JP4987450B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
画像形成装置を含むシステムの敵の一つは、停電である。動作中にいきなり電源が断たれると、作成中のデータが消失したり、OS(Operating System)が破壊されたりと、さまざまなトラブルに見舞われることになる。
国内で発生する停電の数は、平均して年1回以下といわれているが、落雷などで送電系統を切り替えるときに生じる瞬時停電(瞬停)は、この中に含まれておらず、年に数回も発生している。
つまり、何も対策を講じなければ、確実に、システムやハードディスクに記録したデータは、再起不能になってしまう。
高い信頼性を必要とするシステムにおいて、24時間、365日の間ずっと停電のトラブルから守り続けるUPSは、必要不可欠になってきている。
UPSは、バッテリやコンデンサなどに蓄えられたエネルギーを使って、瞬停(短い時間の停電のこと)や電圧降下からコンピュータ等の機器を守る装置のことである。
最近ではOA(Office Automation)分野における用途が急速に増えてきているが、停止すると多大な損害が発生するような電気器であれば、OA機器以外でもそのバックアップの対象になりうる。
方式としてはAC電源からバッテリに充電しておき、停電時にバッテリからAC電源を作り、機器に供給する方式が一般的である。
UPSには、大別して、常時インバータ方式・ラインインタラクティブ方式・常時商用給電方式の3つが存在する。但し、UPSを使用したとしても、あくまでも短い停電用なので、3分から10分程度の停電にしか対応できない。このため、停電が発生したとき、コンピュータに対して自動的に「シャットダウン・コマンド」(終了コマンド)を出力するものがある。
Windows(登録商標)NTやWindows(登録商標)2000には、停電時にUPSと連動することで、バッテリバックアップ運転中にシステムを安全にシャットダウンさせる機能が備わっている。コントロールパネル/電源オプションのプロパティダイアログを開き、UPSタブを選択することで現れる画面の詳細ボタンをクリックすることで設定できる。この場合、UPSとコンピュータは、シリアルインターフェースで接続されていなければならない。
また、Windows(登録商標)のデフォルト設定では、UPSからの信号が何を意味しているのかわからないために、停電の警告やシャットダウンの指示(コマンド)と、シリアルポートの信号とを、あらかじめ調べておく必要がある。カスタマイズも可能なので、この機能を用いるだけでも停電発生時に、自動的にシャットダウンプロセスを起動し、システムを安全に停止させることができる。なお、多くのUPSメーカでは、このパラメータ設定をマニュアルに記載したり、ユーティリティとしてインストールできるように用意している。
入力電源を常にコンバータ回路によって直流に整流した後に、インバータ回路によって交流電源として出力する。したがって、入力電圧に変動があっても出力には全く影響しない。また、停電時も、出力が乱れたり、途切れたりすることもなくバックアップ運転になる。
メリット
・入力にかかわらず常に出力電圧が一定、また周波数の乱れもない。
・電源トラブル時には、無瞬断でバックアップに切り替わる。
・高調波などの入力電源から入ってくるノイズをカットする。出力もノイズのないクリーンな電源を供給可能。
デメリット
・使用する回路が増えるので、やや高価になる。
・常にインバータ・コンバータ回路を動かしているので、UPSの消費電力がやや多くなる。
バッテリとインバータ部が常に接続され、相互(インタラクティブ)に電力の変換(バッテリの充電と放電)を行う方式。基本的には常時商用タイプと考えてよいが、バッテリとインバータ部が常に接続されているので、バックアップへの切換時間が常時商用タイプと比較して短くなっている。
メリット
・やや安価に購入できる。
デメリット
・切換時間が発生する(4ms)。
平常時は、入力の交流電源をそのまま外部出力し、停電などの電源トラブル時にはバッテリからの出力に切り替えて電力を供給する給電方式である。
メリット
・電源が正常なときは入力の交流電源をそのまま外部に出力するので、UPS内部の回路が働かずエネルギーの損失が少なく経済的である。
・使用する回路が少ないので、製品のコストが低く安価で購入できる。
デメリット
・切換時間が発生する(10ms)。
・矩形波で出力する製品が多い。
101 接続
102 接続
103 接続
104 接続
105 接続
106 接続
110 スイッチ
111 読み取り部
112 書き込み部
113 表示部
114 PC
200 制御コントローラ
201 CPU
202 システム制御部
203 RAM
204 ROM
205 ネットワークインターフェース
206 シリアルインターフェース
207 HDD
208 シリアルインターフェース
209 画像処理部
220 PSU
221 UPS
300 制御コントローラ
301 CPU
302 システム制御部
303 RAM
304 ROM
305 ネットワークインターフェース
306 シリアルインターフェース
307 HDD
308 シリアルインターフェース
309 画像処理部
310 ネットワークインターフェース
320 PSU
321 UPS
322 リレー
400 マスター機
401 制御コントローラ
402 CPU
403 システム制御部
404 RAM
405 ROM
406 専用外部インターフェース
407 HDD
408 画像処理部
410 PSU
411 スイッチ
412 読み取り部
413 書き込み部
500 スレーブ機
501 制御コントローラ
502 CPU
503 システム制御部
504 RAM
505 ROM
506 専用外部インターフェース
507 HDD
508 画像処理部
509 ネットワークインターフェース
510 PSU
511 スイッチ
512 PC
Claims (6)
- 制御コントローラと、該制御コントローラと直列に接続され、該制御コントローラに安定的に電力を供給する無停電電源手段と、を有する制御系統を2以上備え、
装置電源遮断の際に、ある1つの制御系統が主制御系統となり、他の制御系統を副制御系統として、
前記主制御系統は、前記副制御系統を安全に停止させるため、前記主制御系統と前記副制御系統間に配設される信号線を介して、前記副制御系統に停止命令を発行し、該停止命令の正常な実行が失敗したことを検知すると、前記主制御系統の制御コントローラと前記副制御系統の無停電電源手段間に配設される信号線を介して前記副制御系統の無停電電源手段を停止させる制御を行い、前記副制御系統の有する制御コントローラと無停電電源手段間に配設される切換手段に、電力遮断信号を送り、前記切換手段による電力の遮断を実行させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記主制御系統と前記副制御系統間に配設される信号線は、汎用シリアルインターフェースであり、前記主制御系統の有する制御コントローラと前記副制御系統の有する制御コントローラ間に配設されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記主制御系統と前記副制御系統間に配設される信号線は、汎用ネットワークインターフェースであり、前記主制御系統の有する制御コントローラと前記副制御系統の有する制御コントローラ間に配設されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 装置の備える各制御系統は、電力が遮断された場合でも記憶を保持できる不揮発性の記憶手段を有し、
当該制御系統の有する制御コントローラは、複数のプロセスからなるプログラムの実行中は、プロセスの動作が確定するたびに、該プロセスの情報と処理中のデータを、前記記憶手段に格納させ、
前記プログラムの実行中に当該制御系統の電源が遮断されたのちに電源の再投入があった場合、前記記憶手段に格納されている前記プロセスの情報と処理中のデータに基づいて、前記プロセスの次のプロセスの動作を実行するか否かを決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 操作者に対して所定のメッセージを表示する表示手段を備え、
前記プログラムの実行中に当該制御系統の電源が遮断されたのちに電源の再投入があった場合、前記記憶手段に格納されている前記プロセスの情報と処理中のデータに基づいて、前記プロセスの次のプロセスの動作を実行するか否かを決定する際に、
前記表示手段は、操作者に対して、電源遮断以前の前記プロセスの情報と処理中のデータを復元させるか否かを選択するよう促す内容のメッセージを表示することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 - 複数のプロセスからなるプログラムの実行中に、制御系統の電源の遮断があった場合であって、
当該制御系統の有する無停電電源手段の保持する電力が揮発するまでの時間に、前記記憶手段に前記プロセスの情報は格納されたが処理中のデータは格納するのが間に合わない場合に、
電源の再投入があった後、前記表示手段は、操作者に対して、前記処理中のデータが失われたため再入力する必要があることを通知する内容のメッセージを表示することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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