JP4992393B2 - パネル支持構造 - Google Patents

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本発明は、床面に設置される地レール内に、パネル下端の取付部材を高さ調節可能に支持するアジャスター装置を挿着してなるパネル支持構造に係り、とくに取付部材によりパネルを表裏一方の側に片寄った位置に取り付けた場合にもパネルを安定して支持することができるパネル支持構造に関する。
この種の支持構造として、従来、ガラスを枠体表面に近づけ、該表面との間に生じる段差を極力小さくし、反対側には大きな空間を残すパネルシステムにおいて、床面に断面略U型をした巾木を敷設し、パネル受けを巾木に内装させてアジャスターボルトにより支え、パネル受けの両側片はその上端にて屈曲し、側片との間に隙間を残して下方へガイド片を伸ばし、ガイド片の下端には受けを形成している。ガラスパネルの下桟の垂下片は受けにより、支持片は側片の上端によって支えられ、巾木はパネル受けの側片とガイド片間に残された隙間に嵌入し、該パネル受けと組み合わされることで巾木の剛性を向上させ、ガラスパネルの支えの安定化を図った支持構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このようなパネル受けで巾木を挟み込んだ構成は巾木部分の高さが高くなり、その分だけ不安定化するとともに、剛性が保てたとしてもパネルの荷重が巾木のパネル側の壁面に集中し、パネルシステム全体としての荷重の片寄りによる不安定化は解消できない。
また、ガラスパネルの上下両端部の裏面に固着されたフレームを、床面と天井に設けたパネル支持体の前面に固定手段をもって取付け、ガラス本体のほぼ全面を前方に露出させるとともに、その上下の端面が床面と天井とに近接するように建付けた構造において、下部パネル支持体を左右方向に長い側面視上向コ字状断面の支持ベースと、その上面と前後両面の全長を覆うようにして、上下に摺動可能に跨嵌された下向コ字状断面のパネル支持杆と、このパネル支持杆の上面と後面とを覆う側面視倒立L字状断面をなすカバーとを備え、ガラスパネルの上下のフレームにおける垂直片に予め固着しておいた左右複数の皿ボルトを、下部パネル支持体のパネル支持杆の前部の下向取付片と、上部パネル支持体の下向取付片とに穿設された通孔に挿通し、後方よりナットにより締付ける構造が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
このような構造によればパネルを低い位置で支持できる点で外観性、および安定性が向上するが、支持ベースのパネル側壁面にパネルの荷重が集中する構造に変わりはなく、パネルシステム全体としてのパネル荷重の片寄りによる不安定化は解消されない。特に、パネルが重量の大きなガラスパネルの場合、不安定化はより顕著となる。
実開平5−73117号公報 特開2006−200247号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、取付部材によりパネルを表裏一方の側に片寄った位置に取り付けた場合に、簡単な構造により、パネルを安定して支持することができるパネル支持構造を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、床面に設置される地レール内に、調節ボルトと該ボルトが螺合する支持部材とより構成され、パネル下端の取付部材を高さ調節可能に支持するアジャスター装置を、間隔をおいて複数挿着してなるパネル支持構造において、前記取付部材により前記パネルを表裏一方の側に片寄った位置に取り付けるとともに、前記アジャスター装置の調節ボルトを、前記地レール内における前記パネルと同じ一方の側にオフセットした位置に取り付けてなることを特徴とするパネル支持構造を提供する。
ここで、前記アジャスター装置の調節ボルトを、前記地レール内に挿着される前記支持部材におけるパネル厚み方向の中央位置に対して前記パネルと同じ一方の側にオフセットした単又は複数の位置に形成した取付孔に螺合してなる構造が好ましい。
また、前記支持部材のパネル面に平行な横方向の幅寸法を、パネル厚み方向の幅寸法と略同じに設定し、該支持部材を90度回転させて地レール内に挿着可能とした構造が好ましい。
あるいは、前記支持部材に、前記オフセットした単又は複数の位置とパネル厚み方向中央の位置にそれぞれ前記調節ボルトの取付孔を形成した構造も好ましい。
また、地レール内の前記オフセットした単又は複数の位置とパネル厚み方向中央の位置にそれぞれ前記支持部材が係合する係止部を設け、該支持部材を前記地レール内にて位置変更可能とした構造も好ましい。
以上にしてなる本願発明に係るパネルの支持構造によれば、アジャスター装置の調節ボルトを、前記地レール内におけるパネルと同じ一方の片寄り側にオフセットした位置に取り付けたので、前記一方の側に荷重の重心が偏ったパネルを安定して支持できる。
また、支持部材のパネル面に平行な横方向の幅寸法を、パネル厚み方向の幅寸法と略同じに設定し、該支持部材を90度回転させて地レール内に挿着可能としたので、たとえば調節ボルトの取付位置を前記オフセットした位置からパネル厚み方向中央の位置に切り替えパネルの荷重が表裏一方に片寄って作用する場合とそうでない場合の双方の場合に、同一のアジャスター装置を用いてそれぞれ安定支持することもでき、管理・施工の効率化を図ることができる。
また、支持部材に、前記オフセットした単又は複数の位置とパネル厚み方向中央の位置にそれぞれ前記調節ボルトの取付孔を形成したので、調節ボルトを各取付孔の間で付け替えるだけで、たとえばパネルの荷重が表裏一方に片寄って作用する場合とそうでない場合の双方の場合に対応でき、さらなる施工の容易化が図れる。
また、地レール内の前記オフセットした単又は複数の位置とパネル厚み方向中央の位置にそれぞれ前記支持部材が係合する係止部を設け、支持部材を地レール内で位置変更可能としたので、支持部材の回転や調節ボルトの付け替えを行う必要がなく、施工の容易化が図れる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係るパネル支持構造Sを備えるパネルシステム10の全体構成図であり、図1〜9は第1実施形態、図10および図11は第2実施形態、図12および図13は第3実施形態を示し、図中符号P〜P3はガラスパネル、1はアジャスター装置、2A〜2Dは枠部材、3は支持部材、4は目地具、5は地レール、6は巾木部材、7は天レール、8は笠木部材、11は調節ボルトをそれぞれ示している。
本発明のパネル支持構造Sは、図1および図3に示すように、床面に設置される地レール5内に、調節ボルト11と該ボルト11が螺合する支持部材3とより構成され、ガラスパネル下端の取付部材12を高さ調節可能に支持するアジャスター装置1を、間隔をおいて複数挿着したものであり、特に、前記取付部材12により前記ガラスパネルP1(P、P3)を表裏一方の側に片寄った位置に取り付けるとともに、前記アジャスター装置1の調節ボルト11を、前記地レール5内における前記ガラスパネルP1と同じ一方の側にオフセットした位置に取り付け、前記一方の側に荷重の重心が偏ったガラスパネルを安定して支持するものである。
なお、以下の実施形態のパネルシステム10においては、ガラスパネルを上下に枠部材2B、2Cを介して巾木部材6および笠木部材8にそれぞれ固定しているが、ガラスパネルP1(P、P3)の上下端部を直接これら部材に固定してもよい。また、本例では巾木部材6を取付部材12として構成し、その下面側をアジャスター装置1で直接支持する構造としているが、巾木部材6以外の別部材で取付部材12を構成し、巾木部材は地レール表裏側をカバーするだけの部材としてもよい。さらに、以下の実施形態ではガラスパネルを支持した構造について説明するが、本発明はこれに何ら限定されず、例えばアクリルパネルや金属製パネル、木製板材の表面に織布を張設したクロスパネルなど、種々のパネルとすることができる。
先ず、図1〜9に基づき第1実施形態を説明する。
本実施形態のパネルシステム10は、ガラスパネルP、P1,…よりなり、ガラスパネルP、P1は互いに支柱21を介して連結され、ガラスパネルP1、P3は互いに支柱無しに目地具4を介して直線状に接続されており、支柱21、21の間にこれらガラスパネルP1、P3の接続体が支持されているシステムである。
このパネルシステム10は、図3に示すように、天井と床面に天レール7と地レール5を対向させて取付け、該地レール5に外嵌するとともにアジャスター装置1によりレベル調整された巾木部材6の上に支柱21を立設し、支柱21の上端部は天レール7内で固定金具で取付け、隣接する支柱21の間の上端部に、前記天レール7に上下スライド且つ固定可能に外嵌した笠木部材8の両端を仮止めし、後述するようにガラスパネルP1,…を取り付けた後、笠木部材8を固定して構成される。
ガラスパネルP1は、図2および図3に示すように、支柱21に対向する縁部20aに沿って縦枠部材2Aが取付けられるとともに、ガラスパネル下縁部20bに沿って横枠部材2Bが、上縁部20cに沿って横枠部材2Cがそれぞれ取り付けられ、ガラスパネルP3に対向する縁部20dには第1目地部材41が取付けられており、これら枠部材を介して支柱21、巾木部材6、笠木部材8に固定された上、第1目地部材41がガラスパネルP3の第2目地部材42を嵌合してガラスパネルP1、P3が直線状に連結される。
縦枠部材2Aおよび横枠部材2B、2Cは、ガラスパネルP1の各縁部に予め固定される表側枠部材24A,24B、24Cと、これら表側枠部材を支柱21、巾木部材6、笠木部材8に取り付けた後、ガラスパネル裏面側から挿入して対応する表側枠部材に弾性嵌合して支柱21、巾木部材6、笠木部材8の裏面側に当接して装着される裏側枠部材25A,25B,25Cとより構成されている。
表側枠部材24A,24B、24Cは、図2、3に示すように、ガラスパネルP1の各縁部20a,20b,20cを支持する断面略L字形の支持片22が長手方向に渡って突設されており、各々両面テープ23又はコーキング材にて前記各縁部に強固に固定されている。そして、これら表側枠部材を取り付けたガラスパネルP1を表側から巾木部材6と笠木部材8の間に挿入し、各表側枠部材の支持片22を支柱21、巾木部材6、笠木部材8の表面側にそれぞれ当接した状態で該支柱21、巾木部材6、笠木部材8の内面側に沿って延びる各内面部26を該内側面に取付ネジ27により取り付けて固定する。これら各表側枠部材は、例えばアルミ押出し型材で作製される。
裏側枠部材25A,25B,25Cには、それぞれ前記支柱21、巾木部材6、笠木部材8の裏側面に当止する中実部28を有し、該中実部28の内側からパネル厚み方向に延びた内面板29を有し、該内面板29の先端は、対応する表側枠部材24A,24B、24Cの内面部26の係合凹部24aに嵌合し、該内面板29と内面部26とは面一になる。また、前記中実部28には表側枠部材24A,24B、24Cの内面部26の先端片80を受け入れる係合段部81を形成するとともに、前記中実部28と内面板29の基部との間に溝部82を形成し、該溝部82に板ばね83を嵌着できるように構成されている。板ばね83は先端部が外側に断面へ字状に屈曲しており、この屈曲部が裏側枠部材25A,25B,25Cをそれぞれ表側枠体24A,24B、24Cに嵌合したときに、前記先端片80の内面に形成した係合溝84に弾性的に係合するようになっている。これら各裏側枠部材も例えばアルミ押出し型材で作製される。
ガラスパネルP3の縁部20aには、ガラスパネルP1の第1目地部材41に嵌合する第2目地部材42が取付けられ、上縁部、下縁部、他側縁部には上記ガラスパネルP1に用いたものと同一構造の枠部材が設けられており、すでに設置されているガラスパネルP1の第1目地部材41に前記第2目地部材42を嵌合させつつ、上記ガラスパネルP1の場合と同様、表側枠部材から各枠部材を支柱、巾木部材6、笠木部材8に固定する。ここで、各枠部材の裏側枠部材25Bは、ガラスパネルP1のものと一体に構成されており、ガラスパネルP1、P3の表側枠部材をそれぞれの位置に取り付けた後、ガラスパネル裏面側から一体構成された裏側枠部材25Bを取り付けている。これによりガラスパネル同士の連結強度を高めている。
地レール5は、図3に示すように、上方開放した断面略コ字形のチャンネル部材であり、床面にアンカーボルトで固定されている。また、巾木部材6は、アルミ押出し型材で作製し、上部に前記ガラスパネルP1の枠部材2Bを構成する表側枠部材24Bの支持片22と、裏面側枠部材25Bの中実部28とが外嵌する嵌合部61を形成するとともに、該嵌合部61の両側に中空の巾木部62、62を垂下し、両巾木部62、62が前記地レール5を外嵌することができるようになっている。この巾木部材6は本発明におけるガラスパネル下端の取付部材12に相当する部材である。そして、地レール5の溝内にはアジャスター装置1を所定間隔毎に設け、前記巾木部材6のレベルを調整できるようになっている。アジャスター装置1を設置する箇所は、巾木部材6の長手方向に沿って、特に荷重が集中しやすい支柱21下の箇所に優先的に設置され、その他、たとえば1m程の適宜間隔で設けられることが好ましい。
アジャスター装置1は、図3及び図4に示すように、地レール5内に挿着される支持部材3と、その上面に突設される調節ボルト11とより構成されており、調節ボルト11の頭部上面に皿ネジ状の平坦面を有し、これに前記巾木部材6の嵌合部61の下面が当接してガラスパネルP1および支柱21の荷重を支持する当該巾木部材6をレベル調節可能に支持している。
前記支持部材3は、図4に示すように調節ボルト11の取付孔30を有する平面視矩形状の上面部31とその両側縁から下方に延びる一対のL字状脚部32、32とよりなる断面視略Ω字状の部材であり、脚部幅方向に沿った幅寸法a2が地レール5内部の表裏方向の幅寸法a3と略同一に設定されている。そして、前記脚部32、32をパネル面に平行な横方向に向け、該脚部32、32の側縁部32bが地レール内壁面50に当接した安定した状態で、該地レール5底面に載置される。
上面部31に形成される取付孔30は、貫通孔に裏面側からナットを溶接して前記調節ボルト11が螺合する螺孔であり、中心位置に対して脚部幅方向に所定距離だけオフセットした位置に形成されており、地レール5内に設置された状態において、図3に示すように調節ボルト11がパネル厚み方向の中央位置に対して前記ガラスパネルP1と同じ一方の側にオフセットした位置に突設し、当該オフセットした位置において調節ボルト頭部11aで巾木部材6の嵌合部61を支持するように構成されている。
この支持部材3は、パネル面に平行な横方向、本例ではL字状脚部32、32の先端縁32a、32a間の幅寸法a1と、パネル厚み方向、本例では脚部幅方向に沿った幅寸法a2とが略同じに設定されており、図3に示した状態から支持部材3を90度回転させ、前記先端縁32aが地レール内壁面50に当接した状態に地レール5内に挿着するだけで、調節ボルト11が突出する取付位置をパネル厚み方向中央の位置に切り替えることができ、たとえば図5(a)、(b)に示すように、表裏対称な位置にガラスパネルPを2枚取り付ける場合や、ガラスパネルPを中央位置に取り付ける場合に、ガラスパネル荷重が作用する巾木部材6の中心位置で安定して支持させることが可能となる。勿論、ガラスパネルPを表裏反対側に片寄った位置に取り付ける場合には、図5(c)に示すように前記支持部材3をさらに90度回転させて、該ガラスパネルPの荷重が作用する側にオフセットした位置に調節ボルト11を取り付け、図3と同様、ガラスパネルPを安定して支持することができる。
なお、本例では調節ボルト11の頭部を皿ネジ状として巾木部材6の嵌合部61の下面に当接しているが、当接面積を増やしてより安定した支持構造とするべく、図6に示すように、調節ボルト11の頭部11aに相対回転可能に支持される支持プレート33を別途設け、該支持プレート33を前記嵌合部61の下面に当接させて支持するように構成することも好ましい実施例である。また、本発明は調節ボルト11をガラスパネル側にオフセットした位置に設けて片寄った荷重を安定して支持するものであり、調節ボルト11の位置をオフセットさせるものであれば、たとえば支持部材3と調節ボルト11を上下反転させて、支持部材3を巾木部材6の嵌合部61の下面に当接させ、調節ボルト11を地レール5の底面に当接させた構造としてもよい。
図7〜9は、図3、4に示したものと同一構造のアジャスター装置1を用いて隣り合う支柱21、21間の表裏両側に、それぞれ上下に複数のガラスパネルP、・・・を連設してなるパネルシステム10を構成した例を示している。ガラスパネルPには予め周縁部に縦横の枠部材9A〜9Dよりなる枠体9が強固に保持されており、縦横の各枠部材にはガラスパネルPの縁部を支持する断面略L字形の支持片91が長手方向に渡って突設されており、各々両面テープ又はコーキング材にてガラスパネル周縁部に固定されている。これら各枠部材9A〜9Dは例えばアルミ押出し型材で作製される。
最下段のガラスパネルPは、図8及び図9に示すように、下枠部材9Aの突出片92、92を巾木部材6の嵌合部61上面に突設した突起部61a、61aに嵌合させるとともに、左右の縦枠部材9B、9Cの外面に突設した突出片92、92の図示しない切欠き部を、それぞれ支柱21の内面に予め取り付けた取付金具93の取付片93aに掛止し、表裏反対側のガラスパネルPについても同様にして支柱21間に取り付ける。そして、表裏のガラスパネルP、Pの各上枠部材の突出片92、92に下面側を係合させた状態で、支柱21間にL字形金具44によって横桟43が架設される。
次に、その上にガラスパネルPの下枠部材9Aを前記横桟43の上面に嵌合させるとともに、最下段のガラスパネルPと同様、左右の縦枠部材9B、9Cを各支柱21の内面に取付け、表裏反対側のガラスパネルPも取り付けた後、上枠部材9Dに係合させた状態で横桟43が支柱21間に架設される。以降、最上段のガラスパネルPまで同様に連設し、最上段のガラスパネルPの上枠部材に笠木部材8を当接させて固定してパネルシステム10が構成される。
なお、本例のパネルシステム10では、ガラスパネルP、・・・を表裏対称となるように配設したので、アジャスター装置1の支持部材3は、図9に示すように両脚部32の先端縁32a、32aが地レール内壁面50,50に当接した状態で地レール内に挿着され、調節ボルト11を上面部31のパネル幅方向中央に位置した取付孔30に取り付けて巾木部材6の中央位置を支持しているが、たとえば上下各ガラスパネルPを表裏一方の側にのみ設ける場合は、上記代表例と同様、支持部材3を90度回転させた姿勢で挿着し、調節ボルト11をガラスパネル側にオフセットした位置に取付けて安定支持させることが好ましいことは言うまでもない。その他の構造については、上記図1〜4で説明した代表例と同様であるため、同一構造には同一符号を付して説明を省略する。
次に、図10及び図11に基づき第2実施形態を説明する。
本実施形態の支持構造Sは、図11に示すようにアジャスター装置1の支持部材3の上面部31における脚部幅方向の中心位置と、該方向に所定距離だけオフセットした位置とに、取付孔30B、30Aがそれぞれ形成されている。そして、図10に示すように、脚部32、32をパネル面に平行な横方向に向けて該脚部32、32の側縁部32bが地レール内壁面50に当接した安定した状態に該地レール5底面に載置され、調節ボルト11を取付孔30Aに取り付けてなるオフセット位置から、パネル厚み方向中央の取付孔30Bに付け替え可能とされている。
このような支持部材3は、上記の第1実施形態のように90度回転させて地レール5に挿着する必要がなく、取付孔を変えるだけで調節ボルト11の位置をオフセット位置から中央位置に変更できることから、脚部幅方向に沿った幅寸法a2は地レール5内部のパネル表裏方向の幅寸法dと略同一に設定されるが、L字状脚部32、32の先端縁32a、32a間の幅寸法a1を前記a3よりも広いもの、あるいは狭いものとすることもできる。その他の構造については上記第1実施形態と同様であり、同一構造には同一符合を付してその説明を省略する。
次に、図12及び図13に基づき第3実施形態を説明する。
本実施形態の支持構造Sは、図12に示すように、アジャスター装置1の支持部材3を地レール5内をパネル厚み方向に位置変更可能となるように幅狭に構成するとともに、地レール5に、該支持部材3を地レール5の一方の内壁側に寄ったオフセット位置にて係合させるための係止片53と、該支持部材3を地レール5内のパネル厚み方向中央位置に係合させるための係合突片52、52とを設けたものである。
前記支持部材3は、脚部32をL字状ではなく平板状に構成した断面略コ字状の部材であり、脚部32、32の端部間の幅寸法が地レール5内部のパネル表裏方向の幅寸法dの半分以下の寸法に抑えられ、該方向に位置変更可能とされている。係止片53は地レールの起立壁上端を内方に屈曲させて構成され、支持部材3の上面部31上面に係止される高さ位置に形成されている。また、前記係合突片52、52は地レール5の底面に突設され、前記中央位置にて支持部材3の両脚部32、32の内面に係入して移動不能に保持するものである。
図12は、地レール5内におけるガラスパネルP1と同じ一方の内壁側に寄ったオフセット位置に支持部材3を係合させ、当該オフセットした位置において調節ボルト頭部11aで巾木部材6の嵌合部61を支持してガラスパネルP1を安定支持するように構成されている。また、図13は、前記アジャスター装置1の支持部材3を前記係合突片52、52により中央位置に係合し、その上面部31に取り付けた調節ボルト11により巾木部材6を略中央部で支持するものであり、図中(a),(b)のように表裏対称な位置にガラスパネルPを2枚取り付ける場合や、ガラスパネルPを中央位置に取り付ける場合に、ガラスパネル荷重が作用する巾木部材6を中心位置で安定して支持させることが可能となる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、例えばオフセットした位置に設ける取付孔を複数形成し、パネルの偏りの程度に応じて取付孔を選択できるものなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の第1実施形態に係るパネルシステムの支持構造を示す全体簡略図。 同じく横断面図。 同じく縦断面図。 アジャスター装置の支持部材を示す斜視図。 (a)〜(c)はアジャスター装置を姿勢変更させた例を示す要部の縦断面図。 アジャスター装置の変形例を示す要部の縦断面図。 ガラスパネルを上下に複数連設したパネルシステムの変形例を示す全体簡略図。 同じく横断面図。 同じく縦断面図。 本発明の第2実施形態に係る支持構造を示す要部の縦断面図。 同じくアジャスター装置の支持部材を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係る支持構造を示す要部の縦断面図。 (a)、(b)はアジャスター装置を位置変更させた例を示す要部の縦断面図。
符号の説明
9A-9D 枠部材
1 アジャスター装置
2A 縦枠部材
2B 横枠部材
2C 横枠部材
3 支持部材
4 目地具
5 地レール
6 巾木部材
7 天レール
8 笠木部材
9 枠体
9A 下枠部材
9B 縦枠部材
9D 上枠部材
10 パネルシステム
11 調節ボルト
11a 調節ボルト頭部
12 取付部材
20a 縁部
20b 縁部
20d 縁部
20c 縁部
21 支柱
22 支持片
23 両面テープ
24a 係合凹部
24A,24B 表側枠体
25A,25B,25C 裏側枠部材
26 内面部
27 取付ネジ
28 中実部
29 内面板
30 取付孔
30A 取付孔
30B 取付孔
31 上面部
32 脚部
32a 先端縁
32b 側縁部
33 支持プレート
41 目地部材
42 目地部材
43 横桟
44 L字形金具
50 内壁面
52 係合突片
53 係止片
61 嵌合部
61a 突起部
62 巾木部
80 先端片
81 係合段部
82 溝部
84 係合溝
91 支持片
92 突出片
93 取付金具
93a 取付片
P ガラスパネル
P1 ガラスパネル
P3 ガラスパネル
S パネル支持構造

Claims (4)

  1. 床面に設置される地レール内に、調節ボルトと該ボルトが螺合する支持部材とより構成され、パネル下端の取付部材を高さ調節可能に支持するアジャスター装置を、間隔をおいて複数挿着してなるパネル支持構造において、前記取付部材により前記パネルを表裏一方の側に片寄った位置に取り付けるとともに、前記アジャスター装置の調節ボルトを、前記地レール内に挿着される前記支持部材におけるパネル厚み方向の中央位置に対して前記パネルと同じ一方の側にオフセットした単又は複数の位置に形成した取付孔に螺合してなることを特徴とするパネル支持構造。
  2. 前記支持部材のパネル面に平行な横方向の幅寸法を、パネル厚み方向の幅寸法と略同じに設定し、該支持部材を90度回転させて地レール内に挿着可能とした請求項記載のパネル支持構造。
  3. 前記支持部材に、前記オフセットした単又は複数の位置とパネル厚み方向中央の位置にそれぞれ前記調節ボルトの取付孔を形成した請求項記載のパネル支持構造。
  4. 前記パネルがガラスパネルである請求項1〜3の何れか1項に記載のパネル支持構造。
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