JP4985369B2 - フレキシブル回路及び電子装置 - Google Patents
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Description
しかし、従来のフレキシブルプリント回路は、外部からの電磁ノイズを防止するものであり、フレキシブルプリント回路内での配線間の電気的干渉を避けるものではなかった。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフレキシブル回路において、前記第1及び第2の配線のうち一方(31)は、最大電流が大きい大電流電気部品(3)に接続され、他方(32)は、前記大電流電気部品よりも最大電流が小さい小電流電気部品(4)に接続されること、を特徴とするフレキシブル回路である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフレキシブル回路において、前記基材(21,25)に形成され前記グランド部(33)に配線されたグランド配線(34)が、前記基材の表面を法線方向からみたときに、前記第1の配線(31)と前記第2の配線(32)との間に形成されていること、を特徴とするフレキシブル回路である。
請求項6の発明は、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のフレキシブル回路において、前記基材(21,25)を前記配線折り曲げ部(20e)及び前記グランド折り曲げ部(20d)で折り曲げた状態で、前記グランド部(33)と前記第1の配線(31)との間、及び前記グランド部と前記第2の配線(32)との間の少なくとも一方を離間させる離間部材(41,42)を備えること、を特徴とするフレキシブル回路である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のカメラ1のブロック図である。
カメラ1は、撮影光学系2と、VCM(ボイスコイルモータ)3、ホール素子4と、撮像素子5と、画像処理部6と、VCM駆動回路7と、ジャイロセンサ8と、メモリカードスロット9と、CPU(中央演算装置)11と、リジット回路13と、フレキシブル回路20とを備えており、メモリカード10が着脱可能に装着される。
VCM3は、レンズ2Aを、光軸Oに対して直交する方向に駆動する駆動部である。
ホール素子4は、レンズ2Aの位置を検出する磁気電気変換素子である。
画像処理部6は、撮像素子5が取得した撮像情報に必要な画像処理をする電気回路である。
VCM駆動回路7は、CPU11の命令に応じてVCM3を駆動する電気回路である。
ジャイロセンサ8は、例えば圧電振動ジャイロセンサ等であり、カメラ1の振れを検出してCPU11に信号を出力する。
メモリカードスロット9は、撮像素子5が取得した撮像情報をメモリカード10に記録する記録装置である。メモリカードスロット9には、メモリカード10を着脱可能に挿入することができる。
メモリカード10は、書き替え可能なフラッシュメモリ等の記憶素子をパッケージした記憶媒体であり、カメラ1が取得した撮像情報を記憶することができる。
フレキシブル回路20は、柔軟性があり大きく変形させることが可能なプリント基板である。フレキシブル回路20には、ホール素子4、VCM3のボイスコイルが実装されている。フレキシブル回路20の構成は、後述する。
図3は、本実施形態のフレキシブル回路20の一部(図2の1点鎖線内)を拡大した平面図である。なお、図3は、引出し線が指し示す部分を明確にするために、各配線の一部を塗りつぶして示している。
図2(b)に示すように、フレキシブル回路20は、厚み数十μm程度のフィルム状の絶縁層21の上に接着層22が形成され、その上に厚み数十μm程度の導体箔23が形成されている。導体箔23の上層には、さらに接着層24及び絶縁層25が設けられている。導体箔23は、後述する配線31,32と、グランド部33とを形成する。
絶縁層21,25の材料としては、カバーレイとよばれるポリイミド膜もしくはフォトソルダーレジスト膜が用いられ、導体箔23の材料としては、銅が用いられる。
フレキシブル回路20は、このような柔軟性を有する材料により形成されるため全体としても柔軟性を有する。このため、フレキシブル回路20は、電気的特性を維持しながら小さい力で折り曲げることができ、また繰り返し折り曲げることができる。これにより、フレキシブル回路20は、カメラ1に組み込むときにスペースを節約するために折り曲げたり、また可動部分に接続した場合には可動部分の動きを妨げることなく繰り返し屈曲させることができる。
端子部30は、直線部20aの終端部に形成されている。端子部30は、リジット回路13のコネクタ(図示せず)に取り付けて、フレキシブル回路20とリジット回路13とを電気的に接続するための部分である。
配線31は、VCM3を駆動するための電流を流すための配線である。配線31は、直線部20aと枝部20bとに配線されている。図3に示すように、配線31の終端部には、2つのVCM3のボイスコイルを実装して電気的に接続するために、VCMランド部31−1a〜31−4aがそれぞれ設けられている。
配線32は、ホール素子4の検出信号の電流を流すための配線である。配線32は、配線31よりも細く形成されている。図3に示すように、配線32のうち配線32−5〜32−8が直線部20aに配線され、配線32−1〜32−4が直線部20aと枝部20cとに配線されている。配線32の終端部には、2つのホール素子4を実装するために、ホール素子ランド部32−1a〜32−8aが設けられている。
一方、配線32は、細く形成されることにより、ホール素子4の検出信号の電流を流す程度の最大電流が小さい小電流を流すことに適している。なお、配線32は、配線31と同様に太く形成することも可能であるが、この場合フレキシブル回路20のサイズが大きくなり、またコストが増加するため、細く形成した方が好適である。
グランド部33と端子部30との間には、グランド配線34が配線され、グランド部33と端子部30とが電気的に接続されている。グランド配線34は、図3に示すように、平面図において、配線31−1と配線32−1との間に形成されており、面方向における配線31と配線32との間の電気的干渉を防止することができる。
図5は、本実施形態のフレキシブル回路20を折り込んだ状態の断面図(図4に示すV−V部矢視断面図)である。
なお、フレキシブル回路20を折り込む状態では、VCM3とホール素子4とがフレキシブル回路20に実装された状態であるが、図示は省略する。
次に、図4(b)に示すように、配線31がグランド部33の上側になるように、枝部20bの折り曲げ部20eで折り込む。これにより、図4(b)、図5に示すように、グランド部33は、枝部20bの配線31と枝部20cの配線32とが重畳する範囲に、配線31と配線32との間に挟みこまれた位置に配置される。
つまり、フレキシブル回路20は、折り曲げ部20eで折り曲げられる状態で、配線31と配線32とが重畳するように配置され、かつグランド折り曲げ部20dで折り曲げられる状態で、配線31と配線32とが重畳する範囲にグランド部33が重畳するように配置されている。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)本実施形態において、配線31とグランド部33との間、配線32とグランド部33との間を、両面テープ41,42によりそれぞれ固定した例を説明したが、これに限定されない。配線31とグランド部33との間、配線32とグランド部33との間のいずれか一方のみを、両面テープで固定してもよい。この場合にも、配線31と配線32との間を、一定の距離に維持することができる。また、両面テープの代わりに接着剤を用いてもよい。
23…導体箔 30…端子部 31,32,34 33…グランド部 20e…折り曲げ部 20d…グランド折り曲げ部
Claims (7)
- 柔軟性を有する基材と、
前記基材に形成された第1の配線と、
前記基材に形成され、前記基材を配線折り曲げ部で折り曲げられる状態で、前記第1の配線に重畳する範囲に配置された第2の配線と、
前記基材に形成され、前記基材をグランド折り曲げ部で折り曲げられる状態で、前記第1の配線と前記第2の配線とが重畳する前記範囲に、前記第1の配線と前記第2の配線との間に挟みこまれる位置に配置されたグランド部と、
を備えたフレキシブル回路。 - 柔軟性を有する基材と、
前記基材に形成された第1の配線と、
前記基材に形成され、前記基材を配線折り曲げ部で折り曲げ、前記第1の配線に重畳する範囲に配置された第2の配線と、
前記基材に形成され、前記基材をグランド折り曲げ部で折り曲げ、前記第1の配線と前記第2の配線とが重畳する前記範囲に、前記第1の配線と前記第2の配線との間に挟みこまれる位置に配置されたグランド部と、
を備えたフレキシブル回路。 - 請求項1又は請求項2に記載のフレキシブル回路において、
前記基材の表面を法線方向からみたときに、前記第1及び第2の配線のうち一方は、太く、他方は、前記一方の配線よりも細いこと、
を特徴とするフレキシブル回路。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフレキシブル回路において、
前記第1及び第2の配線のうち一方は、最大電流が大きい大電流電気部品に接続され、他方は、前記大電流電気部品よりも最大電流が小さい小電流電気部品に接続されること、
を特徴とするフレキシブル回路。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフレキシブル回路において、
前記基材に形成され前記グランド部に配線されたグランド配線が、前記基材の表面を法線方向からみたときに、前記第1の配線と前記第2の配線との間に形成されていること、
を特徴とするフレキシブル回路。 - 請求項2から請求項5のいずれか1項に記載のフレキシブル回路において、
前記基材を前記配線折り曲げ部及び前記グランド折り曲げ部で折り曲げた状態で、前記グランド部と前記第1の配線との間、及び前記グランド部と前記第2の配線との間の少なくとも一方を離間させる離間部材を備えること、
を特徴とするフレキシブル回路。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフレキシブル回路と、
駆動部と、
検出部とを備え、
前記第1及び第2の配線のうち一方は、前記駆動部に接続され駆動電流が流される大電流配線であり、他方は、前記検出部に接続され検出信号の電流が流される小電流配線であること、
を特徴とする電子装置。
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