JP4985972B2 - 増幅器 - Google Patents

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本発明は、オフセット電圧が大きい入力信号に対しても振幅電圧範囲を広く取ることができ、かつ出力信号の歪みを低減することができる増幅器に関するものである。
図4にオシロスコープなどで用いられる差動増幅器の構成を示す。図4において、10は差動増幅器であり、増幅器11〜13、抵抗R1〜R8、入力端子14、15、および出力端子16で構成される。増幅器11と12には正負電源VP1、VN1が供給され、増幅器13には正負電源VP2、VN2が供給される。
増幅器11、12の出力端子と反転入力端子には、それぞれ抵抗R1、R2が接続される。これら増幅器11、12の反転入力端子間には抵抗R3が接続され、非反転入力端子はそれぞれ入力端子14、15に接続される。
増幅器11、12の出力端子と増幅器13の反転、非反転入力端子間にはそれぞれ抵抗R4、R5が接続される。増幅器13の出力端子と反転入力端子間には抵抗R6が接続され、非反転入力端子と共通電位点の間には抵抗R7が接続される。また、増幅器13の出力端子と出力端子16との間には抵抗R8が接続される。通常、抵抗R1とR2、抵抗R4とR5、抵抗R6とR7の抵抗値は同じ値が選ばれる。
入力端子14、15に印加された信号はそれぞれ増幅器11、12で増幅される。この増幅器11、12の出力信号は増幅器13に入力され、それらの差信号が出力端子16から出力される。抵抗R1〜R7の抵抗値を選択することにより、差動増幅器10に利得を持たせることもできる。
このような差動増幅器の動作を、図5を用いて説明する。図5において、(A)、(B)はそれぞれ入力端子14、15に印加される入力信号の波形である。波形(B)の交流成分21は波形(A)の交流成分20を反転した形状を有しているが、いずれの波形にもオフセット電圧Voffが重畳されている。(C)は出力端子16から出力される出力信号であり22はその交流成分である。オフセット電圧Voffは増幅器13で除去されるので、この出力信号にはオフセット電圧は含まれていない。また、交流成分21から交流成分20が減算されるので、振幅が2倍になる。
増幅器11〜13の入出力信号の振幅は、これらの増幅器の電源電圧によって制限される。そのため、入力信号が電源電圧を越えないようにし、かつ利得を調整してこれらの増幅器の出力信号が電源電圧を越えないようしている。
特開2007−124498
しかしながら、このような差動増幅器には次のような課題があった。前述したように、増幅器11〜13の入出力信号の振幅は電源電圧によって制限される。そのため、入力端子14、15に印加される入力信号に大きなオフセット電圧が重畳されている場合、あるいは大きなコモンモード電圧がある場合は入出力信号の振幅が制限され、またこの制限を超えると波形が歪んでしまうという課題があった。さらに、そのために差動増幅器10の利得を大きくすることができないという課題もあった。なお、増幅器13の出力にはオフセット電圧が含まれないので、増幅器11、12の電源電圧範囲を適正な値に設定することにより、このような問題を回避できる。
従って本発明の目的は、入力信号に大きなオフセット電圧が重畳されていても入出力信号の振幅電圧範囲を拡大することができ、かつ出力信号の歪みを避けることができる増幅器を提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
第1の入力信号が入力される第1の増幅器と、第2の入力信号が入力される第2の増幅器と、前記第1および第2の増幅器の出力が入力され、これらの入力信号の差信号を出力する第3の増幅器で構成される差動増幅部と、
基準電圧を出力する基準電源と、この基準電圧および正負電圧が入力され、この正負電圧を前記基準電圧に応じてシフトして前記第1、および第2の増幅器に電源として供給する可変電源とで構成される電源部と、
を具備したものである。入力信号のレンジを拡大することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記基準電圧を、前記第1の入力信号または第2の入力信号2のオフセット電圧にほぼ等しい電圧としたものである。入力信号の振幅電圧範囲を拡大することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1若しくは請求項2記載の発明において、
前記第2の増幅器に、前記第2の入力信号の代わりに、前記基準電圧を入力するようにしたものである。入力信号の振幅電圧範囲を拡大でき、かつオフセット電圧を除去できる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3いずれかに記載の発明において、
前記基準電源を、デジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器で構成したものである。基準電圧を正確に設定できる。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2、3および4の発明によれば、第1、第2の増幅器に信号を入力し、この第1および第2の増幅器の出力の差信号を第3の増幅器で演算して出力するようにした増幅器において、前記第1、第2の増幅器の電源電圧を基準電圧に基づいてシフトするようにした。
第1、第2の増幅器の電源電圧を入力信号のオフセット電圧に応じてシフトすることができる。そのため、入力信号のオフセット電圧が大きい場合でも、電源電圧に起因する入出力信号振幅の制限範囲を緩和することができる。従って、入力信号の振幅電圧範囲を拡大でき、かつ出力信号の歪みを低減することができるという効果がある。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る増幅器の一実施例を示す構成図である。なお、図4と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図1において、30は差動増幅部、40は電源部である。電源部40は差動増幅部30に電源を供給する。
差動増幅部30は、図4の差動増幅器10と同じ構成を有している。すなわち、入力端子14、15にはそれぞれ入力信号1、2が印加される。この入力信号1、2はそれぞれ増幅器11、12に入力される。この増幅器11、12の出力電圧は増幅器13に入力される。増幅器13は2つの入力信号の差信号を出力する。増幅器11〜13はそれぞれ第1〜第3の増幅器に相当する。また、入力信号1は第1の入力信号に、入力信号2は第2の入力信号に相当する。
電源部40は可変電源41、42およびDA変換器43で構成される。可変電源41には正電圧+Vが入力され、この正電圧+Vを定電圧VP11に変換して出力する。可変電源42には負電圧−Vが入力され、この負電圧−Vを定電圧VN11に変換して出力する。この定電圧VP11、VN11は電源として増幅器11、12に供給される。なお、増幅器13の電源VP2、VN2の電圧値は一定であり、図示しない電源から供給される。
DA変換器43には図示しない制御器からデジタルデータが入力され、このデジタルデータに応じた基準電圧Vdacを出力する。この基準電圧Vdacは可変電源41、42に入力される。可変電源41、42はこの基準電圧の電圧値に応じて定電圧VP11、VN11の電圧値をシフトさせる。DA変換器43は基準電源に相当し、その出力電圧Vdacは基準電圧に相当する。
次に、この実施例の動作を、図2を用いて説明する。なお、図5と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図2において、(A)、(B)はそれぞれ入力端子14、15に印加される入力信号、(C)は出力端子16から出力される出力信号であり、20〜22はこれらの信号波形である。図に示すように、入力信号1、2にはVoffのオフセット電圧が重畳されている。
点線横棒VP1、VN1は図4従来例における増幅器11、12の電源電圧、実線横棒VP11、VN11は電源部40の出力電圧である。この実施例では、DA変換器43に入力されるデジタルデータを調整して、その出力である基準電圧をオフセット電圧Voffに近いVdacになるようにする。その結果、電源40の出力VP11、VN11はいずれもVdacだけ高くなる。
すなわち、VP11、VN11の電圧、および図4従来例の増幅器11、12の電源VP1、VN1の電圧を同じ記号で表すと、
VP11=VP1+Vdac
VN11=VN1+Vdac
になる。例えば、VP1の電圧を5V、VN1の電圧を−5V、Vdacを3Vとすると、VP11の電圧は5+3=8V、VN11の電圧は−5+3=−2Vになる。
このため、従来は正側電源の電圧と入力信号の最大値との差がΔV1であったが、本実施例ではΔV11になり、Vdacだけ増加する。そのため、より振幅の大きな信号を入力することができる。
例えば、増幅器11、12の最大出力電圧が(正側電源電圧−1)Vであり、VP1=5V、VN1=−5V、Vdac=3Vとすると、図4従来例では出力電圧は最大4Vであるが、図1実施例ではVP11=8Vになるので、出力電圧の最大値は7Vに増加する。従って、より大きな振幅の信号を入力することができる。
なお、増幅器13の出力信号にはオフセット電圧が重畳されないので、増幅器13の電源VP2、VN2の電圧は固定値でよい。
図3に本発明の他の実施例を示す。なお、図1と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図3において、入力端子14には入力信号1が入力され、入力端子15にはDA変換器43の出力Vdacが入力される。DA変換器43の出力電圧Vdacは、入力信号1のオフセット電圧に近い値を選択する。
前述したように、増幅器13の出力信号は、増幅器11と12の出力信号の差信号になる。従って、増幅器13の出力信号、すなわち差動増幅部30の出力信号のオフセット電圧をVOoff、入力信号1のオフセット電圧をVoff、増幅器11〜13の利得を1とすると、
VOoff=Voff−Vdac
となり、出力信号のオフセット電圧を小さくすることができる。図1実施例で説明したように、増幅器11、12の電源電圧は基準電圧Vdacに従ってシフトするので、このVdacをオフセット電圧に近い値に設定することにより、入力信号1にオフセット電圧があっても、その振幅範囲の制限を緩和することができる。
なお、図1、図3実施例では基準電源としてDA変換器を用いたが、これに限られることはない。出力電圧を調整することができる電圧源であればよい。
また、本発明の増幅器はオシロスコープやLSI(Large Scale Integration)テスタ等にも使用される。
本発明の一実施例を示す構成図である。 本発明の動作を説明する特性図である。 本発明の他の実施例を示す構成図である。 従来の差動増幅器の構成図である。 従来の差動増幅器の動作を説明するための特性図である。
符号の説明
11〜13 増幅器
14、15 入力端子
16 出力端子
30 差動増幅部
40 電源部
41、42 可変電源
43 DA変換器
VP1、VP11、VP2 正電源
VN1、VN11、VN2 負電源

Claims (4)

  1. 第1の入力信号が入力される第1の増幅器と、第2の入力信号が入力される第2の増幅器と、前記第1および第2の増幅器の出力が入力され、これらの入力信号の差信号を出力する第3の増幅器で構成される差動増幅部と、
    基準電圧を出力する基準電源と、この基準電圧および正負電圧が入力され、この正負電圧を前記基準電圧に応じてシフトして前記第1、および第2の増幅器に電源として供給する可変電源とで構成される電源部と、
    を具備したことを特徴とする増幅器。
  2. 前記基準電圧を、前記第1の入力信号または第2の入力信号2のオフセット電圧にほぼ等しい電圧としたことを特徴とする請求項1記載の増幅器。
  3. 前記第2の増幅器に、前記第2の入力信号の代わりに、前記基準電圧を入力するようにしたことを特徴とする請求項1若しくは請求項2記載の増幅器。
  4. 前記基準電源は、デジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器であることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の増幅器。
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