JP4993418B2 - 導電性ボールの供給装置及び供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、微小な電子部品に各々に設けられた電極を電気的に接合する際に用いられる所謂半田ボール等の導電性のボールについて、当該ボールが多数収容された空間より一個のボールのみを分離して電極接合のための装置等への供給を為す、導電性ボールの供給装置及び供給方法に関する。
例えば磁気ヘッド装置においては、磁気ヘッドスライダに於ける電極と当該磁気ヘッドスライダが取り付けられるフレキシャに設けられた電極とを、半田ボールによって接合している。これら電極はなす角が90°となるように配置され、両電極に対して当接する位置に極小の半田ボールが供給され、例えばレーザビーム等によって当該位置にて溶融された半田ボールによりこれら両電極の電気的接合が為されている。このような極小の半田ボールは、通常は多数が所定の空間内に予め貯留されており、実際の接合時においては当該空間から一個の半田ボールのみが分離して取り出される。取り出された半田ボールは、搬送用の機構を用いて該所定位置に運ばれ、前述した接合のための操作等が施される。例えば、特許文献1或いは2には、一個の半田ボールに対応した大きさの穴が穿たれたディスク状或いは板状の部材を用いて機械的に半田ボールの分離供給を図る構成が開示されている。また、特許文献3或いは4には、大きな流速にて多量の気体を該貯留空間内に導入し、半田ボールを空中に吹き上げることで所定の収容部に一個の半田ボールを収容させ、これによって一個の半田ボールの分離を図る構成が開示されている。
特開2002−170351号公報 特開2005−079492号公報 特開平02−295186号公報 特開平09−134923号公報 特開2008−073764号公報
先に述べた磁気ヘッドは年々小型化が進められ、半田ボール自体もより小径化、微小化してきており、近年では100μm径前後の大きさの半田ボールが用いられるに至っている。特許文献1或いは2に開示される方法では、供給装置の可動部に構成される隙間、所謂クリアランスに対してこのような極小の半田ボール、或いはそのかけらが詰まってしまう恐れが生じてきている。また、半田等の柔らかい材質の導電性ボールの場合、クリアランスに咬みこまれてしまうケースも考えられる。更にこのような極小の導電性ボールの場合、吹き上げ時に生じた静電気等によりボール同士が集まって塊を形成してしまう現象も生じ得る。このような場合には導電性ボールの塊から一個を分離することは困難であり、分離自体が不可能となってしまう。
本出願人はこのような事象に対応するために、特許文献5に示すように機械的な構成要素を最低限に減らすことによって咬みこみの可能性を減少させた導電性ボールの供給方法を提案している。当該方法の実施によって極小の導電性ボールの分離は好適に実施可能となる。しかしながら、当該構成においては、半田ボールの移動を一時的に制限するストッパが必要であり、該ストッパとして用いられる部材等、導電性ボールの径以下の部品を、より小さなストロークにて正確に移動させなければならない。従って、ストッパの組み付け等、半田ボールの分離供給装置の製造時に非常に厳密な部品の位置合せを行う必要があり、より簡便な構成からなる半田ボールの分離供給装置の開発が望まれている。
本発明は以上の状況に鑑みて為されたものであり、微小電子部品等に用いられる微小半田ボール等の導電性のボールについて、当該導電性ボールが多数収容された空間から一個のみを確実且つ容易に分離し、これを供給することを可能とする導電性ボールの供給装置、及び供給方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る導電性ボールの供給装置は、導電性ボール群より第一の導電性ボールを一個のみ分離して他の装置へ供給する導電性ボールの供給装置であって、導電性ボール群を貯留可能なボール貯留部と、貯留部と一方の端部で連通し、導電性ボールが一個通過可能な内寸を有するボール整列路と、導電性ボールが一個通過可能な内寸を有し、ボール整列路の他方の端部と連通してL字状の屈曲経路を構成し、他の装置への導電性ボールの移動経路を構成するボール排出路と、L字状の屈曲経路の屈曲部に配置され、導電性ボールの外径より小さな内寸を有する開口径からなる第一の開口部を介して屈曲経路に気体を供給吸引可能な第一の気体通路と、第一の気体通路に対して気体の供給及び吸引を行う第一の気体制御手段と、を有し、第一の開口部の開口中心は、ボール整列路の中心軸に対して、ボール排出路が配置される側とは逆の側にオフセットされること、を特徴としている。
なお、上述した導電性ボールの供給装置にあっては、第一の開口部の開口方向を規定する開口軸はボール整列路の中心軸に対して平行に配置されることが好ましい。或いは、第一の開口部の開口方向を規定する開口軸、ボール整列路の中心軸、及びボール排出路の中心軸は同一平面内に配置されることが好ましい。また、当該導電性ボールの供給装置にあっては、ボール貯留部に対して気体の供給及び吸引を可能な第二の気体通路、及び第二の気体通路に対して気体の供給及び吸引を行う第二の気体制御手段を更に有することとしても良い。或いは、ボール整列路における屈曲部とは異なる位置においてボール整列路に連通してボール整列路に対して気体を供給可能な第三の気体通路と、前記第三の気体通路に気体を供給する第三の気体制御手段と、を更に有することとしても良い。なお、当該構成においては、第三の気体通路がボール整列路に連通する第二の開口部と、第一の導電性ボールが整列路の他方の端部を構成する内壁に当接した際の当接部と、の整列路の延在方向における距離は、導電性ボールの一個分乃至一個半分の寸法に等しいことがより好ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る導電性ボールの供給方法は、導電性ボール群より第一の導電性ボールを一個だけ分離して他の装置へ供給する導電性ボールの供給方法であって、導電性ボールが一個通過可能な内寸を有する管状のボール整列路、及び導電性ボールが一個通過可能な内寸を有してボール整列路の一端部に連通してL字状の屈曲経路を構成するボール排出路からなる構成を用い、ボール整列路における屈曲経路の屈曲部に連通される第一の気体通路より、ボール整列路における先頭にある第一の導電性ボールを吸引して、屈曲部において吸引保持された第一の導電性ボールを先頭にボール整列路内において導電性ボール群を整列させる工程と、吸引保持された第一の導電性ボールの表面であって排出路に面していない領域に対して第一の気体通路より気体を吹付ける工程と、気体の吹付けにより得られる押圧力を利用して第一の導電性ボールを排出路に移動させる工程と、第一の導電性ボールに続いて整列する第二の導電性ボール及び第二の導電性ボールに連なる導電性ボール群を第一の導電性ボールと分離させて前記整列路側に残存させる工程と、有することを特徴としている。
なお、上述した導電性ボールの供給方法にあっては、導電性ボールを吸引してボール整列路内に整列させる工程において、導電性ボール群が貯留される空間に対して気体の吸引或いは供給を行うことによって、導電性ボール群の分離のための作用或いは整列のための作用が為されることがより好ましい。更には、導電性ボールを整列させる工程の後に、第一の導電性ボールと、第一の導電性ボールに連なる第二の導電性ボールとの間に気体の供給を行い、第一の導電性ボールを予め第二の導電性ボール及び第二の導電性ボールに連なる導電性ボール群と分離しておく工程が行われることがより好ましい。
本発明によれば、径100μm前後の極微小な導電性ボールを供給対象とした場合であっても、分離供給機構による咬み込み等を無くし、当該導電性ボールに対して形状変形を与えることなく搬送装置、接合装置等にこれを供給することが可能となる。また、静電気等によって複数の導電性ボールが集合して塊状態を形成した場合、或いは整列路の入り口において個々の導電性ボールが引っかかり所謂ブリッジを形成した場合であっても、これらを分離して一個の導電性ボールを好適に取り出すことが可能となる。
また、本発明によれば、引用文献5に例示されるストッパ等のメカニカルな動作を為す構成が排除され、気体の供給排出の操作による導電性ボールへの押圧或いは吸引のみによって導電性ボール一個の分離が可能となる。従って、供給装置の構造の簡略化及び部品点数の大幅な削減が達成されるのみならず、装置組立の際に求められる位置合わせ精度等が緩和されることから、組立工程の簡略化も達成される。更に、メカニカルな動作がなくなることから、実際に一個の導電性ボールを分離供給する際に要する所謂サイクルタイムも短縮することが可能となり、例えば実装工程の動作時間等を短縮させて生産効率の向上に寄与することも可能となる。
本発明の第一の実施形態に係る導電性ボールの供給装置における主要部の概略構成を模式的に示す図である。 図1に示す導電性ボールの供給装置において導電性ボールを分離供給する際の手順を示すフローチャートである。 図2に示す各ステップにおける導電性ボールの供給装置の状態を図1と同様の様式にて模式的に示す図である。 図2に示す各ステップにおける導電性ボールの供給装置の状態を図1と同様の様式にて模式的に示す図である。 図3−(2)における領域Xを拡大し、一個の導電性ボールが分離されるメカニズムを説明する図である。 図1に示す導電性ボールの供給装置において、導電性ボールの分離に際して問題となるブリッジを示す図である。 図1に示す導電性ボールの供給装置の製造手順における一工程を示す模式図である。 図5−(1)における切断面Y−Yに見られるボール整列路5の断面形状を示す図である。 図1に示す導電性ボールの供給装置の製造手順における一工程であって図5−(1)以降の工程を示す模式図である。 図1に示す導電性ボールの供給装置の製造手順における一工程であって図5−(3)以降の工程を示す模式図である。 本発明の第二の実施形態に係る導電性ボールの供給装置における主要部の概略構成を模式的に示す図である。 図6に示す導電性ボールの供給装置において導電性ボールを分離供給する際の手順を示すフローチャートである。 図7に示す各ステップにおける導電性ボールの供給装置の状態を図6と同様の様式にて模式的に示す図である。 図7に示す各ステップにおける導電性ボールの供給装置の状態を図6と同様の様式にて模式的に示す図である 図7に示す各ステップにおける導電性ボールの供給装置の状態を図6と同様の様式にて模式的に示す図である
本発明に係る導電性ボールの供給装置、及び供給方法の実施形態について、以下に図面を参照して説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る導電性ボールの供給装置1の主要部分についての概略構成を模式的に示す図である。本形態に係る導電性ボールの供給装置1は、当該記載順序で連通して配置されるボール貯留部3、ボール整列路5、及びボール排出路7と、ボール整列路5と連通する第一の気体通路9と、を有している。ボール貯留部3は、複数の導電性ボール2、即ち導電性ボール群を収容可能な内容積を有する空間からなる。当該空間は、図中水平方向に軸が延在すると共に一端部にてボール整列路5と連通する第一の貯留部3aと、該軸の他端で交わり且つ該軸に対して上方に傾斜する軸を有する第二の貯留部3bと、を有している。また、第二の貯留部3bにおける第一の貯留部3aとの連通端部と逆の端部は、導電性ボール2の移動を妨げて気体の通過を許容するフィルタ状部材からなる第二の気体通路3cにより閉塞されている。
ボール整列路5は、一個の導電性ボール2が通過可能な内径を有した円筒形状を有する。該ボール整列路5の一端部は、第一の貯留部3aの一端部と接続されている。また、ボール整列路5の他端部は第一の気体通路9と連通する。更に、ボール整列路5は他端部においてボール排出路7とも連通する。ボール排出路7は、ボール整列路5と同様に、導電性ボール2が一個通過可能な内寸を有する。ボール排出路7は一端部においてボール整列路5と連通し、更にボール整列路5と一体となって導電性ボール2が通過可能なL字形状の通路、即ち屈曲経路を構成する。即ち、ボール整列路5とボール排出路7との接続部は、L字状の屈曲部を構成する。なお、ボール排出路7の中心軸はボール整列路5の延在方向である中心軸に垂直な方向に延在する。ボール排出路7の他端は、導電性ボールピックアップ系13に接続される。第一の気体通路9は、導電性ボール2が進入することができない断面形状、即ち内径を有する細管状の気体の通路として機能する。また、第一の気体通路9は第一の気体制御手段11に接続されており、後述する操作を行うように制御系15からの指示に従って、ボール整列路5に対するエア、窒素等、気体の供給及び吸引排出を行うために用いられる。なお、本形態ではボール整列路5等は断面円形の円筒形状として述べているが、本発明は当該形態に限定されず、断面角形状等、導電性ボールを通過させることが可能な種々の形状とすることが可能である。従って、ボール整列路5等の管状部における導電性ボール2の通過部分の大きさ、或いは第一の気体通路9の大きさは、導電性ボール2が通過可能、或いは通過不可能な内寸を有するとして定義されることが好ましい。
次に、当該導電性ボールの供給装置1を用いた導電性ボール2の分離供給操作について説明する。図2は、導電性ボール2の分離供給操作の手順を示すフローチャートである。図3−(1)及び図3−(2)は当該分離供給操作における導電性ボールの供給装置1について、各々の工程での状態を図1と同じ様式にて示す図である。また、図3−(3)は図3−(2)において参照番号Xとして示される領域を拡大し、本発明において一個の導電性ボールを分離するメカニズムを模式的に示している。
実際の分離操作においては、装置の稼動開始(ステップS0)後、第一の気体制御手段11による第一の気体通路9を介してのボール整列路5内等の気体の排出が為される(ステップS1)。当該操作によって、ボール整列路5と連通するボール貯留部3に貯めこまれた導電性ボール2がボール整列路5内に吸引される。なお、ボール貯留部3の他方端部は第二の気体通路3cによって閉塞されているため、該第二の気体通路3cを介して、気体は外部空間より無制限にボール貯留部3等に供給される。従って、当該排気操作は、第一の気体制御手段11の排気吸引操作が停止されるまで継続可能である。また、ボール整列路5の中心軸に垂直な断面の形状が角形状の場合、吸引力は先頭部に位置する導電性ボール2の周囲の隙間を介して後続する導電性ボールにも及ぶ。従って、当該排気操作の継続によって、導電性ボール2の吸引は継続され、当該導電性ボール2は次々とボール整列路5内に吸引されることとなる。これにより、導電性ボール2は供給対象となる屈曲部に位置する第一の導電性ボール2aを先頭に、ボール整列路5内部で整列することとなる。ボール整列路5内で先頭に存在する(第一の気体通路9に最も近い位置に存在する)導電性ボール2aが、第一の気体通路9の開口端9aが形成される開口形成面9bに当接したことにより導電性ボール2aの移動が停止される。この状態を図3−(1)に示す。第一の気体制御手段11による導電性ボール2の吸引の停止は、制御系15において導電性ボール2aの吸引操作開始後に所定時間が経過されたことの検知に伴い、或いはより確実な方法として導電性ボール2aが移動の停止された所定位置に存在することが不図示の位置センサ、或いは圧力センサ等による検知に伴い実施される。
その後、第一の気体通路9よりボール整列路5に対しての気体供給(排出ブロー)が行われる(ステップS2)。その際の第一の導電性ボール2a等の挙動及びそのメカニズムについて述べる。図3−(3)は、上述したように、ステップS2におけるL字状屈曲部Xでの導電性ボール等の状態について、これらを拡大して示す図である。第一の気体通路9がボール整列路5と繋がる開口端9aの開口中心は、開口形成面9bに当接した第一の導電性ボール2aの中心を通る図中水平な平面(ボール整列路5の中心軸に平行でボール排出路7の中心軸に垂直な平面)より下方に配置されている。即ち、第一の気体通路9の軸線は、ボール排出路7の軸線上においてボール整列路5の軸線に対して図中下方に、更に換言すればボール整列路5の中心軸に関して該ボール整列路5においてボール排出路7が開口する側とは逆の側に、オフセットして配置される。また、その際、該開口端から供給される気体の主たる流れ方向を第一の気体通路9の開口端9aの開口方向を規定する開口軸と定義した場合、当該開口軸はボール整列路5の中心軸に平行とすることが好ましい。また、当該開口軸、ボール整列路5の中心軸、及びボール排出路7の中心軸が同一平面内に配置されることが好ましい。ここで、供給対象となる第一の導電性ボール2aが当該位置に存在した状態にあるとき、該第一の導電性ボール2aの後方(開口形成面9bが存在する側と逆の側)には更なる導電性ボールである第二の導電性ボール2bが連なっている。従って、第一の導電性ボール2aは、開口形成面9bと第二の導電性ボール2bとによって挟持された状態にある。この状態で第一の気体通路9よりボール整列路5に対して気体供給をある程度以上の流速を伴って行うことにより、供給された気体10は第一の導電性ボール2a下半分に対する押圧力12として作用する。当該押圧力は、第一の導電性ボール2aを上方に持ち上げる第一の分力12aと、第二の導電性ボール2b及び該第二の導電性ボール2bに連なる導電性ボール群をボール整列路5内に押し戻す第二の分力12bと、を含む。
供給された気体10はボール排出路7内に流れ込む第一の気流10aと、ボール整列路5内に流れ込む第二の気流10bとに分かれる。第一の気流10aは、ボール排出路7内で第一の導電性ボール2aを図中上方に押し上げ続ける。また、第二の気流10bは第二の導電性ボール2bをボール貯留部3方向に押し戻す第二の分力12bとして作用する。以上のメカニズムによって、第一の導電性ボール2aは第二の導電性ボール2b等、後に連なる導電性ボール群より分離されることとなる。この状態で気体10の供給を継続することによって、図3−(2)に示すように第一の導電性ボール2aは他の導電性ボール2と分離され、導電性ボールピックアップ系13まで移送される(ステップS3)。以上の操作を繰り返すことによって、個々の導電性ボールを順次ボール貯留部3より排出することが可能となる。以上述べたように、第一の導電性ボール2aをボール排出路7に向けて押圧するために、第一の気体通路9から気体の吹き出しが行われる。その際に気体が吹き出される位置は、所定位置にある第一の導電性ボール2aにおける下半分、即ち、第一の導電性ボール2aにおいてボール排出路7の出口側を向いていない表面領域に対して気体があたる位置とされる。
なお、課題において述べたように、微小な導電性ボールの場合静電気等の影響から多数個が塊となってしまい、個々を分離することが困難となる場合がある。また、本発明に係る構成の場合、ボール貯留部3とボール整列部5との連通部分において該導電性ボール2の移動可能な経路の大きさ(前述した内寸)が大きく変化することから、この部分で複数の導電性ボール2が同時に吸引されて互いに他の移動を妨げる形となる場合が考えられる。この場合も該連通部分において吸引された複数の導電性ボール2が互いに移動を妨げることで塊となってしまい、結果としてブリッジが形成されてしまう。このような状態を図4に示す。本発明では、ボール貯留部3におけるボール整列部5との連通領域、ボール整列部5、及び第一の気体通路9について、第一の気体通路9より供給される気体が流れ方向を変えないように各々の軸方向断面が重なるように配置されていることが好ましい。当該構成とすることにより、このような場合であっても、気体通路9より大きな流速にて気体を供給することによって、当該ブリッジに対して気体流を直接的に噴きつけて作用させ、この塊を個々の導電性ボールに再度分離させることが可能となる。
以上述べたように、本実施形態では、気体の給排気系を一系統のみ配することによって、連続する内寸の異なる3種類の経路を繋げるだけで導電性ボールの分離供給装置が構築される。当該構成では、メカニカルな機構が存在せず、所謂挟み込みによる装置の停止、導電性ボールの変形等が存在しなくなる。また、単に気体の送排気のみで分離供給の操作が行えることから、操作に要する時間の短縮も可能となる。なお、本実施形態ではボール貯留部3の形状を軸線の延在方向が異なる二つの円筒を合成してなる形状として述べているが、本発明は当該形態に限定されない。即ち、ボール貯留部3として構成される空間の形状は特に限定されない。
本実施形態においては、ボール整列路5の軸と第一の気体通路9の軸とが平行となるように配置されている。当該構成によれば、前述したブリッジの破壊が少量の気体により可能となる。しかし、例えばL字状の屈曲部において気体通路9が斜め下方側から連通する構成とし、導電性ボールを上方に押し上げる力の方をより大きく得ることとしても良い。また、本実施形態では、ボール整列路5とボール排出路7とにより形成されるL字と、第一の気体通路9と、が、同一平面内に存在する形状を示している。当該構成の場合、第二の導電性ボール2bをも用いて第一の導電性ボール2aをボール排出路7へ上昇させる際の初期時での押圧力を大きくするという効果が得られる。また、前述したブリッジの破壊が少量の気体の供給によっても可能となるという効果も得られる。しかしながら、加工上の都合、前述した第一の導電性ボール2の停止を検知するセンサの配置上の都合等により、該第一の気体通路9の延在方向、或いは開口部9aの形成方向は、L字を含む図の紙面に対して種々の角度を有して配置することも可能である。従って、本発明において、L字形状は、ボール整列路5の中心軸を含む同一の面内に存在し且つL字内に形成される角度が直角であることが好ましいが、当該形状は厳密なL字を規定するものではなく、当該形状から上述した加工上の都合等により適宜改変することも可能である。また、上記実施形態では、気体経路を導電性ボールの吸引及び押圧の両タイミングにおいて、気体の排出、供給の両方で用いることとしている。しかしながら、これらを二系統に分離し、吸引用の開口と供給用の開口とがL字形状における屈曲部に配置されることとしても良い。
なお、上述した実施形態において、ボール整列路5及びボール排出路7は、導電性ボール2が移動可能であると共に、導電性ボール2を好適に吸引可能となるように通路の内寸が例えば100μm径或いは100μm角に設定される。従って、第一の気体通路9の内寸は、導電性ボールが該第一の気体通路9の内部に入り込まない寸法であることが好ましい。この場合、このような内寸の貫通経路を形成することは通常の穴あけ加工では容易ではない。ここでは、上述した実施形態に係る導電性ボールの供給装置の主要部の加工方法について図面を参照して説明する。図5は該加工方法の手順を説明するためのものであって、図5−(1)、図5−(3)及び図5−(4)は加工手順を示し、図5−(2)は図5−(1)における切断面Y−Yに見られるボール整列路5の断面形状を示している。
これら図面において第一の部材たるベース部材18aは、第二の部材たる蓋体18bがその表面に取り付けられて、該蓋体18bと共に導電性ボールの供給装置1におけるボール貯留部3を除いた分離供給部位18を構成する。図5−(1)等は、これら第一の部材及び第二の部材の斜視図を示す。図5−(1)に示すように、金属或いは樹脂からなる平板からなるベース部材18aの表面に対して、放電加工等によってボール整列路5及びボール排出路7を構成するL字溝14が形成される。本形態では、図5−(2)に示すように、100μm径の導電性ボール2を完全に収容可能な断面が100μm角(厳密にはこれより僅かに大きい)となる矩形状のL字溝14としている。当該L字溝14がベース部材18aの表面に形成された後に、更に第一の気体通路9に対応する細溝16が放電加工等によって形成される。溝加工終了後、ベース部材18aの表面に平板状の蓋体18bが位置合わせされ(図5−(3))、これらが互いに固定される(図5−(4))。これによりL字溝14及び細溝16は管状となり、L字溝14はボール整列路5及びボール整列路7に、又細溝16は第一の気体通路9となる。
当該加工方法を用いることによって、非常に微細な内寸を有する第一の気体通路9を、比較的長い距離に形成し且つL字状屈曲部の所定の位置に対して正確に形成することが可能となる。また、例えば静電気の影響を無くす必要性から本発明に係る導電性ボールの供給装置1を導電性の樹脂等、例えば細い穴を開ける加工が困難な材料から形成せざるを得ない場合も考えられる。本加工方法であれば、放電加工、研削等、材料、溝内寸等に応じた種々の加工方法を用いることが可能となる。更に、将来導電性ボールの径が更に小さくなった場合、例えば数μm径からなるサイズとなった場合には、所謂フォトリソ加工によって分離供給部位18を得ることも可能となる。また、本発明によれば、当該導電性ボールの供給装置1内において導電性ボール2の詰りを生じる可能性は小さいが、例えば前述したブリッジ等がうまく破壊できない場合も考えられる。従って、導電性ボールの供給装置1内部での導電性ボール2の挙動を確認できることが好ましい。例えば当該加工法において蓋体18bをアクリル板のような透明な部材によって構成することによって、導電性ボール2の状態を直接目視によって確認することも可能となる。以上述べたように、本実施形態における導電性ボールの供給装置1の主要部は、その加工上平板状の部材表面に加工を施すことによって得ることが好ましい。従って、当該加工上の観点から、ボール整列路5及びボール排出路7は同一平面内に存在することが好ましく、更にこれらの内壁の一側面と第一の気体通路9の一側面とが同一の平面内に存在することが好ましいと考えられる。
上述した第一の実施形態では、気体の給排気系を一系統のみ有する構成を示した。しかしながら、例えば用いる導電性ボールの径が大きい、或いは比重が大きい材料からなる場合、前述した第二の導電性ボール2b及びこれに連なる他の導電性ボール群の重量が大きくなり、該第二の導電性ボール2bが排出ブローによっても移動困難なケースも考えられる。本発明における第二の実施形態はこのような状態に対処するための形態である。図面を参照して以下に第二の実施形態について述べる。尚、第二の実施形態を示す図6、図8−(1)、図8−(2)、及び図8−(3)は、第一の実施形態における図3−(1)等と同様の様式に主要構成を示すものである。従って、同一の構成に関しては同一の参照番号を用いて示すこととし、説明の詳細は省略する。
当該実施形態に係る導電性ボールの供給装置1は、第一の実施形態で述べた諸構成に加え、第二の気体通路3cを介してボール貯留部3に対して気体の供給、排出(吸引)を可能とする第二の気体制御手段17、ボール整列路5に連通する第三の気体通路19、及び該第三の気体通路19に気体を供給する第三の気体制御手段21を更に有する。第三の気体通路19は、ボール整列路5において所定位置、即ち第一の導電性ボール2aが開口形成面9bに当接した位置に存在した場合において、該第一の導電性ボール2aの背後(開口形成面9bとの当接側とは逆の側)に対して気体を供給可能となるように配置される。具体的には、当該配置は第二の導電性ボール2bが第一の導電性ボール2aに連なって存在する場合に、第三の気体通路19の開口部は開口端面9b、即ち第一の導電性ボール2aがボール整列路5の屈曲部側の端部を構成する内壁面に当接した際の当接部から導電性ボール2の一個分乃至一個半分の距離の間になるように設定される。
次に、本実施形態に係る導電性ボールの供給装置1を用いて、実際に導電性ボール2を分離供給する工程について説明する。図7は、導電性ボール2の分離供給操作の手順を示すフローチャートである。図8−(1)、図8−(2)、及び図8−(3)は当該分離供給操作における個々のステップにおける状態を図6と同じ様式にて示す図である。
実際の分離操作においては、装置の稼動開始(ステップS0)後、第一の気体制御手段11による第一の気体通路9を介してのボール整列路5内等の気体の排出が為される(ステップS11)。更に、第二の気体制御手段17から第二の気体通路3cを介して導電性ボール2の吹上げ用の気体の供給が行われる(ステップ12)。当該気体の供給によって、導電性ボール2はボール貯留部3内部で分離、攪拌され、より大きな気体の流れを形成してボール整列路5内への導電性ボール2の吸引を促す。その結果、ボール貯留部3に貯めこまれた導電性ボール2は、ボール整列路5内部に順次吸引されることとなる。この状態が図8−(1)に示される。ボール整列路5内で先頭に存在する第一の導電性ボール2aが、開口形成面9bに当接したことを、経過時間或いは実際の検知により確認した後に、導電性ボール2の移動が停止される。ここで、第二の気体制御手段17による気体の供給を停止する。続いて、第三の気体制御手段21より、第三の気体通路19を介して、ボール整列路5内への気体の供給が行われる。即ち、第一の導電性ボール2aと第二の導電性ボール2bとの間にこれら導電性ボールを切り離す切り離しブローの吹き付けが行われる(ステップ13)。
更に、第二の気体制御手段17によるボール貯留部3内の気体の吸引排出が行われる(ステップ14)。この状態を図8−(2)に示す。当該操作によって、第二の導電性ボール2b及びこれに連なる他の導電性ボール群はボール貯留部3内部に引き戻されることとなる。その後、第二の気体制御手段17、及び第三の気体制御手段21を停止させ、ボール貯留部3及びボール整列路5からなる空間を閉鎖空間とする。当該操作終了後、第一の気体通路9よりボール整列路5に対しての気体供給(排出ブロー)が行われる(ステップS15)。ここで、ボール貯留部3及びボール整列路5からなる空間が閉鎖空間であることから、第一の気体制御手段11から供給された気体は唯一の排出経路であるボール排出路7方向に流れ、同時に第一の導電性ボール2aを移動させる(図8−(3))。これにより導電性ボールの排出(ステップ16)が実行される。
本実施形態によれば、比較的径の大きな、或いは比重の大きな導電性ボールであっても、気体の送排気のみによって単一の導電性ボールの分離供給を行うことが可能となる。即ち、本形態においては、気体の給排気系は3系統必要となるが、連続する径の異なる3種類の経路を繋げ且つ所定の位置に給気用の経路を付加するだけで導電性ボールの分離供給装置が構築される。当該構成では、メカニカルな機構が存在せず、所謂挟み込みによる装置の停止、導電性ボールの変形等が存在しなくなる。また、単に気体の送排気のみで分離供給の操作が行えることから、第一の実施形態に比して延びるとはいえ、操作に要する時間の短縮も可能となる。
なお、上述した第二の実施形態では、第三の気体通路19はボール整列路5に対して垂直に配置されている。当該構成は、加工の容易さ、及び供給対象となる第一の導電性ボール2a及び第二の導電性ボール2bに対して等しく押圧力を作用させることが可能というメリットを有する。しかしながら、第一の導電性ボール2aを所定位置で強固に吸着保持可能であれば、第三の気体通路19の中心軸をボール整列路5の中心軸に対して傾斜させて配置し、特定の例えば第二の導電性ボール2bに対してより大きな押圧力を作用させる構成としても良い。また、上述した形態では、第三の気体通路19は、供給対象となる第一の導電性ボール2aとこれに連なる第二の導電性ボール2bとの間に気体を供給するように配置されている。しかし、例えばこれを第二の導電性ボール2bとこれに連なる他の導電性ボール2との間に気体を供給することとし、これらボールの間隔を予め空けておいて次工程において第二の導電性ボール2bの移動の容易化を図る構成としても良い。かしながら、上述した分離供給部位18の加工上、第一の実施形態の場合と同様に、ボール整列路5、ボール排出路7、第一の気体通路9、及び第三の気体通路19の各々の内壁についてその一側面が全て同一平面内に配置する構成とすることが好ましい。
以上に述べた第一及び第二の実施形態では、導電性ボールの自重を効果的に用いるという観点から、ボール整列路5は水平方向に延在し、且つボール排出路7は鉛直方向に延在し、ボール貯留部3及び気体経路9はこれらの延在方向に準じてその配置が定められている。しかしながら、本発明におけるこれら構成の配置は上述した水平及び鉛直方向に限定されない。具体的には、気体の供給吸引により十分な速度での導電性ボールの移動、確実な保持が実行可能であれば、これらの延在方向を適宜変更可能であって、ボール整列路5とボール排出路7とがL字状の屈曲連通部を有する管状経路を構成していれば良い。また、対象とする部材を導電性ボールとして述べているが、該導電性ボールは導電性を示す材料からなり凡そ球体として取り扱うことが可能な部材であれば良い。
1:導電性ボールの供給装置、 2:導電性ボール、 3:ボール貯留部、 5:ボール整列路、 7:ボール排出路、 9:第一の気体通路、 10:気体、 11:第一の気体制御手段、 12:押圧力、 13:導電性ボールピックアップ系、 14:L字溝、 15:制御系、 16:細溝、 17:第二の気体制御手段、 18:分離供給部位 19:第三の気体通路、 21:第三の気体制御手段

Claims (9)

  1. 導電性ボール群より第一の導電性ボールを一個のみ分離して他の装置へ供給する導電性ボールの供給装置であって、
    前記導電性ボール群を貯留可能なボール貯留部と、
    前記貯留部と一方の端部で連通し、前記導電性ボールが一個通過可能な内寸を有するボール整列路と、
    前記導電性ボールが一個通過可能な内寸を有し、前記ボール整列路の他方の端部と連通してL字状の屈曲経路を構成し、前記他の装置への前記導電性ボールの移動経路を構成するボール排出路と、
    前記L字状の屈曲経路の屈曲部に配置され、前記導電性ボールの外径より小さな内寸を有する開口径からなる第一の開口部を介して前記屈曲経路に気体を供給吸引可能な第一の気体通路と、
    前記第一の気体通路に対して気体の供給及び吸引を行う第一の気体制御手段と、を有し、
    前記第一の開口部の開口中心は、前記ボール整列路の中心軸に対して、前記ボール排出路が配置される側とは逆の側にオフセットされること、を特徴とする導電性ボールの供給装置。
  2. 前記第一の開口部の開口方向を規定する開口軸は前記ボール整列路の中心軸に対して平行に配置されることを特徴とする請求項1に記載の導電性ボールの供給装置。
  3. 前記第一の開口部の開口方向を規定する開口軸、前記ボール整列路の中心軸、及び前記ボール排出路の中心軸は同一平面内に配置されることを特徴とする請求項1或いは2の何れか一項に記載の導電性ボールの供給装置。
  4. 前記ボール貯留部に対して前記気体の供給及び吸引を可能な第二の気体通路、及び前記第二の気体通路に対して気体の供給及び吸引を行う第二の気体制御手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の導電性ボールの供給装置。
  5. 前記ボール整列路における前記屈曲部とは異なる位置において前記ボール整列路に連通して前記ボール整列路に対して気体を供給可能な第三の気体通路と、前記第三の気体通路に気体を供給する第三の気体制御手段と、を更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の導電性ボールの供給装置。
  6. 前記第三の気体通路が前記ボール整列路に連通する第二の開口部と、前記第一の導電性ボールが前記整列路の他方の端部を構成する内壁に当接した際の当接部と、の前記整列路の延在方向における距離は、前記導電性ボールの一個分乃至一個半分の寸法に等しいことを特徴とする請求項5に記載の導電性ボールの供給装置。
  7. 導電性ボール群より第一の導電性ボールを一個だけ分離して他の装置へ供給する導電性ボールの供給方法であって、
    前記導電性ボールが一個通過可能な内寸を有する管状のボール整列路、及び前記導電性ボールが一個通過可能な内寸を有して前記ボール整列路の一端部に連通してL字状の屈曲経路を構成するボール排出路からなる構成を用い、
    前記ボール整列路における前記屈曲経路の屈曲部に連通される第一の気体通路より、前記ボール整列路における先頭にある前記第一の導電性ボールを吸引して、前記屈曲部において吸引保持された前記第一の導電性ボールを先頭に前記ボール整列路内において前記導電性ボール群を整列させる工程と、
    前記吸引保持された前記第一の導電性ボールの表面であって前記排出路に面していない領域に対して前記第一の気体通路より気体を吹付ける工程と、
    前記気体の吹付けにより得られる押圧力を利用して前記第一の導電性ボールを前記排出路に移動させる工程と、
    前記第一の導電性ボールに続いて整列する第二の導電性ボール及び前記第二の導電性ボールに連なる導電性ボール群を前記第一の導電性ボールと分離させて前記整列路側に残存させる工程と、を有することを特徴とする導電性ボールの供給方法。
  8. 前記導電性ボールを吸引して前記ボール整列路内に整列させる工程において、前記導電性ボール群が貯留される空間に対して気体の吸引或いは供給を行うことによって、前記導電性ボール群の分離のための作用或いは整列のための作用が為されることを特徴とする請求項7に記載の導電性ボールの供給方法。
  9. 前記導電性ボールを整列させる工程の後に、前記第一の導電性ボールと、前記第一の導電性ボールに連なる第二の導電性ボールとの間に気体の供給を行い、前記第一の導電性ボールを予め前記第二の導電性ボール及び前記第二の導電性ボールに連なる導電性ボール群と分離しておく工程が行われることを特徴とする請求項7或いは8の何れか一項に記載の導電性ボールの供給方法。
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