JP2017033321A - 電源制御システム、電源制御装置および電源制御方法 - Google Patents

電源制御システム、電源制御装置および電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管理装置からの起動指示に基づいて、電源遮断された電子装置を起動させること。【解決手段】電源制御装置は、電子装置20と電源装置30を有する。電子装置20は、電子回路21と電子回路21の起動および停止に関連する電源制御を行う制御回路22とを備える。電源装置30は、電子回路21と制御回路22に対する電力供給を行う。制御回路22は、管理装置10と接続する信号線40を監視し、信号線40を介して管理装置10から電源遮断を指示する第1の信号を受信すると、電子回路21と制御回路22とに対する電源装置30からの電力供給を停止させて、信号線40の監視を停止する。電源装置30は、制御回路22に対する電力供給を停止した状態で、信号線40を監視し、管理装置10から電源起動を指示する第2の信号が送信されたことを検知すると制御回路22に対する電力供給を再開させ、制御回路22を起動する。【選択図】図1

Description

本発明は電源制御システム、電源制御装置および電源制御方法に関する。
電子装置の電源状態としては、単なる電源オンおよび電源オフの状態だけでなく、電子装置内の一部の回路にのみ電力が供給された状態がとられることもある。例えば、スイッチの操作に応じて電子装置の電源状態を制御する制御回路にだけ電力が供給された状態をとる電子装置がある。この状態は、例えば、スタンバイ状態と呼ばれる。
また、電子装置とは別の装置からの指示により、電子装置の電源状態が制御される場合もある。さらに、複数の電子装置の電源状態が共通のスイッチの操作によって制御される場合もある。
また、電力供給に関する技術の例として、例えば、I/O(In/Out)装置が、端末装置との通信制御インタフェース信号の電圧レベルを常時監視し、電源投入または電源切断を検知するようにした電源制御方法が提案されている。
特開平9−116637号公報 特開2001−318739号公報
上記の制御回路を有する電子装置では、例えば、スイッチの操作に応じて制御回路に信号が送信されると、制御回路が電子装置をスタンバイ状態に遷移させることができる。そして、スイッチが再度操作され、それに応じて信号が送信されると、制御回路は、電子装置を電源オンの状態に復帰させることができる。
しかし、例えば災害が発生した場合などに、スイッチの操作に応じて電子装置の動作を停止させるというケースでは、電子装置全体を電源オフにした方が安全性を向上させることができる。それは、電力が供給されている回路の誤作動や火花の発生などを防止できるからである。しかし、上記の制御回路を有する電子装置では、電子装置全体を電源オフにすると制御回路も停止してしまう。そのため、その後に電子装置を電源オンに復帰させるためにスイッチを操作しても、制御回路が信号を受信できず、電源オンに復帰させることができないという問題がある。
1つの側面では、本発明は、管理装置からの起動指示に基づいて、電源遮断された電子装置を起動させることが可能な電源制御システム、電源制御装置および電源制御方法を提供することを目的とする。
1つの態様では、電力供給を制御する電源制御システムが提供される。この電源制御システムは、管理装置と電子装置と電源装置とを有する。管理装置は、電源遮断を指示する第1の信号および電源起動を指示する第2の信号を信号線に送信する送信部を備える。電子装置は、電子回路と電子回路の起動および停止に関連する電源制御を行う制御回路とを備える。電源装置は、電子回路と制御回路に対する電力供給を行う。制御回路は、信号線を監視し、信号線を介して管理装置から第1の信号を受信すると、電子回路と制御回路とに対する電源装置からの電力供給を停止させて、信号線の監視を停止する。電源装置は、制御回路に対する電力供給を停止した状態で、信号線を監視し、第2の信号が送信されたことを検知すると制御回路に対する電力供給を再開させ、制御回路を起動する。
また、1つの態様では、電力供給を制御する電源制御装置が提供される。この電源制御装置は、電子装置と電源装置とを有する。電子装置は、電子回路と電子回路の起動および停止に関連する電源制御を行う制御回路とを備える。電源装置は、電子回路と制御回路に対する電力供給を行う。制御回路は、管理装置と接続する信号線を監視し、信号線を介して管理装置から電源遮断を指示する第1の信号を受信すると、電子回路と制御回路とに対する電源装置からの電力供給を停止させて、信号線の監視を停止する。電源装置は、制御回路に対する電力供給を停止した状態で、信号線を監視し、管理装置から電源起動を指示する第2の信号が送信されたことを検知すると制御回路に対する電力供給を再開させ、制御回路を起動する。
また、1つの態様では、電力供給を制御する電源制御方法が提供される。この電源制御方法は、電子装置に搭載され、電子装置が有する電子回路の起動および停止に関連する電源制御を行う制御回路が、管理装置と接続する信号線を監視し、制御回路が、信号線を介して管理装置から電源遮断を指示する第1の信号を受信すると、電子回路と制御回路とに対する電源装置からの電力供給を停止させて、信号線の監視を停止し、電子回路と制御回路に対する電力供給を行う電源装置が、制御回路に対する電力供給を停止した状態で、信号線を監視し、電源装置が、管理装置から電源起動を指示する第2の信号が送信されたことを検知すると制御回路に対する電力供給を再開させ、制御回路を起動する。
1つの側面では、管理装置からの起動指示に基づいて、電源遮断された電子装置を起動させることができる。
第1の実施の形態の電源制御システムおよびその動作例を示す図である。 第2の実施の形態のストレージシステムを示す図である。 FEのハードウェア例を示す図である。 CMのハードウェア例を示す図である。 CEの機能例を示す図である。 SVC、FPGAおよびPSUの間での信号線の接続例を示す図である。 FPOスイッチに対する緊急停止操作が行われた時の処理の例を示すフローチャートである。 FPOスイッチに対する解除操作が行われた時の処理(その1)の例を示すフローチャートである。 FPOスイッチに対する解除操作が行われた時の処理(その2)の例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の電源制御システムおよびその動作例を示す図である。電源制御システムは、管理装置10、電子装置20および電源装置30を有する。
管理装置10は、電子装置20の動作を管理するための装置である。管理装置10は、スイッチ11と送信部12とを有する。
管理装置10は、電子装置20に対して電源遮断や電源起動を指示することができる。これらの指示は、例えば、管理装置10に対する入力操作に応じて行われる。スイッチ11は、このような入力操作を受け付けるための入力手段の一例である。以下、スイッチ11が、電子装置20の電源を遮断させる電源遮断操作と、電源遮断操作によって遮断された電子装置20の電源を起動させる電源起動操作とを受け付けるものとして説明する。なお、電源遮断操作の好適な一例としては、災害の発生などに伴う緊急停止操作がある。
送信部12には、信号線40が接続されている。送信部12は、スイッチ11に対する電源遮断操作に応じて、信号線40に電源遮断を指示する第1の信号を送信する。また、送信部12は、スイッチ11に対する電源起動操作に応じて、信号線40に電源起動を指示する第2の信号を送信する。
電子装置20は、電源装置30から供給される電力によって動作する。電子装置20は、電子回路21と制御回路22とを有する。
電子回路21は、例えば、電子装置20の主たる回路の集合である。例えば、電子回路21は、プロセッサやメモリなど、コンピュータを実現する各種の回路を含む。制御回路22には、信号線40が接続されている。制御回路22は、信号線40を監視し、信号線40を介して送信部12から送信される制御信号を受信可能になっている。また、制御回路22は、電子装置20の電源状態を制御する。
電源装置30は、電子装置20に対して電力を供給する。また、後述するように、電源装置30は、信号線40における第2の信号の有無を監視する機能を備える。
なお、電子装置20と電源装置30は、例えば、それらが1つの筐体に搭載された電源制御装置として実現されてもよい。
次に、スイッチ11に対して電源遮断操作が行われた場合の動作について順を追って説明する。電源遮断操作が行われる前の状態では、制御回路22は、信号線40を監視している。
図1の左下に示すように、スイッチ11に対して電源遮断操作が行われると、送信部12は、第1の信号を信号線40に送信する。制御回路22は、信号線40を介して第1の信号を受信すると、電子回路21と制御回路22とに対する電源装置30からの電力供給を停止させる。これにより、電子回路21と制御回路22の動作が停止する。したがって、制御回路22による信号線40の監視が停止される。
また、電源装置30は、電源遮断操作に伴って制御回路22への電力供給を停止すると、信号線40において第2の信号が送信されたかの監視を開始する。例えば、電源装置30は、信号線40の電圧変化の有無を監視し、電圧変化があった場合に第2の信号が送信されたことを検出する。
次に、上記の状態から、スイッチ11に対して電源起動操作が行われた場合の動作について順を追って説明する。
図1の右下に示すように、スイッチ11に対して電源起動操作が行われると、送信部12は、第2の信号を信号線40に送信する。電源装置30は、送信部12から第2の信号が送信されたことを検知すると、制御回路22に対する電力供給を再開する。これにより、制御回路22が起動する。
起動した制御回路22は、電子回路21に対する電源装置30からの電力供給を再開させる。電子回路21への電力供給が再開されると、電子回路21が起動する。これにより、電子装置20の動作が復帰する。
なお、送信部12は、例えば、スイッチ11に対する電源起動操作が行われると、第2の信号を間欠的に複数回送信してもよい。この場合、電力供給の再開によって起動した制御回路22は、信号線40を介して第2の信号を受信した後、電子回路21への電力供給を再開させてもよい。
以上説明した第1の実施の形態では、管理装置10からの電源遮断指示に応じて、電子装置20の電子回路21と制御回路22の両方に対する電力供給が停止される。ここで、電源遮断指示のための第1の信号を受信した場合の電子装置20の電源状態の遷移方法の他の例としては、制御回路22の動作を継続したまま、電子回路21に対する電力供給を停止する方法が考えられる。これに対して、本実施の形態では、第1の信号に応じて、電子回路21だけでなく制御回路22への電力供給も停止される。これにより、電源遮断指示に伴う停止状態における電子装置20の安全性が向上する。特に、災害の発生などに伴って緊急停止させる場合には、電子装置20の中に電力が供給されている要素があると、その要素が誤動作を起こしたり、火花が発生する可能性がある。しかし、電子回路21だけでなく制御回路22への電力供給も停止することで、上記のような異常が発生する可能性が低減され、電子装置20の安全性が向上する。
ところが、上記のように電子回路21とともに制御回路22も停止してしまうと、その後にスイッチ11に対する電源起動操作が行われ、送信部12から電源起動を指示する第2の信号が送信されても、制御回路22が第2の信号を受信することができない。そのため、管理装置10からの電源起動指示によって電子装置20の動作を復帰させることができない。
そこで、本実施の形態では、電源装置30は、電源遮断指示に伴って制御回路22への電力供給を停止すると、信号線40の監視を開始する。この監視方法としては、信号線40に伝送されるコマンドの内容を解釈するのではなく、信号線40の電圧変化の有無を監視するといった簡易な方法を用いることができる。
電源装置30は、信号線40に第2の信号が送信されたことを検知すると、制御回路22への電力供給を再開する。これにより、制御回路22が起動し、制御回路22によって制御回路22の電源状態を制御できる状態になる。すなわち、管理装置10からの電源遮断指示によって電子装置20の一部を起動させることができる。そして、制御回路22が起動することで、例えば、制御回路22の制御によって電子回路21への電力供給を再開させ、電子装置20の動作を復帰させることができる。
すなわち、第1の実施の形態によれば、管理装置10からの電源遮断指示により、電子装置20を安全な停止状態に遷移させることができる。そして、その状態から、管理装置10からの電源起動指示により電子装置20の動作を復帰させることができる。
なお、第1の実施の形態では、送信部12が、スイッチ11のような入力手段に対する電源遮断操作に応じて第1の信号を信号線40に送信し、電源起動操作に応じて第2の信号を信号線40に送信する。これに限らず、送信部12は、例えば、ソフトウェア制御による電源遮断指示および電源起動指示に応じて、第1の信号および第2の信号を信号線40に送信してもよい。
[第2の実施の形態]
図2は、第2の実施の形態のストレージシステムを示す図である。ストレージシステムは、CE(Controller Enclosure)100,100a,100b、FE(Frontend Enclosure)200、DE(Drive Enclosure)300,300a,300bおよびホスト装置400を有する。
CE100は、CM(Controller Module)110,120、PSU(Power Supply Unit)130およびバッテリ140を有する。
CM110,120は、FE200と接続される。例えば、CM110,120とFE200とは、シリアルケーブルを介して接続される。また、CM110,120は、ホスト装置400と接続される。CM110,120とホスト装置400とは、例えば、ファイバチャネル(FC:Fibre Channel)やiSCSI(Internet Small Computer System Interface)などを用いたSAN(Storage Area Network)を介して接続される。さらに、CM110,120は、DE300と接続される。CM110,120とDE300とは、例えば、SAS(Serial Attached SCSI)ケーブルを介して接続される。
CM110,120は、ホスト装置400からの要求に応じて、DE300に搭載された記憶装置に対するアクセスを制御する。PSU130は、外部から商用電源の供給を受けて、CM110,120に電力を供給する。バッテリ140は、PSU130からCM110,120に対する電力供給が停止した時にCM110,120に電力を供給する。
DE300には、ホスト装置400からのアクセス対象となる複数台の記憶装置が搭載されている。DE300は、記憶装置としてHDD(Hard Disk Drive)を備えたディスクアレイ装置である。なお、DE300に搭載される記憶装置は、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の記憶装置であってもよい。
図示を省略するが、CE100a,100bは、CE100と同様のハードウェアによって実現され、DE300a,300bは、DE300と同様のハードウェアによって実現される。CE100a内のCMはDE300aに接続され、当該CMは、ホスト装置400からの要求に応じてDE300aに搭載された記憶装置に対するアクセスを制御する。また、CE100b内のCMはDE300bに接続され、当該CMは、ホスト装置400からの要求に応じてDE300bに搭載された記憶装置に対するアクセスを制御する。
CE100とDE300とは、例えば、1つの筐体に搭載されるストレージ装置として実現される。CE100aとDE300a、CE100bとDE300bについても同様である。ストレージシステムは、このようなストレージ装置をスケールアウトした構成となっている。
なお、例えば、あるCE内のCMが、ホスト装置400からの要求に応じて、FE200などを介して別のCEに接続されたDE内の記憶装置に対してアクセスできるようにしてもよい。また、CE100,100a,100bには、それぞれ別のホスト装置が接続されていてもよい。
FE200は、CE100,100a,100bの動作を集中的に監視する。また、FE200は、スイッチの操作に応じてCE100,100a,100bの動作状態を遷移させる管理機能を備える。さらに、FE200は、CE100,100a,100b内のCM間で通信するための中継機能を備えてもよい。
次に、FE200のハードウェアについて説明する。
図3は、FEのハードウェア例を示す図である。FE200は、FPO(Force Power Off)スイッチ210、SVC(SerVice Controller)220,230、PSU240,250および電源スイッチ260を有する。FPOスイッチ210、SVC220,230、PSU240,250および電源スイッチ260は、例えば、FE200内のミッドプレーンに形成されたバスを介して相互に接続されている。
FPO(Force Power Off)スイッチ210は、災害などの発生時にストレージシステムを停止させるための緊急停止スイッチである。FPOスイッチ210が操作されると、制御信号がSVC220,230およびPSU240,250に送信される。FPOスイッチ210は、例えば、押しボタンスイッチである。この場合、ユーザによるFPOスイッチ210の押下に応じて制御信号が送信される。
以下の説明では、ストレージシステムを緊急停止させるためのユーザによるFPOスイッチ210の操作を「緊急停止操作」と記載する。また、ストレージシステムを緊急停止状態から解除するためのユーザによるFPOスイッチ210の操作を「解除操作」と記載する。
SVC220,230は、CE100,100a,100bがそれぞれ有するCMと、シリアルケーブルを介して相互通信を行う。SVC220,230の一方は運用系として動作し、他方は待機系として動作する。運用系のSVCは、FPOスイッチ210に対して緊急停止操作が行われると、CE100,100a,100bに緊急停止を指示するための緊急停止信号を送信する。また、運用系のSVCは、自装置が緊急停止した状態でFPOスイッチ210に対して解除操作が行われると、電源供給元のPSUからの電源によって電源オン状態に復帰し、CE100,100a,100bに解除操作が行われたことを通知するための解除信号を送信する。さらに、運用系のSVCは、電源スイッチ260に対する操作が行われると、CE100,100a,100bに電源オン状態への復帰を指示する復帰信号を送信する。
PSU240は、外部から商用電源の供給を受けて、SVC220に電力を供給する。PSU240は、FPOスイッチ210に対する緊急停止操作に応じてSVC220が緊急停止状態に遷移した後、FPOスイッチ210に対して解除操作が行われると、SVC220を電源オン状態に復帰させる。PSU250は、外部から商用電源の供給を受けて、SVC230に電力を供給する。PSU250は、FPOスイッチ210に対する緊急停止操作に応じてSVC230が緊急停止状態に遷移した後、FPOスイッチ210に対して解除操作が行われると、SVC230を電源オン状態に復帰させる。
電源スイッチ260は、FPOスイッチ210に対して解除操作が行われた後に、CE100,100a,100bを電源オン状態に復帰させるために操作されるスイッチである。
なお、FE200は、図1の管理装置10の一例であり、FPOスイッチ210は、スイッチ11の一例であり、SVC220またはSVC230は、送信部12の一例である。
図4は、CMのハードウェア例を示す図である。CM110は、プロセッサ111、RAM(Random Access Memory)112、SSD113、BUD(Bootup and Utility Device)114、DI(Device Interface)115、CA(Channel Adapter)116、FPGA(Field Programmable Gate Array)117および電源回路118を有する。
プロセッサ111は、CM110の情報処理を制御する。プロセッサ111は、複数のプロセッシング要素を含むマルチプロセッサであってもよい。
RAM112は、CM110の主記憶装置である。RAM112は、プロセッサ111に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。RAM112は、プロセッサ111による処理に用いる各種データを記憶する。また、RAM112の所定の領域にキャッシュが実装される。
SSD113は、CM110の補助記憶装置である。SSD113は、不揮発性の半導体メモリである。SSD113には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、CM110は、補助記憶装置として、SSD113の代わりにHDDを備えていてもよい。
BUD114は、PSU130からの電力供給停止時にRAM112のデータの保護に用いられる不揮発性の記録媒体である。記録媒体として、例えば、フラッシュメモリのような半導体メモリを使用することができる。BUD114には、FPGA117により、RAM112に格納されているデータが書き込まれる。なお、RAM112およびBUD114は、PSU130からの電力供給停止後にバッテリ140から供給される電力によって駆動される。
DI115は、DE300と通信するためのインタフェースである。DI115は、例えば、SASインタフェースとして実装される。CA116は、ホスト装置400と通信するためのインタフェースである。
FPGA117は、CM110内の各部の動作の監視や、CM110の電源状態の制御を行う。FPGA117は、CM110の電源状態を、電源オン状態、スタンバイ状態および電源オフ状態という3種類の状態に遷移させることができる。電源オン状態は、PSU130からの電力が電源回路118を介してCM110全体に供給されている状態である。スタンバイ状態は、PSU130からの電力が電源回路118を介して、CM110内のFPGA117だけに供給され、FPGA117がSVC220から送信される起動信号や停止信号等を監視し、動作を待機する状態である。電源オフ状態は、PSU130からの電力がFPGA117を含むCM110全体に供給されていない状態である。
また、FPGA117は、PSU130からの電力供給停止後、バッテリ140から供給される電力によって駆動可能である。さらに、FPGA117は、CM110を電源オン状態から電源オフ状態に遷移させる際に、RAM112に格納されているデータをBUD114にコピーさせることができる。FPGA117は、このコピー制御をバッテリ140から供給される電力によって行うことができる。
また、FPGA117は、シリアルケーブル501を介してSVC220との間で通信を行い、シリアルケーブル502を介してSVC230との間で通信を行う。シリアルケーブル501からは信号線511が分岐され、シリアルケーブル502からは信号線512が分岐される。信号線511,512は、PSU130に接続されている。信号線511,512については後に詳述する。
電源回路118は、FPGA117の制御の下で、CM110内の各部に対してPSU130からの電力を供給する。また、電源回路118は、FPGA117からの指示に応じて、PSU130からの電力供給とバッテリ140からの電力供給とを切り替える。
なお、CM120、CE100aが有するCM、CE100bが有するCMもCM110と同様のハードウェアで実現できる。
ここで、CM110は、図1の電子装置20の一例であり、プロセッサ111などは、電子回路21の一例であり、FPGA117は、制御回路22の一例である。また、PSU130は、電源装置30の一例である。
次に、図4を用いて、SVC220,230とFPGA117との通信についてさらに説明する。ここでは例として、SVC220,230のうちSVC220が運用状態であるものとする。
FE200のFPOスイッチ210に対して緊急停止操作が行われると、SVC220はシリアルケーブル501を介してFPGA117に対して緊急停止信号を送信する。FPGA117は、緊急停止信号の受信に応じて、CM110を緊急停止状態にするための電源制御を実行する。
ここで、緊急停止操作が行われた場合のCM110の電源制御方法の一例として、CM110の電源状態を電源オン状態からスタンバイ状態にする方法が考えられる。この方法によれば、緊急停止状態になった後もFPGA117に対するPSU130からの電力供給は継続される。このため、その後にFPOスイッチ210に対して解除操作が行われた時、FPGA117は、SVC220から送信される解除信号を受信することで、解除操作が行われたことを認識し、CM110を電源オン状態に復帰させることができる。
しかしながら、災害の発生などによってCM110を緊急停止させる場合には、CM110内のすべての構成要素に対する電力供給が停止される「電源オフ」状態に遷移させることが望ましい。それによって、CM110内の回路の誤動作の発生や、CM110内の回路からの火花の発生などの異常事象の発生を防止でき、CM110の安全性を向上できるからである。
しかし、緊急停止操作に応じてCM110を電源オフ状態に遷移させると、FPGA117に対する電力供給も停止される。このため、FPOスイッチ210に対する解除操作が行われたとき、CM110に対してSVC220から解除信号が送信されても、FPGA117は信号の監視機能が停止しており、解除信号を認識することができない。したがって、CM110が電源オン状態に復帰できなくなるという問題がある。
このような問題に対して、本実施の形態では、CM110が電源オフ状態となっているときに、PSU130がシリアルケーブル501,502に解除信号が送信されたことを検知可能にする手段が設けられている。具体的には、シリアルケーブル501から信号線511が分岐され、信号線511がPSU130に接続されている。PSU130は、CM110が電源オフ状態のとき、信号線511における電圧変化を検知することで、SVC220から解除信号が送信されたことを認識する。また、シリアルケーブル502から信号線512が分岐され、信号線512がPSU130に接続されている。PSU130は、CM110が電源オフ状態のとき、信号線512における電圧変化を検知することで、SVC230から解除信号が送信されたことを認識することもできる。PSU130は、解除信号の送信を認識すると、電源回路118を介してFPGA117に電力を供給し、FPGA117を起動させ、CM110をスタンバイ状態に遷移させる。これにより、FPGA117が解除信号の受信を認識し、FPGA117の制御によってCM110を電源オン状態に復帰させることができる。
なお、CM110を電源オフ状態から電源オン状態に遷移させることを可能にする他の方法としては、SVC220からの解除信号送信のための新たな信号ケーブルをPSU130に接続する方法も考えられる。しかし、新たな信号ケーブルを設けることでFE200とCE100との接続が複雑になる。特に、FE200に接続されるCEの数が増加するほど、接続の複雑さが増し、ストレージシステムの設置時や故障による機器交換時の結線作業の効率が低下するという問題がある。本実施の形態のように、FE200とCEとの間の接続方法を変えず、CE内の接続方法だけを変えることで、接続の複雑さを低減し、結線作業の効率を高めることができる。
図5は、CEの機能例を示す図である。図5では、CM110が有するプロセッサ111やCM120が有するプロセッサなど、CM110,120がスタンバイ状態であるときにPSU130からの電力供給が停止される構成要素の図示を省略している。また、FE200が有するPSU240,250および電源スイッチ260の図示も省略している。なお、図5の太線は、電力の供給ラインを示す。
FPGA117は、通信部117a、電源制御部117b、PSU制御部117cおよびバックアップ部117dを有する。なお、通信部117a、電源制御部117b、PSU制御部117cおよびバックアップ部117dの処理の少なくとも一部は、例えば、FPGA117が備えるプロセッサが所定のファームウェアプログラムを実行することによって実現される。
通信部117aは、シリアルケーブル501を介してSVC220と通信を行う。また、通信部117aは、シリアルケーブル502を介してSVC230と通信を行う。
電源制御部117bは、通信部117aがSVC220,230のいずれかから緊急停止信号を受信すると、FPGA117、RAM112およびBUD114への電力供給元をPSU130からバッテリ140に切り替えるように電源回路118に指示する。その後、PSU130からCM110への電力供給が停止し、バックアップ部117dによるデータのバックアップ処理が終了すると、電源制御部117bは、電源回路118にバッテリ140からの電力供給を停止させる。これにより、CM110の電源状態が電源オン状態から電源オフ状態に遷移する。また、その後にFPGA117への電力供給が再開されると、電源制御部117bは、SVC220,230のいずれかからの解除信号および復帰信号に基づいて、電源回路118にCM110全体に対するPSU130からの電力供給を開始させる。これにより、CM110の電源状態が電源オン状態に復帰する。
PSU制御部117cは、FPGA117がバッテリ140によって駆動される状態になった後、PSU130にCM110への電力供給を停止するように指示する。
バックアップ部117dは、RAM112に格納されているデータをBUD114に格納するバックアップ処理を実行する。また、バックアップ部117dは、FPGA117に対する電力の供給が再開された後、BUD114に格納されたデータをRAM112に書き戻す復元処理を実行する。
CM120は、CM120が有するプロセッサなどの他にFPGA127および電源回路128を有する。FPGA127は、通信部127a、電源制御部127b、PSU制御部127cおよびバックアップ部127dを有する。通信部127aは、シリアルケーブル503,504を介してそれぞれSVC220,230と接続されている。FPGA127および電源回路128の機能は、FPGA117および電源回路118の機能と同様であるため説明を省略する。
PSU130は、制御部131、電力供給部132および監視部133を有する。例えば、制御部131、電力供給部132および監視部133は、それぞれ別のハードウェアにより実現される。
制御部131は、例えば、プロセッサとして実現される。制御部131は、PSU130全体を制御する。制御部131は、PSU制御部117c,127cから電力供給の停止指示を受信すると、電力供給部132にCM110,120に対する電力供給を停止させる。制御部131は、CM110,120に対する電力供給が停止した後に、監視部133にFPOスイッチ210への解除操作に応じた解除信号の監視を開始させる。
電力供給部132は、制御部131の制御の下で、CM110,120の電源回路118,128に対して電力を供給する。監視部133には、シリアルケーブル501,502,503,504からそれぞれ分岐された信号線511,512,513,514が接続される。監視部133は、信号線511,512,513,514の電圧変化を監視することで、解除信号が送信されたかを判定する。
なお、CE100a,100bもCE100と同様の機能を有する。
図6は、SVC、FPGAおよびPSUの間での信号線の接続例を示す図である。図6では例として、SVC220、CM110のFPGA117およびPSU130との間の接続について示す。
FPGA117とSVC220とを接続するシリアルケーブル501は、例えば、RS(Recommended Standard)−422規格に準拠する信号ケーブルである。このようなシリアルケーブル501には、少なくとも、FPGA117からSVC220への送信用の信号線対501aと、SVC220からFPGA117への送信用の信号線対501bと、信号電圧の基準を得るためのグランド線501cとが含まれる。これらのうち、SVC220からの制御信号は、信号線対501bを用いて送信される。
シリアルケーブル501は、CM110が備えるコネクタ119aとSVC220が備えるコネクタ221とに接続される。FPGA117の通信部117aは、コネクタ119aを介して信号線対501a,501bおよびグランド線501cに接続する。通信部117aは、緊急停止信号、解除信号、復帰信号などのSVC220から送信される制御信号を、信号線対501bにおける電圧の正負に基づいて受信する。
一方、図6の例では、CM110とPSU130との間もRS−422規格に準拠するシリアルケーブル521によって接続される。シリアルケーブル521は、図4,5に示した信号線511の一例である。シリアルケーブル521は、CM110が備えるコネクタ119bとPSU130が備えるコネクタ133aとに接続される。シリアルケーブル521にも同様に、CM110からPSU130への送信用の信号線対521aと、PSU130からCM110への送信用の信号線対521bと、グランド線521cとを少なくとも含む。
CM110の内部においては、シリアルケーブル501の信号線対501bが、シリアルケーブル521の信号線対521aと結線される。PSU130の監視部133は、シリアルケーブル521の信号線対521aにおける電圧変化(正負の変化)を検出する。このような構成により、FPGA117に電力が供給されていない状態でも、PSU130の監視部133は、シリアルケーブル521の信号線対521aにおける電圧変化が発生したことを検出することで、SVC220から制御信号(具体的には、解除信号)が送信されたことを検知できる。
なお、CM110が電源オフ状態のとき、監視部133がSVCから送信された制御信号の内容(パケット内のコマンド名など)を解釈できるような構成とすることもできる。しかし、図6の例のように、監視部133が制御信号の内容を解釈するのではなく単に信号線対521aの電圧変化を検出するだけの構成とすることで、制御信号検知のために監視部133に付加される構成を簡易化することができる。これにより、PSU130の製造コストを抑制することができる。
次に、FPOスイッチ210に対する緊急停止操作が行われた時の処理、および、FPOスイッチ210に対する解除操作が行われた時の処理について、フローチャートを用いて説明する。図7〜9では、SVC220、CM110、PSU130の処理について説明するが、他のSVC、CM、PSUでも同様の処理が実現できる。
図7は、FPOスイッチに対する緊急停止操作が行われた時の処理の例を示すフローチャートである。以下、図7に示す処理をステップ番号に沿って説明する。図7の処理は、ユーザがFPOスイッチ210に対する操作を行うことにより開始される。
(S11)SVC220は、FPOスイッチ210に対する緊急停止操作が行われたことを検出する。
(S12)SVC220は、緊急停止信号をFPGA117に送信する。緊急停止信号は、FPOスイッチ210に対する緊急停止操作が行われたことを示す信号である。送信後、PSU240からSVC220への電力供給が停止される。これにより、SVC220は停止する。
なお、実際には、緊急停止信号は、SVC220に接続されたすべてのCMのFPGAに対して送信される。したがって、以下のステップS13〜S19の処理は、緊急停止信号を受信した各CMおよび対応するPSUにおいて実行される。
(S13)FPGA117において、通信部117aは、緊急停止信号を受信する。
(S14)電源制御部117bは、FPGA117、RAM112およびBUD114への電力供給元をPSU130からバッテリ140に切り替えるように電源回路118に指示する。これにより、これらの各部はバッテリ140からの電力によって駆動する。
(S15)PSU制御部117cは、PSU130に対して、CM110への電力供給を停止するように指示する。これにより、PSU130からのCM110に対する電力供給が停止する。
(S16)バックアップ部117dは、バックアップ処理を実行する。具体的には、バックアップ部117dは、RAM112に格納されているデータをBUD114に格納する。また、バックアップ部117dは、PSU130からの電力供給停止の原因がFPOスイッチ210に対する緊急停止操作によるものである旨の情報をBUD114に格納する。
(S17)電源制御部117bは、バックアップ処理の終了後にバッテリ140からの電力供給を停止する。これにより、CM110は電源オフ状態になる。そして、FPGA117の処理は終了する。
(S18)PSU130において、制御部131は、ステップS15の電力供給の停止指示を受信する。電力供給部132は、CM110への電力供給を停止する。
(S19)監視部133は、信号線511における電圧変化の監視を開始する。これにより、PSU130は、解除信号の監視状態になる。
図8は、FPOスイッチに対する解除操作が行われた時の処理(その1)の例を示すフローチャートである。以下、図8に示す処理をステップ番号に沿って説明する。図8の処理は、図7の処理が終了した状態から、ユーザがFPOスイッチ210を操作することにより開始される。なお、当該処理が開始されるとき、CM110は電源オフ状態であり、PSU130は監視状態である。
(S21)FE200において、PSU240は、FPOスイッチ210に対する解除操作に応じて、SVC220への電力供給を再開する。これにより、SVC220が起動する。
(S22)SVC220は、FPGA117に解除信号を送信する。解除信号は、FPOスイッチ210に対する解除操作が行われたことを示す信号である。ここで、FPGA117は、停止しているため、確認パケットを受信することができない。SVC220は、後述するように、FPGA117から解除信号に対する応答を受信するまで、解除信号を一定間隔でCM110に送り続ける。
なお、実際には、解除信号は、SVC220に接続されたすべてのCMのFPGAに対して送信される。
(S23)解除信号の送信により、信号線511の電圧が変化する。PSU130において、監視部133は、信号線511の電圧が変化したことを検知して、FPOスイッチ210に対する解除操作が行われたことを検出する。監視部133は、監視処理を終了する。
(S24)電力供給部132は、CM110に対する電力供給を再開する。CM110の電源回路118は、FPGA117に対して電力を供給する。これにより、FPGA117が起動し、CM110は、電源オフ状態からスタンバイ状態に遷移する。
(S25)FPGA117において、通信部117aは、SVC220から送信された解除信号を受信する。
(S26)通信部117aは、SVC220に解除信号に対する応答を送信する。
(S27)SVC220は、解除信号に対する応答を受信する。SVC220は、解除信号に対する応答を受信することで、FPGA117が起動したことを認識する。すなわち、解除信号は、解除操作が行われたことの通知の他、FPGA117の生存確認のための信号としても機能する。
SVC220は、ユーザにCM110がスタンバイ状態に遷移した旨を知らせる。例えば、FE200にLED(Light Emitting Diode)が備えられており、SVC220がLEDを点灯させることで、ユーザにCM110がスタンバイ状態に遷移した旨を知らせることができる。CM110がスタンバイ状態に遷移したことを認識したユーザは、CM110の動作を完全に復帰させるために電源スイッチ260を操作する。
なお、実際には、SVC220は、SVC220に接続されたすべてのCMから解除信号に対する応答を受信した時に、ユーザに全CMがスタンバイ状態に遷移した旨を知らせる。ユーザは、全CMの動作を復帰させるために電源スイッチ260を操作する。
(S28)SVC220は、電源スイッチ260が操作されたことを検出する。
(S29)SVC220は、復帰信号をFPGA117に送信する。なお、実際には、復帰信号は、SVC220に接続されたすべてのCMのFPGAに対して送信される。
(S30)FPGA117において、通信部117aは、復帰信号を受信する。そして、処理をステップS31に進める。
図9は、FPOスイッチに対する解除操作が行われた時の処理(その2)の例を示すフローチャートである。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
(S31)電源制御部117bは、CM110をスタンバイ状態から電源オン状態に遷移させる。具体的には、電源制御部117bは、CM110全体に電力が供給されるように電源回路118に指示する。
(S32)バックアップ部117dは、BUD114を参照して、電力供給停止の原因がFPOスイッチ210に対する緊急停止操作によるものであるか否かを判定する。緊急停止操作が原因でない場合、CM110は通常の動作を開始する。緊急停止操作が原因である場合、処理をステップS33に進める。
(S33)バックアップ部117dは、BUD114にバックアップしたデータをRAM112に復元する復元処理を実行する。復元処理が実行されることで、CM110は緊急停止操作が行われた時点の状態に復帰する。
なお、FPGA117の電源制御部117bは、図8のステップS30での復帰信号の受信でなく、ステップS25での解除信号の受信を契機として、CM110を電源オン状態に遷移させてもよい。
また、FPGA117の通信部117aは、次のような処理によってFPOスイッチ210に対する解除操作が行われたことを検出してもよい。ステップS24では、PSU130の制御部131は、CM110への電源供給を再開させた後,FPGA117に対して解除操作があったことを示す信号を送信する。ステップS24では、FPGA117の通信部117aは、この信号を受信することで解除操作が行われたことを検出する。この場合、SVC220は、ステップS22において解除信号を少なくとも1回送信すればよい。
以上説明した第2の実施の形態によれば、CM110のFPGA117は、FPOスイッチ210に対する緊急停止操作に応じて送信された緊急停止信号を受信することで、FPGA117を含むCM110全体に対する電力供給を停止させる。これにより、CM110の安全性を向上させることができる。そして、その後にFPOスイッチ210に対する解除操作が行われると、PSU130からFPGA117への電力供給が再開され、FPGA117が起動する。これにより、FPGA117は、CM110を電源オン状態に復帰させることができる。すなわち、FPOスイッチ210に連動して、CM110を安全な停止状態に遷移させるとともに、その状態から元の電源オン状態に復帰させることができる。
そして、上記の効果を、FE200とCE100,100a,100bとの間のケーブルを増加させることなく、CE100,100a,100bのそれぞれの内部における配線の工夫だけで実現することができる。これにより、ストレージシステムに組み込まれるCEが増加した場合でも、その配線作業や、部品交換時の作業の効率を向上させることができる。
10 管理装置
11 スイッチ
12 送信部
20 電子装置
21 電子回路
22 制御回路
30 電源装置
40 信号線

Claims (6)

  1. 電力供給を制御する電源制御システムにおいて、
    電源遮断を指示する第1の信号および電源起動を指示する第2の信号を信号線に送信する送信部を備える管理装置と、
    電子回路と前記電子回路の起動および停止に関連する電源制御を行う制御回路とを備える電子装置と、
    前記電子回路と前記制御回路に対する電力供給を行う電源装置と、を有し、
    前記制御回路は、前記信号線を監視し、前記信号線を介して前記管理装置から前記第1の信号を受信すると、前記電子回路と前記制御回路とに対する前記電源装置からの電力供給を停止させて、前記信号線の監視を停止し、
    前記電源装置は、前記制御回路に対する電力供給を停止した状態で、前記信号線を監視し、前記第2の信号が送信されたことを検知すると前記制御回路に対する電力供給を再開させ、前記制御回路を起動する、
    電源制御システム。
  2. 前記電源装置は、前記信号線における電圧変化があった場合に、前記第2の信号が送信されたことを検知する、
    請求項1記載の電源制御システム。
  3. 前記送信部は、前記第2の信号を間欠的に複数回送信し、
    前記制御回路は、前記制御回路への電力供給が再開され、前記制御回路が起動した後、前記第2の信号を認識すると、前記電子回路の起動処理を行う、
    請求項1または2記載の電源制御システム。
  4. 前記電子装置と前記電源装置とが搭載された筐体を複数有し、
    前記送信部は、前記第1の信号と前記第2の信号とを前記各筐体に送信し、
    前記各筐体の前記電源装置は、前記信号線の前記筐体内に引き込まれた配線部分を用いて、前記第2の信号の有無を検出する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電源制御システム。
  5. 電力供給を制御する電源制御装置において、
    電子回路と前記電子回路の起動および停止に関連する電源制御を行う制御回路とを備える電子装置と、
    前記電子回路と前記制御回路に対する電力供給を行う電源装置と、
    を有し、
    前記制御回路は、管理装置と接続する信号線を監視し、前記信号線を介して前記管理装置から電源遮断を指示する第1の信号を受信すると、前記電子回路と前記制御回路とに対する前記電源装置からの電力供給を停止させて、前記信号線の監視を停止し、
    前記電源装置は、前記制御回路に対する電力供給を停止した状態で、前記信号線を監視し、前記管理装置から電源起動を指示する第2の信号が送信されたことを検知すると前記制御回路に対する電力供給を再開させ、前記制御回路を起動する、
    電源制御装置。
  6. 電力供給を制御する電源制御方法において、
    電子装置に搭載され、前記電子装置が有する電子回路の起動および停止に関連する電源制御を行う制御回路が、管理装置と接続する信号線を監視し、
    前記制御回路が、前記信号線を介して前記管理装置から電源遮断を指示する第1の信号を受信すると、前記電子回路と前記制御回路とに対する前記電源装置からの電力供給を停止させて、前記信号線の監視を停止し、
    前記電子回路と前記制御回路に対する電力供給を行う電源装置が、前記制御回路に対する電力供給を停止した状態で、前記信号線を監視し、
    前記電源装置が、前記管理装置から電源起動を指示する第2の信号が送信されたことを検知すると前記制御回路に対する電力供給を再開させ、前記制御回路を起動する、
    電源制御方法。
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