JP2009211303A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】応答器に内蔵される電池の消耗により応答器の動作に異常が発生するのを未然に防止することのできる無線通信システムを提供する。
【解決手段】応答器32に、電池56の電圧を検出する電圧検知部59を備え、制御部53に、電圧検知部59により検出された電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する第1判断部531と、前記電圧が前記閾値以下であるとき、その旨を示す電池電圧低下情報を含む応答信号を生成する応答信号生成部532とを機能的に備えた。質問器31の制御部4には、応答器32から受信した応答信号に前記電池電圧低下情報が含まれているか否かを判断する第2判断部41と、前記応答信号に前記電池電圧低下情報が含まれているとき、報知部46に電池56の電圧低下を報知する指示を出力する報知指示部42とを機能的に備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信を用いて入退室の管理や物品管理を行うための無線通信システムに関するものである。
従来、壁面やゲート等に固定された質問器と、ユーザに携行されたり物品に装着されたりする応答器(ICタグ)とを有し、応答器が前記質問器に搭載される起動装置から非接触で起動されて情報を受け、前記質問器に搭載される認証装置へ情報を無線送信する非接触ICタグシステム又はICカードシステムなどの無線通信システムが広く知られている(例えば下記特許文献1)。図7は、無線通信システムの典型的な従来技術を示すブロック図であり、図8は、無線通信システムが部屋の入退室管理に使用される例の説明図である。
図7に示す無線通信システムが例えば図8に示すように部屋3の入退室管理に使用される場合、質問器1は、制御部11で生成した起動信号を、LF帯送信部12において、誘導磁界の信号成分に重畳し、増幅してLFアンテナ13から第1の無線通信方式(LF)にて予め定められた周期で応答器2に向けて間欠的に送信する。これにより、応答器2の周囲には認証エリア5が形成され、その認証エリア5内に入ったユーザMが所持する応答器2では、質問器1からの起動信号をLFアンテナ21で受信した後に、LF帯受信部22が制御部23を起動し、該制御部23は自身に予め設定されている固有の識別情報(ID)を含む応答信号を生成し、RF送受信部24からRFアンテナ25を介して、第2の無線通信方式(UHF)にて、応答器2に対して返信するとともに、表示部27に返信完了を示す表示を行う。
前記応答信号は、質問器1のRFアンテナ14からRF送受信部15で受信され、前記制御部11に入力されて、図略の上位装置に転送される。そして、該上位装置は、前記応答信号に基づき応答器を識別し、識別した応答器が予め登録された識別情報を有するものであるときには、制御部11は、前記RF送受信部15からRFアンテナ14を介して、前記第2の無線通信方式(UHF)にて、認証完了した応答器2の識別情報を起動信号として送信する。その起動信号をRFアンテナ25からRF送受信部24で受信すると、制御部23は応答信号の送信を終了する。制御部11は、また、認証を完了した際には、表示部16やブザー18によりその旨を示す表示や音出力を行うとともに、ドアDの解錠動作を行う。
このようにLF帯(長波帯:30〜300kHz)の起動信号で応答器2を起動させて、制御部23が、RF送受信部24に、内蔵電池26を電源として、UHF帯(極超短波帯:300MHz〜3GHz)の応答信号を返信させる従来技術として、例えば下記特許文献1がある。このような構成で、前記認証エリア5を、1.5〜2mの比較的狭い範囲に正確に規定することができるようになっている。また、UHF帯のRF送受信部24の消費電力が10〜20mAと大きいのに対して、LF帯のLF帯受信部22が数μAの微弱な電力で起動するので、待機状態でRF送受信部24を使用しないことで、前記内蔵電池2の電力消費を抑え、応答器2の長寿命化が図られている。
特開2006−72706号公報
前記特許文献1のように、内蔵電池26を電源として応答信号を返信する応答器を用いた無線通信システムにおいては、前記内蔵電池26の消耗により応答器2の動作に異常が発生すると、認証処理が適切に実行されずドア等の解錠が不可能となるなどの問題が発生するため、応答器2の動作に異常が発生する前に、電池交換を行うことが望ましい。
しかしながら、従来の無線通信システムでは、ユーザは、電池交換の要否を判断する術が無く、電池交換のタイミングを見極めることが困難であった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、応答器に内蔵される電池の消耗により応答器の動作に異常が発生するのを未然に防止することのできる無線通信システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、誘導磁界を利用した第1の無線通信方式により起動信号を出力する起動装置と、前記起動信号の受信により起動し、予め個別に設定された識別情報を含む応答信号を第2の無線通信方式により送信する応答器と、前記応答信号を受信する受信器とを備えて成る無線通信システムであって、前記応答器の動作に要する電力を供給する電池が前記応答器に備えられており、前記電池の電圧が予め定められた閾値以下のとき、前記電池の電圧低下を報知する報知部が前記受信器に備えられているものである。
この発明によれば、前記電池の電圧が予め定められた閾値以下のとき、前記電池の電圧低下を報知する報知部を前記受信器に備えたので、電池交換の要否を判断する機会をユーザに提供することができる。これにより、ユーザは、電池交換のタイミングを見極めることが可能となる。また、受信器側で報知動作を行うので、応答器側では報知動作による電力消費がない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記応答器は、前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部により検出された電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する第1の判断部と、前記第1の判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断されると、その旨を示す電圧情報を含む応答信号を生成し、該応答信号を前記受信器に送信する応答信号生成部とを備え、前記受信器は、前記応答器から受信した応答信号の中に前記電圧情報が含まれているか否かを判断する第2の判断部を備え、前記報知部は、前記第2の判断部により前記応答信号の中に前記電圧情報が含まれていると判断された場合に、前記電池の電圧低下を報知するものである。
この発明によれば、電圧検出部により検出された電圧が予め定められた閾値以下であると第1の判断部により判断されると、応答器の応答信号生成部によって、その旨を示す電圧情報を含む応答信号が生成されて前記受信器に送信される。受信器では、前記応答器から送信される応答信号の中に前記電圧情報が含まれているか否かが第2の判断部により判断され、前記応答信号の中に前記電圧情報が含まれていると前記第2の判断部により判断されると、報知部によって、電池の電圧低下が報知される。これにより、電池交換の要否を判断する機会をユーザに提供することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記応答器は、前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部により検出された電圧を示す電圧情報を含む応答信号を生成し、該応答信号を前記受信器に送信する応答信号生成部とを備え、前記受信器は、前記応答器から受信した応答信号に含まれる電圧情報が示す電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する第3の判断部を備え、前記報知部は、前記第3の判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断された場合に、前記電池の電圧低下を報知するものである。
この発明によれば、応答器の応答信号生成部によって、前記電圧検出部により検出された電圧を示す電圧情報を含む応答信号が生成され前記受信器に送信される。受信器では、前記応答器から受信した応答信号に含まれる電圧情報が示す電圧が予め定められた閾値以下であるか否かが第3の判断部により判断され、前記第3の判断部により前記電圧が予め定められた閾値以下であると判断されると、報知部によって、前記電池の電圧低下が報知される。これにより、電池交換の要否を判断する機会をユーザに提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の無線通信システムにおいて、前記応答器は、前記応答信号を送信する指示を入力するための送信指示入力操作部を備え、前記応答信号生成部は、当該応答器が前記起動信号を受信した状態で、前記送信指示入力操作部から前記指示が入力された旨の操作信号を受信した場合に、前記応答信号を前記受信器に送信するものである。
この発明によれば、応答信号生成部は、当該応答器が前記起動信号を受信した状態で、前記送信指示入力操作部から前記指示が入力された旨の操作信号を受信した場合に、前記応答信号を前記受信器に送信する構成において、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明を採用することで、応答信号が応答器から受信器に送信される機会、ひいては電池の電圧低下が報知される機会が、前記送信指示入力操作部により前記指示が入力された場合に限定されることとなる。
これにより、前記起動信号に呼応して常に前記応答信号を受信器に送信する構成に比して、例えば入室の意思があるユーザに対してのみ、電池の電圧低下を報知することができ、消費電力を低減することができる。
前記報知部の形態としては、請求項5に記載の発明のように、前記電池の電圧低下を視覚的に報知する表示部や、請求項6に記載の発明のように、前記電池の電圧低下を音で報知する音出力部が採用可能である。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに無線通信システムにおいて、前記受信器により受信された応答信号に基づいて前記応答器の認証処理を行う認証装置を更に備えるものである。
この発明によれば、受信器により受信された応答信号に基づいて前記応答器の認証処理を行う認証装置を更に備えた無線通信システムにおいて、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明が特に有効なものとなる。
本発明によれば、電池交換の要否を判断する機会をユーザに提供するようにしたので、ユーザは、電池交換のタイミングを見極めることが可能となり、電池の消耗により応答器の動作に異常が発生するのを未然に防止することができる。
図1は、本発明に係る無線通信システムの第1の実施形態の電気的な構成を示す図である。図1に示すように、無線通信システム100は、図8に示すような部屋3の入退室管理に使用されるものであり、質問器31と応答器32とを備えて構成されている。
質問器31は、制御部4で生成した起動信号を、無線送信部(LF帯送信回路)42において誘導磁界の信号成分に重畳し、増幅してLFアンテナ43から第1の無線通信方式(LF)により応答器32に向けて一定の周期で同報送信する。これにより、質問器31に周囲には、認証エリア(起動エリア;図8参照)5が形成される。
応答器32は、例えばユーザ等により携行される。ユーザにより携行される応答器32は、前記認証エリア5内に進入すると、質問器31からの起動信号をLFアンテナ51で受信する。ここで、応答器32は、前記認証エリア5内に進入するまで、無線受信部(LF帯受信回路)52以外の各部(無線送信部54、表示部57、操作部58及び制御部53等)には電力がほとんど供給されない低消費電力モードに設定されており、質問器31からの起動信号をLFアンテナ51で受信すると、無線受信部52が制御部53を起動し、前記各部への通常の電力供給が行われる通常モードに切り替わる。
そして、制御部53は内蔵電池56(以下、単に電池56という)を電源として、自身に予め設定されている固有の識別情報(ID)を含む応答信号を生成し、該応答信号を、無線送信部(RF送信回路)54からRFアンテナ55を介して、第2の無線通信方式(UHF)により質問器31に対して返信する。
前記応答信号は、質問器31のRFアンテナ44から無線受信部(RF受信回路)45で受信され、前記制御部4に入力される。制御部4は、この応答信号に含まれる識別情報に基づき、応答した応答器を識別する。識別した応答器がユーザIDやグループIDなどで予め登録された識別情報を有するものであれば、制御部4は、報知部46で認証完了を示す音の出力や表示を行うとともにドアD(図8参照)の解錠を行う一方、識別した応答器が予め登録された識別情報を有さないものであるときには、施錠状態を維持するとともに、前記報知部46で警告表示や警告音出力を行う。なお、前記報知部46は、例えばLEDランプや液晶表示画面などの表示部や、スピーカ等、音出力を行う音出力部の少なくとも1つを含んで構成されている。
このようにLF帯(長波帯:30〜300kHz)の起動信号で応答器32を起動させて、制御部53が、無線送信部54に、内蔵電池56を電源として、UHF帯(極超短波帯:300MHz〜3GHz)の応答信号を返信させることで、前記認証エリア8を、1.5〜2mの比較的狭い範囲に正確に規定することができるとともに、UHF帯の無線送信部54の消費電力が10〜20mAと大きくても、LF帯の無線受信部52が数μAの微弱な電力で作動するので、待機状態で無線送信部54を使用しないことで、前記内蔵電池56の電力消費を抑え、応答器32の長寿命化が図られている。
本実施形態では、前記UHF帯に対して、応答器32側では無線送信部54が用いられ、質問器31側では無線受信部45が用いられ、逆方向の通信が行われない単方向通信である。代わりに、質問器31の制御部4は、認証を完了した応答器32の識別情報(ID)を、前記起動信号の次回送信フレームに含め、前記無線送信部42において誘導磁界の信号成分に重畳させ、第1の無線通信方式(LF)にて応答器32に向けて送信させる。前記起動信号をLFアンテナ51から無線受信部52で受信すると、制御部53は、表示部57に表示を行うとともに、応答信号の送信を終了する。
以上の構成に加えて、本実施形態の無線通信システム100では、電池56の消耗をユーザに報知する構成が備えられている。
図1に示すように、応答器32には、電池56の電圧を検出し、その検出信号を制御部53に出力する電圧検知部59が備えられている。また、制御部53には、電圧検知部59から出力される検出信号を受信し、該検出信号が示す電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する第1判断部531(前記第1の判断部に相当)と、第1判断部531により前記電圧が予め定められた閾値以下であると判断された場合、その旨を示す電池電圧低下情報(前記電圧情報の一例)を含む応答信号を生成する応答信号生成部532とが機能的に備えられている。応答信号生成部532により生成された応答信号は、無線送信部54及びRFアンテナ55を用いて第2の無線通信方式(UHF)により質問器31に無線送信される。
一方、質問器31の制御部4には、応答器32から受信した応答信号に前記電池電圧低下情報が含まれているか否かを判断する第2判断部41(前記第2の判断部に相当)と、第2判断部41により前記応答信号に前記電池電圧低下情報が含まれていると判断された場合、報知部46に電池56の電圧低下を報知する指示を出力する報知指示部42とが機能的に備えられている。報知部46は、報知指示部42の指示に基づき、認証の完了や警告を報知する通常の報知態様と異なる態様、例えばLEDランプの場合には、点灯パターンや点滅パターンを通常の報知態様と異ならせる態様、液晶表示画面の場合には、電池の電圧低下を報知するメッセージの文字表示、スピーカの場合には、前記メッセージの音声出力等によって、前記電池56の電圧が予め定められた閾値以下であることを報知する。
図2は、前記応答器32の電池56の消耗に関する報知処理を示すフローチャートである。図2に示すように、応答器32において、無線受信部52がLFアンテナ51を介して質問器31からの起動信号を受信すると(ステップ♯1でYES)、無線受信部52は、制御部53を起動する(ステップ♯2)。次に、制御部53は、電圧検出部59からの検出信号に基づいて電池56の電圧を検出し(ステップ♯3)、この検出した電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する(ステップ♯4)。
その結果、制御部53は、電圧が予め定められた閾値以下であると判断した場合には(ステップ♯4でYES)、その旨を示す電池電圧低下情報を含む応答信号を生成して質問器31に送信する処理を行う一方(ステップ♯5)、電圧が予め定められた閾値以下ではないと判断した場合には(ステップ♯4でNO)、前記電池電圧低下情報を含まない通常の応答信号を生成して質問器31に送信する処理を行う(ステップ♯6)。
質問器31において、制御部4は、応答器32から応答信号を受信すると(ステップ♯11でYES)、該応答信号の中に前記電池電圧低下情報が含まれているか否かを判断し(ステップ♯12)、含まれている場合には(ステップ♯12でYES)、報知部46を用いて電池56の電圧低下を報知する一方(ステップ♯14)、前記応答信号の中に前記電池電圧低下情報が含まれていない場合には(ステップ♯12でNO)、ステップ♯13をとばしてステップ♯14の処理を実行する。
ステップ♯12又は♯13の処理後、制御部4は、前記上位装置により前記識別情報が登録されているものであると判断された場合には(ステップ♯14でYES)、例えばドアなどの解錠動作を実行する一方(ステップ♯15)、前記識別情報が未登録のものであると判断された場合には(ステップ♯14でNO)、警告表示や警告音出力等のエラー処理を実行する(ステップ♯16)。
以上のように、本実施形態では、応答器32に搭載されている電池56の電圧を検出し、この検出した電圧が予め定められた閾値以下であるときには、その旨を示す電池電圧低下情報を含む応答信号を生成して質問器31に送信し、質問器31において、応答信号中の電池電圧低下情報の存在に基づき電池56の電圧低下を報知するようにしたので、電池交換の要否を判断する機会をユーザに提供することができる。これにより、ユーザは、電池交換のタイミングを見極めることが可能となるため、電池の消耗により応答器の動作に異常が発生するのを未然に防止することができる。
なお、本件は、前記実施形態に代えて、又は前記実施形態に加えて次のような変形形態も採用可能である。
[1]前記実施形態では、応答器32は、質問器31からの起動信号を受信すると、直ちに応答信号を生成して質問器31に返信するように構成したが、図3に示すように、応答信号を質問器31に送信する指示を入力するための操作ボタン581(前記送信指示入力操作部の一例)を前記操作部58に設け、起動信号を受信しても直ぐには応答信号を送信せず、起動信号を受信した状態で前記操作ボタン581に対する操作が行われた場合に、応答信号を質問器31に返信するように構成したり、或いは、前記操作ボタン581に対する操作が行われた場合に、応答信号を質問器31に返信するモードを備えたりしても良い。
この場合、前記応答器32の電池56の消耗に関する報知処理は図4に示すフローチャートのようになる。
図4に示すように、応答器32において、無線受信部52がLFアンテナ51を介して質問器31からの起動信号を受信した状態で(ステップ♯21でYES)、操作ボタン581に対する操作が行われると(ステップ♯22でYES)、無線受信部52は、制御部53を起動する(ステップ♯23)。次に、制御部53は、電圧検出部59からの検出信号に基づいて電池56の電圧を検出し(ステップ♯24)、この検出した電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する(ステップ♯25)。
その結果、制御部53は、電圧が予め定められた閾値以下であると判断した場合には(ステップ♯25でYES)、その旨を示す電池電圧低下情報を含む応答信号を生成して質問器31に送信する処理を行う一方(ステップ♯26)、電圧が予め定められた閾値以下ではないと判断した場合には(ステップ♯25でNO)、前記電池電圧低下情報を含まない通常の応答信号を生成して質問器31に送信する処理を行う(ステップ♯27)。
なお、質問器31での処理は、図2に示すフローチャートのステップ♯11〜♯16の処理と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態によれば、応答信号が応答器32から質問器31に送信される機会が、前記操作ボタン581に対する操作が行われた場合に限定されるため、電池の電圧低下が報知される機会も前記操作ボタン581に対する操作が行われた場合に限定されることとなる。
これにより、前記第1の実施形態のように前記起動信号を受信すると直ちに応答信号を質問器31に送信する構成に比して、入室の意思があるユーザに対してのみ、電池の電圧低下の報知を行うことができ、消費電力を低減することができる。
[2]前記実施形態では、応答器32において、電池の電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断するようにしたが、この形態に限らず、応答器32においては、電池56の電圧を検出だけを行い、質問器31において、電池の電圧が前記閾値以下であるか否かの判断を行うようにしてもよい。
この場合の無線通信システムの電気的な構成は図5に示すようなものとなる。図1に示す第1の実施形態の無線認証システムとの相違点は、応答器32は前記第1判断部531を具備せず、また、質問器31は、前記第2判断部41に代えて、以下に説明する第3判断部43を備えている点であり、それ以外の点については、図1に示す第1の実施形態の無線認証システムと略同様である。
応答器32における応答信号生成部532は、電圧検出部59により電圧が検出されると、その検出された電圧値を示す電圧情報を含む応答信号を生成し、質問器31に送信する。質問器31の第3判断部43は、応答器32から送信される応答信号の中に含まれている電圧情報が示す電圧値が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する。報知指示部42は、第3判断部43により、前記電圧情報が示す電圧値が前記閾値以下であると判断された場合に、電池56の電圧低下を報知する動作を報知部46に行わせる。
本実施形態における前記応答器32の電池56の消耗に関する報知処理は図6に示すフローチャートのようになる。
図6に示すように、応答器32において、無線受信部52がLFアンテナ51を介して質問器31からの起動信号を受信すると(ステップ♯31でYES)、無線受信部52は、制御部53を起動する(ステップ♯32)。次に、制御部53は、電圧検出部59からの検出信号に基づいて電池56の電圧を検出し(ステップ♯33)、この検出した電圧を示す電圧情報を含む応答信号を生成して質問器31に送信する処理を行う(ステップ♯34)。
質問器31において、制御部4は、応答器3から応答信号を受信すると(ステップ♯41でYES)、該応答信号の中に含まれる電圧情報が示す電圧値が前記閾値以下であるか否かを判断する(ステップ♯42)。制御部4は、電圧値が前記閾値以下であると判断した場合には(ステップ♯42でYES)、報知部46を用いて電池56の電圧低下を報知する一方(ステップ♯43)、電圧値が前記閾値以下ではないと判断した場合には(ステップ♯42でNO)、ステップ♯43をとばしてステップ♯44の処理を実行する。
ステップ♯42又は♯43の処理後、制御部4は、前記上位装置により前記識別情報が登録されているものであると判断された場合には(ステップ♯44でYES)、例えばドアなどの解錠動作を実行する一方(ステップ♯45)、前記識別情報が未登録のものであると判断された場合には(ステップ♯44でNO)、警告表示や警告音出力等のエラー処理を実行する(ステップ♯46)。
なお、本実施形態では応答器32は、質問器31からの起動信号を受信すると、直ちに応答信号を生成して質問器31に返信するように構成したが、前記変形形態[1]のように、操作ボタン581を前記操作部58に設け、前記操作ボタン581に対する操作が行われた場合に、応答信号を質問器31に返信するように構成したり、或いは、前記操作ボタン581に対する操作が行われた場合に、応答信号を質問器31に返信するモードを備えたりしても良い。
無線通信システムの第1の実施形態の電気的な構成を示す図である。 第1の実施形態における応答器の電池の消耗に関する報知処理を示すフローチャートである。 無線通信システムの変形形態[1]の電気的な構成を示す図である。 変形形態[1]における応答器の電池の消耗に関する報知処理を示すフローチャートである。 無線通信システムの変形形態[2]の電気的な構成を示す図である。 変形形態[2]における応答器の電池の消耗に関する報知処理を示すフローチャートである。 無線通信システムの典型的な従来技術を示すブロック図である。 無線通信システムが部屋の入退室管理に使用される例の説明図である。
符号の説明
100 無線通信システム
31 質問器
32 応答器
53 制御部
56 電池
59 電圧検知部
531 第1判断部
532 応答信号生成部
581 操作ボタン
4 制御部
41 第2判断部
42 報知指示部
43 第3判断部
46 報知部

Claims (7)

  1. 誘導磁界を利用した第1の無線通信方式により起動信号を出力する起動装置と、前記起動信号の受信により起動し、予め個別に設定された識別情報を含む応答信号を第2の無線通信方式により送信する応答器と、前記応答信号を受信する受信器とを備えて成る無線通信システムであって、
    前記応答器の動作に要する電力を供給する電池が前記応答器に備えられており、
    前記電池の電圧が予め定められた閾値以下のとき、前記電池の電圧低下を報知する報知部が前記受信器に備えられている無線通信システム。
  2. 前記応答器は、
    前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部により検出された電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する第1の判断部と、
    前記第1の判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断されると、その旨を示す電圧情報を含む応答信号を生成し、該応答信号を前記受信器に送信する応答信号生成部とを備え、
    前記受信器は、
    前記応答器から受信した応答信号の中に前記電圧情報が含まれているか否かを判断する第2の判断部を備え、
    前記報知部は、前記第2の判断部により前記応答信号の中に前記電圧情報が含まれていると判断された場合に、前記電池の電圧低下を報知する請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記応答器は、
    前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部により検出された電圧を示す電圧情報を含む応答信号を生成し、該応答信号を前記受信器に送信する応答信号生成部とを備え、
    前記受信器は、
    前記応答器から受信した応答信号に含まれる電圧情報が示す電圧が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する第3の判断部を備え、
    前記報知部は、前記第3の判断部により前記電圧が前記閾値以下であると判断された場合に、前記電池の電圧低下を報知する請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記応答器は、前記応答信号を送信する指示を入力するための送信指示入力操作部を備え、
    前記応答信号生成部は、当該応答器が前記起動信号を受信した状態で、前記送信指示入力操作部から前記指示が入力された旨の操作信号を受信した場合に、前記応答信号を前記受信器に送信する請求項2又は3に記載の無線通信システム。
  5. 前記報知部は、前記電池の電圧低下を視覚的に報知する表示部を含む請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記報知部は、前記電池の電圧低下を音で報知する音出力部を含む請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 前記受信器により受信された応答信号に基づいて前記応答器の認証処理を行う認証装置を更に備える請求項1ないし6のいずれかに無線通信システム。
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