JP4993131B2 - 既設構造物の基礎補強工法 - Google Patents

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本発明は、既設構造物の改修で構造物の重量が増大する場合等に必要になる基礎の補強に好適な既設構造物の基礎補強工法に関する。
既設構造物の改修で構造物の重量が増大し、既設の杭基礎の鉛直支持力が改修後の構造物の重量に対し不足する場合には、基礎の補強が必要になる。このような基礎の補強工法として従来一般的に採用されているのは、既設構造物の周辺の地盤に増し杭を打ち込み、既設構造物の底部外周に増し杭の上端に載る張り出し部を構築して、基礎を拡大する工法である(例えば、特許文献1参照)。
この工法は、構造物の荷重を張り出し部を介して増し杭に伝達することにより、構造物の重量増加分を増し杭で支持させるものである。然し、新たに構築する張り出し部を介して増し杭に的確に荷重を伝達することは困難であり、既設の基礎杭に過大な荷重が作用してしまう虞があって、信頼性に欠ける。また、既設構造物の周辺に杭打ち機を搬入して増し杭の打ち込み作業を行う関係で、既設構造物の使用が制限される。
特開2005−240297号公報
本発明は、以上の点に鑑み、既設構造物の使用を制限することなく、構造物の重量増に確実に耐えられるように基礎を補強できるようにした既設構造物の基礎補強工法を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、既設構造物の基礎を補強する工法であって、既設構造物の基礎になっている複数本の既設の基礎杭から所定の1本以上の基礎杭を補強対象杭として選択し、既設構造物の直下の地盤に既設構造物の底面に沿って補強対象杭に達する横穴を掘削して、補強対象杭の上部を横穴内に露出させる工程と、補強対象杭の周囲の地盤を横穴から下方に掘り進めて、補強対象杭より大径の拡径穴を掘削する工程と、拡径穴と横穴内に露出する補強対象杭の上部周囲とにコンクリートを打設して、補強対象杭の周囲にコンクリートによる拡径補強部を構築する工程とを備え、拡径穴を掘削する工程では、補強対象杭の周囲の地盤に既設構造物の底面を反力受け面として筒状の支保材を圧入しつつ、支保材と補強対象杭との間の地盤を掘削することを特徴とする。
本発明によれば、補強対象杭を拡径補強部で補強して、その鉛直支持力を高めることができる。そして、補強対象杭は既設の基礎杭から選択されるため、構造物の荷重の補強対象杭への伝達不良は生じず、補強対象杭で構造物の重量増加分が確実に支持される。従って、構造物の重量増に耐えられるように基礎を確実に補強できる。また、基礎補強の殆どの作業は既設構造物の底面下で行われるため、既設構造物を基礎補強工事中も支障なく使用できる。
ここで、拡径穴の掘削時には、補強対象杭が地盤による周囲からの支持を失う。然し、本発明では、筒状の支保材の地盤への圧入反力が既設構造物の底面に作用するため、補強対象杭に作用する既設構造物からの荷重が軽減され、補強対象杭の座屈といった不具合は生じない。
更に、本発明によれば、拡径穴を補強対象杭の下端が打ち込まれている支持層まで掘り進めることにより、支持層を目視確認できる。従って、支持層が不均一で補強対象杭が支持層で十分に支持されていない場合には、支持力が高められるように適切な対策を講ずることができ、基礎補強の確実性が担保される。
また、本発明においては、支保材と補強対象杭との間に水を注入し、支保材と補強対象杭との間の地盤を水中掘削機を用いて水中掘削することが望ましい。これによれば、支保材と補強対象杭との間の地盤が軟らかくなって掘削しやすくなると共に、掘削土を泥水としてバキューム方式で掘削と同時に排出可能になる。その結果、拡径穴を能率良く掘削でき、工期の短縮を図ることができる。
この場合、水中掘削機は、補強対象杭をガイドにして上下動自在であることが望ましい。これによれば、水中掘削機を上下動させるためのガイドを別途設ける必要がなく、工費の削減を図ることができる。
また、本発明においては、拡径補強部を構築した後、横穴にコンクリートを打設して、地中梁を構築する工程を備えることが望ましい。これによれば、水平荷重に対する耐力が強化され、耐震性が向上する。
図1(a)(b)を参照して、1は地盤F1に打ち込まれた鋼管杭等の基礎杭、2は基礎杭1を基礎としてその上に建造された既設構造物を示している。尚、基礎杭1は等ピッチで複数本設けられており、その下端は岩盤等の支持層F2に打ち込まれている。以下、この既設構造物2の改修で構造物2の重量が増加する場合に行う基礎補強工法について説明する。
この基礎補強工法では、複数本の既設の基礎杭1から重量配分を考慮して1本以上の基礎杭1を補強対象杭1Hとして選択し、補強対象杭1Hを拡径して補強する。本実施形態では、図1(b)の#1〜#9の9本の基礎杭1が補強対象杭1Hとして選択されている。
基礎の補強に際しては、先ず、基礎杭1の既設範囲の一方の側部に隣接させて、既設構造物2の底面2aよりも深い立穴3を掘削する。次に、既設構造物2の直下の基礎杭1の既設範囲の地盤F1を既設構造物2の底面2aから所定深さの部分に亘り立穴3からの薬液注入により硬化させる。
次に、図2(a)に示す如く、既設構造物2の直下の薬液注入で硬化された地盤F1に既設構造物2の底面2aに沿って立穴3から#1の補強対象杭1Hに達する第1の横穴4を掘削し、#1の補強対象杭1Hの上部を横穴4内に露出させる。尚、横穴4は、基礎杭1の実際の配列を目視確認できるように、#2と#3の補強対象杭1Hを含む複数の基礎杭1の脇を通るように掘削される。また、横穴4に隣接する基礎杭1に土圧による偏荷重が作用しないように横穴4の壁面に支保工(図示せず)を設置する。
次に、図2(b)に示す如く、#1の補強対象杭1Hの周囲の地盤F1を横穴4から下方に掘り進めて、補強対象杭1Hより大径の拡径穴5を支持層F2に達するように掘削する。
拡径穴5の掘削工程では、図3に示す如く、既設構造物2の底面に装着した複数のジャッキ6aを備える圧入装置6により筒状の支保材7を既設構造物2の底面2aを反力受け面として補強対象杭1Hの周囲の地盤に圧入しつつ、支保材7と補強対象杭1Hとの間に水を注入して、両者7,1Hの地盤F1を水中掘削機8を用いて水中掘削する。尚、支保材7はその構成単位となる短筒状のセグメント7aを順に積み重ねながら地盤F1に圧入される。また、セグメント7aは、周方向に分割された複数の鋼板を横穴4内に露出する補強対象杭1Hの上部を囲うように連結して組立てられる。
ところで、拡径穴5の掘削時には、補強対象杭1Hが地盤F1による周囲からの支持を失い、座屈しやすくなる。然し、本実施形態では、支保材7の地盤F1への圧入反力が既設構造物2の底面2aに作用するため、補強対象杭1Hに作用する既設構造物2からの荷重が軽減され、補強対象杭1Hの座屈が防止される。
水中掘削機8は、上下方向に長手の機体81と、機体81の下端にシリンダ82aにより揺動されるように連結した揺動枠82と、揺動枠82にモータ83aで回転駆動されるように取付けた掘削ヘッド83と、機体81に挿通された、掘削土を泥水として吸い上げるバキュームパイプ84とを備えている。そして、揺動枠82の揺動により掘削ヘッド83を首振り動作させて、所定範囲の掘削を行うことができるようになっている。
また、水中掘削機8は、補強対象杭1Hをガイドにして上下動する。この点を図3乃至図5を参照して詳述する。補強対象杭1Hには、シリンダ85aにより上下方向に接近離反動作される上下一対のリング状のフレーム85,85が外挿されている。各フレーム85の周方向複数箇所には、補強対象杭1Hの外周面に圧接可能なグリッパジャッキ85bが設けられている。図3に示す状態から上側のフレーム85をそのグリッパジャッキ86bの作動で補強対象杭1Hに拘束して、シリンダ85aにより下側のフレーム85を下降させ、次に下側のフレーム85をそのグリッパジャッキ85bの作動で補強対象杭1Hに拘束して、シリンダ85aにより上側のフレーム85を下降させる動作を繰り返すことにより、上下のフレーム85,85が対となって補強対象杭1Hに対し下方に歩進し、上記とは逆の動作を繰り返すことにより、上下のフレーム85,85が対となって補強対象杭1Hに対し上方に歩進する。
各フレーム85には、各フレーム85に搭載したモータ86aによりラックピニオン機構86bを介して各フレーム85に対し旋回する旋回リング86が担持されている。そして、水中掘削機8の機体81に上下方向に摺動自在に上下一対の支持リング87,87を外挿し、上側の支持リング87を上側のフレーム85に担持される上側の旋回リング86に連結し、下側の支持リング87を下側のフレーム85に担持される下側の旋回リング86に連結している。また、下側の支持リング87に対し機体81をシリンダ81aにより上下動自在としている。
尚、各フレーム85と各旋回リング86は夫々円弧状の2部材で構成されている。そして、2部材を両者の一端部でヒンジ結合し、補強対象杭1Hを2部材間に挟み込んだ後、2部材の他端部に設けたフランジ85c,86cを結合することで、フレーム85及び旋回フレーム86が補強対象杭1Hに外挿されるようにしている。
水中掘削機8は、上下のフレーム85,85の下方への歩進動作によりが補強対象杭1Hをガイドにして下動する。そして、上下のフレーム85,85をグリッパジャッキ85bの作動により補強対象杭1Hに拘束した状態で、下側の支持リング87に対し機体81をシリンダ81aで引き下げることにより、掘削ヘッド83に下方への推進力が与えられ、地盤F1が下方に掘り進められる。また、上下の旋回フレーム86,86の旋回動作により水中掘削機8が補強対象杭1Hを中心にして旋回し、補強対象杭1Hの周囲全周に亘る掘削が行われる。
このように水中掘削機8を補強対象杭1Hをガイドにして上下動自在とすれば、水中掘削機8を上下動させるためのガイドを別途設ける必要がなく、工費の削減を図ることができる。また、水中掘削を行うことにより、支保材7と補強対象杭1Hとの間の地盤F1が軟らかくなって掘削しやすくなると共に、掘削土を泥水としてバキューム方式で掘削と同時に排出可能になる。その結果、拡径穴5を能率良く掘削でき、工期の短縮を図ることができる。
拡径穴5の掘削が完了したときは、支持層F2を目視確認する。そして、支持層F2が不均一で補強対象杭1Hが支持層F2で十分に支持されていない場合には、支持力が高められるように適切な対策を講ずる。また、補強対象杭1Hの状態を目視確認し、劣化が進行している場合等はその補修を行う。
次に、図2(c)に示す如く、拡径穴5(図2(b)参照)と横穴4内に露出する補強対象杭1Hの上部周囲とにコンクリートを打設して、補強対象杭1Hの周囲にコンクリートによる拡径補強部9を構築する。尚、拡径補強部9の最上端部は、既設構造物2の底面との間にジャッキを入れて拡径補強部9にプレストレスを加え、この状態で既設構造物2の底面との間にコンクリートを打設することにより形成される。これにより、既設構造物2の荷重が確実に拡径補強部9に伝達される。
拡径補強部9の構築が完了すると、横穴4に#1の補強対象杭1Hの部分から#2の補強対象杭1Hの手前の部分に亘りコンクリートを打設する。その後、横穴4を#2の補強対象杭1H側に掘り進めて、#2の補強対象杭1H用の枝穴4a(図2(a)参照)を掘削し、この枝穴4a内に#2の補強対象杭1Hの上部を露出させる。そして、上記と同様の手順で#2の補強対象杭1Hに対する拡径穴の掘削と拡径補強部9の構築とを行う。次に、横穴4に#2の補強対象杭1Hの部分から#3の補強対象杭1Hの手前の部分に亘りコンクリートを打設した後、横穴4を#3の補強対象杭1H側に掘り進めて、#3の補強対象杭1H用の枝穴4b(図2(a)参照)を掘削し、この枝穴4b内に#3の補強対象杭1Hの上部を露出させる。そして、上記と同様の手順で#3の補強対象杭1Hに対する拡径穴の掘削と拡径補強部9の構築とを行う。その後、横穴4に#3の補強対象杭1Hの部分から立穴3側の入口部分に亘りコンクリートを打設する。これにより、#1の補強対象杭1Hの拡径補強部9と#2の補強対象杭1Hの拡径補強部9と#3の補強対象杭1Hの拡径補強部9とを連結する地中梁10(図2(d)参照)が構築される。
次に、既設構造物2の直下の地盤F1に既設構造物2の底面2aに沿って立穴3から#6の補強対象杭1Hの脇と#5の補強対象杭1Hの脇とを通って#4の補強対象杭1Hに達する第2の横穴4(図2(a)参照)掘削する。そして、上記と同様の手順で#4の補強対象杭1Hに対する拡径穴の掘削及び拡径補強部9の構築と、横穴4の#4の補強対象杭1Hの部分から#5の補強対象杭1Hの手前部分までのコンクリートの打設と、#5の補強対象杭1Hの上部を露出させる枝穴4cの掘削と、#5の補強対象杭1Hに対する拡径穴の掘削及び拡径補強部9の構築と、横穴4の#5の補強対象杭1Hの部分から#6の補強対象杭1Hの手前部分までのコンクリートの打設と、#6の補強対象杭1Hの上部を露出させる枝穴4dの掘削と、#6の補強対象杭1Hに対する拡径穴の掘削及び拡径補強部9の構築と、横穴4の#6の補強対象杭1Hの部分から入口部分までのコンクリートの打設とを順に行う。これにより、#4の補強対象杭1Hの拡径補強部9と#5の補強対象杭1Hの拡径補強部9と#6の補強対象杭1Hの拡径補強部9とを連結する地中梁10(図2(d)参照)が構築される。
次に、既設構造物2の直下の地盤F1に既設構造物2の底面2aに沿って立穴3から#9の補強対象杭1Hの脇と#8の補強対象杭1Hの脇とを通って#7の補強対象杭1Hに達する第3の横穴4(図2(a)参照)掘削する。そして、上記と同様の手順で#7の補強対象杭1Hに対する拡径穴の掘削及び拡径補強部9の構築と、横穴4の#7の補強対象杭1Hの部分から#8の補強対象杭1Hの手前部分までのコンクリートの打設と、#8の補強対象杭1Hの上部を露出させる枝穴4eの掘削と、#8の補強対象杭1Hに対する拡径穴の掘削及び拡径補強部9の構築と、横穴4の#8の補強対象杭1Hの部分から#9の補強対象杭1Hの手前部分までのコンクリートの打設と、#9の補強対象杭1Hの上部を露出させる枝穴4fの掘削と、#9の補強対象杭1Hに対する拡径穴の掘削及び拡径補強部9の構築と、横穴4の#9の補強対象杭1Hの部分から入口部分までのコンクリートの打設とを順に行う。これにより、#7の補強対象杭1Hの拡径補強部9と#8の補強対象杭1Hの拡径補強部9と#9の補強対象杭1Hの拡径補強部9とを連結する地中梁10(図2(d)参照)が構築される。最後に立穴3を埋め戻して、基礎補強工事を完了する。
上述した基礎補強工法によれば、補強対象杭1Hを拡径補強部9で補強して、その鉛直支持力を高めることができる。そして、補強対象杭1Hは既設の基礎杭1から選択されるため、構造物2の荷重の補強対象杭1Hへの伝達不良は生じず、補強対象杭1Hで構造物2の重量増過分が確実に支持される。従って、構造物2の重量増に耐えられるように基礎を確実に補強できる。更に、各地中梁10,10,10により各複数本の補強対象杭1Hが連結されるため、水平荷重を地中梁10,10,10を介してこれら補強対象杭1Hに良好に負担させることができる。その結果、水平荷重に対する耐力が強化され、耐震性が向上する。また、基礎補強の殆どの作業は既設構造物2の底面下で行われるため、既設構造物2を基礎補強工事中も支障なく使用できる。
(a)既設構造物の基礎部分の縦断面図、(b)既設構造物の基礎部分の切断平面図。 本発明の実施形態の基礎補強工法の工程を示す説明図。 実施形態の基礎補強工法における拡径穴の掘削工程を示す縦断面図。 図3のIV−IV線で切断した切断平面図。 図4のV−V線で切断した切断側面図。
符号の説明
F1…地盤、1…基礎杭、1H…補強対象杭、2…既設構造物、2a…既設構造物の底面、4,4,4…横穴、5…拡径穴、7…支保材、8…水中掘削機、9…拡径補強部、10,10,10…地中梁。

Claims (4)

  1. 既設構造物の基礎を補強する工法であって、
    既設構造物の基礎になっている複数本の既設の基礎杭から所定の1本以上の基礎杭を補強対象杭として選択し、既設構造物の直下の地盤に既設構造物の底面に沿って補強対象杭に達する横穴を掘削して、補強対象杭の上部を横穴内に露出させる工程と、
    補強対象杭の周囲の地盤を横穴から下方に掘り進めて、補強対象杭より大径の拡径穴を掘削する工程と、
    拡径穴と横穴内に露出する補強対象杭の上部周囲とにコンクリートを打設して、補強対象杭の周囲にコンクリートによる拡径補強部を構築する工程とを備え、
    拡径穴を掘削する工程では、既設構造物の底面を反力受け面として補強対象杭の周囲の地盤に筒状の支保材を圧入しつつ、支保材と補強対象杭との間の地盤を掘削することを特徴とする既設構造物の基礎補強工法。
  2. 前記支保材と前記補強対象杭との間に水を注入し、支保材と補強対象杭との間の地盤を水中掘削機を用いて水中掘削することを特徴とする請求項1記載の既設構造物の基礎補強工法。
  3. 前記水中掘削機は、前記補強対象杭をガイドにして上下動自在であることを特徴とする請求項2記載の既設構造物の基礎補強工法。
  4. 前記拡径補強部を構築した後、前記横穴にコンクリートを打設して、地中梁を構築する工程を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の既設構造物の基礎補強工法。
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