JP4986754B2 - 照明光学系及びそれを有する露光装置 - Google Patents

照明光学系及びそれを有する露光装置 Download PDF

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Description

本発明は照明光学系に関する。本発明の照明装置は、例えば、波長10〜15nmの極端紫外領域(Extreme Ultra Violet:EUV)露光光を用いた露光装置の照明光学系に好適である。
解像度向上の観点から半導体露光装置では、時代と共に露光光の短波長化が進んでいる。例えば、より短波長の光源を用いる次世代の露光装置として、波長10〜15nmの極端紫外領域の光(EUV光)を用いる露光装置(EUV露光装置)が提案されている。
EUV領域では物質による吸収が非常に大きくなるので、レンズを利用した屈折光学系は実用的でない。このため、EUV露光装置には、反射光学系が用いられる。
このような反射光学系を用いたEUV露光装置用の照明光学系が、特許文献1に開示されている。これは、反射型インテグレータ上に半円形状の開口を有する開口絞りを配置した照明光学系である。特許文献1に開示される反射型インテグレータは、複数の円筒反射面の母線方向を揃えて配列した光学インテグレータである。
特開2005−141158号公報
露光装置において、投影光学系による高品位な結像を実現するためには、被照明面の各位置から見た照明光学系の有効光源の歪みを小さく抑える必要がある。
特許文献1に開示されている照明光学系は、その時点での従来例に対しては有効光源の歪みが十分に小さく抑えられていた。しかしながら、発明者の検討によれば、特許文献1の照明光学系には有効光源の歪みがなお残存し、それが無視できないことが分かってきた。特許文献1の照明光学系で有効光源が歪む理由は、平行光の一部が2次光源を形成する前に開口絞りによって制限されてしまうためである。
かかる現象を、図24及び図25を参照してより詳細に説明する。図24は、特許文献1における反射型インテグレータ13と開口絞り15の配置を示す概略斜視図である。図25は、図24に示す反射型インテグレータ13の上面図である。
図25から明らかなように、照明光ILによって照明される反射型インテグレータ13上の領域20(網掛け部分)は、開口絞り15の作用によって射出側の領域が小さくなる。円弧形状の被照明領域30の端部31で正円の有効光源を得るためには、点線で示す領域21に照明光ILが照射される必要がある。
開口絞り15に対して入射側(図25における下半分の領域)では、領域21は領域20と重なり、有効光源が正円となるのに必要な領域が確保されている。そして、領域21の外側の余分な光は開口絞り15によって制限される。つまり、図25における開口絞り15に対して下半分の領域は、図25における有効光源32の下半分の領域に対応し、有効光源32の下半分の領域は歪みのない半円となる。
一方、開口絞り15に対して射出側(図25の上面図における上半分の領域)では、領域21と領域20とが重ならない部分が存在する。それが有効光源の正円からのずれ(歪み)をもたらす。領域21内で光が照射されていない領域に関しては、有効光源32が正円から欠ける形状となる。また、領域21の外側の余分な光は、その後に絞りが配置されていないために制限されず、有効光源32は正円から外に飛び出す形状となる。
このように特許文献1に開示した照明光学系の構成では、有効光源の歪みがわずかながら残存し、より高い結像性能の要求に応えられなくなってきた。
本発明は、照明光学系の有効光源の歪みを更に抑えて良好な照明を行うことが可能な照明光学系を提供することを目的とする。
本発明の例示的な照明光学系は、光源からの光を集光する第1光学ユニットと、母線方向が揃った複数の円筒反射面を備え、第1光学ユニットからの光で複数の線状光源を形成する反射型インテグレータと、複数の線状光源を挟むように、円筒反射面の母線方向に沿って対向配置された一対の平面ミラーと、円筒反射面の母線方向に垂直に配置され、反射型インテグレータからの光が通過する開口が設けられた開口絞りと、その開口を通過した複数の線状光源それぞれからの光を被照明面上で重ね合わせる第2光学ユニットとを有することを特徴としている。
本発明によれば、有効光源の歪みを小さく抑えた照明を行うことが可能な照明光学系を実現できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
以下、図1を参照して、実施例1の露光装置1000について説明する。ここで、図1は、露光装置1000の概略構成図である。
露光装置1000は、露光光としてEUV光(例えば、波長13.5nm)を用いて、例えば、ステップアンドスキャン方式でマスクRの回路パターンをウエハWに露光するEUV露光装置である。
露光装置1000は、光源部100と装置本体200によって構成される。光源部100及び装置本体200の各構成要素は、それぞれ真空容器101,201内に収納される。真空容器101と201とは、接続部120によって接続されている。真空容器101及び201並びに接続部120の内部は、EUV光の減衰を防ぐために、露光中、真空に維持される。
まず光源部100の各構成要素について説明する。光源部100は、真空容器101内部に、放電ヘッダ111、集光ミラー112、デブリフィルタ113、波長フィルタ114、差動排気機構115、アパーチャ116を有する。
集光ミラー112は、プラズマ発光部EPからほぼ等方的に放射されるEUV光を集光する回転楕円ミラー等で構成される。デブリフィルタ113は、EUV光が発生する際に生じるデブリ(飛散粒子)の露光経路への侵入を低減する。波長フィルタ114は、発光部EPから発せられるEUV光以外の波長の光を除去する。差動排気機構115は、真空容器101から真空容器201に向けて段階的に内部圧力を減少させる。アパーチャ116は、集光ミラー112の集光点近傍に配置されたピンホール状の開口である。露光光としてのEUV光は、このアパーチャ116を通過して装置本体200側に進む。
なお、本実施例では、光源部100として放電型プラズマ光源を使用しているが、レーザープラズマ光源など他の種類のEUV光源を使用してもよい。
次いで装置本体200の各構成要素の説明を行う。装置本体200は、真空容器201内部に、照明光学系210、マスクステージ220、投影光学系230、ウエハステージ240を有する。
照明光学系210は、EUV光を伝播してマスクRを照明する手段である。照明光学系210は、平行変換光学系としての第1光学ユニット211、平面ミラー212、反射型インテグレータ213、補助ミラー214、開口絞り215、円弧変換光学系としての第2光学ユニット216、平面ミラー217、スリット218を有する。
第1光学ユニット211は、凹面鏡211aと凸面鏡211bとから構成されている。第1光学ユニット211の焦点位置は集光ミラー112の集光点に一致し、アパーチャ116からのEUV光を集光して平行光に変換する。第1光学ユニット211に入射したEUV光は、まず凸面鏡211bの外側を通過して凹面鏡211aで反射する。次いで、凸面鏡211bで反射し、平行光として反射型インテグレータ213に向けて、第1光学ユニット211から射出する。なお、本実施例の第1光学ユニット211は、このようにシュバルツシルド型光学系で構成したが、これに限られるものではない。
本実施例ではプラズマ発光部EPを点光源と仮定しているため、第1光学ユニット211により平行化される光線は、プラズマ発光部EP上の一点から種々の角度で放射される光線である。すなわち、第1光学ユニット211により照明されるインテグレータ213の照射面とプラズマ発光部EPとは共役ではない。但し、プラズマ発光部EPが大きい場合は、インテグレータ213の照射面とプラズマ発光部EPとを共役となるように構成しても良い。この場合、プラズマ発光部EPの異なる高さから同一の方向に放射される光線が、第1光学ユニット211により平行化されることになる。なお、第1光学ユニット211から射出する光は、必ずしも完全な平行光である必要はなく、平行光から若干ずれた光でも良い。必要に応じて、あえて平行光としない構成もあり得る。
平面ミラー212は、第1光学ユニット211からの光を反射型インテグレータ213の方に偏向する部材である。
反射型インテグレータ213は、マスクRを均一に照明するため、平面ミラー212を介した第1光学ユニット211からの光で複数の線状光源を形成する。この複数の線状光源は、2次光源として機能する。反射型インテグレータ213は、図2(a),(b)に示すように、母線の方向(方向G)が揃った複数の円筒反射面213aを備える。図2(a)は各円筒反射面が凸形状の場合、図2(b)は各円筒反射面が凹形状の場合を示している。なお、図2におけるHは、複数の円筒反射面の配列方向である。
反射型インテグレータ213の母線方向Gに平行な両側の端面213bには、対向配置された一対の平面ミラー(補助ミラー214)が配置されている。補助ミラー214の作用については、後に詳述する。
反射型インテグレータ213で形成された各2次光源からの光は、直接あるいは補助ミラー214を介して、開口絞り215に設けられた開口を通過する。開口絞り215の開口は、有効光源の形状を定める。
第2光学ユニット216は、反射型インテグレータ213からの光を円弧状に集光し、複数の2次光源それぞれからの光を、平面ミラー217を介して被照明面(マスクR)上で重ね合わせるための光学系である。第2光学ユニット216は、凸面鏡216a及び凹面鏡216bを有し、マスクRの照明に好適な円弧照明領域を形成する。平面ミラー217は、第2光学ユニット216からの光を、マスクRへ所定の角度で入射させるための部材である。
反射型インテグレータ213の各円筒反射面により分割されて発散する光束は、第2光学ユニット216により円弧状に集光されて、スリット218の開口、ひいてはマスクR面上で、均一な照度分布をもつ円弧照明領域を形成する。円弧照明領域は、その曲率中心が投影光学系230の光軸(中心軸)AX1に一致するよう、設定される。
スリット218は、マスクR上での照明領域を定める部材である。図6の平面図に示すように、スリット218は、円弧状の開口部218aと、開口部218aの幅を部分的に調節する可動部218bとを有する。また、図6において、AIAは反射型インテグレータ213及び第2光学ユニット216により形成された円弧照射領域である。照明領域AIAと開口部218aによりマスクRの照明領域が決定される。
走査露光において、開口部218aのスリット長手方向に照度ムラが存在すると、露光ムラの要因となる。この問題を解決するために、可動部218bを用いてスリット幅をスリット長手方向の位置に応じて調整する。これにより、露光領域全面で積算露光量を均一にして露光することができる。なお、走査露光中はスリット218は投影光学系230に対して静止している。
マスクRは、反射型マスクであり、転写されるべき回路パターンが形成されている。回路パターンは、多層膜反射鏡と、その上に設けられたEUV吸収体などからなる非反射部によって形成される。マスクRは、マスクステージ220にチャックを介して載置され、マスクステージ220によって矢印方向に駆動される。
投影光学系230は、複数(本実施例では6枚)の多層膜ミラーによって構成され、光軸AX1に対して軸外の円弧状の領域が良好な結像性能をもつように設計されている。投影光学系230は、像側テレセントリックな系で構成されている。物体側(マスクR側)は、マスクRに入射する照明光との物理的干渉を避けるために、非テレセントリックな構成となっている。例えば、本実施例においては、物体側主光線はマスクRの法線方向に対して6度程度傾いている。
マスクRから発せられた回折光は、投影光学系230を介してウエハW上に達し、マスクRに形成された回路パターンがウエハW上に縮小投影される。ウエハWは、ウエハステージ240にチャックを介して載置され、マスクステージ240によって矢印方向に駆動される。本実施例の露光装置1000は、ステップアンドスキャン方式の露光装置であるため、マスクRとウエハWとを各ステージにより縮小倍率比の速度比で走査しながら、回路パターンの露光転写を行う。
次に図2〜5を参照して、反射型インテグレータ213が円弧状の領域を均一に照明する原理を説明する。図2は前述したように反射型インテグレータ213の拡大斜視図である。図3は、凸形状の円筒反射面213aでのEUV光の反射を説明するための概略斜視図である。図4は、反射型インテグレータ213の一部拡大断面図である。図5は、円筒反射面213aで反射したEUV光の角度分布を表す図である。
図2(a)に示すように、複数の円筒反射面213aを有するインテグレータ213に平行な照明光ILが入射すると、インテグレータ213の表面近傍に母線方向Gに伸びる線状の光源が形成される。この線状光源から放射されるEUV光の角度分布は円錐面状となっている。次に、この線状光源の位置を焦点とする第2光学ユニット216でEUV光を反射してマスクR又はそれと共役な面を照明することにより、円弧形状の照明が可能となる。
図3を参照して、反射型インテグレータ213の作用を説明するために、一つの円筒反射面213aに照明光ILが入射した場合の反射光の振る舞いを説明する。今、一つの円筒反射面213aに、その中心軸(z軸)に垂直な面(xy面)に対してθの角度で照明光ILが入射する場合を考える。照明光ILの光線ベクトルを
P1=(0,−cosθ,sinθ)
として定義し、円筒面形状の反射面の法線ベクトルを
n=(−sinα,cosα,0)
として定義する。すると、反射光の光線ベクトルは、
P2=(−cosθ×sin2α,cosθ×cos2α,sinθ)
となる。
反射光の光線ベクトルを位相空間にプロットすれば、図5に示すように、xy平面上で半径cosθの円となる。すなわち、反射光は円錐面状の発散光となり、この円錐面の頂点の近傍に2次光源が存在することになる。2次光源は、円筒反射面が図2(a)に示すように凸形状であれば内部に虚像として存在し、図2(b)に示すように凹形状であれば外部に実像として存在する。また、図4に示すように、反射面が円筒面の一部であり、その中心角が2φである場合は、図5に示すように反射光の光線ベクトルP2の存在範囲はxy平面上で中心角4φの円弧Aとなる。
次に、2次光源の位置に焦点を持つ焦点距離fの回転放物面ミラーを設け、この反射鏡からfだけ離れた位置に被照射面を配置した場合を考える。2次光源から出た光は円錐面状の発散光になり焦点距離fの反射鏡で反射したのち平行光となる。このときの反射光は半径f×cosθで中心角4φの円弧状断面のシートビームになる。したがって、図5で示した被照射面上の半径f×cosθで中心角4φの円弧状領域Aのみが照明される。
これまでは1つの円筒反射面に照明光ILが入射した場合の挙動について説明してきたが、続いて反射型インテグレータ213に照明光ILが入射した場合の挙動について説明する。図7は、照明光ILが入射する反射型インテグレータ213の概略断面図である。図7においてIPは被照射面であり、マスクRと等価である。
第2光学ユニット216は、軸AX2を中心対称軸とした共軸系である。第2光学ユニット216は、開口絞り215の開口中心ACと被照射面IPとを互いに光学的なフーリエ変換の関係の配置となるようにしている。すなわち、開口絞り215は、被照射面IPの瞳面に相当する。
第2光学ユニット216は、像側非テレセントリックである。第2光学ユニット216からの像側主光線の被照射面IPへの入射角度U1は、投影光学系230の物体側主光線の傾斜角と等しくなるように設定されている。また、回転対称軸AX2と主光線との間隔が被照明面IPに近づくにつれて狭くなる方向に、主光線は傾斜している。例えば、本実施例は入射角度U1を約6°に設定している。また、第2光学ユニット216は、被照明面IP上でのボケについても良好に補正されており、スポット径が5mm以下、望ましくは1mm以下になるように設定されている。
第2光学ユニット216を構成する凸面鏡216a及び凹面鏡216bへの主光線の入射角は、低入射角度、具体的には20°以下に設定されている。これにより、円弧変換光学系を1つの回転放物面ミラーで構成する場合よりも、被照射面IPへの集光の際に生じるボケ量を小さくして円弧照明領域への集光効率を高めることができる。また、スリット218におけるケラレによる光の損失を抑え、照明効率を向上することができる。
平面ミラー217で照明光を反射して、マスクRの方向へはね上げることによって、円弧照明領域の円弧の向きは反転する。この場合、円弧照明領域の曲率中心は投影光学系230の光軸AX1とマスクRの交点に一致するように設定されている。そして、前述したようにU1を設定することによって、第2光学ユニット216の像側主光線と投影光学系230の物体側主光線とを、マスクRの前後で互いに一致させることが可能となる。
反射型インテグレータ213を構成する各円筒反射面213aで反射された光の角度分布は、前述した単一の円筒反射面での例と変わらない。したがって、被照射面IPの一点に入射する光は、反射型インテグレータ213への照明光ILの照射領域全域から到達する。照明光ILの光束径をD、第2光学ユニット216の焦点距離をfとすると、その角度広がり(すなわち集光NA)U2は、
U2=D/f
で表される。
このとき、円弧照明領域においては、円弧に沿った方向に多数の円筒反射面213aからの各光束が重畳されて照度の均一性を達成する。これにより、効率がよく均一な円弧照明を行うことが可能となる。
次に、本発明の最も特徴的な点である反射型インテグレータ213と、反射型インテグレータ213の両側に設けられた一対の補助ミラー214の配置の詳細について、図8を用いて説明する。図8において、IL1は反射型インテグレータ213に入射する照明光IL中の主光線の方向を示している。主光線IL1は、反射型インテグレータ213の中心付近のyz断面内を通過する。ACは、先に述べたように開口絞り215の中心であり、第2光学ユニット216の瞳面の中心に相当する。このACを原点としてxyz座標が記載されているが、z軸は第2光学ユニット216の光軸AX2と一致している。
補助ミラー214は、反射型インテグレータ213上の照明領域を挟むように、反射型インテグレータ213の各円筒反射面の母線方向に沿って対向配置された一対の平面ミラー214a,214bで構成される。図8では、補助ミラー214は固定されているように描かれているが、開口絞り215の開口形状に応じて、2枚の平面ミラー214a,214bの間隔を調整する駆動機構を設けても良い。
開口絞り215は、その開口部が反射型インテグレータ213の各円筒反射面の母線方向に対して垂直となるように、反射型インテグレータ213の射出側に配置されている。図に示される開口絞り215の開口形状は、標準的な照明モードにおける円形開口の例を示している。
なお、有効光源分布の微調整のために、開口絞り215は反射型インテグレータ213の各円筒反射面の母線方向に対して完全に垂直ではなく、若干(1〜2°程度)傾けて配置するようにしてもよい。本実施例においては、このように垂直から僅かに傾けた場合も含めて、開口絞り215の配置を「円筒反射鏡の母線方向に垂直に配置」と記述している。また、有効光源分布の調整やテレセントリック性の度合いの調整を可能とするため、反射型インテグレータ213に対する開口絞り215の角度を調整する駆動機構を設けてもよい。
このように反射型インテグレータ213の射出側に開口絞り215を配置することで、円弧照明領域内の任意の位置から見た有効光源分布を均一な形状とすることができる。これは特許文献1とは異なり、第1光学ユニット211からの光束全体が反射型インテグレータ213に入射した後に開口絞り215を通過するためである。
図9に円弧照明領域内の各位置から見た有効光源分布を形状を示す。同図において、AIAは円弧照明領域であり、AIA1及びAIA2の各点はそれぞれ円弧の中央部及び端部における有効光源分布の観測位置を示している。図9(a)は、特許文献1のように開口絞りを配置した場合の有効光源分布であり、図9(b)が本実施例の有効光源分布である。
照明領域の任意の点における有効光源分布は、その点に、ある開口数(NA)で円錐状に入射する光束の角度分布を示している。有効光源分布の形状が照明領域の位置により異なるということは、露光NAの非対称性があるということを意味する。露光NAの非対称性は、解像性能に悪影響を与える原因となる。
従来例の開口絞りの配置では、図9(a)に示すように有効光源分布の歪みが残存していた。これに対して、本実施例によれば、図9(b)から明らかなように、いずれの観測位置からも有効光源分布が同一形状となっており、従来例に比して露光NAの対称性が向上している。
なお、図9(a),(b)に示した有効光源分布において描かれている斜線は、反射型インテグレータ213によって生じる2次光源が線状の分布であることを示している。この線の間隔は反射型インテグレータ213を構成する円筒反射面の幅に依存している。したがって、インテグレータ全体の幅に対して、円筒反射面の幅を狭くして円筒反射面の数を増やすことにより、2次光源の間隔を狭くして有効光源分布の密度を緻密にすることができる。
次に、開口絞り215の切り替えにより、コヒーレントファクタσを変える方法及び輪帯照明等の変形照明を行う方法について述べる。開口絞り215と投影光学系230の瞳面とは互いに共役な関係にあるので、開口絞り215の開口形状、つまり光の透過パターンが投影光学系の瞳面における分布と対応している。図10は、開口絞り215が有する開口部の形状の例を示す図であり、(a)は通常照明の大σ、(b)は通常照明の小σ、(c)は輪帯照明、(d)は四重極照明の各モードに対応している。
このようないくつかの開口パターンを例えば一列に並べて用意しておき、開口絞り駆動系により順次切り替えることで、所望の開口形状に切り替えることが可能である。
次に補助ミラー214の効果について説明する。本実施例では、前述したように有効光源分布の歪みを抑制するために、反射型インテグレータ213の射出側に開口絞り215を配置している。この際考えられる最も単純な構成は、図11に示すように、補助ミラー214を用いることなく反射型インテグレータ213の後に開口絞り215を配置する構成である。
しかしながら、図11に示すような構成は、次に説明するような問題がある。この問題について、図12〜14を用いて説明する。
図12は反射型インテグレータ213の反射面に対して垂直な方向から見た図である。図12では、簡単化のため、反射型インテグレータ213と円弧照明領域AIAとの間に本来配置される円弧変換光学系(第2光学ユニット216)は省略している。第1光学ユニット211からの照明光ILは、図示した方向から反射型インテグレータ213を照射する。IA1,IA2,IA3はそれぞれ、円弧照明領域の各観測点AIA1,AIA2,AIA3で有効光源分布が正円となるために必要な照明光ILを照射すべき領域である。領域IA1,IA2,IA3は、開口絞り15を中心として放射状に伸びた領域となる。
このとき注目すべきは、これらの領域の重なりである。図13〜15を用いて、領域IA1,IA2,IA3の重なりと、開口絞り15の開口を通過する光線の関係を説明する。
図13〜15における矢印は、反射型インテグレータ213からの発散光を表したもので、その中の3つの方向の光線を代表としてa,b,cで表現している。光線a,b,cにおいて、実線は後段の系で照明光として利用される光線であり、点線で示されたものは、開口絞り215によってケラレて、照明光として利用されない光線である。
図13は、開口絞り215に近い位置で領域IA1〜IA3が重なった部分を示している。この部分からの発散光は、各観測点AIA1〜AIA3での有効光源分布全てに寄与していることが分かる。つまり、この部分からの光線a〜cは、無駄なく照明光として利用される。
一方、図14に示すように、開口絞り215から少し離れた位置では、2つの領域が重なることになり、反射型インテグレータ213からの発散光のうちの一部は開口絞り215でケラレて、被照明面の照明には寄与しない。具体的には、図14に示す領域IA1とIA2のみが重なる部分では、光線b,cは照明光として利用されるが、光線aは開口絞り215によりケラレることになる。
図15に示すように、開口絞り215から更に離れた領域IA1〜IA3が重なることのない位置では、大部分の発散光が開口絞り215でケラレることになり、ほんの一部の光線しか照明光として利用されない。具体的には、図15に示す領域IA2の部分では、光線cのみが照明光として利用され、光線a、bは開口絞り215によりケラレることになる。他の領域でも同様に、光線a,b,cのうち、いずれかの光線しか照明光として利用されない。
このように図11に示すような構成は、有効光源分布の歪み抑制という点では有効であるものの、光の利用効率の観点では改善の余地がある。本実施例は、反射型インテグレータ213の両側に一対の補助ミラー214を配置することで、図11に示した構成に比して光の利用効率を向上させたものである。
図16,17は補助ミラー214の効果を説明するための図である。VIA3で示される点線で囲まれた領域は、補助ミラー214がない場合、すなわち図12に示したような構成において、観測点AIA3で有効光源分布が正円となるために必要な照明光ILの照射領域である。すなわち、領域VIA3は、図12における領域IA3に対応する。図16では、実際には平面ミラー214aが存在するため、観測点AIA3で有効光源分布が正円となるために必要な照明光ILの照射領域は、実線で示した領域IA30となる。このように平面ミラー214aを配置することで、有効光源の歪み抑制に必要な照射領域を、図12に示したような開口絞り15を中心として放射状に伸びる形状ではなく、それを平面ミラー214aで折り返した形状とすることができる。
これは観測点AIA2でも同様である。各観測点AIA1〜AIA3で、有効光源分布がいずれも正円となるために必要な照射領域は、図17に示すように補助ミラー214で挟まれた領域となる。すなわち、補助ミラー214を設けることで、それを設けない図12の構成と比較して、反射型インテグレータ213に照明光ILを照射すべき範囲が狭くて良いことが分かる。また、図17に示す光線a,cは補助ミラー214がない図12の構成では開口絞り215によってケラレ、後段の系で照明光として利用されていなかった。このような光線も、本実施例のように補助ミラー214を配置したことによって、開口絞り215にケラレることなく、照明光として利用することができる。結果的に照明光ILのうち被照明面の照明に用いられる光線が増え、効率よく円弧領域を照明するには非常に有利である。
このように一対の平面ミラー214a,214bを、照明光ILによる照射領域、結果的には複数の線状光源を挟むように、円筒反射面の母線方向に沿って対向配置することにより、被照明面の照明効率が向上する。平面ミラー214a,214bの間隔は、開口絞り215の開口の最外径と同じか、若干大きい程度が、光の利用効率の観点で好ましい。したがって、図10に示したような各種の開口形状に開口絞りを切り替える場合は、この開口形状の切り替えに応じて、補助ミラー214を構成する一対の平面ミラー214a,214bの間隔を調整しても良い。
次に実施例2の露光装置について説明する。本実施例では、主に反射型インテグレータの構成及び開口絞りの開口形状のみが実施例1との相違点であるので、それ以外の露光装置の詳細な説明については省略する。
実施例1では、反射型インテグレータを複数の円筒反射面を備える1つの部材のみで構成していた。実施例2は、反射型インテグレータが、それぞれ複数の円筒反射面を備える複数のインテグレータ部で構成される例である。このような反射型インテグレータの構成でも、開口絞りを反射型インテグレータの射出側に配置することで有効光源の歪みを小さくすることができる。また、反射型インテグレータの両側に補助ミラーを設けることで、効率の良い照明も可能となる。
図18は、実施例2の反射型インテグレータ313、補助ミラー314、開口絞り315、そして第2光学ユニット216を説明するための概略図である。図18において、313a,313b,313c,313dは、それぞれ反射型インテグレータ313を構成する部材である。313aと313cは、それぞれが複数の円筒反射面を備えるインテグレータ部、313bと313dは、それぞれインテグレータ部313a,313cに隣接して配置される平面ミラー部である。315は開口絞りであり、図18から明らかなように、半円形の開口を持つ。314は、インテグレータ部313a,313cを構成する円筒反射面の母線方向に平行な端面の両側に対向配置された一対の平面ミラーで構成される補助ミラーである。
凸面鏡216a及び凹面鏡216bは、第2光学ユニット216を構成する部材である。第2光学ユニット216は、軸AX2を中心対称軸とした共軸系であり、基本的には実施例1と同様の役割を持つ。すなわち、第2光学ユニット216は、開口絞り315の位置ACと被照射面IPとを互いに光学的なフーリエ変換の関係の配置となるようにしている。すなわち位置ACは、第2光学ユニット216の瞳面の中心に相当する。
図19は、開口絞り315と反射型インテグレータ313の配置を示す概略図である。開口絞り315の開口部は、インテグレータ部313cと平面ミラー部313dの境界付近に、円筒反射面の母線方向に対してほぼ垂直に配置される。図に示す開口絞り315の開口形状は、標準的な照明モードにおける開口の例を示している。瞳面に配置される開口絞りは通常は円形開口であるが、本実施例では図に示すように半円形である。また後述するように、輪帯や四重極のような変形照明を行う際にも、有効光源分布の左右対称軸で分割した半分の形状と一致した開口部が設けられた開口絞りを配置する。
図18において、上述した開口絞り315が光束を制限する様子を以下に説明する。ほぼ平行な照明光ILが、インテグレータ部313aと平面ミラー部313bに比較的高入射角(例えば70°)で入射する場合を想定する。この照明光ILのうちの図中の上側部分ILaが、インテグレータ部313aを照明する。インテグレータ部313aは照明光により線状の2次光源を形成し、2次光源からの発散光は、その直後に配置された開口絞り315の半円形の開口を通過する。一方、照明光ILの下側部分ILbは、平面ミラー部313bを照明する。平面ミラー部313bで方向を変えられた照明光ILbは、インテグレータ部313cを照明する。インテグレータ部313cは、やはり線状の2次光源を形成し、2次光源からの発散光は、その直後に配置された開口絞り315の半円形の開口を通過する。第2光学ユニット216から見た場合、照明光ILbはインテグレータ部313cを介した後、開口絞り315の半円形の開口を通過したように見える。一方、照明光ILaはインテグレータ部313aを介した後、開口絞り315の鏡像315’の半円形の開口を通過したように見える。
つまり、開口絞り315の開口が半円形であっても、本実施例のごとく反射型インテグレータ313を構成し、開口絞り315を適切に配置することで、全ての2次光源からの発散光が開口絞り315の開口を通過することになる。この結果、本実施例は、2次光源からの発散光が円形の開口を通過する実施例1の構成と等価に振舞うことになる。したがって、本実施例の照明光学系においても、被照明面上のいずれの位置からも、同一形状の有効光源分布が観測できる。
更に、インテグレータ部313a,313cの両脇に、複数の2次光源を挟むように、円筒反射面の母線方向に沿って対向配置された補助ミラーを設けることで、効率の良い照明も可能となる。
また、本実施例においても、開口絞り315の切り替えにより、コヒーレントファクタσを変えたり、輪帯照明等の変形照明を行ったりすることができる。図20は、本実施例の開口絞り315の開口部の形状の例を示す図である。図20(a)は通常照明の大σ、図20(b)は通常照明の小σ、図20(c)は輪帯照明、図20(d)は四重極照明の各モードに対応している。いずれの開口形状においても、その下端部に対して対称に折り返せば、一般的な円形を基本とした開口形状となることがわかる。
実施例2では、2つのインテグレータ部を対向して配置する構成について説明したが、2つのインテグレータ部を対向させない構成も考えられる。例えば、図21に示すごとく、開口絞りの入射側に、複数のインテグレータ部の各反射面を同じ方向に向けて並列に配置しても良い。図21(a)はインテグレータ部が2つの場合、図21(b)はインテグレータ部が3つの場合の例である。このようにインテグレータ部を並列配置した場合、開口絞りの開口形状は、実施例1と同じく通常の円形開口となる。図21(a),(b)の構成でも、反射型インテグレータの両側に補助ミラーを設けることで、照明光の利用効率の向上が可能である。
次に、図22及び図23を参照して、実施例1,2で説明した露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図22は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウエハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、マスクとウエハを用いてリソグラフィー技術によってウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図23は、図22に示すステップ4のウエハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウエハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウエハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置によってマスクパターンをウエハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、かかる露光装置を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面として機能するものである。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは言うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本実施形態ではEUV光を使用して説明したが、本発明は真空紫外線やX線領域の光源にも適用することができる。
実施例1の露光装置の要部概略図である。 反射型インテグレータの概略図である。 凸形状の円筒反射面でのEUV光の反射を説明するための概略斜視図である。 反射型インテグレータの一部拡大断面図である。 円筒反射面で反射したEUV光の角度分布を表す図である。 円弧照射領域を説明するための図である。 照明光が実施例1の反射型インテグレータに入射する状態を説明するための図である。 実施例1の反射型インテグレータ、開口絞り、そして補助ミラーの配置を示す概略図である。 有効光源分布の形状を示す図である。 実施例1の開口絞りが有する開口部の形状の例を示す図である。 補助ミラーを用いることなく反射型インテグレータの後に開口絞りを配置する構成を示す図である。 反射型インテグレータに対する照明光の照射領域について説明する図である。 照明光の利用効率について説明するための図である。 照明光の利用効率について説明するための図である。 照明光の利用効率について説明するための図である。 補助ミラーの効果について説明するための図である。 補助ミラーの効果について説明するための図である。 照明光が実施例2の反射型インテグレータに入射する状態を説明するための図である。 実施例2の反射型インテグレータ、開口絞り、そして補助ミラーの配置を示す概略図である。 実施例2の開口絞りが有する開口部の形状の例を示す図である。 反射型インテグレータ、開口絞り、そして補助ミラーの配置の別の例を示す概略図である。 デバイスの製造方法について説明するためのフローチャートである。 ウエハプロセスの詳細を説明するためのフローチャートである。 従来例の反射型インテグレータと開口絞りの配置を示す概略斜視図である。 従来例の反射型インテグレータの上面図である。
符号の説明
1000 露光装置
100 光源部
200 装置本体
210 照明光学系
211 第1光学ユニット
213 反射型インテグレータ
214 補助ミラー
215 開口絞り
216 第2光学ユニット
220 マスクステージ
230 投影光学系
240 ウエハステージ

Claims (6)

  1. 光源からの光を集光する第1光学ユニットと、
    母線方向が揃った複数の円筒反射面を備え、前記第1光学ユニットからの光で複数の線状光源を形成する反射型インテグレータと、
    前記複数の線状光源を挟むように、前記母線方向に沿って対向配置された一対の平面ミラーと、
    前記母線方向に垂直に配置され、前記複数の線状光源からの光が通過する開口が設けられた開口絞りと、
    前記開口を通過した前記複数の線状光源それぞれからの光を被照明面上で重ね合わせる第2光学ユニットとを有することを特徴とする照明光学系。
  2. 前記反射型インテグレータは、それぞれが複数の円筒反射面を備える複数のインテグレータ部を含み、前記複数のインテグレータ部のそれぞれに前記第1光学ユニットからの光の一部が入射するように、前記複数のインテグレータ部が、前記母線方向に垂直な方向に並べて前記開口絞りの入射側に配置されることを特徴とする請求項1の照明光学系。
  3. 前記第1光学ユニットは、前記光源からの光を平行化して前記反射型インテグレータに導くことを特徴とする請求項1又は2の照明光学系。
  4. 前記開口絞りの開口形状は切り替え可能であり、前記開口形状の切り替えに応じて、前記一対の平面ミラーの間隔を変えることを特徴とする請求項1〜3いずれかの照明光学系。
  5. マスクが載置されるマスクステージと、ウエハが載置されるウエハステージと、前記被照明面上に配置された前記マスクを照明する請求項1〜4いずれかの照明光学系と、前記マスクに形成されたパターンを前記ウエハに投影する投影光学系とを有することを特徴とする露光装置。
  6. ウエハにレジストを塗布するステップと、
    請求項5の露光装置を用いて、マスクに形成されたパターンをウエハに露光するステップと、
    露光されたウエハを現像するステップとを有することを特徴とするデバイスの製造方法。
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