JP4990096B2 - 液化天然ガスの気化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液化天然ガスを外気と熱交換させることにより気化するための液化天然ガスの気化装置に関する。
従来から、液化天然ガス(LNG)を外気と熱交換させることにより気化するための装置として、特許文献1に記載される気化装置が知られている。
この気化装置は、図4(a)に示されるように、前記液化天然ガスを加温して蒸発させるための蒸発部50Aと、その蒸発により生成された天然ガスをさらに加温するための加温部50Bとを有する。蒸発部50Aは、水平方向に配管される下部ヘッダ55b及び上部ヘッダ55aと、上下に延びる複数本の伝熱管52とで構成される。上部ヘッダ55aは下部ヘッダ55bの上方に配置され、これら下部ヘッダ55bと上部ヘッダ55aとの間に各伝熱管52が配管される。これらの伝熱管52は、両ヘッダ55a,55bの長手方向に沿って配列され、その上下端がそれぞれ上部ヘッダ55a及び下部ヘッダ55bに接続される。加温部50Bは、上下に延び且つ特定の水平方向に配列された複数本の伝熱管52と、互いに隣接する伝熱管52の上端同士又は下端同士を交互に接続する接続管54a又は54bとを備える屈曲管により構成され、この屈曲管が上部ヘッダ55aに接続される。
この気化装置では、下部ヘッダ55bに液化天然ガスが導入される。この液化天然ガスは、当該下部ヘッダ55bから各伝熱管52に分配され、これらの伝熱管52内を上昇する間に外気と熱交換して昇温し、沸点に達して気化する。この気化により各伝熱管52内で天然ガスが生成され、これらの天然ガスが上部ヘッダ55a内に合流する。この天然ガスは、さらに、加温部50Bを構成する屈曲管内で加温され、最終的に各需要地に配給される。
特開2005−156141号公報
前記の気化装置では、加温部50Bにおける伝熱管52の下端同士を接続する下側の接続管54bが全て同一高さとなるように配置され、これら下側の接続管54bが蒸発部50Aの下部ヘッダ55bと同一高さ、若しくは僅かに低くなるように配置されている。そのため、蒸発部50Aにおいて液化天然ガスと伝熱管52を介して熱交換して冷却された外気(冷気)が当該伝熱管52に沿って降下し、この降下した冷気が設置面Gに沿って広がる際に、前記下側の接続管54bを含む屈曲管下部が前記冷気に接触する。
そのため、加温部50Bにおいて、前記屈曲管内で加温されて前記冷気よりも昇温した天然ガスが当該屈曲管内を降下して前記冷気と接触する屈曲管下部に到達した際に、この冷気によって冷却されて却って温度が下がる場合がある。このように屈曲管内を流れる天然ガスの温度が上下することで、加温部50Bにおいて前記天然ガスを効率良く加温することができないといった問題が生じていた。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、内部を流れる天然ガスを効率良く加温することができる液化天然ガスの気化装置を提供することを課題とする。
そこで、上記課題を解消すべく、本発明に係る液化天然ガスの気化装置は、内部に前記液化天然ガスが流される流路を形成し、この流路に流される液化天然ガスと外気とを熱交換させることにより当該液化天然ガスを加温して蒸発させる蒸発部気化管及びその蒸発後の天然ガスをさらに加温する加温部気化管と、前記蒸発部気化管内に液化天然ガスを供給するための液化天然ガス供給手段と、を備え、前記蒸発部気化管は、上下方向に延び、且つ特定の水平方向に配列された複数本の蒸発部本管と、蒸発部本管の上端同士又は下端同士を接続する接続管とを備え、これらの蒸発部本管及び接続部材が前記液化天然ガス供給手段から供給された液化天然ガスを前記加温部気化管まで流すための流路を形成し、前記加温部気化管は、上下方向に延び、且つ前記特定の水平方向に配列された複数本の加温部本管と、互いに隣接する前記加温部本管の上端同士を接続する複数の上側接続管及び下端同士を接続する複数の下側接続管とを備え、これら上側接続管及び下側接続管が前記特定の水平方向において交互に配置されることで加温部本管、上側接続管及び下側接続管が前記蒸発部気化管から供給された気化した液化天然ガスを流すための蛇行流路を形成し、前記複数の下側接続管のうち少なくとも一部の下側接続管が前記蒸発部気化管における蒸発部本管の下端同士を接続する全ての前記接続管よりも設置面に対して上方に配置されることを特徴とする。
かかる構成によれば、前記一部の下側接続管は、設置面に対して前記蒸発部気化管の下側の全ての接続管や前記加温部気化管の残りの下側接続管よりも上方に配置、即ち、設置面から離れた位置に配置される。そのため、前記一部の下側接続管及び当該下側接続管に接続する加温部本管と蒸発部気化管から前記設置面に沿って流れてくる冷気との接触が防がれ若しくはその接触面積が有効に削減される。従って、加温部気化管における前記一部の下側接続管及び当該下側接続管に接続する加温部本管を流れる天然ガスが前記冷気によって冷却されることが防止され、若しくは有効に抑制される。その結果、前記一部の下側接続管及び当該下側接続管に接続する加温部本管を流れる天然ガスの温度の低下が防止若しくは有効に抑制され、これにより加温部気化管における天然ガスの加温効率が向上する。
本発明に係る液化天然ガスの気化装置においては、前記加温部気化管における下流から1本目又は複数本目の加温部本管に接続される前記下側接続管が前記蒸発部本管の下端同士を接続する全ての接続管よりも上方に配置される構成が好ましい。
このような構成とすることで、加温部気化管において、内部を流れる天然ガスに対する冷却防止効果がさらに高まる。
即ち、加温部気化管内を流れる天然ガスは、外気よりも温度が低いときには外気との熱交換によって下流ほど温度が高くなる。この温度が高くなった天然ガスが内部を流れる加温部気化管下流部の下側接続管が前記上方に配置されることで、前記下流部の下側接続管及び当該下側接続管に接続する加温部本管が設置面に沿って流れてくる冷気との接触が防がれ、若しくはその接触面積が有効に削減される。そのため、加温部気化管において、前記温度がより高くなる下流側の天然ガスの冷却が防がれ若しくは有効に抑制されるため、その結果、天然ガスの冷却防止効果がさらに高まる。
さらに、前記加温部気化管下流部の下部において前記蒸発部気化管から流れてくる冷気との接触が防がれ若しくはその接触面積が有効に削減されるため、当該加温部気化管下流部の下部が外気によって冷却されることがなく若しくは前記下部の冷却が有効に抑制される。そのため、前記加温部気化管下流部の下部において、液化天然ガス中の重質分が冷却されて滞留し当該加温部気化管を閉塞することが抑制される。
また、前記加温部気化管における前記複数本の加温部本管のうち前記上方に配置された下側接続管に接続される各加温部本管の長さが前記蒸発部気化管における全ての蒸発部本管の長さよりも短い構成であることが好ましい。
このような構成とすることで、加温部気化管の上部高さを抑えながら液化天然ガスの気化効率を十分に保つことができる。
即ち、蒸発部気化管では、内部を流れる液化天然ガスの温度が設置面に沿って流れる前記冷気よりも低い。そのため、この蒸発部気化管の下部が前記冷気と接触することでも内部を流れる液化天然ガスは前記冷気と熱交換によって加温される。従って、蒸発部気化管の下部が前記冷気と接触したとしても下側の接続管を設置面近傍に位置するように構成されることで、蒸発部気化管の液化天然ガスが加温される領域が確保される。その結果、蒸発部気化管を流れる液化天然ガスの温度が沸点に到達するよう十分に加温され、液化天然ガスの気化効率を十分に保つことができる。
また、前記上方に配置された下側接続管に接続する加温部本管の長さが短くなることで、加温部気化管の高さも抑えられる。
特に、前記加温部気化管における各上側接続管と前記蒸発部気化管における各蒸発部本管の上端同士を接続する接続管とがほぼ同一高さとなるように構成すれば、当該気化装置の全高を最小に抑えることができる。
また、前記接続管は、前記特定の水平方向において互いに隣接する前記蒸発部本管の上端同士又は下端同士を交互に接続し、前記蒸発部本管と共に蛇行流路を形成する接続管であり、前記液化天然ガス供給手段は、前記蒸発部気化管内で液化天然ガスが全て気化する流量で当該蒸発部気化管内に前記液化天然ガスを供給してもよい。
かかる構成によれば、蒸発部において、蒸発部本管の熱膨張による伸縮に基づく当該蒸発部本管と接続管との接続部位における内部応力の発生が抑制できる。
即ち、蒸発部気化管が上下に間隔をおいて平行となるように配管される一対の接続管、いわゆる下部ヘッダ及び上部ヘッダの間に上下に延びる複数の伝熱管が並列に配管された構成の場合、各伝熱管の上下両端がそれぞれ共通の接続管(ヘッダ)に接続されている。そのため、内部を流れる液化天然ガスの温度差に基づく各伝熱管の熱膨張(伸縮量)の違いにより両ヘッダと伝熱管との各接続部位に内部応力が生じ易い。これに対し、前記の構成によれば、一つの接続管には2本の蒸発部本管しか接続されていないため、接続管と蒸発部本管との接続部位に内部応力が生じ難くなる。
以上より、本発明によれば、内部を流れる液化天然ガスを効率良く加温することができる液化天然ガスの気化装置を提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
本発明に係る液化天然ガス(以下、単に「LNG」とも称する。)の気化装置は、図1及び図2に示されるように、複数本の気化管10と、これらの気化管10を支持する支持フレーム20と、液化天然ガス供給手段であるポンプ30とを備える。気化管10は、左右方向(図1においては奥行方向)に互いに平行に配列される。支持フレーム20は、気化管10を外側から支持して設置面G上に固定する。前記ポンプ30は、各気化管10内にLNGを供給する。
各気化管10は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の熱伝導率の高い金属材料で構成され、図3に示されるような蛇行流路を形成する。この蛇行流路内では、LNGの気化、即ち天然ガス(以下、単に「NG」とも称する。)の生成と、NGの加温とが行われる。具体的には、各気化管10は、上下方向に延び且つ水平方向(本実施形態においては前後方向;図3では左右方向)に配列された複数本の本管12と、互いに隣接する本管の上端同士又は下端同士を交互に接続するU字状の接続管14とで構成される。
詳細には、複数本の本管12には、長尺本管12aと短尺本管12bとの2種類の長さがあり、気化管10の上流側(本実施形態においては前側;図3では左側)に長尺本管12aが配置され、下流側(本実施形態においては後側;図3では右側)に短尺本管12bが配置されている。これらの長尺本管12aと短尺本管12bとは、上端位置が同じ高さ位置となるように配置される。即ち、長尺本管12aの下端よりも短尺本管12bの下端の方が設置面Gに対して上方に位置するように配置されている。
このように配置された各本管12(長尺本管12a及び短尺本管12b)は、前記のように互いに隣接する本管12の上端同士又は下端同士を交互に接続管14で接続される。このように接続されることで、気化管10上端部に配置される各接続管14(上側接続管14a)が全て同一高さ位置となる。このように、各上側接続管14aが同一高さとなるように気化管10が構成されることで、当該気化管10が支持フレーム20によって設置面G上に固定された際に、後述する蒸発部10Aと加温部10Bとのどちらか一方だけが高くなることがないためにどちらか一方の気化管10上方に無駄な空間が生じない。即ち、当該気化装置の省スペース化及び低重心化が図られる。
尚、各上側接続管14aは、全て同一高さでなく、ほぼ同一高さに配置されていればよい。また、本実施形態においては、気化管10は、設置面G上に自立する支持フレーム20によって支持されているがこれに限定されず、例えば、外部フレームからサポートされることで支持されてもよい。
一方、気化管10下端部に配置される各接続管14(第1下側接続管14b及び第2下側接続管14c)は、長尺本管12aの下端同士を接続する第1下側接続管14bよりも短尺本管12bの下端同士を接続する第2下側接続管14cの方が設置面Gに対して上方に位置するように配置されている。詳細には、各第1下側接続管14bは、それぞれ同一高さに配置され、また、各第2下側接続管14cは、前記第1下側接続管14bよりも上方で且つそれぞれ同一高さに配置されている。
尚、本実施形態においては、本管12の長さは2種類であるが、前記の蛇行流路を形成する気化管を構成した際に、加温部B下部に配置される接続管14のうち少なくとも一部の接続管14が蒸発部A下部の全ての接続管14よりも上方に配置されていれば3種類以上でもよい。また、気化管10の上部に配置される各接続管14が同一若しくはほぼ同一の高さに配置されず、異なる高さとなるように配置されている場合には、前記上方に配置された第2下側接続管14cに接続される本管12の長さは、蒸発部10Aの本管12の長さと同一若しくは長くてもよい。
気化管10は、具体的には、12本の本管12で構成され、この12本の本管12は、7本の長尺本管12aと5本の短尺本管12bとで構成されている。本発明において、長尺本管12a及び短尺本管12bの長さは限定されないが、例えば各長尺本管12aの長さは4.85m、各短尺本管12bの長さは、4.35mが好適である。各本管12がこのような長さにそれぞれ形成されることで、気化管10が支持フレーム20によって設置面Gに設置された際に、第1下側接続管14bの下端と設置面Gとの間隔が0.85mとなり、第2下側接続管14cの下端と設置面Gとの間隔が1.35mとなる。
各気化管10のうち最も上流側(前側)に配置される本管12(長尺本管12a)の下端は、左右方向(図3では奥行方向)に延びる共通の入口ヘッダ16に接続され、この入口ヘッダ16の中央にLNG供給口16aが設けられており、このLNG供給口16aにポンプ30が接続される。同様に、最も下流側(後側)に配置される本管12(短尺本管12b)の下端は、図2に示すように左右方向に延びる共通の出口ヘッダ18に接続され、この出口ヘッダ18の中央にNG排出口18aが設けられている。
各気化管10の上流側部分は蒸発部10Aを構成し、下流側部分は加温部10Bを構成する。蒸発部10Aは、その内部に形成された流路に流されるLNGと外気とを熱交換させることにより当該LNGを加温して蒸発させる部分であり、加温部10Bは、蒸発後のNGをさらに加温する部分である。これら蒸発部10Aと加温部10Bとの境界は、装置の運転条件、特にポンプ30の吐出流量によって変わる。本実施形態において、ポンプ30は、定常運転状態において図3に示すように各気化管10の中間部位よりもやや下流側の部位までが蒸発部10Aとなるような流量でLNGの吐出を行う。尚、以下では、前記の気化管10において、蒸発部10Aに相当する気化管10の部位を蒸発部気化管10aとも称し、加温部10Bに相当する気化管10の部位を加温部気化管10bとも称する。この場合、蒸発部気化管10aに配置される本管12を蒸発部本管とも称し、加温部本管10bに配置される本管12を加温部本管とも称する。
蒸発部気化管10aは、前記のように上下に蛇行するように構成されることで、蒸発部気化管10aを構成する各本管12の熱膨張による伸縮に基づく当該本管12と接続管14との接続部位における内部応力の発生が抑制できる。即ち、蒸発部気化管10a(蒸発部10A)が後述するようないわゆる並列管、即ち、上下に間隔をおいて平行となるように配管される一対の接続管15a,15bの間に上下に延びる複数の長尺本管12aが並列に配管された構成の場合(図4(a)参照)、各長尺本管12aの上下両端がそれぞれ共通の接続管15a又は15bに接続されている。そのため、内部を流れるLNGの温度差に基づく各長尺本管12aの熱膨張(伸縮量)の違いにより両接続管15a,15bと長尺本管12aとの各接続部位に内部応力が生じ易い。これに対し、前記蛇行する構成によれば、一つの接続管14(上側接続管14a、第1下側接続管14b又は第2下側接続管14c)には2本の本管12しか接続されていないため、接続管14と本管12との接続部位に内部応力が生じ難くなる。
各本管12は、直管状の管本体と、複数枚のフィン(図示せず)とで構成される。各フィンは、管本体から放射状に延び、当該管本体内を流れるLNG又はNGと外気との熱交換を促進する。また、前後左右に互いに隣接するフィン同士は、連結部(図示せず)を介して相互に連結される。
支持フレーム20は、全気化管10を外側から囲む形状のフレーム本体22と、このフレーム本体22を設置面(地面)G上に支える脚部24とを有する。各気化管10は、その適所(好ましくは本管12の上下方向の中間部位)がフレーム本体22に溶接等で連結されることにより、当該フレーム本体22に空中で保持される。
この気化装置において、ポンプ30から入口ヘッダ16内に供給されるLNGは、当該入口ヘッダ16から各気化管10内に分流する。そして、各気化管10内を蛇行するうちに当該気化管10を介して外気と熱交換することにより昇温し、沸点に達した時点で気化する。この気化が完了するまでの気化管10の領域が蒸発部10Aに相当する。その下流側の加温部10Bでは、前記気化により生成されたNGがさらに加温され、出口ヘッダ18で合流してからNG排出口18aを通じて排出される。
この気化装置では、従来のように蒸発部の各下側接続管と加温部の各下側接続管とが全てほぼ同じ高さ位置となるように配置された気化装置(図4(a)参照)と異なり、第2下側接続管14cが設置面Gに対して第1下側接続管14bよりも上方に配置されている。そのため、蒸発部10Aから設置面Gに沿って流れてくる蒸発部気化管10aによって冷却された外気(以下、単に「冷気」と称する;図4(b)参照)が第2下側接続管14cの下方を通過することによりこの冷気と第2下側接続管14cとの接触が防止、又は有効に抑制される。よって、加温部気化管10b内を流れるNGがこの冷気によって冷却されて温度低下することが有効に抑制され、その結果、加温部気化管10b内を流れるNGの加温効率が向上する。
尚、前記冷気は、蒸発部10AにおいてLNGと本管12(長尺本管12a)を介して熱交換することで冷却された外気(冷気)であり、当該冷気が本管12に沿って降下し、この降下した冷気が設置面Gに沿って広がる。本実施形態において、この設置面Gに沿って広がる冷気の最も温度の低い冷気が降下する位置は、最上流の本管12(長尺本管12a)の下方であり、その温度は、気温25℃で運転時間が4時間程度の場合、設置面Gから上方に1mの位置で−20℃程度である。また、この冷気が設置面に沿って加温部10Bに流れた際に、当該加温部10B下方における蒸発部10Aから気化管10の方向に沿って最も離れた位置での温度は、設置面Gから上方に1mの位置で5℃程度となる。
また、第2下側接続管14cと設置面Gとの間隔が大きくなることで、気化装置の外部から冷却されていない外気が第2下側接続管14cと設置面Gとの間に流入し易くなる(図5(b)の矢印α)。そして、前記間に外気が流入することで、前記設置面Gに沿って流れる冷気が加温部気化管10bの下方から排出されるのが促進され、より第2下側接続管14c及び当該第2下側接続管14cに接続する短尺本管12bが冷却され難くなる。このように冷却されていない外気が第2下側接続管14cと設置面Gとの間に流入することで、加温部気化管10b内を流れるNGは、より効率良く加温される。
尚、本実施形態において、前記冷気は、図4(b)に示されるように、第2下側接続管14cの下方を通過するため、第2下側接続管14c及び当該第2下側接続管14cに接続する短尺本管12bと直接には接触しない。しかし、仮に第2下側接続管14cが前記冷気に接触するような高さ位置に配置されていたとしても、第1下側接続管14bよりも上方に配置されることで、第2下側接続管14c及び当該第2下側接続管14cに接続する短尺本管12bと前記冷気との接触する程度は、従来よりも小さい。そのため、内部を流れるNGの温度低下が従来よりも抑制され、加温部気化管10bにおけるNGの加温効率は向上する。
また、前記のように下流側に短尺本管12b及び第2下側接続管14cが配置されるように気化管10が構成されることで、加温部気化管10bにおいて、温度がより高くなる下流側の天然ガスの冷却が防がれ若しくは有効に抑制されるため、その結果、天然ガスの冷却防止効果がさらに高まる。
即ち、加温部気化管10b内を流れるNGは、通常、外気との熱交換によって下流ほど温度が高くなる。このように温度が高くなるほど、蒸発部10Aから流れてくる冷気との温度差が大きくなり、冷却された際の温度低下が大きくなる。そのため、この温度が高くなったNGが内部を流れる加温部気化管10bにおける下流部の下側接続管14cが前記上方に配置されることで、前記下流部の第2下側接続管14c及び当該第2下側接続管に接続する短尺本管12bが設置面Gに沿って流れてくる冷気との接触が防がれ、若しくはその接触面積が有効に削減される。そのため、加温部気化管10bにおいて、前記温度がより高くなる下流側の天然ガスの冷却が防がれ若しくは有効に抑制されるため、その結果、天然ガスの冷却防止効果がさらに高まる。
さらに、加温部気化管10bの下流部でLNG中の重質分が冷却されて加温部気化管10b下部に滞留し当該加温部気化管10bを閉塞することが抑制される。即ち、LNG中には重質分といわれるメタン等よりも蒸発し難い物質が少量含まれる場合がある。この場合、従来の天然ガスの気化装置(図4(a)参照)のように蒸発部50Aの気化管(伝熱管)から流れてくる冷気によって加温部50Bの気化管の下部が冷却されて低温に保たれると、当該加温部50Bの気化管内で前記重質分が冷却されて滞留し、当該加温部50Bの気化管を閉塞することが懸念される。しかし、本実施形態によれば、加温部気化管10b下流部の下部において前記蒸発部気化管10aから流れてくる冷気との接触が防がれ若しくはその接触面積が有効に削減されるため、外気によって冷却されることがなく若しくは冷却が有効に抑制される。その結果、加温部気化管10b下部において、前記重質分が冷却されて滞留し、当該加温部気化管10bを閉塞することが抑制される。
また、気化管10は、加温部気化管10bを構成する短尺本管12bが蒸発部気化管10aを構成する長尺本管12aよりも短くなるように構成されることで、加温部気化管10bの上部高さを抑えながら蒸発部気化管10aにおけるLNGの気化効率を十分に保つことができる。
即ち、蒸発部気化管10aでは、内部を流れるLNGの温度が前記冷気よりも低い。そのため、この蒸発部気化管10aの下部が前記冷気と接触することでも内部を流れるLNGは前記冷気と熱交換によって加温される。従って、蒸発部気化管10aの下部が前記冷気と接触したとしても第1下側接続管14bを設置面G近傍に位置するように構成されることで、蒸発部気化管10aの液化天然ガスが加温される領域が十分に確保される。その結果、蒸発部気化管10aを流れるLNGが十分に加温されるためLNGの気化効率を十分に保つことができる。また、短尺本管12bの長さが短くなることで、加温部気化管10bの高さも抑えられる。
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照しつつ説明するが、上記第1実施形態と同様の構成には同一符号を用いると共に詳細な説明を省略し、異なる構成ついてのみ詳細に説明する。
各気化管10の蒸発部10Aは、上下方向に延び且つ水平方向(本実施形態においては前後方向;図5では左右方向)に配列された複数本の長尺本管(蒸発部本管)12aと、各長尺本管12aの上端同士又は下端同士を接続する接続管15とを備える。接続管15は、水平方向に延び、蒸発部10Aには上方に配置される上側の接続管(上側接続管)15aと、この上側接続管15aの下方に配置される接続管(下側接続管)15bとがある。これら上側接続管15aと下側接続管15bとの間に複数本の長尺本管12aが配置される。これら長尺本管12aは、両接続管15a,15bの長手方向に沿って配列され、その上下端がそれぞれ共通の上側接続管15a及び下側接続管15bに接続される。各下側接続管15bは、左右方向(図5では奥行方向)に延びる共通の入口ヘッダ16に接続され、この入口ヘッダ16の中央にLNG供給口(図示せず)が設けられており、このLNG供給口にポンプ30が接続される。各上側接続管15aは、渡り管15cによって対応する加温部気化管10bに接続されている。
このように構成される蒸発部10Aを備えた気化装置において、ポンプ30から入口ヘッダ16内に供給されるLNGは、当該入口ヘッダ16から各下側接続管15b内に分流し、各下側接続管15bにおいて各長尺本管12a内にさらに分流する。そして、LNGは、各長尺本管12a内を上昇するうちに当該長尺本管12aを介して外気と熱交換することにより昇温し、沸点に達した時点で気化する。この気化したLNG、即ち、NGは、各上側接続管15aで合流してから渡り管15cを通じて下流側の加温部10B(加温部気化管10b)に送られる。加温部10Bでは、各加温部気化管10b内を蛇行しつつ前記気化により生成されたNGがさらに加温され、出口ヘッダ18で合流してからNG排出口(図示せず)を通じて排出される。
蒸発部10A(蒸発部気化管10a)がこのような構成(いわゆる並列管)であっても、第2下側接続管14cは、設置面Gに対して蒸発部気化管10aの下側接続管15bよりも上方に配置される。そのため、第1実施形態同様、第2下側接続管14c及び当該第2下側接続管14cに接続する短尺本管12bと蒸発部Aから設置面Gに沿って流れてくる冷気との接触が防がれ、若しくはその接触面積が有効に削減される。従って、加温部気化管10bを流れるNGが前記冷気によって冷却されることが防がれ若しくは有効に抑制される。その結果、加温部気化管10bを流れるNGの温度の低下が防止若しくは有効に抑制され、これにより、加温部気化管10bにおけるNGの加温効率が向上する。
尚、本発明に係るLNGの気化装置は、上記第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、第1及び第2実施形態においては、蒸発部気化管10aを構成する本管(蒸発部本管)12を全て長尺本管12aとし、加温部気化管10bを構成する本管(加温部本管)12を全て短尺本管12bとしている。しかし、これに限定される必要はなく、加温部気化管10bにおいて、本管(加温部本管)12は、一部が短尺本管12bで残りが長尺本管12aであってもよい。この場合、加温部10Bの下流側が短尺本管12bで構成され、上流側が長尺本管12aで構成(例えば、図3において、右端から3本目までが短尺本管12bで、右端から4本目と5本目とが長尺本管12aで構成)されるのが好ましい。
このような構成とすることで、加温部気化管10bにおいて長尺本管12aよりも短い短尺本管12bを用いても、内部を流れるNGを目標温度まで十分に加温することができる。即ち、加温部気化管10bの上流側では、内部を流れるNGの温度が気化して間もないため前記冷気よりも温度が低く、この上流側の第1下側接続管14b及び当該第1下側接続管14bに接続される長尺本管12aが前記冷気と接触することによって内部を流れるNGは加温される。従って、上記構成とすることで、加温部気化管10bの上流側では当該加温部気化管10bの下部が前記冷気と接触することでNGの加温される領域がより多く確保されると共に、前記冷気よりも昇温したNGが流れる部位では下側接続管が前記冷気よりも上方に配置されることで内部を流れるNGが冷却されない。そのため、当該加温部気化管10bにおいては、NGがより効率良く加温される。
また、例えば、図3の加温部気化管10bにおいて、右端から4本目と5本目の本管(加温部本管)12が短尺本管12bで、他の本管(加温部本管)12が長尺本管12aとなるように加温部気化管10bが構成されてもよい。このように、加温部10Bの中間部下側の接続管14が第2下側接続管14cとなるように加温部気化管10bが構成されても、当該部位内を流れるNGの温度低下がなくなる、若しくは少なくなることで、従来の気化管に比べ、当該加温部気化管10bでのNGの加温が効率良く行われる。
加温部気化管10bを構成する加温部本管の上端同士を接続する各接続管が同一高さでなくてもよい。その場合でも、加温部本管が短ければ、その分天部高さを抑えることができる。また、蒸発部気化管10aを構成する蒸発部本管の長さや当該蒸発部本管の上端同士を接続する各接続管の高さも必ずしも統一されていなくてもよい。
第1実施形態に係るLNGの気化装置の側面図である。 同実施形態に係るLNGの気化装置の背面図である。 同実施形態に係るLNGの気化装置に含まれる各気化管の側面図である。 冷気の流れを示す模式図であって、(a)は従来のLNGの気化装置における冷気の流れを示す模式図であり、(b)は第1実施形態に係るLNGの気化装置における冷気の流れを示す模式図である。 第2実施形態に係るLNGの気化装置の構成図である。
符号の説明
10a 蒸発部気化管
10b 加温部気化管
12 本管
14 接続管
30 ポンプ(液化天然ガス供給手段)
G 設置面

Claims (5)

  1. 液化天然ガスを気化するための装置であって、
    内部に前記液化天然ガスが流される流路を形成し、この流路に流される液化天然ガスと外気とを熱交換させることにより当該液化天然ガスを加温して蒸発させる蒸発部気化管及びその蒸発後の天然ガスをさらに加温する加温部気化管と、前記蒸発部気化管内に液化天然ガスを供給するための液化天然ガス供給手段と、を備え、
    前記蒸発部気化管は、上下方向に延び、且つ特定の水平方向に配列された複数本の蒸発部本管と、蒸発部本管の上端同士又は下端同士を接続する接続管とを備え、これらの蒸発部本管及び接続部材が前記液化天然ガス供給手段から供給された液化天然ガスを前記加温部気化管まで流すための流路を形成し、
    前記加温部気化管は、上下方向に延び、且つ前記特定の水平方向に配列された複数本の加温部本管と、互いに隣接する前記加温部本管の上端同士を接続する複数の上側接続管及び下端同士を接続する複数の下側接続管とを備え、これら上側接続管及び下側接続管が前記特定の水平方向において交互に配置されることで加温部本管、上側接続管及び下側接続管が前記蒸発部気化管から供給された気化した液化天然ガスを流すための蛇行流路を形成し、
    前記複数の下側接続管のうち少なくとも一部の下側接続管が前記蒸発部気化管における蒸発部本管の下端同士を接続する全ての前記接続管よりも設置面に対して上方に配置されることを特徴とする液化天然ガスの気化装置。
  2. 請求項1に記載の液化天然ガスの気化装置において、
    前記加温部気化管における下流から1本目又は複数本目の加温部本管に接続される前記下側接続管が前記蒸発部本管の下端同士を接続する全ての接続管よりも上方に配置されることを特徴とする液化天然ガスの気化装置。
  3. 請求項2に記載の液化天然ガスの気化装置において、
    前記加温部気化管における前記複数本の加温部本管のうち前記上方に配置された下側接続管に接続される各加温部本管の長さが前記蒸発部気化管における全ての蒸発部本管の長さよりも短いことを特徴とする液化天然ガスの気化装置。
  4. 請求項3に記載の液化天然ガスの気化装置において、
    前記加温部気化管における各上側接続管と前記蒸発部気化管における各蒸発部本管の上端同士を接続する接続管とがほぼ同一高さとなるように構成されていることを特徴とする液化天然ガスの気化装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液化天然ガスの気化装置において、
    前記接続管は、前記特定の水平方向において互いに隣接する前記蒸発部本管の上端同士又は下端同士を交互に接続し、前記蒸発部本管と共に蛇行流路を形成する接続管であり、
    前記液化天然ガス供給手段は、前記蒸発部気化管内で液化天然ガスが全て気化する流量で当該蒸発部気化管内に前記液化天然ガスを供給することを特徴とする液化天然ガスの気化装置。
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