JP4990190B2 - 無線通信システム、応答器 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を用いて入退室の管理や物品管理を行うための無線通信システム及び応答器に関するものである。
従来、壁面やゲート等に固定された質問器と、ユーザに携行されたり物品に装着されたりする応答器(ICタグ)とを有し、応答器が前記質問器に搭載される起動装置から非接触で起動されて情報を受け、前記質問器に搭載される認証装置へ情報を無線送信する非接触ICタグシステム又はICカードシステムなどの無線通信システムが広く知られている(例えば下記特許文献1)。図4は、無線通信システムの典型的な従来技術を示すブロック図であり、図5は、無線通信システムが部屋の入退室管理に使用される例の説明図である。
図4に示す無線通信システムが例えば図5に示すように部屋3の入退室管理に使用される場合、質問器1は、制御部11で生成した起動信号を、LF帯送信部12において、誘導磁界の信号成分に重畳し、増幅してLFアンテナ13から第1の無線通信方式(LF)にて予め定められた周期で応答器2に向けて間欠的に送信する。これにより、応答器2の周囲には認証エリア5が形成され、その認証エリア5内に入ったユーザMが所持する応答器2では、質問器1からの起動信号をLFアンテナ21で受信した後に、LF帯受信部22が制御部23を起動し、該制御部23は自身に予め設定されている固有の識別情報(ID)を含む応答信号を生成し、RF送受信部24からRFアンテナ25を介して、第2の無線通信方式(UHF)にて、応答器2に対して返信するとともに、表示部27に返信完了を示す表示を行う。
前記応答信号は、質問器1のRFアンテナ14からRF送受信部15で受信され、前記制御部11に入力されて、図略の上位装置に転送される。そして、該上位装置は、前記応答信号に基づき応答器を識別し、識別した応答器が予め登録された識別情報を有するものであるときには、制御部11は、前記RF送受信部15からRFアンテナ14を介して、前記第2の無線通信方式(UHF)にて、認証完了した応答器2の識別情報を起動信号として送信する。その起動信号をRFアンテナ25からRF送受信部24で受信すると、制御部23は応答信号の送信を終了する。制御部11は、また、認証を完了した際には、表示部16やブザー18によりその旨を示す表示や音出力を行うとともに、ドアDの解錠動作を行う。
このようにLF帯(長波帯:30〜300kHz)の起動信号で応答器2を起動させて、制御部23が、RF送受信部24に、内蔵電池26を電源として、UHF帯(極超短波帯:300MHz〜3GHz)の応答信号を返信させる従来技術として、例えば下記特許文献1がある。このような構成で、前記認証エリア5を、1.5〜2mの比較的狭い範囲に正確に規定することができるようになっている。また、UHF帯のRF送受信部24の消費電力が10〜20mAと大きいのに対して、LF帯のLF帯受信部22が数μAの微弱な電力で起動するので、待機状態でRF送受信部24を使用しないことで、前記内蔵電池2の電力消費を抑え、応答器2の長寿命化が図られている。
特開2006−72706号公報
前記特許文献1のように、内蔵電池26を電源として応答信号を返信する応答器を用いた無線通信システムにおいては、前記内蔵電池26の消耗により応答器2の動作に異常が発生すると、認証処理が適切に実行されずドア等の解錠が不可能となるなどの問題が発生するため、応答器2の動作に異常が発生する前に、電池交換を行うことが望ましい。しかしながら、従来の無線通信システムでは、ユーザは、電池交換の要否を判断する術が無く、電池交換のタイミングを見極めることが困難であった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、応答器に内蔵される電池の消耗により応答器の動作に異常が発生するのを未然に防止又は抑制することのできる無線通信システム及び応答器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、誘導磁界を利用した第1の無線通信方式により起動信号を出力する起動装置と、前記起動信号の受信により起動し、予め個別に設定された識別情報を含む応答信号を第2の無線通信方式により送信する応答器と、前記応答信号を前記第2の無線通信方式により受信する受信器とを備えた無線通信システムであって、前記応答器は、当該応答器の動作に要する電力を供給する電池と、前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部により検出された電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する判断部と、前記起動信号を受信する受信部と、前記応答信号を送信する指示を入力する操作を行うための送信指示入力操作部と、前記受信部により前記起動信号が受信され、且つ、前記送信指示入力操作部により予め設定された第1の操作が受け付けられたとき、前記応答信号を前記第2の無線通信方式により送信する送信部と、前記判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断されたとき、前記送信指示入力操作部により前記第1の操作とは異なる第2の操作が受け付けられるまで、前記送信部による前記応答信号の送信を禁止することにより前記電池の電圧低下を報知する報知部とを備えるものである。
請求項6に記載の発明は、起動装置から誘導磁界を利用した第1の無線通信方式により出力された起動信号の受信により起動し、予め個別に設定された識別情報を含む応答信号を第2の無線通信方式により受信器に送信する応答器であって、当該応答器の動作に要する電力を供給する電池と、前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部により検出された電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する判断部と、前記起動信号を受信する受信部と、前記応答信号を送信する指示を入力する操作を行うための送信指示入力操作部と、前記受信部により前記起動信号が受信され、且つ、前記送信指示入力操作部により予め設定された第1の操作が受け付けられたとき、前記応答信号を前記第2の無線通信方式により送信する送信部と、前記判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断されたとき、前記送信指示入力操作部により前記第1の操作とは異なる第2の操作が受け付けられるまで、前記送信部による前記応答信号の送信を禁止することにより前記電池の電圧低下を報知する報知部とを備えるものである。
この発明によれば、応答器において、電圧検出部により電池の電圧が検出され、前記電圧検出部により検出された電圧が予め定められた閾値以下であるか否かが判断部により判断される。そして、前記判断部により前記電圧が前記閾値以下ではないと判断されたときには、前記受信部により前記起動信号が受信され、且つ、前記送信指示入力操作部により予め設定された第1の操作が受け付けられたときに、送信部により前記応答信号が前記第2の無線通信方式により送信されるが、前記判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断されたときには、前記送信指示入力操作部により前記第1の操作とは異なる第2の操作が受け付けられるまで、前記報知部によって前記送信部による前記応答信号の送信が禁止される。
この場合、ユーザは、通常の操作(前記第1の操作)と異なる操作(前記第2の操作)が課せられることで電池の電圧低下を認識することとなり、電池交換の要否を判断する機会がユーザに提供される。これにより、ユーザは、電池交換のタイミングを見極めることが可能となる。
また、電池の電圧が前記閾値以下になると、前記送信指示入力操作部に対する通常の操作では応答器から応答信号が送信されないことをもって電池の電圧低下を報知するようにしたので、前記報知を行うための表示や音の出力を行う機械的な構成が不要となり、表示や音で前記報知を行う構成に比して、部品点数やコストを削減することができる。
前記第2の操作としては、請求項2に記載の発明のように、前記送信指示入力操作部が予め定められた2以上の回数行われる操作や、請求項3に記載の発明のように、前記送信指示入力操作部に対する操作時間が予め定められた時間に達する操作が想定される。
請求項2に記載の発明によれば、通常の操作が前記送信指示入力操作部に受け付けられない場合、ユーザは、前記送信指示入力操作部に対する特殊な操作を覚えていなくても、前記送信指示入力操作部に複数回の操作を行うことが多いことから、前記第2の操作として、前記送信指示入力操作部が予め定められた2以上の回数行われる操作を想定することで、ユーザは、前記電池の電圧低下が発生した場合における応答信号の送信を指示するための特殊な操作についての知識を予め有しておく必要がない、又はその必要性が低い。
また、請求項3に記載の発明によれば、通常の操作が前記送信指示入力操作部に受け付けられない場合、ユーザは、前記送信指示入力操作部に対して予め定められた時間以上継続する操作を行うことは少ないので、前記第2の操作として、前記送信指示入力操作部に対する操作時間が予め定められた時間に達する操作を想定することで、ユーザは、前記電池の電圧低下が発生した場合における応答信号の送信を指示するための特殊な操作についての知識を予め有しておく必要があり、前記第2の操作を意識的に行われる操作とすることができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、前記第2の操作として、前記送信指示入力操作部が予め定められた2以上の回数行われる操作を想定した場合、ユーザは、前記電池の電圧低下が発生した場合における応答信号の送信を指示するための特殊な操作についての知識を予め有しておく必要がない、又はその必要性が低い代わりに、前記送信指示入力操作部に対する特殊な操作を知らない又は忘れているユーザが、前記送信指示入力操作部に複数回の操作を行ったときに、第2の操作を行って応答信号が応答器から送信され受信器により受信された場合、通常の操作が前記送信指示入力操作部に受け付けられなかったことが、前記電池の電圧低下が発生していることとしてユーザに認識されない可能性がある。
これに対し、請求項3に記載の発明では、ユーザは、前記電池の電圧低下が発生した場合における応答信号の送信を指示するための特殊な操作についての知識を予め有しており、前記第2の操作を意識的に行うから、第2の操作を行って応答信号が応答器から送信され受信器により受信された場合、通常の操作が前記送信指示入力操作部に受け付けられなかったことが、前記電池の電圧低下が発生していることとしてユーザに確実に認識される。
また、前記送信指示入力操作部の具体例としては、請求項4に記載の発明のように、押しボタンスイッチが想定される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、前記受信器により受信された応答信号に基づいて前記応答器の認証処理を行う認証装置を更に備えるものである。
この発明によれば、受信器により受信された応答信号に基づいて前記応答器の認証処理を行う認証装置を更に備えた無線通信システムにおいて、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明が特に有効なものとなる。
本発明によれば、電池交換の要否を判断する機会をユーザに提供するようにしたので、消費電力の低減を図りつつ、電池の消耗により応答器の動作に異常が発生するのを未然に防止又は抑制することができる。
図1は、本発明に係る無線通信システムの第1の実施形態の電気的な構成を示す図である。図1に示すように、無線通信システム100は、図5に示すような部屋3の入退室管理に使用されるものであり、質問器31と応答器32とを備えて構成されている。
質問器31は、制御部4で生成した起動信号を、無線送信部(LF帯送信回路)42において誘導磁界の信号成分に重畳し、増幅してLFアンテナ43から第1の無線通信方式(LF)により応答器32に向けて一定の周期で同報送信する。これにより、質問器31に周囲には、認証エリア(起動エリア;図5参照)5が形成される。
応答器32は、例えばユーザ等により携行される。ユーザにより携行される応答器32は、前記認証エリア5内に進入すると、質問器31からの起動信号をLFアンテナ51で受信する。ここで、応答器32は、前記認証エリア5内に進入するまで、無線受信部(LF帯受信回路)52以外の各部(無線送信部54、操作部58、電圧検出部59及び制御部53等)には電力が供給されない又はほとんど供給されない低消費電力モードに設定されており、質問器31からの起動信号をLFアンテナ51で受信すると、無線受信部52が制御部53を起動し、前記各部への通常の電力供給が行われる通常モードに切り替わる。
そして、後述する操作部58が操作された場合に、制御部53は内蔵電池56(以下、単に電池56という)を電源として、自身に予め設定されている固有の識別情報(ID)を含む応答信号を生成し、該応答信号を、無線送信部(RF送信回路)54からRFアンテナ55を介して、第2の無線通信方式(UHF)により質問器31に対して返信する。
前記応答信号は、質問器31のRFアンテナ44から無線受信部(RF受信回路)45で受信され、前記制御部4に入力される。制御部4は、応答器がユーザIDやグループIDなどで予め登録された識別情報を有するものであれば、制御部4は、表示部46や音出力部48で認証完了を示す音の出力や表示を行うとともにドアD(図5参照)の解錠を行う一方、応答器が予め登録された識別情報を有さないものであるときには、施錠状態を維持するとともに、前記表示部46や音出力部48で警告表示や警告音出力を行う。なお、前記表示部46は、例えばLEDランプや液晶表示画面などからなり、音出力部48は、スピーカなどからなる。
このようにLF帯(長波帯:30〜300kHz)の起動信号で応答器32を起動させて、制御部53が、無線送信部54に、電池56を電源として、UHF帯(極超短波帯:300MHz〜3GHz)の応答信号を返信させることで、前記認証エリア8を、1.5〜2mの比較的狭い範囲に正確に規定することができるとともに、UHF帯の無線送信部54の消費電力が10〜20mAと大きくても、LF帯の無線受信部52が数μAの微弱な電力で作動するので、待機状態で無線送信部54を使用しないことで、前記内蔵電池56の電力消費を抑え、応答器32の長寿命化が図られている。
本実施形態では、前記UHF帯に対して、応答器32側では無線送信部54が用いられ、質問器31側では無線受信部45が用いられ、逆方向の通信が行われない単方向通信である。代わりに、質問器31の制御部4は、認証を完了した応答器32の識別情報(ID)を、前記起動信号の次回送信フレームに含め、前記無線送信部42において誘導磁界の信号成分に重畳させ、第1の無線通信方式(LF)にて応答器32に向けて送信させる。前記起動信号をLFアンテナ51から無線受信部52で受信すると、制御部53は、応答信号の送信を終了する。
以上の構成に加えて、本実施形態の無線通信システム100では、電池56の消耗をユーザに報知する構成が備えられている。
図1に示すように、応答器32には、応答信号を質問器31に送信する指示を入力するための操作部58(前記送信指示入力操作部の一例)が設けられており、応答器32は、起動信号を受信しても直ぐには応答信号を送信しないで、応答器32のモードが通常モードに設定されている状態で前記操作部58に対する操作が行われた場合に、応答信号を質問器31に返信する。操作部58は、例えば押しボタンスイッチの形態を成して設けられており、押しボタンスイッチとすることで、複数回押したり長押ししたりする操作(前記第2の操作に相当)が容易となる。
さらに、応答器32には、電池56の電圧を検出し、その検出信号を制御部53に出力する電圧検出部59が備えられている。電圧検出部59は、例えばADコンバータやコンパレータ等を用いて構成されている。また、制御部53には、判断部531と、報知処理部532とが機能的に備えられている。
判断部531は、電圧検出部59から出力される検出信号を受信し、該検出信号が示す電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断するものである。
報知処理部532は、前記判断部531により前記電圧が予め定められた閾値以下であると判断された場合、前記操作部58に対する通常の操作(前記第1の操作に相当)とは異なる特別な操作(前記第2の操作に相当)が行われるまで、前記無線送信部54による応答信号の送信を禁止することにより、電池56の電圧低下を報知するものである。
すなわち、前記通常の操作として、例えば操作部58を1回押圧する操作を想定した場合、前記特別な操作として、例えば、所定時間内に操作部58を予め定められた複数回以上連続して押圧する操作が考えられる。この操作では、図2(a)に示すように、出力時間t1が比較的短い複数の操作信号(パルス)が操作部58から出力される。
報知処理部532は、前記所定時間内に操作部58を予め定められた回数以上連続して押圧する操作が行われるまで、前記無線送信部54による応答信号の送信を禁止することで、間接的に電池56の電圧低下を報知する。これにより、ユーザは、通常と異なる操作をしなければ認証処理が行われないので電池56の消耗に気付く。なお、報知処理部532は、前記所定時間内に操作部58を予め定められた回数以上連続して押圧する操作が行われると、前記無線送信部54による応答信号の送信を許可する。
図3は、認証処理及び前記応答器32の電池56の消耗に関する報知処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、応答器32において、無線受信部52がLFアンテナ51を介して質問器31からの起動信号を受信した状態で(ステップ♯1でYES)、操作部58に対する操作が行われると(ステップ♯2でYES)、無線受信部52は、制御部53を起動する(ステップ♯3)。次に、制御部53は、電圧検出部59からの検出信号に基づいて電池56の電圧を検出し(ステップ♯4)、この検出した電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する(ステップ♯5)。
その結果、制御部53は、電圧が予め定められた閾値以下であると判断した場合には(ステップ♯5でYES)、操作部58に対して特別な操作が行われたか否か、すなわち、ここでは所定時間内に操作部58が予め定められた複数回以上連続して押圧されたか否かを判断する(ステップ♯6)。制御部53は、この特別な操作が行われたと判断すると(ステップ♯6でYES)、応答信号を質問器31に送信する処理を行う一方(ステップ♯7)、前記特別な操作が行われていないと判断した場合には(ステップ♯6でNO)、前記特別な操作が行われるまで、前記無線送信部54による応答信号の送信を禁止して待機する。制御部53は、電池56の電圧が予め定められた閾値以下ではないと判断した場合には(ステップ♯5でNO)、応答信号を質問器31に送信する処理を行う(ステップ♯7)。
質問器31において、制御部4は、応答器32から応答信号を受信し(ステップ♯11でYES)、前記上位装置により前記識別情報が登録されているものであると判断された場合には(ステップ♯12でYES)、例えばドアなどの解錠動作を実行する一方(ステップ♯13)、前記識別情報が未登録のものであると判断された場合には(ステップ♯12でNO)、ドアの施錠状態を維持するとともに警告表示や警告音出力等のエラー処理を実行する(ステップ♯14)。
以上のように、本実施形態では、応答器32に搭載されている電池56の電圧を検出し、この検出した電圧が予め定められた閾値以下であるときに、前記所定時間内に操作部58を予め定められた回数以上連続して押圧する操作が行われるまで、前記無線送信部54による応答信号の送信を禁止して認証処理が実行されなくすることで間接的に電池56の電圧低下を報知するようにしたので、電池交換の要否を判断する機会をユーザに提供することができる。これにより、ユーザは、通常の操作と異なる操作が課せられることで電池の電圧低下を認識することとなり、電池交換のタイミングを見極めることが可能となるため、電池の消耗により応答器の動作に異常が発生するのを未然に防止又は抑制することができる。
特に本実施形態によれば、電池56の電圧が前記閾値以下になると、操作部58に対する通常の操作では応答信号が応答器32から送信されないことをもって、電池56の電圧低下を間接的に報知するようにしたので、例えば表示部や図略の音出力部等で表示や音の出力により前記報知を行う構成に比して、前記報知を行うための機械的な構成が不要となり、部品点数やコストを削減することができる。
また、本実施形態によれば、通常の操作が操作部58及び制御部53に受け付けられない場合、ユーザは、前記操作部58に対する特殊な操作を覚えていなくても、前記操作部58に対して複数回の操作(押圧)を行うことが多いことから、この操作を、前記電池の電圧低下が発生した場合における認証処理の指示(応答信号の送信指示)を入力するための操作とすることで、ユーザは、前記特殊な操作についての知識を予め有しておく必要がない、又はその必要性が低い。
なお、本件は、前記実施形態に代えて、又は前記実施形態に加えて次のような変形形態も採用可能である。
[1]前記電池56の電圧低下を間接的に報知する場合における前記特別な操作の他の形態として、前記操作部58を予め定められた時間以上押圧し続ける操作も考えられる。この操作では、図2(b)に示すように、出力時間t2が比較的長い1つの操作信号(パルス)が操作部58から出力される。
この場合、報知処理部532は、前記所定時間内に操作部58を予め定められた時間以上押圧し続ける操作が行われるまで、前記無線送信部54による応答信号の送信を禁止することで、間接的に電池56の電圧低下を報知する。これによっても、ユーザは、通常と異なる操作をしなければ認証処理が行われないので電池56の消耗に気付く。なお、本実施形態における前記応答器32の電池56の消耗に関する報知処理は、図3に示すフローチャートのステップ♯6の処理が、制御部53は、前記所定時間内に操作部58を予め定められた時間以上押圧し続ける操作が行われたか否かを判断する処理に変わるだけでその他の点は同一である。
そして、本実施形態においても、前記報知を行うための機械的な構成が不要となり、部品点数やコストを削減することができる。
特に本実施形態によれば、通常の操作が操作部58及び制御部53に受け付けられない場合、ユーザは、前記操作部58に対して予め定められた時間以上継続する操作を行うことは少ないので、この操作を、前記電池の電圧低下が発生した場合における認証処理の指示(応答信号の送信指示)を入力するための操作とすることで、ユーザは、前記特殊な操作についての知識を予め有しておく必要があり、該操作を意識的に行われる操作とすることができる。
ここで、前記実施形態のように、前記特殊な操作として、前記操作部58に対する複数回の操作を想定した場合、ユーザは、前記電池の電圧低下が発生した場合における応答信号の送信を指示するための特殊な操作についての知識を予め有しておく必要がない、又はその必要性が低いが、前記操作部58に対する特殊な操作を知らない又は忘れているユーザが前記操作部58に対して複数回の操作を行ったときにおいて、この操作を行って応答信号が応答器32から送信され認証処理が行われた場合、通常の操作が前記操作部58及び制御部53に受け付けられなかったことが、前記電池の電圧低下が発生していることとしてユーザに認識されない可能性がある。
これに対し、本実施形態では、ユーザは、前記電池の電圧低下が発生した場合における応答信号の送信を指示するための特殊な操作についての知識を予め有しており、前記特殊な操作を意識的に行うから、この操作を行って応答信号が応答器32から送信され認証処理が行われた場合、通常の操作が前記操作部58に受け付けられなかったことが、前記電池56の電圧低下が発生していることとしてユーザに確実に認識される。よって、本実施形態では、前記第1の実施形態に比して、前記電池56の電圧低下をより確実にユーザに認識させることが可能となる。
無線通信システムの第1の実施形態の電気的な構成を示す図である。 第1の実施形態における応答器の電池の消耗に関する報知処理及び認証処理を示すフローチャートである。 操作部の操作態様に応じた操作信号の波形図である。 無線通信システムの典型的な従来技術を示すブロック図である。 無線通信システムが部屋の入退室管理に使用される例の説明図である。
符号の説明
100 無線通信システム
31 質問器
32 応答器
53 制御部
56 電池
57 表示部
59 電圧検知部
531 判断部
532 報知指示部
581 操作ボタン
4 制御部

Claims (6)

  1. 誘導磁界を利用した第1の無線通信方式により起動信号を出力する起動装置と、
    前記起動信号の受信により起動し、予め個別に設定された識別情報を含む応答信号を第2の無線通信方式により送信する応答器と、
    前記応答信号を前記第2の無線通信方式により受信する受信器と
    を備えた無線通信システムであって、
    前記応答器は、
    当該応答器の動作に要する電力を供給する電池と、
    前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部により検出された電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する判断部と、
    前記起動信号を受信する受信部と、
    前記応答信号を送信する指示を入力する操作を行うための送信指示入力操作部と、
    前記受信部により前記起動信号が受信され、且つ、前記送信指示入力操作部により予め設定された第1の操作が受け付けられたとき、前記応答信号を前記第2の無線通信方式により送信する送信部と、
    前記判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断されたとき、前記送信指示入力操作部により前記第1の操作とは異なる第2の操作が受け付けられるまで、前記送信部による前記応答信号の送信を禁止することにより前記電池の電圧低下を報知する報知部と
    を備える無線通信システム。
  2. 前記第2の操作は、前記送信指示入力操作部が予め定められた2以上の回数行われる操作である請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第2の操作は、前記送信指示入力操作部に対する操作時間が予め定められた時間に達する操作である請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記送信指示入力操作部は、押しボタンスイッチである請求項1ないし3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 前記受信器により受信された応答信号に基づいて前記応答器の認証処理を行う認証装置を更に備える請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 起動装置から誘導磁界を利用した第1の無線通信方式により出力された起動信号の受信により起動し、予め個別に設定された識別情報を含む応答信号を第2の無線通信方式により受信器に送信する応答器であって、
    当該応答器の動作に要する電力を供給する電池と、
    前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部により検出された電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する判断部と、
    前記起動信号を受信する受信部と、
    前記応答信号を送信する指示を入力する操作を行うための送信指示入力操作部と、
    前記受信部により前記起動信号が受信され、且つ、前記送信指示入力操作部により予め設定された第1の操作が受け付けられたとき、前記応答信号を前記第2の無線通信方式により送信する送信部と、
    前記判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断されたとき、前記送信指示入力操作部により前記第1の操作とは異なる第2の操作が受け付けられるまで、前記送信部による前記応答信号の送信を禁止することにより前記電池の電圧低下を報知する報知部と
    を備える応答器。
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