JP4989782B1 - ファイリング用具及びこれに用いるダブルクリップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 表表紙1aと裏表紙1bを背表紙1cを介して接続し、背表紙1cに書類綴じ付け部2を設けているファイル本体1と、このファイル本体1の書類綴じ付け部2に取り付けるダブルクリップ3とで形成する。ダブルクリップ3の本体部5は、書類4を挟む一対の挟持片5aと、この挟持片5aの間の連結部分5bとが一枚の金属板を折り曲げることで形成されている。この本体部5に、連結部分5bを背表紙1cに対向させた状態で書類綴じ付け部2に引っ掛けるためのフック6を設ける。このフック6を上から差し込むための差込箇所8を、書類綴じ付け部2に、ダブルクリップ3を横並び状に複数引っ掛け可能になるよう背表紙1cの幅方向にわたって形成する。
【選択図】 図1
Description
従って、これによると、書類を綴じる際に煩わしさがあり、使い勝手が悪い、という問題点があった。
従って、これによると、ファイル操作に手間暇がかかり、簡便、迅速にファイリングできない、という問題点があった。
従って本発明の解決しようとする技術的課題は、必要な書類を簡便且つ迅速にファイリングでき、しかも必要な書類の取り出しや、元の位置に戻すことを簡単にできるよう形成した、使い勝手の良いファイリング用具及びこれに用いるダブルクリップを提供することにある。
即ち本発明は、図1、図6、図10等に示されるように、表表紙1aと裏表紙1bが背表紙1cを介して接続され、背表紙1cに書類綴じ付け部2が設けられているファイル本体1と、このファイル本体1の書類綴じ付け部2に取り付けられるダブルクリップ3とで形成されているファイリング用具であって、上記のダブルクリップ3が、書類4を挟む一対の挟持片5aと、この挟持片5aの間の連結部分5bとが一枚の金属板を折り曲げることで形成されている本体部5に、上記の連結部分5bをファイル本体1の背表紙1cに対向させた状態で上記の書類綴じ付け部2に引っ掛けるためのフック6が設けられ、このフック6を上から差し込むための差込箇所8が、上記の書類綴じ付け部2に、ダブルクリップ3を横並び状に複数引っ掛け可能になるよう背表紙1cの幅方向にわたって形成され、上記の書類綴じ付け部2が、ファイル本体1の内側になる垂直面2aに、この垂直面2aと対向する前板2bを備えて形成され、この前板2bの上端部2b1が背表紙1cの内側前方に傾斜され、またダブルクリップ3のフック6を書類綴じ付け部2の差込箇所8に係合させる段差部9が、フック6又は差込箇所8の何れか一方、或いは両方に設けられ、このフック6が太い針金状に形成され、本体部5の連結部分5bの幅方向の中央に設けられていることを特徴とする(請求項1)。
なぜならこれによると、図1に鎖線で示されるように、書類4の側辺の上部をダブルクリップ3で綴じ、このダブルクリップ3を書類綴じ付け部2に引っ掛けることで、書類4の上辺がファイル本体1の上辺から食み出ることを防止でき、ダブルクリップ3の綴じ位置を調節する煩わしさがないからである。
即ち、この本発明のダブルクリップ3は、書類4を挟む一対の挟持片5aと、この挟持片5aの間の連結部分5bとが一枚の金属板を折り曲げることで形成されている本体部5に、上記の連結部分5bをファイル本体1の背表紙1cに対向させた状態で背表紙1cに設けられている書類綴じ付け部2の差込箇所8に引っ掛けるためのフック6が設けられ、このフック6を書類綴じ付け部2の差込箇所8に係合させる段差部9がフック6に設けられ、このフック6が太い針金状に形成され、本体部5の連結部分5bの幅方向の中央に設けられていることを特徴とする(請求項3)。
従って、これによれば、ファイル本体の書類綴じ付け部の差込箇所にダブルクリップのフックを差し込む、という簡単な操作で、書類を、簡便且つ迅速にファイリングできる。
また本発明は、書類を持ち上げてフックを差込箇所から抜き取ることで、必要な書類を取り出すことができる。
従って、これによれば、必要な書類を簡単に取り出すことができ、また元の位置に簡単に戻すことができる。
従ってこれによると、フックの下端を前板の上端部にあてがって滑らせながら差し込むことができ、差し込み操作を楽にできる。
従ってこれによると、連結部分の板バネ性能を低下させることなく、書類を書類綴じ付け部に引っ掛けてファイルできる。
なお、7は、操作摘みである。この操作摘み7は、嵩張らないよう、挟持片5aの先端の枢着部5cに折り返し可能に取り付けられている。
書類綴じ付け部2が高さを違えて設けられる場合は、書類4がファイル本体1の上辺、下辺から食み出ることがないよう、ダブルクリップ3の取付位置を調節して使用する。
1a 表表紙
1b 裏表紙
1c 背表紙
2 書類綴じ付け部
2a 垂直面
2b 前板
2b1 上端部
3 ダブルクリップ
4 書類
5 本体部
5a 挟持片
5b 連結部分
6 フック
7 操作摘み
8 差込箇所
9 段差部
Claims (3)
- 表表紙と裏表紙が背表紙を介して接続され、背表紙に書類綴じ付け部が設けられているファイル本体と、このファイル本体の書類綴じ付け部に取り付けられるダブルクリップとで形成されているファイリング用具であって、上記のダブルクリップが、書類を挟む一対の挟持片と、この挟持片の間の連結部分とが一枚の金属板を折り曲げることで形成されている本体部に、上記の連結部分をファイル本体の背表紙に対向させた状態で上記の書類綴じ付け部に引っ掛けるためのフックが設けられ、このフックを上から差し込むための差込箇所が、上記の書類綴じ付け部に、ダブルクリップを横並び状に複数引っ掛け可能になるよう背表紙の幅方向にわたって形成され、上記の書類綴じ付け部が、ファイル本体の内側になる垂直面に、この垂直面と対向する前板を備えて形成され、この前板の上端部が背表紙の内側前方に傾斜され、またダブルクリップのフックを書類綴じ付け部の差込箇所に係合させる段差部が、フック又は差込箇所の何れか一方、或いは両方に設けられ、このフックが太い針金状に形成され、本体部の連結部分の幅方向の中央に設けられていることを特徴とするファイリング用具。
- 請求項1記載のファイリング用具であって、書類綴じ付け部が、背表紙の内側の上端部に設けられ、フックを上から差し込むための差込箇所が、ファイル本体を上から見て背表紙の幅方向にわたって一連に長いスリット状に形成されていることを特徴とするファイリング用具。
- 請求項1又は2記載のファイリング用具に用いるダブルクリップであって、書類を挟む一対の挟持片と、この挟持片の間の連結部分とが一枚の金属板を折り曲げることで形成されている本体部に、上記の連結部分をファイル本体の背表紙に対向させた状態で上記の書類綴じ付け部に引っ掛けるためのフックが設けられ、このフックを書類綴じ付け部の差込箇所に係合させる段差部がフックに設けられ、このフックが太い針金状に形成され、本体部の連結部分の幅方向の中央に設けられていることを特徴とするダブルクリップ。
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