JP4992598B2 - クラッチ - Google Patents

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Description

本発明は、動力の伝達及び遮断に使用されるクラッチに係り、特にステアバイワイヤシステム(SBWシステム)のバックアップ機構への適用に好適なクラッチに関するものである。
操舵装置で使用されるクラッチとしては、例えば特許文献1に記載の装置がある。このクラッチは、内筒と外筒との間に係合子が配置されると共に、その係合子を保持する保持器を備える。
そして、1つの係合空間(円周方向両側に楔状の噛み合い部がある空間)に対し、それぞれ2個の係合子(ローラ)を配置すると共に、その2個の係合子の間には、両係合子を共に噛み合い部に付勢してクラッチ締結状態にするための弾性部材が配置されている。
また、保持器は、第1保持部材及び第2保持部材の組合せから構成されている。その第1保持部材及び第2保持部材にはそれぞれ、内筒から突出したスイッチピンが貫通すると共に内筒の軸に対して互い違いな方向に延びる長穴が一部径方向で重なるようにして形成されている。そして、電磁コイルを通電状態にすることで、電磁コイルの磁力によって、上記第1保持部材及び第2保持部材を軸方向に移動させる力を作用させると、上記スイッチピンと長穴による案内機構によって、第1保持部材及び第2保持部材は軸方向に移動しつつ円周方向に移動、すなわち上記軸方向に対して斜め方向に移動することで、上記弾性部材が圧縮するように上記対を成す2つの係合子が接近する方向に押される結果、各係合子の円周方向位置を係合空間の中央部側に変化させてクラッチ開放状態とすることが開示されている。
特開2005−42898号公報
上記構成のクラッチにあっては、クラッチを開放状態とする場合には、電磁コイルを通電状態にすることで行われる。このとき、電磁コイルの磁力によって、アーマチュアの機能を有している2つの保持部材が軸方向に押される。これによって、その2つの保持部材の軸方向に延びる各保持片の先端部が、軸方向に移動しながら、互いに円周方向に移動することになるが、この挙動は、上記スイッチピンと長穴によって規制されつつ軸に対し傾斜した方向に移動する結果、軸方向の同軸ズレなどにより、保持片と係合子との間にこじれが発生し、各係合子が均等にトルクを受けられず、局部的に噛み込みが発生するおそれがある。
また、クラッチを締結する場合には、通電を解除することで、圧縮していた弾性部材の弾性力によって2つの係合子が押し戻されて各噛み合い位置に向けて移動しようとすることで、2つの保持部材の保持片の先端部も、上記各係合子に反力を与えつつ、円周方向に押されることで、2つの保持部材は、円周方向に移動しながら軸方向に移動することになるが、この挙動も、上記スイッチピンと長穴によって規制されつつ軸に対し傾斜した方向に移動する結果、軸方向の同軸ズレなどにより、保持片と係合子にこじれが発生し、各係合子が均等に反力を受けられず、局部的に噛み込みが残るおそれがある。
このため、上記局部的な噛み込みを抑えるために、従来のクラッチにあっては、精度良く製造する工夫が必要となる。
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、局部的な噛み込みが発生しにくいクラッチを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、第1の回転部材及び第2の回転部材の間に形成された係合空間に介装される係合子を保持し且つ上記第1の回転部材及び第2の回転部材の一方の回転部材と共に回転する保持器に対し、上記一方の回転部材に対する円周方向の位相を変化させることでトルク伝達状態とするクラッチ操作部と、を備え、
上記クラッチ操作部は、上記一方の回転部材とともに回転すると共にその一方の回転部材の軸方向に変位可能な可動部を軸方向に変位させることで、その軸方向変位を上記保持器の円周方向への変位に変換する変換機構と、を備え
上記駆動手段は、磁力によって可動部を軸方向に変位させ、
上記保持器は、一方の回転部材に対し円周方向にのみ移動可能に規制された状態で、当該一方の回転部材に支持され、
上記第1の回転部材の内径面と上記第2の回転部材の外径面とを径方向で対向配置し、その内径面及び外径面の一方を円筒面とすると共に内径面及び外径面の他方にカム面を形成して係合空間が構成され、上記カム面を形成した回転部材が、上記一方の回転部材を構成し、
上記変換機構は、可動部及び保持器の一方に設けられて、上記一方の回転軸の軸方向に対し傾斜した方向に延びる案内路と、上記可動部及び保持器の他方に設けられて、上記案内路によって移動方向が規制されて当該案内路に沿ってのみ移動するガイド部と、からなり、
上記案内路は、保持器に設けられ、ガイド部は可動部に設けられ、
上記案内路は、切欠き若しくは溝で構成され、上記ガイド部は、その案内路に差し込まれるように突出した凸部であり、
上記構成の保持器を2つ有し、その2つの保持器で保持する係合子を互いに異ならせ、
上記2つの保持器の係合位置への位相変化の向きが互いに反対方向となるように変換機構を設定し、
上記一方の回転部材に対する保持器の円周方向への位相変化量を規制するストッパを設け、そのストッパは、上記第1の回転部材及び第2の回転部材間で上記係合子を介したトルク伝達が可能となる係合位置まで上記保持器が位相変化すると当該保持器に当接して、それ以上の円周方向への保持器の移動を規制し、
一つのストッパに上記2つの保持器が当接することで、2つの保持器の円周方向への位相変化量を規制することを特徴とするクラッチを提供する。
本発明によれば、局部的な噛み込みが発生しにくいクラッチを提供出来る。
次に、本件発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態は、ステアバイワイヤシステムの車両用操舵装置におけるバックアップ機構を作動・切り離しを制御するクラッチとして、本件発明のクラッチを適用したものである。
(全体構成)
図1は、ステアバイワイヤシステムの概要構成図であり、運転者が操作するステアリングホイール1と、そのステアリングホイール1に接続されて操舵トルクが入力されるステアリングシャフト2と、を備える。上記ステアリングシャフト2には、操舵角を検出する操舵角センサ3、及び操舵トルクを検出する操舵側トルクセンサ4が設けられる。また、上記ステアリングシャフト2には、上記操舵角センサ3及び操舵側トルクセンサ4よりも下流側に、ステアリングホイール1に操舵反力を付与する反力モータ5が設けられている。そのステアリングシャフト2の下流端部は、電磁クラッチ6及びバックアップ機構7を介してピニオンシャフト8に接続可能となっている。また、そのピニオンシャフト8が回転することでステアリングラック9が車両幅方向に変位して左右の操向輪10が転舵する。
上記ステアリングシャフト2の下流端部は、上記バックアップ機構7の入力軸7aに対し、電磁クラッチ6を介して連結されていて、その電磁クラッチ6によって、ステアリングシャフト2とバックアップ機構7の間の締結・開放を制御可能となっている。その電磁クラッチ6については、後述する。なお、図1中、符号31は、ステアリングシャフト2に連結した外筒を、符号32はバックアップ機構7の入力軸7aに連結された内筒を示している。
バックアップ機構7として、図1にはケーブル式コラムの場合が例示されていて、一端が入力軸7aに連結するステアリング側ケーブルプーリ7bと、一端がピニオンシャフト8に接続された操向輪側ケーブルプーリ7cと、両ケーブルプーリ7b、7cのそれぞれ互いに逆方向に巻き付けられた状態で連結する2本のケーブル7d、7eを有する。そして、電磁クラッチ6が開放されている状態では、ステアリングシャフト2の回転をピニオンシャフト8へ伝達することはない。一方、電磁クラッチ6が締結されている状態で、ステアリングホイール1を1方向に回転させると、2本のケーブル7d、7eのうち、一方のケーブルが運転者から入力される操舵トルクを伝達し、他方のケーブルが操向輪10から入力される反力トルクを伝達することで、コラムシャフトと同等の機能を発揮するよう構成されている。もっとも、バックアップ機構7は、コラムシャフトであっても良い。
また、上記操向輪10を転舵する転舵手段としてのピニオンシャフト8には、転舵モータ11、転舵側トルクセンサ12が設けられている。転舵モータ11は、ピニオンシャフト8に転舵トルクを出力する。転舵側トルクセンサ12は、転舵モータよりも下流側に設けられ、ピニオンシャフト8のトルクを検出する。またピニオンシャフト8の下流端部側には、図示しないラック&ピニオン機構が設けられ、ステアリングラック9を軸方向に移動することで操向輪10の転舵を行うよう構成されている。
また、上記各モータ5,11及びクラッチ6を制御するコントローラ20を備える。コントローラ20は、上位の制御部からの指令等に基づき、クラッチ6によるステアリングシャフト2とピニオンシャフト8との連結を解除して、ステアリングホイール1の舵角によらず、モータ11を介してピニオンシャフト8の操舵角を操作すると共に、モータ11で操舵反力を制御可能な状態にする。また、コントローラ20は、バッテリが上がった場合やモータ等が故障した場合などの異常を検知すると、フェイルセーフとして、クラッチ6に制御信号を送信して、クラッチ6を締結状態にする。
(クラッチ6の構成)
次に、上記電磁クラッチ6の構成について説明する。
このクラッチ6は、図2に示すように、ステアリングシャフト2の下端部に連結する外筒31と、バックアップ機構7の入力軸7aに連結する内筒32と、を備える。そして内筒32の右端側の大径部である内筒本体32aの外径面と、外筒31の左端側内径面とが径方向で対向するように配置され、その外径面と内径面との間に、複数の係合子としてのローラ33が配置されている。
そして、本実施形態では、図3に示すように、上記外筒31の内径面が円筒面となっていると共に、内筒本体32aの外径面には、円周方向に沿って所定間隔おきにカム面32bが形成されて、当該カム面32bと外筒31の内径面との間がそれぞれ係合空間Kを形成している。なお、各係合空間Kは、円周方向左右両側が楔状の空間となることで噛み合い部を形成する。図3では、ローラ33が6個(係合空間Kが6箇所)の場合が例示されている。
また、上記複数のローラ33を円周方向への移動を規制するように保持する保持器を備える。本実施形態の保持器は、円周方向に沿って配置された複数の保持器本体34,35を備える。その各保持器本体34,35は各ローラ33に対応して配置されて、各保持器本体34,35は、それぞれ1個のローラ33を保持している。すなわち、図2では、6個の保持器本体34,35の場合が例示されている。
上記複数の保持器本体34,35のうち、円周方向に沿って1つおき配置された保持器本体34は第1円環状部材37に連結されて一体となって第1保持器を構成し、残りの保持器本体35も第2円環状部材38に連結されて一体となって第2保持器を構成する。これにより、第1保持器の保持器本体34と、第2保持器の保持器本体35とが、円周方向に沿って交互に配置された状態になっている。
ここで、上記各保持器本体34,35は、内筒本体32aよりも右側(可動部39側)に張り出す大きさの板状部材であって、左側がローラ33を保持する保持部を構成すると共に右側が後述の変換機構の一部を構成する。
また、内筒本体32aから、当該内筒本体32aよりも小径の支持用軸部32cが右側に突出している。その支持用軸部32cに対し、可動部39が同軸に支持されている。すなわち、可動部39が、内筒32と同軸に配置される。
電磁石40は、外側の躯体が円板状の部品であって、ケース47に固定されることで、内筒本体32aとの軸方向S距離が一定に保持される。なお、電磁石40は、内部にコイルが配置され、コイルに通電して励磁することで磁力を発生する。
その電磁石40よりも内筒本体32a側に上記可動部39が配置されている。可動部39は、鉄片からなる円板状の可動部本体39aと、その可動部本体39aから内筒本体32a側に突出した可動筒部39bとから構成される。可動部本体39aと電磁石40とは、内筒32の軸方向Sに伸縮可能なコイルスプリング等からなる弾性部材41で連結されることで、無負荷状態における可動部本体39aと電磁石40との距離、つまり内筒32と可動部39との間の距離を規制する。また、上記可動筒部39bの外径面は、上記保持器本体34,35の右側部分の内径面と径方向で対向可能な位置に配置、つまり複数の保持器本体34,35の右側部分内に可動筒部39bが挿入された状態に配置されている。
上記構成の可動部39は、支持用軸部32cに対して一体で軸回転し且つ軸方向Sに移動可能な状態に支持されている。ここで、上記可動部39は、可動部39の内径面と支持用軸部32c外径面とをセレーション結合させて、可動部39を支持用軸部32cに対して直接軸方向Sにのみ移動可能に支持させても良い。
上記可動部39の可動筒部39bと、保持器本体34,35の右側部分との間に変換機構が形成されている。
本実施形態では、図2に示すように、各保持器本体34,35の右側部分(可動部39と対向する部分)には、それぞれ内筒32の軸方向Sに対し所定傾斜角度だけ傾斜した斜め方向に延びるスリット43が形成されている。
そのスリット43の傾斜は、図2のように、第1保持器を構成する保持器本体34,35と、第2保持器を構成する保持器本体34,35とは、互いに傾斜の向きが逆向きであって且つ傾斜角の絶対値が等しくなるように設定している。
また、可動筒部39bにおける上記各スリット43と対向する位置には、径方向外方に突出するガイドピン44が設けられている。各ガイドピン44の頭部は、対応するスリット43内に挿入されている。
そのスリット43におけるガイドピン44の位置は、電磁石40が非通電の初期状態では、内筒本体32a側に位置するように配置されるように、設定されている。
なお、上記各保持器本体34,35を連結している第1及び第2円環状部材37,38を、上記支持用軸部32cの外径面に形成した環状の凹部に嵌め込むように配置して、より確実に第1保持器及び第2保持器が軸回転だけするようにしても良い。
ここで、内筒32及び外筒31は第1及び第2の回転部材を、内筒32は一方の回転部材を、ローラ33は係合子を、スリット43及びガイドピン44は変換機構を、スリット43は案内路を、ガイドピン44はガイド部及び凸部を、それぞれ構成する。また、電磁石40は駆動手段を構成する。
(クラッチ6の動作)
電磁石40が非通電の初期状態(締結状態)では、図2及び図3に示すように、電磁石40は可動部39を引きつける磁力が発生していないので、可動部39は、電磁石40に反力をとった弾性体の弾性力によって内筒本体32a側に押されている。この無負荷状態では、各ローラ33が係合空間Kの一方の噛み合い部に噛み込む位置となるように調整する。
ただし、第1保持器に属する保持器本体34で保持されているローラ33と、第2保持器に属する保持器本体35で保持されているローラ33とは、互いに円周方向反対側の噛み合い部に噛み合うように設定しておく。
上記状態から電磁石40を通電状態(開放状態)にすると、図4及び図5に示すように、電磁石40の磁力によって可動部39は、弾性体の弾性力に抗して電磁石40側に引きつけられる結果、内筒本体32aから離れる方向に移動する。これによって、可動筒部39bに設けられたガイドピン44は内筒32軸方向Sに移動しながら、上記スリット43に沿って移動することになるが、ガイドピン44は、軸方向Sにだけ移動することから、ガイドピン44の軸方向Sへの移動に伴い各保持器本体34,35は円周方向に移動することになる。
このとき、移動方向をローラ33が各係合空間Kの中央部に移動するように、ガイドピン44の軸方向Sへの移動に応じて、上記スリット43の傾斜方向や傾斜角度などを設定しておく。
このように、電磁石40を通電状態にすることで、各保持器本体34,35は、円筒方向に回動変位してクラッチ6が開放状態に制御される。
この状態から電磁石40を非通電状態にすることで、上述の初期状態に復帰して締結状態になる。
(作用効果)
ステアリングバイワイヤで操向輪10を操舵する場合では、上記電磁石40を通電状態に制御することで、バックアップ機構7の入力軸7aとステアリングシャフト2との間の動力伝達が切断された状態となる。なおこのとき、ステアリングホイール1の操舵に伴い、ステアリングシャフト2に連結した外筒31は回動変位することになるが、上述のように、クラッチ6の開放・締結を制御する機構は内筒32側に設けられているので、その機構が無用に揺動することが無い。
この状態で、ステアリングバイワイヤを継続不能な故障が検知されると、上記電磁石40が非通電状態に制御されて、上述のようにクラッチ6が締結状態に変更されてバックアップ機構7を介した操舵が可能となる。
(上記クラッチ6の作用効果)
(1)可動部39の内筒軸方向Sへの変位を、保持器の円周方向への変位に変換する機構を有することで、ローラ33を保持する保持器は円周方向にだけ変位するようになる。これによって、保持器を構成する各保持器本体34,35は、係合子であるローラ33に円周方向への力しか与えないので、ローラ33に対して均一に力を掛けて円周方向に移動させることが可能となる。
(2)また、可動部39を駆動する駆動手段として磁力を使用することで、駆動手段である電磁石40と非接触で可動部39を軸方向Sに移動させることができる。また、電磁石40とすることで制御構成が容易となる。
(3)また、保持器本体34,35を連結する第1及び第2円環状部材37、38を内筒32にのみ円周方向に案内されるように支持させると、保持器をより円周方向にのみ移動し易くなり、よりこじり発生を抑えることができる。
(4)また、ガイドピン44をスリット43で案内させる構成とすることで、ガイドピン44によってスリット43を設けた保持器本体34,35の円周方向の位置が規制されるので、保持器の円周方向の初期位置を位置決めするための弾性部材を保持器本体34,35に配置する必要がない。
(5)また、保持器を2つの保持器から構成させ、各保持器により保持されるローラ33の噛み合い方向を逆方向に設定することで、1つの保持器で保持されるローラ33は、一方の回転方向のトルク伝達を行い、もう一方の保持器で保持されるローラ33は、逆方向の回転のトルク伝達を行うので、トルク伝達の向きが変化してもトルク抜けの発生を防止することができる。なお、上記実施形態では、強制的に各ローラ33の噛み込み方向を機械的に規制しているので、回転方向が変化しても、噛み込みが外れる事もない。
また、2つの保持器で保持するローラ33を円周方向に沿って交互に配置しているので、軸ぶれも防止される。
(応用)
上記実施形態では、案内路を傾斜方向に延びる切欠きであるスリット43から構成した場合を例示しているが、これに限定されない。例えば、保持器本体34,35の内径面に傾斜方向に延びる溝を形成して案内路としても良い。また案内路を、傾斜方向に延びるレール状の突起としても良い。案内路をレール状の突起とした場合には、ガイド部を、ガイドピン44の代わりに、レール状の突起を跨架するコ字形状の凸部で構成すればよい。
また、上記実施形態では、案内路を保持器本体34,35に、凸部を構成するガイドピン44を可動筒部39bに設けた例で説明しているが、案内路を可動筒部39bに、凸部を保持器本体34,35に設けても良い。
また、上記実施形態では、可動部39を磁力によって軸方向Sに移動させる場合を例示しているが、シリンダやリンク機構その他の駆動手段で、可動部39を軸方向Sに移動させるように構成しても良い。
また、上記実施形態では、内筒32側にカム面32bを設けて内筒32を一方の回転部材とする場合で説明しているが、外筒31側にカム面32bを設けて外筒31を一方の回転部材となるように構成しても良い。なお、内筒32は、中実であっても良いが、軽量化の観点からは中空が好ましい。
(第2実施形態)
次に、本件発明に係る第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記第1実施形態と同様な部品については同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の基本構成は、上記第1実施形態と同様であるが、上記軸方向S移動を円周方向への移動に変換する変換機構の構成が異なる。
すなわち、図6に示すように、保持器本体34,35には、上記案内路を構成するスリット43に替えて、内筒32の軸方向Sに対して傾斜した傾斜面45を形成し、その傾斜面45に対して可動筒部39bのガイドピン44の側面が円周方向で当接可能に配置されている。傾斜面45の傾斜方向、傾斜角度などは、前述のスリット43と同様である。
また、各ガイドピン44を傾斜面45に押し付けるように付勢して、保持器の位置決めを行う弾性部材50を備える。この例では、第1保持器の保持器本体34と第2保持器の保持器本体35との間に配置されて、その弾性部材50の弾性力で各保持器本体34,35の傾斜面45をガイドピン44に押し付ける事で、保持器の位置決めをしている。図6では、弾性部材50である板バネが円周方向に圧縮した状態で配置した場合を例示している。
その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(作用効果)
上記構成の変換機構では、弾性部材50の円周方向への弾性力によって、常に、ガイドピン44に対して各保持器本体34,35の傾斜面45が当接した状態に保持されているので、電磁石40が通電状態となって、図7のように、可動部39が内筒32から離れる方向に軸方向S移動すると、ガイドピン44に当接した傾斜面45を有する各保持器本体34,35は、円周方向に移動して各保持器本体34,35に保持されているローラ33は、係合空間Kの中央部に移動してクラッチ6が開放状態となる。
また、電磁石40を非通電状態に変更すると、図6のように、可動部39が内筒32側に移動するにつれて、保持器本体34,35は初期位置に向けて円周方向に移動することで各ローラ33は係合空間Kの噛み合い部に噛み合うことで、クラッチ6は締結状態となる。
その他の作用効果は上記第1実施形態と同様である。
(応用)
上記実施形態では、凸部をガイドピン44で構成した場合を例示しているが、これに限定されない。図8及び図9に示すような、保持器本体34,35に形成した傾斜面45に係合するような斜面を持った凸部46で形成しても良い。凸部46側にも保持器本体34,35の傾斜面45に係合する傾斜面46aとすることで、凸部46と保持器本体34,35の傾斜面45との接触面積を増やすことができる。
(第3実施形態)
次に、本件発明に係る第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記第1及び第2実施形態と同様な部品については同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の基本構成は、上記第1及び第2実施形態と同様であるが、保持器の円周方向への位相変化量を規制、つまり保持器の係合位置を規制するストッパ60を設けたことが異なる。
以下の説明では、クラッチの基本構成として第1実施形態で説明した構成を適用した例で説明するが、第2実施形態で説明した基本構成であっても本実施形態のストッパ60は適用可能である。
クラッチの基本構成は、第1実施形態と同様であって、無励磁状態である図10及び図11に示すように、円周方向に沿って交互に並ぶ保持器本体34,35のうち、1つおきに配置された保持器本体34を第1円環状部材37で連結して第1保持器を構成する。また、残りの保持器本体35も第2円環状部材38で連結して第2保持器を構成する。そして、変換機構を構成するスリット43の傾きを第1保持器と第2保持器とで互いに反対方向となるように傾けることで、内筒32に対し、上記第1保持器及び第2保持器は、同期をとって逆方向に向けて円周方向へ位相変化するようになっている。なお、上記スリット43の傾きの絶対値を同じに設定することで、上記第1保持器及び第2保持器の位相変化量の絶対値が同じ値に設定されている。
そして、電磁石が非通電状態の無励磁状態の初期状態(締結状態)では、上記保持器本体34,35に保持されている各ローラ33が係合空間Kの一方の噛み合い部に噛み込む係合位置となるように各保持器の位置が調整されている。この締結状態では、第1保持器に属する保持器本体34で保持されているローラ33と、第2保持器に属する保持器本体35で保持されているローラ33とは、互いに円周方向反対側の噛み合い部に噛み合うように設定されている。
上記状態から電磁石40を通電状態(開放状態)にすると、図12及び図13に示すように、電磁石40の磁力によって可動部39は、弾性体の弾性力に抗して電磁石40側に引きつけられる結果、内筒本体32aから離れる方向に移動する。このとき、各保持器本体34,35は、変換機構を構成するガイドピン44及びスリット43に案内されることで、ローラ33が各係合空間Kの中央部に移動するように、内筒本体32aに対し円周方向に位相変化(移動)を行うように設定されている。
本実施形態では、第1及び第2保持器の保持器本体34,35に円周方向で当接することで、第1及び第2保持器の係合位置を規制するストッパ60を備える。本実施形態のストッパ60は、内筒本体32aと一体に形成されて当該内筒本体32aから外径方向に突出することで構成される。そのストッパ60は、隣り合う保持器本体34及び保持器本体35の間の位置に配置されて、保持器が係合位置に向けて移動、つまり、各ローラ33が係合空間Kの中央部から噛み込み部の位置に移動するにつれて、保持器本体34及び保持器本体35がともにストッパ60に接近する。そして、各ローラ33が係合空間Kの一方の噛み合い部に噛み込む際に、保持器本体34及び保持器本体35がともにストッパ60に当接することで、保持器の係合位置が規制されるようになっている。
(作用効果)
(1)第1及び第2保持器、つまり各保持器本体34,35が係合位置に移動して、係合子であるローラ33が係合空間Kの噛み合い部に噛み込むことで、当該ローラ33を介してトルクの伝達が可能となる。
このときクラッチを介して伝達するトルクが大きいほど、ローラ33が上記噛み合い部に噛み込んで、クラッチ開放時に、噛み合い部とローラ33との間の残留トルクが大きくなるおそれがある。残留トルクが大きいほど、クラッチ開放時に、噛み合い部からロール33を解除するための解除力を大きく設定する必要があることから、確実に噛み合い状態を解除出来るように、解除用のバネ力を大きく設計したり、電磁石40の磁力が大きくなるように設計したりする必要がある。
これに対し、図13の状態から図11の状態となるように、保持器本体34,35が係合位置に向けて移動すると、保持器本体34及び保持器本体35がともに円周方向でストッパ60に当接する。ストッパ60に当接することで、保持器本体34及び保持器本体35の係合位置が規制されて、各ローラ33の噛み合い部への噛み込み具合が調整される。このため、クラッチを介して伝達するトルクが大きい場合であっても、ストッパ60がない場合に比較して上記残留トルクを低減することが可能となる。すなわち、ストッパ60がない場合と比較して、解除用のバネ力を大きく設計したり、電磁石40の磁力が大きくなるように設計したりする必要がない。従って、ストッパ60が無い場合と比較して装置を小型化することが可能となり、ストッパ60が無い場合には車両搭載が難しい場合でも適用出来る可能性が大きくなる。
(2)特に、本実施形態のように、第1保持器のローラ33と、第2保持器のローラ33との噛み込み方向を逆向き設定した場合には、ローラのガタが、第1保持器のローラと第2保持器のローラとの噛み込み方向を同じにした場合に比べて小さくすることが出来るが、その分、上記残留トルクが大きくなる傾向にある。従って、このような場合に、上記ストッパ60を設けて保持器の係合位置を規制する効果をより得ることが可能となる。
ここで、残留トルクについて図18を参照して説明する。
全てのローラ33が同方向で噛み込む場合には、図18(a)のように、各ローラ33は同じ方向に動くことから必ずガタがある。これに対して、第1保持器のローラ33と第2保持器のローラ33との噛み込み方向が逆向きの場合には、図18(b)のように、各ローラ33は反対方向に動き、噛み込んで止まることから、ガタが無くなり、残留トルクが大きくなりがちとなる。このとき、ストッパ60を設けて係合位置を規制することで、図18(c)のように、各ローラ33が反対方向に動き、各ローラ33が噛み込む前に止まってから、各ローラ33はガタ分、内筒本体部32aに対して外筒31が回転してローラ33を動かして係合位置に移動する。このようにストッパ60による規制によって微小ガタを有する。その微小ガタを生じることで残留トルクが低減する。
(3)また、一つのストッパ60に第1保持器の保持器本体34と第2保持器の保持器本体35を当接することで、ストッパ60の数を抑えることが可能である。
(応用)
(1)図11では、ストッパ60を設定可能な3箇所のうちの1箇所にのみ設けた例を図示しているが、他の2箇所(符号60a、60bの位置)にもストッパ60を設けても良い。
(2)また、保持器本体34に当接するストッパ60と、保持器本体35に当接するストッパ60とを別体に構成しても良い。
(3)また、上記実施形態では、ストッパ60を内筒本体32aに設ける場合を例示しているが、これに限定されない。
図14のように、クラッチ締結時に保持器本体34と保持器本体45が接近する箇所において、当該保持器本体34から保持器本体35に向けて突出する第1突出部61と、上記保持器本体35から保持器本体34に向けて突出する第2突出部61と、を設ける。
そして、係合位置で、第1突出部61の先端部が保持器本体35に当接すると共に、第2突出部62の先端部が保持器本体34に当接するように、当該第1突出部61と第2突出部61の突出量を調整する。
この突出部61及び突出部62がストッパとなる。突出部61及び突出部62は、どちらか片方だけを設けてストッパとしても良い。
この場合には、内筒本体32aにストッパ形成用の突起を設ける必要がない。
(4)また、ストッパ63は、図16及び図17に示すように、可動筒部39bに突出部を形成することで設けても良い。
(5)なお、上記内筒本体32aに設けるストッパ60、保持器本体34,35に設けるストッパ61,62,可動筒部39bに設けるストッパ63を適宜組み合わせて採用しても良い。
(6)ここで、トルク伝達は、ローラ33が噛み合い部に円周方向で噛み合うことで行われるので、ストッパは、円周方向で見て、ローラ33と重なる位置に設ける方が、係合位置の保持器本体34,35の姿勢変化が小さくなるようにストッパが規制するので、好ましい。
本発明に基づく実施形態に係る車両用操舵装置の概要構成図である。 本発明に基づく第1実施形態に係るクラッチ(無励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第1実施形態に係るクラッチ(無励磁状態)を示す平面図である。 本発明に基づく第1実施形態に係るクラッチ(励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第1実施形態に係るクラッチ(励磁状態)を示す平面図である。 本発明に基づく第2実施形態に係るクラッチ(無励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第2実施形態に係るクラッチ(励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第2実施形態に係る別例のクラッチ(無励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第2実施形態に係る別例のクラッチ(励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係るクラッチを示す(無励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係るクラッチ(無励磁状態)を示す平面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係るクラッチ(励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係るクラッチ(励磁状態)を示す平面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る別例のクラッチを示す(無励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る別例のクラッチ(無励磁状態)を示す平面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る別例のクラッチを示す(無励磁状態)を示す側面図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る別例のクラッチ(無励磁状態)を示す平面図である。 残留トルクについて説明する概念図であって、(a)がローラが全て同方向移動する場合を、(b)がロールが反対方向に移動する場合であってストッパがない場合を、(c)がロールが反対方向に移動する場合であってストッパがある場合を、それぞれ表している。
符号の説明
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
5 反力モータ
6 クラッチ
7 バックアップ機構
9 ステアリングラック
10 操向輪
11 モータ
11 転舵モータ
12 転舵側トルクセンサ
31 外筒
32 内筒
32a 内筒本体
32b カム面
32c 支持用軸部
33 ローラ(係合子)
34,35 保持器本体
37,38 第1,第2円環状部材
39 可動部
39a 可動部本体
39b 可動筒部
40 電磁石(駆動手段)
41 弾性部材
43 スリット(案内路)
44 ガイドピン(ガイド部)
45 傾斜面
46 凸部(ガイド部)
50 弾性部材
60〜63 ストッパ
K 係合空間
S 軸方向

Claims (4)

  1. 第1の回転部材と、第2の回転部材と、その第1の回転部材及び第2の回転部材の間に形成された係合空間に介装される係合子と、その係合子を保持すると共に上記第1の回転部材及び第2の回転部材の一方の回転部材と共に回転する保持器と、
    上記一方の回転部材に対する保持器の円周方向の位相を変化させることで、第1の回転部材及び第2の回転部材間で上記係合子を介したトルク伝達を可能とするクラッチ操作部と、を備え、
    上記クラッチ操作部は、
    上記一方の回転部材とともに回転すると共にその一方の回転部材の軸方向に変位可能な可動部と、その可動部を上記軸方向に変位させる駆動手段と、上記可動部の軸方向変位を上記保持器の円周方向への変位に変換する変換機構と、を備え
    上記駆動手段は、磁力によって可動部を軸方向に変位させ、
    上記保持器は、一方の回転部材に対し円周方向にのみ移動可能に規制された状態で、当該一方の回転部材に支持され、
    上記第1の回転部材の内径面と上記第2の回転部材の外径面とを径方向で対向配置し、その内径面及び外径面の一方を円筒面とすると共に内径面及び外径面の他方にカム面を形成して係合空間が構成され、上記カム面を形成した回転部材が、上記一方の回転部材を構成し、
    上記変換機構は、可動部及び保持器の一方に設けられて、上記一方の回転軸の軸方向に対し傾斜した方向に延びる案内路と、上記可動部及び保持器の他方に設けられて、上記案内路によって移動方向が規制されて当該案内路に沿ってのみ移動するガイド部と、からなり、
    上記案内路は、保持器に設けられ、ガイド部は可動部に設けられ、
    上記案内路は、切欠き若しくは溝で構成され、上記ガイド部は、その案内路に差し込まれるように突出した凸部であり、
    上記構成の保持器を2つ有し、その2つの保持器で保持する係合子を互いに異ならせ、 上記2つの保持器の係合位置への位相変化の向きが互いに反対方向となるように変換機構を設定し、
    上記一方の回転部材に対する保持器の円周方向への位相変化量を規制するストッパを設け、そのストッパは、上記第1の回転部材及び第2の回転部材間で上記係合子を介したトルク伝達が可能となる係合位置まで上記保持器が位相変化すると当該保持器に当接して、それ以上の円周方向への保持器の移動を規制し、
    一つのストッパに上記2つの保持器が当接することで、2つの保持器の円周方向への位相変化量を規制することを特徴とするクラッチ。
  2. 上記ストッパは、一方の保持器から他方の保持器に向けて円周方向に突出した突出部で構成することを特徴とする請求項に記載したクラッチ。
  3. 上記ストッパを一方の回転部材に設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したクラッチ。
  4. 上記ストッパを上記可動部に設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したクラッチ。
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