴情報に対して、上記新たに抽出した画像特徴情報を反映させる更新処理を行なって、新たなメタデータを生成する。
続いて、上記圧縮処理済みの圧縮画像データと、画像特徴情報を更新済みのメタデータとをデータ合成部(図示せず)にて合成処理し、フォーマット部(図示せず)にて所定の形態(図3に示すファイルフォーマット)のステレオ画像ファイルを生成して出力する。そして、一連の処理を終了する。
一方、上述のステップS12の処理の後、ステップS15の処理へと分岐した処理の流れを説明する。
ステップS15において、入力画像データ解析処理のシーケンスが実行される。即ち、入力画像データ解析部87は、画像ファイル加工編集装置80に対して最初に入力された画像ファイルに含まれる画像データについての画像データ解析処理を行なって、画像特徴情報を抽出し、その解析結果による画像特徴情報を解析結果判定部88へと出力する。その後、ステップS16の処理に進む。
ステップS16において、解析結果判定処理のシーケンスが実行される。即ち、解析結果判定部88は、上述のステップS15の処理における入力画像データ解析部87による解析結果による画像特徴情報と、上述のステップS11の処理におけるデコード部81からのメタデータとを受けて、上記解析結果による画像特徴情報と、メタデータに含まれる画像特徴情報との比較判定処理を行なう。そして、入力画像データそのものから抽出された画像特徴情報と、メタデータに含まれる画像特徴情報とが一致しているか否かの判定を行なう。ここで、画像特徴情報の不一致が確認された場合には、ステップS17の処理に進む。
ステップS17において、立体画像情報無効化処理及び警告処理のシーケンスが実行される。即ち、上述のステップS16の処理において解析結果判定部88による判定の結果、実際の入力画像データの画像特徴情報とメタデータに含まれる画像特徴情報とに不一致があることが判明した場合には、入力されたステレオ画像データは、既に他のステレオ画像非対応機器又はソフトウエア等によって画像データの加工編集処理等が施されており、そのステレオ画像データは、少なくとも立体鑑賞性に影響のあるメタデータの値をそのまま利用してステレオ画像として鑑賞するのに不適な状態にあるものと判断される。
したがって、この場合(画像特徴情報に不一致があった場合)には、ステップS17において、解析結果判定部88は、メタデータ処理部84に対してメタデータ内の立体画像情報を無効化する無効化処理を指示する指示信号(無効化指示信号)を出力して、メタデータ処理部84の制御を行う。これを受けて、メタデータ処理部84は、メタデータのうち立体画像情報の無効化処理を実行してメタデータの更新処理を行ない、その更新済みのメタデータを画像ファイル生成部85へと出力する。この立体画像情報の無効化はS13側の画像加工編集処理の実行の有無に関わらず行なわれる。
同時に、解析結果判定部88は、警告部89に対して警告指示信号を出力して、警告部89の制御を行う。これを受けて警告部89は、所定の警告、例えば発音,発光又は表示等の警告を発する。
なお、本実施形態では画像の加工編集自体は常に実行可能としているが、場合によっては、解析結果判定部88は、画像加工編集部83に対して画像加工編集処理の実行を禁止する指示信号を出力して、画像加工編集部83の制御を行うようにしてもよい。これを受けて、画像加工編集部83は、加工編集処理の実行を禁止する処理を実行したり、加工編集処理が禁止状態にされた旨の表示を行う。その後、一連の処理を終了する。つまり、この場合には、同時に並行して実行中の画像加工編集処理が(処理動作自体は行なわれても良いが、少なくとも結果の反映は)禁止されることになる。
一方、上述のステップS16の処理において、画像特徴情報の一致が確認された場合には、メタデータに疑義はないので、そのまま一連の処理を終了する。
このように、実際の入力画像データの画像特徴情報とメタデータに含まれる画像特徴情報とが不一致であると判断されて、その結果、メタデータの立体画像情報が無効化された場合には、そのメタデータを含む画像ファイルは、ステレオ画像に関する立体画像情報が無効化されていることになるので、ステレオ画像として利用される場合に立体鑑賞性に影響のあるメタデータの値を誤用したまま立体画像として再生され鑑賞されることが回避される。
また、実際の入力画像データの画像特徴情報とメタデータに含まれる画像特徴情報とが一致すると判断されて、正規の状態のステレオ画像ファイルであると判断された場合に加工編集処理を施した後に生成されるステレオ画像ファイルには、その加工編集処理の内容に応じて立体画像情報(画像特徴情報を含む)を更新したメタデータが自動的に付加されるようになっているので、正規の形態のステレオ画像ファイルが生成されることになる。
以上説明したように、上記第3の実施形態の画像ファイル加工編集装置においては、画像データの加工編集処理が施された場合にも、その加工編集処理の内容に応じた立体画像情報(画像特徴情報を含む)が自動的に更新された形態でステレオ画像ファイルを生成するように構成したので、本実施形態の画像ファイル加工編集装置を用いて立体画像情報を有する画像データの加工編集処理を行なっても、加工編集処理後の画像データとメタデータとの関連が矛盾するようなことがなく、常に画像データに対応したメタデータとして持たせることができる。
なお、本実施形態においては、上述のステップS13における画像加工編集処理以降の処理の流れと、ステップS15における入力画像データ解析処理以降の処理の流れとを、並行して実行するようにしている。
つまり、画像加工編集処理は、画像ファイルが入力されるのと同時に、直ちに実行し得るようになっており、入力画像データの解析結果に基づく判定が「不一致」となった場合には、編集中の画像データに対応するメタデータの立体画像情報が無効化されるようになっている。これと同時に、メタデータの一部が無効化されたことを、警告部89による警告によって使用者は知ることができるようにしてある。
しかしながら、このような処理の例に限られることはなく、例えば、画像データの編集加工処理自体は、入力画像データの解析結果に基づく判定結果を待って、その判定結果が出た後に画像加工編集処理の実行を許可するようにしてもよい。この場合には、画像加工編集処理を行なうに先立ち、入力された画像ファイルの画像データが有効な立体画像情報を有するものであるかどうかを判断することとなり、例えば有効な立体画像情報を有するものだけを選択して画像加工編集を施したい場合に、無駄な加工編集操作を行うことを排除することができるという効果がある。
なお、本実施形態の画像ファイル加工編集装置80による機能は、これと同様の機能を有するソフトウェアによっても実現可能である。即ち、図8に示すフローチャートと同様の機能を呈するプログラムを実行可能なコンピュータを用いることによって、入力された画像ファイルにおける画像データの画像加工編集処理及び同入力画像ファイルにおける入力画像データ解析処理を行なうことができる。従って、(例えば電子カメラ等によって取得した画像データを処理する等の目的で)一般的なパーソナルコンピュータ等に導入されるプログラム(ソフトウエア)によって、上記画像ファイル加工編集装置と同様の機能を実現することは可能である。
また、本実施形態の画像ファイル加工編集装置は、単体としての加工編集装置として説明しているが、これに限ることはなく、例えば電子カメラ等において撮影記録済みの画像ファイルについての加工編集処理を行うために搭載される加工編集装置に対しても全く同様に適用することができるし、実施形態2のような再生・表示装置に組み込んでも良い。
ところで、本実施形態においては、入力画像データ解析部87は、画像データ伸張部92からの画像データが入力されるようにしているが、この構成に限ることはない。例えば、入力画像データ解析部87は、デコード部91からの画像データを受けて画像特徴情報の抽出を行うデータ解析を実行するようにしてもよい。
このことは、上述の第2の実施形態における画像特徴情報判定部94に入力される画像データが、デコード部からのものであるか又は画像データ伸張部からのものであるか、の関係と略同様である。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。
例えば、上述の各実施形態においては、左右両眼に対応する2眼式ステレオ方式による画像ファイル処理装置,画像ファイル再生表示装置,画像ファイル加工編集装置についてを例示しているが、これに限ることはなく、例えば3眼以上の多眼式ステレオ方式に対しても同様に適用し得ることはもちろんである。また、これとは別に、本発明を動画像を扱う各種装置に対して適用することもできる。
さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態の画像ファイル処理装置を具備して構成される電子カメラの内部構成を概略的に示すブロック構成図。 図1の画像ファイル処理装置としてのシステムコントローラの画像ファイル生成部の具体的な構成を示すブロック構成図。 図2の画像ファイル生成部によって生成される画像ファイルの内部構成の一例を示す概念図。 図2の画像ファイル生成部の動作の流れを示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態の画像ファイル再生表示装置の構成を概念的に示すブロック構成図。 図5の画像ファイル再生表示装置において行なわれる画像再生表示の作用の流れを示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態の画像ファイル加工編集装置の構成を概念的に示すブロック構成図。 図7の画像ファイル加工編集装置において行なわれる画像ファイル生成作用の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1……カメラ本体
5……レンズユニット
10……ステレオアダプタ
34……撮像素子
40……LCD表示部
50……システムコントローラ
50a……メタデータ生成部
50b……画像データ生成部
50c……画像ファイル生成部
50d……露出制御部
50e……測光エリア設定部
54……ステレオ切り替えスイッチ
70……画像データ解析部
71……画像データ圧縮部
72……データ合成部
73……加算器
75……フォーマット部
80……画像ファイル加工編集装置
81……デコード部
82……画像データ伸張部
83……画像加工編集部
84……メタデータ処理部
85……画像ファイル生成部
86……画像特徴情報更新部
87……入力画像データ解析部
88……解析結果判定部
89……警告部
90……画像ファイル再生表示装置
91……デコード部
92……画像データ伸張部
93……再生処理部
94……画像特徴情報判定部
95……立体画像情報無効化部
96……切換部
98……表示部

Claims (6)

  1. 同一被写体に対して所定の視差を有して得られる複数のモノキュラ画像を表わすステレオ画像データと、このステレオ画像データにより表わされる画像の特徴を示す画像特徴情報を含むメタデータとを合成してなるステレオ画像ファイルに基づいてステレオ画像を再生表示する再生手段と、
    入力されたステレオ画像ファイルの画像データから抽出される画像特徴情報と、入力されたステレオ画像ファイルのメタデータに含まれる画像特徴情報との比較判定を行う判定手段と、
    前記判定手段によって不一致と判定された場合には、メタデータに含まれる情報の一部又は全部を無効化する無効化処理を行う制御手段と、
    を有し、
    上記制御手段は、前記判定手段によって不一致と判定された場合において、メタデータに含まれる情報の一部又は全部の無効化処理の後、当該画像データを通常の平面画像として取り扱うことで前記再生手段による画像再生動作を継続することを特徴とする画像ファイル再生装置。
  2. 同一被写体に対して所定の視差を有して得られる複数のモノキュラ画像を表わすステレオ画像データと、このステレオ画像データにより表わされる画像の特徴を示す画像特徴情報を含むメタデータとを合成してなるステレオ画像ファイルを対象として画像の加工編集処理を行う画像加工編集手段と、
    前記画像加工編集手段で画像の加工編集処理が施された後のステレオ画像データと、前記メタデータとを合成してステレオ画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、
    を具備し、
    画像ファイル生成手段は、前記画像加工編集手段によってなされた加工編集処理の内容に応じて画像特徴情報を更新する画像特徴情報更新手段を有しており、この画像特徴情報更新手段で更新された画像特徴情報をメタデータに付加して画像ファイルを生成することを特徴とする画像ファイル加工編集装置。
  3. 入力されたステレオ画像ファイルのステレオ画像データに基づいて表わされる画像の特徴を示す画像特徴情報を抽出し、その画像特徴情報と、入力されたステレオ画像ファイルのメタデータに含まれる画像特徴情報との比較判定を行う判定手段を、さらに具備してなることを特徴する請求項2に記載の画像ファイル加工編集装置。
  4. 前記判定手段によって不一致と判定された場合には、メタデータに含まれる情報の一部又は全部を無効化することを特徴とする請求項3に記載の画像ファイル加工編集装置
  5. 前記判定手段によって不一致と判定された場合には、警告を発する警告手段を、さらに有することを特徴とする請求項3又は請求項4のいずれか一方に記載の画像ファイル加工編集装置
  6. 前記判定手段によって不一致と判定された場合において、当該画像データに対する前記画像加工編集手段による加工編集処理を禁止することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像ファイル加工編集装置
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