JP2011144979A - 熱交換器及びこれを用いる給湯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】場所による燃焼ガスの流量のばらつきを抑制し、熱回収量の向上及びパイプに生じる負荷の均等化を図る熱交換器及びこれを用いる給湯機を提供する。
【解決手段】燃焼ガスの流動方向に沿って複数平行に配置され、加熱しようとする水が流れるパイプ11が挿通される貫通孔12をそれぞれ備えたフィンプレート13を有し、燃焼ガスの熱を積極的に回収してパイプ11内の水を加熱する熱交換器10、及び熱交換器10を用いた給湯機16であって、フィンプレート13には、燃焼ガスの流れを遮る折り曲げ突出部39〜42、50〜53が備えられ、燃焼ガスの流量又は流速に応じて、折り曲げ突出部39〜42、50〜53を面積を異にして形成し、燃焼ガスによるパイプ11の加熱を均一化する。
【選択図】図1
【解決手段】燃焼ガスの流動方向に沿って複数平行に配置され、加熱しようとする水が流れるパイプ11が挿通される貫通孔12をそれぞれ備えたフィンプレート13を有し、燃焼ガスの熱を積極的に回収してパイプ11内の水を加熱する熱交換器10、及び熱交換器10を用いた給湯機16であって、フィンプレート13には、燃焼ガスの流れを遮る折り曲げ突出部39〜42、50〜53が備えられ、燃焼ガスの流量又は流速に応じて、折り曲げ突出部39〜42、50〜53を面積を異にして形成し、燃焼ガスによるパイプ11の加熱を均一化する。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃焼ガスを熱源にして熱交換によって水を加熱する熱交換器及びその熱交換器を用いる給湯機に関する。
従来、燃焼ガスの熱を利用してパイプ内の水を加熱する熱交換器として、パイプに複数のフィンプレートを取り付け、燃焼ガスの熱を効率的にパイプに伝導するものが製品化されている。
そして、特許文献1において、フィンプレートに、複数の突出部(バーリング)を設けて、燃焼ガスの熱回収率を高める熱交換器が提案されている。突出部は、燃焼ガスの進行を制限し、燃焼ガスの流れを阻害して燃焼ガスがパイプの配置領域を通過する時間を長くすると共に、フィンプレートに燃焼ガスの進行方向に直交して配置された部分を設け、熱回収率の上昇を図っている。なお、熱交換器の下部には、バーナ及びファンが設けられ、バーナはファンの送風により空気を供給されて可燃性の燃料を燃焼し、燃焼ガスの発生を行っている。
そして、特許文献1において、フィンプレートに、複数の突出部(バーリング)を設けて、燃焼ガスの熱回収率を高める熱交換器が提案されている。突出部は、燃焼ガスの進行を制限し、燃焼ガスの流れを阻害して燃焼ガスがパイプの配置領域を通過する時間を長くすると共に、フィンプレートに燃焼ガスの進行方向に直交して配置された部分を設け、熱回収率の上昇を図っている。なお、熱交換器の下部には、バーナ及びファンが設けられ、バーナはファンの送風により空気を供給されて可燃性の燃料を燃焼し、燃焼ガスの発生を行っている。
しかしながら、特許文献1の熱交換器は、ファンの配置場所やファンの性質等により、パイプの配置領域内の異なる場所で燃焼ガスの流量に大きなばらつきがあり、熱交換器全体の熱回収量を低下させていた。
更に、パイプは、燃焼ガスからの熱伝導量が場所によって異なるので、パイプにかかる負荷が場所によって大きくなり、パイプの寿命を短くするという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、場所による燃焼ガスの流量のばらつきを抑制し、熱回収量の向上及びパイプに生じる負荷の均等化を図る熱交換器及びこれを用いる給湯機を提供することを目的とする。
更に、パイプは、燃焼ガスからの熱伝導量が場所によって異なるので、パイプにかかる負荷が場所によって大きくなり、パイプの寿命を短くするという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、場所による燃焼ガスの流量のばらつきを抑制し、熱回収量の向上及びパイプに生じる負荷の均等化を図る熱交換器及びこれを用いる給湯機を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る熱交換器は、燃焼ガスの流動方向に沿って複数平行に配置され、加熱しようとする水が流れるパイプが挿通される貫通孔をそれぞれ備えたフィンプレートを有し、前記燃焼ガスの熱を積極的に回収して前記パイプ内の水を加熱する熱交換器であって、前記フィンプレートには、前記燃焼ガスの流れを遮る折り曲げ突出部が複数備えられ、前記燃焼ガスの流量又は流速に応じて、前記折り曲げ突出部を面積を異にして形成し、前記燃焼ガスによる前記パイプの加熱を均一化する。
第1の発明に係る熱交換器において、前記折り曲げ突出部の面積は、該折り曲げ突出部の高さ及び/又は幅を変えて調整されることができる。
第1の発明に係る熱交換器において、前記燃焼ガスの流れ方向の異なる箇所に配置された前記折り曲げ突出部は、前記燃焼ガスを遮る面積が異なることができる。
第1の発明に係る熱交換器において、前記折り曲げ突出部はバーリング加工によって形成されることができる。
前記目的に沿う第2の発明に係る給湯機は、第1の発明に係る熱交換器を用いる給湯機であって、前記熱交換器と、前記燃焼ガスを発生させる燃焼ガス発生装置と、前記熱交換器を通過した燃焼ガスを取り込んで、該熱交換器の前記パイプに送られる前記水を熱交換によって加熱する予熱熱交換器とを備える。
請求項1〜4記載の熱交換器は、フィンプレートに、燃焼ガスの流れを遮る折り曲げ突出部が複数備えられ、燃焼ガスの流量又は流速に応じて、折り曲げ突出部を面積を異にして形成し、燃焼ガスによるパイプの加熱を均一化するので、フィンプレート及びパイプの異なる箇所に当たる燃焼ガスの流量に大きな差が生じるのを回避でき、パイプ内の水は、燃焼ガスの熱を効率的に回収可能である。
また、パイプの特定箇所に多量の燃焼ガスが当たり大きな負荷を生じさせるのを防止でき、パイプの寿命を長くすることが可能である。
また、パイプの特定箇所に多量の燃焼ガスが当たり大きな負荷を生じさせるのを防止でき、パイプの寿命を長くすることが可能である。
特に、請求項2記載の熱交換器は、折り曲げ突出部の面積が、折り曲げ突出部の高さ及び/又は幅を変えて調整されているので、燃焼ガスの流量の多い場所(流速が大及び/又は流量が大)に、高さの高い及び/又は幅広の折り曲げ突出部を配置し、その他の場所に高さの低い及び/又は幅の狭い折り曲げ突出部を配置することによって、燃焼ガスの流量の均一化を安定的に行うことが可能である。
請求項3記載の熱交換器は、燃焼ガスの流れ方向の異なる箇所に折り曲げ突出部が配置されているので、燃焼ガスの流速を燃焼ガスの流れ方向の異なる箇所で満遍なく遅くするので、燃焼ガスの熱回収率を高めることが可能である。
また、燃焼ガスの流れ方向の異なる箇所に配置された折り曲げ突出部は、燃焼ガスを遮る面積が異なるので、燃焼ガスの減速効果を燃焼ガスの流れ方向の異なる箇所で変えることができ、燃焼ガスの速度を細やかに調整可能である。
また、燃焼ガスの流れ方向の異なる箇所に配置された折り曲げ突出部は、燃焼ガスを遮る面積が異なるので、燃焼ガスの減速効果を燃焼ガスの流れ方向の異なる箇所で変えることができ、燃焼ガスの速度を細やかに調整可能である。
請求項4記載の熱交換器は、折り曲げ突出部はバーリング加工によって形成されているので、折り曲げ突出部の形成を容易に、かつ短時間に行うことが可能である。
請求項5記載の給湯機は、請求項1〜4のいずれか1記載の熱交換器を用いるので、燃焼ガスの熱回収率が高く、湯を沸かすために使用する燃料の少量化が可能である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る熱交換器10は、燃焼ガスの流動方向に沿って複数平行に配置され、加熱しようとする水が流れるパイプ11が挿通される貫通孔12をそれぞれ備えたフィンプレート13を有し、燃焼ガスの熱を積極的に回収してパイプ11内の水を加熱する。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係る熱交換器10は、燃焼ガスの流動方向に沿って複数平行に配置され、加熱しようとする水が流れるパイプ11が挿通される貫通孔12をそれぞれ備えたフィンプレート13を有し、燃焼ガスの熱を積極的に回収してパイプ11内の水を加熱する。
そして、この熱交換器10は、図2に示すように、熱交換器10の下側に配置され燃焼ガスを発生させるガスバーナ装置(燃焼ガス発生装置の一例)14、及び熱交換器10の上側に配置され、熱交換器10を通過した燃焼ガスを取り込んで、熱交換によって熱交換器10に送る水を予熱する予熱熱交換器15と共に給湯機16を構成している。
給湯機16のガスバーナ装置14は、ガス供給管18を介して可燃性のガス(例えば都市ガス)が供給されるガスバーナ19を、上部が開口した筐体20内に備えている。ガスバーナ19は、ガスバーナ19の下部に配置されたファン21から供給される空気によって、可燃性のガスを燃焼し、燃焼ガスを発生させる。ガスバーナ19によって発生させられた燃焼ガスは、筐体20内を上昇し、筐体20の上部の開口部を通過して、上側の熱交換器10に送られる。
なお、本実施の形態では、ファン21としてシロッコファンを用いているが、ファンのタイプをシロッコファンに限定する必要はない。
なお、本実施の形態では、ファン21としてシロッコファンを用いているが、ファンのタイプをシロッコファンに限定する必要はない。
熱交換器10は、ガスバーナ装置14の上部に固定される上下開口の銅製の筒状枠部材23を備え、ガスバーナ装置14の筐体20から流出した燃焼ガスを筒状枠部材23の下部の開口部を通して、筒状枠部材23内に取り込むことができる(図5参照)。
筒状枠部材23は、対向配置された高さの異なる矩形の側板24、25と、側板24、25に直交して配置された側板26、27とを有し、平面視して矩形に形成されている。
一方側の側板24は、他方側の側板25より高く形成され、側板26、27は、上端が、側板24から側板25の方向に下向きに傾斜している。
筒状枠部材23は、対向配置された高さの異なる矩形の側板24、25と、側板24、25に直交して配置された側板26、27とを有し、平面視して矩形に形成されている。
一方側の側板24は、他方側の側板25より高く形成され、側板26、27は、上端が、側板24から側板25の方向に下向きに傾斜している。
また、筒状枠部材23には、上部及び下部に鍔板部28、29がそれぞれ設けられている。鍔板部28は、側板24〜27の上端部にそれぞれ外側に向けて連続して形成された4つの矩形状の板によって構成され、鍔板部29は、側板24〜27の下端部にそれぞれ外側に向けて連続して形成された4つの矩形状の板によって構成されている。
鍔板部28、29は、予熱熱交換器15の底部に密着される面及びガスバーナ装置14の上部に密着する面をそれぞれ確保するので、筒状枠部材23は、予熱熱交換器15を安定して固定可能であり、しかも、ガスバーナ装置14に確実に固定されることができる。
そして、鍔板部28の上面は、筒状枠部材23の上端部の傾斜に合わせて、斜めに配置されており、筒状枠部材23は、予熱熱交換器15の底部を傾斜した状態(2°〜15°の傾斜角で、本実施の形態では5°)で支持している。
鍔板部28、29は、予熱熱交換器15の底部に密着される面及びガスバーナ装置14の上部に密着する面をそれぞれ確保するので、筒状枠部材23は、予熱熱交換器15を安定して固定可能であり、しかも、ガスバーナ装置14に確実に固定されることができる。
そして、鍔板部28の上面は、筒状枠部材23の上端部の傾斜に合わせて、斜めに配置されており、筒状枠部材23は、予熱熱交換器15の底部を傾斜した状態(2°〜15°の傾斜角で、本実施の形態では5°)で支持している。
筒状枠部材23の上端部内側、即ち鍔板部28の内側にはガス送出口30が形成され、筒状枠部材23内を上昇する燃焼ガスは、ガス送出口30から筒状枠部材23の上側に配置された予熱熱交換器15内に送られる。
なお、熱交換器10は、予熱熱交換器を備えない給湯機に使用することもでき、その場合、熱交換器10の上部に、ガス送出口30から流出する燃焼ガスを外部に送り出すガス排出部材が取り付けられる。ガス排出部材は、上部からガス送出口30を覆って、鍔板部28に固定され、燃焼ガスを外部に排出するガス排出口を備えて形成することができる。
なお、熱交換器10は、予熱熱交換器を備えない給湯機に使用することもでき、その場合、熱交換器10の上部に、ガス送出口30から流出する燃焼ガスを外部に送り出すガス排出部材が取り付けられる。ガス排出部材は、上部からガス送出口30を覆って、鍔板部28に固定され、燃焼ガスを外部に排出するガス排出口を備えて形成することができる。
熱交換器10には、耐熱性の補強部材31が設けられ、補強部材31は、鍔板部28の下部及び鍔板部29の上部にそれぞれ固定された上部枠体部32及び下部枠体部33と、側板24の外側部に密着配置され、上部枠体部32及び下部枠体部33を連結する垂直板部34とを有している。
補強部材31は、鍔板部28を下部から支持し、鍔板部29を上部から支持することによって、鍔板部28、29の変形を防止している。なお、上部枠体部32には、熱交換器10と予熱熱交換器15を位置合わせする上向きに突出する位置決め板部35が設けられている。
補強部材31は、鍔板部28を下部から支持し、鍔板部29を上部から支持することによって、鍔板部28、29の変形を防止している。なお、上部枠体部32には、熱交換器10と予熱熱交換器15を位置合わせする上向きに突出する位置決め板部35が設けられている。
筒状枠部材23に固定された銅製のパイプ11は、筒状枠部材23の内側に配置された複数の直線管部36、及び筒状枠部材23の外側に配置され、隣り合う直線管部36を接続する複数のU字状の連結管部37を有している。連結管部37は、側板26、27に固定され、各直線管部36が互いに平行配置されるように直線管部36を支持している。
直線管部36の軸方向を前後方向とすると、本実施の形態において、直線管部36は、左右方向に5列に並べて配置され、上下方向に3個ずつの直線管部36が配列されており、筒状枠部材23の内側には、合計15個の直線管部36が設けられている。
また、各直線管部36は、貫通孔12に挿通され、ろう付けによって、銅製のフィンプレート13に密着して固定されているので、直線管部36は、筒状枠部材23内にある燃焼ガスの熱を、熱伝導性に優れるフィンプレート13を介して効率的に回収可能である。
直線管部36の軸方向を前後方向とすると、本実施の形態において、直線管部36は、左右方向に5列に並べて配置され、上下方向に3個ずつの直線管部36が配列されており、筒状枠部材23の内側には、合計15個の直線管部36が設けられている。
また、各直線管部36は、貫通孔12に挿通され、ろう付けによって、銅製のフィンプレート13に密着して固定されているので、直線管部36は、筒状枠部材23内にある燃焼ガスの熱を、熱伝導性に優れるフィンプレート13を介して効率的に回収可能である。
図1、図3(B)、(C)に示すように、筒状枠部材23内には、複数のフィンプレート13が平行に近接して、もしくは一部を接触して配置されている。なお、図3(A)〜(C)には、各フィンプレート13と、その前後に配置されたフィンプレート13との位置を示すため3つのフィンプレート13を配置した状態を記載している。
図2、図3(A)〜(C)に示すように、フィンプレート13は、複数の貫通孔12が形成された平板状の本体板部38を備え、本体板部38は直線管部36に直交している。
各フィンプレート13の本体板部38は、前後に配置されたフィンプレート13の本体板部38と一定の間隔(本実施の形態では、1mm以上4mm以下のXmm)を有して配置されているので、燃焼ガスは、筒状枠部材23内で隣り合うフィンプレート13の本体板部38の間に生じた空間を上昇する。
図2、図3(A)〜(C)に示すように、フィンプレート13は、複数の貫通孔12が形成された平板状の本体板部38を備え、本体板部38は直線管部36に直交している。
各フィンプレート13の本体板部38は、前後に配置されたフィンプレート13の本体板部38と一定の間隔(本実施の形態では、1mm以上4mm以下のXmm)を有して配置されているので、燃焼ガスは、筒状枠部材23内で隣り合うフィンプレート13の本体板部38の間に生じた空間を上昇する。
フィンプレート13には、本体板部38の上部に、筒状枠部材23内を上昇する燃焼ガスに対して交差する方向に突出した第1の折り曲げ突出部39〜42が備えられている。第1の折り曲げ突出部39〜42は、上昇する燃焼ガスの流れを遮って、燃焼ガスの流速を遅くして、燃焼ガスが筒状枠部材23を通過する時間を長くし、パイプ11の直線管部36とフィンプレート13が燃焼ガスの熱を効率的に吸収できるようにしている。
本体板部38には、上下方向に配置された3つの貫通孔12からなる貫通孔群43が左右方向に5つ配置され、第1の折り曲げ突出部39〜42は、平面視して隣り合う貫通孔群43の各中心間の4領域に、それぞれ設けられている。
ここで、第1の折り曲げ突出部39〜42はバーリング加工によって形成され、本体板部38の上部に半円状の切欠きを形成している。
本体板部38には、上下方向に配置された3つの貫通孔12からなる貫通孔群43が左右方向に5つ配置され、第1の折り曲げ突出部39〜42は、平面視して隣り合う貫通孔群43の各中心間の4領域に、それぞれ設けられている。
ここで、第1の折り曲げ突出部39〜42はバーリング加工によって形成され、本体板部38の上部に半円状の切欠きを形成している。
第1の折り曲げ突出部39〜42は、上昇する燃焼ガスの流動方向に対して直交する左右方向の形成幅が同じであり、本実施の形態では、その形成幅Wが10〜15mmである。
そして、第1の折り曲げ突出部39、40は、第1の折り曲げ突出部41、42に比べて、突出高が高く、上昇する燃焼ガスの流動方向に直交する方向成分の突出面積が広くなるように形成されている(図3(B)参照)ので、フィンプレート13の上端部は、第1の折り曲げ突出部39、40の形成領域が、第1の折り曲げ突出部41、42の形成領域に比べて、燃焼ガスの通過可能な空間を狭くしている。
本実施の形態では、第1の折り曲げ突出部39、40及び第1の折り曲げ突出部41、42の突出高は、それぞれ0.9mm以上4mm以下のX1、及び0.5mm以上3.9mm以下のX2であり、X、X1、X2には、X≧X1>X2の関係が成立する。なお、X=X1のとき、前後に隣り合うフィンプレート13は互いに接触する。
また、第1の折り曲げ突出部39〜42の左右の形成幅Wは等しく、10〜15mmである。
そして、第1の折り曲げ突出部39、40は、第1の折り曲げ突出部41、42に比べて、突出高が高く、上昇する燃焼ガスの流動方向に直交する方向成分の突出面積が広くなるように形成されている(図3(B)参照)ので、フィンプレート13の上端部は、第1の折り曲げ突出部39、40の形成領域が、第1の折り曲げ突出部41、42の形成領域に比べて、燃焼ガスの通過可能な空間を狭くしている。
本実施の形態では、第1の折り曲げ突出部39、40及び第1の折り曲げ突出部41、42の突出高は、それぞれ0.9mm以上4mm以下のX1、及び0.5mm以上3.9mm以下のX2であり、X、X1、X2には、X≧X1>X2の関係が成立する。なお、X=X1のとき、前後に隣り合うフィンプレート13は互いに接触する。
また、第1の折り曲げ突出部39〜42の左右の形成幅Wは等しく、10〜15mmである。
そして、ファン21は、その構造により、上部に吹出す空気量が左右一定ではなく、本実施の形態では、図5に示すように、筐体20の左側領域には、右側領域に比べて、ファン21から送られる空気量が多くなる。
しかしながら、フィンプレート13の上端部は、左側領域が、右側領域と比較して燃焼ガスの通り抜け可能な空間を狭くしているので、フィンプレート13は、燃焼ガスが筐体20から筒状枠部材23内に流入した後に、フィンプレート13の配置領域の異なる箇所での上昇する燃焼ガスの流量を、均一、もしくは均一に近づけることが可能である。なお、本実施の形態では、左右方向の異なる場所での、上昇する燃焼ガスの流量の差異が20%以内になるように均一化しているが、燃焼ガスの流量及び流速の差異の上限の数値は20%に限定する必要はない。
しかしながら、フィンプレート13の上端部は、左側領域が、右側領域と比較して燃焼ガスの通り抜け可能な空間を狭くしているので、フィンプレート13は、燃焼ガスが筐体20から筒状枠部材23内に流入した後に、フィンプレート13の配置領域の異なる箇所での上昇する燃焼ガスの流量を、均一、もしくは均一に近づけることが可能である。なお、本実施の形態では、左右方向の異なる場所での、上昇する燃焼ガスの流量の差異が20%以内になるように均一化しているが、燃焼ガスの流量及び流速の差異の上限の数値は20%に限定する必要はない。
この燃焼ガスの流量の均一化により、フィンプレート13及びパイプ11の直線管部36は、燃焼ガスから吸収する熱量が場所によって大きく異なるのを回避でき、パイプ11内を流れる水は、燃焼ガスの熱を効率的に回収可能である。
また、パイプ11は、燃焼ガスの流量の偏りにより、一部の直線管部が他の直線管部に比べて、大きな負荷を受け、その一部の直線管部が短命になるのを防止している。
また、パイプ11は、燃焼ガスの流量の偏りにより、一部の直線管部が他の直線管部に比べて、大きな負荷を受け、その一部の直線管部が短命になるのを防止している。
また、本体板部38には、第1の折り曲げ突出部39〜42の下方にそれぞれ切込み44〜47が設けられ、切込み44〜47は、それぞれ本体板部38の下端部に切込み口48を形成している。また、切込み44〜47には、本体板部38の中央領域に配置された第2の折り曲げ突出部50〜53がそれぞれ設けられ、第2の折り曲げ突出部50〜53はそれぞれ、切込み44〜47の底部を形成している。
本実施の形態では、第2の折り曲げ突出部50〜53は、貫通孔群43の最上部に配置された貫通孔12、及び中央に配置された貫通孔12の各中心点の間の高さに配置され、本体板部38の中央領域に円形状の切欠きを設けている。
本実施の形態では、第2の折り曲げ突出部50〜53は、貫通孔群43の最上部に配置された貫通孔12、及び中央に配置された貫通孔12の各中心点の間の高さに配置され、本体板部38の中央領域に円形状の切欠きを設けている。
図3(C)に示すように、第2の折り曲げ突出部50〜53は、バーリング加工によって形成され、上昇する燃焼ガスに交差する方向に突出して形成されているので、切込み44〜47の切込み口48を通過し、切込み44〜47に沿って上昇した燃焼ガスを、左右方向に拡散可能である。
従って、第2の折り曲げ突出部50〜53は、それぞれ第2の折り曲げ突出部50〜53の左右に配置されたパイプ11の直線管部36に燃焼ガスの一部を衝突させて、直線管部36に対して燃焼ガスの熱を効率的に伝導するようにしている(図5参照)。
従って、第2の折り曲げ突出部50〜53は、それぞれ第2の折り曲げ突出部50〜53の左右に配置されたパイプ11の直線管部36に燃焼ガスの一部を衝突させて、直線管部36に対して燃焼ガスの熱を効率的に伝導するようにしている(図5参照)。
また、第2の折り曲げ突出部50〜53は、全て突出高が等しく、あるいは、第2の折り曲げ突出部50、51が、第2の折り曲げ突出部52、53に比べ、突出高が高く形成されている。そして、第2の折り曲げ突出部50、51の突出高が、第2の折り曲げ突出部52、53に比べて高い場合、前後に隣り合って配置されたフィンプレート13の間の燃焼ガスが通過可能な空間は、第2の折り曲げ突出部50、51の形成領域が、第2の折り曲げ突出部52、53の形成領域と比較して狭くなる。
従って、筐体20の左側領域と右側領域の間でファン21から送られる空気の流量が異なるが、筒状枠部材23の内側の左側領域と右側領域で燃焼ガスの流量及び流速の均一化を図ることが可能である。
従って、筐体20の左側領域と右側領域の間でファン21から送られる空気の流量が異なるが、筒状枠部材23の内側の左側領域と右側領域で燃焼ガスの流量及び流速の均一化を図ることが可能である。
本実施の形態では、第2の折り曲げ突出部50、51の突出高Z1及び第2の折り曲げ突出部52、53の突出高Z2は、0.5mm以上4mm以下であり、X、Z1、Z2には、X≧Z1≧Z2の関係が成立する。なお、第2の折り曲げ突出部50〜53の左右方向の形成幅は同一のW0(W0=5〜10mm)であり、第1の折り曲げ突出部39〜42の形成幅より狭い。
また、フィンプレート13には、各貫通孔群43の下位置に2つの貫通孔55が設けられているので、ガス送出口30が下部になるように熱交換器10を配置した状態で、貫通孔55に銅ろう等の硬ろうを配置し、加熱によって硬ろうを液化して、フィンプレート13の貫通孔12に挿通された直線管部36をフィンプレート13にろう付けすることができる。
また、フィンプレート13には、各貫通孔群43の下位置に2つの貫通孔55が設けられているので、ガス送出口30が下部になるように熱交換器10を配置した状態で、貫通孔55に銅ろう等の硬ろうを配置し、加熱によって硬ろうを液化して、フィンプレート13の貫通孔12に挿通された直線管部36をフィンプレート13にろう付けすることができる。
また、熱交換器10は、フィンプレート13の代わりに、左右の形成幅が異なる第1の折り曲げ突出部62〜65、第2の折り曲げ突出部71〜74を備えたフィンプレート60を用いて、筒状枠部材23内の異なる場所での、燃焼ガスの流量の均一化を図ることができる。以下、フィンプレート60について詳説する。なお、フィンプレート13と同一の構成要素については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
図4(A)〜(C)に示すように、フィンプレート60は、パイプ11の直線管部36に直交して配置され、複数の貫通孔12が形成された平板状の本体板部61を備えている。
各フィンプレート60の本体板部61は、前後に配置されたフィンプレート60の本体板部61と一定の間隔(本実施の形態では、1mm以上4mm以下のX’mm)を有して配置されている。
なお、図4(A)〜(C)には、各フィンプレート60と、その前後に配置されたフィンプレート60との位置を示すため3つのフィンプレート60を配置した状態を記載している。
各フィンプレート60の本体板部61は、前後に配置されたフィンプレート60の本体板部61と一定の間隔(本実施の形態では、1mm以上4mm以下のX’mm)を有して配置されている。
なお、図4(A)〜(C)には、各フィンプレート60と、その前後に配置されたフィンプレート60との位置を示すため3つのフィンプレート60を配置した状態を記載している。
また、フィンプレート60は、本体板部61の上端部に、筒状枠部材23内を上昇する燃焼ガスに対して交差する方向に突出した第1の折り曲げ突出部62〜65が形成され、第1の折り曲げ突出部62〜65は本体板部61の上部に半円状の切欠きを形成している。
本体板部61には、上下方向に配置された3つの貫通孔12からなる貫通孔群43が左右方向に5つ配置され、第1の折り曲げ突出部62〜65は、平面視して隣り合う貫通孔群43の各中心間の4領域に、それぞれ設けられている。
なお、第1の折り曲げ突出部62〜65はバーリング加工によって形成されている。
本体板部61には、上下方向に配置された3つの貫通孔12からなる貫通孔群43が左右方向に5つ配置され、第1の折り曲げ突出部62〜65は、平面視して隣り合う貫通孔群43の各中心間の4領域に、それぞれ設けられている。
なお、第1の折り曲げ突出部62〜65はバーリング加工によって形成されている。
第1の折り曲げ突出部62、63は、第1の折り曲げ突出部64、65に比べて、左右に広い幅を有して形成され、本実施の形態では、第1の折り曲げ突出部62、63及び第1の折り曲げ突出部64、65の左右方向の形成幅W1、W2は、それぞれ11〜16mm、10〜15mmであり、W1>W2の関係が成立する。
突出部62〜65は突出高が等しく、第1の折り曲げ突出部62、63は、第1の折り曲げ突出部64、65より、左右方向の形成幅が広いので、第1の折り曲げ突出部62、63は、第1の折り曲げ突出部64、65に比べて、上昇する燃焼ガスの流動方向に直交する方向成分の突出面積が広く形成されている(図4(B)参照)。
従って、フィンプレート60の上端部は、第1の折り曲げ突出部62、63の形成領域が、第1の折り曲げ突出部64、65の形成領域に比べて、燃焼ガスの通過可能な空間を狭くでき、フィンプレート60の配置領域を流動する燃焼ガスの流量及び流速を均一、もしくは均一に近づけることが可能である。なお、本実施の形態では、左右方向の異なる場所による燃焼ガスの流量及び流速の差異が20%以内になるように均一化しているが、燃焼ガスの流量及び流速の差異の上限の数値は20%に限定する必要はない。
また、第1の折り曲げ突出部62〜65の突出高は0.9mm以上4mm以下のX1’であり、X’、X1’には、X’≧X1’の関係が成立する。
従って、フィンプレート60の上端部は、第1の折り曲げ突出部62、63の形成領域が、第1の折り曲げ突出部64、65の形成領域に比べて、燃焼ガスの通過可能な空間を狭くでき、フィンプレート60の配置領域を流動する燃焼ガスの流量及び流速を均一、もしくは均一に近づけることが可能である。なお、本実施の形態では、左右方向の異なる場所による燃焼ガスの流量及び流速の差異が20%以内になるように均一化しているが、燃焼ガスの流量及び流速の差異の上限の数値は20%に限定する必要はない。
また、第1の折り曲げ突出部62〜65の突出高は0.9mm以上4mm以下のX1’であり、X’、X1’には、X’≧X1’の関係が成立する。
本体板部61には、第1の折り曲げ突出部62〜65の下方にそれぞれ切込み66〜69が設けられ、切込み66〜69は、それぞれ、本体板部61の下端部に切込み口70を形成している。また、切込み66〜69には、本体板部61の中央領域に配置された第2の折り曲げ突出部71〜74がそれぞれ設けられ、第2の折り曲げ突出部71〜74はそれぞれ、切込み66〜69の底部を形成している。
本実施の形態では、第2の折り曲げ突出部71〜74は、貫通孔群43の最上部に配置された貫通孔12、及び中央に配置された貫通孔12の各中心点の間の高さに配置され、本体板部61の中央領域に円形状の切欠きを設けている。
本実施の形態では、第2の折り曲げ突出部71〜74は、貫通孔群43の最上部に配置された貫通孔12、及び中央に配置された貫通孔12の各中心点の間の高さに配置され、本体板部61の中央領域に円形状の切欠きを設けている。
図4(C)に示すように、第2の折り曲げ突出部71〜74は、バーリング加工によって形成され、上昇する燃焼ガスに交差する方向に突出して形成されているので、切込み66〜69の切込み口70を通過し、切込み66〜69に沿って上昇した燃焼ガスを、左右方向に拡散可能であり、直線管部36に対して燃焼ガスの熱を効率的に伝導するようにしている。
また、第2の折り曲げ突出部71〜74は、全て左右の形成幅が等しく、あるいは、第2の折り曲げ突出部71、72が、第2の折り曲げ突出部73、74に比べ、左右の形成幅が広く形成されている。
また、第2の折り曲げ突出部71〜74は、全て左右の形成幅が等しく、あるいは、第2の折り曲げ突出部71、72が、第2の折り曲げ突出部73、74に比べ、左右の形成幅が広く形成されている。
そして、第2の折り曲げ突出部71、72の左右の形成幅が、第2の折り曲げ突出部73、74に比べて広い場合、前後に隣り合って配置されたフィンプレート60の間の燃焼ガスが通過可能な空間は、第2の折り曲げ突出部71、72の形成領域が、第2の折り曲げ突出部73、74の形成領域と比較して狭くなる。
従って、筐体20の左側領域と右側領域の間でファン21から送られる空気の流量が異なるが、筒状枠部材23の内側の左側領域と右側領域で燃焼ガスの流量及び流速の均一化を図ることが可能である。
なお、本実施の形態では、第2の折り曲げ突出部71、72及び第2の折り曲げ突出部73、74の左右方向の形成幅W3、W4は、5〜10mmであり、W1>W2>W3≧W4の関係が成立する。
また、第2の折り曲げ突出部71〜74の突出高は等しく、0.9mm以上4mm以下のZ1’であり、X’、Z1’には、X’≧Z1’の関係が成立する。
従って、筐体20の左側領域と右側領域の間でファン21から送られる空気の流量が異なるが、筒状枠部材23の内側の左側領域と右側領域で燃焼ガスの流量及び流速の均一化を図ることが可能である。
なお、本実施の形態では、第2の折り曲げ突出部71、72及び第2の折り曲げ突出部73、74の左右方向の形成幅W3、W4は、5〜10mmであり、W1>W2>W3≧W4の関係が成立する。
また、第2の折り曲げ突出部71〜74の突出高は等しく、0.9mm以上4mm以下のZ1’であり、X’、Z1’には、X’≧Z1’の関係が成立する。
図2に示すように、熱交換器10の上部には、予熱熱交換器15が配置されている。予熱熱交換器15は、高さ配置の異なる複数の予熱パイプ78を内側に備えた箱状の筐体79を有し、筐体79の下部に設けられた流入口80から、ガス送出口30を通過した燃焼ガスを筐体79内に取り込んで、予熱パイプ78内の水を予熱することができる。
予熱パイプ78は、平行配置された複数の直線部81と、左右に隣り合って配置された直線部81を連結するU字状の折返し部82を有するステンレス管によって形成されている。
筐体79の一の側面には、各予熱パイプ78に水を供給する給水管83と、各予熱パイプ78を通過した水(湯)をパイプ11に送る接続管84とが設けられているので、給水管83から供給された水は、予熱パイプ78を通って予熱された後に、接続管84を経由してパイプ11に送られ、パイプ11で加熱されて、給湯用の湯となる。
予熱パイプ78は、平行配置された複数の直線部81と、左右に隣り合って配置された直線部81を連結するU字状の折返し部82を有するステンレス管によって形成されている。
筐体79の一の側面には、各予熱パイプ78に水を供給する給水管83と、各予熱パイプ78を通過した水(湯)をパイプ11に送る接続管84とが設けられているので、給水管83から供給された水は、予熱パイプ78を通って予熱された後に、接続管84を経由してパイプ11に送られ、パイプ11で加熱されて、給湯用の湯となる。
また、予熱パイプ78の水の流入口と給水管83の間には、給水管83を通って供給される水を各予熱パイプ78に分配する中継部85が配置され、予熱パイプ78の水の流出口と接続管84の間には、各予熱パイプ78から出される水を集めて接続管84に送る中継部86が設けられている。これによって、給水管83から送られた水は、中継部85を通って、各予熱パイプ78に送られ、各予熱パイプ78を通過した水は中継部86を経由して接続管84に送られる。
筐体79には、耐熱性シール材86aを介して熱交換器10の鍔板部28に、固定された底板87が設けられ、底板87は鍔板部28の傾斜に合わせ、傾斜配置されている。底板87は、鍔板部28に固定された状態で、熱交換器10のガス送出口30の上部領域に、上側に窪んで形成された窪み領域を備えている。
そして、流入口80は、傾斜している底板87の最上部に配置されているので、ガス送出口30を通過して上昇する燃焼ガスは、底板87の窪み領域を通って流入口80から筐体79内に送られる。
そして、流入口80は、傾斜している底板87の最上部に配置されているので、ガス送出口30を通過して上昇する燃焼ガスは、底板87の窪み領域を通って流入口80から筐体79内に送られる。
筐体79内には、流入口80から筐体79内に入った燃焼ガスを上下に案内する垂直配置された整流板88、89、90が設けられ、筐体79内を流動する燃焼ガスの流路を長くしている。これによって、燃焼ガスの筐体79内を通過する時間は長くなるので、予熱パイプ78は、燃焼ガスの熱を効率的に吸収可能である。
また、筐体79には、傾斜配置された底板87の最下部となった部位の上位置に、燃焼ガスを筐体79から外に排出するガス排出口91が設けられている。
そして、底板87には、流入口80が形成された領域の反対側に円形のドレイン排出口92が形成されている。ドレイン排出口92は、予熱パイプ78の表面等に発生し、底板87に落下したドレインを排出するために設けられており、傾斜した底板87の最も低い位置に配置されている。
また、筐体79には、傾斜配置された底板87の最下部となった部位の上位置に、燃焼ガスを筐体79から外に排出するガス排出口91が設けられている。
そして、底板87には、流入口80が形成された領域の反対側に円形のドレイン排出口92が形成されている。ドレイン排出口92は、予熱パイプ78の表面等に発生し、底板87に落下したドレインを排出するために設けられており、傾斜した底板87の最も低い位置に配置されている。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、可燃性のガスの代わりに石油等の他の可燃性燃料を用いて燃焼ガスを発生させる燃焼ガス発生装置を採用してもよい。
また、フィンプレートに設けられた第1、第2の折り曲げ突出部の総数は8つに限定されず、その他の数でもよく、折り曲げ突出部の高さと共に左右の形成幅を異にして、燃焼ガスの均一化を図ることもできる。
更に、フィンプレートの中央領域に折り曲げ突出部を設けることなく、フィンプレートの上部にのみ折り曲げ突出部を設けてもよく、折り曲げ突出部は、フィンプレートの中央に円形状の貫通孔を形成するものでもよい。
例えば、可燃性のガスの代わりに石油等の他の可燃性燃料を用いて燃焼ガスを発生させる燃焼ガス発生装置を採用してもよい。
また、フィンプレートに設けられた第1、第2の折り曲げ突出部の総数は8つに限定されず、その他の数でもよく、折り曲げ突出部の高さと共に左右の形成幅を異にして、燃焼ガスの均一化を図ることもできる。
更に、フィンプレートの中央領域に折り曲げ突出部を設けることなく、フィンプレートの上部にのみ折り曲げ突出部を設けてもよく、折り曲げ突出部は、フィンプレートの中央に円形状の貫通孔を形成するものでもよい。
10:熱交換器、11:パイプ、12:貫通孔、13:フィンプレート、14:ガスバーナ装置、15:予熱熱交換器、16:給湯機、18:ガス供給管、19:ガスバーナ、20:筐体、21:ファン、23:筒状枠部材、24、25、26、27:側板、28、29:鍔板部、30:ガス送出口、31:補強部材、32:上部枠体部、33:下部枠体部、34:垂直板部、35:位置決め板部、36:直線管部、37:連結管部、38:本体板部、39〜42:第1の折り曲げ突出部、43:貫通孔群、44〜47:切込み、48:切込み口、50〜53:第2の折り曲げ突出部、55:貫通孔、60:フィンプレート、61:本体板部、62〜65:第1の折り曲げ突出部、66〜69:切込み、70:切込み口、71〜74:第2の折り曲げ突出部、78:予熱パイプ、79:筐体、80:流入口、81:直線部、82:折返し部、83:給水管、84:接続管、85、86:中継部、86a:耐熱性シール材、87:底板、88、89、90:整流板、91:ガス排出口、92:ドレイン排出口
Claims (5)
- 燃焼ガスの流動方向に沿って複数平行に配置され、加熱しようとする水が流れるパイプが挿通される貫通孔をそれぞれ備えたフィンプレートを有し、前記燃焼ガスの熱を積極的に回収して前記パイプ内の水を加熱する熱交換器であって、
前記フィンプレートには、前記燃焼ガスの流れを遮る折り曲げ突出部が複数備えられ、前記燃焼ガスの流量又は流速に応じて、前記折り曲げ突出部を面積を異にして形成し、前記燃焼ガスによる前記パイプの加熱を均一化することを特徴とする熱交換器。 - 請求項1記載の熱交換器において、前記折り曲げ突出部の面積は、該折り曲げ突出部の高さ及び/又は幅を変えて調整されていることを特徴とする熱交換器。
- 請求項1又は2記載の熱交換器において、前記燃焼ガスの流れ方向の異なる箇所に配置された前記折り曲げ突出部は、前記燃焼ガスを遮る面積が異なることを特徴とする熱交換器。
- 請求項1〜3のいずれか1記載の熱交換器において、前記折り曲げ突出部はバーリング加工によって形成されていることを特徴とする熱交換器。
- 請求項1〜4のいずれか1記載の熱交換器を用いる給湯機であって、
前記熱交換器と、前記燃焼ガスを発生させる燃焼ガス発生装置と、前記熱交換器を通過した燃焼ガスを取り込んで、該熱交換器の前記パイプに送られる前記水を熱交換によって加熱する予熱熱交換器とを備える給湯機。
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- 2010-01-13 JP JP2010005020A patent/JP2011144979A/ja active Pending
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