JP2005069304A - 空温式液化ガス気化器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加温部の占めるスペースを小さくする。
【解決手段】 空温式液化ガス気化器1の加温部3を、上下方向に並べられた複数の加温ユニット14と、下端の加温ユニット14の下方に配置された出口端加温ユニット15とにより構成する。加温ユニット14は、複数の直管部および隣り合う直管部どうしを連結する屈曲管部(18A)よりなる溶接継ぎ目無し屈曲パイプ16と、並列状に配置されかつ屈曲パイプ16のすべての直管部17に跨るように取り付けられた複数のプレートフィン19とよりなる。出口端加温ユニット15は、溶接継ぎ目無し蛇行状パイプ25と、並列状に配置されかつ蛇行状パイプ25のすべての直管部に跨るように取り付けられた複数のプレートフィン26とよりなる。隣り合う加温ユニット14の屈曲パイプ16どうし、および加温ユニット14の屈曲パイプ16と出口端加温ユニット15の蛇行状パイプ25とを接続する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、空温式液化ガス気化器に関する。
この明細書および特許請求の範囲において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。また、この明細書において、図1の上下を上下というものとする。
たとえば天然ガス、酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、水素、炭酸ガス、メタン、プロパン、エチレンなどのガスは、輸送時や貯蔵時には、タンクの容量を小さくするために液化した状態で蓄えられている。そして、需要に応じて空温式液化ガス気化器により再ガス化され、使用されるようになっている。
従来、このような空温式液化ガス気化器として、蒸発部および加温部を備えており、蒸発部が、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配された1対の直管状マニホルド管と、両マニホルド管間に配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続されたアルミニウム押出形材製フィン付き直管とよりなる蒸発ユニットを、マニホルド管およびフィン付き直管と直交する方向に並列状に複数配置することにより構成され、加温部が、フィン付き蛇行管を各蒸発ユニットと対応する位置に来るように並列状に複数配置することにより構成され、蒸発部のフィン付き直管の外周面に複数のフィンが放射状に一体に形成され、加温部のフィン付き蛇行管が、外周面に複数のフィンが放射状に一体に形成された複数の押出形材製直管と、隣り合う直管どうしを接続するアルミニウム製Uベンドとよりなり、加温部の各フィン付き蛇行管の一端部が各蒸発ユニットの上マニホルド管に接続され、蒸発ユニットの下マニホルド管内にその一端から流入した液化ガスが、全てのフィン付き直管に分流した後フィン付き直管を通って上マニホルド管内に流入し、上マニホルド管からフィン付き蛇行管に流入するようになされたものが知られている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1記載の空温式液化ガス気化器において、発生した結露水が氷結して着霜することによる性能低下を抑制するために、蒸発ユニットのフィン付き直管のフィンは放射状となっている。そして、加温部を構成するフィン付き蛇行管の直管としては、製造コストを低減するために蒸発ユニットのフィン付き直管と同一のダイスを用いて製造された押出形材からなるものが用いられている。
しかしながら、特許文献1記載の空温式液化ガス気化器においては、加温部のフィン付き蛇行管の直管の外周面に複数のフィンが放射状に設けられているだけであるので、加温部の伝熱面積は比較的小さくなる。したがって、必要な伝熱面積を得るためには各フィン付き蛇行管を構成する直管の数を多くしなければならず、その結果加温部が大型化し、ひいては空温式液化ガス気化器全体が大型化して設置スペースが大きくなるという問題がある。また、空温式液化ガス気化器全体が大型化するので、輸送コストが高くなるという問題がある。
特開2000−39099号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、加温部の占めるスペースを従来よりも小さくしうる空温式液化ガス気化器を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するために以下の態様からなる。
1)蒸発部および加温部を備えており、加温部が、ガス流通管と、ガス流通管に取り付けられた複数のプレートフィンとを有している空温式液化ガス気化器。
2)プレートフィンの水平面に対する角度が45〜90度である上記1)記載の空温式液化ガス気化器。
3)すべてのプレートフィンのフィンピッチが10〜50mmである上記1)または2)記載の空温式液化ガス気化器。
4)加温部のガス流通管の全体が、複数の横向き直線状部分と、すべての直線状部分内をガスが順次流通するように隣り合う直線状部分どうしを連結する複数の曲線状部分とよりなる1本の管状体からなり、ガス流通管の直線状部分の周囲にプレートフィンが取り付けられている上記1)〜3)のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
5)加温部のガス流通管を構成する管状体が、溶接継ぎ目の無い1本のパイプを曲げることにより形成され、かつ複数の直管部および隣り合う直管部どうしを連結する屈曲管部よりなる溶接継ぎ目無し屈曲パイプを、複数接続することにより形成されている上記4)記載の空温式液化ガス気化器。
6)各溶接継ぎ目無し屈曲パイプが、同一水平面内において並列状に配置された複数の直管部および隣り合う直管部どうしを一体に連結する屈曲管部を有し、かつ上下方向に間隔をおいて配置された2つの蛇行状管部を備えており、各溶接継ぎ目無し屈曲パイプのすべての直管部に跨るようにプレートフィンが取り付けられている上記5)記載の空温式液化ガス気化器。
7)各溶接継ぎ目無し屈曲パイプの2つの蛇行状管部における一端の直管部どうしが、U字状屈曲管部により一体に連結されている上記6)記載の空温式液化ガス気化器。
8)各プレートフィンの上側部分および下側部分に、それぞれ上下両縁から切り欠きが形成されており、各プレートフィンの切り欠き内に、各溶接継ぎ目無し屈曲パイプの直管部が圧入されている上記6)または7)記載の空温式液化ガス気化器。
9)各溶接継ぎ目無し屈曲パイプと各溶接継ぎ目無し屈曲パイプに取り付けられたプレートフィンとにより加温ユニットが形成され、複数の加温ユニットが上下方向に並べられるとともに、隣り合う加温ユニットの溶接継ぎ目無し屈曲パイプどうしが接続されることにより加温部が構成されている上記6)〜8)のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
10)下端の加温ユニットの下方に、1つの水平面内において並列状に配置された複数の直管部を有する蛇行状パイプおよび蛇行状パイプのすべての直管部に跨るように取り付けられた複数の並列状プレートフィンよりなる出口端加温ユニットが配置され、出口端加温ユニットの蛇行状パイプの一端が下端の加温ユニットの溶接継ぎ目無し屈曲パイプに接続され、同じく他端にガス出口が形成されている上記9)記載の空温式液化ガス気化器。
11)蒸発部が、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配置された1対の直管状マニホルド管と、両マニホルド管間にマニホルド管の長さ方向に間隔をおいて配置されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続された複数のフィン付き直管とよりなる蒸発ユニットを、マニホルド管およびフィン付き直管と直交する方向に並列状に複数配置することにより構成されており、すべての蒸発ユニットの上マニホルド管の加温部側端部が1つの中間ヘッダ管に接続され、加温部のガス流通管の一端が中間ヘッダ管に接続されている上記1)〜10)のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
12)蒸発部のマニホルド管およびフィン付き直管と、中間ヘッダ管と、加温部のガス流通管およびプレートフィンがそれぞれアルミニウムからなる上記11)記載の空温式液化ガス気化器。
上記1)の空温式液化ガス気化器によれば、加温部が、ガス流通管と、ガス流通管に取り付けられた複数のプレートフィンとを有しているので、全プレートフィンの表面積である加温部の伝熱面積を、特許文献1記載の空温式液化ガス気化器における加温部の伝熱面積よりも大きくすることができる。したがって、加温部の占めるスペースを小さくすることができ、ひいては空温式液化ガス気化器全体の小型化を図ることが可能となる。その結果、空温式液化ガス気化器の設置スペースを比較的小さくすることができるとともに、輸送コストが安くなる。さらに、プレートフィンの数やすべてのプレートフィン間のフィンピッチを適宜変更することにより、加温部の伝熱面積を、設置地域の天候や使用条件に合わせて最適なものにすることができる。
上記2)の空温式液化ガス気化器によれば、自然対流による隣り合うプレートフィン間での通風性およびプレートフィンの表面に発生した結露水の排水性を良好なものにすることができる。
上記3)の空温式液化ガス気化器によれば、自然対流による隣り合うプレートフィン間での通風性およびプレートフィンの表面に発生した結露水の排水性を良好なものにすることができる。
上記4)の空温式液化ガス気化器によれば、ガス流通管の内径を自由に変えて圧力損失を低減することができる。特許文献1記載の空温式液化ガス気化器においては、蒸発部を構成する蒸発ユニットのフィン付き直管、および加温部を構成するフィン付き蛇行管の直管としては、コストを低減するためには同一のダイスを用いて製造された押出形材からなるものが用いられるが、この場合、加温部のフィン付き直管の内径を、加温部の圧力損失を低減する上で最適な寸法にすることができないおそれがある。
上記5)〜7)の空温式液化ガス気化器によれば、加温部における溶接継ぎ目無し屈曲パイプどうしの溶接接合部の数を、特許文献1記載の空温式液化ガス気化器の加温部における直管とUベンドとの溶接接合部の数よりも少なくすることができる。空温式液化ガス気化器は、天然ガスなどの可燃性液化ガスの気化に用いられるが、この場合、洩れが発生してはならないので、溶接のための熟練工が必要になるとともに、製造後稼働前の段階で耐圧テストを行って溶接部の洩れの有無を検査する必要がある。そして、溶接接合部の数が少ないと、製造コストが安くなるとともに、溶接接合部の洩れの検査作業が簡単になる。
上記8)の空温式液化ガス気化器によれば、各溶接継ぎ目無し屈曲パイプへのプレートフィンの取付けを比較的簡単に行うことができる。
上記9)および10)の空温式液化ガス気化器によれば、加温部の組み立てを比較的簡単に行うことができる。
上記11)の空温式液化ガス気化器によれば、蒸発部および加温部の組み立てを比較的簡単に行うことができる。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図3はこの発明による空温式液化ガス気化器の全体構成を示し、図4および図5は要部の構成を示す。
なお、以下の説明において、図1の左右を左右というものとする。また、図2の左側および図3の下側を前、これと反対側を後というものとする。
図1〜図3において、空温式液化ガス気化器(1)は、1つのフレーム(10)に組み込まれた蒸発部(2)と加温部(3)とを備えている。
蒸発部(2)は、複数の蒸発ユニット(4)を前後方向に間隔をおいて並列状に配置することにより構成されている。
各蒸発ユニット(4)は、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配されかつ左右方向に伸びる1対のアルミニウム製マニホルド管(5)(6)と、両マニホルド管(5)(6)間にマニホルド管(5)(6)の長さ方向(左右方向)に間隔をおいて配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管(5)(6)に接続された複数のアルミニウム製フィン付き直管(7)とよりなる。したがって、蒸発部(2)は、複数の蒸発ユニット(4)を、マニホルド管(5)(6)およびフィン付き直管(7)と直交する方向に並列状に配置することにより構成されている。
各蒸発ユニット(4)の上マニホルド管(5)の左端は、Lベンド(8)を介して左端のフィン付き直管(7)の上端に接続されている。また、各蒸発ユニット(4)の上マニホルド管(5)の右端は、前後方向に伸びかつ両端が閉鎖された中間ヘッダ管(9)に接続されている。各蒸発ユニット(4)における下マニホルド管(6)の左端は、前後方向に伸びかつ両端が閉鎖された入口ヘッダ管(11)に接続されている。入口ヘッダ管(11)の後端部にガス入口(12)が形成されている。下マニホルド管(6)の右端は、Lベンド(8)を介して右端のフィン付き直管(7)の下端に接続されている。
各蒸発ユニット(4)のフィン付き直管(7)は、たとえばアルミニウム押出形材からなるものであり、外周面に上下方向に伸びる複数のフィン(7a)が放射状に一体に形成され、内周面に上下方向に伸びる複数の凸条からなるインナーフィン(図示略)が周方向に間隔をおいて一体に形成されたものである。なお、インナーフィンは必ずしも必要としない。各蒸発ユニット(4)において、前後方向および左右方向に隣接するフィン付き直管(7)のフィン(7a)は、上下両端部において連結部材(13)により連結されている。連結部材(13)は、熱の影響により入口ヘッダ管(11)および上下マニホルド管(5)(6)が長さ方向に伸縮した場合や、熱の影響によりフィン付き直管(7)が径方向に伸縮した場合にこれを吸収しうるように、たとえば横断面S字状となされている。
加温部(3)は、上下方向に並べられた複数の加温ユニット(14)と、下端の加温ユニット(14)の下方に配置された出口端加温ユニット(15)とにより構成されている。各加温ユニット(14)は、図4に示すように、溶接継ぎ目の無い1本のパイプを曲げることにより形成され、かつ複数の直管部(17)および隣り合う直管部(17)どうしを一体に連結するU字状屈曲管部(18)(18A)よりなるアルミニウム製溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)と、前後方向に間隔をおいて並列状に配置されかつ溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)のすべての直管部(17)に跨るように取り付けられた複数のアルミニウム製プレートフィン(19)とよりなる。
溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)は、同一水平面内において左右方向に間隔をおいて並列状に配置されかつ前後方向に伸びる複数の直管部(17)および隣り合う直管部(17)どうしを一体に連結するU字状屈曲管部(18)を有する2つの蛇行状管部(21)が上下方向に間隔をおいて配置されたものであり、2つの蛇行状管部(21)における一端の直管部(17)どうしが、U字状屈曲管部(18A)により一体に連結されている。このような溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)は、溶接継ぎ目の無い1本のアルミニウム製パイプを曲げることにより、並列状に配置されかつ前後方向に伸びる複数の直管部(17)および隣り合う直管部(17)どうしを一体に連結するU字状屈曲管部(18)よりなり、かつ同一水平面内に配置された2つの蛇行状管部(21)と、2つの蛇行状管部(21)の一端の直管部(17)どうしを一体に連結する屈曲用直管部(23)とからなる半製品(22)を形成し(図5参照)、さらに半製品(22)を、屈曲用直管部(23)の部分で上下に曲げて屈曲管部(18A)とすることにより形成されている。
各プレートフィン(19)の上側部分および下側部分に、それぞれ上下両縁から切り欠き(24)が形成されている。切り欠き(24)の開口端の幅は溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)の外径よりも大きく、かつ奥に向かって徐々に幅狭となってパイプ(16)の外径よりも小さくなり、さらに最奥部に、パイプ(16)の外径と等しい内径を有する優弧状パイプ保持部(24a)が形成されている。上側部分および下側部分の切り欠き(24)の数は、溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)の各蛇行状管部(21)の直管部(17)の数と等しくなっている。そして、各プレートフィン(19)の切り欠き(24)のパイプ保持部(24a)内に、溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)の直管部(17)が圧入されることにより加温ユニット(14)が形成されている。切り欠き(24)内への直管部(17)の圧入は、図5に示す半製品を屈曲用直管部(17)で曲げる際に同時に行われる。
出口端加温ユニット(15)は、1つの水平面内において左右方向に間隔をおいて並列状に配置されかつ前後方向に伸びる複数の直管部、および隣り合う直管部どうしを一体に連結するU字状屈曲管部を有する1つのアルミニウム製溶接継ぎ目無し蛇行状パイプ(25)と、前後方向に間隔をおいて並列状に配置されかつ蛇行状パイプ(25)のすべての直管部に跨るように取り付けられた複数のアルミニウム製プレートフィン(26)とよりなる。蛇行状パイプ(25)は、加温ユニット(14)の溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)の1つの蛇行状管部(21)と同じ構成である。すべてのプレートフィン(26)の上側部分に、上縁から切り欠き(27)が形成されている。切り欠き(27)は、加温ユニット(14)のプレートフィン(19)の切り欠き(24)と同じ構成であり、最奥部にパイプ保持部(27a)を有している。切り欠き(27)の数は、蛇行状パイプ(25)の直管部の数と等しくなっている。そして、各プレートフィン(26)の切り欠き(27)内に、蛇行状パイプ(25)の直管部が圧入されることにより出口端加温ユニット(15)が形成されている。
ここで、各プレートフィン(19)(26)の水平面に対する角度は45〜90度であることが好ましい。この角度が上記範囲外であると、自然対流による隣り合うプレートフィン(19)(26)間での通風性およびプレートフィン(19)(26)の表面に発生した結露水の排水性が低下するおそれがある。また、隣り合うプレートフィン(19)(26)間の間隔であるすべてのプレートフィン(19)(26)のフィンピッチは10〜50mmであることが好ましい。このフィンピッチが上記範囲外であると、自然対流による隣り合うプレートフィン(19)(26)間での通風性およびプレートフィン(19)(26)の表面に発生した結露水の排水性が低下するおそれがある。
隣り合う加温ユニット(14)の溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)の端部どうしは、たとえば溶接により接続されている。なお、この接続部分において、両溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)のうちの少なくともいずれか一方が曲げられることによりにより略U字状の屈曲管部(28)が形成されている。上端の加温ユニット(14)の溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)の一端は、中間ヘッダ管(9)の前端部に接続されている。下端の加温ユニット(14)の溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)の一端は、出口端加温ユニット(15)の蛇行状パイプ(25)の一端に接続されている。なお、この接続部分において、溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)および蛇行状パイプ(25)のうちの少なくともいずれか一方が曲げられることによりにより略U字状の屈曲管部(29)が形成されている。また、出口端加温ユニット(15)の蛇行状パイプ(25)の他端にはガス出口(31)が形成されている。
そして、すべての加温ユニット(14)の継ぎ目無し屈曲パイプ(16)および出口端加温ユニット(15)の蛇行状パイプ(25)により加温部(3)のガス流通管(32)が構成され、溶接継ぎ目無し屈曲パイプ(16)の直管部(17)および蛇行状パイプ(25)の直管部がガス流通管(32)の直線状部分となり、同じく屈曲管部(18)(18A)(28)(29)が曲線状部分となっている。
上記構成の空温式液化ガス気化器(1)において、貯蔵タンクに貯蔵されていた液化ガスはガス入口(12)から入口ヘッダ管(11)内に送り込まれ、入口ヘッダ管(11)を通って各蒸発ユニット(4)の下マニホルド管(6)内に流入する。下マニホルド管(6)内に流入した液化ガスは全てのフィン付き直管(7)に分流し、フィン付き直管(7)内を上方に流れる間に大気と熱交換して再ガス化し、上マニホルド管(5)内に流入する。上マニホルド管(5)内に流入したガスは、中間ヘッダ管(9)を経て加温部(3)のガス流通管(32)に流入し、ガス流通管(32)内を流れる間に、加温ユニット(14)および出口端加温ユニット(15)のプレートフィン(19)(26)を介して大気と熱交換し、所定温度、たとえば0℃以上に加温される。加温されたガスは、ガス出口(31)から送り出される。
上記実施形態においては、プレートフィン(19)(26)は左右方向に並んで配置されているが、これに限定されるものではなく、前後方向に並んで配置されていてもよく、あるいは前方に向かって左右いずれかに傾斜した方向に並んで配置されていてもよい。
この発明による空温式液化ガス気化器の実施形態を示す正面図である。 同じく右側面図である。 同じく一部切り欠き平面図である。 加温ユニットを示す一部を省略した斜視図である。 加温ユニットの溶接継ぎ目無し屈曲パイプを形成するための半製品を示す斜視図である。
符号の説明
(1):空温式液化ガス気化器
(2):蒸発部
(3):加温部
(4):蒸発ユニット
(5):上マニホルド管
(6):下マニホルド管
(7):フィン付き直管
(9):中間ヘッダ管
(14):加温ユニット
(15):出口端加温ユニット
(16):溶接継ぎ目無し屈曲パイプ
(17):直管部
(18)(18A):屈曲管部
(19)(26):プレートフィン
(21):蛇行状管部
(24)(27):切り欠き
(25):蛇行状パイプ
(32):ガス流通管

Claims (12)

  1. 蒸発部および加温部を備えており、加温部が、ガス流通管と、ガス流通管に取り付けられた複数のプレートフィンとを有している空温式液化ガス気化器。
  2. プレートフィンの水平面に対する角度が45〜90度である請求項1記載の空温式液化ガス気化器。
  3. すべてのプレートフィンのフィンピッチが10〜50mmである請求項1または2記載の空温式液化ガス気化器。
  4. 加温部のガス流通管の全体が、複数の横向き直線状部分と、すべての直線状部分内をガスが順次流通するように隣り合う直線状部分どうしを連結する複数の曲線状部分とよりなる1本の管状体からなり、ガス流通管の直線状部分の周囲にプレートフィンが取り付けられている請求項1〜3のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
  5. 加温部のガス流通管を構成する管状体が、溶接継ぎ目の無い1本のパイプを曲げることにより形成され、かつ複数の直管部および隣り合う直管部どうしを連結する屈曲管部よりなる溶接継ぎ目無し屈曲パイプを、複数接続することにより形成されている請求項4記載の空温式液化ガス気化器。
  6. 各溶接継ぎ目無し屈曲パイプが、同一水平面内において並列状に配置された複数の直管部および隣り合う直管部どうしを一体に連結する屈曲管部を有し、かつ上下方向に間隔をおいて配置された2つの蛇行状管部を備えており、各溶接継ぎ目無し屈曲パイプのすべての直管部に跨るようにプレートフィンが取り付けられている請求項5記載の空温式液化ガス気化器。
  7. 各溶接継ぎ目無し屈曲パイプの2つの蛇行状管部における一端の直管部どうしが、U字状屈曲管部により一体に連結されている請求項6記載の空温式液化ガス気化器。
  8. 各プレートフィンの上側部分および下側部分に、それぞれ上下両縁から切り欠きが形成されており、各プレートフィンの切り欠き内に、各溶接継ぎ目無し屈曲パイプの直管部が圧入されている請求項6または7記載の空温式液化ガス気化器。
  9. 各溶接継ぎ目無し屈曲パイプと各溶接継ぎ目無し屈曲パイプに取り付けられたプレートフィンとにより加温ユニットが形成され、複数の加温ユニットが上下方向に並べられるとともに、隣り合う加温ユニットの溶接継ぎ目無し屈曲パイプどうしが接続されることにより加温部が構成されている請求項6〜8のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
  10. 下端の加温ユニットの下方に、1つの水平面内において並列状に配置された複数の直管部を有する蛇行状パイプおよび蛇行状パイプのすべての直管部に跨るように取り付けられた複数の並列状プレートフィンよりなる出口端加温ユニットが配置され、出口端加温ユニットの蛇行状パイプの一端が下端の加温ユニットの溶接継ぎ目無し屈曲パイプに接続され、同じく他端にガス出口が形成されている請求項9記載の空温式液化ガス気化器。
  11. 蒸発部が、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配置された1対の直管状マニホルド管と、両マニホルド管間にマニホルド管の長さ方向に間隔をおいて配置されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続された複数のフィン付き直管とよりなる蒸発ユニットを、マニホルド管およびフィン付き直管と直交する方向に並列状に複数配置することにより構成されており、すべての蒸発ユニットの上マニホルド管の加温部側端部が1つの中間ヘッダ管に接続され、加温部のガス流通管の一端が中間ヘッダ管に接続されている請求項1〜10のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
  12. 蒸発部のマニホルド管およびフィン付き直管と、中間ヘッダ管と、加温部のガス流通管およびプレートフィンがそれぞれアルミニウムからなる請求項11記載の空温式液化ガス気化器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100728468B1 (ko) * 2005-12-30 2007-06-13 동부제강주식회사 고내열 특성이 부여된 크롬프리 무기계 조성물 및 이를코팅한 도금강판의 제조방법
CN102022615A (zh) * 2010-08-26 2011-04-20 宣铭雨 一种lpg空温式汽化器
US20120291998A1 (en) * 2011-05-16 2012-11-22 Anderson Timothy D Microchannel hybrid evaporator
JP2012229860A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Tokyo Gas Chemicals Co Ltd 結合型液化天然ガス気化器

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