JP2004044750A - 空温式液化ガス気化器および蒸発ユニット - Google Patents

空温式液化ガス気化器および蒸発ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2004044750A
JP2004044750A JP2002205720A JP2002205720A JP2004044750A JP 2004044750 A JP2004044750 A JP 2004044750A JP 2002205720 A JP2002205720 A JP 2002205720A JP 2002205720 A JP2002205720 A JP 2002205720A JP 2004044750 A JP2004044750 A JP 2004044750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manifold
liquefied gas
finned
tube
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002205720A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shioda
塩田 浩
Takayuki Watanabe
渡邉 貴之
Takashi Hirayama
平山 貴司
Masahiko Okamura
岡村 昌彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Engineering Co Ltd
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Osaka Gas Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK, Osaka Gas Engineering Co Ltd filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2002205720A priority Critical patent/JP2004044750A/ja
Publication of JP2004044750A publication Critical patent/JP2004044750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/04Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
    • F28D1/053Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being straight
    • F28D1/05316Assemblies of conduits connected to common headers, e.g. core type radiators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/12Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
    • F28F1/14Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending longitudinally
    • F28F1/16Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending longitudinally the means being integral with the element, e.g. formed by extrusion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/42Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being both outside and inside the tubular element

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

【課題】下マニホルド管からフィン付き管への液化ガスの分流を均一化しうる空温式液化ガス気化器を提供する。
【解決手段】蒸発部および加温部を備えており、蒸発部を、蒸発ユニットをマニホルド管およびフィン付き管と直交する方向に並列状に複数配置することにより構成する。蒸発ユニットは、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配された1対のマニホルド管7と、両マニホルド管7間にマニホルド管の長さ方向に間隔をおいて配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続された複数のフィン付き管8とよりなる。下マニホルド管7の内径をD、フィン付き管8の内径をdとした場合、D≧30mm、d≧24mm、D/d≧1.25という関係を満たすような寸法とする。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液化ガスを再ガス化する空温式液化ガス気化器およびこれに用いられる蒸発ユニットに関する。
【0002】
この明細書において、図1の上下を上下というものとする。
【0003】
【従来の技術】
たとえば天然ガス、酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、水素、炭酸ガス、メタン、プロパン、エチレンなどのガスは、輸送時や貯蔵時には、タンクの容量を小さくするために液化した状態で蓄えられている。そして、需要に応じて空温式液化ガス気化器により再ガス化されて使用されるようになっている。
【0004】
従来、このような空温式液化ガス気化器としては、蒸発部および加温部を備えており、蒸発部が、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配された1対のマニホルド管と、両マニホルド管間に配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続されたフィン付き管とよりなる蒸発ユニットを、マニホルド管およびフィン付き管と直交する方向に並列状に複数配置することにより構成されており、各蒸発ユニットの下マニホルド管内にその一端から流入した液化ガスが、全てのフィン付き管に分流した後フィン付き管を通って上マニホルド管内に流入し、上マニホルド管における下マニホルド管への流入側端部とは反対側の端部から加温部に流出するようになされたものが知られている(たとえば特開2000−39099号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の空温式液化ガス気化器では、各蒸発ユニットにおいて、下マニホルド管から全てのフィン付き管への分流が均一に行われず、次のような問題が生じることが判明した。
【0006】
すなわち、下マニホルド管から全てのフィン付き管への分流が不均一な場合、各フィン付き管への着霜量が不均一になって蒸発性能の差が生じ、気化器全体の性能が低下する。また、各フィン付き管内の液面の高さが異なったものとなり、液面が高くなったフィン付き管の温度が他のフィン付き管に比べて低くなって熱収縮量が大きくなり、上下のマニホルド管における熱収縮量の大きなフィン付き管との溶接部において比較的大きな歪みが発生するという問題がある。
【0007】
この発明の目的は、上記問題を解決し、下マニホルド管からフィン付き管への液化ガスの分流を均一化しうる空温式液化ガス気化器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決すべく種々検討を重ねた結果、下マニホルド管からフィン付き管への液化ガスの分流は、下マニホルド管の内径、フィン付き管の内径、およびフィン付き管の内径に対する下マニホルド管の比の影響を受けることを見出した。
【0008】
この発明は、このような知見に基づいて完成されたものである。
【0009】
請求項1の発明による空温式液化ガス気化器は、蒸発部および加温部を備えており、蒸発部が、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配された1対のマニホルド管と、両マニホルド管間にマニホルド管の長さ方向に間隔をおいて配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続された複数のフィン付き管とよりなる蒸発ユニットを、マニホルド管およびフィン付き管と直交する方向に並列状に複数配置することにより構成されている空温式液化ガス気化器において、下マニホルド管の内径をD、フィン付き管の内径をdとした場合、D≧30mm、d≧24mm、D/d≧1.25という関係を満たすような寸法となされているものである。
【0010】
請求項1の発明において、下マニホルド管の内径をD、フィン付き管の内径をdとした場合のD≧30mm、d≧24mm、D/d≧1.25という関係は、発明者等が行った種々の検討の結果得られたものである。
【0011】
請求項1の発明の空温式液化ガス気化器によれば、下マニホルド管の内径をD、フィン付き管の内径をdとした場合、D≧30mm、d≧24mm、D/d≧1.25という関係を満たすような寸法となされているので、下マニホルド管からフィン付き管への液化ガスの分流を均一化することが可能になる。
【0012】
請求項2の発明による空温式液化ガス気化器は、請求項1の発明において、下マニホルド管の内径Dが32mm以上となされているものである。
【0013】
請求項3の発明による空温式液化ガス気化器は、請求項1または2の発明において、フィン付き管の内径dが25mm以上となされているものである。
【0014】
請求項2および3の発明によれば、下マニホルド管からフィン付き管への液化ガスの分流の均一化を一層促進することができる。
【0015】
請求項4の発明による空温式液化ガス気化器は、請求項1〜3のうちのいずれかの発明において、下マニホルド管の内径Dの上限が57mmとなされているものである。
【0016】
請求項5の発明による空温式液化ガス気化器は、請求項1〜4のうちのいずれかの発明において、フィン付き管の内径dの上限が40mmとなされているものである。
【0017】
請求項6の発明による空温式液化ガス気化器は、請求項1〜5のうちのいずれかの発明において、1つの蒸発ユニットにおけるフィン付き管の数が8〜10となされているものである。
【0018】
請求項7の発明による空温式液化ガス気化器の運転方法は、請求項1〜6のうちのいずれかの空温式液化ガス気化器において、請求項1〜6のうちのいずれかの空温式液化ガス気化器において、各蒸発ユニットの下マニホルド管内にその一端から液化ガスを流入させ、全てのフィン付き管に分流させた後フィン付き管を通って上マニホルド管内に流入させ、上マニホルド管における下マニホルド管への流入側端部とは反対側の端部から加温部に流出させるものである。
【0019】
この場合、下マニホルド管からフィン付き管への液化ガスの分流を均一化が顕著になる。
【0020】
請求項8の発明による蒸発ユニットは、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配された1対のマニホルド管と、両マニホルド管間にマニホルド管の長さ方向に間隔をおいて配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続された複数のフィン付き管とよりなり、下マニホルド管の内径をD、フィン付き管の内径をdとした場合、D≧30mm、d≧24mm、D/d≧1.25という関係を満たすような寸法となされているものである。
【0021】
請求項9の発明による蒸発ユニットは、請求項8の発明において、フィン付き管の数が8〜10となされているものである。
【0022】
請求項10の発明による蒸発ユニットは、請求項8または9の発明において、下マニホルド管の一端開口が入口となされ、上マニホルド管における下マニホルド管の入口とは反対側の端部の開口が出口となされているものである。
【0023】
【発明の実施形態】
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0024】
図1および図2は空温式液化ガス気化器の全体構成を示し、図3および図4はその要部の構成を示す。なお、以下の説明において、図1の左右を左右というものとする。また、図2の下側を前、上側を後というものとする。また、以下の説明において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
【0025】
図1および図2において、空温式液化ガス気化器(1)は、複数の蒸発ユニット(3)を前後方向に間隔をおいて並列状に配置してなる蒸発部(2)と、複数のフィン付き蛇行管(5)を前後方向に間隔をおいて並列状に配置してなる加温部(4)とを備えている。
【0026】
図3に示すように、蒸発ユニット(3)は、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配されかつ左右方向に伸びる1対のアルミニウム製マニホルド管(6)(7)と、両マニホルド管(6)(7)間にマニホルド管(6)(7)の長さ方向(左右方向)に間隔をおいて配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管(6)(7)に接続されたアルミニウム製フィン付き管(8)とよりなる。したがって、蒸発部(2)は、複数の蒸発ユニット(3)を、マニホルド管(6)(7)およびフィン付き管(8)と直交する方向に並列状に配置することにより構成されている。
【0027】
蒸発ユニット(3)の上マニホルド管(6)の両端には外向きフランジ(6a)が固定されており、外向きフランジ(6a)に適当なシール材を介してめくらフランジ(9)を着脱自在に固定することにより、上マニホルド管(6)の両端開口が閉鎖されている。前側の半分の蒸発ユニット(3)における下マニホルド管(7)の左端、および後側の半分の蒸発ユニット(3)における下マニホルド管(7)の左端は、前後方向に間隔をおいて配されかつ前後方向に伸びる入口ヘッダ管(11)に接続されている。入口ヘッダ管(11)には分流管(12)が接続されており、分流管(12)の中央部に入口(13)が形成されている。下マニホルド管(7)の右端には外向きフランジ(7a)が固定されており、外向きフランジ(7a)に適当なシール材を介してめくらフランジ(14)を着脱自在に固定することにより、下マニホルド管(7)の右端開口が閉鎖されている。
【0028】
蒸発ユニット(3)のフィン付き管(8)は、たとえばアルミニウム押出形材からなるものであり、外周面に上下方向に伸びる複数のフィン(8a)が放射状に一体に形成され、内周面に上下方向に伸びる複数の凸条からなるインナーフィン(8b)が周方向に間隔をおいて一体に形成されたものである(図4参照)。なお、インナーフィン(8b)は必ずしも必要としない。各蒸発ユニット(3)において、左右方向に隣接するフィン付き管(8)のフィン(8a)は、上下両端部において連結部材(15)により連結されている。連結部材(15)は、熱の影響により上下マニホルド管(7)が長さ方向に伸縮した場合にこれを吸収しうるように、たとえば横断面S字状となされている。
【0029】
図4に示すように、各蒸発ユニット(3)の下マニホルド管(7)の内径をD、フィン付き管(8)の内径をdとした場合、D≧30mm、d≧24mm、D/d≧1.25という関係を満たすような寸法となされている。なお、フィン付き管(8)の内径dは、インナーフィン(8b)が形成されていない部分の内径である。下マニホルド管(7)の内径Dは32mm以上、フィン付き管(8)の内径dは25mm以上であることが好ましい。また、下マニホルド管(7)の内径Dの上限は57mm、フィン付き管(8)の内径dの上限は40mmであることが好ましい。さらに、1つの蒸発ユニット(3)におけるフィン付き管(8)の数が8〜10となされていることが好ましい。また、上マニホルド管(6)の内径は、下マニホルド管(7)の内径Dと等しいことがある。
【0030】
加温部(4)は、各フィン付き蛇行管(5)を、前後方向に関して蒸発ユニット(3)と対応する位置に来るように、各蒸発ユニット(3)の右側に並列状に配置することにより構成されている。各フィン付き蛇行管(5)は、たとえば複数の直管状フィン付き管(16)をUベンド(17)で接続することにより形成されている。直管状フィン付き管(16)は、蒸発ユニット(3)のフィン付き管(8)と同様な構成であり、隣接する直管状フィン付き管(16)のフィン(16a)の上下両端部どうしは、連結部材(15)により連結されている。各フィン付き蛇行管(5)の一端は、各蒸発ユニット(3)の上マニホルド管(6)における右端のフィン付き管(8)よりも右方の部分に接続され、同じく他端は、加温部(4)の下方に配された前後方向に伸びる出口ヘッダ管(18)に接続されている。出口ヘッダ管(18)の中央部に出口(19)が形成されている。
【0031】
上記構成の空温式液化ガス気化器(1)において、貯蔵タンクに貯蔵されていた液化ガスは入口(13)から分流管(12)を通して入口ヘッダ管(11)内に送り込まれ、入口ヘッダ管(11)を通って各蒸発ユニット(3)の下マニホルド管(7)内に流入する。下マニホルド管(7)内に流入した液化ガスは全てのフィン付き管(8)に分流し、フィン付き管(8)内を上方に流れる間に、大気と熱交換して再ガス化する。ガスは、上マニホルド管(6)を経て加温部(4)のフィン付き蛇行管(5)に流入し、フィン付き蛇行管(5)内を流れる間に、大気と熱交換して所定温度、たとえば0℃以上に加温される。加温されたガスは出口ヘッダ管(18)内に流入し、出口(19)から送り出される。
【0032】
次に、各蒸発ユニット(3)の下マニホルド管(7)の内径D、フィン付き管(8)の内径dおよびD/dの関係を求めるために行った実験結果を示す。
【0033】
まず、表1に示す7種類の蒸発ユニット(3)を使用するとともに、流体として、メタン(圧力0.81MPa、温度−162℃、密度425.7kg/m、粘度119.5μPa/s)を使用した。
【0034】
【表1】
Figure 2004044750
【0035】
そして、1つの蒸発ユニット(3)における各フィン付き管(8)を流れる流量を、総流量に対する割合で求めた。このような実験を、総流量1000kg/Hおよび600kg/Hの場合についてそれぞれ行った。総流量1000kg/Hの場合の結果を表2に、総流量600kg/Hの場合の結果を表3にそれぞれ示す。表2および表3におけるフィン付き管(8)の番号は、下マニホルド管(7)の入口ヘッダ管(11)への接続側、すなわち入口側から順番に付した番号である。
【0036】
【表2】
Figure 2004044750
【0037】
【表3】
Figure 2004044750
【0038】
表2および表3に示す結果から、各蒸発ユニット(3)の下マニホルド管(7)の内径D≧30mm、フィン付き管(8)の内径d≧24mm、およびD/d≧1.25という関係を満たし、さらにフィン付き管(8)の本数が8本および10本の場合に、各フィン付き管(8)への分流が均一化されていることが判明した。
【0039】
【発明の効果】
請求項1〜6の発明の空温式液化ガス気化器によれば、各蒸発ユニットにおいて下マニホルド管から各フィン付き管への液化ガスの分流が均一化されるので、各フィン付き管への着霜量が均一になって蒸発性能が均一化され、気化器全体の性能が向上する。また、各蒸発ユニットにおいて下マニホルド管から各フィン付き管への液化ガスの分流が均一化されるので、各フィン付き管内の液面の高さも均一化され、各フィン付き管の温度差が小さくなる。その結果、各フィン付き管の熱収縮量が均一化され、上下のマニホルド管におけるフィン付き管との溶接部において大きな歪みが発生することが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による空温式液化ガス気化器を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】フィン付き管のフィンを省略して蒸発ユニットを示す正面図である。
【図4】下マニホルド管とフィン付き管との接合部を拡大して示す一部切り欠き斜視図である。
【符号の説明】
(1):空温式液化ガス気化器
(2):蒸発部
(3):蒸発ユニット
(4):加温部
(6):上マニホルド管
(7):下マニホルド管
(8):フィン付き管
D:下マニホルド管の内径
d:フィン付き管の内径

Claims (10)

  1. 蒸発部および加温部を備えており、蒸発部が、上下方向に間隔をおいて互いに平行に配された1対のマニホルド管と、両マニホルド管間にマニホルド管の長さ方向に間隔をおいて配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続された複数のフィン付き管とよりなる蒸発ユニットを、マニホルド管およびフィン付き管と直交する方向に並列状に複数配置することにより構成されている空温式液化ガス気化器において、
    下マニホルド管の内径をD、フィン付き管の内径をdとした場合、D≧30mm、d≧24mm、D/d≧1.25という関係を満たすような寸法となされている空温式液化ガス気化器。
  2. 下マニホルド管の内径Dが32mm以上となされている請求項1記載の空温式液化ガス気化器。
  3. フィン付き管の内径dが25mm以上となされている請求項1または2記載の空温式液化ガス気化器。
  4. 下マニホルド管の内径Dの上限が57mmとなされている請求項1〜3のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
  5. フィン付き管の内径dの上限が40mmとなされている請求項1〜4のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
  6. 1つの蒸発ユニットにおけるフィン付き管の数が8〜10となされている請求項1〜5のうちのいずれかに記載の空温式液化ガス気化器。
  7. 請求項1〜6のうちのいずれかの空温式液化ガス気化器において、各蒸発ユニットの下マニホルド管内にその一端から液化ガスを流入させ、全てのフィン付き管に分流させた後フィン付き管を通って上マニホルド管内に流入させ、上マニホルド管における下マニホルド管への流入側端部とは反対側の端部から加温部に流出させる空温式液化ガス気化器の運転方法。
  8. 上下方向に間隔をおいて互いに平行に配された1対のマニホルド管と、両マニホルド管間にマニホルド管の長さ方向に間隔をおいて配されかつ上下両端部がそれぞれ両マニホルド管に接続された複数のフィン付き管とよりなり、下マニホルド管の内径をD、フィン付き管の内径をdとした場合、D≧30mm、d≧24mm、D/d≧1.25という関係を満たすような寸法となされている蒸発ユニット。
  9. フィン付き管の数が8〜10となされている請求項8記載の蒸発ユニット。
  10. 下マニホルド管の一端開口が入口となされ、上マニホルド管における下マニホルド管の入口とは反対側の端部の開口が出口となされている請求項8または9記載の蒸発ユニット。
JP2002205720A 2002-07-15 2002-07-15 空温式液化ガス気化器および蒸発ユニット Pending JP2004044750A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002205720A JP2004044750A (ja) 2002-07-15 2002-07-15 空温式液化ガス気化器および蒸発ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002205720A JP2004044750A (ja) 2002-07-15 2002-07-15 空温式液化ガス気化器および蒸発ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004044750A true JP2004044750A (ja) 2004-02-12

Family

ID=31710947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002205720A Pending JP2004044750A (ja) 2002-07-15 2002-07-15 空温式液化ガス気化器および蒸発ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004044750A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202652A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Tokyo Electric Power Co Inc:The 液化天然ガスの気化器伝熱管
CN101949659A (zh) * 2010-08-08 2011-01-19 姚光纯 高效u形热交换器
CN104089499A (zh) * 2014-06-27 2014-10-08 龙口丛林中德车体系统工程有限公司 液化天然气汽化器及其生产设备和方法
CN110631392A (zh) * 2019-10-08 2019-12-31 唐伟明 新型空温式汽化器
KR102497304B1 (ko) * 2022-10-13 2023-02-07 (주)거봉한진 액화 암모니아용 자연대류식 기화장치
KR102497303B1 (ko) * 2022-10-13 2023-02-07 (주)거봉한진 액화 석유가스용 자연대류식 기화장치

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202652A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Tokyo Electric Power Co Inc:The 液化天然ガスの気化器伝熱管
CN101949659A (zh) * 2010-08-08 2011-01-19 姚光纯 高效u形热交换器
CN104089499A (zh) * 2014-06-27 2014-10-08 龙口丛林中德车体系统工程有限公司 液化天然气汽化器及其生产设备和方法
CN110631392A (zh) * 2019-10-08 2019-12-31 唐伟明 新型空温式汽化器
KR102497304B1 (ko) * 2022-10-13 2023-02-07 (주)거봉한진 액화 암모니아용 자연대류식 기화장치
KR102497303B1 (ko) * 2022-10-13 2023-02-07 (주)거봉한진 액화 석유가스용 자연대류식 기화장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3946398B2 (ja) 中間媒体式気化器及び当該気化器を用いた天然ガスの供給方法
EP0912868B1 (fr) Installation d'echange thermique entre au moins trois fluides
JP5155150B2 (ja) アキシャル型熱交換器
KR101006276B1 (ko) 열교환기
TW445366B (en) Assembly body of heat exchange coils
JP5120567B2 (ja) 空温式液化ガス気化器
JP2004044750A (ja) 空温式液化ガス気化器および蒸発ユニット
JP2016008767A (ja) 熱交換器
JP4185717B2 (ja) 空温式液化ガス気化器
JP2005156141A (ja) 空温式液化ガス気化器
JP7467028B2 (ja) 低温液化ガス気化器、冷却システム及び気化器における着氷抑制方法
JP4904130B2 (ja) 空温式液化ガス気化器及び液化ガスの気化方法
JP2004036703A (ja) 流体流通装置および空温式液化ガス気化器
JP2011052744A (ja) 空温式液化ガス気化器
JP2005069304A (ja) 空温式液化ガス気化器
JP2000266484A (ja) 熱交換器
JP2005003347A (ja) フィン付き蛇行管およびこれを用いた空温式液化ガス気化器
JP4181250B2 (ja) 天然ガス昇温方法
CN216898505U (zh) 热交换装置
JP2005003194A (ja) 空温式液化ガス気化器
JP3764956B2 (ja) オープンラック型気化装置
CN216898506U (zh) 热水器的烟气余热回收装置和具有其的热水器
CN218721624U (zh) 一种可减少热偏差的烟气换热装置
JP4171620B2 (ja) 流体流通装置およびその製造方法、空温式液化ガス気化器およびその製造方法
JP7372777B2 (ja) 熱交換器および空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040924

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050405

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090210