JP4985248B2 - 映像表示ユニットおよび面体ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、支持手段によって映像表示装置が観察者の眼前で支持された映像表示ユニットと、その映像表示ユニットと観察者の顔面に装着される面体とからなる面体ユニットとに関するものである。
観察者の頭部に装着され、表示素子で生成された映像を接眼光学系によって観察者の瞳に虚像投影する頭部装着型映像表示装置は、いわゆるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)と呼ばれ、一般に知られている。中でも、特許文献1に開示されたHMDでは、表示素子としてのLCDを保持するホルダーと、接眼光学系を構成するプリズムにおけるLCDからの映像光の入射面との間に防塵部材を配置し、LCDの光射出面上およびプリズムの上記入射面上への塵埃等の汚れの付着を防止している。
特開平11−296095号公報
ところで、HMDは、一般民生品としての用途以外にも、様々な情報をユーザーに提供することにより業務を円滑に行うことを支援する用途にも適用可能と思われる。このような用途では、HMDは、その用途に応じて使用される部材(例えば災害時の救助活動業務の支援用途では、顔面に装着される面体の一種である防塵・防水マスク)と併用できるように構成されていることが必要である。
しかし、特許文献1のHMDも含めて、従来のHMDは、面体との併用を想定した構成とはなっていない。このため、HMDと面体とを併用して(映像表示装置を観察者の眼前に配置した状態で面体をその上から装着して)、様々な活動を行っている最中に、支持手段とともに映像表示装置が斜めにずれてその使用に支障が生じる場合がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、面体の内部で映像表示装置を支持する支持手段の形状や構成を工夫することにより、面体を装着しての活動時に映像表示装置が斜めにずれるのを回避することができる映像表示ユニットと、その映像表示ユニットの映像表示装置および支持手段が面体の内部に収容された面体ユニットとを提供することにある。
本発明の映像表示ユニットは、映像を表示する映像表示装置と、観察者の顔前に位置して上記映像表示装置を支持する支持手段とを有する映像表示ユニットであって、上記支持手段は、観察者の顔面に装着される面体の内部に嵌まる形状で形成されており、さらに、面体の内部に嵌まった状態で観察者の顔面に当接する顔面当接部を、観察者の左右方向に対称に有していることを特徴としている。
上記の構成によれば、映像表示装置は、観察者の顔前に位置する支持手段によって支持される。この支持手段は、面体(例えば防塵・防水マスク、空気呼吸器、送気マスク、ゴーグル)の内部に嵌まる形状で形成されているので、観察者は、面体を装着した状態でも、映像表示装置に表示された支援用の映像を観察することが可能となり、映像を観察しながら様々な活動(例えば災害時の救助活動業務)を行うことが可能となる。
ここで、支持手段が面体の内部に嵌まった状態では、支持手段の顔面当接部が観察者の顔面に当接するが、この顔面当接部が左右対称に形成されているので、顔面に対して支持手段が斜め方向にずれるのを容易に回避することができる。したがって、支持手段によって支持された映像表示装置が、面体を装着しての活動時に斜めにずれるのを回避することができ、面体を装着した状態での映像表示ユニットの使用や業務支援活動に支障が生じるのを回避することができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記顔面当接部は、観察者の額に当接する額当接部と、観察者の頬に当接する頬当接部とを有している構成であってもよい。額当接部および頬当接部は、観察者の上下方向に位置するので、これらの当接部により、面体を装着しての活動時に支持手段とともに映像表示装置が上下方向および斜め方向にずれるのを回避することができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記支持手段は、上記映像表示装置を密閉して収容する筐体を有している構成であってもよい。この場合、映像表示装置が筐体にて密閉収容されるので、映像表示装置の防塵性・防水性を確保することができ、筐体の表面が汚れた場合でも、その汚れを洗浄で容易に取り除くことができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記筐体は、上記映像表示装置を挟むように配置される一対の透明部材と、上記一対の透明部材の間に配置されるパッキンとを有している構成であってもよい。映像表示装置を内部に収容した状態で一対の透明部材をパッキンを介して挟むことで、映像表示装置を確実に密閉して収容することができる。
本発明の映像表示ユニットは、観察者の頭部に装着して上記支持手段を支持する頭部装着部材をさらに有していてもよい。この構成では、支持手段を面体と固定していなくても、頭部装着部材によって支持手段を観察者の頭部に固定することができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記頭部装着部材は、上記支持手段の左右端に連結されるベルトであってもよい。本発明では、支持手段の顔面当接部が左右対称に形成されているので、支持手段の左右端にベルトを連結して観察者の頭部に装着することにより、頭部の形状や大きさに関係なく、支持手段および映像表示装置を左右に傾けることなく保持することができる。なお、ベルトは、伸縮せずにその長さを調節できるものであってもよいし、弾性を有して伸縮するもの(例えばゴム製)であってもよい。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記ベルトは、弾性を有していることが望ましい。この場合、ベルトの伸縮によって支持手段を頭部に容易に装着することができ、また、支持手段をしっかりと頭部に保持させることができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記ベルトは、断面瞳形であることが望ましい。この構成では、ベルトはその断面における端部よりも中央部のほうが厚みのある形状で形成されるので、面体の装着時には、ベルトの内側に位置する観察者の頭部およびベルトの外側に位置する面体との両者に向かってベルトの中央部が張り出す。これにより、観察者の頭部とベルトと面体との相互間の隙間を無くし、これらを互いに密着させることが可能となり、面体内部の気密性を確保することが可能となる。また、ベルトが断面瞳形であることにより、例えば、映像表示装置と接続されるケーブルをベルトの内部に通す構成とすることも可能となる。
本発明の映像表示ユニットは、上記映像表示装置に少なくとも駆動電力および映像信号を供給するためのケーブルをさらに有しており、上記ケーブルは、上記ベルトのうち、少なくとも観察者の頭部と面体とで挟まれた部分において、その内部を貫通して設けられていることが望ましい。
面体装着時には、観察者の頭部および面体と密着しているベルトの内部をケーブルが通るので、ケーブルの存在によって頭部と面体との間に隙間ができることはない。したがって、映像表示装置にケーブルを接続する場合でも、面体内部の気密性を確保することが可能となる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記支持手段は、面体に対して取り付けおよび取り外しが可能な面体取付部を有している構成であってもよい。
この構成では、面体に対して支持手段が着脱可能となるので、面体と併用して映像表示装置を使用したいときのみ、支持手段を面体に取り付けて映像表示装置を使用することができ、利便性に優れたものとなる。また、例えば、面体取付部を複数種類の面体に対応できるように形成すれば、1つの支持手段で複数種類の面体を使用することも可能となり、個々の面体ごとに支持手段を用意する必要がなくなる。
本発明の映像表示ユニットは、外部から送信される映像信号を受信する受信部と、上記映像表示装置を駆動するための駆動電力を供給する電源部とを有している構成であってもよい。この構成では、映像表示装置に駆動電力や映像信号を供給するためのケーブルが不要となるため、面体ユニットを装着しやすくでき、故障も発生しにくくなる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記受信部および上記電源部は、密閉された筐体内にそれぞれ配置されていることが望ましい。この場合、受信部および電源部の防塵性・防水性を確保することができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記映像表示装置は、光源と、光源からの光を変調して映像を表示する表示素子と、表示素子に表示された映像の光を光学瞳に導く接眼光学系とを有しており、上記接眼光学系は、体積位相型で反射型のホログラム光学素子を含み、上記ホログラム光学素子は、表示素子からの映像光を回折反射させて光学瞳に導く構成であってもよい。
上記構成においては、光源からの光は表示素子にて変調され、映像光として接眼光学系を介して光学瞳に導かれる。したがって、光学瞳の位置では、観察者は表示素子にて表示された映像の虚像を観察することが可能となる。
ここで、接眼光学系に用いられる体積位相型で反射型のホログラム光学素子は、回折効率が高く、しかも、回折効率ピークの半値波長幅が狭い。したがって、このようなホログラム光学素子を用い、表示素子からの映像光をホログラム光学素子にて回折反射させて光学瞳に導く構成とすることにより、明るく、色純度の高い映像を観察者に提供することができる。また、ホログラム光学素子を用いて接眼光学系を構成することにより、接眼光学系ひいては映像表示装置を小型軽量にすることができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記ホログラム光学素子は、表示素子からの映像光と外光とを同時に観察者の瞳に導くコンバイナであってもよい。この場合、観察者は、ホログラム光学素子を介して、表示素子から提供される映像と外界像とを同時に観察することができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記ホログラム光学素子は、軸非対称な正の光学パワーを有していることが望ましい。この構成では、映像表示装置を構成する各光学部材の配置の自由度を高めることができ、映像表示装置を小型化することが容易となる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記接眼光学系は、表示素子からの映像光を内部で全反射させて観察者の瞳に導く一方、外光を透過させて観察者の瞳に導く第1の透明基板を有している構成であってもよい。この構成では、表示素子からの映像を観察可能としながらも、外光の透過率が高くなるので、明るい外界像を観察することができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、上記接眼光学系は、第1の透明基板での外光の屈折をキャンセルするための第2の透明基板を有していることが望ましい。この構成では、観察者が接眼光学系を介して観察する外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
本発明の映像表示ユニットにおいて、第1の透明基板および第2の透明基板は、上記ホログラム光学素子を挟んで接合されていてもよい。ホログラム光学素子は露出せず、外気に触れることがないので、取り扱いが容易となり、また、その光学性能を安定に保つことも可能となる。
本発明の面体ユニットは、上述した本発明の映像表示ユニットと、上記映像表示ユニットの映像表示装置および支持手段を内部に収容した状態で観察者の顔面に装着される面体とを有していることを特徴としている。
この構成によれば、面体が例えば防塵・防水マスクであれば、災害時に指揮官からの情報を表示して活動したり、赤外線カメラなどで撮影された映像を表示しながら活動することが可能となる。また、面体が例えばゴーグルであれば、スキーをしながら現在位置を表示して滑路を案内したり、天候に関する情報を表示してスキーヤーにリアルタイムで警告を与えることも可能となる。
本発明の面体ユニットにおいて、上記面体は、防塵・防水マスクであってもよい。この場合、災害時の救助活動を円滑に支援することが可能となる。
本発明によれば、支持手段が面体の内部に嵌まった状態において、支持手段の顔面当接部が左右対称に形成されているので、面体を装着しての活動時に支持手段とともに映像表示装置が斜めにずれるのを回避することができ、面体を装着した状態での映像表示ユニットの使用や業務支援活動に支障が生じるのを回避することができる。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
(1.面体ユニットについて)
図2は、本実施形態に係る面体ユニットの概略の構成を示す斜視図である。この面体ユニットは、映像表示ユニット1と、面体2とで構成されている。
映像表示ユニット1は、映像を表示して観察者に虚像として提供するとともに、外界像をシースルーで観察者に観察させるものであるが、その詳細については後述する。
面体2は、観察者の顔面に装着されるものである。本実施形態では、映像表示ユニット1を観察者の頭部に装着した後、その映像表示ユニット1を上から覆うように、面体2が装着される。したがって、面体2は、映像表示ユニット1の後述する映像表示装置11および支持手段12(ともに図5参照)を内部に収容した状態で観察者の顔面に装着されるものであるとも言える。この面体2は、例えば防塵性および防水性を有する防塵・防水マスクで構成されており、図示しないボンベからの空気が、ホース3を介して面体2の内部に取り込まれる。
このように映像表示ユニット1と面体2とで面体ユニットを構成し、これらを併用して使用することにより、災害時には、指揮官からの指示情報や赤外線カメラで撮影された外部映像を映像表示ユニット1に表示させれば、観察者はそれを見ながら活動することが可能となり、災害時の救助活動を円滑に行うことが可能となる。なお、防塵・防水マスクは、空気呼吸器や送気マスクとも呼ばれる。
また、上記の映像表示ユニット1は、図3に示す面体2’と併用して使用することも可能である。図3は、面体2’の構成を模式的に示す斜視図である。面体2’は、ゴーグルで構成されている。ここで、図4(a)は、面体2’を使用した面体ユニットの正面図を、図4(b)は、上記面体ユニットの背面図を示している。なお、これらの図面では、面体2’を頭部に装着するためのベルトの図示を省略している。このような面体ユニットを使用することにより、例えばスキー場においては、現在位置や滑路、天候情報などを映像表示ユニット1に表示させて、観察者であるスキーヤーに認識させることが可能となる。
(2.映像表示ユニットについて)
次に、映像表示ユニット1の詳細について説明する。
図5は、映像表示ユニット1の概略の構成を示す斜視図である。この映像表示ユニット1は、映像表示装置11と、支持手段12と、ベルト13と、ケーブル14とを有している。以下、順に説明する。
(2−1.映像表示装置について)
図6は、映像表示装置11の概略の構成を示す断面図である。映像表示装置11は、映像を表示するものであり、光源21と、一方向拡散板22と、集光レンズ23と、表示素子24と、接眼光学系26とを有している。光源21、一方向拡散板22、集光レンズ23および表示素子24は、筐体25内に収容されており、接眼光学系26の一部(後述する接眼プリズム27の一部)も筐体25内に位置している。上記のケーブル14は、筐体25および支持手段12の後述する筐体35を貫通して設けられ、光源21や表示素子24に駆動電力や映像信号が供給される。
本実施形態では、上述した面体2(図2参照)の内部に映像表示装置11を配置可能にするため、映像表示装置11は面体2の形状にほぼ沿うような形状となっており、そのような形状を実現できるように各光学部材が配置されている。例えば、光源21は観察者の瞳位置よりも下方に配置され、光源21からの光が上方に進行して観察者の瞳に導かれるように、各光学部材が配置されている。
なお、以下での説明の便宜上、方向を以下のように定義しておく。まず、表示素子24の表示領域の中心と、接眼光学系26によって形成される光学瞳Eの中心とを光学的に結ぶ軸を光軸とする。そして、光源21から光学瞳Eまでの光路を展開したときの光軸方向をZ方向とする。また、接眼光学系26の後述するホログラム光学素子29への光軸の入射面に垂直な方向をX方向とし、ZX平面に垂直な方向をY方向とする。なお、ホログラム光学素子29への光軸の入射面とは、ホログラム光学素子29における入射光の光軸と反射光の光軸とを含む平面、すなわち、YZ平面を指す。以下、上記入射面を単に入射面または光軸入射面と称する。なお、本実施形態では、XYZの各方向において正負は問わないものとする。
光源21は、表示素子24を照明するものであり、例えば、光強度のピーク波長および光強度半値の波長幅で462±12nm(B光)、525±17nm(G光)、635±11nm(R光)となる3つの波長帯域の光を発するRGB一体型のLEDで構成されている。このように、光源21が所定の波長幅の光を出射することにより、表示素子24を照明して得られる映像光に所定の波長幅を持たせることができ、後述するホログラム光学素子29にて映像光を回折させたときに、光学瞳Eの位置にて観察画角全域にわたって観察者に映像を観察させることができる。また、光源21の各色についてのピーク波長は、ホログラム光学素子29の後述する回折効率のピーク波長の近傍に設定されており、光利用効率の向上が図られている。
また、光源21は、RGBの光を出射するLEDで構成されているので、光源21を安価に実現することができるとともに、表示素子24を照明したときに、表示素子24にてカラー映像を表示することが可能となり、そのカラー映像を観察者に提供することが可能となる。また、各LEDは、発光波長幅が狭いので、そのようなLEDを複数用いることにより、色再現性が高く、明るい映像表示が可能となる。
一方向拡散板22は、光源21からの出射光を拡散させるものであるが、その拡散度は方向によって異なっている。より詳細には、一方向拡散板22は、X方向には入射光を約40゜拡散させ、Y方向には入射光を約0.5゜拡散させる。なお、一方向拡散板22の配置を省略することも可能である。
集光レンズ23は、一方向拡散板22にて拡散された光をY方向に集光するシリンダレンズで構成されており、その拡散光が効率よく光学瞳Eを形成するように配置されている。
表示素子24は、光源21からの出射光を画像データに応じて変調して映像を表示するものであり、光が透過する領域となる各画素をマトリクス状に有する透過型の液晶表示素子で構成されている。表示素子24は、矩形の表示領域の長辺方向がX方向となり、短辺方向がY方向となるように配置されている。なお、表示素子24は、反射型であってもよい。反射型の表示素子24としては、例えば反射型の液晶表示素子や、DMD(Digital Micromirror Device;米国テキサスインスツルメント社製)を用いることができる。
接眼光学系26は、表示素子24に表示された映像の光を光学瞳Eに導き、表示素子24の表示映像の拡大虚像を観察者に提供する拡大光学系であり、接眼プリズム27(第1の透明基板)と、偏向プリズム28(第2の透明基板)と、ホログラム光学素子29とを有して構成されている。
接眼プリズム27は、面27aを介して入射する表示素子24からの映像光を、対向する2つの面27b・27cで全反射させ、ホログラム光学素子29を介して観察者の瞳に導く一方、外光を透過させて観察者の瞳に導くものであり、偏向プリズム28とともに、例えばアクリル系樹脂で構成されている。この接眼プリズム27は、平行平板の上端部を上端に近くなるほど薄くして楔状にし、その下端部を下端に近くなるほど厚くした形状で構成されている。また、接眼プリズム27は、その上端部に配置されるホログラム光学素子29を挟むように、偏向プリズム28と接着剤で接合されている。
偏向プリズム28は、平面視で略逆U字型の平行平板で構成されており、接眼プリズム27の上端部および両側面部(左右の各端面)と貼り合わされたときに、接眼プリズム27と一体となって略平行平板となるものである。この偏向プリズム28を接眼プリズム27に接合することにより、観察者が接眼光学系26を介して観察する外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
つまり、例えば、接眼プリズム27に偏向プリズム28を接合させない場合、外光は接眼プリズム27の楔状の上端部を透過するときに屈折するので、接眼プリズム27を介して観察される外界像に歪みが生じる。しかし、接眼プリズム27に偏向プリズム28を接合させて一体的な略平行平板を形成することで、外光が接眼プリズム27の楔状の上端部を透過するときの屈折を偏向プリズム28でキャンセルすることができる。その結果、シースルーで観察される外界像に歪みが生じるのを防止することができる。
なお、接眼プリズム27および偏向プリズム28の互いに対向する2面は、平面であってもよいし、曲面であってもよい。後者の場合、接眼光学系26に矯正眼鏡レンズとしての機能を持たせることができる。
ホログラム光学素子29は、表示素子24から出射される映像光(3原色に対応した波長の光)を回折反射して光学瞳Eに導き、表示素子24に表示される映像を拡大して観察者の瞳に虚像として導く体積位相型の反射型ホログラムである。このホログラム光学素子29は、例えば、回折効率のピーク波長および回折効率半値の波長幅で465±5nm(B光)、521±5nm(G光)、634±5nm(R光)の3つの波長域の光を回折(反射)させるように作製されている。ここで、回折効率のピーク波長とは、回折効率がピークとなるときの波長のことであり、回折効率半値の波長幅とは、回折効率が回折効率ピークの半値となるときの波長幅のことである。
反射型のホログラム光学素子29は、高い波長選択性を有しており、上記波長域(露光波長近辺)の波長の光しか回折反射しないので、回折反射される波長以外の波長を含む外光はホログラム光学素子29を透過することになり、高い外光透過率を実現することができる。
また、ホログラム光学素子29は、軸非対称な正の光学パワーを有している。つまり、ホログラム光学素子29は、正のパワーを持つ非球面凹面ミラーと同様の機能を持っている。これにより、装置を構成する各光学部材の配置の自由度を高めて装置を容易に小型化することができるとともに、良好に収差補正された映像を観察者に提供することができる。
次に、上記構成の映像表示装置11の動作について説明する。光源21から出射された光は、一方向拡散板22にて拡散され、集光レンズ23にて集光されて表示素子24に入射する。表示素子24に入射した光は、画像データに基づいて各画素ごとに変調され、映像光として出射される。つまり、表示素子24には、カラー映像が表示される。
表示素子24からの映像光は、接眼光学系26の接眼プリズム27の内部にその下端面(面27a)から入射し、対向する2つの面27b・27cで複数回全反射されて、ホログラム光学素子29に入射する。ホログラム光学素子29に入射した光は、そこで反射され、面27bを透過して光学瞳Eに達する。光学瞳Eの位置では、観察者は、表示素子24に表示された映像の拡大虚像を観察することができる。
一方、接眼プリズム27、偏向プリズム28およびホログラム光学素子29は、外光をほとんど全て透過させるので、観察者はこれらを介して外界像を観察することができる。したがって、表示素子24に表示された映像の虚像は、外界像の一部に重なって観察されることになる。
このように、映像表示装置11では、表示素子24から出射される映像光を接眼プリズム27内での全反射によって導光し、ホログラム光学素子29を介して観察者の瞳に導くので、通常の眼鏡レンズと同様に、接眼プリズム27および偏向プリズム28の厚さを3mm程度にすることができ、映像表示装置11を小型化、軽量化することができる。また、表示素子24からの映像光を内部で全反射させる接眼プリズム27を用いることにより、高い外光の透過率を確保して、明るい外界像を観察者に提供することができる。
また、体積位相型の反射型のホログラム光学素子29は、回折効率半値の波長幅が狭く、回折効率が高いので、このようなホログラム光学素子29を用いることにより、色純度が高く、明るい映像を提供することができるとともに、外光の透過率が高くなるので、観察者は明るい外界像を観察することができる。
また、上記の説明からもわかるように、ホログラム光学素子29は、表示素子24からの映像光と外光とを同時に観察者の瞳に導くコンバイナとして機能している。これにより、観察者は、ホログラム光学素子29を介して、表示素子24から提供される映像と外界像とを同時に観察することができる。
また、接眼プリズム27および偏向プリズム28は、ホログラム光学素子29を挟んで接合されているので、ホログラム光学素子29は外部に露出せず、外気に触れることもない。したがって、ホログラム光学素子29の取り扱いが容易となり、また、その光学性能を安定に保つことも可能となる。
(2−2.支持手段について)
次に、支持手段12について説明する。図1は、映像表示ユニット1の内側からの斜視図である。支持手段12は、観察者の顔前に位置して映像表示装置11を支持するものである。本実施形態では、支持手段12は、1個の映像表示装置11を観察者の右眼の前に位置するように支持しているが、観察者の左目の前の穴部12aに別の映像表示装置11を配置して支持手段12に固定し、支持手段12が2個の映像表示装置11を支持する構成とすることも勿論可能である。
支持手段12は、上述した面体2(図2参照)の内部に嵌まる形状で形成されており、さらに、面体2の内部に嵌まった状態で観察者の顔面に当接する顔面当接部31を有している。この顔面当接部31は、観察者の額に当接する額当接部32と、観察者の頬に当接する頬当接部33とで構成されている。額当接部32は、観察者の額と対応する位置に左右方向に一続きに形成されている。また、頬当接部33は、観察者の両頬に対応して2つ設けられている。この結果、顔面当接部31は、全体として、観察者の左右方向に対称に形成されている。
また、支持手段12は、鼻当て34を有している。この鼻当て34は、額当接部32と頬当接部33との間に配置され、観察者の鼻にほぼ沿う形状で左右方向に対称に形成されている。鼻当て34は、映像表示装置11を支持手段12にて観察者の眼前で支持したときに、観察者の鼻と当接してもよいし、当接しなくてもよい。鼻当て34が観察者の鼻と当接する場合、鼻当て34も上記の顔面当接部31を構成する。
支持手段12は、面体2の内部に嵌まる形状で形成されており、この支持手段12によって、映像表示装置11は観察者の眼前に位置するように支持される。これにより、観察者は、面体2を装着した状態でも、支持手段12で支持された映像表示装置11の表示映像を観察することが可能となり、映像を観察しながら様々な活動を行うことが可能となる。
また、支持手段12が面体2の内部に嵌まった状態では、支持手段12の顔面当接部31が観察者の顔面に当接する。つまり、少なくとも、額当接部32が観察者の額に当接し、各頬当接部33が観察者の両頬に当接する。このとき、顔面当接部31は、左右方向に対称に形成されているので、面体2を装着した状態で支持手段12が顔面に対して斜め方向にずれるのを容易に回避することができる。つまり、面体2を装着した状態で、支持手段12の右肩が上がったり下がったりするのを容易に回避できる。したがって、支持手段12によって支持された映像表示装置11が、面体2を装着しての活動時に斜めにずれるのを回避することができ、面体2を装着した状態での映像表示ユニット1の使用や業務支援活動に支障が生じるのを回避することができる。
また、額当接部32および頬当接部33は、観察者の上下方向に位置するので、面体2を装着しての活動時に、支持手段12とともに映像表示装置11が上下方向にずれるのを回避することができ、また、斜め方向にもさらにずれにくくなる。
また、図6に示すように、支持手段12は、映像表示装置11を密閉して収容する筐体35を有している。この筐体35は、一対の透明部材36・37と、パッキン38とで構成されている。透明部材36・37は、映像表示装置11の外表面にほぼ沿った形状で形成されており、映像表示装置11を前後方向から挟むようにそれぞれ配置されている。パッキン38は、透明部材36・37の間に密着配置されている。
このように、映像表示装置11は、筐体35内に密閉して収容されるので、映像表示装置11の防塵性および防水性を確保することができ、表面が汚れた場合でも、その汚れを洗浄等で容易に取り除くことが可能となる。特に、筐体35が一対の透明部材36・37と、その間に配置されるパッキン38とで構成されているので、パッキン38にて外部からの液体や粉塵の進入を確実に防ぎ、映像表示装置11を筐体35内に確実に密閉して収容することができる。
(2−3.ベルトおよびケーブルについて)
次に、ベルト13およびケーブル14について説明する。
図1および図5に示すように、ベルト13は、観察者の頭部に装着して支持手段12を支持する頭部装着部材であり、例えば弾性を有するゴムで構成されている。このベルト13の両端は、支持手段12の左右端にある固定ピン12b・12b(図1参照)にそれぞれ連結、固定されている。なお、ベルト13は、伸縮せずにその長さを調節できるものであってもよい。
映像表示ユニット1が上記のベルト13を有していることにより、支持手段12を面体2と固定していなくても、ベルト13によって支持手段12を観察者の頭部に固定することができる。また、支持手段12の左右端にベルト13を連結して観察者の頭部に装着することにより、観察者の頭部の形状や大きさに関係なく、支持手段12および映像表示装置11を左右に傾けることなく保持することができる。さらに、ベルト13が弾性を有していることにより、ベルト13の伸縮によって支持手段12を頭部に容易に装着することができ、また、支持手段12をしっかりと頭部に固定することができる。
また、図7は、ベルト13の断面図を示している。同図に示すように、ベルト13は、断面瞳形となっている。つまり、ベルト13は、その断面における端部よりも中央部のほうが厚みのある形状で形成されている。このようなベルト13を使用することにより、面体2の装着時には、ベルト13よりも内側(観察者側)に位置する観察者の頭部、ベルト13よりも外側(観察者とは反対側)に位置する面体2の両者に向かって、ベルト13の中央部が張り出す。これにより、観察者の頭部、ベルト13、面体2の相互間の隙間を無くし、これらを互いに密着させることが可能となり、面体2内部の気密性を確保することが可能となる。したがって、面体2が防塵・防水マスクで構成される場合には、ボンベから供給される空気が隙間から外部に漏れて空気供給時間が短くなることが無くなる。
ケーブル14は、外部の制御手段から少なくとも駆動電力および映像信号を映像表示装置11に供給するためのものである。このケーブル14は、図5および図7に示すように、ベルト13のうち、面体2の装着時において少なくとも観察者の頭部と面体2とで挟まれる部分13a(図5参照)において、その内部を貫通して設けられている。なお、ケーブル14をこのように配線できるのは、上記したようにベルト13を断面瞳形で構成し、その中央部を端部よりも厚めに構成したことによる。
ケーブル14の上記配線により、面体2の装着時には、観察者の頭部および面体2と密着しているベルト13の内部をケーブル14が通るので、ケーブル14の存在によって観察者の頭部と面体2との間に隙間ができることはない。したがって、ケーブル14を用いて映像表示装置11に駆動電力や映像信号を供給する構成であっても、面体2内部の気密性を確保することが可能となる。
(3.映像表示ユニットの他の構成について)
ところで、映像表示ユニット1は、以下のように構成されてもよい。図8は、映像表示ユニット1の他の構成を模式的に示す斜視図であり、図9は、上記映像表示ユニット1が適用される面体ユニットの分解斜視図である。この映像表示ユニット1は、ベルト13の代わりに面体取付部41を支持手段12に設け、ケーブル14の代わりに受信部42および電源部43を設けるようにした以外は、前述の映像表示ユニット1と同様の構成である。
面体取付部41は、面体2に対する取り付けおよび取り外しが可能となる部位であり、支持手段12の左右端に2個設けられている。これらの面体取付部41・41は、上下方向に貫通する穴を有し、面体2の取付軸2a・2aに対して抜き差しが可能となる筒状部41a・41aを有している。
受信部42は、外部(例えば制御手段、映像生成部)から送信される映像信号を受信する部位である。受信部42は、ここでは、映像表示装置11の筐体25(図6参照)内に設けられているが、密閉された筐体内であればどこに設けられてもよく、例えば支持手段12の筐体35内であってもよいし、電源部43が設けられる後述の筐体内であってもよい。
電源部43は、映像表示装置11を駆動するための駆動電力を供給するものであり、例えば電池で構成されている。電源部43は、開閉可能な蓋体44の内部に配置されている。蓋体44の閉状態では、蓋体44と支持手段12とで密閉された空間が形成される。したがって、電源部43は、蓋体44と支持手段12とで構成される密閉された筐体内に配置されているとも言える。
上記構成の映像表示ユニット1はベルト13を有していないので、映像表示ユニット1の使用時には、映像表示ユニット1を面体2に取り付けて面体ユニットとした後、その面体ユニットを観察者の頭部(顔面)に装着することになる。
このとき、支持手段12が面体取付部41を有しているので、面体2と併用して映像表示装置11を使用したいときのみ、面体取付部41を面体2に取り付けて映像表示装置11を使用することができ、利便性に優れたものとなる。また、面体取付部41を例えば左右方向にスライド可能に構成するなどして、複数種類の面体2に対応できるように形成すれば、1つの支持手段12で複数種類の面体2を使用することも可能となり、個々の面体2ごとに支持手段12を用意する必要がなくなる。
また、映像表示ユニット1が受信部42と電源部43とを有しているので、映像表示装置11に駆動電力や映像信号を供給するためのケーブル14を不要にできる。これにより、面体2を取り付けての活動範囲を広げることが容易となり、迅速な活動も可能になる。さらに、ケーブル14が無いので、面体ユニットを装着しやすくでき、故障も発生しにくくなる。また、受信部42および電源部43は、密閉された筐体内にそれぞれ配置されているので、受信部42および電源部43の防塵性・防水性を確保することができる。
なお、上述した各構成を適宜組み合わせて映像表示ユニット1や面体ユニットを構成することも勿論可能である。例えば、図8の映像表示ユニット1を図3に示した面体2’に適用して面体ユニットを構成してもよい。また、本実施形態の映像表示ユニット1は、防塵・防水マスクやゴーグル以外の面体にも勿論適用することが可能である。
本発明は、例えば災害時の救助活動業務の支援用途に利用することが可能である。
本発明の実施の一形態に係る面体ユニットを構成する映像表示ユニットの内側からの斜視図である。 上記映像表示ユニットと面体とを有する上記面体ユニットの概略の構成を示す斜視図である。 別の面体の構成を模式的に示す斜視図である。 (a)は、上記面体を使用した面体ユニットの正面図であり、図4(b)は、上記面体ユニットの背面図である。 上記映像表示ユニットの概略の構成を示す斜視図である。 上記映像表示ユニットが有する映像表示装置の概略の構成を示す断面図である。 上記映像表示ユニットが有するベルトの断面図である。 他の映像表示ユニットの構成を模式的に示す斜視図である。 上記他の映像表示ユニットが適用される面体ユニットの分解斜視図である。
符号の説明
1 映像表示ユニット
2 面体
2’ 面体
11 映像表示装置
12 支持手段
13 ベルト(頭部装着部材)
14 ケーブル
21 光源
24 表示素子
25 筐体
26 接眼光学系
27 接眼プリズム(第1の透明基板)
28 偏向プリズム(第2の透明基板)
29 ホログラム光学素子
31 顔面当接部
32 額当接部
33 頬当接部
35 筐体
36 透明部材
37 透明部材
38 パッキン
41 面体取付部
42 受信部
43 電源部
44 蓋体

Claims (20)

  1. 映像を表示する映像表示装置と、
    観察者の顔前に位置して上記映像表示装置を支持する支持手段とを有する映像表示ユニットであって、
    上記支持手段は、観察者の顔面に装着される面体の内部に嵌まる形状で形成されており、さらに、面体の内部に嵌まった状態で観察者の顔面に当接する顔面当接部を、観察者の左右方向に対称に有していることを特徴とする映像表示ユニット。
  2. 上記顔面当接部は、
    観察者の額に当接する額当接部と、
    観察者の頬に当接する頬当接部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の映像表示ユニット。
  3. 上記支持手段は、上記映像表示装置を密閉して収容する筐体を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の映像表示ユニット。
  4. 上記筐体は、
    上記映像表示装置を挟むように配置される一対の透明部材と、
    上記一対の透明部材の間に配置されるパッキンとを有していることを特徴とする請求項3に記載の映像表示ユニット。
  5. 観察者の頭部に装着して上記支持手段を支持する頭部装着部材をさらに有していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の映像表示ユニット。
  6. 上記頭部装着部材は、上記支持手段の左右端に連結されるベルトであることを特徴とする請求項5に記載の映像表示ユニット。
  7. 上記ベルトは、弾性を有していることを特徴とする請求項6に記載の映像表示ユニット。
  8. 上記ベルトは、断面瞳形であることを特徴とする請求項7に記載の映像表示ユニット。
  9. 上記映像表示装置に少なくとも駆動電力および映像信号を供給するためのケーブルをさらに有しており、
    上記ケーブルは、上記ベルトのうち、少なくとも観察者の頭部と面体とで挟まれた部分において、その内部を貫通して設けられていることを特徴とする請求項8に記載の映像表示ユニット。
  10. 上記支持手段は、面体に対して取り付けおよび取り外しが可能な面体取付部を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の映像表示ユニット。
  11. 外部から送信される映像信号を受信する受信部と、
    上記映像表示装置を駆動するための駆動電力を供給する電源部とを有していることを特徴とする請求項10に記載の映像表示ユニット。
  12. 上記受信部および上記電源部は、密閉された筐体内にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項11に記載の映像表示ユニット。
  13. 上記映像表示装置は、
    光源と、
    光源からの光を変調して映像を表示する表示素子と、
    表示素子に表示された映像の光を光学瞳に導く接眼光学系とを有しており、
    上記接眼光学系は、体積位相型で反射型のホログラム光学素子を含み、
    上記ホログラム光学素子は、表示素子からの映像光を回折反射させて光学瞳に導くことを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の映像表示ユニット。
  14. 上記ホログラム光学素子は、表示素子からの映像光と外光とを同時に観察者の瞳に導くコンバイナであることを特徴とする請求項13に記載の映像表示ユニット。
  15. 上記ホログラム光学素子は、軸非対称な正の光学パワーを有していることを特徴とする請求項13または14に記載の映像表示ユニット。
  16. 上記接眼光学系は、表示素子からの映像光を内部で全反射させて観察者の瞳に導く一方、外光を透過させて観察者の瞳に導く第1の透明基板を有していることを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載の映像表示ユニット。
  17. 上記接眼光学系は、第1の透明基板での外光の屈折をキャンセルするための第2の透明基板を有していることを特徴とする請求項16に記載の映像表示ユニット。
  18. 第1の透明基板および第2の透明基板は、上記ホログラム光学素子を挟んで接合されていることを特徴とする請求項17に記載の映像表示ユニット。
  19. 請求項1から18のいずれかに記載の映像表示ユニットと、
    上記映像表示ユニットの映像表示装置および支持手段を内部に収容した状態で観察者の顔面に装着される面体とを有していることを特徴とする面体ユニット。
  20. 上記面体は、防塵・防水マスクであることを特徴とする請求項19に記載の面体ユニット。
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