JP4989300B2 - 熱媒供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱媒加熱部及び大気開放型の熱媒貯留タンクを経由する形態で、熱媒供給端末からの熱媒戻り部とその熱媒供給端末への熱媒供給部とにわたるように形成される装置側熱媒循環路と、
その装置側熱媒循環路に装備されて熱媒を循環させる熱媒循環ポンプと、
前記熱媒貯留タンク内の熱媒量を検出する熱媒量検出手段と、
前記熱媒貯留タンクに熱媒を補給する熱媒補給手段と、
運転を制御する運転制御手段とが設けられた熱媒供給装置に関する。
かかる熱媒供給装置は、熱媒供給装置の熱媒戻り部及び熱媒供給部に、熱媒供給端末を経由する形態で形成される端末側熱媒循環路を接続して使用されることになり、熱媒を熱媒加熱部にて加熱しながら、装置側熱媒循環路と端末側熱媒循環路とにより形成される熱媒循環回路を通して熱媒循環ポンプにより循環させることにより、熱媒供給端末にて熱媒から放熱させて暖房対象空間の暖房等を行うことになる。
ちなみに、前記熱媒供給端末としては、床暖房装置、浴室暖房乾燥機、ファンコンベクタ等が設けられる。
そして、熱媒循環回路に満たされた熱媒は熱媒貯留タンクにおける大気への蒸発等により減少するので、運転制御部により、熱媒量検出手段の検出熱媒量が設定下限量よりも少なくなると熱媒貯留タンクへの熱媒の補給を開始し且つ熱媒量検出手段の検出熱媒量が設定上限量以上になると熱媒貯留タンクへの熱媒の補給を終了するように熱媒補給手段の作動を制御する熱媒補給処理が実行される構成となっている。
このような熱媒供給装置では、端末側熱媒循環路や熱媒供給端末等の損傷により熱媒循環回路のいずれかの箇所から熱媒が漏れる熱媒漏れ異常等、熱媒循環回路に係わる異常が発生すると、その異常が発生したことを判別して、熱媒供給装置を停止させる等の異常発生時処理を行う必要がある。
そこで、このような熱媒供給装置において、従来は、運転制御部が、熱媒量検出手段の検出熱媒量が前記設定上限量以上になったときから、漏れ判別用設定時間が経過するまでの間に、熱媒量検出手段の検出熱媒量が前記設定下限量よりも少なくなると熱媒漏れ異常であると判別するように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、漏れ判別用設定時間として、熱媒貯留タンクにおける大気中へ蒸発により熱媒貯留タンク内の熱媒量が設定上限量から設定下限量にまで減少するのに要する時間よりも短い時間に設定して、熱媒貯留タンクにおける大気中への蒸発による正常状態での熱媒の減少よりも速いペースで熱媒が設定上限量から設定下限量に減少すると、熱媒漏れ異常であると判別するようになっていた。
特開平2−218939号公報
ところで、熱媒供給装置の熱媒戻り部と熱媒供給部とに接続される端末側熱媒循環路は、架橋ポリエチレン樹脂等、気体を透過する透過性を有する樹脂で形成された樹脂管で構成される場合が多く、樹脂管の内部と外部との気圧差により樹脂管内部に空気が浸透することがあり、特に、熱媒供給装置の設置高さより熱媒供給端末の設置高さが高くなるような設置状況においては、樹脂管内部に空気が浸透し易い。
このため、熱媒供給装置の設置高さより熱媒供給端末の設置高さが高くなるような設置状況においては、長時間にわたって熱媒循環回路内の熱媒が循環されないで停止した状態が継続すると、樹脂管の内部に浸透した空気による空気溜りが端末側熱媒循環路に形成され、そして、そのように端末側熱媒循環路内に空気溜りが形成されると、以下に説明するように、熱媒供給装置と熱媒供給端末との高低差により、熱媒循環回路内の熱媒が熱媒貯留タンクに流下する「熱媒落ち」と呼ばれる現象が発生する場合がある。
即ち、熱媒の循環が行われていない状態では、熱媒循環回路の内部に存在する熱媒の自重が、大気開放型の貯留タンク内の熱媒が大気と接する面に掛かる大気圧により支持された状態で均衡が保たれているが、そのように均衡が保たれている状態で、熱媒貯留タンクや端末側熱媒循環路等にそれらを機械的に振動させるような力がかかったり、熱媒循環ポンプにより熱媒の循環が開始されたりすると、熱媒循環回路内の熱媒の自重と大気圧とのバランスが崩れて、熱媒循環回路内の熱媒が熱媒貯留タンクに流下することになって、熱媒落ちが発生することになる。
そして、熱媒落ちが発生すると、熱媒貯留タンク内の熱媒量が増加して、熱媒貯留タンクから熱媒がオーバーフローする場合がある。
上述した熱媒落ちが発生して、熱媒循環回路に保有されていた熱媒の一部がオーバーフローした後、熱媒循環ポンプによる熱媒の循環により、端末側熱媒循環路の空気溜りが熱媒貯留タンクまで運ばれて大気に放出されることにより、熱媒循環回路が熱媒にて満たされると、熱媒貯留タンク内の熱媒はオーバーフローした分、減少することになるが、熱媒落ちにより熱媒貯留タンクからオーバーフローする熱媒の量は、一般に、前記設定上限量と前記設定下限量との差に相当する熱媒の量よりも多いことが確認されている。
つまり、熱媒落ちが発生すると、その熱媒落ちが発生した後の熱媒循環ポンプによる熱媒の循環により、設定上限量よりも多くなった熱媒貯留タンク内の熱媒量が、前記漏れ判別用設定時間よりも短い短時間の間に設定下限量よりも少なくなる場合がある。
従って、従来の熱媒供給装置では、熱媒落ちが発生すると、熱媒漏れ異常が発生していないにも拘わらず、熱媒漏れ異常が発生したと誤判別する虞があり、熱媒循環回路に係わる異常を的確に判別するようにする上で、改善の余地があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱媒供給装置と熱媒供給端末とにわたって熱媒を循環させる熱媒循環回路に係わる異常を的確に判別し得る熱媒供給装置を提供することにある。
本発明の熱媒供給装置は、熱媒加熱部及び大気開放型の熱媒貯留タンクを経由する形態で、熱媒供給端末からの熱媒戻り部とその熱媒供給端末への熱媒供給部とにわたるように形成される装置側熱媒循環路と、
その装置側熱媒循環路に装備されて熱媒を循環させる熱媒循環ポンプと、
前記熱媒貯留タンク内の熱媒量を検出する熱媒量検出手段と、
前記熱媒貯留タンクに熱媒を補給する熱媒補給手段と、
運転を制御する運転制御手段とが設けられたものであって、
第1特徴構成は、前記熱媒貯留タンクからの熱媒のオーバーフローを検出するオーバーフロー検出手段が設けられ、
前記運転制御手段が、前記オーバーフロー検出手段により前記オーバーフローが検出されたときに、前記熱媒循環ポンプを作動させ、且つ、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達するまでの間に前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が判別用設定量よりも少なくなる場合は異常ではないと、かつ、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が前記判別用設定量以上の場合は異常であると判別するように構成され、さらに、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が前記判別用設定量以上であり且つ前記オーバーフロー検出手段により前記オーバーフローが検出されない場合は、熱媒漏れ異常であると判別するように構成されている点を特徴とする。
即ち、運転制御手段は、オーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されたときに、熱媒循環ポンプを作動させ、オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達するまでの間に熱媒量検出手段の検出熱媒量が判別用設定量よりも少なくなる場合は、異常ではないと判別し、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達しても熱媒量検出手段の検出熱媒量が判別用設定量以上の場合は、異常であると判別する。
つまり、前記監視用設定時間として、例えば、熱媒循環ポンプにより熱媒循環回路を通して熱媒を循環させることにより、端末側熱媒循環路に存在する空気溜りを熱媒貯留タンクに流動させるのに要する時間又はその時間よりも長い時間に設定する。
熱媒落ちが発生して、熱媒貯留タンクから熱媒がオーバーフローした後、熱媒循環ポンプによる熱媒の循環により、端末側熱媒循環路の空気溜りが熱媒貯留タンクで大気に放出されて熱媒循環回路が熱媒にて満たされると、熱媒貯留タンク内の熱媒はオーバーフローした分、減少することになるが、熱媒落ちによる熱媒貯留タンクからの熱媒のオーバーフロー量は多いので、短時間の間に熱媒貯留タンク内の熱媒量がかなり減少することになる。
そこで、オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達するまでの間に熱媒量検出手段の検出熱媒量が判別用設定量よりも少なくなる場合は、熱媒落ちが発生したとして、異常ではないと判別するのである。
一方、オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達しても熱媒量検出手段の検出熱媒量が判別用設定量以上の場合は、熱媒落ちに起因することなく、オーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されて、そのオーバーフローが検出される状態が継続しているか、あるいは、オーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出された後、熱媒貯留タンクの熱媒量が熱媒落ちによる減少よりも少ない量減少したものであり、熱媒循環回路に何らかの異常が発生していると判別するのである。
従って、熱媒落ちが発生しても、熱媒供給装置と熱媒供給端末とにわたって熱媒を循環させる熱媒循環回路に異常が発生したと誤判別するのを回避することが可能となり、熱媒循環回路に係わる異常を的確に判別し得る熱媒供給装置を提供することができるようになった。
加えて、運転制御手段は、オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達しても熱媒量検出手段の検出熱媒量が判別用設定量以上であり且つオーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されない場合は、熱媒漏れ異常であると判別する。
つまり、端末側熱媒循環路における熱媒供給装置よりも高い位置に位置する部分に、腐食等により微小な孔が形成される、あるいは、端末側熱媒循環路を形成する管部材の嵌合接続部の緩みにより微小な隙間が形成される等、外部と連通する微小な通気部が形成されると、その通気部を通して少しずつ端末側熱媒循環路に空気が流入するので、熱媒貯留タンク内の熱媒量が少しずつ増加して、熱媒貯留タンクから熱媒が少しずつオーバーフローし、そして、そのように熱媒貯留タンクから少しずつ熱媒がオーバーフローする状態がオーバーフロー検出手段により検出されることになるので、そのようにオーバーフローが検出されたときの熱媒貯留タンクからの熱媒のオーバーフロー量は、熱媒落ちが発生したときのオーバーフローにおけるオーバーフロー量に比べて、少ないものである。
そして、そのように通気部が端末側熱媒循環路に形成されることによりオーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出された後、熱媒循環ポンプによる熱媒の循環により、通気部から端末側熱媒循環路内に流入した空気が熱媒貯留タンクにおいて大気に放出されて、熱媒循環回路が熱媒にて満たされると、熱媒貯留タンク内の熱媒はオーバーフローした分、減少することになるが、その減少の程度は、熱媒貯留タンクからの熱媒のオーバーフロー量が熱媒落ちが発生したときのオーバーフロー量よりも少ない分、熱媒落ちが発生したときの熱媒貯留タンク内の熱媒量の減少の程度に比べて小さい。
そこで、実験等により前記判別用設定量を所定に設定することにより、端末側熱媒循環路における熱媒供給装置よりも高い位置に位置する部分に通気部が形成される熱媒漏れ異常か、熱媒落ちかを的確に判別することが可能となるのである。
従って、熱媒循環回路に係わる異常として、端末側熱媒循環路における熱媒供給装置よりも高い位置に位置する部分に外部と連通する通気部が形成される熱媒漏れ異常を的確に判別することができるようになった。
第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
前記運転制御手段が、前記オーバーフロー検出手段により前記オーバーフローが検出されたときに、前記熱媒循環ポンプを作動させている場合はその作動を継続し、且つ、前記熱媒循環ポンプを停止させている場合は前記熱媒循環ポンプの作動を開始するように構成されている点を特徴とする。
即ち、運転制御手段は、オーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されたときに、熱媒循環ポンプを作動させている場合はその作動を継続し、熱媒循環ポンプを停止させている場合はその熱媒循環ポンプの作動を開始する。
つまり、オーバーフロー検出手段によるオーバーフローの検出が熱媒落ちによるものか否かの判別は、熱媒循環ポンプを作動させて、熱媒循環回路を通して熱媒を循環させて行う。
そこで、上述のように、オーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されたときに、熱媒循環ポンプを作動させている場合はその作動を継続し、熱媒循環ポンプを停止させている場合はその熱媒循環ポンプの作動を開始するようにして、熱媒循環回路を通して熱媒を循環させる状態で、オーバーフローが検出されてからの熱媒量検出手段の検出熱媒量を監視して、熱媒落ちが発生したか否かを判別するのである。
従って、オーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されたときに、熱媒循環ポンプが作動中であるか否かに拘わらず、熱媒循環回路に係わる異常を的確に判別することができるようになった。
第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、
前記熱媒加熱部が、前記装置側熱媒循環路を通流する熱媒とその装置側熱媒循環路よりも高圧にて加熱用熱媒循環路を通流する熱媒とを熱交換させる熱交換器にて構成され、
前記運転制御手段が、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記オーバーフロー検出手段により前記オーバーフローが検出されている場合は、前記熱交換器の破損であると判別するように構成されている点を特徴とする。
即ち、運転制御手段は、オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達してもオーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されている場合は、熱交換器の破損であると判別する。
つまり、熱交換器において、装置側熱媒循環路からの熱媒を通流させる流路と加熱用熱媒循環路からの熱媒を通流させる流路とを仕切る伝熱壁に、孔が形成される等の両流路を連通する破損が生じると、圧力が高い方の加熱用熱媒循環路から装置側熱媒循環路に熱媒が流入するので、熱媒貯留タンクの熱媒量が増加して、オーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されることになるが、そのように熱交換器の破損により、熱媒貯留タンクの熱媒量が増加してオーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されると、そのオーバーフローの検出は監視用設定時間が経過しても解消することなく継続することになる。
そこで、オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達してもオーバーフロー検出手段によりオーバーフローが検出されている場合は、熱交換器の破損であると判別するのである。
従って、熱媒循環回路に係わる異常として、熱媒加熱部を構成する熱交換器の破損を的確に判別することができるようになった、
特徴構成は、上記第1〜第特徴構成のいずれかに加えて、
前記運転制御手段が、前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が設定下限量よりも少なくなると前記熱媒貯留タンクへの熱媒の補給を開始し且つ前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が設定上限量以上になると前記熱媒貯留タンクへの熱媒の補給を終了するように、前記熱媒補給手段の作動を制御する熱媒補給処理を実行し、並びに、
前記熱媒補給処理を実行した後、前記監視用設定時間よりも長い漏れ判別用設定時間が経過するまでの間に、前記熱媒量検出手段の検出情報に基づいて前記熱媒貯留タンク内の熱媒の減少が漏れ判別用条件を満たすと判別すると、熱媒漏れ異常であると判別するように構成されている点を特徴とする。
即ち、運転制御手段は、熱媒量検出手段の検出熱媒量が設定下限量よりも少なくなると熱媒貯留タンクへの熱媒の補給を開始し且つ熱媒量検出手段の検出熱媒量が設定上限量以上になると熱媒貯留タンクへの熱媒の補給を終了するように、熱媒補給手段の作動を制御する熱媒補給処理を実行し、その熱媒補給処理を実行した後、監視用設定時間よりも長い漏れ判別用設定時間が経過するまでの間に、熱媒量検出手段の検出情報に基づいて熱媒貯留タンク内の熱媒の減少が漏れ判別用条件を満たすと判別すると、熱媒漏れ異常であると判別する。
つまり、熱媒補給処理により、熱媒貯留タンク内の熱媒量が設定下限量と設定上限量との間に保たれる。
熱媒循環回路のいずれかの箇所が損傷してその損傷箇所から熱媒が漏れる熱媒漏れ異常が発生すると、熱媒貯留タンク内の熱媒量が少しずつ減少することになり、その熱媒量の減少のペースは、熱媒落ちが発生したときに、熱媒循環ポンプにより熱媒循環回路を通して熱媒が循環されることにより熱媒貯留タンク内の熱媒量が減少するペースに比べて、かなり遅い。
そこで、前記漏れ判別用設定時間を前記監視用設定時間よりも長く設定して、熱媒補給処理を実行した後、前記漏れ判別用設定時間が経過するまでの間に、熱媒量検出手段の検出情報に基づいて熱媒貯留タンク内の熱媒の減少が漏れ判別用条件を満たすと判別すると、熱媒漏れ異常であると判別するようにすることにより、熱媒循環回路から熱媒が漏れる熱媒漏れ異常を的確に判別することが可能となるのである。
従って、熱媒循環回路に係わる異常として、その熱媒循環回路のいずれかの箇所が損傷してその損傷箇所から熱媒が漏れる熱媒漏れ異常を的確に判別することができるようになった。
以下、図面に基づいて、本発明にかかる熱媒供給装置をコージェネレーションシステムに適用した場合の実施の形態を説明する。
コージェネレーションシステムは、図1に示すように、電力と熱とを発生する熱電併給装置1と、その熱電併給装置1が発生する熱を冷却水にて回収し、その冷却水を利用して、貯湯タンク2への貯湯及び熱媒供給端末3への熱媒供給を行う暖房貯湯ユニット4と、熱電併給装置1及び暖房貯湯ユニット4の運転を制御する運転制御手段としての運転制御部5などから構成されている。ちなみに、前記熱媒供給端末3として、床暖房装置、浴室暖房乾燥機又はファンコンベクタ等が設けられる。
前記熱電併給装置1は、発電機1gとその発電機1gを駆動するガスエンジン1eとを備えて構成されている。
前記熱電併給装置1の電力の出力側には、系統連系用のインバータ6が設けられ、そのインバータ6は、熱電併給装置1の発電電力を商用電源7から受電する受電電力と同じ電圧及び同じ周波数にするように構成されている。
前記商用電源7は受電電力供給ライン8を介して、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの電力負荷9に電気的に接続されている。
また、インバータ6は、発電電力供給ライン10を介して受電電力供給ライン8に電気的に接続され、熱電併給装置1の発電電力がインバータ6及び発電電力供給ライン10を介して電力負荷9に供給されるように構成されている。
前記受電電力供給ライン8を通して流れる電流に逆潮流が生じないように、インバータ6により熱電併給装置1から受電電力供給ライン8に供給される電力が制御され、発電出力の余剰電力は、その余剰電力を熱に代えて回収する電気ヒータ11に供給されるように構成されている。
前記電気ヒータ11は、複数の電気ヒータから構成され、インバータ6の出力側に接続された作動スイッチ12により各別にON/OFFが切り換えられるように構成されている。
そして、前記運転制御部5は、余剰電力の大きさが大きくなるほど電気ヒータ11の消費電力が大きくなるように、余剰電力の大きさに応じて電気ヒータ11の消費電力を調整すべく、作動スイッチ12をON/OFF操作するように構成されている。
前記熱電併給装置1のガスエンジン1eの排熱を冷却水に回収すべく、そのガスエンジン1e、授熱用熱交換器13、及び、大気開放型のエンジン側熱媒貯留タンク14を経由する排熱回収用熱媒循環回路15と、ガスエンジン1eの排熱を回収する冷却水を熱媒として前記排熱回収用熱媒循環回路15を通して循環させる冷却水循環ポンプ16とが設けられている。
前記電気ヒータ11は、前記排熱回収用熱媒循環回路15を通流する冷却水を加熱するように設けられている。
前記暖房貯湯ユニット4は、温度成層を形成する状態で湯水を貯湯する前記貯湯タンク2と、熱媒加熱部Hとしての受熱用熱交換器17及び大気開放型の暖房側熱媒貯留タンク18を経由する形態で、前記熱媒供給端末3からの熱媒戻り部Crとその熱媒供給端末3への熱媒供給部Cfとにわたるように形成される装置側熱媒循環路19mと、その装置側熱媒循環路19mに装備されて熱媒を循環させる暖房用熱媒循環ポンプ20と、前記暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量を検出する熱媒量検出手段としての暖房側熱媒量検出センサSwと、前記暖房側熱媒貯留タンク18に熱媒を補給する熱媒補給手段としての熱媒補給部Aと、前記排熱回収用熱媒循環回路15に設けられた授熱用熱交換器13と前記装置側熱媒循環路19mに設けられた受熱用熱交換器17とにわたる熱移送用循環路21と、その熱移送用循環路21を通して湯水を循環させる熱移送用循環ポンプ22と、その熱移送用循環路21を通流する湯水を加熱するバーナ燃焼式の補助加熱器23とを備えて構成されている。
前記熱移送用循環路21には、前記貯湯タンク2の下部と連通する取り出し路25と前記貯湯タンク2の上部と連通する貯湯路26とが接続され、その貯湯路26には、電磁比例弁にて構成されて、湯水の通流量の調整及び通流の断続を行う貯湯弁27が設けられている。
前記熱移送用循環ポンプ22は、前記取り出し路25を通して前記貯湯タンク2の下部から湯水を取り出すように前記熱移送用循環路21に設けられ、その熱移送用循環路21における前記取り出し路25の接続箇所から湯水の通流方向に向かって前記貯湯路26の接続箇所に至る部分において、前記熱移送用循環ポンプ22よりも上流側に、前記授熱用熱交換器13が設けられ、下流側に前記補助加熱器23が設けられている。
更に、熱移送用循環路21における前記貯湯路26の接続箇所から湯水の通流方向に向かって前記取り出し路25の接続箇所に至る部分に、電磁比例弁にて構成されて湯水の通流量の調整及び通流の断続を行う暖房弁28、及び、前記受熱用熱交換器17が設けられている。
更に、前記貯湯タンク2の下部には、水道水を給水する貯湯用給水路29が接続され、貯湯タンク2の上部には給湯路30が接続されて、その給湯路30を通して貯湯タンク2から湯水を浴槽、給湯栓、シャワー等の給湯先を送出するように構成されている。
前記貯湯用給水路29は、上水道に接続された元給水管33に接続されている。
前記熱媒戻り部Cr及び前記熱媒供給部Cfに、前記熱媒供給端末3を経由する形態で形成される端末側熱媒循環路19tが接続されて、熱媒を前記受熱用熱交換器17にて加熱しながら、装置側熱媒循環路19mと端末側熱媒循環路19tとにより形成される暖房用熱媒循環回路19を通して暖房用熱媒循環ポンプ20により循環させることにより、熱媒供給端末3にて熱媒から放熱させて暖房対象空間の暖房等を行うようになっている。
前記暖房用熱媒循環回路19には、熱媒供給端末3への熱媒の供給を断続する熱動弁24が設けられている。
このコージェネレーションシステムは住宅の1階に設置され、前記熱媒供給端末3は住宅の2階に設置される等、コージェネレーションシステムの設置高さより熱媒供給端末3の設置高さが高くなるような設置状況になっており、又、前記端末側熱媒循環路19tは、架橋ポリエチレン樹脂等、気体の透過性を有する樹脂で形成された樹脂管にて構成されている。
前記授熱用熱交換器13においては、前記排熱回収用熱媒循環回路15を通流する冷却水から熱移送用循環路21を通流する湯水に放熱させて、その熱移送用循環路21を通流する湯水に熱電併給装置1のガスエンジン1eの排熱を回収し、前記受熱用熱交換器17においては、熱移送用循環路21を通流する湯水から暖房用熱媒循環回路19を通流する熱媒に放熱させて、暖房用熱媒循環回路19を通流する熱媒にガスエンジン1eの排熱を回収して、そのように暖房用熱媒循環回路19を通流する熱媒に回収したガスエンジン1eの排熱を熱媒供給端末3にて放熱するように構成されている。
前記熱移送用循環路21には給水圧が印加されているので、熱移送用循環路21を通流する熱媒の方が装置側熱媒循環路19mを通流する熱媒よりも高圧となり、又、熱移送用循環路21を通流する熱媒の方が排熱回収用熱媒循環回路15を通流する冷却水よりも高圧となる。
つまり、前記熱媒加熱部Hが、前記装置側熱媒循環路19mを通流する熱媒とその装置側熱媒循環路19mよりも高圧にて熱移送用循環路21(加熱用熱媒循環路に相当する)を通流する熱媒とを熱交換させる受熱用熱交換器17にて構成されている。
前記運転制御部5は、前記熱電併給装置1の運転中には前記冷却水循環ポンプ16を作動させる状態で、前記熱移送用循環ポンプ22、前記暖房用熱媒循環ポンプ20、前記貯湯弁27及び前記暖房弁28夫々の作動を制御することによって、貯湯タンク2内に湯水を貯湯する貯湯運転や、熱媒供給端末3に熱媒を供給する熱媒供給運転を行うように構成されている。
前記運転制御部5は、熱媒供給端末3用の端末用リモコン(図示省略)から運転の指令がされない状態では、前記貯湯運転を行い、その貯湯運転では、前記暖房弁28を閉弁し、前記熱移送用循環ポンプ22を作動させる状態で、前記授熱用熱交換器13にて加熱された湯水の温度が設定温度になるように、前記貯湯弁27の開度を調節するように構成されている。
更に、運転制御部5は、前記貯湯運転においては、貯湯弁27の開度を設定最小開度に絞っても前記授熱用熱交換器13にて加熱された湯水の温度が前記設定温度よりも低いときは、その温度が前記設定温度になるように、暖房弁28の開度を調整して、授熱用熱交換器13にて加熱された湯の一部を貯湯タンク2をバイパスさせて通流させるように構成されている。
更に、その貯湯運転において、湯水を前記設定温度に加熱するために前記授熱用熱交換器13による加熱では不足するときは、その不足熱量が前記補助加熱器23にて補われることになる。
前記運転制御部5は、前記端末用リモコンから運転が指令されると、前記熱媒供給運転を行い、その熱媒供給運転では、前記熱移送用循環ポンプ22及び前記暖房用熱媒循環ポンプ20を作動させ、前記暖房弁28を開弁する状態で、前記授熱用熱交換器13にて加熱された湯水の温度が前記設定温度になるように前記貯湯弁27の開度を調整するように構成されている。
更に、その熱媒供給運転においては、前記貯湯弁27を閉弁しても前記授熱用熱交換器13にて加熱された湯水の温度が前記設定温度よりも低いときは、供給される湯水を前記設定温度に加熱するように、前記補助加熱器23が加熱作動することになる。
図1及び図2に示すように、前記排熱回収用熱媒循環回路15におけるエンジン側熱媒貯留タンク14、及び、前記暖房用熱媒循環回路19における暖房側熱媒貯留タンク18の夫々に対して、前記元給水管33から分岐されて、エンジン側熱媒貯留タンク14及び暖房側熱媒貯留タンク18の夫々に熱媒としての水を補給する補給水路32が接続されている。
エンジン側熱媒貯留タンク14に対する補給水路32には、そのエンジン側熱媒貯留タンク14への熱媒の補給を断続するエンジン側給水断続弁31eが設けられ、暖房側熱媒貯留タンク18に対する補給水路32には、その暖房側熱媒貯留タンク18への熱媒の補給を断続する暖房側給水断続弁31wが設けられている。
つまり、前記熱媒補給部Aが、前記暖房側熱媒貯留タンク18に対する補給水路32及び前記暖房側給水断続弁31wにより構成される。
上述したように、前記暖房側熱媒貯留タンク18に、その暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量を検出する暖房側熱媒量検出センサSwが設けられ、更に、前記エンジン側熱媒貯留タンク14に、そのエンジン側熱媒貯留タンク14内の熱媒量を検出するエンジン側熱媒量検出センサSeが設けられている。
前記暖房側熱媒量検出センサSw及び前記エンジン側熱媒量検出センサSeは夫々同様の構成であり、基準電極34、熱媒量が設定下限量以上かその設定下限量よりも少ないかを検出する下限電極35、及び、熱媒量が設定上限量以上かその設定上限量よりも少ないかを検出する上限電極36から構成されている。つまり、下限電極35及び上限電極36の夫々と基準電極34との間の電気抵抗により、熱媒量が設定下限量以上か否か、設定上限量以上か否かを検出するように構成されている。
更に、前記エンジン側熱媒貯留タンク14には、その内部の熱媒量が前記設定上限量よりも多くなったときに熱媒をオーバーフローさせるオーバーフロー管38が接続され、前記暖房側熱媒貯留タンク18には、その内部の熱媒量が前記設定上限量よりも多くなったときに熱媒をオーバーフローさせるオーバーフロー管39が接続されている。
前記暖房側熱媒貯留タンク18に接続されたオーバーフロー管39には、暖房側熱媒貯留タンク18からの熱媒のオーバーフローを検出するオーバーフロー検出手段として、前記オーバーフロー管39を熱媒が通流するとオンすることによりオーバーフローを検出する暖房側水流スイッチ40wが設けられ、前記エンジン側熱媒貯留タンク14に接続されたオーバーフロー管38には、エンジン側熱媒貯留タンク14からの熱媒のオーバーフローを検出するエンジン側水流スイッチ40eが設けられている。
上述のように、コージェネレーションシステムの設置高さより熱媒供給端末3の設置高さが高くなるような設置状況において、長時間にわたって熱媒供給運転が行われず、暖房用熱媒循環回路19内の熱媒が循環されないで停止した状態が継続すると、端末側熱媒循環路19tを構成する樹脂管内部に空気が浸透して端末側熱媒循環路19t内に空気溜りが形成される場合がある。
そして、端末側熱媒循環路19t内に空気溜りが形成された状態で、暖房用熱媒循環回路19内の熱媒の自重と大気圧との均衡が保たれているときに、そのバランスが崩れて熱媒落ちが発生する場合がある。
そのように熱媒落ちが発生すると、暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量が増加して、暖房側水流スイッチ40wにより、暖房側熱媒貯留タンク18からの熱媒のオーバーフローが検出される場合がある。
前記受熱用熱交換器17において、前記暖房用熱媒循環回路19からの熱媒を通流させる流路と前記熱移送用循環路21からの熱媒を通流させる流路とを仕切る伝熱壁に、孔が形成される等の両流路を連通する破損が生じると、圧力が高い方の熱移送用循環路21から暖房用熱媒循環回路19に熱媒が流入するので、暖房側熱媒貯留タンク18の熱媒量が増加して、暖房側水流スイッチ40wにより、暖房側熱媒貯留タンク18からの熱媒のオーバーフローが検出されることになる。
又、前記授熱用熱交換器13において、前記排熱回収用熱媒循環回路15からの冷却水を通流させる流路と前記熱移送用循環路21からの熱媒を通流させる流路とを仕切る伝熱壁に、孔が形成される等の両流路を連通する破損が生じると、圧力が高い方の熱移送用循環路21から排熱回収用熱媒循環回路15に熱媒が流入するので、エンジン側熱媒貯留タンク14の熱媒量が増加して、エンジン側水流スイッチ40eにより、エンジン側熱媒貯留タンク14からの熱媒のオーバーフローが検出されることになる。
又、前記端末側熱媒循環路19tにおけるコージェネレーションシステムよりも高い位置に位置する部分に外部と連通する微小な通気部が形成されると、その通気部を通して少しずつ端末側熱媒循環路19t内に空気が流入するので、暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量が少しずつ増加して、その暖房側熱媒貯留タンク18から熱媒が少しずつオーバーフローすることになり、暖房側水流スイッチ40wにより、暖房側熱媒貯留タンク18から少しずつ熱媒がオーバーフローする状態が検出されることになる。
以下、前記運転制御部5の制御動作のうち、前記暖房側熱媒貯留タンク18や前記エンジン側熱媒貯留タンク14への熱媒の補給、及び、前記暖房用熱媒循環回路19や前記排熱回収用熱媒循環回路15に係わる異常の判別に関する制御動作について説明する。
図1及び図2に示すように、このコージェネレーションシステムのリモコン式の操作部42には、前記排熱回収用熱媒循環回路15に異常が発生したことを報知する警報ランプ43e、前記暖房用熱媒循環回路19に異常が発生したことを報知する警報ランプ43w、前記授熱用熱交換器13に異常が発生したことを報知する警報ランプ44e、前記受熱用熱交換器17に異常が発生したことを報知する警報ランプ44wが設けられている。
前記運転制御部5は、前記暖房側熱媒量検出センサSw及び前記暖房側水流スイッチ40w夫々の検出情報に基づいて、前記暖房側熱媒貯留タンク18への熱媒の補給及び前記暖房用熱媒循環回路19に係わる異常の判別を行う暖房側の熱媒補給・異常判別制御、並びに、前記エンジン側熱媒量検出センサSe及び前記エンジン側水流スイッチ40e夫々の検出情報に基づいて、前記エンジン側熱媒貯留タンク14への熱媒の補給及び前記排熱回収用熱媒循環回路15に係わる異常の判別を行うエンジン側の熱媒補給・異常判別制御を実行する。
先ず、前記暖房側の熱媒補給・異常判別制御について説明する。
前記運転制御部5が、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量が設定下限量よりも少なくなると前記暖房側熱媒貯留タンク18への熱媒の補給を開始し且つ前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量が設定上限量以上になると前記暖房側熱媒貯留タンク18への熱媒の補給を終了するように、前記熱媒補給部Aの作動を制御する熱媒補給処理を実行し、並びに、前記熱媒補給処理を実行した後、漏れ判別用設定時間が経過するまでの間に、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出情報に基づいて前記暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒の減少が漏れ判別用条件を満たすと判別すると、熱媒漏れ異常であると判別する熱媒漏れ判別処理を実行するように構成されている。
前記運転制御部5が、前記暖房側水流スイッチ40wにより前記暖房側熱媒貯留タンク18からの熱媒のオーバーフローが検出されたときに、前記暖房用熱媒循環ポンプ20を作動させ、且つ、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達するまでの間に前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量が判別用設定量よりも少なくなる場合は異常ではないと、かつ、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量が前記判別用設定量以上の場合は異常であると判別するように構成されている。
又、前記運転制御部5が、前記暖房側水流スイッチ40wにより前記オーバーフローが検出されたときに、前記暖房用熱媒循環ポンプ20を作動させている場合はその作動を継続し、且つ、前記暖房用熱媒循環ポンプ20を停止させている場合は前記暖房用熱媒循環ポンプ20の作動を開始するように構成されている。
又、前記運転制御部5が、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記暖房側水流スイッチ40wにより前記オーバーフローが検出されている場合は、前記受熱用熱交換器17の破損であると判別するように構成されている。
又、前記運転制御部5が、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量が前記判別用設定量以上であり且つ前記暖房側水流スイッチ40wにより前記オーバーフローが検出されない場合は、熱媒漏れ異常であると判別するように構成されている。
この実施形態では、前記監視用設定時間は、前記暖房用熱媒循環ポンプ20により、前記暖房用熱媒循環回路19を通して熱媒を一周させるのに要する時間に設定されている。
具体的には、暖房用熱媒循環回路19に保有される熱媒の総量を暖房用熱媒循環ポンプ20による単位時間当たりの熱媒通流量にて除して求められる時間、例えば3分間に設定されている。
又、前記漏れ判別用設定時間は、前記監視用設定時間よりも長くなる条件で、前記暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量が蒸発により設定上限量から設定下限量にまで減少するのに要する時間よりも短い時間、例えば、30時間に設定されている。
前記漏れ判別用条件は、前記暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量が前記設定下限量よりも少なくなる条件に設定されている。
又、前記判別用設定量は、前記設定下限量に設定されている。
つまり、暖房用熱媒循環回路19において熱媒落ちが発生して、暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されても、暖房用熱媒循環ポンプ20による暖房用熱媒循環回路19を通しての熱媒の循環により、端末側熱媒循環路19tに存在する空気溜りが暖房側熱媒貯留タンク18に流動して大気中に放出されて、暖房用熱媒循環回路19が熱媒にて満たされると、短時間の間に暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量がかなり減少することにより、暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達するまでの間に前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量が判別用設定量よりも少なくなるので、熱媒落ちが発生しても、異常が発生したと判別するのを回避することが可能となる。
前記受熱用熱交換器17が破損すると、その破損個所において熱移送用循環路21から暖房用熱媒循環回路19に熱媒が流入することにより、暖房側熱媒貯留タンク18の熱媒量が増加して、暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されることになるが、そのような受熱用熱交換器17の破損による熱移送用循環路21から暖房用熱媒循環回路19への熱媒の流入は継続することになるので、受熱用熱交換器17が破損すると、暖房側水流スイッチ40wにより継続してオーバーフローが検出されることになる。
従って、暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されている場合は、前記受熱用熱交換器17の破損であると判別するようにすることにより、受熱用熱交換器17の破損を的確に判別することが可能となる。
前記端末側熱媒循環路19tにおけるコージェネレーションシステムよりも高い位置に位置する部分に外部と連通する微小な通気部が形成されることにより、暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出された場合は、暖房用熱媒循環ポンプ20による暖房用熱媒循環回路19を通しての熱媒の循環により、暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量が減少して、暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されなくなるものの、その熱媒量の減少の程度は、熱媒落ちが発生したときの暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量の減少の程度に比べて小さい。
従って、暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量が前記判別用設定量以上であり且つ前記暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されない場合は、熱媒漏れ異常であると判別するようにすることにより、端末側熱媒循環路19tにおけるコージェネレーションシステムよりも高い位置に位置する部分に外部と連通する通気部が形成される熱媒漏れ異常を的確に判別することが可能となる。
以下、図3及び図4に示すフローチャートに基づいて、前記運転制御部5の前記暖房側の熱媒補給・異常判別制御における制御動作を説明する。
図3に示すように、前記暖房側水流スイッチ40wにより前記オーバーフローが検出されてからの経過時間を計測する監視用タイマーT1が作動中でないときは(ステップ#1)、ステップ#2で、前記暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されるか否かを判別し、オーバーフローが検出されると、前記暖房用熱媒循環ポンプ20を作動させている場合はその作動を継続し、前記暖房用熱媒循環ポンプ20を停止させている場合は前記暖房用熱媒循環ポンプ20の作動を開始して、監視用タイマーT1をスタートさせる(ステップ#3〜5)。
続いて、監視用タイマーT1が前記監視用設定時間Tsに達するまでの間に、前記暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されなくなり、且つ、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量Qが前記判別用設定量である設定下限量Qminよりも少なくなる場合は、監視用タイマーT1をリセットして、リターンする(ステップ#6〜9)。
つまり、異常ではないと判別することになる。
又、監視用タイマーT1が前記監視用設定時間Tsに達するまでの間に、前記暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されなくなり、その後、監視用タイマーT1が前記監視用設定時間Tsに達しても、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量Qが前記判別用設定量Qmin以上である場合は、熱媒漏れ異常であると判別し、前記警報ランプ43wを点灯させる警報処理を実行し、監視用タイマーT1をリセットし、所定の停止処理を実行して、コージェネレーションシステムの運転を停止させる(ステップ#6〜8,10〜14)。
又、監視用タイマーT1が前記監視用設定時間Tsに達しても前記暖房側水流スイッチ40wにより前記オーバーフローが検出されている場合は、前記受熱用熱交換器17の破損であると判別し、前記警報ランプ44wを点灯させる警報処理を実行し、監視用タイマーT1をリセットし、所定の停止処理を実行して、コージェネレーションシステムの運転を停止させる(ステップ#6,15,16,13,14)。
ステップ#2で、前記暖房側水流スイッチ40wによりオーバーフローが検出されていないと判別したときは、ステップ#18で、熱媒補給処理を実行した後の経過時間を計測する漏れ判別用タイマーT2が作動中か否かを判別して、作動中でないときは、ステップ#19で、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量Qが設定下限量Qminよりも少ないか否かを判別し、少ないと判別すると、ステップ#20で、熱媒補給処理を実行し、その熱媒補給処理を実行した後、ステップ#30で、熱媒漏れ判別処理を実行する。
前記運転制御部5は、前記熱媒補給処理においては、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量Qが設定下限量Qminよりも少なくなると、暖房側給水断続弁31wを開弁し、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量Qが設定上限量Qmax以上になると、暖房側給水断続弁31wを閉弁する。
つまり、前記暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量が、設定下限量と設定上限量との間に保たれる。
図4に示すように、前記運転制御部5は、前記熱媒漏れ判別処理においては、前記漏れ判別用タイマーT2をスタートさせ、漏れ判別用タイマーT2が前記漏れ判別用設定時間Tdに達しても、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量Qが前記設定下限量Qmin以上の場合は、前記漏れ判別用タイマーT2をリセットして、リターンする(ステップ#31〜33)。つまり、異常ではないと判別することになる。
漏れ判別用タイマーT2が前記漏れ判別用設定時間Tdに達するまでの間に、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量Qが前記設定下限量Qminよりも少なくなると、熱媒漏れ異常であると判別し、前記警報ランプ43wを点灯させる警報処理を実行し、漏れ判別用タイマーT2し、所定の停止処理を実行して、コージェネレーションシステムの運転を停止させる(ステップ#32、34〜38)。
次に、前記エンジン側の熱媒補給・異常判別制御について説明する。
前記運転制御部5は、前記エンジン側熱媒量検出センサSeの検出熱媒量が設定下限量よりも少なくなると前記エンジン側給水断続弁31eを開弁してエンジン側熱媒貯留タンク14への熱媒の補給を開始し且つ前記エンジン側熱媒量検出センサSeの検出熱媒量が設定上限量以上になると前記エンジン側給水断続弁31eを閉弁して前記エンジン側熱媒貯留タンク14への熱媒の補給を終了する熱媒補給処理を実行し、その熱媒補給処理を実行した後、前記漏れ判別用設定時間が経過するまでの間に、前記暖房側熱媒量検出センサSwの検出熱媒量が設定下限量よりも少なくなると、熱媒漏れ異常であると判別する。
そして、運転制御部5は、熱媒漏れ異常であると判別すると、警報ランプ43eを点灯させる警報処理を実行し、所定の停止処理を実行して、コージェネレーションシステムの運転を停止させる。
又、運転制御部5は、前記エンジン側水流スイッチ40eによりオーバーフローが検出されると、前記授熱用熱交換器13の破損であると判別して、前記警報ランプ44eを点灯させる警報処理を実行し、所定の停止処理を実行して、コージェネレーションシステムの運転を停止させる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) オーバーフロー検出手段の具体構成は、上記の実施形態において例示した構成、即ち、暖房側水流スイッチ40wに限定されるものではない。
例えば、前記暖房側熱媒貯留タンク18内における前記オーバーフロー管39により熱媒をオーバーフローさせる位置に相当する高さに、オーバーフロー検出用電極を設けて、そのオーバーフロー検出用電極により前記オーバーフロー検出手段を構成しても良い。
(ロ) 前記監視用設定時間の具体的な設定例は、上記の実施形態において例示した設定例、即ち、暖房用熱媒循環ポンプ20により暖房用熱媒循環回路19を通して熱媒を一周させるのに要する時間に設定することに限定されるものではない。
例えば、前記監視用設定時間は、暖房用熱媒循環ポンプ20により暖房用熱媒循環回路19を通して熱媒を循環させて端末側熱媒循環路19t内に存在する空気溜りを暖房側熱媒貯留タンク18に流動させるのに要する時間以上の時間に設定する条件で、種々に設定可能である。
つまり、前記監視用設定時間は、上述した設定条件を満たせば、暖房用熱媒循環ポンプ20により暖房用熱媒循環回路19を通して熱媒を一周させるのに要する時間よりも短い時間にも設定可能である。
又、前記監視用設定時間は、暖房用熱媒循環ポンプ20により暖房用熱媒循環回路19を通して熱媒を一周させるのに要する時間よりも長い時間にも設定可能であるが、そのような時間に設定しても異常の判別に要する時間が長くなるだけでメリットがないので、空気溜りが暖房用熱媒循環回路19内に分散して形成される場合も考慮すると、暖房用熱媒循環ポンプ20により暖房用熱媒循環回路19を通して熱媒を一周させるのに要する時間程度に設定するのが好ましい。
前記漏れ判別用設定時間の具体的な設定例も、上記の実施形態において例示した設定例に限定されるものではなく、種々に設定可能である。
(ハ) 前記判別用設定量の具体的な設定例は、上記の実施形態において例示した設定例、即ち、設定下限量に設定することに限定されるものではなく、例えば、設定下限量と設定上限量との間で種々に設定可能である。
又、前記漏れ判別用条件の具体的な設定例も、上記の実施形態において例示した設定例、即ち、前記暖房側熱媒貯留タンク18内の熱媒量が前記設定下限量よりも少なくなる条件に限定されるものではなく、例えば、設定下限量と設定上限量との間に設定された設定量よりも少なくなる条件でも良い。
但し、前記判別用設定量や前記漏れ判別用条件を上述のように設定する場合、熱媒量検出手段としては、上記の実施形態のように熱媒量を段階的に検出するように構成する場合は、検出する熱媒量の段階を多くする必要がある。又、熱媒量検出手段として、熱媒量を連続的に検出するように構成しても良い。
(ニ) 前記熱媒戻り部Cr及び前記熱媒供給部Cfに、前記熱媒供給端末3を経由する形態で形成される端末側熱媒循環路19tを複数並列的に接続しても良い。
(ホ) 上記の実施形態では、本発明を熱媒供給装置の一例としてのコージェネレーションシステムに適用して、熱媒加熱部Hを熱電併給装置1から発生する熱を熱源とするように構成する場合について例示したが、熱媒加熱部Hをガスバーナや電気ヒータ等の専用の熱源にて構成したり、ガスエンジンやガソリンエンジン等によりコンプレッサを駆動するエンジン駆動式のヒートポンプから発生する熱を熱源とするように構成することができる。
又、熱媒加熱部Hを熱電併給装置1から発生する熱を熱源とするように構成する場合、熱電併給装置1としては、上記の実施形態において例示したエンジン駆動式の回転式発電装置以外に、例えば、燃料電池発電装置を適用することができる。
実施形態に係る熱媒供給装置のブロック図 実施形態に係る熱媒供給装置における熱媒貯留タンク周辺の構成を示すブロック図 実施形態に係る熱媒供給装置の制御動作のフローチャートを示す図 実施形態に係る熱媒供給装置の制御動作のフローチャートを示す図
符号の説明
3 熱媒供給端末
5 運転制御手段
17 熱交換器
18 熱媒貯留タンク
19m 装置側熱媒循環路
20 熱媒循環ポンプ
21 加熱用熱媒循環路
40w オーバーフロー検出手段
A 熱媒補給手段
Cf 熱媒供給部
Cr 熱媒戻り部
H 熱媒加熱部
Sw 熱媒量検出手段

Claims (4)

  1. 熱媒加熱部及び大気開放型の熱媒貯留タンクを経由する形態で、熱媒供給端末からの熱媒戻り部とその熱媒供給端末への熱媒供給部とにわたるように形成される装置側熱媒循環路と、
    その装置側熱媒循環路に装備されて熱媒を循環させる熱媒循環ポンプと、
    前記熱媒貯留タンク内の熱媒量を検出する熱媒量検出手段と、
    前記熱媒貯留タンクに熱媒を補給する熱媒補給手段と、
    運転を制御する運転制御手段とが設けられた熱媒供給装置であって、
    前記熱媒貯留タンクからの熱媒のオーバーフローを検出するオーバーフロー検出手段が設けられ、
    前記運転制御手段が、
    前記オーバーフロー検出手段により前記オーバーフローが検出されたときに、前記熱媒循環ポンプを作動させ、且つ、
    前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が監視用設定時間に達するまでの間に前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が判別用設定量よりも少なくなる場合は異常ではないと、かつ、
    前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が前記判別用設定量以上の場合は異常であると判別するように構成され
    さらに、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が前記判別用設定量以上であり且つ前記オーバーフロー検出手段により前記オーバーフローが検出されない場合は、熱媒漏れ異常であると判別するように構成されている熱媒供給装置。
  2. 前記運転制御手段が、前記オーバーフロー検出手段により前記オーバーフローが検出されたときに、前記熱媒循環ポンプを作動させている場合はその作動を継続し、且つ、前記熱媒循環ポンプを停止させている場合は前記熱媒循環ポンプの作動を開始するように構成されている請求項1記載の熱媒供給装置。
  3. 前記熱媒加熱部が、前記装置側熱媒循環路を通流する熱媒とその装置側熱媒循環路よりも高圧にて加熱用熱媒循環路を通流する熱媒とを熱交換させる熱交換器にて構成され、
    前記運転制御手段が、前記オーバーフローが検出されてからの経過時間が前記監視用設定時間に達しても前記オーバーフロー検出手段により前記オーバーフローが検出されている場合は、前記熱交換器の破損であると判別するように構成されている請求項1又は2記載の熱媒供給装置。
  4. 前記運転制御手段が、前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が設定下限量よりも少なくなると前記熱媒貯留タンクへの熱媒の補給を開始し且つ前記熱媒量検出手段の検出熱媒量が設定上限量以上になると前記熱媒貯留タンクへの熱媒の補給を終了するように、前記熱媒補給手段の作動を制御する熱媒補給処理を実行し、並びに、
    前記熱媒補給処理を実行した後、前記監視用設定時間よりも長い漏れ判別用設定時間が経過するまでの間に、前記熱媒量検出手段の検出情報に基づいて前記熱媒貯留タンク内の熱媒の減少が漏れ判別用条件を満たすと判別すると、熱媒漏れ異常であると判別するように構成されている請求項1〜のいずれか1項に記載の熱媒供給装置。
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