JP4986836B2 - エンジン制御装置およびエンジン制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン制御装置およびエンジン制御方法に係り、特に、自動車等の車両用の内燃機関(エンジン)において各種センサによりエンジン動作パラメータを検出してエンジン制御を行う電子制御式のエンジン制御装置およびエンジン制御方法に関する。
自動車等に用いられる車両用エンジンの燃料や点火時期の制御は、吸入空気量や吸気管圧力などのエンジン動作パラメータを、吸入空気量センサや圧力センサによって定量的に検出(計測)し、これらセンサによって検出されたエンジン動作パラメータを入力されるマイクロコンピュータによってエンジン動作パラメータに応じて最適制御する電子制御式のものが主流になっている。
吸入空気量や吸気管圧力などのエンジン動作パラメータは、2サイクルエンジンや4サイクルエンジンにおいては、エンジンの動作条件によっては一定ではなく変動する。このエンジン動作パラメータの変動は、周期的に発生することから脈動と呼ばれている。
エンジン制御装置においては、エンジンの吸気管圧力を検出する圧力センサの出力電圧のサンプリング時に、吸気脈動に起因してエリアシングが発生し、エリアシング誤差を生じて吸気管圧力の計測を正確に行えなくことがある。この対策として、エンジン回転数に応じて圧力センサのサンプリング周期を変更し、エリアシングの影響を受けないようにすることが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平3−261838号公報
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、エリアシングによる制御精度の低下を抑えることのできるエンジン制御装置およびエンジン制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するべく、本発明によるエンジン制御装置は、エンジン動作パラメータを検出し、エンジンを制御するエンジン制御装置であって、エンジンの回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件に適合するか否かを判別する特定回転数条件判別手段と、前記エンジン動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件に適合するか否かの判別と、前記エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件に適合するか否かの判別を行うエンジン制御条件判別手段と、前記特定回転数条件判別手段によってエンジンの回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件に適合すると判別され、且つ前記エンジン制御条件判別手段によってエンジン動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件に適合し、且つ前記エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件に適合すると判別された場合にエリアシング対応処理を行うエリアシング対応処理手段とを有する。
本発明によるエンジン制御方法は、エンジン動作パラメータを検出し、エンジンを制御するエンジン制御方法であって、エンジンの回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件と、前記エンジン動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件と、前記エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件の全てが成立した場合に、エリアシング対応処理を行う。
エリアシングは、発生する要因となるエンジン回転数がエリアシングの周波数付近となること、計測パラメータに脈動が乗っていることのすべてが揃った時に発生する。そこで、本発明によるエンジン制御装置、方法では、エリアシングが発生する要因のすべてが揃った際に、エリアシング対応処理を行うものとした。このように、エリアシング防止のために対応処理(特別な制御)を行う条件を限定的にしたことから、採用の容易化を実現するものである。
以下、本発明のエンジン制御装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のエンジン制御装置が適用されるエンジンを示したもので、MPI(多気筒燃料噴射)方式の直列4気筒内燃機関について説明したものである。
内燃機関(エンジン)65に吸入される空気は、エアクリーナ60を通過し、ホットワイヤ式エアフローセンサ2に導かれる。ここでは、ホットワイヤ式エアフローセンサ2として熱線式空気流量センサを使用している。
ホットワイヤ式エアフローセンサ2は、吸入空気量に相当する信号を出力し、併せて内蔵のサーミスターを用いた吸気温度センサ2A(図2参照)によって計測される吸気温度信号を出力する。ホットワイヤ式エアフローセンサ2は、応答性が高く、吸気管で発生した脈動に対し精度よく反応し、当該センサの出力信号の波形は脈動波形になる。
次に、吸入空気は、エアクリーナ60に接続された吸気ダクト61、吸入空気流量を計量する絞り弁(スロット弁)40を通り、コレクタ62に入る。
絞り弁40はコントロールユニット(ECU)71により制御指令されるスロットル駆動モータ42によって駆動される電子制御スロットル(ETC)のものである。
絞り弁40には、当該絞り弁の開度、つまりスロットル開度を検出するスロットルセンサ1が取り付けられている。スロットルセンサ1が出力するセンサ信号(スロットル開度信号)は、コントロールユニット71に入力され、絞り弁40の開度のフィードバック制御や、全閉位置の検出、加速度の演算等に用いられる、絞り弁40のフィードバックの目標開度は、アクセル開度センサ14で求まるドライバのアクセル踏み込み量とアイドル回転数制御、すなわちISC制御分とから求まるものである。
コレクタ62に入った吸入空気は、エンジン65と直結する各吸気管63に分配され、エンジン65の各気筒の燃焼室64内に吸入される。
エンジン65にはクランク角センサ7が取り付けられている。クランク角センサ7は所定のクランク角毎のパルス信号(クランク角信号)を出力する。このパルス信号は、コントロールユニット71に入力され、エンジン回転数の演算に用いられる。
燃料は、燃料タンク21から燃料ポンプ20によって吸引、加圧され、プレッシャレギュレータ22により一定圧力に調圧され、吸気管63に設けられたインジェクタ23から吸気管63内に噴射される。
エンジン65の動弁系は、バルブタイミング可変式(VTC)のものであり、バルブタイミング可変ソレノイド90を有する。バルブタイミング可変ソレノイド90は、吸気弁66の開閉タイミングを制御目標角度に向けてフィードバック制御する。このバルブタイミング可変ソレノイド90の動作によって吸気弁66のバルブタイミングが変化する。動弁系には、カム角を検出するカム角センサ13が取り付けられている。
エンジン65には、各気筒毎に、点火プラグ33と、点火プラグ33の高圧印加、換言すると点火時期を制御するパワートランジスタ30が設けられている。
エンジン65には、エンジン65の冷却水通路の冷却水温を検出する水温センサ3が取り付けられている。水温センサ3のセンサ信号は、コントロールユニット71に入力され、エンジン65の暖機状態を検出し、燃料噴射量の増量や点火時期の補正、ラジエータファン75のオン/オフ制御やアイドル時の目標回転数の設定等の演算処理に用いられる。
エンジン65の排気管81には空燃比センサ8が取り付けられている。空燃比センサ8は、排気ガスの酸素濃度に応じた信号(酸素濃度信号)を出力する。空燃比センサ8が出力する酸素濃度信号は、コントロールユニット71に入力され、エンジン65に供給する混合気(燃焼と空気)の空燃比が運転状況に応じて求められる目標空燃比になるように、インジェクタ23の燃料噴射パルス幅を調整する。
コントロールユニット71は、アイドル時の目標回転数や負荷補正量を算出するために、エアコンクラッチ76の状態をモニタするエアコンスイッチ18(図2参照)、駆動系の状態をモニタするために、エンジン65に接続されているトランスミッション77に内蔵のニュートラルスイッチ17(図2参照)より信号を入力する。
コントロールユニット71は、図2に示されているように、電子制御式のものであり、CPU78と、電源IC79とから構成されている。ここで、このコントロールユニット71に入力する信号について、同図を用いて整理すると、コントロールユニット71は、スロットルセンサ1、エアフローセンサ2、吸気温度センサ2A、水温センサ3、クランク角センサ7、空燃比センサ8、カム角センサ13、アクセルセンサ14、ニュートラルスイッチ17、エアコンスイッチ18、補機負荷スイッチ19、イグニッションスイッチ72の各々から信号を入力する。
コントロールユニット71は、上述の各種センサ、スイッチの信号を入力し、燃料制御、点火時期制御、吸入空気量制御、バルブタイミング制御のための演算処理を行い、フューエルポンプ20、インジェクタ23、点火系のパワートランジスタ30、スロット駆動モータ42、バルブタイミング可変ソレノイド90の各々に制御指令信号を出力する。
次に、エンジン65におけるエリアシングについて説明する。
エアフローセンサ2が出力する信号(電圧信号)に関しては、CPU78は、A/Dコンバータにより一定周期毎にA/D変換を行って信号の取り込みを行う。CPU78は、エアフローセンサ2の出力信号を、例えば10ms毎のサンプリング周期をもって読み込んでおり、図3に示されているように、脈動が発生する特定周波数(脈動周波数)領域では、エリアシングが急激に増大する。エンジン65の吸入空気流量の脈動周波数は、図4に示されているように、エンジン回転数に比例している。
エンジン動弁系がバルブタイミング可変式のものであるため、吸気弁66のバルブタイミング(開閉タイミング)の変化によって、燃焼室64から吸気管63へのガスの吹き返しが発生する場合がある。吹き返しが発生するのは、図5に示されているように、吸気弁66の弁閉タイミングが早い場合と遅い場合がある。早い場合には、排気が終了する前に吸気バルブが開くオーバーラップによって吹き返しが発生し、遅い場合には、吸気弁遅閉じにより圧縮行程に吸入空気が燃焼室64から吹き返されることになる。この結果、吹き返しは周期的に発生し、図6に示されているように、吸気閉弁タイミングに応じて脈動量が変化する。
絞り弁40は、図7に示されているように、スロットル開度に応じて吸気流路の開口面積を制御するものである。図8に示されているように、スロットル開度が小さいほど、吸気管62での脈動を発生し難くする絞り効果を有する。
次に、本発明によるエンジン制御装置の一実施形態について説明する。本実施形態のエンジン制御装置は、図9に示されているように、コントロールユニット71によるソウトウエア処理等によって具現化される、特定回転数条件判別部101と、エンジン制御条件判別手段102と、エリアシング対応処理部103とを有する。
特定回転数条件判別部101は、クランク角センサ7よりのクランク角信号から演算されたエンジン65の回転数が予め設定されたエリアシングを起こす特定回転数条件に適合するか否かを判別する。エンジン65の特定回転数条件として、エンジン回転数範囲を下記数式で求まるエリアシング回転数とすることができる。
エリアシング回転数=(サンプリング周波数×60×2)/気筒数
エンジン制御条件判別部102は、エンジン65の動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件に適合するか否かを判別する。このエンジン制御条件は、動弁系のパラメータが吸気脈動を大きくするエンジン制御条件である。
エンジン制御条件判別部102は、更に、エンジン65の吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件に適合するか否かを判別する。このエンジン制御条件は、エンジン65の動作パラメータの脈動の減衰力が低下する場合である。
エリアシング対応処理部103は、特定回転数条件判別部101によってエンジン65の回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件に適合すると判別され、且つエンジン制御条件判別部102によってエンジン動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件に適合し且つ当該エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件に適合すると判別された場合に限ってエリアシング対応処理を行う。
つまり、エリアシング対応処理部103は、エンジン回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件と、エンジン動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件と、エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件の全て(3条件)が成立した場合にのみ、エリアシング対応処理を行うためのエリアシング実行指令をエリアシング対応実行部へ出力する。
エリアシング対応処理部103が行うエリアシング対応処理としては、センサのサンプリング周期を、エリアシング発生周波数が異なるサンプリング周期に変更する処理、エンジン65に接続されているトランスミッション77の動作状態(オートマチックトランスミッションのロックアップクラッチの断続、変速段、変速比)を変更する処理、エンジン動弁系のバルブタイミングを変更する処理、エンジン吸気系のスロットル開度を閉じ側に変更する処理、現行のエンジン制御パラメータ検出手段とは異なる検出手段によりエンジン制御パラメータを検出する処理、現行のエンジン制御パラメータ検出手段に依らずに、エンジン吸気系のスロットル開度とエンジン回転数からエンジン制御パラメータを算出する処理等がある。
次に、図10〜図16に示されているフローチャートを参照して実施形態によるエンジン制御装置が行う処理フローについて説明する。
図10はエリアシング対応処理要否選択を行う処理フローである。まず、エンジン回転数がエリアシング回転数近傍であるか否か、つまり、エンジン65の回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件に適合するか否かを判別(判定)する(ステップ201)。適合しない場合には、エリアシング対応処理を行わない処理を行い(ステップ205)、当該処理フローを終了する。
これに対し、エンジン65の回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件に適合する場合には、エンジン65の動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件に適合するか否かの判定として、バルブタイミングが脈動発生領域にあるか否かを判定する(ステップ202)。バルブタイミングが脈動発生領域でない場合には、エリアシング対応処理を行わない処理を行い(ステップ205)、当該処理フローを終了する。
これに対し、バルブタイミングが脈動発生領域である場合には、次に、エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件に適合するか否かの判定として、スロットル開度が所定開度以上にあるか否かを判定する(ステップ203)。スロットル開度が所定開度以上でない場合には、エリアシング対応処理を行わない処理を行い(ステップ205)、当該処理フローを終了する。
これに対し、スロットル開度が所定開度以上である場合には、エリアシング対応処理を実施する(ステップ204)。
つまり、ステップ201、202、203の全ての条件が成立した時のみ、ステップ204が実行され、エリアシング対応処理が実施される。
次に、エリアシング対応時処理の実施形態について説明する。
図11は、エリアシング対応のために、センサ信号のサンプリング周期を切り替える処理フローである。
まず、エリアシング対応処理の要否を判定する(ステップ211)。これは、上述のステップ204と、ステップ205の何れが実行されたかを判別することを意味する。エリアシング対応処理が否(なし)と判断された場合には、サンプリング周期を10msとする(ステップ212)。
これに対し、エリアシング対応処理が要(実施)と判断された場合には、サンプリング周期を4msに切り替える(ステップ213)。
このように、エリアシングの発生周波数を変えることにより、エリアシングを回避することが可能となる。
図12は、エリアシング対応のために、トランスミッション77の状態を変える処理フローである。
まず、エリアシング対応処理の要否を判定する(ステップ221)。エリアシング対応処理が否(なし)と判断された場合には、エリアシング対応処理なしとして、トランスミッション77の減速比を現状維持する(ステップ222)。
これに対し、エリアシング対応処理が要(実施)と判断された場合には、トランスミッション77の状態を変更する処理を行う(ステップ223)。これは、具体的には、オートマチックトランスミッションのロックアップクラッチの解除などが運転性、燃費の点で容易な方法として挙げられる。
図13は、エリアシング対応のために、VTCによるバルブタイミングを変更する処理フローである。
まず、エリアシング対応処理の要否を判定する(ステップ231)。エリアシング対応処理が否(なし)と判断された場合には、エリアシング対応処理なしとして、バルブタイミングを現状維持する(ステップ232)。
これに対し、エリアシング対応処理が要(実施)と判断された場合には、VTCによってバルブタイミングを非脈動領域まで進角または遅角させる処理を行う(ステップ233)する。吸気弁遅閉じによる脈動発生の場合には進角、オーバーラップによる脈動発生の場合には遅角が行われればよい。また、バルブタイミングだけではなく、バルブリフトを制御する場合においても、脈動非発生領域に動かすことにより同様の効果が得られる。
図14は、エリアシング対応のために、電子制御スロットル(ETC)を利用してスロットル開度を変える処理フローである。
まず、エリアシング対応処理の要否を判定する(ステップ241)。エリアシング対応処理が否(なし)と判断された場合には、エリアシング対応処理なしとして、スロットル開度を現状維持する(ステップ242)。
これに対し、エリアシング対応処理が要(実施)と判断された場合には、絞り弁40を非脈動領域まで閉じる処理を行う(ステップ243)。
以上のようなエリアシング対応処理により、脈動がなくなり、エリアシングを防止することができる。
図15は、エリアシング対応のために、エンジン制御に通常時とは異なる別の検出値を使う処理フローである。
まず、エリアシング対応処理の要否を判定する(ステップ251)。エリアシング対応処理が否(なし)と判断された場合には、エリアシング対応処理なしとして、通常時のエンジン負荷算出を行う。通常時のエンジン負荷算出は、例えば、エアフローセンサ出力値とエンジン回転数からエンジン負荷を算出する(ステップ252)。
これに対し、エリアシング対応処理が要(実施)と判断された場合には、スロットル開度とエンジン回転数からエンジン負荷を算出する(ステップ253)。
図16は、エリアシング対応のために、エンジン制御に通常時とは異なる別の検出値を使う他の処理フローである。
まず、エリアシング対応処理の要否を判定する(ステップ261)。エリアシング対応処理が否(なし)と判断された場合には、通常時エンジン負荷算出として、吸気圧力センサ出力値とエンジン回転数からエンジン負荷を算出する(ステップ262)。
これに対し、エリアシング対応処理が要(実施)と判断された場合には、スロットル開度とエンジン回転数からエンジン負荷を算出する(ステップ263)
これらの実施形態の場合も、エリアシングの影響を受けることなく適切なエンジン制御を行うことができる。
本発明によるエンジン制御装置が適用されるエンジンの一つの実施形態を示すシステム構成図。 本実施形態のエンジン制御系を示すブロック図。 エリアシング発生領域を示す周波数−エリアシング量特性グラフ。 エンジン回転数−脈動周波数特性を示すグラフ。 吸気弁閉弁タイミングと吹き出し量との関係を示すグラフ。 吸気弁閉弁タイミングと脈動量との関係を示すグラフ。 スロットル開度と吸気通路の開口面積との関係を示すグラフ。 スロットル開度と脈動量との関係を示すグラフ説明図 本発明によるエンジン制御装置の一つの実施形態の要部のブロック図。 本実施形態によるエンジン制御装置のエリアシング対応処理要否選択を行う処理フローを示すフローチャート。 本実施形態によるエリアシング対応処理の一例を示すフローチャート。 本実施形態によるエリアシング対応処理の他の一例を示すフローチャート。 本実施形態によるエリアシング対応処理の他の一例を示すフローチャート。 本実施形態によるエリアシング対応処理の他の一例を示すフローチャート。 本実施形態によるエリアシング対応処理の他の一例を示すフローチャート。 本実施形態によるエリアシング対応処理の他の一例を示すフローチャート。
符号の説明
1 スロットルセンサ
2 エアフローセンサ
3 水温センサ
7 クランク角センサ
14 アクセルセンサ
17 ニュートラルスイッチ
18 エアコンスイッチ
19 補機負荷スイッチ
23 インジェクタ
30 パワートランジスタ
40 絞り弁
42 スロットル駆動モータ
65 エンジン
66 吸気弁
71 コントロールユニット
101 特定回転数条件判別部
102 エンジン制御条件判別手段
103 エリアシング対応処理部

Claims (9)

  1. エンジン動作パラメータを検出し、エンジンを制御するエンジン制御装置であって、
    エンジンの回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件に適合するか否かを判別する特定回転数条件判別手段と、
    前記エンジン動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件に適合するか否かの判別と、前記エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件に適合するか否かの判別を行うエンジン制御条件判別手段と、
    前記特定回転数条件判別手段によってエンジンの回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件に適合すると判別され、且つ前記エンジン制御条件判別手段によってエンジン動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件に適合し、且つ前記エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件に適合すると判別された場合にエリアシング対応処理を行うエリアシング対応処理手段と、
    を有することを特徴とするエンジン制御装置。
  2. エンジンの前記特定回転数条件として、エンジン回転数範囲を、エリアシング回転数=(サンプリング周波数×60×2)/気筒数の数式で求まるエリアシング回転数としたことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記エンジン動作パラメータの脈動発生に影響する前記エンジン制御条件は、動弁系のパラメータが吸気脈動を大きくするエンジン制御条件であることを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御装置。
  4. 前記エリアシング対応処理手段は、エリアシング対応処理として、エンジンに接続されているトランスミッションの動作状態を変更する処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  5. 前記エリアシング対応処理手段は、エリアシング対応処理として、エンジン動弁系のバルブタイミングを変更する処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  6. 前記エリアシング対応処理手段は、エリアシング対応処理として、エンジン吸気系のスロットル開度を閉じ側に変更する処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  7. 前記エリアシング対応処理手段は、エリアシング対応処理として、現行のエンジン制御パラメータ検出手段とは異なる検出手段によりエンジン制御パラメータを検出する処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  8. 前記エリアシング対応処理手段は、エリアシング対応処理として、現行のエンジン制御パラメータ検出手段に依らずに、エンジン吸気系のスロットル開度とエンジン回転数からエンジン制御パラメータを算出する処理を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  9. エンジン動作パラメータを検出し、エンジンを制御するエンジン制御方法であって、
    エンジンの回転数がエリアシングを起こす特定回転数条件と、前記エンジン動作パラメータの脈動が増大するエンジン制御条件と、前記エンジン吸気系のスロットル開度が所定開度以上であるエンジン制御条件の全てが成立した場合に、エリアシング対応処理を行うことを特徴とするエンジン制御方法。
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