JPH08115399A - メモリカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体に挿入しなくとも、ファイル内容を表示
できるメモリカードを得ることを目的とする。 【構成】 本体にメモリカード１が挿入されていないと
きは、電源部７が内部の電池又は太陽電池１５からの電
力をコントローラ部１３に供給して、メモリコントロー
ラ２１及び表示コントローラ２３、液晶表示部１１を動
作状態にさせ、表示コントローラ２３がメモリコントロ
ーラ２１を制御して、メモリ５からボリューム名を読み
込んで、液晶表示部１１に表示させ、さらにメモリの残
り容量または使用容量、現在の電池容量を求めて液晶表
示部１１に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、メモリカードに関し、
特に、メモリの情報名を表示するメモリカードに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】一般にパソコンやワープロ等の機器の情
報交換記憶媒体としては、フロッピィディスクやハード
ディスクが用いられているが、フロッピィディスクやハ
ードディスクに比較すると、ＩＣメモリカードのほうが
近年はより小型であることや可動部分がないために、よ
り信頼性が高いなどの理由から使用する機器が増えてき
ている。

【０００３】また、ＩＣメモリカードは、パソコンやワ
ープロ等の本体と電気的に接続するコネクタが備えら
れ、本体に挿入されると、メモリコントローラが本体か
らコネクタを介して出力される命令に基づいて、メモリ
を制御してリードライトしていた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ＩＣメモリカードは、メモリのファイル内容を表示する
ための表示器がないため、どのような内容のファイルが
格納されているかは分からない。

【０００５】そこで、ファイル内容を書込んだラベルを
貼るかパソコン等の本体に挿入してファイル内容を表示
させて、どのようなファイルが記憶されているかを知ら
なければならないという問題点があった。

【０００６】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、本体に挿入しなくとも、ファイル内容
を表示できるメモリカードを得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】第１の発明のメモリカー
ドは、本体と内部のメモリ部とを電気的に接続させるコ
ネクタを有するメモリカードにおいて、液晶表示部と、
本体に、挿入されていないときは、内部の電池からの電
力を各部に供給し、本体に挿入されたときは、電池から
の電力の供給を停止して、本体からの電力を各部に供給
する電源部と、コネクタ及び各部に電気的に接続され、
前記電池部からの電力が供給されたときは、メモリ部、
電池部の現在の容量を求めると共に、メモリ部の記憶内
容のボリューム名を読出して、所定の形式で液晶表示部
に表示させ、また本体からの電力の供給のときは、本体
からのリードライト命令に基づいて、メモリを制御する
コントローラ部とを備えたものである。

【０００８】第２の発明のメモリカードは、液晶表示部
と、本体に挿入されていないときは内部の電池からの電
力を、また本体に挿入されているときは本体からの電力
を各部に供給する電源部とを備え、内部のメモリ部の記
憶情報及び電池の現在の容量を液晶表示部に表示させる
メモリカードであって、メモリカードは、操作部と、操
作部から記憶内容を表示させる指示があったときは、メ
モリ部、電池部の現在の容量を求めると供に、メモリ部
のボリューム名を読出して、液晶表示部に表示させ、ま
たボリューム名の表示後に、ボリュームの下位のファイ
ル名を表示させる指示のときは、その指示毎にメモリ部
の各ファイル名を読み、液晶表示部の表示領域分を順次
表示させるコントローラとを備えたものである。

【０００９】

【作用】第１の発明においては、本体にメモリカードが
挿入されていないときは、電源部により、内部の電池又
は太陽電池からの電力によって動作状態になる。

【００１０】そして、メモリのボリューム名を読込ん
で、液晶表示部に表示させ、さらにメモリの使用容量ま
たは残り容量、現在の電池の残り容量を求めて表示す
る。

【００１１】第２の発明においては、操作キー部からの
指示があると、内部の電池又は太陽電池からの電力によ
って動作状態になる。

【００１２】そして、操作キー部からの指示がメモリの
ファイル情報を表示させることを示しているときは、そ
のファイル名、ファイルの詳細情報を読出して表示す
る。

【００１３】

【実施例】

実施例１ 図１は実施例１の概略構成図である。図２は実施例１の
外観図である。図１及び図２に示すように、メモリカー
ド１は、コネクタ３、メモリ５、電源部７、液晶表示部
１１、コントロール部１３等よりなっている。

【００１４】また、図１に示すように、電源部７は電池
又は太陽電池からなる電池１５、電源切換回路１７、電
源検出回路１９よりなっている。

【００１５】電源切換回路１７はコネクタ３の電源用ピ
ン、電池１５に接続され、電源用ピンから電力が供給さ
れたとき、電池１５とは電気的に絶縁状態となって、電
源用ピンと電源供給ラインと電気的に接続すると共に、
本体側から電力が供給されたことを示す電源切換信号を
コントローラ部１３及び電源電圧検出回路１９に出力す
る。また、電源用ピンから電力が停止されたときはコネ
クタ３の電源用ピンとは電気的に絶縁状態となって、電
池１５と電源供給ラインを電気的に接続させると共に、
電池１５からの電力が供給されたことを示す電源切換え
信号をコントローラ部１３及び電源電圧検出回路１９に
出力する。

【００１６】電源検出回路１９は電源切換回路１７から
の電源切換信号が電池１５を示しているときは、電池１
５の電圧を検出してコントローラ１３に出力する。

【００１７】コントローラ１３はメモリコントローラ２
１及び表示コントローラ２３よりなっている。

【００１８】メモリコントローラ２１は、電源供給ライ
ンに電源端子を接続して、コネクタ３のコントロール用
のピンに接続されたコントロールバスに接続され、コン
トロールバスからのリード信号により、メモリ５から指
定のアドレス領域の情報をデータバスを介して出力した
り又はコントロールバスからのライト信号により、指定
されたアドレス領域にデータバスからのデータを書込
む。

【００１９】表示コントローラ２３は、電源供給ライ
ン、コントロールバス、電源切換回路１７のステータス
ライン、電源電圧検出回路１９に接続されて、電源供給
ラインからの電力によって動作状態になり、電源切換回
路１７からの電源切換信号が本体用の電源を示している
場合は、本体にメモリカード１が挿入されていると判断
して動作を停止する。また、電源切換信号が電池１５か
らの電源であることを示しているときは、本体からメモ
リカード１が外されていると判断して表示プログラムを
起動させる電源供給判定プログラムを有している。

【００２０】また、表示プログラムは起動に伴って、コ
ントロールバスを介してメモリコントローラ２１を制御
してメモリ５からボリューム名、ファイル名をデータバ
スを介して出力させると共に、電源電圧検出回路１９か
らの電源電圧に基づいて電池１５の残量を求め、それぞ
れを所定の形式に編集して、液晶表示部１１に表示させ
る。また、電池残量が所定以下になったときは動作を停
止する。

【００２１】上記のように構成されたメモリカードにつ
いて以下に動作を説明する。図３は実施例１の動作を説
明するフローチャートである。図４は実施例１の表示例
を説明する説明図である。

【００２２】表示コントローラ２３は電源供給に伴って
動作状態になって電源供給判定プログラムが起動し、こ
の電源供給判定プログラムにより、電源切換回路１７か
らの電源切換信号に基づいて、メモリカード１が本体に
接続されているかどうかを判断する（Ｓ３０１）。

【００２３】本例では具体的には、電源切換回路１７か
らの電源切換信号が本体から電源を供給していることを
示しているときに、メモリカード１が本体に接続されて
いると判断する。

【００２４】次に、ステップＳ３０１でメモリカード１
が本体に接続されていると判断した場合は、電源供給判
定プログラムに基づいて表示コントローラ２３が表示プ
ログラムを起動させないで、本体のリードライト命令に
よりメモリ５を制御するメモリコントローラ２１を起動
させて（Ｓ３０５）、ステップＳ３０１に制御を移す。

【００２５】また、ステップＳ３０１で電源供給判定プ
ログラムに基づいて、表示コントローラ２３がメモリカ
ード１が本体に接続されていないと判断した場合は、表
示コントローラ２３は表示プログラムを起動させ、表示
プログラムに基づいて、以下の処理を実施する（Ｓ３０
７）。

【００２６】（１）コントロールバスを介してメモリコ
ントローラ２１を制御してメモリ５のボリューム名が記
憶されている領域から、そのボリューム名を呼び出す。
本例では、本体側にメモリカード１が接続されてはいな
いので、メモリ５からのボリューム名はデータバスから
表示コントローラ２３に出力されることになる。 （２）コントロールバスを介してメモリコントローラ２
１を制御してメモリ５のディレクトリ、ファイル情報が
記憶されている領域から、そのディレクトリ、ファイル
情報を呼び出し、メモリ５全体の残り容量又は使用容量
を計算する。本例では、本体側にメモリカード１が接続
されてはいないので、メモリ５からのディレクトリ、フ
ァイル情報はデータバスから表示コントローラ２３に出
力されて、残り容量又は使用容量が計算されることにな
る。 （３）電池７の供給状態を調べて、電池１５の残り容量
を計算する。本例では電源電圧検出回路１９からの電源
電圧を読み、この電源電圧に基づいて電池１５の残り容
量を計算する。 （４）そして、呼び出した情報及び計算した内容を図４
のように液晶表示部１１に出力して表示させる。

【００２７】次に、表示コントローラ２３は表示プログ
ラムに基づいて、電池１５の残り容量が少なくなった
（太陽電池を用いる場合は、太陽電池が電力を供給でき
なくなった）かどうかを判断し（Ｓ３０９）、電池１５
の残り容量が少なくなった（太陽電池を用いる場合は、
太陽電池が電力を供給できなくなった）ときは、表示を
停止させて（Ｓ３１１）、処理を終了する。

【００２８】従って、メモリカード１を本体に挿入しな
くとも、メモリカード１のボリューム名、メモリの残り
容量又は使用容量、電池１５の残り容量が表示されるた
め、メモリ５に何が記憶されているかが分かると共に、
メモリの残り容量又は使用容量が分かるため、後どのく
らいのファイルを記憶させることができるかが容易に分
かり、かつ電池の残り容量（太陽電池の場合は、電源電
圧が低下している場合は、照明を明るくする必要がある
かどうか）が分かるため、電池の取換えが必要か又は明
るいところに置く必要があるかが分かる）ので、メモリ
カード１のメモリ内容が消されることを防止できる。ま
た、本体内にメモリカードがあり、本体の電源が切れて
いる時があるので太陽電池を使用する。

【００２９】実施例２ 図５は実施例２の概略構成図である。図６は実施例２の
外観図である。図において、３〜２１は上記図１と同様
なものである。メモリカード２４は上記図１の構成と比
較すると、電源部７を電源部２５とし、コントローラ部
１３をコントローラ部２７とし、その内部構成を以下の
構成とし、また新たに表示指示ボタンキー２９を備えた
ものである。電源部２５は電池１５、電源切換回路３
１、電源検出回路３３よりなっている。

【００３０】電源切換回路３１はコネクタ３からの電源
用ピン、電池１５、表示指示ボタンキー２９に接続さ
れ、電源用ピンから電力が供給されたとき、電池１５と
は電気的に絶縁状態となって、電源用ピンと電源供給ラ
インと電気的に接続すると共に、本体側から電力が供給
されたことを示す電源切換信号をコントローラ部２７に
出力する。電源用ピンから電力が停止されたときは、コ
ネクタ３の電源用ピンとは電気的に絶縁状態となって、
電池１５と電源供給ラインを電気的に接続させると共
に、電池１５からの電力が供給されたことを示す電源切
換え信号をコントローラ部２７に出力する。

【００３１】電源検出回路３３は電池１５に接続され、
表示指示ボタンキー２９が操作されたとき、電池１５の
電圧を検出してコントローラ２７に出力する。

【００３２】コントローラ部２７はメモリコントローラ
２１及び表示コントローラ３５よりなっている。

【００３３】表示コントローラ３５は、上記実施例１の
電源供給判定プログラムと、表示指示ボタン２９の操作
に伴って、コントロールバスを介してメモリコントロー
ラ２１を制御してメモリ５からボリューム名、ファイル
情報等をデータバスを介して出力させると共に、電源電
圧検出回路３３からの電源電圧に基づいて電池１５の残
り容量を求め、それぞれを所定の形式に編集して、液晶
表示部１１に表示させ、また、表示指示ボタン２９が操
作された後に、所定の時間経過しても再び操作がないと
き、又は電池の残り容量が所定以下になったときは動作
を停止する第１の表示プログラムとを備えている。。

【００３４】上記のように構成されたメモリカードにつ
いて以下に動作を説明する。図７は実施例２の動作を説
明するフローチャートである。

【００３５】表示コントローラ３５は電源供給に伴って
動作状態になって電源供給判定プログラムが起動し、こ
の電源供給判定プログラムにより、電源切換回路３１か
らの電源切換信号に基づいて、メモリカード２４が本体
に接続されているかどうかを判断する（Ｓ７０１）。

【００３６】本例では具体的には、電源切換回路３１か
らの電源切換信号が本体から電源を供給していることを
示しているときに、メモリカード２４が本体に接続され
ていると判断する。

【００３７】次に、ステップＳ７０１でメモリカード２
４が本体に接続されていると判断した場合は、電源供給
判定プログラムに基づいて表示コントローラ３５が表示
プログラムを起動させないで、本体のリードライト命令
によりメモリ５を制御するメモリコントローラ２１を起
動させて（Ｓ７０３）、ステップＳ７０１に制御を移
す。

【００３８】また、ステップＳ７０１で電源供給判定プ
ログラムに基づいて、表示コントローラ３５がメモリカ
ード２４が本体に接続されていないと判断した場合は、
表示コントローラ３５は表示プログラムを起動させ、こ
の表示プログラムによって、表示指示ボタンキー２９が
押されたかどうかを判断し（Ｓ７０５）、表示指示ボタ
ンキー２９が押されていないときは、制御をステップＳ
７０１に移す。

【００３９】また、表示指示ボタンキー２９が押された
ときは、表示プログラムに基づいて、以下の処理を実施
する（Ｓ７０７）。

【００４０】（１）コントロールバスを介してメモリコ
ントローラ２１を制御してメモリ５のボリューム名が記
憶されている領域から、そのボリューム名を呼び出す。
本例では、本体側にメモリカード２４が接続されてはい
ないので、メモリ５からのボリューム名はデータバスか
ら表示コントローラ３５に出力されることになる。 （２）コントロールバスを介してメモリコントローラ２
１を制御してメモリ５のディレクトリ、ファイル情報が
記憶されている領域から、そのディレクトリ、ファイル
情報を呼び出し、メモリ５の残り容量又は使用容量を計
算する。本例では、本体側にメモリカード２４が接続さ
れてはいないので、メモリ５からのディレクトリ、ファ
イル情報はデータバスから表示コントローラ３５に出力
されて、残り容量又は使用容量が計算されることにな
る。 （３）電池部２５の供給状態を調べて、電池１５の残り
容量を計算する。本例では電源電圧検出回路３３からの
電源電圧を読み、この電源電圧に基づいて電池１５の残
り容量を計算する。 （４）そして、呼び出した情報及び計算した内容を実施
例１と同様に図４のように液晶表示部１１に出力して表
示させる。

【００４１】次に、表示コントローラ３５は表示プログ
ラムに基づいて、一定時間、表示指示ボタンキー２９が
押されない、又は電池１５の残り容量が少なくなった
（太陽電池を用いる場合は、太陽電池が電力を供給でき
なくなった）かどうかを判断し（Ｓ７０９）、表示指示
ボタンキー２９が押されない、又は電池１５の残り容量
が少なくなった（太陽電池を用いる場合は、太陽電池が
電力を供給できなくなった）ときは、表示を停止させて
（Ｓ７１１）、処理を終了する。

【００４２】従って、メモリカード２４を本体に挿入し
なくとも、表示指示ボタンキー２９を押すと、メモリカ
ード２４のボリューム名、ファイル名、電池１５の残り
容量が表示されるので、本当に使用者が必要なときのみ
表示が可能である。

【００４３】実施例３ 図８は実施例３の概略構成図である。図９は実施例３の
メモリカードの外観図である。図５及び図６において、
３〜３３は図５と同様なものである。実施例３のメモリ
カード３０は、マーカアップボタンキー４０、マーカダ
ウンキー４２を新たに設け、コントローラ部３６の表示
コントローラ３８に、上記図４と同様な第１の表示プロ
グラムの他に、第２の表示プログラムとキー入力判定プ
ログラムを備えている。

【００４４】表示コントローラ３８は、電源供給が電池
のときは、第１の表示プログラム及び第２の表示プログ
ラムを起動させる電源供給判定プログラムと。入力され
たキーが表示指示ボタンキー２９のときは第１の表示プ
ログラム、マーカアップボタンキー４０又はマーカダウ
ンキー４２のときは第２の表示プログラムを起動させる
キー入力判定プログラムを備えている。また、電源供給
が本体側のとき（メモリカードが本体に実装されている
とき）は表示機能は働かない。

【００４５】この、第１の表示プログラムは実施例２と
同様なものであるが、第２の表示プログラムは、ダウン
又はアップキーが押されて、表示指示ボタンキー２９が
押されると、ディレクトリ、ファイル名の順序で液晶表
示部１１に表示させる。

【００４６】上記のように構成されたメモリカードにつ
いて以下に動作を説明する。図１０及び図１１は実施例
２の動作を説明するフローチャートである。

【００４７】表示コントローラ３８は電源供給に伴って
動作状態になって電源供給判定プログラムが起動し、こ
の電源供給判定プログラムにより、電源切換回路３１か
らの電源切換信号に基づいて、メモリカード３０が本体
に接続されているかどうかを判断する（Ｓ１００１）。

【００４８】本例では具体的には、電源切換回路３１か
らの電源切換信号が本体から電源を供給していることを
示しているときに、メモリカード３０が本体に接続され
ていると判断する。

【００４９】次に、ステップＳ１００１でメモリカード
３０が本体に接続されていると判断した場合は、電源供
給判定プログラムに基づいて表示コントローラ３０が表
示プログラムを起動させないで、本体のリードライト命
令によりメモリ５を制御するメモリコントローラ２１を
起動させて（Ｓ１００３）、ステップＳ１００１に制御
を移す。

【００５０】また、ステップＳ１００１で電源供給判定
プログラムに基づいて、表示コントローラ３０がメモリ
カード３０が本体に接続されていないと判断した場合
は、表示コントローラ３８はキー入力判定プログラムを
起動させ、このキー入力判定プログラムによって、表示
指示ボタンキー２９が押されたかどうかを判断し（Ｓ１
００５）、表示指示ボタンキー２９が押されていないと
きは、制御をステップＳ１００１に移す。

【００５１】また、表示指示ボタンキー２９が押された
ときは、表示コントローラ３８はキー入力判定プログラ
ムに基づいて、第１の表示プログラムを起動させ、この
第１の表示プログラムに基づいて以下の処理を実施する
（Ｓ１００７）。

【００５２】（１）コントロールバスを介してメモリコ
ントローラ２１を制御してメモリ５のボリューム名が記
憶されている領域から、そのボリューム名を呼び出す。
本例では、本体側にメモリカード３０が接続されてはい
ないので、メモリ５からのボリューム名はデータバスか
ら表示コントローラ３８に出力されることになる。 （２）コントロールバスを介してメモリコントローラ２
１を制御してメモリ５のディレクトリ、ファイル情報が
記憶されている領域から、そのディレクトリ、ファイル
情報を呼び出し、メモリ５全体の残り容量又は使用容量
を計算する。本例では、本体側にメモリカード３０が接
続されてはいないので、メモリ５からのディレクトリ、
ファイル情報はデータバスから表示コントローラ３８に
出力されて、残り容量又は使用容量が計算されることに
なる。 （３）電池部２５の供給状態を調べて、電池１５の残り
容量を計算する。本例では電源電圧検出回路３１からの
電源電圧を読み、この電源電圧に基づいて電池１５の残
り容量を計算する。 （４）そして、呼び出した情報及び計算した内容を図１
２のＡのように液晶表示部１１に出力して表示させる。

【００５３】次に、表示コントローラ３８は第１の表示
プログラムに基づいて、一定時間、各ボタンキーが押さ
れない、又は電池１５の残り容量が少なくなった（太陽
電池を用いる場合は、太陽電池が電力を供給できなくな
った）かどうかを判断し（Ｓ１００９）、表示指示ボタ
ンキー２９が押されない、又は電池１５の残り容量が少
なくなった（太陽電池を用いる場合は、太陽電池が電力
を供給できなくなった）ときは、図１２に示すように表
示を停止させ（Ｓ１２１１）、処理を終了する。

【００５４】また、ステップＳ１００９で一定時間の間
に、各ボタンキーが押されたときは、表示コントローラ
３８の第１の表示プログラムは第２の表示プログラムを
起動させ、この第２の表示プログラムに基づいて、以下
の処理を実施する。

【００５５】表示コントローラ３８はマーカアップボタ
ンキー４０又はマーカダウンキー４２が押されたかどう
かを判断する（Ｓ１０１１）。

【００５６】そして、マーカアップボタンキー４０又は
マーカダウンキー４２が押されたときは、メモリコント
ローラ２１を制御してメモリ５からディレクトリとファ
イル名を読出し、図１２のＢのように液晶表示部１１に
出力して表示させる（Ｓ１１０１）。

【００５７】次に、第２の表示プログラムに基づいて、
マーカアップボタンキー４０が押されたかどうかを判断
し（Ｓ１１０３）、マーカアップボタンキー４０が押さ
れたときは、マーカを上に移動させ（Ｓ１１０５）、制
御をステップＳ１１０１に移す。

【００５８】次に、ステップＳ１１０３でマーカアップ
ボタンキー４０が押されないときは、マーカダウンボタ
ンキー４２が押されたかどうかを判断し（Ｓ１１０
７）、マーカダウンボタンキー４２が押されたときは、
マーカを下に移動させて（Ｓ１１０９）、制御をステッ
プＳ１１０３に移す。図１２を例にすると、ｆｉｌｅｎ
ａｍｅにマーカが移動する。

【００５９】次に、ステップＳ１１０７でマーカダウン
ボタンキー４０が押されないと判断されたときは、表示
指示ボタンキー２９が押されたかどうかを判断し（Ｓ１
１１１）、押されたときは、マーカが選択しているのは
何かを判断し（Ｓ１１１３）、ファイルのときはファイ
ル情報の詳細をメモリコントローラ２１を制御してメモ
リ５より読出し、図１２のＤのように編集して液晶表示
部１１に出力して表示させて（Ｓ１１１５）、制御をス
テップＳ１１０３に移す。

【００６０】また、ステップＳ１１１３でディレクトリ
が選択されていると判定されたときはは、メモリコント
ローラ２１を制御してメモリ５のディレクトリの中のフ
ァイルを図１２のＣのように液晶表示部１１に表示させ
る（Ｓ１１１７）。

【００６１】また、ステップＳ１１１１で表示指示ボタ
ンキー２９が押されなかったときは、表示コントローラ
３８は第２の表示プログラムに基づいて、一定時間、各
ボタンキーが押されない、又は電池１５の残り容量が少
なくなった（太陽電池を用いる場合は、太陽電池が電力
を供給できなくなった）かどうかを判断し（Ｓ１１１
９）、ステップＳ１１０３又はステップＳ１１２１に制
御を移す。

【００６２】従って、各ボタンキーの操作によって液晶
表示部１１には、ボリューム名、バッテリの残量、メモ
リの残り容量又は使用容量、必要なファイル名と容量、
更にファイルの作成日時などの情報が表示されるため、
本体にメモリカードを挿入しなくとも、メモリカードに
記憶されているファイルの内容（データを除く）が分か
る。

【００６３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
体にメモリカードが挿入されていないときは、内部の電
池又は太陽電池によって動作状態になり、メモリからボ
リューム名を読み込んで、さらにメモリの残り容量又は
使用容量、現在の電池の残り容量を求めて液晶表示部に
表示させることにより、本体に挿入されなくとも、どの
ようなボリュームがあるか、メモリの残り容量又は使用
容量は一杯か又は現在の電池の残り容量は十分かが分か
るという効果が得られている。

【００６４】また、操作キーを備えて、内部の電池又は
太陽電池からの電力によって動作状態になり、本体に挿
入されていなく、かつ操作キーが操作されたときに、メ
モリから、その操作キーの指示信号に基づいて、必要な
ファイル情報又はそのファイルの詳細情報を読出し、所
定の形式で液晶表示部に出力して表示させるようにでき
る効果と、操作キーが押されたときのみ、内部の電池又
は太陽電池からの電力に基づいて、ファイルの内容を表
示させるので、必要なときのみ表示させることができる
と供に、電池の消費を低減できるという効果が得られて
いる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１の概略構成図である。

【図２】実施例１の外観図である。

【図３】実施例１の動作を説明するフローチャートであ
る。

【図４】実施例１の表示例を説明する説明図である。

【図５】実施例２の概略構成図である。

【図６】実施例２の外観図である。

【図７】実施例２の動作を説明するフローチャートであ
る。

【図８】実施例２の概略構成図である。

【図９】実施例２のメモリカードの外観図である。

【図１０】実施例２の動作を説明するフローチャートで
ある。

【図１１】実施例２の動作を説明するフローチャートで
ある。

【図１２】実施例２の表示例を説明する説明図である。

【符号の説明】

１ メモリカード ３ コネクタ ５ メモリ ７ 電源部 １１ 液晶表示部 １３ コントロール部 １５ 電池 １７ 電源切換回路 １９ 電源検出回路 ２１ メモリコントローラ ２３ 表示コントローラ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体と内部のメモリ部とを電気的に接続
   させるコネクタを有するメモリカードにおいて、 液晶表示部と、 前記本体に、挿入されていないときは、内部の電池から
   の電力を各部に供給し、本体に挿入されたときは、電池
   からの電力の供給を停止して、本体からの電力を各部に
   供給する電源部と、 前記コネクタ及び各部に電気的に接続され、前記電池部
   からの電力が供給されたときは、前記メモリ部、電池部
   の現在の容量を求めると供に、前記メモリ部の記憶内容
   のボリューム名を読出して、所定の形式で前記液晶表示
   部に表示させ、また前記本体からの電力の供給のとき
   は、前記本体からのリードライト命令に基づいて、前記
   メモリを制御するコントローラ部とを有するメモリカー
   ド。
2. 【請求項２】 液晶表示部と、本体に挿入されていない
   ときは内部の電池からの電力を、また本体に挿入されて
   いるときは本体からの電力を各部に供給する電源部とを
   備え、内部のメモリ部の記憶情報及び電池の現在の容量
   を前記液晶表示部に表示させるメモリカードであって、 前記メモリカードは、 操作部と、 前記操作部から記憶内容を表示させる指示があったとき
   は、前記メモリ部、電池部の現在の容量を求めると共
   に、前記メモリ部のボリューム名を読出して、前記液晶
   表示部に表示させ、また前記ボリューム名の表示後に、
   該ボリュームの下位のファイル名を表示させる指示のと
   きは、該指示毎に前記メモリ部の各ファイル名を読み、
   前記液晶表示部の表示領域分を順次表示させるコントロ
   ーラとを有することを特徴とするメモリカード。
3. 【請求項３】 前記コントローラ部は、前記液晶表示部
   に所定数のファイル名を表示させた後に、残りのファイ
   ル名を表示させる指示があったときは、現在表示してい
   る先頭のファイル名の次のファイル名を先頭にし、残り
   のファイルの先頭のファイル名を次のファイル名として
   表示させることを特徴とする請求項２記載のメモリカー
   ド。
4. 【請求項４】 前記コントローラ部は、前記液晶表示部
   に表示しているファイル名を選択する指示のときは、そ
   のファイル名と、その作成情報とを前記メモリ部から読
   込んで、前記液晶表示部に表示させることを特徴とする
   請求項４記載のメモリカード。
5. 【請求項５】 前記操作部は、操作されることによっ
   て、記憶内容を表示させる指示をする第１の操作キー又
   は該第１の操作キーと前記残りのファイル名を表示させ
   る第２の操作キーと前記表示されているファイル名のフ
   ァイルの作成情報を表示させる第３の操作キーからなる
   ことを特徴とする請求項２記載のメモリカード。
6. 【請求項６】 前記電源部の電池はバッテリ又は太陽電
   池であることを特徴とする請求項１又は２記載のメモリ
   カード。