JP4993221B2 - 移動通信システムにおけるtfc選択装置及び方法並びにそのプログラム - Google Patents

移動通信システムにおけるtfc選択装置及び方法並びにそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、CDMA方式の移動通信システムにおけるTFC(Transport Format Combination)選択装置に関する。
国際標準規格団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規定される移動体通信方式のW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)では、DCH(Dedicated Channel)やE−DCH(Enhanced DCH)といった上りチャネルが定義されている。これらのチャネルに乗せて送信するデータ系列は、複数存在する(データ系列1,2,…,N)。各データ系列から適切なデータ長のデータ片をそれぞれ切り出し、切り出したデータ片を連結して送信データが形成される。各データ系列から切り出すデータ片の長さの組み合わせが、TFCと呼ばれる。
TFCには、数十〜数百通りの組み合わせがあり、可能なTFCの集合をTFCS(Transport Format Combination Set)と呼ぶ。TFCS及びTFCの例を図7に示す。図示の「Table」は、データ系列数N=2(データ系列1,2)、TFC数=9(TFC(1)〜(9))の例である。
移動通信では、一般に、送信データのサイズが大きいほど、高い総送信電力が必要となる。逆に、送信データのサイズが小さいほど、低い総送信電力ですむ。そのため、総送信電力はTFCによって異なる。
ところで、DCHやE−DCHの送信処理は、図5に示す手順300により行われる。まず、TFC決定部301が、最大許容送信電力を超えない総送信電力により送信することができるTFCを決定する。送信データ作成部302は、TFC決定部301で決定したTFCに基づいて、データ系列1,2,…,Nからデータ片をそれぞれ切り出して連結し、これにより送信データを作成する。送信データ処理部303は、作成された送信データに対して、誤り訂正符号化やインターリーブを行う。最後に、周波数変換部304が、送信データ処理部303で処理された送信データを変調し、それを搬送波として出力する。
上記一連の処理のうち、TFC決定部301は、図6に示す機能を持つ。総送信電力計算部401は、TFCSにおける各TFCの総送信電力を計算する。TFC選択部402は、総送信電力が最大許容送信電力を超えないTFCのうち、最も大きい総送信電力を持つTFCを選択する。
TFCの選択に関し、例えば特許文献1に記載の技術がある。同文献には、各トランスポートチャネルにおける所定時間間隔の送信データ長の組み合わせを規定するTFCを選択し、該選択されたTFCに基いて各トランスポートチャネルの送信データを多重して送信する移動端末装置におけるTFC選択方法が開示されている。
特開2003−304195号公報
しかしながら、一般に、TFCSには数十〜数百個のTFCが存在する。よって、そのようなTFCSから最適TFCを選択するために、全てのTFCに対し図6に示すような処理を行うと計算量が膨大になる。その対策として、例えば、図5において、TFC決定部301を並列化する回路で手順300を実現した場合、処理時間は短縮するものの、回路が大型化するという不都合がある。回路の大型化は、移動通信の機器にとって望ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動通信における送信データのTFCを選択するための計算量を削減する技術を提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明に係るTFC選択装置は、受信データのCPICHシンボルを用いてSIRを計算するSIR計算部と、前記SIRに対応するm個のTFCであるSTFC(m)を求める変換部と、総送信電力の大きさに比例する順序が与えられたTFCの集合であるTFCSから前記STFC(m)に対応するTFCを選択し、該TFCを起点として探索方向信号が示す順序で前記TFCSにおけるTFCの総送信電力を計算する総送信電力計算部と、前記起点となるTFCの総送信電力に基づき探索方向信号を生成し、且つ、送信データに適用すべき最適TFCを前記TFCSから選択するTFC選択部と、を備え、前記TFC選択部は、前記送信データに許された総送信電力の最大値以下であり且つ該最大値に最も近似する総送信電力に対応するTFCを最適TFCとして選択する。
本発明に係るTFC選択方法は、受信データのCPICHシンボルを用いてSIRを計算し、前記SIRに対応するm個のTFCであるSTFC(m)を求め、総送信電力の大きさに比例する順序が与えられたTFCの集合であるTFCSから前記STFC(m)に対応するTFCを選択し、前記選択したTFCの総送信電力に基づき探索方向信号を生成し、前記選択したTFCを起点として前記探索方向信号が示す順序で前記TFCSにおけるTFCの総送信電力を計算し、送信データに許された総送信電力の最大値以下であり且つ該最大値に最も近似する総送信電力に対応するTFCを、前記送信データに適用すべき最適TFCとして前記TFCSから選択するという方法である。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを上記TFC選択装置として機能させるものである。
本発明によれば、送信データに適用すべき最適TFCを選択するのに必要な計算量を削減することができる。これにより、装置の回路規模が大型化することを防ぐことができる。また、プログラムとして実現する場合には処理時間を短縮することができる。
本発明の実施形態の構成図である。 本発明の実施例におけるTFCSに関する説明図である。 本発明の実施形態の動作に関するフローチャートである。 本発明の実施形態の動作に関するフローチャートである。 一般的な移動通信システムにおける送信処理部の構成図である。 一般的な移動通信システムにおける送信処理部のTFC決定部の構成図である。 一般的な移動通信システムにおけるTFCSに関する説明図である。
符号の説明
100 TFC選択装置
101 総送信電力計算部
102 TFC選択部
103 TFCS
104 総送信電力
105 最適TFC
106 探索方向信号
107 SIR計算部
108 変換部
109 CPICHシンボル
110 SIR
111 STFC
次に、本発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
移動通信では、電波の伝播路の環境が良いほど、サイズの大きいデータを低い送信電力で送信可能である。一方、伝播路環境の状況が悪いほど、サイズの小さいデータを高い送信電力で送信する必要がある。伝播路環境の状況を表す指標の一つに、SIR(Signal to Interference Ratio)がある。よって、SIRとTFCとには相関関係がある。SIRは、W−CDMAの受信処理の過程で、CPICH(Common Pilot Channel)シンボルから算出される。
図2に、TFCSが設定されたテーブル例としてのTable1を示す。本実施形態では、上述のSIRとTFCとの相関関係を利用して、Table1にあるTFCの中から、送信データに用いる最適なTFCを効率的に探索する。
TFCSにJ個のTFCがある場合、それらは、TFC(1)、TFC(2)、…、TFC(j)、…、TFC(J)(j=1,2,…,J)と表される。一連のTFC(j)は、jの値が大きくなるにつれて、すなわち昇順に、総送信電力が高くなる(Table3,4)。このように、TFCS(Table1)の一連のTFCには、総送信電力の大きさに比例した順序(j)が設定されている。
TFCSから選択されたTFCが、STFC(Selected TFC)である。TFCSからm個のTFCが選択される場合、STFC(1)、STFC(2)、…、STFC(m)、…、STFC(M)(m=1,2,…,M)のように表される。
TFCSから最適TFCを探索するにあたり、まず、後述の式(1)の条件を満たすSTFC(m)を決定する。
A(m)≦SIR<A(m+1) …(1)
式(1)において、A(m)は、任意のSTFC(m)に対応するSIR値であり、そのSTFC(m)に対し予め適切な値がA(m)として定められる。図2のTable2に、STFC(m)及びA(m)の組み合わせ例を示す。Table2において、例えば、A(m)がA(1)の場合、A(m+1)はA(2)である。Table2の各行は、同図Table1の各行にあるTFC(j)と対応する。
上記式(1)に基づき決定されたSTFC(m)が、最適TFCを探索する際の起点に対応するものとなる。すなわち、図2のTable1から最適TFCを探索する場合に、Table2における上記のSTFC(m)に対応するTable1のTFC(j)が、探索の起点となる。
次に、起点となるTFCの総送信電力を計算する。そして、その値が最大許容送信電力を超える場合(A)と超えない場合(B)とに応じて、最適TFCの探索方向が決定される。探索方向とは、すなわちTable1から最適TFCとしてのTFC(j)を探索する際のjの推移を指す。具体的には、jが大きくなる方向(昇順)、及び、jが小さくなる方向(降順)である。
(A)起点の総送信電力が最大許容送信電力を超える場合
この場合、起点からTFC(j)を降順で検索する。この探索方向は、総送信電力が小さくなる方向に相当する。まず、STFC(m)に対応するTFC(j)を起点として認識した後、この起点よりjが1つ小さいTFC(j−1)の総送信電力を計算する。TFC(j−1)の総送信電力が最大許容送信電力を超えるならば、次にTFC(j−2)の総送信電力を計算する。TFC(j−2)の総送信電力が最大許容送信電力を超えるならば、次にTFC(j−3)の総送信電力を計算する。以下同様に行い、TFC(j−K)において初めて総送信電力が最大許容送信電力以下となった場合、このTFC(j−K)を最適なTFCとして選択する。
(B)起点の総送信電力が最大許容送信電力以下の場合
この場合、起点からTFC(j)を昇順で検索する。この探索方向は、総送信電力が大きくなる方向に相当する。まず、式(1)に基づき決定したSTFC(m)に対応するTFC(j)を起点として認識した後、この起点よりjが1つ大きいTFC(j+1)の総送信電力を計算する。TFC(j+1)の総送信電力が最大許容送信電力以下ならば、次にTFC(j+2)の総送信電力を計算する。TFC(j+2)の総送信電力が最大許容送信電力以下ならば、次にTFC(j+3)の総送信電力を計算する。以下同様に行い、TFC(j+L)において初めて総送信電力が最大許容送信電力を超えた場合、その1つ手前のTFC(j+L−1)を最適なTFCとして選択する。
上記制御により、(A)及び(B)の何れの場合であっても、最大許容送信電力以下であり且つこの最大許容送信電力に最も近い値の総送信電力に対応するTFCが、最適TFCとして選択される。
本発明の実施例の構成について図1を参照して説明する。本実施例のTFC選択装置100は、以下の部分から構成される。これらの各部分は、プログラム制御によって実現することもできるし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によるハードウェアで構成することもできる。
総送信電力計算部101は、総送信電力104を計算するブロックである。総送信電力計算部101は、TFCS103、最適TFC探索の起点に対応するSTFC(m)111、及び、最適TFC探索の方向を示す探索方向信号106を入力とし、探索中のTFCの総送信電力104を出力する。
TFC選択部102は、総送信電力104と規定の最大許容送信電力との比較により、最適TFC105を決定するブロックである。また、TFC選択部102は、探索の起点となるTFCの総送信電力104の値に応じて探索方向信号106を生成し、これを総送信電力計算部101へ供給する。探索方向信号106の値は、TFC(j)を昇順に探索する場合は「1」であり、降順に探索する場合は「0」である。
SIR計算部107は、受信データから得られたCPICHシンボル109を用いてSIR110を計算するブロックである。
変換部108は、前述の式(1)に基づいて、SIR110をSTFC(m)111と対応付けるブロックである。変換部108は、SIR110を入力とし、STFC(m)111を出力する。
次に本実施例の動作について、図1と、図3及び図4に示すフローチャートを参照して説明する。
SIR計算部107が、CPICHシンボル109を用いてSIR110を計算する(図3:ステップS1)。
変換部108が、式(1)に基づいてSIR110に対応するSTFC(m)111を決定する(ステップS2)。
総送信電力計算部101が、STFC(m)111に対応するTFC(p)を探索の起点としてTFCS103から求める(ステップS3)。
総送信電力計算部101が、起点となるTFC(p)の総送信電力104を計算する(ステップS4)。
TFC選択部102において、起点のTFC(p)の総送信電力104が最大許容送信電力を超えるか否かを判定する(図4:ステップS5)。
起点の総送信電力104が最大許容送信電力を超える場合(ステップS5:Yes、ステップS51:Yes)、TFC選択部102は、降順の探索方向に対応する「0」の探索方向信号106を出力する。また、探索当初ではなく、前回の探索方向信号106が「0」の場合(ステップS53:「0」)も「0」の探索方向信号106を出力する。一方、前回の探索方向信号106が「1」の場合(ステップS53:「1」)、TFC(p−1)を最適TFC105として出力する(ステップS54)。
上記アルゴリズムにより、起点の総送信電力104が最大許容送信電力を超える場合に、探索中のTFCの総送信電力104が初めて最大許容送信電力を下回るというタイミングを検知することができる。そして、そのタイミングでのTFCを最適TFCとして得ることができる。
起点の総送信電力104が最大許容送信電力以下である場合(ステップS5:No、ステップS55:Yes)、TFC選択部102は、昇順の探索方向に対応する「1」の探索方向信号106を出力する。また、探索当初ではなく、前回の探索方向信号106が「1」の場合(ステップS57:「1」)も「1」の探索方向信号106を出力する。一方、前回の探索方向信号106が「0」の場合(ステップS57:「0」)、TFC(p)を最適TFC105として出力する(ステップS58)。
上記アルゴリズムにより、起点の総送信電力104が最大許容送信電力以下である場合に、探索中のTFCの総送信電力104が、最大許容送信電力以下であり且つ最大許容送信電力に最も近似する値をとるというタイミングを検知することができる。そして、そのタイミングでのTFCを最適TFCとして得ることができる。
総送信電力計算部101は、TFC選択部102からの探索方向信号106が「0」の場合(ステップS6:「0」)、TFC(p)に対し、降順の「p=p−1」により総送信電力104を計算する(ステップS61、図3:ステップS4)。また、探索方向信号106が「1」の場合は(ステップS6:「1」)、TFC(p)に対し、昇順の「p=p+1」により総送信電力104を計算する(ステップS62、図3:ステップS4)。
ここで、図1〜図4を参照して上記動作の具体例を説明する。本例では、最大許容送信電力は「23」であり、TFCの数量Nは「9」であるとする。また、探索方向信号106が「0」の場合(A)、総送信電力104が図2のTable3のように算出され、探索方向信号106が「1」の場合(B)、総送信電力104が図2のTable4のように算出されるものとする。
(A)探索方向信号106が「0」の場合
ステップS1(図3)において計算したSIR110が「21」であったとする。
ステップS2において、図2のTable2より、「A(2)<SIR110」であることがわかる。よって、探索の起点に対応するSTFC(m)111としてSTFC(2)が得られる。
ステップS3において、Table1とTable2より、STFC(2)がTFC(7)に対応することがわかる。よって、「p=j=7」となり、探索の起点であるTFC(p)がTFC(7)であると認識される。
ステップS4で計算されたTFC(7)の総送信電力104は、Table3の例では「29」である。
ステップS5では、TFC(7)の総送信電力「29」が最大許容送信電力「23」を超えると判断され、ステップS52により「0」の探索方向信号106が出力される。
ステップS6において探索方向が「0」と判断されると、ステップS61による「p=p−1=6」に基づき、ステップS4にてTFC(6)の総送信電力104が算出される。すなわち、起点のTFC(7)に続いて、TFC(6)が検査される。
ステップS4で計算されたTFC(6)の総送信電力104は、図2のTable3の例では「25」である。
ステップS5では、TFC(6)の総送信電力「25」が最大許容送信電力「23」を超えると判断される。前回のTFC(7)での探索方向信号106が「0」であったため、ステップS53の判断により、今回のTFC(6)についても「0」の探索方向信号106が出力される。
ステップS6において探索方向が「0」と判断されると、ステップS61による「p=p−1=5」に基づき、ステップS4にてTFC(5)の総送信電力104が算出される。すなわち、TFC(6)に続いてTFC(5)が検査される。
ステップS4で計算されたTFC(5)の総送信電力104は、図2のTable3の例では「21」である。
ステップS5では、TFC(5)の総送信電力「21」が最大許容送信電力「23」よりも小さいと判断される。ここで、前回のTFC(6)での探索方向信号106は「0」であった。よって、ステップS57及びS58により、TFC(p)、すなわち現時点の検査対象であるTFC(5)が、最適TFC105として出力される。このように、総送信電力が最大許容送信電力を初めて下回ったときのTFCが、最適TFC105として検出される。
(B)探索方向信号106が「1」の場合
この場合、前述したように、総送信電力104が図2のTable4のように算出される。まず、ステップS1で計算したSIR110が「21」であったとする。
ステップS2では、Table2より、「A(2)<SIR110」であることがわかる。よって、起点に対応するSTFC(m)111はSTFC(2)となる。
ステップS3では、Table1とTable2より、STFC(2)がTFC(7)に対応することがわかる。よって、「p=j=7」となり、探索の起点であるTFC(p)がTFC(7)であると認識される。
ステップS4で計算されたTFC(7)の総送信電力104は、Table4の例では「19」である。
ステップS5では、TFC(7)の総送信電力「19」が最大許容送信電力「23」より小さいと判断され、ステップS55により「1」の探索方向信号106が出力される。
ステップS6において探索方向が「1」と判断されると、ステップS62による「p=p+1=8」に基づき、ステップS4にてTFC(8)の総送信電力104が算出される。すなわち、起点のTFC(7)に続いて、TFC(8)が検査される。
ステップS4で計算されたTFC(8)の総送信電力104は、Table4の例では「22」である。
ステップS5では、TFC(8)の総送信電力「22」が最大許容送信電力「23」より小さいと判断される。前回のTFC(7)での探索方向信号106が「1」であったため、ステップS57の判断により、今回のTFC(8)についても「1」の探索方向信号106が出力される。
ステップS6において探索方向が「1」と判断されると、ステップS62による「p=p+1=9」に基づき、ステップS4にてTFC(9)の総送信電力104が算出される。すなわち、TFC(8)に続いてTFC(9)が検査される。
ステップS4で計算されたTFC(9)の総送信電力104は、Table4の例では「25」である。
ステップS5では、TFC(9)の総送信電力「25」が最大許容送信電力「23」を超えると判断される。ここで、前回のTFC(8)での探索方向信号106は「1」であった。よって、ステップS53及びS54により、TFC(p−1)、すなわち前回の検査対象のTFC(8)が、最適TFC105として出力される。このように、総送信電力が最大許容送信電力以下の近似値をとるタイミングでのTFCが、最適TFC105として検出される。
図5〜図7を参照して説明した一般的な方法では、TFCSを構成する9個のTFCすべてに対して、総送信電力計算を行う必要がある。これに対し、例えば上記実施例では、9個のTFCのうち、総送信電力計算の対象は3個である。このように計算対象が低減されるのは、TFCSから最適TFCを任意に探索することに替えて、探索に先立ち、その探索場所の目安となる起点を設定することによる。
したがって、上記実施形態によれば、総送信電力計算及びTFC選択に必要な計算量が削減される。これにより、数十〜数百個のTFCで構成されるような大規模のTFCSであっても、その中から最適TFCを効率よく探索することができる。また、探索を効率化するために並列回路を設けることは不要であるから、回路規模の大型化を防止することができる。
上記実施例では、TFCS(Table1)を探索する際の探索方向信号が、起点から昇順または降順といった1方向を示すものであったが、本発明に係る探索方向はこれに限定されない。例えば、起点から2方向(昇順及び降順)のそれぞれで所定数のTFCを検査し、その検査結果に基づき最適TFCを選定するという形態でもよい。これにより、起点付近のTFCを検査することができる。
本発明は、CDMA方式の移動通信システムにおける移動端末及び基地局に利用できる。また、本発明は、上記実施形態の動作に対応するコンピュータプログラム、及び、そのプログラムを記憶した記録媒体として実施してもよい。その場合、コンピュータの処理時間を短縮することができる。

Claims (7)

  1. 受信データのCPICHシンボルを用いてSIRを計算するSIR計算部と、
    前記SIRに対応するm個のTFCであるSTFC(m)を求める変換部と、
    総送信電力の大きさに比例する順序が与えられたTFCの集合であるTFCSから前記STFC(m)に対応するTFCを選択し、該TFCを起点として探索方向信号が示す順序で前記TFCSにおけるTFCの総送信電力を計算する総送信電力計算部と、
    前記起点となるTFCの総送信電力に基づき探索方向信号を生成し、且つ、送信データに適用すべき最適TFCを前記TFCSから選択するTFC選択部と、を備え、
    前記TFC選択部は、前記送信データに許された総送信電力の最大値以下であり且つ該最大値に最も近似する総送信電力に対応するTFCを最適TFCとして選択することを特徴とするTFC選択装置。
  2. 前記TFC選択部は、前記起点のTFCの総送信電力が、前記最大値を超える場合は総送信電力が小さくなる順序を示す探索方向信号を生成し、且つ、前記最大値以下である場合は総送信電力が大きくなる順序を示す探索方向信号を生成することを特徴とする請求項1記載のTFC選択装置。
  3. 前記変換部は、前記SIR計算部により算出されたSIRが、あるSTFC(m)に対し予め設定されたA(m)以上であり、且つ、あるSTFC(m+1)に対し予め設定されたA(m+1)未満となる場合の前記A(m)を検知し、該A(m)に対応するSTFC(m)を前記SIRに対応する前記STFC(m)として求めることを特徴とする請求項1又は2記載のTFC選択装置。
  4. 受信データのCPICHシンボルを用いてSIRを計算し、
    前記SIRに対応するm個のTFCであるSTFC(m)を求め、
    総送信電力の大きさに比例する順序が与えられたTFCの集合であるTFCSから前記STFC(m)に対応するTFCを選択し、
    前記選択したTFCの総送信電力に基づき探索方向信号を生成し、
    前記選択したTFCを起点として前記探索方向信号が示す順序で前記TFCSにおけるTFCの総送信電力を計算し、
    送信データに許された総送信電力の最大値以下であり且つ該最大値に最も近似する総送信電力に対応するTFCを、前記送信データに適用すべき最適TFCとして前記TFCSから選択することを特徴とするTFC選択方法。
  5. 前記起点のTFCの総送信電力が、前記最大値を超える場合は総送信電力が小さくなる順序を示す探索方向信号を生成し、且つ、前記最大値以下である場合は総送信電力が大きくなる順序を示す探索方向信号を生成することを特徴とする請求項4記載のTFC選択方法。
  6. 前記計算したSIRが、あるSTFC(m)に対し予め設定されたA(m)以上であり、且つ、あるSTFC(m+1)に対し予め設定されたA(m+1)未満となる場合の前記A(m)を検知し、該A(m)に対応するSTFC(m)を前記SIRに対応する前記STFC(m)として求めることを特徴とする請求項4又は5記載のTFC選択方法。
  7. コンピュータを請求項1乃至3のいずれか1項に記載のTFC選択装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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