JP4990444B2 - ストロー付飲料容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、飲料容器にストローを挿入装着しておき必要に応じてそのストローによって容器内の飲料を飲むことが出来るようにしたストロー付飲料容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般に、容器本体にストローを挿入装着しておき幼児等が何時でも飲み物を容易に飲むことが出来るようにしたストロー付飲料容器が提案され、実用に供されている。ところで、このようなストロー付飲料容器においてはストローをアダプターの挿入口に差し込むときに嵌合をきつめにして設定し、漏れにくくするとともにストローが抜けにくくなるようにしてある。
【0003】
しかし、このようなものにおいても、幼児がストローを引っ張ったときにストローが抜けてしまったり、ストローの先端が長く出過ぎて飲みにくくなったり、ストローの下端が容器の底より浮いてしまって飲み物を最後まで飲みきれなくなる等の問題がある。
【0004】
本発明は、このような点に鑑み、幼児がストローを引っ張ってもストローが抜け出るようなことがなく、常に飲みやすい長さが保持され最後まで飲みきることが出来るようにしたストロー付飲料容器を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、飲料容器本体の開口部にストローアダプターを着脱可能に装着するとともに、そのストローアダプターにストローを装着したストロー付飲料容器において、上記ストローを互いに接続可能な飲み物側の長尺ストローと口にくわえられる短尺ストローの2つのパーツによって形成し、口にくわえられる短尺ストローの一端部には、ストローアダプターのストロー挿入口に係合し、上記短尺ストローをストローアダプターに固定する鍔部と、当該鍔部との間でストローアダプターのストロー挿入口の内周縁部を挟持するフランジ部とが設けられ、短尺ストローの鍔部とフランジ部とによって上記口にくわえられる短尺ストローを当該短尺ストローの軸線方向に移動しないようにストローアダプターに固定するようにし、鍔部には、短尺ストローの軸線に対して傾斜したストロー差込口が設けられ、そのストロー差込口に長尺ストローを挿入接続するようにし、短尺ストローの軸線および長尺ストローの軸線は、飲料容器本体の開口部をなす平面に垂直な垂直軸に対して互いに同一の方向に傾斜していることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
図1は本発明のストロー付飲料容器の一部断面側面図、図2は上記ストロー付飲料容器の平面図であり、図1に示すように、容器本体1の開口部にはストローアダプター2が着脱可能に螺着されている。上記ストローアダプター2内には周方向に延びるパッキン3が設けられており、容器本体1に装着されたストローアダプター2と容器本体1の開口端部との間のシールを行うようにしてある。
【0010】
上記ストローアダプター2には筒状の弁ケーシング4が内側に突出するように形成されており、その弁ケーシング4内に筒状のパッキング5を介して空気孔開閉バルブを構成する弁体6が同軸的にかつその軸線周りに回動可能に嵌装されている。弁体6の外面には軸線方向に延びる連通路7が形成されており、弁体6の頂部には、掴み8を有するロック部材9が一体に設けられている。一方、上記弁ケーシング4及びパッキング5の側壁部には空気孔10が穿設されており、掴み8によりロック部材9を介して弁体6を回動することにより、空気孔10が開閉され、その空気孔10及び連通路7を介して容器本体1内が大気に連通或いは閉鎖されるようにしてある。
【0011】
また、上記ストローアダプター2には、偏芯位置にストロー挿入口11が穿設されており、そのストロー挿入口11に後述するストローが挿入装着されている。さらに、上記ストローアダプター2には弁体6の軸線に直交する軸線周りに揺動可能にストローキャップ12が枢着されている。そして、そのストローキャップ12の閉位置において、上記ストロー挿入口4に装着されているストローを覆うことが出来るようにしてある。
【0012】
ところで、上記ストローキャップ12には揺動軸側に、ロック部材9の径より若干大きい径を有する半円弧状の切り欠き12aが形成されており、その半円弧状の切り欠き12aの内周中央部にロック片13が突設されている。一方、前記ロック部材9には径方向に対向する位置に上記ロック片13が挿通し得る切り欠き部9aが設けられており、前記弁体6が開位置に回動されたときに上記切り欠き部9aがストローキャップ12のロック片13と対応する位置に来るようにしてある。
【0013】
ところで、ストロー20は短尺ストロー21と長尺ストロー22とによって形成されており、短尺ストロー21に対して長尺ストロー22が接続可能としてある。上記短尺ストロー21の基端部には大径の鍔部23と小径のフランジ部24が設けられており、その鍔部23とフランジ部24との間にストローアダプター2のストロー挿入口11の内周縁部が挟持され、短尺ストロー21がストローアダプター2に固着されている。上記鍔部23には短尺ストロー21の軸線と所定角度傾斜したストロー差込口25が設けられており、そのストロー差込口25に長尺ストロー22が挿入装着されている。
【0014】
しかして、常時においては、ストローキャップ12は、図1において一点鎖線で示すように閉状態にあり、ストローキャップ12のロック片13の上方にロック部材9の周縁部が位置しており、ストローキャップ12の開方向の揺動が阻止されている。
【0015】
そこで、この飲料容器内の飲み物を飲む場合には、掴み8を開位置に回すと弁体6が90°回動し、連通路7によって空気孔10が開放され容器内の圧抜きが行われる。また、このときにはロック部材9の回動によりロック部材9の切り欠き9aがロック片13の上方に位置しており、ストローキャップ12のロックが解除される。したがって、図1に示すように、ストローキャップ12を開方向に揺動させることが出来る。しかして、上述のようにしてストローキャップ12を開放すると、短尺ストロー21がストローアダプター2の表面から立ち上がる。このようにして、ストローキャップ12を完全に解放し、ロック部材9を閉位置に戻すと、ロック部材9の周縁部がストローキャップ12のロック片13の上方に係合してストローキャップ12のロックが行われる。したがって、上記ストローキャップ12のロック状態で、ストローアダプター2から突出している短尺ストロー21により容器内の飲み物を飲むことが出来る。
【0016】
このようにして飲み終わったら、ロック部材9を一端開位置に回動してロックを解放した後、ストローキャップ12を元の位置に戻しロック部材9によりロックする。
【0017】
このように、このストロー付飲料容器においてはストローキャップ12を開放するためにロック部材9を回動することにより、空気孔開閉バルブが自動的に開放されるので、意識的に圧抜きを行う必要がなく、圧抜きを忘れるといった誤操作を防止することが出来る。
【0018】
しかも、ストロー20が短尺ストロー21と長尺ストロー22に分割されており、短尺ストロー21がストローアダプター2に固着されているので、幼児がストロー20を引っ張ってもストローが抜けるようなことがなく、また、ストローアダプター2から突出しているストローの長さが変化するようなこともない。
【0019】
さらに、上述のように、ストロー20が長短2つのパーツに分離しているので、幼児の成長に合わせて最初は短尺ストロー21のみを使用すると今まで使用していた乳首やスパウトのように傾けた状態で飲み物を飲むことが出来る。そして、ストローから飲み物が出てくることを認識できるようになった段階で長尺ストロー22を付けて使用することにより、乳首、スパウトからスムースにストローの使用にステップアップさせることが出来る。また、短尺ストロー21と長尺ストロー22が互いに傾斜しているので、長尺ストロー22の先端が容器本体1の隅角部に位置するようにすることが出来、飲み物を完全に飲み干すことが出来る。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、ストローを互いに接続可能な長尺ストローと短尺ストローの2つのパーツによって形成し、上記短尺ストローをストローアダプターに固定するようにしたので、幼児がストローを引っ張ってもストローが抜けるようなことがなく、また、ストローアダプターから突出しているストローの長さが変化するようなこともなく、ストローが常に飲みやすい長さに保持され最後まで飲み物をスムースに飲みきることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストロー付飲料容器の縦断面図。
【図2】図1の平面図。
【符号の説明】
1 容器本体
2 ストローアダプター
4 弁ケーシング
7 連通路
8 掴み
9 ロック部材
10 空気孔
11 ストロー挿入口
12 ストローキャップ
13 ロック片
20 ストロー
21 短尺ストロー
22 長尺ストロー
23 鍔部
24 フランジ部
25 差込口
Claims (1)
- 飲料容器本体の開口部にストローアダプターを着脱可能に装着するとともに、そのストローアダプターにストローを装着したストロー付飲料容器において、上記ストローを互いに接続可能な飲み物側の長尺ストローと口にくわえられる短尺ストローの2つのパーツによって形成し、
口にくわえられる短尺ストローの一端部には、ストローアダプターのストロー挿入口に係合し、上記短尺ストローをストローアダプターに固定する鍔部と、当該鍔部との間でストローアダプターのストロー挿入口の内周縁部を挟持するフランジ部とが設けられ、
短尺ストローの鍔部とフランジ部とによって上記口にくわえられる短尺ストローを当該短尺ストローの軸線方向に移動しないようにストローアダプターに固定するようにし、
鍔部には、短尺ストローの軸線に対して傾斜したストロー差込口が設けられ、そのストロー差込口に長尺ストローを挿入接続するようにし、
短尺ストローの軸線および長尺ストローの軸線は、飲料容器本体の開口部をなす平面に垂直な垂直軸に対して互いに同一の方向に傾斜していることを特徴とするストロー付飲料容器。
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