JP4986651B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、データを不揮発的に記憶する記憶部を備えた半導体装置に関する。
MRAM(薄膜磁性体記憶装置)は、強磁性体の磁化方向を利用してデータを記憶する固体メモリの総称である(たとえば、非特許文献1参照)。MRAMは不揮発性メモリでありながら、フラッシュメモリと比べて高速にデータ書き込みおよびデータ読み出しを行なうことができ、また、フラッシュメモリのように書き換え回数の制限がない。よって、MRAMは、CPU(Central Processing Unit)および不揮発性メモリを混載した1チップのマイクロ・コントローラ・ユニット(MCU)、いわゆるワンチップマイコンにおいて、フラッシュメモリ等と比べて書き換え回数の少ない不揮発性メモリであるROM(Read Only Memory)が使用されていた部分以外に用いられる。たとえば、従来はSRAM(Static Random Access Memory)が使用されていた部分にもMRAMを用いることができる。
"A1.2V 1Mbit Embedded MRAM Core with Folded Bit-Line Array Architecture"2004 Symposium on VLSI Circuits Digest of Technical Papers p.450-p.453
ワンチップマイコン等において従来はSRAMが使用されていた部分にMRAMを用いると、MRAMは不揮発性メモリであるため、SRAMとは異なり電源をオフしても書き込まれたデータが消去されない。
たとえば携帯電話およびパソコン等で、「通常の電源オフ」が行なわれる、すなわち「電源OFF」ボタンを押して電源を切るような場合には、実際に機器の電源がオフされる前に電源オフ用のシーケンスのプログラムを実行することができる。したがって、「通常の電源オフ」では、電源オフ用のシーケンスにおいて秘密にしたいデータを消去することができる。一方、たとえばコンセントを引き抜いたり、電源オン状態においてバッテリを外したりするような「不正な電源オフ」を行なうと、電源オフ用のシーケンスのプログラムを実行することができず、秘密にしたいデータがMRAMに残ってしまう場合があり、秘密データの漏洩が懸念される。
それゆえに、本発明の目的は、記憶データの秘匿性の向上を図ることが可能な半導体装置を提供することである。
本発明に係る半導体装置は、要約すれば、スクランブル制御部は、半導体装置の電源オン時、乱数発生部から受けた乱数データに基づいてSRAMセルにランダムにスクランブル情報を書き込む。そして、SRAMセルの記憶するスクランブル情報は、電源オフ時に消去される。
書き込み制御部は、アドレスデータおよび書き込みデータを出力する。スクランブル部は、スクランブル情報を記憶するスクランブル情報記憶部を含み、書き込み制御部から受けたアドレスデータおよび書き込みデータの少なくともいずれか一方をスクランブル情報に基づいてスクランブル処理する。データ記憶部は、スクランブル部から受けたアドレスデータに基づいてスクランブル部から受けたデータを不揮発的に記憶する。スクランブル部は、電源オン時にスクランブル情報をランダムに生成してスクランブル情報記憶部に書き込む。スクランブル情報記憶部の記憶するスクランブル情報は、電源オフ時に消去される。
本発明によれば、半導体装置の電源オフ状態においてデータ記憶部に記憶データが残っていても、電源オフ時にスクランブル情報が消去されるためにデータ記憶部の記憶データを正しく読み出すことができなくなる。これにより、記憶データの秘匿性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[構成および基本動作]
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体装置101の配置を概略的に示す図である。
図1を参照して、半導体装置101は、CPU1と、MRAM(データ記憶部)2および3とを備える。
MRAM2は、半導体装置101においてROMとして使用すべき部分に配置される。MRAM3は、半導体装置101においてSRAMとして使用すべき部分に配置される。
図2は、本発明の実施の形態に係る半導体装置101の構成を示す機能ブロック図である。
図2を参照して、半導体装置101は、CPU1と、MRAM2および3と、スクランブル部11とを備える。CPU1は、書き込み/読み出し制御部7と、スクランブル制御部8とを含む。スクランブル部11は、アドレススクランブル部4と、データスクランブル部5と、乱数発生部6と、スクランブル制御部8とを含む。
書き込み/読み出し制御部7は、MRAM2のアドレスを表わすアドレスデータをアドレススクランブル部4へ出力し、書き込みデータをデータスクランブル部5へ出力する。
スクランブル制御部8は、スクランブル情報記憶用の制御信号をワード線WLおよびビット線BL経由でアドレススクランブル部4およびデータスクランブル部5へ出力する。
アドレススクランブル部4は、スクランブル情報すなわちスクランブル処理内容を定めるデータを記憶するSRAMセル(スクランブル情報記憶部)SCを含み、書き込み/読み出し制御部7から受けたアドレスデータをスクランブル情報に基づいてスクランブル処理する。データスクランブル部5は、スクランブル情報を記憶するSRAMセルSCを含み、書き込み/読み出し制御部7から受けた書き込みデータをスクランブル情報に基づいてスクランブル処理する。たとえば、アドレススクランブル部4およびデータスクランブル部5は、それぞれ書き込み/読み出し制御部7から受けたアドレスデータおよび書き込みデータの有する複数のビットをスクランブル情報に基づいて並べ替える。
乱数発生部6は、乱数データを発生する。
アドレススクランブル部4およびデータスクランブル部5におけるSRAMセルSCは、ワード線WLおよびビット線BLに接続され、ビット線BLに現われるデータをワード線WLが活性化されたときにスクランブル情報として記憶する。
スクランブル制御部8は、半導体装置101の電源オン時、乱数発生部6から受けた乱数データに基づいてワード線WLおよびビット線BLを駆動することにより、SRAMセルSCにランダムにスクランブル情報を書き込む。ここで、スクランブル制御部8は、半導体装置101における他の回路から電源投入リセット信号RSTを受けて電源オンを認識する。SRAMセルSCの記憶するスクランブル情報は、半導体装置101の電源オフ時に消去される。
MRAM2および3は、アドレススクランブル部4からのスクランブル処理されたアドレスデータに基づいて、データスクランブル部5からのスクランブル処理された書き込みデータを不揮発的に記憶する。
なお、半導体装置101は、アドレスデータおよび書き込みデータの少なくともいずれか一方をスクランブル処理する構成であってもよい。すなわち、半導体装置101は、アドレススクランブル部4およびデータスクランブル部5の少なくともいずれか一方を備える構成であってもよい。
図3は、本発明の実施の形態に係るアドレススクランブル部4の構成を示す図である。ここでは、アドレスデータのビット数が22ビットであると仮定して説明する。
図3を参照して、アドレススクランブル部4は、スイッチ部SUA11〜SUA1B、SUA21〜SUA2B、SUA31〜SUA3B、SUA41〜SUA4B、SUA51〜SUA5B、SUA61〜SUA6B、SUA71〜SUA7B、SUA81〜SUA8B、SUA91〜SUA9B、SUAA1〜SUAAB、SUAB1〜SUABB、SUAC1〜SUACB、SUAD1〜SUADB、SUAE1〜SUAEB、SUAF1〜SUAFB、SUAG1〜SUAGB、SUAH1〜SUAHB、SUAI1〜SUAIB、SUAJ1〜SUAJB、SUAK1〜SUAKB、SUAL1〜SUALBおよびSUAM1〜SUAMBを含む。以下、これらのスイッチ部の一部または全部をまとめてスイッチ部SUAと称する場合がある。また、ビット線BLの延在方向を行方向と称し、ワード線WLの延在方向を列方向と称する。スイッチ部SUAは、11行22列の行列状に配置される。
すなわち、アドレススクランブル部4は、行方向にスクランブル処理対象データであるアドレスデータのビット数分、列方向にアドレスデータのビット数の半分のビット数分、行列状に配置される複数個のスイッチ部を含む。
スイッチ部SUAは、入力ノードIUおよびIDにおいてそれぞれ受けたデータの一方を出力ノードOUから出力し、他方を出力ノードODから出力する。また、スイッチ部SUAは、SRAMセルSCが記憶するスクランブル情報に基づいて、入力ノードIUおよびIDにおいてそれぞれ受けたデータを出力ノードOUおよびODのいずれから出力するかを決定する。
行列の1列目において、スイッチ部SUA11は、入力ノードIUおよびIDにおいてアドレスデータA0およびA1をそれぞれ受ける。同様に、スイッチ部SUA12〜SUA1Bは、入力ノードIUおよびIDにおいてアドレスデータA2〜A21を受ける。
奇数列において、ある行のスイッチ部における出力ノードOUは次列の行番号が1小さい行のスイッチ部の入力ノードIDに接続される。ただし、0行目のスイッチ部における出力ノードOUは次列の11行目のスイッチ部の入力ノードIDに接続される。また、ある行のスイッチ部における出力ノードODは次列の行番号が同じスイッチ部の入力ノードIUに接続される。
また、偶数列において、ある行のスイッチ部における出力ノードOUは次列の行番号が同じスイッチ部の入力ノードIDに接続される。また、ある行のスイッチ部における出力ノードODは次列の行番号が1大きい行のスイッチ部の入力ノードIUに接続される。ただし、11行目のスイッチ部における出力ノードODは次列の1行目のスイッチ部の入力ノードIUに接続される。
行列の1列目において、スイッチ部SUA11におけるNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のドレインがそれぞれビット線BL0およびBL1に接続される。同様に、スイッチ部SUA12〜SUA1BにおけるNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のドレインがビット線BL2〜BL21に接続される。
奇数列において、ある行のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM1のドレインは次列の行番号が1小さい行のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM2のドレインに接続される。ただし、0行目のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM1のドレインは次列の11行目のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM2のドレインに接続される。また、ある行のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM2のドレインは次列の行番号が同じスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM1のドレインに接続される。
偶数列において、ある行のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM1のドレインは次列の行番号が同じスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM2のドレインに接続される。また、ある行のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM2のドレインは次列の行番号が1大きい行のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM1のドレインに接続される。ただし、11行目のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM2のドレインは次列の1行目のスイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM1のドレインに接続される。
1列目を構成するスイッチ部SUA11〜SUA1BにおけるNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のゲートにワード線WL0が接続される。同様に、2列目〜22列目を構成するスイッチ部SUAにおけるNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のゲートにワード線WL1〜WL21が接続される。すなわち、ある列の各スイッチ部におけるNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のゲートにその列に対応するワード線WLが接続される。
最終列に対応するスイッチ部SUAM1は、出力ノードOUおよびODからそれぞれアドレスデータAQ0およびAQ1をMRAM2へ出力する。同様に、最終列に対応するスイッチ部SUAM2〜SUAMBは、出力ノードOUおよびODからアドレスデータAQ2〜AP21をMRAM2へ出力する。
このような構成により、スクランブル処理の適切な複雑さを実現しながら回路構成の簡易化を図ることができる。
なお、スイッチ部は、次列の同じ行または次列の隣接する行のスイッチ部へデータを出力する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、最終列以外の列に対応する複数個のスイッチ部SUAが、出力ノードOUから次列に対応する複数個のスイッチ部のいずれかへデータを出力し、出力ノードODから次列に対応する他のスイッチ部SUAへデータを出力する。かつ、最終列以外の列に対応する複数個のスイッチ部SUAの出力ノードOUおよびODと次列に対応する複数個のスイッチ部SUAの入力ノードIUおよびIDとが1対1で接続される構成であってもよい。
また、アドレススクランブル部4におけるスイッチ部SUAの数を減らして回路を単純化してもよい。また、多段接続網で用いられるOmega網およびBaseline網等を用いることにより、回路構成の簡易化を図るとともにスクランブル処理の段数すなわちスクランブル処理の複雑さを保つことができる。
図4(a)および(b)は、本発明の実施の形態に係るアドレススクランブル部4におけるスイッチ部SUAの動作を示す図である。図4(a)は、スイッチ部SUAが入力ノードIUにおいて受けたデータを出力ノードOUに伝達し、かつ入力ノードIDにおいて受けたデータを出力ノードODに伝達する場合を示す。図4(b)は、スイッチ部SUAが入力ノードIUにおいて受けたデータを出力ノードODに伝達し、かつ入力ノードIDにおいて受けたデータを出力ノードOUに伝達する場合を示す。
図4(a)を参照して、スイッチ部SUAは、SRAMセルSCと、スイッチ回路SWC1とを含む。SRAMセルSCは、NOT回路G11およびG12と、NチャネルMOSトランジスタM1およびM2とを含む。スイッチ回路SWC1は、AND回路G1〜G4と、NOR回路G5およびG6とを含む。
NOT回路G11およびG12は、記憶ノードN1と記憶ノードN2との間に互いに環状に接続される。
NチャネルMOSトランジスタM1は、記憶ノードN1とビット線BLxとの間に接続される。すなわち、NチャネルMOSトランジスタM1は、ゲート(制御電極)がワード線WLxに接続され、ソース(導通電極)が記憶ノードN1に接続され、ドレイン(導通電極)がビット線BLxに接続される。
NチャネルMOSトランジスタM2は、記憶ノードN2とビット線BLx+1との間に接続される。すなわち、NチャネルMOSトランジスタM2は、ゲート(制御電極)がワード線WLxに接続され、ソース(導通電極)が記憶ノードN2に接続され、ドレイン(導通電極)がビット線BLx+1に接続される。
ビット線BLxおよびBLx+1はたとえば図3に示すビット線BL0およびBL1に対応し、スクランブル制御部8からの相補データを伝達する。図4(a)では、スクランブル制御部8は、ビット線BLxをHレベルに駆動し、ビット線BLx+1をLレベルに駆動する。そして、スクランブル制御部8は、ワード線WLxを介してNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のゲートへHパルスを出力する。そうすると、SRAMセルSCの記憶ノードN1がHレベルとなり、記憶ノードN2がLレベルとなる。したがって、AND回路G1がオン状態すなわちノードIUのデータがAND回路G1の出力に伝達され、ノードIUのデータがノードOUに伝達される。また、AND回路G3がオン状態すなわちノードIDのデータがAND回路G3の出力に伝達され、ノードIDのデータがノードODに伝達される。
一方、AND回路G2およびG4はオフ状態すなわちAND回路G2およびG4の出力は常にLレベルとなる。
図4(b)を参照して、スクランブル制御部8は、ビット線BLxをLレベルに駆動し、ビット線BLx+1をHレベルに駆動する。そして、スクランブル制御部8は、ワード線WLxを介してNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のゲートへHパルスを出力する。そうすると、SRAMセルSCの記憶ノードN1がLレベルとなり、記憶ノードN2がHレベルとなる。したがって、AND回路G2がオン状態すなわちノードIDのデータがAND回路G2の出力に伝達され、ノードIDのデータがノードOUに伝達される。また、AND回路G4がオン状態すなわちノードIUのデータがAND回路G4の出力に伝達され、ノードIUのデータがノードODに伝達される。
一方、AND回路G1およびG3はオフ状態すなわちAND回路G1およびG3の出力は常にLレベルとなる。
図5(a)および(b)は、本発明の実施の形態に係るデータスクランブル部5におけるスイッチ部SUBの動作を示す図である。データスクランブル部5の全体構成は、たとえば図3に示すアドレススクランブル部4におけるスイッチ部SUAを図5に示すスイッチ部SUBに置き換えたものとなる。
図5(a)は、データ書き込み時すなわち書き込み/読み出し制御部7からMRAM2へ書き込みデータが伝達される場合を示す。ここでは、スイッチ部SUBがノードULにおいて受けたデータをノードURに伝達し、かつノードDLにおいて受けたデータをノードDRに伝達する場合を示す。
スイッチ部SUBは、SRAMセルSCと、スイッチ回路SWC11およびSWC12と、NOT回路G13とを含む。SRAMセルSCは、NOT回路G11およびG12と、NチャネルMOSトランジスタM1およびM2とを含む。スイッチ回路SWC11は、AND回路G21〜G24と、NOR回路G25およびG26と、スリーステートバッファTB1およびTB2とを含む。スイッチ回路SWC12は、AND回路G31〜G34と、NOR回路G35およびG36と、スリーステートバッファTB3およびTB4とを含む。
スイッチ回路SWC11およびSWC12は、スイッチ部SUAのスイッチ回路SWC1においてNOR回路G5およびG6の出力にスリーステートバッファを接続した構成であるため、ここではスリーステートバッファに関する動作を主に説明し、他の説明は繰り返さない。
スクランブル制御部8は、ビット線BLxをHレベルに駆動し、ビット線BLx+1をLレベルに駆動する。そして、スクランブル制御部8は、ワード線WLxを介してNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のゲートへHパルスを出力する。そうすると、SRAMセルSCの記憶ノードN1がHレベルとなり、記憶ノードN2がLレベルとなる。また、書き込み/読み出し制御部7は、リードライト制御信号R/WをHレベルに駆動する。そうすると、スリーステートバッファTB1およびTB2はHレベルの信号を受けて出力イネーブル状態となる。一方、スリーステートバッファTB3およびTB4はNOT回路G13からLレベルの信号を受けて出力がハイインピーダンス状態となる。
したがって、ノードULのデータがAND回路G21、NOR回路G25およびスリーステートバッファTB1を介してノードURに伝達される。また、ノードDLのデータがAND回路G23、NOR回路G26およびスリーステートバッファTB2を介してノードDRに伝達される。
図5(b)は、データ読み出し時すなわちMRAM2から書き込み/読み出し制御部7へ読み出しデータが伝達される場合を示す。ここでは、スイッチ部SUBがノードURにおいて受けたデータをノードULに伝達し、かつノードDRにおいて受けたデータをノードDLに伝達する場合を示す。
スクランブル制御部8は、ビット線BLxをHレベルに駆動し、ビット線BLx+1をLレベルに駆動する。そして、スクランブル制御部8は、ワード線WLxを介してNチャネルMOSトランジスタM1およびM2のゲートへHパルスを出力する。そうすると、SRAMセルSCの記憶ノードN1がHレベルとなり、記憶ノードN2がLレベルとなる。また、書き込み/読み出し制御部7は、リードライト制御信号R/WをLレベルに駆動する。そうすると、スリーステートバッファTB3およびTB4はNOT回路G13からHレベルの信号を受けて出力イネーブル状態となる。一方、スリーステートバッファTB1およびTB2は出力がハイインピーダンス状態となる。
したがって、ノードURのデータがAND回路G31、NOR回路G35およびスリーステートバッファTB4を介してノードULに伝達される。また、ノードDRのデータがAND回路G33、NOR回路G36およびスリーステートバッファTB3を介してノードDLに伝達される。
図6は、スクランブル制御部8がアドレススクランブル部4に対してスクランブル情報を書き込む際の動作を示す波形図である。
図6を参照して、スクランブル制御部8は、ワード線WL0〜WL21へ順番にHパルスを出力する。また、スクランブル制御部8は、乱数発生部6から受けた乱数データに基づいて、ビット線BL0〜BL21へランダムなスクランブル情報を出力する。ここで、スクランブル制御部8は、連続する偶数番号および奇数番号のビット線対へ相補データをスクランブル情報として出力する。また、スクランブル制御部8は、ワード線WL0〜WL21の各々へHパルスを出力するたびにビット線BL0〜BL21へ出力するスクランブル情報を更新する。
ところで、ワンチップマイコン等において従来はSRAMが使用されていた部分にMRAMを用いると、MRAMは不揮発性メモリであるため、SRAMとは異なり電源をオフしても書き込まれたデータが消去されないことから、秘密データの漏洩が懸念される。
しかしながら、本発明の実施の形態に係る半導体装置では、スクランブル制御部8は、半導体装置101の電源オン時、乱数発生部6から受けた乱数データに基づいてSRAMセルSCにランダムにスクランブル情報を書き込む。そして、SRAMセルSCの記憶するスクランブル情報は、電源オフ時に消去される。
このような構成により、半導体装置の電源オフ状態においてMRAMに記憶データが残っていても、電源オフ時にスクランブル情報が消去されるためにMRAMの記憶データを正しく読み出すことができなくなる。したがって、本発明の実施の形態に係る半導体装置では、記憶データの秘匿性の向上を図ることができる。
なお、SRAMセルSCの記憶ノードN1およびN2におけるデータの論理レベルが電源オン時に必ずランダムに決まる場合には、半導体装置101が乱数発生部6を備えない構成とすることが可能である。また、CPU1が電源オン時に乱数データを発生するプログラムを実行する構成であれば、半導体装置101が乱数発生部6を備えない構成とすることが可能である。
[変形例]
図7は、スイッチ部が含むスクランブル情報記憶部SCの変形例の構成を示す図である。
スイッチ部は、SRAMセルの代わりにラッチ回路を含む構成であってもよい。図7を参照して、ラッチ回路LTは、NOT回路G51〜G53と、NチャネルMOSトランジスタM51およびM52とを含む。
NOT回路G51およびG52は、NチャネルMOSトランジスタM51を介して互いに環状に接続される。
NチャネルMOSトランジスタM51は、ゲート(制御電極)がNOT回路G53の出力に接続され、ソース(導通電極)がNOT回路G52の入力に接続され、ドレイン(導通電極)がNOT回路G51の出力に接続される。NチャネルMOSトランジスタM52は、ゲート(制御電極)がNOT回路G53の入力に接続され、ソース(導通電極)がNOT回路G52の入力に接続され、ドレイン(導通電極)がビット線BLに接続される。
NOT回路G53は、クロック信号CLKを反転してNチャネルMOSトランジスタM51のゲートへ出力する。NチャネルMOSトランジスタM51は、NOT回路G53から受けたクロック信号に基づいてオン状態およびオフ状態を切り替える。また、NチャネルMOSトランジスタM52は、クロック信号CLKに基づいてオン状態およびオフ状態を切り替える。
図8は、本発明の実施の形態に係るアドレススクランブル部4の変形例の構成を示す図である。
図8を参照して、アドレススクランブル部14は、スイッチ部SUC1〜SUC21を含む。以下、これらのスイッチ部の一部または全部をまとめてスイッチ部SUCと称する場合がある。スイッチ部SUCは、11行2列の行列状に配置される。
スイッチ部SUCは、SRAMセル(スクランブル情報記憶部)SCと、イクスクルーシブオア回路G61とを含む。
スイッチ部SUC1〜SUC21は、SRAMセルSCが記憶するスクランブル情報に基づいて、書き込み/読み出し制御部7から受けたアドレスデータA0〜A21の各々をそのままMRAM2へ出力するかあるいは論理レベルを反転してMRAM2へ出力する。
イクスクルーシブオア回路G61は、アドレスデータとSRAMセルSCの記憶ノードN1におけるデータとの排他的論理和をアドレスデータAQとしてMRAM2へ出力する。
SRAMセルSCの構成および動作はアドレススクランブル部4におけるSRAMセルSCと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
また、本発明の実施の形態に係る半導体装置101は、データ記憶部としてMRAMを備える構成であるとしたが、これに限定されるものではない。半導体装置は、データ記憶部としてFeRAM(強誘電体メモリ:Ferroelectric Random Access Memory)および相変化メモリ等を備える構成であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係る半導体装置101の配置を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る半導体装置101の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るアドレススクランブル部4の構成を示す図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態に係るアドレススクランブル部4におけるスイッチ部SUAの動作を示す図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態に係るデータスクランブル部5におけるスイッチ部SUBの動作を示す図である。 スクランブル制御部8がアドレススクランブル部4に対してスクランブル情報を書き込む際の動作を示す波形図である。 スイッチ部が含むスクランブル情報記憶部SCの変形例の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るアドレススクランブル部4の変形例の構成を示す図である。
符号の説明
1 CPU、2,3 MRAM(データ記憶部)、4 アドレススクランブル部、5 データスクランブル部、6 乱数発生部、7 書き込み/読み出し制御部、8 スクランブル制御部、11 スクランブル部、101 半導体装置、SUA,SUA11〜SUA1B,SUA21〜SUA2B,SUA31〜SUA3B,SUA41〜SUA4B,SUA51〜SUA5B,SUA61〜SUA6B,SUA71〜SUA7B,SUA81〜SUA8B,SUA91〜SUA9B,SUAA1〜SUAAB,SUAB1〜SUABB,SUAC1〜SUACB,SUAD1〜SUADB,SUAE1〜SUAEB,SUAF1〜SUAFB,SUAG1〜SUAGB,SUAH1〜SUAHB,SUAI1〜SUAIB,SUAJ1〜SUAJB,SUAK1〜SUAKB,SUAL1〜SUALB,SUAM1〜SUAMB,SUB,SUC1〜SUC21 スイッチ部、SC SRAMセル、SWC1,SWC11,SWC12 スイッチ回路、G11〜G13,G51〜G53 NOT回路、M1,M2,M51,M52 NチャネルMOSトランジスタ、G1〜G4,G21〜G24,G31〜G34 AND回路、G5,G6,G25,G26,G35,G36 NOR回路、G61 イクスクルーシブオア回路、TB1〜TB4 スリーステートバッファ。

Claims (7)

  1. アドレスデータおよび書き込みデータを出力する書き込み制御部と、
    スクランブル情報を記憶するスクランブル情報記憶部を含み、前記書き込み制御部から受けた前記アドレスデータおよび前記書き込みデータの少なくともいずれか一方を前記スクランブル情報に基づいてスクランブル処理するスクランブル部と、
    前記スクランブル部から受けた前記アドレスデータに基づいて前記スクランブル部から受けたデータを不揮発的に記憶するデータ記憶部とを備え、
    前記スクランブル部は、電源オン時に前記スクランブル情報をランダムに生成して前記スクランブル情報記憶部に書き込み、
    前記スクランブル情報記憶部の記憶する前記スクランブル情報は、電源オフ時に消去される半導体装置。
  2. 前記スクランブル情報記憶部はSRAMセルを含む請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記SRAMセルは、ビット線およびワード線に接続され、前記ビット線に現われるデータを前記ワード線が活性化されたときに前記スクランブル情報として記憶し、
    前記スクランブル部は、さらに、
    乱数データを発生する乱数発生部と、
    前記乱数データに基づいて前記ワード線および前記ビット線を駆動するスクランブル制御部とを含む請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記スクランブル部は、さらに、前記書き込み制御部から受けた前記アドレスデータおよび前記書き込みデータの少なくともいずれか一方の有する複数のビットを前記スクランブル情報に基づいて並べ替えるスイッチ部を含む請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記スクランブル部は、行方向にスクランブル処理対象データである前記アドレスデータまたは前記書き込みデータのビット数、列方向に前記スクランブル処理対象データのビット数の半分のビット数、行列状に配置される複数個のスイッチ部を含み、
    前記スイッチ部は、第1の入力ノード、第2の入力ノード、第1の出力ノードおよび第2の出力ノードを有し、前記スクランブル情報に基づいて、前記第1の入力ノードおよび前記第2の入力ノードにおいてそれぞれ受けたデータの一方を前記第1の出力ノードから出力し、他方を前記第2の出力ノードから出力し、
    1列目に対応する複数個の前記スイッチ部は、前記書き込み制御部から前記スクランブル処理対象データを受け、
    最終列以外の列に対応する複数個の前記スイッチ部は、前記第1の出力ノードから次列に対応する複数個の前記スイッチ部のいずれかへデータを出力し、前記第2の出力ノードから次列に対応する他のスイッチ部へデータを出力し、
    最終列以外の列に対応する前記複数個のスイッチ部の第1の出力ノードおよび第2の出力ノードと次列に対応する前記複数個のスイッチ部の第1の入力ノードおよび第2の入力ノードとは1対1で接続され、
    最終列に対応する複数個の前記スイッチ部は、前記第1の出力ノードおよび前記第2の出力ノードからデータを前記データ記憶部へ出力する請求項1記載の半導体装置。
  6. 前記スクランブル情報記憶部はラッチ回路を含む請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記データ記憶部は、磁性体の磁化方向を利用してデータを不揮発的に記憶する薄膜磁性体記憶部である請求項1記載の半導体装置。
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