JP4986994B2 - ショッピングカート搭載可能ポータブル情報端末器及び着脱式メモリー装置 - Google Patents

Description

本願は２００５年４月２９日出願の米国仮特許願６０/６７５８４９の優先権を主張する。本発明はショッピングカートに搭載可能なポータブル情報端末器並びにその情報端末器で使用が可能な外部メモリー装置に関し、特にはポータブルメモリー装置を受領するように設計され、蓋体によって保護されている開口部を備えたポータブル情報端末器並びにその開口部に挿入されると蓋体を開くように設計されているポータブルメモリー装置に関する。

ショッピングカートは長年にわたってその基本構造を変えていない。しかし近年になって安価でコンパクトなコンピュータの出現により、小型コンピュータをショッピングカートに搭載し、ユーザのショッピングを補助する試みが為されている。例えばバーコードリーダー（読取装置）をショッピングカートに装着し、ユーザに価格チェック及び/又は自己清算させるシステムが知られている。そのようなシステムの１例はグプタの米国特許５３６１８７１で開示されている。しかし、グプタの装置は適正なカートの重収納（重ねて収納すること）を妨害し、ショッピングカートの底部から延び出る充電用電気接点を必要とする。このような電気接点は店舗内でのショッピングカートの移動時の器物との接触や店舗駐車場の縁石等との接触によって故障することがある。そのような理由もあってグプタ特許で開示されているショッピング補助システムはさほど実用化されていないようである。

ショッピングカートハンドルに留め具等で装着できるショッピング補助装置も知られている。しかしそれらの装置は使用に先立ってユーザ自身によって棚あるいはその他の保管場所から取り出され、ショッピングカートハンドルに装着されなければならない。買物客がレジカウンターに到達すると店舗従業員はショッピングカートからショッピング補助装置を外し、その装置を保管場所へ戻すか、あるいは充電ステーションへ送らなければならない。あるいはそれら作業を買物客自身に委ねなければならない。装置利用時のそのような不便性がこのような装置の普及の妨げとなっているようである。

従って利用と維持が容易であり、前述の弱点を克服した電子ショッピング補助装置の出現が望まれている。

これら諸問題及び他の問題は本発明により対処される。本願発明の第１の特徴ではショッピングカートが店舗内を移動中に製品情報と広告情報とを提供するショッピングカート搭載可能ポータブル情報端末器と、そのポータブル情報端末器に接続可能な外部メモリー装置とが含まれたシステムが提供される。この外部メモリー装置はメモリー収納体と、メモリー収納体内の非揮発性メモリー保存データと、そのメモリー収納体から延び出ており、プロセッサーにその保存データとアクセスさせる第１電気コネクターとを含む。ポータブル端末器は、ディスプレー装置を含む端末器収納体と、端末器収納体に収納され、ディスプレー装置に製品情報と広告情報とを表示させるプロセッサーと、端末器収納体に収納され、第１電気コネクターと相補的関係にあり、外部メモリー装置をそのプロセッサーに接続する第２電気コネクターとを含む。端末器収納体は、端末器収納体の外部から第２電気コネクターにアクセスさせる通路と、外部メモリー装置をその通路内に挿入することで通路をブロックする第１ポジションから第２ポジションに移動が可能であり、通路内に凹状に提供された少なくとも１体の蓋体とを含む。

本発明の別な特徴ではショッピングカートが店舗内を移動しているときに製品情報と広告情報とを提供するためにショッピングカートに搭載可能なポータブル情報端末器が提供される。この端末器はディスプレー装置を含んだ収納体と、その収納体内に収納され、ディスプレー装置に製品情報と広告情報とを表示させるプロセッサーと、収納体内に収納され、外部メモリー装置をそのプロセッサーに接続する電気コネクターとを含む。収納体は、収納体の外部からその電気コネクターにアクセスさせる通路と、外部メモリー装置をその通路内に挿入することで通路をブロックする第１ポジションから第２ポジションに移動が可能であり、通路内に凹状に提供された蓋体とを含む。

本発明の別な特徴ではショッピングカートが店舗内で移動しているときに製品情報と広告情報とを提供するためにショッピングカートに搭載可能なポータブル情報端末器と、そのポータブル情報端末器に接続可能な外部メモリー装置とを含んだシステムで利用できる外部メモリー装置が提供される。その外部メモリー装置はメモリー収納体と、そのメモリー収納体内の非揮発性メモリー保存データと、メモリー収納体から延び出ており、その保存データにプロセッサーをアクセスさせる第１電気コネクターと、その第１電気コネクターに隣接し、メモリー収納体から延び出る突起部材とを含む。

添付図面は本発明の好適実施例の解説のみを意図しており、本発明の限定は意図されない。図１は中央収納体１４から延び出る第１グリップ及び第２グリップ１２を含んだショッピングカートハンドルの形態で提供された情報端末器１０を図示する。中央収納体１４は好適にはタッチスクリーン型であるディスプレー装置１６と、電子モジュール、図１７で示すバッテリー１５、回路板、バーコードリーダー１７及び本明細書で解説するその他の機能的要素を収納する中空内部とを含む。収納体１４はグリップ１２と一体的に形成された第１または前方部１８と、その前方部１８にネジ留め、またはスナップ留めにより着脱式に装着されているか、例えば接着剤で永久固定された後方部２０とを含む。後方部２０が着脱式に装着されている場合には適したガスケットが提供され、収納体１４の中空内部を液密状態に保ちつつ、同時に収納体１４の中空内部での湿気蓄積を最低限に留めるように装置内の湿気を排出させる。

図１で示す情報端末器は一体的に取り付けられたグリップ１２を含むが、グリップ１２を取り付けず、情報端末器１０を現存ショッピングカートのハンドルに取り付けるための搭載器具（図示せず）を提供することもできる。グリップ１２のない情報端末器１０’は図３７に図示されている。

グリップ１２はグリップ部分２１を含み、収納体１４にカートハンドル１０の強度を増している補強部２２を介して連結されており、カートハンドルに対する前後圧力あるいは上下圧力による収納体１４の損傷の可能性が低減されている。グリップ部分２１はそのほぼ全長において約３インチまたは約８ｃｍの円周（グリップ部分が円形断面を有していなければその周囲）を有しており、ユーザの握り具合を快適にしている。補強部２２はラッパ状に開いており、収納体１４の側部に向かってグリップ部分２１よりも徐々に太くなっている。図１と図２から理解されようが、ラッパ形状の補強部分２２はグリップ１２のグリップ部分２１の全周囲を取り囲むように提供されている。

収納体と収納機器は例えば零下４５℃から７５℃の温度領域でも正常に機能するように設計されており、装置は、例えば極寒の真冬や酷暑の真夏にでも屋外で保管でき、ショッピングカートハンドルに対する雨や雪による湿気あるいは物理的衝撃にも耐えられるようになっている。好適にはグリップ及び収納体は適した熱可塑性材料で製造される。

バッテリー１５は充電式で、好適には１回の充電で約１６時間以上にわたって電子モジュールを作動させるものが使用される。

例えば図８で図示するように、収納体１４はモジュール式バーコードリーダー１７を受領する開口部２４と、内部Ｉ/Ｏポートまたはコネクター３０に対するアクセスを提供する通路２８とを含んでいる。これは本発明の好適実施例ではＵＳＢポートを含んでいる。収納体１４に収納される機器は様々な機能を果たし、スクリーン１６に様々な表示を提供する。これら機能と表示内容は本発明の一部を構成するものではない。

収納体１４内の機器は起動装置をＩ/Ｏポート３０に挿入することで起動される。本実施例では起動装置はポート３０と適合するＵＳＢインターフェースを有した固体メモリー装置３２を含む。あるいは電子モジュールは、例えば顧客カードで承認されたユーザがバーコードをスキャン処理するバーコードリーダー１７を使用して起動することができる。メモリー装置３２が使用されるとき、メモリー装置３２のユーザに関する情報はオプションにて収納体１４内のプロセッサーに利用可能となり、及び/又はショッピングカートハンドルの電子情報端末器１０との無線交信により中央サーバーに送信される。

メモリー装置３２は情報端末器１０から、あるいは情報端末器と通信状態にあるサーバーから情報を受領して保存するのに利用できる。この情報にユーザは、例えばホームコンピュータを介してアクセスできる。個人情報の保護が問題になる場合は、電子モジュールと通信状態にあるサーバーを保護するためにメモリー装置３２にメモリー装置３２を特定する番号を含ませることができる。このような場合には、顧客情報はメモリー装置３２には保存されない。これでメモリー装置３２が紛失したときにも個人情報の漏出が防止できる。本発明の目的においては、承認ユーザがメモリー装置３２または顧客カードのバーコードにより収納体１４内のプロセッサーに識別可能であり、さらに、例えばサーバー及び/又はインターネットと無線通信状態にある電子モジュールのプロセッサーが以前に保存された特権に基づき情報端末器１０のユーザに対して情報が提供できることを知る必要があるだけである。

着脱式メモリー装置３２は図４、図２７及び図２９に図示されており、メモリー本体部３４を含む。本体部には適したコンパクトなフラッシュメモリーまたは他の固体メモリー３５が収納されている。本体はさらに、ポート３０に挿入可能なＵＳＢコネクター３６、キャップ３８及びリング４０または同様なアレンジを含み、メモリー装置３２をキーリングと接続させている。

前述したように、情報端末器１０は屋内と屋外の両方で使用でき、全天候型である。この理由でＵＳＢや他のＩ/Ｏポートを収納体１４の外側で露出させるのは好ましくない。図２６と図２７で図示するように、コネクター３０と収納体内部を保護する蓋体を提供することが望ましい。図１は収納体１４の上方に提供された通路２８を図示しているが、通路２８は収納体１４の他の部分に提供することもできる。一般的には収納体の下方に提供され、あるいは上方に斜めに傾斜した状態で提供され、雨や雪に直接接触しないように配慮される。

図２６と図２７で図示するように１実施例においては蓋体１５０が通路２８に提供される。蓋体１５０は通路２８の側壁１５２と密着しており、収納体１４内への湿気の侵入を最小限度に抑えている。蓋体１５０は図２６で示す閉鎖位置側にバネ１５４によって付勢されており、図２７で示すように本体部３４が通路２８に挿入されたときヒンジピン１５６の周囲で回動式に開くことができる。これら図面から理解されようが、蓋体１５０は本体部３４が収納体１４から取り出されるとバネ１５４の作用で閉じる。

図２８と図２９はそれぞれバネ１６２で閉鎖位置に付勢される第１蓋体及び第２蓋体１６０を含む通路２８の異なる閉鎖機能を図示する。図２９で図示するように、通路２８に挿入された本体部３４は蓋体１６０をバネ１６２の付勢力に対抗して押し開き、ポート３０に対するアクセスを提供する。蓋体１６０は本体部３４が通路２８から取り出されるとバネ１６２の作用で閉鎖位置に戻る。

通路２８に異物を侵入させないように蓋体１５０または蓋体１６０を固定するラッチを提供することが好ましい場合も存在する。通路２８のサイズは一般的に成人の親指よりも細いが、幼児が棒等を使用してポート３０に損傷を及ぼす恐れは残る。情報端末器１４の成人による金槌やドライバー等を使用しての意図的損傷を防止するにはそのようなラッチの効果は限定的であるが、ラッチ機構による追加の安全策で内部機器の単なる出来心の悪戯による損傷を防止する効果は望むことができる。

図２６で示す蓋体１５０に提供された第１ラッチ機構は図３０と図３１に図示されている。図３０と図３１で図示するように、このラッチ機構は蓋体１５０にスライド式に取り付けられ、収納体１４の壁部に提供されている開部１７４内にバネ１７２によって付勢されているか、別体の係止部材１７６によって係止されているラッチ部材１７０を含んでいる。図３０で示すようにピン１７８は蓋体１５０を貫通しており、バネ１８０によって上昇位置に保持されている。ワイヤ１８２がピン１７８の１端に連結されており、ラッチ部材１７０の端部にまで留具１８４を介して延びている。図３１で示すようにピン１７８が本体部３４により押下げられると、ワイヤ１８２は係止部材１７６からラッチ部材１７０を引き寄せ、本体部３４の圧力で蓋体１５０を開かせる。

別例のラッチ機構は図３２及び図３３にて図示されている。そこでは蓋体１５０は１体または複数体のラッチ部材１９０によって閉鎖状態に留められている。各ラッチ部材は通路２８の側壁１５２から突き出ているカム面１９２と蓋体１５０に隣接するラッチ端１９４とを含んでいる。従って本体部３４が通路２８に挿入されるとカム面１９２は外側に押し出され、ラッチ端１９４は蓋体１５０から外れる。すなわち本体部３４が押し込まれると蓋体１５０は開くことになる。複数のラッチ部材１９０は互いに独立して作動する。よって、複数のラッチ部材１９０が提供されると、本体部３４または同様なサイズと形状の物体を使用せずに全ラッチ部材１９０を同時的に作動させることは困難となる。

別のメモリー装置４２は図５に図示されている。メモリー装置４２は固体メモリー３５、ＵＳＢコネクター４６、キャップ４８及びリング５０を保持しているメモリー本体部４４に加えて所定の形状を有した突起すなわちキー部材５２を含んでいる。このキー部材は本発明では十字状である。キー部材５２の形状は図７で図示するキー開部７４の形状と整合する。キー部材５２はメモリー装置４２が使用されるときキー開部５４内にフィットする。キー部材５２は本体部４４からさらに突起し、キー開部５４に挿入され、ポート３０上の蓋体５８を解放すべく解除機構５６を作動させる。解除機構５６は軸２０２周囲を回動でき、ラッチ２０４に連結されたカム２００を含む。カム２００はカムに対して突起５２により加えられた圧力によって回動し、ラッチ２０４を蓋体５８から外し、ＵＳＢコネクター４６によって加圧されると蓋体５８（図３５と図３６には１体のみ図示）を内側に振らせる。突起５２はＵＳＢコネクター４６よりも収納体４４からさらに遠く延び出しているため、通路２８から引き出されるとき、ラッチ２０４は図３６で図示するように蓋体５８がメモリー装置４２の背後で閉鎖されるまで引込位置に残る。このような構造によってＵＳＢポート３０に対して非承認装置を使用することがさらに困難となる。キー５２は、例えば図５で図示する親指スライド５３によって引入れが可能であり、ユーザのホームコンピュータに存在するポートのごとき標準ＵＳＢポートによるＵＳＢドライブ（ポート）３０の使用を可能にする。

収納体１４内の電子モジュールの作動に加えて、メモリー装置３２または４２の挿入は安全機能をも発揮させる。図９から図１２にかけて図示するように、情報端末器１０が搭載されたショッピングカート５９はショッピングカートの車輪６０を固定させる車輪ロック装置を含むことができる。これら車輪ロック装置は車輪６０の回転を実質的に阻止するように車輪６０の開部分内にロッド６４を選択式に送り込むためのソレノイド６２を含むことができる。ソレノイド６２は収納体１４のプロセッサーからの信号によって制御され、正規メモリー装置３２または４２がポート３０内に挿入されたときのみ車輪６０のロックを解除する。

図１２は情報端末器１０を備えた複数の重収納されているショッピングカートを図示する。収納体１４のサイズと取付け位置とは、収納体１４が様々な標準ショッピングカートに搭載されたときにショッピングカートの重収納を端末器１０が妨害しないように選択される。さらに情報端末器１０はディスプレー１６が水平に対して約３０°の角度を形成するように搭載され、角度的に見やすくすると同時に反射光の影響を最低にしており、ショッピングカートでのチャイルドシートの利用あるいはショッピングカートの重収納の妨害とならないようにしている。

図１３は重収納状態である複数のショッピングカート８０、８２、８４の収納体１４に内蔵された充電式バッテリー１５のデージーチェイン接続状態を図示する。これらの図から理解されようが各収納体１４は電力コード８６、コンセント８８及びショッピングカートへの充電時に点灯するＬＥＤ９０を含んでいる。第１ショッピングカート８０の電力コード８６は適したＤＣ電源９２（例えばＡＣ電源に接続された変電器）に接続され、第２ショッピングカート８２の電力コード８６は第１ショッピングカート８０のコンセント８８に差し込まれ、第３ショッピングカート８４の電力コード８６は第２ショッピングカート８２のコンセント８８に差し込まれる。各ショッピングカートのＬＥＤ９０はショッピングカートが電源に接続されると点灯する。このように重収納されているショッピングカートの充電状態は直ちに判明する。この構成は列状態で重収納されているショッピングカートの最後尾から使用される形態に最適であり、多数のショッピングカートが連結され、ユーザーに利用される前に一晩で完全充電させるような状況に適している。別構成では複数の重収納状態になったショッピングカートのそれぞれを充電完了時まで個別にコンセントに接続することもできる。このような形態では利用時間全般にわたって最長時間充電しているショッピングカートから順番に引き出して利用することができる。

図１４は第１レール体及び第２レール体１０２を有したショッピングカートラック体１００を図示する。それぞれのレール体１０２には図１７で明瞭に図示する電源１０３に接続された導電性の充電レール体１０４が提供されている。ラック体１００はラック体内にショッピングカートを導き入れる第１傾斜ガイド部材及び第２傾斜ガイド部材１０６を含む。グリップ１２の端部の電気接点１０８はこれら充電レール体と接触して収納体１４内のバッテリー１５を充電させる。電気接点１０８を別々の端部キャップ１０７内に形成することもできる。グリップ１２を適切な長さに切断した後にこれをグリップ１２に取り付けることができる。電気接点１０８または充電レール体１０４をフレキシブルあるいは移動可能なものとすることもでき、その特徴により充電レール体１０２間の距離またはハンドル端部間の距離が一定ではない場合でも電気接点１０８と充電レール体１０４との間に良好な電気接続が提供される。あるいは端部キャップ１０７をハンドルグリップ１２内に伸縮式に搭載して充電レール体間の間隔の変動を吸収するよう、スプリングによって互いに離れる方向に付勢することもできる。ラック体１００はさらにヒンジ式フラップ部１１２等の構造部を含み、ショッピングカートがラック体を一方通行し、最長充電したショッピングカートから順番に引き出されるようにアレンジされている。

図１８はデージーチェーンショッピングカート警備システムに組み入れられた充電システムを図示する。このような警備システムでは重収納されたショッピングカートは隣接ショッピングカートのスロット１１６内に１台のショッピングカートに繋がれた部材１１４を挿入することで安全性が確保される。部材１１４は１台のショッピングカートをコインまたは金銭等を投入することで解放できる。コイン等は利用後にショッピングカートが重収納場所に戻されたときに返却される。そのようなデージーチェーンロックシステムの１例はレネーダの米国特許４４７４２８２で解説されている（本発明の充電システムを含まず）。

図１９と図２０で図示するように、部材１１４は掛け具１１５を含む。掛け具はスロット１１６のロック装置と、スロット１１６の電気接点１２０に係合する電気接点１１８とを接続し、２台のショッピングカートを電気的に接続させる。スロット１１６の電気接点１２０はワイヤ１２１によって、そのショッピングカートに繋がれた部材の電気接点１１８に接続される。それは一連となった複数の重収納ショッピングカートを電気的に接続し、相互に安全性を確保するため、同様な方法で隣接ショッピングカートのスロット１１６に挿入できる。

図２１は、例えば壁部１３２に取り付けられた１本のレール体１３０を含む充電システムを図示する。レール体１３０は溝部１３３を含む。溝部には２つの離れた電気接点１３４が重なるように提供されており、カートハンドル１３８の端部で２つの垂直に突き出る電気接点１３６と電気接続する。ガイド溝１４０はレール体１３０に隣接する地面上に提供され、ショッピングカートの車輪をガイドし、レール体１３０に対してショッピングカートハンドル１３８を適正に設置する。このアレンジはスペース的に効率的であり、ショッピングカートハンドルの１端を介してバッテリー充電させることができる。

本発明をいくつかの実施例を利用して解説した。これらの細部の変更は可能であり、本発明の範囲に含まれる。

本発明の種々な特徴を添付図面を利用して以下で詳細に解説する。
図１は、本発明の１実施例による、電子モジュールを収納する収納体を有し、着脱式メモリー装置を受領する通路を有したポータブル情報端末器の前方斜視図である。 図２は図１の情報端末器の後方斜視図である。 図３は図１の情報端末器の正面図である。 図４は図１の情報端末器と共に使用する第１着脱式メモリー装置の側面図である。 図５は収納体の蓋体のラッチを解除する突起を含んだ図１の情報端末器と共に使用する第２着脱式メモリー装置の側面図である。 図６はキャップが外された状態の図５の着脱式メモリー装置の平面図である。 図７は図５のメモリー装置を受領する図１の収納体の通路を図示する。 図８は図７の通路内に受領されている図５のメモリー装置を図示する。 図９はショッピングカートの車輪ロック装置と共に使用する本発明の１実施例による情報端末器を図示しており、車輪ロック装置は情報端末器によって制御される。 図１０はメモリー装置が情報端末器に存在しないときカート車輪をロックする図９の車輪ロック装置を図示する。 図１１はメモリー装置が情報端末器の収納体の通路内に挿入されたとき、カート車輪のロックを解除している状態の図９の車輪ロック装置を図示する。 図１２は図１の情報端末器を含む複数のショッピングカートの重収納状態を概略的に図示する。 図１３は情報端末器がバッテリー充電のために電気的に相互接続されている状態の図１の情報端末器を含んだ複数のショッピングカートの重収納状態を図示する斜視図である。 図１４は充電レール体を有したラック体によりバッテリー充電されている状態のショッピングカートのハンドルに接続された本発明の情報端末器の第２実施例を含んだ複数のショッピングカートの重収納状態を図示する。 図１５は図１４で示すハンドルの端部の斜視図である。 図１６は図１５で示すハンドル端部の側面図である。 図１７は図１４で示すラック体の２本の充電レール体間で接続されたハンドルに装着された情報端末器を概略的に図示する。 図１８は隣接ショッピングカート同士を前後で固定するために電気コネクターがロック装置と一体化している状態の情報端末器の第３実施例を図示する。 図１９は隣接ショッピングカートの収納体内に存在する図１８で示す電気コネクターの１つを図示する。 図２０は図１９で示すコネクター端部の平面図である。 図２１はハンドルに接続された情報端末器のバッテリーを充電する充電レール体とガイド溝体を図示する。 図２２は図２１で示すハンドルの１端と充電レール体の断面図である。 図２３は第１ハンドルグリップの断面図である。 図２４は第２ハンドルグリップの断面図である。 図２５は第３ハンドルグリップの断面図である。 図２６は図１の通路の蓋体を図示する概略側面図である。 図２７は図２６の蓋体を開いた状態で保持している状態のメモリー装置の概略側面図である。 図２８は図１の通路内の第１蓋体及び第２蓋体の概略側面図である。 図２９は図２８の蓋体を開いた状態で保持しているメモリー装置の概略側面図である。 図３０は図２６の蓋体を固定するためにラッチ位置に存在する第１ラッチの概略側面図である。 図３１は非ラッチ位置に存在する図３０のラッチの概略側面図である。 図３２は図２６の蓋体を固定するための第３ラッチの概略側面図である。 図３３は図２６の蓋体を固定するための図３２のラッチの２つを図示する概略側面図である。 図３４は図１の通路に提供された２つの蓋体を示す平面図である。 図３５は図３４の蓋体を固定するためのラッチを概略的に図示する側面図である。 図３６は図５のメモリー装置によって開かれている図３５のラッチを概略的に示す側面図である。 図３７は接続されたグリップを備えていない情報端末器の斜視図である。

Claims (16)

1. 店舗内をショッピングカートが移動中に製品及び広告情報を提供するためのショッピングカートに搭載可能なポータブル情報端末器と、該ポータブル情報端末器に接続可能な外部メモリー装置とを含むシステムであって、前記外部メモリー装置は、
   メモリー収納体と、
   前記メモリー収納体に収納されたデータ保存用非揮発性メモリーと、
   前記メモリー収納体から突き出ており、プロセッサーを前記保存データにアクセスさせる第１電気コネクターと、
   前記ポータブル情報端末器の少なくとも１つの蓋体の解除機構を作動させるために前記第１電気コネクターを越えて前記メモリー収納体内に突起するキー部材と、
   を含んでおり、前記ポータブル情報端末器は、
   ディスプレーを含む端末器収納体と、
   前記端末器収納体に収納されており、前記ディスプレーに製品情報と広告情報とを表示させるプロセッサーと、
   前記端末器収納体に収納されており、前記第１電気コネクターと相補的であって、前記プロセッサーに外部メモリー装置を接続するための第２電気コネクターと、
   を含んでおり、前記端末器収納体は外部から前記第２電気コネクターに対してアクセスを提供する通路と、該通路に凹状に提供され、前記外部メモリー装置を該通路に挿入することで該通路を妨害する第１位置から第２位置に移動が可能な少なくとも１つの蓋体とを含んでおり、前記ポータブル情報端末器は、
   前記少なくとも１つの蓋体にスライド式に搭載され、前記解除機構を利用して前記少なくとも１つの蓋体に対して横方向にスライドでき、前記少なくとも１つの蓋体が前記第１位置から前記第２位置に移動するのを防止するラッチ位置と、前記少なくとも１つの蓋体を前記第１位置から前記第２位置に移動させるラッチ解除位置との間で移動可能なラッチをさらに含んでいることを特徴とするシステム。
2. メモリー収納体は断面形状を有しており、通路は前記メモリー収納体をスライド式に受領するように該断面形状と互いに整合する形状を有していることを特徴とする請求項１記載のシステム。
3. ラッチは溝へ突起する作動部を含んでいることを特徴とする請求項１または２記載のシステム。
4. メモリー収納体は作動部と係合する部分を含んでいることを特徴とする請求項３記載のシステム。
5. ラッチは前記少なくとも１つの蓋体上に作動部を含んでいることを特徴とする請求項４記載のシステム。
6. 作動部はメモリー装置が通路に挿入されたときに第１電気コネクターによって起動されるように位置付けされていることを特徴とする請求項４記載のシステム。
7. 前記少なくとも１つの蓋体が第１位置から第２位置に移動することを妨害するラッチ位置と、前記少なくとも１つの蓋体を前記第１位置から前記第２位置に移動させるラッチ解除位置との間でそれぞれ移動が可能な少なくとも２体のラッチを含んでいることを特徴とする請求項１記載のシステム。
8. 前記少なくとも１つの蓋体は第１位置方向にバネ付勢されていることを特徴とする請求項１記載のシステム。
9. メモリー収納体はラッチをラッチ解除位置に移動させるために第１電気コネクターに隣接する突起を含んでいることを特徴とする請求項１記載のシステム。
10. 前記少なくとも１つの蓋体は第１蓋体と第２蓋体とを含んでいることを特徴とする請求項１記載のシステム。
11. 店舗内をショッピングカートが移動中に製品及び広告情報を提供するためのショッピングカートに搭載可能なポータブル情報端末器であって、
    ディスプレーを含む端末器収納体と、
    前記端末器収納体に収納されており、前記ディスプレーに製品情報と広告情報とを表示させるプロセッサーと、
    前記端末器収納体に収納されており、外部メモリー装置を前記プロセッサーに接続する第２電気コネクターと、
    を含んでおり、前記第２電気コネクターは前記外部メモリー装置から突起する第１電気コネクターに対して補足的なものであり、前記外部メモリー装置は前記第１電気コネクターを越えて突起するキー部材を含んでおり、前記端末器収納体は外部から前記第２電気コネクターに対してアクセスを提供する通路と、該通路に凹状に提供され、前記外部メモリー装置を前記通路に挿入することで該通路を妨害する第１位置と第２位置との間で移動が可能な少なくとも１つの蓋体と、前記少なくとも１つの蓋体の解除機構とを含んでおり、
    該解除機構は前記外部メモリー装置の前記キー部材によって作動され、本ポータブル情報端末器は、前記少なくとも１つの蓋体にスライド式に搭載され、前記解除機構を利用して前記少なくとも１つの蓋体に対して横方向にスライドでき、前記少なくとも１つの蓋体が前記第１位置から前記第２位置に移動するのを防止するラッチ位置と、前記前記少なくとも１つの蓋体を前記第１位置から前記第２位置に移動させるラッチ解除位置との間で移動可能なラッチをさらに含んでいることを特徴とする情報端末器。
12. 少なくとも１つの蓋体は収納器にヒンジ式に接続された少なくとも１体の蓋体を含んでいることを特徴とする請求項１１記載の情報端末器。
13. ラッチは溝へ突起する作動部を含んでいることを特徴とする請求項１１または１２記載の情報端末器。
14. ラッチは前記少なくとも１つの蓋体上に作動部を含んでいることを特徴とする請求項１１または１２記載のシステム。
15. 前記ラッチ位置にあるとき前記蓋体の第１側面に位置するラッチは、前記蓋体の第２側面に対して作用力が作用するとき前記蓋体が開くのを防止することを特徴とする請求項１記載のシステム。
16. ラッチは別体の係止部材とスライド式に係合することを特徴とする請求項１記載のシステム。

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