JP2019036888A - 頭部装着型画像表示装置及び面体ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化可能な頭部装着型画像表示装置及び面体ユニットを提供すること。【解決手段】頭部装着型画像表示装置は、ユーザーにより観察可能に画像を表示する装置本体と、装置本体を支持し、ユーザーの頭部に装着される支持部材と、を備え、装置本体は、画像を出射する出射装置と、ユーザーにおける左右方向に沿って延出し、出射装置から出射された画像をユーザーの眼に導く導光部材と、を有し、支持部材は、左右方向に沿って延出し、ユーザーにおける上下方向において導光部材を挟む位置に配置される上側延出部及び下側延出部を有し、上側延出部及び下側延出部の少なくともいずれかは、装置本体に近接する方向に突出して、支持部材の変形を規制する変形規制部を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、頭部装着型画像表示装置及び面体ユニットに関する。
従来、観察者の眼前に配置され、当該観察者によって観察可能に画像を表示する映像表示ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の映像表示ユニットは、映像を表示して観察者に虚像として提供するとともに、外界像をシースルーで観察者に観察させるものである。この映像表示ユニットは、観察者の顔面に装着される面体(防塵・防水マスク等の面体)によって覆われ、災害時には、指揮官からの指示情報や、赤外線カメラによって撮影された外部映像を表示することにより、観察者は救助活動を円滑に行うこと等が可能となる。
この特許文献1に記載の映像表示ユニットは、映像を表示して観察者に虚像として提供するとともに、外界像をシースルーで観察者に観察させるものである。この映像表示ユニットは、観察者の顔面に装着される面体(防塵・防水マスク等の面体)によって覆われ、災害時には、指揮官からの指示情報や、赤外線カメラによって撮影された外部映像を表示することにより、観察者は救助活動を円滑に行うこと等が可能となる。
このような映像表示ユニットは、映像表示装置、支持手段、ベルト及びケーブルを備えて構成されている。これらのうち、ケーブルは、外部の制御手段から駆動電力及び映像信号を映像表示装置に供給する。
映像表示装置は、上記面体に沿う形状となっており、当該映像表示装置は、観察者の瞳位置より下方に配置された光源と、当該光源からの出射光を変調して映像を表示する表示素子と、当該表示素子によって表示された映像の光を光学瞳に導く接眼光学系と、を有する。これらのうち、接眼光学系は、接眼プリズム、偏向プリズム及びホログラム光学素子を有する。
映像表示装置は、上記面体に沿う形状となっており、当該映像表示装置は、観察者の瞳位置より下方に配置された光源と、当該光源からの出射光を変調して映像を表示する表示素子と、当該表示素子によって表示された映像の光を光学瞳に導く接眼光学系と、を有する。これらのうち、接眼光学系は、接眼プリズム、偏向プリズム及びホログラム光学素子を有する。
支持手段は、観察者の顔前に位置して、上記映像表示装置を支持する。この支持手段は、観察者の顔面に当接する顔面当接部を有し、当該顔面当接部は、観察者の額に当接する額当接部と、頬に当接する頬当接部と、鼻当てと、を有する。
ベルトは、観察者の頭部に装着されて支持手段を支持する頭部装着部材である。このベルトの両端は、支持手段の左右端に位置する固定ピンにそれぞれ連結されている。このようなベルトによって、映像表示装置を支持する支持手段が面体と固定されていなくても、支持手段を観察者の頭部に固定できる。
なお、支持手段が、面体に対して取付及び取外しが可能となる面体取付部を有する構成とすれば、ベルトが無くても、映像表示装置を観察者の顔前に配置できる。
ベルトは、観察者の頭部に装着されて支持手段を支持する頭部装着部材である。このベルトの両端は、支持手段の左右端に位置する固定ピンにそれぞれ連結されている。このようなベルトによって、映像表示装置を支持する支持手段が面体と固定されていなくても、支持手段を観察者の頭部に固定できる。
なお、支持手段が、面体に対して取付及び取外しが可能となる面体取付部を有する構成とすれば、ベルトが無くても、映像表示装置を観察者の顔前に配置できる。
ところで、上記特許文献1に記載の映像表示ユニットでは、左右の眼に対応する映像表示装置が、独立して支持手段に固定されている。このため、支持手段がある程度の剛性を有しない場合、当該支持手段に対して力が加わると、当該支持手段が撓み、映像表示装置の位置がずれるという問題がある。
これに対し、支持手段の周囲に剛性を有するフレームを配置したり、或いは、支持手段自体の剛性を高めたりすることが考えられる。しかしながら、このような場合には、映像表示装置を支持する構造が大型化することから、当該構造を面体内に配置させるために、当該面体を大型化させる必要が生じ、ひいては、面体及び映像表示ユニットの取回しが悪化するという問題がある。
このため、小型化可能な頭部装着型画像表示装置の構成が要望されていた。
これに対し、支持手段の周囲に剛性を有するフレームを配置したり、或いは、支持手段自体の剛性を高めたりすることが考えられる。しかしながら、このような場合には、映像表示装置を支持する構造が大型化することから、当該構造を面体内に配置させるために、当該面体を大型化させる必要が生じ、ひいては、面体及び映像表示ユニットの取回しが悪化するという問題がある。
このため、小型化可能な頭部装着型画像表示装置の構成が要望されていた。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、小型化可能な頭部装着型画像表示装置及び面体ユニットを提供することを目的の1つとする。
本発明の第1態様に係る頭部装着型画像表示装置は、ユーザーにより観察可能に画像を表示する装置本体と、前記装置本体を支持し、前記ユーザーの頭部に装着される支持部材と、を備え、前記装置本体は、前記画像を出射する出射装置と、前記ユーザーにおける左右方向に沿って延出し、前記出射装置から出射された前記画像を前記ユーザーの眼に導く導光部材と、を有し、前記支持部材は、前記左右方向に沿って延出し、前記ユーザーにおける上下方向において前記導光部材を挟む位置に配置される上側延出部及び下側延出部を有し、前記上側延出部及び前記下側延出部の少なくともいずれかは、前記装置本体に近接する方向に突出して、前記支持部材の変形を規制する変形規制部を有することを特徴とする。
このような構成によれば、上下方向に沿う応力が、装置本体を支持する支持部材に加わった場合に、上記変形規制部が、当該応力に抗することにより、支持部材の変形を規制できる。これにより、支持部材の剛性を高める部品や構造を別途採用する必要がない。従って、剛性を高めつつ支持部材を小型に構成でき、ひいては、頭部装着型画像表示装置を小型化できる。
上記第1態様では、前記変形規制部は、前記支持部材を変形させる応力が前記支持部材に加わった際に、前記装置本体に当接して、前記支持部材の変形を規制することが好ましい。
このような構成によれば、上記応力に対して変形規制部が対抗できるので、支持部材の変形を確実に抑制できる。従って、頭部装着型画像表示装置を確実に小型化できる。
このような構成によれば、上記応力に対して変形規制部が対抗できるので、支持部材の変形を確実に抑制できる。従って、頭部装着型画像表示装置を確実に小型化できる。
上記第1態様では、前記導光部材は、前記ユーザーの左眼に対向して配置される左眼用導光部と、前記ユーザーの右眼に対向して配置される右眼用導光部と、前記左眼用導光部及び前記右眼用導光部を一体化する結合部と、を有することが好ましい。
このような構成によれば、導光部材の剛性を高めることができ、ひいては、装置本体の剛性を高めることができる。このため、装置本体の剛性を高めるための部品を更に設ける必要がないので、装置本体、ひいては、頭部装着型画像表示装置を小型化できる。
このような構成によれば、導光部材の剛性を高めることができ、ひいては、装置本体の剛性を高めることができる。このため、装置本体の剛性を高めるための部品を更に設ける必要がないので、装置本体、ひいては、頭部装着型画像表示装置を小型化できる。
上記第1態様では、前記導光部材は、前記ユーザーの左眼に対向して配置される左眼用導光部と、前記ユーザーの右眼に対向して配置される右眼用導光部と、を有し、前記装置本体は、前記左眼用導光部及び前記右眼用導光部の少なくとも一部を覆うカバー部材を有することが好ましい。
このような構成によれば、カバー部材によってこれら導光部を保護できる。この他、左眼用導光部及び右眼用導光部がそれぞれ個別に設けられている場合でも、これら導光部とカバー部材が一体化されている場合には、装置本体の剛性を高めることができ、ひいては、頭部装着型画像表示装置の剛性を高めることができる。
このような構成によれば、カバー部材によってこれら導光部を保護できる。この他、左眼用導光部及び右眼用導光部がそれぞれ個別に設けられている場合でも、これら導光部とカバー部材が一体化されている場合には、装置本体の剛性を高めることができ、ひいては、頭部装着型画像表示装置の剛性を高めることができる。
上記第1態様では、前記出射装置は、前記画像を形成する光学部品と、前記光学部品を収容する筐体と、を有し、前記筐体は、前記導光部材に取り付けられることが好ましい。
ここで、導光部材に対する出射装置の相対的な位置が適切でないと、当該出射装置から出射された画像を導光部材がユーザーの眼に導くことができなくなるおそれがある。
これに対し、上記構成によれば、出射装置と導光部材との相対的な位置を合わせやすくすることができる。従って、導光部材によって画像をユーザーの眼に確実に導くことができ、頭部装着型画像表示装置の信頼性を高めることができる。
ここで、導光部材に対する出射装置の相対的な位置が適切でないと、当該出射装置から出射された画像を導光部材がユーザーの眼に導くことができなくなるおそれがある。
これに対し、上記構成によれば、出射装置と導光部材との相対的な位置を合わせやすくすることができる。従って、導光部材によって画像をユーザーの眼に確実に導くことができ、頭部装着型画像表示装置の信頼性を高めることができる。
上記第1態様では、前記支持部材は、前記左右方向の両端部に位置して、前記上側延出部及び前記下側延出部を接続する接続部を有し、前記装置本体は、前記接続部に固定されることが好ましい。
このような構成によれば、支持部材における左右方向の両端に位置する接続部にて、当該支持部材が装置本体を保持できる。従って、支持部材が装置本体を安定して支持でき、ひいては、頭部装着型画像表示装置を安定して頭部に装着できる。
このような構成によれば、支持部材における左右方向の両端に位置する接続部にて、当該支持部材が装置本体を保持できる。従って、支持部材が装置本体を安定して支持でき、ひいては、頭部装着型画像表示装置を安定して頭部に装着できる。
上記第1態様では、前記上側延出部及び前記下側延出部のうち一方の延出部と前記装置本体とを固定する連結部を有し、前記導光部材は、前記ユーザーの左眼に対向して配置される左眼用導光部と、前記ユーザーの右眼に対向して配置される右眼用導光部と、を有し、前記連結部は、前記装置本体において前記左眼用導光部及び前記右眼用導光部の間の部位に連結されることが好ましい。
ここで、支持部材をユーザーの頭部に装着するバンドが当該支持部材における左右方向の両端に取り付けられ、当該両端にて表示装置が支持部材に支持される場合、ユーザーにおける背面側への応力がバンドに加わると、当該応力が出射装置にも加わって、当該出射装置の位置が変化する可能性がある。
これに対し、上記連結部によって表示装置と上記一方の延出部とが連結されるので、上記背面側への応力が加わった場合でも、出射装置の位置が変化する可能性を低減できる。
また、連結部は、装置本体において左眼用導光部及び右眼用導光部の間の部位、すなわち、装置本体における略中央の部位に連結されるので、当該装置本体を支持部材が安定して支持できる。
ここで、支持部材をユーザーの頭部に装着するバンドが当該支持部材における左右方向の両端に取り付けられ、当該両端にて表示装置が支持部材に支持される場合、ユーザーにおける背面側への応力がバンドに加わると、当該応力が出射装置にも加わって、当該出射装置の位置が変化する可能性がある。
これに対し、上記連結部によって表示装置と上記一方の延出部とが連結されるので、上記背面側への応力が加わった場合でも、出射装置の位置が変化する可能性を低減できる。
また、連結部は、装置本体において左眼用導光部及び右眼用導光部の間の部位、すなわち、装置本体における略中央の部位に連結されるので、当該装置本体を支持部材が安定して支持できる。
上記第1態様では、前記頭部に沿って延出するバンドを備え、前記支持部材は、前記出射装置に対して前記背面側に位置し、前記バンドの端部が取り付けられるバンド取付部を有することが好ましい。
このような構成によれば、装置本体を支持する支持部材を、バンドによってユーザーの頭部に確実に装着できるので、当該装置本体を適切な位置に配置できる。
また、支持部材が有するバンド取付部は、出射装置に対してユーザーの頭部側に位置するので、バンドに対して出射装置が干渉することを抑制でき、当該バンドを頭部に沿わせやすくすることができる。従って、頭部装着型画像表示装置の装着感を高めることができる。この他、装置本体及び支持部材を覆う面体がユーザーの頭部に装着される場合には、バンドによって当該面体と頭部との間に隙間が生じることを抑制できる。
このような構成によれば、装置本体を支持する支持部材を、バンドによってユーザーの頭部に確実に装着できるので、当該装置本体を適切な位置に配置できる。
また、支持部材が有するバンド取付部は、出射装置に対してユーザーの頭部側に位置するので、バンドに対して出射装置が干渉することを抑制でき、当該バンドを頭部に沿わせやすくすることができる。従って、頭部装着型画像表示装置の装着感を高めることができる。この他、装置本体及び支持部材を覆う面体がユーザーの頭部に装着される場合には、バンドによって当該面体と頭部との間に隙間が生じることを抑制できる。
上記第1態様では、前記バンド取付部は、前記支持部材において前記左右方向の左側に位置する左側取付部と、前記支持部材において前記左右方向の右側に位置する右側取付部と、を有し、前記左側取付部及び前記右側取付部の少なくともいずれかの取付部は、前記装置本体において前記取付部の配置側の端部より前記頭部側に位置することが好ましい。
例えば、上記取付部が左側取付部である場合、当該左側取付部は、装置本体における左側端部よりユーザーの頭部側(すなわち右側)に位置する。また、上記取付部が右側取付部である場合、当該右側取付部は、装置本体における右側端部よりユーザーの頭部側(すなわち左側)に位置する。
このような構成によれば、上記取付部が装置本体における端部側に配置される場合に比べて、当該取付部に取り付けられるバンドを、ユーザーの頭部に沿わせやすくすることができる。具体的に、上記左側取付部が、装置本体における左側端部より左側に位置する場合や、上記右側取付部が、装置本体における右側端部より右側に位置する場合に比べて、上記バンドをユーザーの頭部に沿わせやすくすることができる。従って、支持部材、ひいては、頭部装着型画像表示装置の装着感を一層向上させることができる。この他、上記面体が頭部に装着された際に、バンドが頭部と面体との間に位置する場合には、これら頭部と面体との間の隙間が大きくなることを抑制できる。
例えば、上記取付部が左側取付部である場合、当該左側取付部は、装置本体における左側端部よりユーザーの頭部側(すなわち右側)に位置する。また、上記取付部が右側取付部である場合、当該右側取付部は、装置本体における右側端部よりユーザーの頭部側(すなわち左側)に位置する。
このような構成によれば、上記取付部が装置本体における端部側に配置される場合に比べて、当該取付部に取り付けられるバンドを、ユーザーの頭部に沿わせやすくすることができる。具体的に、上記左側取付部が、装置本体における左側端部より左側に位置する場合や、上記右側取付部が、装置本体における右側端部より右側に位置する場合に比べて、上記バンドをユーザーの頭部に沿わせやすくすることができる。従って、支持部材、ひいては、頭部装着型画像表示装置の装着感を一層向上させることができる。この他、上記面体が頭部に装着された際に、バンドが頭部と面体との間に位置する場合には、これら頭部と面体との間の隙間が大きくなることを抑制できる。
本発明の第2態様に係る面体ユニットは、上記頭部装着型画像表示装置と、前記ユーザーの頭部に装着され、前記ユーザーの顔面を覆う面体と、を備え、前記装置本体及び前記支持部材は、前記顔面と前記面体との間に配置されることを特徴とする。
このような構成によれば、上記第1態様に係る頭部装着型画像表示装置と同様の効果を奏することができる。この他、装置本体及び支持部材は、ユーザーの顔面と面体との間に配置されるので、ユーザーが面体を装着した状態でも、装置本体によって表示される画像をユーザーが観察できる。従って、面体ユニットの汎用性を高めることができる。
このような構成によれば、上記第1態様に係る頭部装着型画像表示装置と同様の効果を奏することができる。この他、装置本体及び支持部材は、ユーザーの顔面と面体との間に配置されるので、ユーザーが面体を装着した状態でも、装置本体によって表示される画像をユーザーが観察できる。従って、面体ユニットの汎用性を高めることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る面体ユニット1について説明する。
[面体ユニットの構成]
図1及び図2は、本実施形態に係る面体ユニット1を示す正面側斜視図及び左側面図である。これら図1及び図2においては、ユーザーUSの頭部HDに装着された状態の面体ユニット1が示されている。
本実施形態に係る面体ユニット1は、例えば消火現場にて消防士に装着されて利用される等、ユーザーUSの頭部HD(特に顔面FC)を保護しつつ利用されるものである。この面体ユニット1は、図1及び図2に示すように、ユーザーUSに装着される面体2と、同じくユーザーUSに装着され、当該面体2内に配置される表示ユニット3と、を備える。
この面体ユニット1は、詳しくは後述するが、表示ユニット3を構成する支持部材5の構成に特徴の1つを有する。
以下、面体ユニット1の構成について詳述する。
以下、本発明の第1実施形態に係る面体ユニット1について説明する。
[面体ユニットの構成]
図1及び図2は、本実施形態に係る面体ユニット1を示す正面側斜視図及び左側面図である。これら図1及び図2においては、ユーザーUSの頭部HDに装着された状態の面体ユニット1が示されている。
本実施形態に係る面体ユニット1は、例えば消火現場にて消防士に装着されて利用される等、ユーザーUSの頭部HD(特に顔面FC)を保護しつつ利用されるものである。この面体ユニット1は、図1及び図2に示すように、ユーザーUSに装着される面体2と、同じくユーザーUSに装着され、当該面体2内に配置される表示ユニット3と、を備える。
この面体ユニット1は、詳しくは後述するが、表示ユニット3を構成する支持部材5の構成に特徴の1つを有する。
以下、面体ユニット1の構成について詳述する。
なお、図1及び図2では、互いに直交する+Z方向、+X方向及び+Y方向のうち、+Z方向を、ユーザーUSにとっての背面側から正面側に向かう方向とし、+X方向を、ユーザーUSにとっての左側から右側に向かう方向とし、+Y方向を、ユーザーUSにとっての下側から上側に向かう方向とする。また、図示を省略するが、+Z方向とは反対方向を−Z方向とする。−X方向及び−Y方向も同様である。
なお、図1及び図2においては、面体ユニット1をユーザーUSが装着した際に当該ユーザーUSの視線が向く方向を+Z1方向として図示する。この+Z1方向は、図2に示すように、+X方向に沿って見て、+Z方向に対して−Y方向側に傾斜した方向となる。これは、一般的に人間が起立した状態では、視線がやや下向き(−Y方向側)に傾くことに依るものである。
なお、図1及び図2においては、面体ユニット1をユーザーUSが装着した際に当該ユーザーUSの視線が向く方向を+Z1方向として図示する。この+Z1方向は、図2に示すように、+X方向に沿って見て、+Z方向に対して−Y方向側に傾斜した方向となる。これは、一般的に人間が起立した状態では、視線がやや下向き(−Y方向側)に傾くことに依るものである。
[面体の構成]
面体2は、表示ユニット3が装着されたユーザーUSの顔面FCを覆うように装着されるものであり、防護マスクが例示される。この面体2は、当該顔面FCを覆うアイピース部21と、当該アイピース部21の周縁から外側に延出する延出部22と、を有する。
アイピース部21は、透光性材料によって半球面状に形成されており、内側から外界を観察可能に構成されている。すなわち、面体2を装着したユーザーUSは、アイピース部21越しに外界を観察可能である。このようなアイピース部21は、複数の開口部211を有し、当該複数の開口部211には、図示を省略するが、吸収缶やフィルターを取付可能である。
延出部22は、複数の取付部221を有し、当該取付部221は、ユーザーUSの頭部HD(詳しくは後頭部)に沿うベルト(図示省略)が取り付けられる。このベルトによって、面体2は、頭部HDに装着される。
面体2は、表示ユニット3が装着されたユーザーUSの顔面FCを覆うように装着されるものであり、防護マスクが例示される。この面体2は、当該顔面FCを覆うアイピース部21と、当該アイピース部21の周縁から外側に延出する延出部22と、を有する。
アイピース部21は、透光性材料によって半球面状に形成されており、内側から外界を観察可能に構成されている。すなわち、面体2を装着したユーザーUSは、アイピース部21越しに外界を観察可能である。このようなアイピース部21は、複数の開口部211を有し、当該複数の開口部211には、図示を省略するが、吸収缶やフィルターを取付可能である。
延出部22は、複数の取付部221を有し、当該取付部221は、ユーザーUSの頭部HD(詳しくは後頭部)に沿うベルト(図示省略)が取り付けられる。このベルトによって、面体2は、頭部HDに装着される。
[表示ユニットの構成]
図3及び図4は、表示ユニット3を正面側及び背面側から見た斜視図である。また、図5は、表示ユニット3を正面側から見た分解斜視図である。
表示ユニット3は、面体2とは別にユーザーUSの頭部に装着されて、ケーブルCBを介して外部から入力される画像情報(画像信号を含む)に応じた画像を、ユーザーUSによって観察可能に表示する。すなわち、表示ユニット3は、単体でも利用可能な頭部装着型画像表示装置である。この表示ユニット3は、当該表示ユニット3が頭部HDに装着され、更に上記面体2が頭部HDに装着された際には、図1及び図2に示すように、当該面体2のアイピース部21内、すなわち、アイピース部21の内面と顔面FCとの間に配置される。
このような表示ユニット3は、図3〜図5に示すように、装置本体4、支持部材5及びバンド6を備えて構成される。
図3及び図4は、表示ユニット3を正面側及び背面側から見た斜視図である。また、図5は、表示ユニット3を正面側から見た分解斜視図である。
表示ユニット3は、面体2とは別にユーザーUSの頭部に装着されて、ケーブルCBを介して外部から入力される画像情報(画像信号を含む)に応じた画像を、ユーザーUSによって観察可能に表示する。すなわち、表示ユニット3は、単体でも利用可能な頭部装着型画像表示装置である。この表示ユニット3は、当該表示ユニット3が頭部HDに装着され、更に上記面体2が頭部HDに装着された際には、図1及び図2に示すように、当該面体2のアイピース部21内、すなわち、アイピース部21の内面と顔面FCとの間に配置される。
このような表示ユニット3は、図3〜図5に示すように、装置本体4、支持部材5及びバンド6を備えて構成される。
以下では、上記+Z1方向の他、当該+Z1方向に対してそれぞれ直交し、かつ、表示ユニット3のローカル座標として設定される+X1方向及び+Y1方向を用いて、当該表示ユニット3について説明する。
具体的に、+Z1方向は、上記のように、ユーザーUSの視線が向く方向であり、表示ユニット3における背面側から正面側に向かう方向である。また、+X1方向は、表示ユニット3における左側から右側に向かう方向であり、+Y1方向は、表示ユニット3における下側から上側に向かう方向である。これら+Z1方向、+X1方向及び+Y1方向は、互いに直交する。また、図示を省略するが、+Z1方向とは反対方向を−Z1方向とする。−X1方向及び−Y1方向も同様である。
そして、表示ユニット3がユーザーUSに装着された場合、+X1方向は、上記+X方向と平行となるが、+Y1方向については、上記+Y方向に対して、+Y1方向側が+Z1方向側に傾く方向となる。
具体的に、+Z1方向は、上記のように、ユーザーUSの視線が向く方向であり、表示ユニット3における背面側から正面側に向かう方向である。また、+X1方向は、表示ユニット3における左側から右側に向かう方向であり、+Y1方向は、表示ユニット3における下側から上側に向かう方向である。これら+Z1方向、+X1方向及び+Y1方向は、互いに直交する。また、図示を省略するが、+Z1方向とは反対方向を−Z1方向とする。−X1方向及び−Y1方向も同様である。
そして、表示ユニット3がユーザーUSに装着された場合、+X1方向は、上記+X方向と平行となるが、+Y1方向については、上記+Y方向に対して、+Y1方向側が+Z1方向側に傾く方向となる。
[バンドの構成]
ここで、バンド6について先に説明する。
バンド6は、装置本体4を支持する支持部材5を顔面FCに沿って装着させる装着部材である。このバンド6は、弾性又は可撓性を有する合成樹脂によって、上方(+Y1方向側)から見て略U字状に形成されている。そして、上方から見てバンド6の左側(−X1方向側)の端部には、U字状の折返部61Lが形成され、右側(+X1方向側)の端部には、同じくU字状の折返部61Rが形成されている。これらのうち、折返部61Lは、支持部材5において後述するバンド取付部54の左側取付部54Lに取り付けられ、折返部61Rは、同じくバンド取付部54の右側取付部54Rに取り付けられる。
このようなバンド6は、当該バンド6の長さを調整可能な調整機構を有する構成としてもよい。また、バンド6は、合成樹脂によって形成される構成に限らず、例えば布によって形成される構成であってもよい。
ここで、バンド6について先に説明する。
バンド6は、装置本体4を支持する支持部材5を顔面FCに沿って装着させる装着部材である。このバンド6は、弾性又は可撓性を有する合成樹脂によって、上方(+Y1方向側)から見て略U字状に形成されている。そして、上方から見てバンド6の左側(−X1方向側)の端部には、U字状の折返部61Lが形成され、右側(+X1方向側)の端部には、同じくU字状の折返部61Rが形成されている。これらのうち、折返部61Lは、支持部材5において後述するバンド取付部54の左側取付部54Lに取り付けられ、折返部61Rは、同じくバンド取付部54の右側取付部54Rに取り付けられる。
このようなバンド6は、当該バンド6の長さを調整可能な調整機構を有する構成としてもよい。また、バンド6は、合成樹脂によって形成される構成に限らず、例えば布によって形成される構成であってもよい。
[装置本体の構成]
図6及び図7は、装置本体4を正面側及び背面側から見た分解斜視図である。
装置本体4は、ユーザーUSの眼前に配置され、上記画像を表示するものである。この装置本体4は、支持部材5によって支持されることによって、ユーザーUSの左側のこめかみから右側のこめかみに掛けて、左右方向に沿って配置される。このような装置本体4は、図6及び図7に示すように、2つの出射装置41、撮像装置42、導光部材43、FPC(Flexible Printed Circuits)44,45、2つの下側カバー部材46及び1つの上側カバー部材47を有する。
図6及び図7は、装置本体4を正面側及び背面側から見た分解斜視図である。
装置本体4は、ユーザーUSの眼前に配置され、上記画像を表示するものである。この装置本体4は、支持部材5によって支持されることによって、ユーザーUSの左側のこめかみから右側のこめかみに掛けて、左右方向に沿って配置される。このような装置本体4は、図6及び図7に示すように、2つの出射装置41、撮像装置42、導光部材43、FPC(Flexible Printed Circuits)44,45、2つの下側カバー部材46及び1つの上側カバー部材47を有する。
[出射装置の構成]
2つの出射装置41のうち、一方は、ユーザーUSの左側のこめかみに応じた位置に配置される左側出射装置41Lであり、他方は、右側のこめかみに応じた位置に配置される右側出射装置41Rである。
左側出射装置41L及び右側出射装置41Rは、それぞれ、上記画像情報に応じた画像を形成する光である画像光を導光部材43に出射する。これら出射装置41L,41Rは、それぞれ、当該画像光を形成する光学部品を収容及び保持する略四角筒状の筐体411と、基板412(図7)と、当該基板412を支持する基板支持部413と、を有する。
2つの出射装置41のうち、一方は、ユーザーUSの左側のこめかみに応じた位置に配置される左側出射装置41Lであり、他方は、右側のこめかみに応じた位置に配置される右側出射装置41Rである。
左側出射装置41L及び右側出射装置41Rは、それぞれ、上記画像情報に応じた画像を形成する光である画像光を導光部材43に出射する。これら出射装置41L,41Rは、それぞれ、当該画像光を形成する光学部品を収容及び保持する略四角筒状の筐体411と、基板412(図7)と、当該基板412を支持する基板支持部413と、を有する。
図8は、左側出射装置41Lを構成する筐体411及び基板支持部413と、導光部材43とを左側(−X方向側)から見た側面図である。
なお、上記光学部品としては、図8に示すように、光源LSと、当該光源LSから出射された光を変調して上記画像情報に応じた画像光を形成する液晶パネル等の光変調装置MDと、当該画像光を投射する少なくとも1つのレンズ或いはプリズム(図示省略)と、が挙げられる。しかしながら、これに限らず、出射装置41は、光源LS及び光変調装置MDに代えて、複数の自己発光素子によって上記画像光を出射する表示パネルを有する構成としてもよい。このような表示パネルとして、有機EL(Electro-Luminescence)パネルが例示される。また、光変調装置MDは、入射される光を変調できればよく、液晶パネルに限らず、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。すなわち、画像光を導光部材43に出射できれば、各出射装置41L,41Rの構成は問わない。
なお、上記光学部品としては、図8に示すように、光源LSと、当該光源LSから出射された光を変調して上記画像情報に応じた画像光を形成する液晶パネル等の光変調装置MDと、当該画像光を投射する少なくとも1つのレンズ或いはプリズム(図示省略)と、が挙げられる。しかしながら、これに限らず、出射装置41は、光源LS及び光変調装置MDに代えて、複数の自己発光素子によって上記画像光を出射する表示パネルを有する構成としてもよい。このような表示パネルとして、有機EL(Electro-Luminescence)パネルが例示される。また、光変調装置MDは、入射される光を変調できればよく、液晶パネルに限らず、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。すなわち、画像光を導光部材43に出射できれば、各出射装置41L,41Rの構成は問わない。
筐体411は、+Z1方向側で、かつ、+Y1方向側及び−Y1方向側の位置に、当該筐体411を導光部材43に固定する固定部4111を有する。これら固定部4111は、ねじ孔(図示省略)を有し、当該ねじ孔に導光部材43を挿通したねじSCが−Z1方向に挿入されることによって、筐体411と導光部材43とが組み合わされる。
なお、図8では、左側出射装置41Lの筐体411が図示されているが、右側出射装置41Rの筐体411も、図示を省略するが、上記固定部4111を有する。
このような構成により、左側出射装置41Lから出射された左眼用の画像光は、導光部材43において左側出射装置41Lに対向する入射面を介して当該導光部材43の左眼用導光部43Lに入射され、また、右側出射装置41Rから出射された右眼用の画像光は、導光部材43において右側出射装置41Rに対向する入射面を介して当該導光部材43の右眼用導光部43Rに入射される。
なお、図8では、左側出射装置41Lの筐体411が図示されているが、右側出射装置41Rの筐体411も、図示を省略するが、上記固定部4111を有する。
このような構成により、左側出射装置41Lから出射された左眼用の画像光は、導光部材43において左側出射装置41Lに対向する入射面を介して当該導光部材43の左眼用導光部43Lに入射され、また、右側出射装置41Rから出射された右眼用の画像光は、導光部材43において右側出射装置41Rに対向する入射面を介して当該導光部材43の右眼用導光部43Rに入射される。
基板412は、上記画像情報に応じて光源LS及び光変調装置MDを制御するドライバーとして機能する回路素子が実装された基板である。なお、右側出射装置41Rが有する基板412は、後述する撮像装置42を制御する回路素子も実装されている。
基板支持部413は、図6〜図8に示すように、上記筐体411に対して−Y1方向側に配置され、当該筐体411に固定されている。この基板支持部413は、−Y1方向側の面にて上記基板412を支持する。
基板支持部413は、図6〜図8に示すように、上記筐体411に対して−Y1方向側に配置され、当該筐体411に固定されている。この基板支持部413は、−Y1方向側の面にて上記基板412を支持する。
[撮像装置の構成]
撮像装置42は、図6及び図7に示すように、右側出射装置41Rに対する+Z1方向側の位置に配置される。この撮像装置42は、当該右側出射装置41Rが有する基板412によって制御され、撮像画像をFPC45及びケーブルCBを介して、外部に出力する。
撮像装置42は、図6及び図7に示すように、右側出射装置41Rに対する+Z1方向側の位置に配置される。この撮像装置42は、当該右側出射装置41Rが有する基板412によって制御され、撮像画像をFPC45及びケーブルCBを介して、外部に出力する。
[導光部材の構成]
導光部材43は、ユーザーUSの左右の眼前に配置され、出射装置41L,41Rから入射される画像光を、ユーザーの左眼及び右眼に導くものである。この導光部材43は、当該導光部材43において左側(−X1方向側)に位置する左眼用導光部43Lと、右側(+X1方向側)に位置する右眼用導光部43Rと、略中央に位置し、これら左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rを一体化する結合部43Cと、を有する。
導光部材43は、ユーザーUSの左右の眼前に配置され、出射装置41L,41Rから入射される画像光を、ユーザーの左眼及び右眼に導くものである。この導光部材43は、当該導光部材43において左側(−X1方向側)に位置する左眼用導光部43Lと、右側(+X1方向側)に位置する右眼用導光部43Rと、略中央に位置し、これら左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rを一体化する結合部43Cと、を有する。
左眼用導光部43Lは、左側出射装置41Lから入射される左眼用の画像光を、界面にて内面反射させて中央側(+X1方向側)に進行させた後、ユーザーUSの左眼に応じた位置に設けられた半透過層43L1によって左眼側に反射させることによって、当該画像光を左眼に導く。
右眼用導光部43Rも、右側出射装置41Rから入射される右眼用の画像光を、界面にて内面反射させて中央側(−X1方向側)に進行させた後、ユーザーUSの右眼に応じた位置に設けられた半透過層43R1によって右眼側に反射させることによって、当該画像光を右眼に導く。
右眼用導光部43Rも、右側出射装置41Rから入射される右眼用の画像光を、界面にて内面反射させて中央側(−X1方向側)に進行させた後、ユーザーUSの右眼に応じた位置に設けられた半透過層43R1によって右眼側に反射させることによって、当該画像光を右眼に導く。
結合部43Cは、左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rを結合させて、これらを一体化する。この結合部43Cの略中央は、上下方向の寸法(+Y方向における寸法)が、左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rにおける上下方向の寸法より小さくなるように形成されている。すなわち、結合部43Cの下面は、正面側(+Z1方向側)から見て逆向きの略U字状に形成されている。このような結合部43Cの下面には、後述する支持部材5が有する下側延出部52の変形規制部521が当接され得る。
このような導光部材43は、可視光領域で高い光透過性を示す樹脂(例えばシクロオレフィンポリマー)により形成されている。このため、ユーザーUSは、左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rによって導かれた左眼用及び右眼用の画像光に応じた画像を観察できる他、これら導光部43L,43Rを介して、外界を観察可能である。すなわち、表示ユニット3は、シースルー型の頭部装着型画像表示装置として構成される。
[FPCの構成]
FPC44は、左側出射装置41Lに対して背面側(−Z方向側)に位置するケーブルCBと、当該左側出射装置41Lの基板412とを接続する。FPC45は、当該ケーブルCBと、右側出射装置41Rが有する基板412とを接続する。
これらFPC44,45によって、ケーブルCBを介して入力される画像情報が、各基板412に伝送される。この他、FPC45によって、撮像装置42による撮像画像が、基板412からケーブルCBに出力される。
なお、FPC45の一部は、導光部材43と、後述する上側カバー部材47との間に配置されることよって、外部からFPC45が視認されないように構成されている。
FPC44は、左側出射装置41Lに対して背面側(−Z方向側)に位置するケーブルCBと、当該左側出射装置41Lの基板412とを接続する。FPC45は、当該ケーブルCBと、右側出射装置41Rが有する基板412とを接続する。
これらFPC44,45によって、ケーブルCBを介して入力される画像情報が、各基板412に伝送される。この他、FPC45によって、撮像装置42による撮像画像が、基板412からケーブルCBに出力される。
なお、FPC45の一部は、導光部材43と、後述する上側カバー部材47との間に配置されることよって、外部からFPC45が視認されないように構成されている。
[下側カバー部材の構成]
2つの下側カバー部材46(46L,46R)は、上側カバー部材47と組み合わされ、上記左側出射装置41L及び右側出射装置41Rを内部に収容する。
これら下側カバー部材46のうち、左側出射装置41Lに応じて設けられる下側カバー部材46Lは、上方向(+Y1方向)に交差する底面部46L1と、右方向(+X1方向)に交差する側面部46L2と、を有し、これらによって左側出射装置41Lの下側及び右側を覆う略L字状に形成されている。
同様に、右側出射装置41Rに応じて設けられる下側カバー部材46Rも、上方向(+Y1方向)に交差する底面部46R1と、左方向(−X1方向)に交差する側面部46R2と、を有し、これらによって右側出射装置41Rの下側及び左側を覆う略L字状に形成されている。
すなわち、下側カバー部材46L,46Rにおける側面部46L2,46R2は、それぞれ対応する出射装置41L,41Rに対してユーザーUSの頭部HD側に位置する。
2つの下側カバー部材46(46L,46R)は、上側カバー部材47と組み合わされ、上記左側出射装置41L及び右側出射装置41Rを内部に収容する。
これら下側カバー部材46のうち、左側出射装置41Lに応じて設けられる下側カバー部材46Lは、上方向(+Y1方向)に交差する底面部46L1と、右方向(+X1方向)に交差する側面部46L2と、を有し、これらによって左側出射装置41Lの下側及び右側を覆う略L字状に形成されている。
同様に、右側出射装置41Rに応じて設けられる下側カバー部材46Rも、上方向(+Y1方向)に交差する底面部46R1と、左方向(−X1方向)に交差する側面部46R2と、を有し、これらによって右側出射装置41Rの下側及び左側を覆う略L字状に形成されている。
すなわち、下側カバー部材46L,46Rにおける側面部46L2,46R2は、それぞれ対応する出射装置41L,41Rに対してユーザーUSの頭部HD側に位置する。
[上側カバー部材の構成]
上側カバー部材47は、上方(+Y1方向側)から見て、左右の出射装置41L,41R及び導光部材43を覆う略U字状に形成されたカバー部材である。この上側カバー部材47は、左右方向(±X1方向)に沿って延出して導光部材43の上面(+Y1方向側の面)を覆うフロント部471と、当該フロント部471の左右の両端に設けられる2つの収容部472L,472Rと、を有する。
2つの収容部472L,472Rのうち、左側(−X1方向側)に位置する収容部472Lは、下側カバー部材46Lと組み合わされることによって、左側出射装置41Lを内部に収容する。この収容部472Lは、正面側(+Z1方向側)に位置して前後方向(±Z1方向)に交差する側面部473Lと、左側(−X1方向側)に位置して左右方向(±X1方向)に交差する側面部474Lと、及び、背面側(−Z1方向側)に位置して前後方向(±Z1方向)に交差する側面部475Lと、を有する。
上側カバー部材47は、上方(+Y1方向側)から見て、左右の出射装置41L,41R及び導光部材43を覆う略U字状に形成されたカバー部材である。この上側カバー部材47は、左右方向(±X1方向)に沿って延出して導光部材43の上面(+Y1方向側の面)を覆うフロント部471と、当該フロント部471の左右の両端に設けられる2つの収容部472L,472Rと、を有する。
2つの収容部472L,472Rのうち、左側(−X1方向側)に位置する収容部472Lは、下側カバー部材46Lと組み合わされることによって、左側出射装置41Lを内部に収容する。この収容部472Lは、正面側(+Z1方向側)に位置して前後方向(±Z1方向)に交差する側面部473Lと、左側(−X1方向側)に位置して左右方向(±X1方向)に交差する側面部474Lと、及び、背面側(−Z1方向側)に位置して前後方向(±Z1方向)に交差する側面部475Lと、を有する。
また、右側(+X1方向側)に位置する収容部472Rは、下側カバー部材46Rと組み合わされることによって、右側出射装置41Rを内部に収容する。この収容部472Rは、正面側(+Z1方向側)に位置して前後方向(±Z1方向)に交差する側面部473Rと、右側(+X1方向側)に位置して左右方向(±X1方向)に交差する側面部474Rと、背面側(−Z1方向側)に位置して前後方向(±Z1方向)に交差する側面部475Rと、を有する。
なお、収容部472Rは、側面部473Rと側面部474Rとに跨る開口部476Rを有し、当該開口部476Rを介して、上記撮像装置42の一部が外部に露出される。
なお、収容部472Rは、側面部473Rと側面部474Rとに跨る開口部476Rを有し、当該開口部476Rを介して、上記撮像装置42の一部が外部に露出される。
[支持部材の構成]
図9及び図10は、装置本体4を支持した状態の支持部材5を示す正面図(+Z1方向側から見た図)及び背面図(−Z1方向側から見た図)である。また、図11及び図12は、装置本体4を支持していない状態の支持部材5を示す正面図及び背面図である。
支持部材5は、図1〜図4に示したように、装置本体4を支持し、バンド6によって頭部HDに装着されて、上記導光部材43をユーザーUSの眼前に配置させるものである。この支持部材5は、図9〜図12に示すように、顔面FCに装着されるゴーグル(スキーやスノーボードに用いられるゴーグル)が有する枠のような形状に、樹脂等により形成されている。このような支持部材5は、上側延出部51、下側延出部52、接続部53及びバンド取付部54を有する。
図9及び図10は、装置本体4を支持した状態の支持部材5を示す正面図(+Z1方向側から見た図)及び背面図(−Z1方向側から見た図)である。また、図11及び図12は、装置本体4を支持していない状態の支持部材5を示す正面図及び背面図である。
支持部材5は、図1〜図4に示したように、装置本体4を支持し、バンド6によって頭部HDに装着されて、上記導光部材43をユーザーUSの眼前に配置させるものである。この支持部材5は、図9〜図12に示すように、顔面FCに装着されるゴーグル(スキーやスノーボードに用いられるゴーグル)が有する枠のような形状に、樹脂等により形成されている。このような支持部材5は、上側延出部51、下側延出部52、接続部53及びバンド取付部54を有する。
[上側延出部及び下側延出部の構成]
上側延出部51及び下側延出部52は、それぞれ左右方向(±X1方向)に沿って延出しており、上記導光部材43を挟むように、当該導光部材43に対して上側(+Y1方向側)及び下側(−Y1方向側)に位置する。
導光部材43に対して上側に位置する上側延出部51は、正面側(+Z1方向側)から見て略M字状(逆向きの略W字状)に形成されており、ユーザーUSの顔面FC(特に額部)に当接する。この上側延出部51における左右方向の寸法(±X1方向における寸法)は、導光部材43における同方向の寸法と略同じである。このような上側延出部51は、左右方向の中央に、装置本体4に近接する方向である下方(−Y1方向)に突出する略四角柱状の変形規制部511を有する。
上側延出部51及び下側延出部52は、それぞれ左右方向(±X1方向)に沿って延出しており、上記導光部材43を挟むように、当該導光部材43に対して上側(+Y1方向側)及び下側(−Y1方向側)に位置する。
導光部材43に対して上側に位置する上側延出部51は、正面側(+Z1方向側)から見て略M字状(逆向きの略W字状)に形成されており、ユーザーUSの顔面FC(特に額部)に当接する。この上側延出部51における左右方向の寸法(±X1方向における寸法)は、導光部材43における同方向の寸法と略同じである。このような上側延出部51は、左右方向の中央に、装置本体4に近接する方向である下方(−Y1方向)に突出する略四角柱状の変形規制部511を有する。
変形規制部511は、上側延出部51に何等かの衝撃が加わる等して、当該上側延出部51が下方に変形しようとした際に、上記上側カバー部材47のフロント部471における上面(+Y1方向側の面)の略中央に当接することによって、上側延出部51の変形を規制する。なお、変形規制部511は、本実施形態では、上下方向において上側カバー部材47との間に隙間が設けられるように配置されている。しかしながら、これに限らず、変形規制部511は、上側カバー部材47と予め接触していてもよい。
導光部材43に対して下側に位置する下側延出部52は、正面側から見て略W字状に形成されており、ユーザーUSの顔面FC(特に頬)に当接する。この下側延出部52における左右方向の寸法も、導光部材43における同方向の寸法と略同じである。この下側延出部52における左右方向の略中央は、正面側から見て逆向きのY字状に形成されている。そして、下側延出部52が顔面FCに当接した場合には、当該逆向きのY字状部分における逆向きのV字部分の内側に、ユーザーUSの鼻が位置することとなる。
このような下側延出部52は、左右方向における中央に、装置本体4に近接する方向である上方(+Y1方向側)に突出する略四角柱状の変形規制部521を有する。
このような下側延出部52は、左右方向における中央に、装置本体4に近接する方向である上方(+Y1方向側)に突出する略四角柱状の変形規制部521を有する。
変形規制部521は、上記変形規制部511と同様に機能する。すなわち、変形規制部521は、下側延出部52に何等かの衝撃が加わる等して、当該下側延出部52が上方に変形しようとした際に、上記導光部材43の結合部43Cに当接することによって、当該下側延出部52の変形を規制する。なお、変形規制部521は、本実施形態では、上下方向において結合部43Cとの間に隙間が設けられるように配置されている。しかしながら、これに限らず、変形規制部521は、結合部43Cと予め接触していてもよい。
図13は、装置本体4及び支持部材5を背面側上方から見た斜視図である。
また、上側延出部51及び下側延出部52は、図13に示すように、背面側(−Z1方向側)においてユーザーUSと対向する部位に、当該ユーザーUSの顔面FCに当接する当接部512,522を有する。これら当接部512,522は、ゴムや樹脂等の弾性を有する材料によって形成されており、左側(−X1方向側)及び右側(+X1方向側)に向かうに従って背面側に突出する湾曲状に形成されている。すなわち、当接部512,522は、これら当接部512,522と対向する顔面FCの形状に応じた形状に形成されている。これにより、当接部512,522を顔面FCに密着させやすくすることができ、ひいては、支持部材5によって支持される装置本体4をユーザーUSの眼前に配置させやすくすることができる。
また、上側延出部51及び下側延出部52は、図13に示すように、背面側(−Z1方向側)においてユーザーUSと対向する部位に、当該ユーザーUSの顔面FCに当接する当接部512,522を有する。これら当接部512,522は、ゴムや樹脂等の弾性を有する材料によって形成されており、左側(−X1方向側)及び右側(+X1方向側)に向かうに従って背面側に突出する湾曲状に形成されている。すなわち、当接部512,522は、これら当接部512,522と対向する顔面FCの形状に応じた形状に形成されている。これにより、当接部512,522を顔面FCに密着させやすくすることができ、ひいては、支持部材5によって支持される装置本体4をユーザーUSの眼前に配置させやすくすることができる。
ここで、図2に示すように、上記面体2が略半球状に形成されていることから、変形規制部511と面体2の内面との間の前後方向(±Z1方向)における寸法より、変形規制部521と面体2の内面との間の前後方向における寸法の方が大きい。また、下側延出部52(当接部522)は、ユーザーUSの鼻に当接するノーズパッド(鼻当て)としても機能する。このため、下側延出部52は、上側延出部51に比べて、前後方向の寸法を大きくした方が、顔面FCに対して支持部材5が安定する。これらのことから、本実施形態では、図2に示すように、変形規制部521を、上記変形規制部511より正面側(+Z1方向側)に突出させている。
なお、バンド6の締付具合等によっては、支持部材5は顔面FCに密着するので、このような場合には、下側延出部52は、ユーザーUSの鼻に当接する構造としなくてもよい。また、表示ユニット3が、当該鼻に当接するノーズパッド様の構成を有する場合、当該構成を下側延出部52が有していてもよく、装置本体4が有していてもよい。
なお、バンド6の締付具合等によっては、支持部材5は顔面FCに密着するので、このような場合には、下側延出部52は、ユーザーUSの鼻に当接する構造としなくてもよい。また、表示ユニット3が、当該鼻に当接するノーズパッド様の構成を有する場合、当該構成を下側延出部52が有していてもよく、装置本体4が有していてもよい。
[接続部の構成]
接続部53は、図9〜図13に示すように、支持部材5における左側(−X1方向側)に位置する左側接続部53L、及び、右側(+X1方向側)に位置する右側接続部53Rを有し、これらによって上側延出部51及び下側延出部52を接続するとともに、図9、図10及び図13に示すように、上記装置本体4が固定される部位である。
左側接続部53Lは、図10〜図12に示すように、右側(+X1方向側)に凹む凹状(略U字状)の凹部53L1を有し、当該凹部53L1は、左側、正面側(+Z1方向側)及び背面側(−Z1方向側)に開放されている。具体的に、凹部53L1は、上下方向において互いに対向する2つの側面部53L2,53L3と、これら側面部53L2,53L3における右側の端部間を接続する側面部53L4とを有し、当該側面部53L2〜53L4によって各延出部51,52は接続される。
このような凹部53L1には、左側出射装置41L及び下側カバー部材46Lと、上側カバー部材47の収容部472Lとを備えて構成される左側投射部が配置される。すなわち、凹部53L1は、支持部材5において当該左側投射部(左側出射装置41L)が配置される配置部である。
接続部53は、図9〜図13に示すように、支持部材5における左側(−X1方向側)に位置する左側接続部53L、及び、右側(+X1方向側)に位置する右側接続部53Rを有し、これらによって上側延出部51及び下側延出部52を接続するとともに、図9、図10及び図13に示すように、上記装置本体4が固定される部位である。
左側接続部53Lは、図10〜図12に示すように、右側(+X1方向側)に凹む凹状(略U字状)の凹部53L1を有し、当該凹部53L1は、左側、正面側(+Z1方向側)及び背面側(−Z1方向側)に開放されている。具体的に、凹部53L1は、上下方向において互いに対向する2つの側面部53L2,53L3と、これら側面部53L2,53L3における右側の端部間を接続する側面部53L4とを有し、当該側面部53L2〜53L4によって各延出部51,52は接続される。
このような凹部53L1には、左側出射装置41L及び下側カバー部材46Lと、上側カバー部材47の収容部472Lとを備えて構成される左側投射部が配置される。すなわち、凹部53L1は、支持部材5において当該左側投射部(左側出射装置41L)が配置される配置部である。
また、左側接続部53Lは、凹部53L1に対する上側の部位に、左側に突出する突出部53L5を有する。この突出部53L5は、上記凹部53L1に配置された収容部472L(ひいては左側出射装置41L)を固定するねじ(図示省略)が上側から挿通する孔部53L6を有する。
更に、上記側面部53L3は、図9及び図11に示すように、下側カバー部材46L(ひいては左側出射装置41L)を固定するねじ(図示省略)が下側から挿通する孔部53L7を有する。
これら孔部53L6,53L7は、装置本体4(左側出射装置41L)を固定する固定部である。
更に、上記側面部53L3は、図9及び図11に示すように、下側カバー部材46L(ひいては左側出射装置41L)を固定するねじ(図示省略)が下側から挿通する孔部53L7を有する。
これら孔部53L6,53L7は、装置本体4(左側出射装置41L)を固定する固定部である。
右側接続部53Rは、上記左側接続部53Lと鏡面対称に構成されている。
具体的に、右側接続部53Rは、図10〜図12に示すように、右側出射装置41R及び下側カバー部材46Rと、上側カバー部材47の収容部472Rとを備えて構成される右側投射部が配置される配置部としての凹部53R1を有する。この凹部53R1は、上記凹部53L1と同様に、上下方向において互いに対向する2つの側面部53R2,53R3と、これら側面部53R2,53R3における左側の端部間を接続する側面部53R4とによって形成されている。
この他、右側接続部53Rは、収容部472R(ひいては右側出射装置41R)を固定するねじ(図示省略)が上側から挿通する孔部53R6が形成された突出部53R5を有する。また、側面部53R3は、図9及び図11に示すように、下側カバー部材46R(ひいては右側出射装置41R)を固定するねじ(図示省略)が下側から挿通する孔部53R7を有する。
これら孔部53R6,53R7も、装置本体4(右側出射装置41R)を固定する固定部である。
具体的に、右側接続部53Rは、図10〜図12に示すように、右側出射装置41R及び下側カバー部材46Rと、上側カバー部材47の収容部472Rとを備えて構成される右側投射部が配置される配置部としての凹部53R1を有する。この凹部53R1は、上記凹部53L1と同様に、上下方向において互いに対向する2つの側面部53R2,53R3と、これら側面部53R2,53R3における左側の端部間を接続する側面部53R4とによって形成されている。
この他、右側接続部53Rは、収容部472R(ひいては右側出射装置41R)を固定するねじ(図示省略)が上側から挿通する孔部53R6が形成された突出部53R5を有する。また、側面部53R3は、図9及び図11に示すように、下側カバー部材46R(ひいては右側出射装置41R)を固定するねじ(図示省略)が下側から挿通する孔部53R7を有する。
これら孔部53R6,53R7も、装置本体4(右側出射装置41R)を固定する固定部である。
[バンド取付部の構成]
バンド取付部54は、上記バンド6の折返部61L,61Rが取り付けられ、これにより、当該バンド6が取り付けられる部位である。このバンド取付部54は、支持部材5における左側に位置する左側取付部54L、及び、右側に位置する右側取付部54Rを有し、これら取付部54L,54Rは、上記凹部53L1,53R1に配置された上記投射部(出射装置41L,41R)に対する背面側に位置する。
具体的に、左側取付部54Lは、図10に示すように、支持部材5に支持された装置本体4における左側(−X1方向側)の端部より頭部HD側(右側)に位置している。この左側取付部54Lは、上記側面部53L2,53L3から互いに対向する方向に突出する2つの円筒部により構成されている。
また、右側取付部54Rは、支持部材5に支持された装置本体4における右側(+X1方向側)の端部より頭部HD側(左側)に位置している。この右側取付部54Rも、左側取付部54Lと同様に、上記側面部53R2,53R3から互いに対向する方向に突出する2つの円筒部により構成されている。
そして、左側取付部54Lに、バンド6の上記折返部61L(図4参照)が取り付けられ、右側取付部54Rに、上記折返部61R(図4参照)が取り付けられることによって、支持部材5にバンド6が取り付けられる。
バンド取付部54は、上記バンド6の折返部61L,61Rが取り付けられ、これにより、当該バンド6が取り付けられる部位である。このバンド取付部54は、支持部材5における左側に位置する左側取付部54L、及び、右側に位置する右側取付部54Rを有し、これら取付部54L,54Rは、上記凹部53L1,53R1に配置された上記投射部(出射装置41L,41R)に対する背面側に位置する。
具体的に、左側取付部54Lは、図10に示すように、支持部材5に支持された装置本体4における左側(−X1方向側)の端部より頭部HD側(右側)に位置している。この左側取付部54Lは、上記側面部53L2,53L3から互いに対向する方向に突出する2つの円筒部により構成されている。
また、右側取付部54Rは、支持部材5に支持された装置本体4における右側(+X1方向側)の端部より頭部HD側(左側)に位置している。この右側取付部54Rも、左側取付部54Lと同様に、上記側面部53R2,53R3から互いに対向する方向に突出する2つの円筒部により構成されている。
そして、左側取付部54Lに、バンド6の上記折返部61L(図4参照)が取り付けられ、右側取付部54Rに、上記折返部61R(図4参照)が取り付けられることによって、支持部材5にバンド6が取り付けられる。
このようなバンド取付部54に取り付けられたバンド6は、図2に示すように、ユーザーUSの頭部HDに装着される際に、頭部HDに当接しつつ、当該頭部HDに沿って配置される。そして、バンド6を含む表示ユニット3が頭部HDに装着された後、上記面体2が頭部HD(顔面FC)に装着された際には、バンド6は、頭部HDの表面と面体2との間に位置する。このため、バンド6が面体2(例えば延出部22)の外側を通って頭部HDに装着される場合、すなわち、頭部HDの表面とバンド6との間に面体2の一部が位置する場合に比べて、バンド6を頭部HDに沿って適切に配置できる。そして、これにより、頭部装着型画像表示装置として機能する表示ユニット3を適切に頭部HDに装着させることができる。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る面体ユニット1によれば、以下の効果を奏することができる。
表示ユニット3は、装置本体4及び支持部材5を有し、当該装置本体4は、画像を出射する出射装置41と、左右方向に沿って延出して、出射装置41から出射された画像をユーザーUSの眼に導く導光部材43と、を有する。また、支持部材5は、左右方向に沿って延出し、上下方向において導光部材43を挟む位置に配置される上側延出部51及び下側延出部52を有する。これら上側延出部51及び下側延出部52は、装置本体4に近接する方向に突出して、支持部材5の変形を規制する変形規制部511,521を有する。
これによれば、上下方向に沿う応力が支持部材5に加わった場合に、上記変形規制部511,521が、当該応力に抗することにより、支持部材5の変形を規制できる。これにより、支持部材5の剛性を高める部品や構造を別途採用する必要がない。従って、剛性を高めつつ支持部材5を小型に構成でき、ひいては、頭部装着型画像表示装置として機能する表示ユニット3を小型化できる。
また、装置本体4及び支持部材5は、ユーザーUSの顔面FCと面体2との間に配置されるので、ユーザーUSが面体2を装着した状態でも、装置本体4によって表示される画像をユーザーUSが観察できる。従って、面体ユニット1の汎用性を高められる。
以上説明した本実施形態に係る面体ユニット1によれば、以下の効果を奏することができる。
表示ユニット3は、装置本体4及び支持部材5を有し、当該装置本体4は、画像を出射する出射装置41と、左右方向に沿って延出して、出射装置41から出射された画像をユーザーUSの眼に導く導光部材43と、を有する。また、支持部材5は、左右方向に沿って延出し、上下方向において導光部材43を挟む位置に配置される上側延出部51及び下側延出部52を有する。これら上側延出部51及び下側延出部52は、装置本体4に近接する方向に突出して、支持部材5の変形を規制する変形規制部511,521を有する。
これによれば、上下方向に沿う応力が支持部材5に加わった場合に、上記変形規制部511,521が、当該応力に抗することにより、支持部材5の変形を規制できる。これにより、支持部材5の剛性を高める部品や構造を別途採用する必要がない。従って、剛性を高めつつ支持部材5を小型に構成でき、ひいては、頭部装着型画像表示装置として機能する表示ユニット3を小型化できる。
また、装置本体4及び支持部材5は、ユーザーUSの顔面FCと面体2との間に配置されるので、ユーザーUSが面体2を装着した状態でも、装置本体4によって表示される画像をユーザーUSが観察できる。従って、面体ユニット1の汎用性を高められる。
上記応力が支持部材5に加わった際に、変形規制部511は、装置本体4の上側カバー部材47に当接して、当該支持部材5の変形を規制し、変形規制部521は、導光部材43の結合部43Cに当接して、当該支持部材5の変形を規制する。これによれば、上記応力に対して変形規制部511,521が対抗できるので、支持部材5の変形を確実に抑制できる。従って、表示ユニット3を確実に小型化できる。
導光部材43は、ユーザーUSの左眼に対向して配置される左眼用導光部43Lと、ユーザーUSの右眼に対向して配置される右眼用導光部43Rと、これら左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rを一体化する結合部43Cと、を有する。これによれば、導光部材43の剛性を高めることができ、ひいては、装置本体4の剛性を高めることができる。このため、装置本体4の剛性を高めるための部品を更に設ける必要がないので、装置本体4、ひいては、表示ユニット3を小型化できる。
導光部材43は、それぞれ上記した左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rを有し、装置本体4は、これら左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rの上部を覆うカバー部材としての上側カバー部材47を有する。これによれば、上側カバー部材47によってこれら導光部43L,43Rを保護できる。
出射装置41(41L,41R)は、画像を形成する光学部品(光源LS、光変調装置MD及びレンズ等)と、当該光学部品を収容及び保持する筐体411と、を有し、当該筐体411は、導光部材43に取り付けられる。これによれば、出射装置41と導光部材43との相対的な位置を合わせやすくすることができる。従って、導光部材43によって画像をユーザーUSの眼に確実に導くことができ、表示ユニット3の信頼性を高めることができる。
支持部材5は、左右方向の端部に位置し、上側延出部51及び下側延出部52を接続する接続部53(53L,53R)を有し、装置本体4は、接続部53にて固定される。これによれば、支持部材5における左右方向の両端に位置する接続部53にて、装置本体4が保持されるので、支持部材5が装置本体4を安定して支持でき、ひいては、表示ユニット3を安定して頭部HDに装着できる。
表示ユニット3は、頭部HDに沿って延出するバンド6を備え、支持部材5は、出射装置41(左側出射装置41L及び右側出射装置41R)に対して背面側に位置し、バンド6の端部に位置する折返部61L,61Rが接続されるバンド取付部54を有する。これによれば、装置本体4を支持する支持部材5を、バンド6によって頭部HDに確実に装着できるので、当該装置本体4を適切な位置に配置できる。また、バンド取付部54は、出射装置41に対して背面側(−Z1方向側)に位置するので、バンド6に対して出射装置41が干渉することを抑制でき、当該バンド6を頭部HDに沿わせやすくすることができる。従って、表示ユニット3の装着感を高めることができる。更に、当該バンド6は、面体2と顔面FCとの間を通ってユーザーUSの背面側に延出するので、バンド6によって面体2と頭部HDとの間に隙間が生じることを抑制できる。
バンド取付部54は、支持部材5において左側に位置する左側取付部54L、及び、右側に位置する右側取付部54Rを有する。これらのうち、左側取付部54Lは、装置本体4における左側端部より頭部HD側(右側)に位置し、右側取付部54Rは、当該装置本体4における右側端部より頭部HD側(左側)に位置する。これによれば、左側取付部54Lが装置本体4の左側端部より左側に配置される場合や、右側取付部54Rが装置本体4の右側端部より右側に配置される場合に比べて、これら取付部54L,54Rに取り付けられるバンド6を、ユーザーUSの頭部HDに沿わせやすくすることができる。従って、支持部材5、ひいては、表示ユニット3の装着感を一層向上させることができる。この他、頭部HDと面体2との間に位置するバンド6によって、これら頭部HDと面体2との間の隙間が大きくなることを抑制できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る面体ユニットは、上記面体ユニット1と同様の構成を有する。ここで、当該面体ユニット1が有する頭部装着型画像表示装置としての表示ユニット3は、支持部材5の左右端部に位置する接続部53L,53Rにて装置本体4が固定される構成であった。これに対し、本実施形態に係る面体ユニットでは、表示ユニットは、装置本体が支持部材の略中央にて固定される構成である。この点で、本実施形態に係る面体ユニットと、上記面体ユニット1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る面体ユニットは、上記面体ユニット1と同様の構成を有する。ここで、当該面体ユニット1が有する頭部装着型画像表示装置としての表示ユニット3は、支持部材5の左右端部に位置する接続部53L,53Rにて装置本体4が固定される構成であった。これに対し、本実施形態に係る面体ユニットでは、表示ユニットは、装置本体が支持部材の略中央にて固定される構成である。この点で、本実施形態に係る面体ユニットと、上記面体ユニット1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
[面体ユニットの構成]
図14は、本実施形態に係る面体ユニット1Aが有する表示ユニット3Aを示す正面図である。
本実施形態に係る面体ユニット1Aは、表示ユニット3に代えて表示ユニット3Aを有する他は、上記面体ユニット1と同様の構成及び機能を有する。すなわち、面体ユニット1Aは、上記面体2(図1及び図2参照)及び表示ユニット3Aを有する。
この表示ユニット3Aは、図14に示すように、装置本体4A、支持部材5A及びバンド6(図示省略)を備える。
図14は、本実施形態に係る面体ユニット1Aが有する表示ユニット3Aを示す正面図である。
本実施形態に係る面体ユニット1Aは、表示ユニット3に代えて表示ユニット3Aを有する他は、上記面体ユニット1と同様の構成及び機能を有する。すなわち、面体ユニット1Aは、上記面体2(図1及び図2参照)及び表示ユニット3Aを有する。
この表示ユニット3Aは、図14に示すように、装置本体4A、支持部材5A及びバンド6(図示省略)を備える。
[装置本体の構成]
装置本体4Aは、導光部材43及び上側カバー部材47に代えて、導光部材48及びフレーム部材47Aを有する他は、上記装置本体4と同様の構成及び機能を有する。
ここで、上記導光部材43は、左眼用導光部43L、右眼用導光部43R及び結合部43Cを有する一体品であった。これに対し、導光部材48は、ユーザーUSの左眼の眼前に配置される左眼用導光部48Lと、右眼の眼前に配置される右眼用導光部48Rと、を備える構成である。すなわち、本実施形態では、左側出射装置41Lから出射された左眼用の画像光を左眼に導く左眼用導光部48Lと、右側出射装置41Rから出射された右眼用の画像光を右眼に導く右眼用導光部48Rとは、それぞれ別体として構成されている。
なお、これら左眼用導光部48L及び右眼用導光部48Rの機能は、上記した左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rと同じである。
装置本体4Aは、導光部材43及び上側カバー部材47に代えて、導光部材48及びフレーム部材47Aを有する他は、上記装置本体4と同様の構成及び機能を有する。
ここで、上記導光部材43は、左眼用導光部43L、右眼用導光部43R及び結合部43Cを有する一体品であった。これに対し、導光部材48は、ユーザーUSの左眼の眼前に配置される左眼用導光部48Lと、右眼の眼前に配置される右眼用導光部48Rと、を備える構成である。すなわち、本実施形態では、左側出射装置41Lから出射された左眼用の画像光を左眼に導く左眼用導光部48Lと、右側出射装置41Rから出射された右眼用の画像光を右眼に導く右眼用導光部48Rとは、それぞれ別体として構成されている。
なお、これら左眼用導光部48L及び右眼用導光部48Rの機能は、上記した左眼用導光部43L及び右眼用導光部43Rと同じである。
フレーム部材47Aは、上記上側カバー部材47と同様に、左右方向(±X1方向)に沿って延出し、下側カバー部材46L,46Rと組み合わされて、左側出射装置41L及び右側出射装置41Rを収容する。すなわち、フレーム部材47Aは、左側出射装置41L及び左眼用導光部48Lを支持するとともに、右側出射装置41R及び右眼用導光部48Rを支持する。このフレーム部材47Aは、フロント部471に代えてフロント部47A1を有する他は、上側カバー部材47と同様の構成を有する。
フロント部47A1は、フロント部471と同様に、各導光部48L,48Rの上面(+Y1方向側の面)を覆う。すなわち、フレーム部材47Aは、これら導光部48L,48Rの一部を覆うカバー部材としても機能する。このフロント部47A1は、導光部48L,48Rの間にて、下方(−Y方向側)に突出する突出部47A2を有する。
この突出部47A2は、ユーザーUSの鼻に当接するノーズパッドとして機能する。この突出部47A2は、フレーム部材47Aに対して下側(−Y1方向側)から挿入されることによって当該フレーム部材47Aに取付可能で、フレーム部材47Aから下側に引くことによって取り外し可能に構成されている。このような突出部47A2は、正面側(+Z1方向側)から見て逆向きのU字状に形成されており、後述する下側延出部52Aの変形規制部52A1が当接され得る。
なお、上記のように、バンド6の締付具合によっては、支持部材5Aが顔面FCに密着するので、突出部47A2は、ノーズパッドとしての機能を必ずしも有さなくてもよい。
この突出部47A2は、ユーザーUSの鼻に当接するノーズパッドとして機能する。この突出部47A2は、フレーム部材47Aに対して下側(−Y1方向側)から挿入されることによって当該フレーム部材47Aに取付可能で、フレーム部材47Aから下側に引くことによって取り外し可能に構成されている。このような突出部47A2は、正面側(+Z1方向側)から見て逆向きのU字状に形成されており、後述する下側延出部52Aの変形規制部52A1が当接され得る。
なお、上記のように、バンド6の締付具合によっては、支持部材5Aが顔面FCに密着するので、突出部47A2は、ノーズパッドとしての機能を必ずしも有さなくてもよい。
[支持部材の構成]
支持部材5Aは、上記支持部材5と同様に、装置本体4Aを支持した状態で、上記バンド6によって頭部HDに装着され、これにより、上記導光部48L,48RをユーザーUSの左眼及び右眼の眼前に配置させるものである。この支持部材5Aは、上側延出部51A、下側延出部52A及び接続部53Aを有する他、図示を省略するが、上記バンド取付部54を有する。
これらのうち、接続部53Aは、上記接続部53と同様に、上側延出部51A及び下側延出部52Aを、支持部材5Aの左右の両端にて接続する。この接続部53Aは、支持部材5Aにおいて左側に位置する左側接続部53ALと、右側に位置する右側接続部53ARと、を有する。
支持部材5Aは、上記支持部材5と同様に、装置本体4Aを支持した状態で、上記バンド6によって頭部HDに装着され、これにより、上記導光部48L,48RをユーザーUSの左眼及び右眼の眼前に配置させるものである。この支持部材5Aは、上側延出部51A、下側延出部52A及び接続部53Aを有する他、図示を省略するが、上記バンド取付部54を有する。
これらのうち、接続部53Aは、上記接続部53と同様に、上側延出部51A及び下側延出部52Aを、支持部材5Aの左右の両端にて接続する。この接続部53Aは、支持部材5Aにおいて左側に位置する左側接続部53ALと、右側に位置する右側接続部53ARと、を有する。
左側接続部53ALは、上記左側投射部(左側出射装置41L、下側カバー部材46L、及び、フレーム部材47Aの収容部472L)が配置される凹部53L1を有する。また、右側接続部53ARは、上記右側投射部(右側出射装置41R、下側カバー部材46R、及び、フレーム部材47Aの収容部472R)が配置される凹部53R1を有する。
一方、各接続部53AL,53ARには、上記突出部53L5,53R5が設けられておらず、また、上記孔部53L7も形成されていない。このため、各接続部53AL,53ARは、左側出射装置41L及び右側出射装置41Rを固定する機能を有さない。更に言えば、左側接続部53ALは、上記左側投射部に接触せず、右側接続部53ARは、上記右側投射部と接触しない。
一方、各接続部53AL,53ARには、上記突出部53L5,53R5が設けられておらず、また、上記孔部53L7も形成されていない。このため、各接続部53AL,53ARは、左側出射装置41L及び右側出射装置41Rを固定する機能を有さない。更に言えば、左側接続部53ALは、上記左側投射部に接触せず、右側接続部53ARは、上記右側投射部と接触しない。
上側延出部51Aは、左右方向(±X1方向)に延出し、左右の両端にて上記接続部53AL,53ARによって下側延出部52Aと接続される。この上側延出部51Aは、変形規制部511に代えて連結部51A1を、当該上側延出部51Aにおける左右方向の中央に有する。
この連結部51A1は、装置本体4Aにおいて導光部48L,48Rの間の部位と連結される。詳述すると、連結部51A1は、上記フロント部47A1の上面(+Y方向側の面)において導光部48L,48Rの間に応じた部位に連結される。すなわち、連結部51A1は、装置本体4Aの左右方向における中央部を吊り下げるように連結する。
この連結部51A1は、装置本体4Aにおいて導光部48L,48Rの間の部位と連結される。詳述すると、連結部51A1は、上記フロント部47A1の上面(+Y方向側の面)において導光部48L,48Rの間に応じた部位に連結される。すなわち、連結部51A1は、装置本体4Aの左右方向における中央部を吊り下げるように連結する。
このように、本実施形態においては、装置本体4Aは、連結部51A1にて支持部材5Aによって支持される構成であり、左側接続部53ALは、上記左側投射部と接触せず、右側接続部53ARは、上記右側投射部と接触しない。このように構成することによって、バンド6が締め付けられる等して、バンド取付部54が設けられた左右の接続部53AL,53ARに背面側(−Z1方向側)への応力が加わった場合でも、これら接続部53AL,53ARは、装置本体4Aと干渉しないので、当該装置本体4Aに当該応力が加わることを抑制できる。これにより、装置本体4A(例えば左側出射装置41L及び右側出射装置41R)の位置が変化することが抑制されるので、導光部48L,48Rによって導かれる画像の表示位置が乱れることが抑制される。
なお、左側接続部53AL及び右側接続部53ARは、上記背面側への応力が加わって当該背面側に変位及び変形しようとした場合に、上記左側投射部及び上記右側投射部に当接する構成としてもよい。この場合、装置本体4Aに応力が加わるが、当該装置本体4Aによって、左側接続部53AL及び右側接続部53ARの変位及び変形が抑制される。
なお、左側接続部53AL及び右側接続部53ARは、上記背面側への応力が加わって当該背面側に変位及び変形しようとした場合に、上記左側投射部及び上記右側投射部に当接する構成としてもよい。この場合、装置本体4Aに応力が加わるが、当該装置本体4Aによって、左側接続部53AL及び右側接続部53ARの変位及び変形が抑制される。
なお、上記連結部51A1によって連結される上側延出部51A及び装置本体4Aのいずれかは、+Z1方向に直交する平面(X1Y1平面)に対する装置本体4Aの傾き(例えば+X1方向に沿う軸を中心とする傾き)、及び、±Z1方向における装置本体4Aの位置の少なくともいずれかを調整可能な調整部を有していてもよい。上側延出部51A及び装置本体4Aのいずれかが、装置本体4Aの上記傾きを調整可能な調整部を有していれば、バンド6によって頭部HDに支持部材5A及び装置本体4Aを固定した後でも、ユーザーUSに合わせて当該装置本体4Aの上記傾きを調整できる。また、上側延出部51A及び装置本体4Aのいずれかが、装置本体4Aの上記位置を調整可能な調整部を有していれば、同じくバンド6によって頭部HDに支持部材5A及び装置本体4Aを固定した後でも、ユーザーUSに合わせて当該装置本体4Aの上記位置を調整できる。従って、ユーザーUSが画像を視認しやすい位置に、装置本体4Aを配置しやすくすることができる。
このような調整部は、下側延出部52Aが有していてもよい。すなわち、当該調整部は、支持部材5Aが有していてもよく、装置本体4Aが有していてもよい。
このような調整部は、下側延出部52Aが有していてもよい。すなわち、当該調整部は、支持部材5Aが有していてもよく、装置本体4Aが有していてもよい。
下側延出部52Aは、下側延出部52と同様に、正面側(+Z1方向側)から見て左右方向に延出する略W字状に形成されている。この下側延出部52Aにおいて左右方向の中央部分は、上記突出部47A2の下面(−Y1方向側の面)に当接し得る変形規制部52A1として形成されている。
この変形規制部52A1は、上記変形規制部521と同様に、下側延出部52Aに何等かの衝撃が加わる等して、当該下側延出部52Aが上方に変形しようとした際に、上記突出部47A2に下側から当接することによって、当該下側延出部52Aの変形を規制する。なお、変形規制部52A1は、上下方向(±Y1方向)において突出部47A2との間に隙間が設けられるように配置されている。しかしながら、これに限らず、変形規制部52A1は、突出部47A2と予め接触していてもよい。
なお、本実施形態では、上記突出部47A2がノーズパッドとしての機能を有するとしたが、上記のように、当該突出部47A2は、当該機能を有さなくてもよい。この場合、上記下側延出部52と同様に、下側延出部52Aにおける略中央の逆V字状部分がノーズパッドとして機能するように構成してもよく、装置本体4等にノーズパッドが別途設けられてもよい。
この変形規制部52A1は、上記変形規制部521と同様に、下側延出部52Aに何等かの衝撃が加わる等して、当該下側延出部52Aが上方に変形しようとした際に、上記突出部47A2に下側から当接することによって、当該下側延出部52Aの変形を規制する。なお、変形規制部52A1は、上下方向(±Y1方向)において突出部47A2との間に隙間が設けられるように配置されている。しかしながら、これに限らず、変形規制部52A1は、突出部47A2と予め接触していてもよい。
なお、本実施形態では、上記突出部47A2がノーズパッドとしての機能を有するとしたが、上記のように、当該突出部47A2は、当該機能を有さなくてもよい。この場合、上記下側延出部52と同様に、下側延出部52Aにおける略中央の逆V字状部分がノーズパッドとして機能するように構成してもよく、装置本体4等にノーズパッドが別途設けられてもよい。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係る面体ユニット1Aによれば、上記面体ユニット1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
導光部材48は、それぞれ別体として構成された左眼用導光部48L及び右眼用導光部48Rを有する。また、装置本体4Aは、これら左眼用導光部48L及び右眼用導光部48Rの上面を覆うカバー部材としてのフレーム部材47Aを有する。これによれば、フレーム部材47Aによってこれら導光部48L,48Rを保護できる。また、各導光部48L,48Rは、各出射装置41L,41Rの筐体411に固定され、当該筐体411は、フレーム部材47A及び下側カバー部材46L,46R内に収容される。すなわち、導光部48L,48Rとフレーム部材47Aとは一体化されるので、装置本体4Aの剛性を高めることができ、ひいては、表示ユニット3Aの剛性を高めることができる。
以上説明した本実施形態に係る面体ユニット1Aによれば、上記面体ユニット1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
導光部材48は、それぞれ別体として構成された左眼用導光部48L及び右眼用導光部48Rを有する。また、装置本体4Aは、これら左眼用導光部48L及び右眼用導光部48Rの上面を覆うカバー部材としてのフレーム部材47Aを有する。これによれば、フレーム部材47Aによってこれら導光部48L,48Rを保護できる。また、各導光部48L,48Rは、各出射装置41L,41Rの筐体411に固定され、当該筐体411は、フレーム部材47A及び下側カバー部材46L,46R内に収容される。すなわち、導光部48L,48Rとフレーム部材47Aとは一体化されるので、装置本体4Aの剛性を高めることができ、ひいては、表示ユニット3Aの剛性を高めることができる。
上側延出部51Aと装置本体4Aとは、連結部51A1によって連結される。この連結部51A1は、装置本体4Aのフレーム部材47Aにおいて左眼用導光部48L及び右眼用導光部48Rの間の部位に連結される。これによれば、背面側への応力がバンド6に加わった場合でも、左側出射装置41L及び右側出射装置41Rの位置が変化する可能性を低減できる。従って、これら出射装置41L,41Rから出射されて導光部48L,48Rによって導光される画像の表示位置が乱れることを抑制できる。
また、連結部51A1は、装置本体4Aにおいて左眼用導光部48Lと右眼用導光部48Rとの間の部位、すなわち、装置本体4Aにおける略中央の部位に連結される。これにより、支持部材5Aが装置本体4Aを安定して支持できる。
また、連結部51A1は、装置本体4Aにおいて左眼用導光部48Lと右眼用導光部48Rとの間の部位、すなわち、装置本体4Aにおける略中央の部位に連結される。これにより、支持部材5Aが装置本体4Aを安定して支持できる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記第1実施形態では、変形規制部511,521は、支持部材5の上側延出部51及び下側延出部52に設けられるとし、上記第2実施形態では、変形規制部52A1は、支持部材5Aの下側延出部52Aに設けられるとした。しかしながら、これに限らず、上側延出部及び下側延出部の少なくともいずれかが変形規制部を有していればよい。例えば、支持部材5において、上側延出部51のみが変形規制部を有していてもよく、下側延出部52のみが変形規制部を有していてもよい。また例えば、支持部材5Aにおいて、下側延出部52Aが上記連結部51A1に相当する構成を有していてもよく、上側延出部51Aが連結部51A1に代えて変形規制部を有していてもよい。
更に、変形規制部が設けられる位置及び装置本体に対する当接位置も適宜変更可能であり、当該変形規制部の数も、適宜変更可能である。また、上側延出部及び下側延出部のうち一方の延出部と、装置本体とを連結する連結部の位置及び数も、適宜変更可能である。例えば、連結部は、装置本体に設けられていてもよい。
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記第1実施形態では、変形規制部511,521は、支持部材5の上側延出部51及び下側延出部52に設けられるとし、上記第2実施形態では、変形規制部52A1は、支持部材5Aの下側延出部52Aに設けられるとした。しかしながら、これに限らず、上側延出部及び下側延出部の少なくともいずれかが変形規制部を有していればよい。例えば、支持部材5において、上側延出部51のみが変形規制部を有していてもよく、下側延出部52のみが変形規制部を有していてもよい。また例えば、支持部材5Aにおいて、下側延出部52Aが上記連結部51A1に相当する構成を有していてもよく、上側延出部51Aが連結部51A1に代えて変形規制部を有していてもよい。
更に、変形規制部が設けられる位置及び装置本体に対する当接位置も適宜変更可能であり、当該変形規制部の数も、適宜変更可能である。また、上側延出部及び下側延出部のうち一方の延出部と、装置本体とを連結する連結部の位置及び数も、適宜変更可能である。例えば、連結部は、装置本体に設けられていてもよい。
上記各実施形態では、変形規制部511,521,52A1は、支持部材5,5Aに上記応力が加わった場合に、装置本体4,4Aに当接することによって、支持部材5,5Aの変形(上側延出部及び下側延出部のうち、変形規制部を有し、かつ、応力が加わる延出部の変形)を規制するとした。しかしながら、これに限らず、上記のように、変形規制部は、予め装置本体と接触していてもよく、接続されていてもよい。後者の場合、変形規制部は、延出部と装置本体とを連結する連結部として機能する。
上記第1実施形態では、導光部材43は、左眼用導光部43L、右眼用導光部43R及び結合部43Cを有する一体品とした。また、上記第2実施形態では、導光部材48は、それぞれ別体として構成された左眼用導光部48L及び右眼用導光部48Rを有するとした。これら導光部材43,48は、適宜選択して利用できる。例えば、装置本体4が、導光部材48を備えていてもよく、装置本体4Aが、導光部材43を備えていてもよい。
上記各実施形態では、出射装置41の筐体411と、導光部材43,48とは、直接連結されるとした。しかしながら、これに限らず、他の部材を介して、これらが連結される構成であってもよい。すなわち、出射装置と導光部材とを適切な位置に配置できれば、これらの保持構造は、適宜変更可能である。
上記各実施形態では、支持部材5,5Aにおいて、バンド取付部54は、当該支持部材5,5Aによって支持される装置本体4,4Aの左側出射装置41L及び右側出射装置41Rに対する背面側(−Z1方向側)に位置するとした。更に、当該バンド取付部54を構成する左側取付部54Lは、装置本体4,4Aの左側端部より頭部HD側(右側)に位置するとし、右側取付部54Rは、装置本体4,4Aの右側端部より頭部HD側(左側)に位置するとした。しかしながら、これに限らず、バンド取付部54の位置は、適宜変更可能である。例えば、左側取付部54Lは、上記左側投射部に対して頭部HD側に位置する上記側面部53L4に設けられていてもよく、右側取付部54Rは、上記右側投射部に対して頭部HD側に位置する上記側面部53R4に設けられていてもよい。
また、正面側(+Z1方向側)から見て、左側取付部54L及び右側取付部54Rは、必ずしも装置本体4,4Aの左側端部及び右側端部より頭部HD側に位置する必要はない。例えば、左側取付部54Lは、装置本体4,4Aの左側端部より左側に位置していてもよく、また、右側取付部54Rは、装置本体4,4Aの右側端部より右側に位置していてもよい。
更に、バンド取付部54は、上下方向(±Y1方向)に突出する円筒部であるとした。しかしながら、これに限らず、バンド6を取付可能であれば、バンド取付部の構成は問わない。
また、正面側(+Z1方向側)から見て、左側取付部54L及び右側取付部54Rは、必ずしも装置本体4,4Aの左側端部及び右側端部より頭部HD側に位置する必要はない。例えば、左側取付部54Lは、装置本体4,4Aの左側端部より左側に位置していてもよく、また、右側取付部54Rは、装置本体4,4Aの右側端部より右側に位置していてもよい。
更に、バンド取付部54は、上下方向(±Y1方向)に突出する円筒部であるとした。しかしながら、これに限らず、バンド6を取付可能であれば、バンド取付部の構成は問わない。
上記第1実施形態では、装置本体4は、支持部材5の左右方向の両端に位置する接続部53(左側接続部53L及び右側接続部53R)にて固定及び保持されるとした。また、上記第2実施形態では、装置本体4Aは、支持部材5Aの上側延出部51Aにおける左右方向の中央に位置する連結部51A1にて固定及び保持されるとした。このような支持部材5Aが、接続部53を有していてもよい。すなわち、支持部材は、当該支持部材の左右方向の両端及び中央にて、装置本体を固定及び保持する構成としてもよい。
また、支持部材5における左右方向の少なくとも一端にて装置本体4が固定される場合でも、当該装置本体4の固定形式は、上記第1実施形態にて示した固定形式に限定されない。例えば、上記出射装置41に対してユーザーUS側に位置し、かつ、左右方向に交差する側面部(例えば側面部53L4,53R4)に、装置本体4,4Aがねじ等を用いて固定及び支持される構成であってもよい。また、ねじ等の固定具を用いる固定形式に限らず、装置本体4,4Aは、支持部材5,5Aに接着剤によって固定されてもよい。
また、支持部材5における左右方向の少なくとも一端にて装置本体4が固定される場合でも、当該装置本体4の固定形式は、上記第1実施形態にて示した固定形式に限定されない。例えば、上記出射装置41に対してユーザーUS側に位置し、かつ、左右方向に交差する側面部(例えば側面部53L4,53R4)に、装置本体4,4Aがねじ等を用いて固定及び支持される構成であってもよい。また、ねじ等の固定具を用いる固定形式に限らず、装置本体4,4Aは、支持部材5,5Aに接着剤によって固定されてもよい。
上記第2実施形態では、左側接続部53ALは、上記左側投射部に接触せず、右側接続部53ARは、上記右側投射部と接触しないとした。しかしながら、これに限らず、左側接続部53AL及び右側接続部53ARのうち、少なくともいずれかは、装置本体4Aと接触していてもよい。すなわち、これら接続部53AL,53ARの少なくともいずれかは、装置本体4Aを固定しないものの、当該装置本体4Aと接触する構成としてもよい。
上記第2実施形態では、表示ユニット3A(例えば装置本体4A及び支持部材5Aのいずれか)は、X1Y1平面に対する装置本体4Aの傾きと、±Z1方向における装置本体4Aの位置との少なくともいずれかを調整可能な調整部を有していてもよいとした。このような調整部を、上記第1実施形態にて示した表示ユニット3が有していてもよい。この場合、装置本体4及び支持部材5のいずれかが、左右方向の少なくとも一端に当該調整部を有する構成を例示できる。この際、上記左側接続部53L及び右側接続部53Rは、所定のクリアランスを設ける等して装置本体4Aが変位可能に、当該装置本体4Aを支持すればよい。
また、上記調整部は、上記傾きを調整する傾き調整部と、上記位置を調整する位置調整部とに分離され、それぞれが個別に表示ユニット3,3Aに設けられていてもよい。この場合、傾き調整部と位置調整部とは、互いに離れて配置されていてもよい。
また、上記調整部は、上記傾きを調整する傾き調整部と、上記位置を調整する位置調整部とに分離され、それぞれが個別に表示ユニット3,3Aに設けられていてもよい。この場合、傾き調整部と位置調整部とは、互いに離れて配置されていてもよい。
上記各実施形態では、装置本体4,4Aは、左眼用の画像を出射する左側出射装置41Lと、右眼用の画像を出射する右側出射装置41Rと、当該左眼用の画像をユーザーUSの左眼に導く左眼用導光部43L,48Lと、当該右眼用の画像をユーザーUSの右眼に導く右眼用導光部43R,48Rと、を有する構成とした。しかしながら、これに限らず、装置本体は、ユーザーの左右の眼のうち少なくとも一方の眼に画像を入射させて、当該画像をユーザーによって観察可能に表示できればよい。例えば、装置本体は、左側出射装置及び左眼用導光部と、右側出射装置及び右眼用導光部とのうち、一方のみを有する構成としてもよい。また、左側出射装置及び右側出射装置のうち一方の出射装置と、左眼用導光部及び右眼用導光部のそれぞれとを有し、当該一方の出射装置から出射された画像を、左眼用導光部及び右眼用導光部が、ユーザーの左眼及び右眼に導く構成としてもよい。
上記各実施形態では、装置本体4は、ケーブルCBを介して入力される画像情報に応じた画像を各出射装置41L,41Rが形成及び出射する構成であった。しかしながら、これに限らず、装置本体4が、画像情報を無線にて受信する受信装置を有し、受信された画像情報に応じた画像を表示する構成としてもよい。この際、左側出射装置41Lが左眼用の画像情報を受信する左用受信装置を有し、右側出射装置41Rが右眼用の画像情報を受信する右用受信装置を有していてもよく、左眼用の画像情報及び右眼用の画像情報のそれぞれを受信する受信装置を有する構成としてもよい。後者の場合、例えば、当該受信装置が、受信された画像情報のうち、左眼用の画像情報を、左側出射装置41Lが有する基板412に出力し、右眼用の画像情報を、右側出射装置41Rが有する基板412に出力する構成としてもよい。
上記各実施形態では、面体ユニット1,1Aは、消火現場等において利用されるとした。しかしながら、これに限らず、他の用途に用いてもよい。例えば、本発明に係る面体ユニットは、所定の気体が存在する空間にて利用されるものであってもよく、スポーツやゲーム(例えばサバイバルゲーム)にて利用されるものであってもよい。
また、面体2は、顔面FCの全てを正面側にて覆う形状に限らず、例えば、縦横のうち少なくともいずれかに沿って延出した複数の延出部によって構成される面体(例えば野球の捕手やフェンシングの選手が装着するマスクのような面体)であってもよい。更に、面体は、ユーザーの顔面の一部(例えば上半分)を覆う形状であってもよい。
また、頭部装着型画像表示装置としての表示ユニット3,3Aは、面体2が無くても単体で利用可能である。
また、面体2は、顔面FCの全てを正面側にて覆う形状に限らず、例えば、縦横のうち少なくともいずれかに沿って延出した複数の延出部によって構成される面体(例えば野球の捕手やフェンシングの選手が装着するマスクのような面体)であってもよい。更に、面体は、ユーザーの顔面の一部(例えば上半分)を覆う形状であってもよい。
また、頭部装着型画像表示装置としての表示ユニット3,3Aは、面体2が無くても単体で利用可能である。
1,1A…面体ユニット、2…面体、21…アイピース部、211…開口部、22…延出部、221…取付部、3,3A…表示ユニット(頭部装着型画像表示装置)、4,4A…装置本体、41…出射装置、41L…左側出射装置、41R…右側出射装置、411…筐体、43,48…導光部材、43L,48L…左眼用導光部、43R,48R…右眼用導光部、43C…結合部、47…上側カバー部材(カバー部材)、47A…フレーム部材(カバー部材)、5,5A…支持部材、51,51A…上側延出部、511…変形規制部、51A1…連結部、52,52A…下側延出部、521,52A1…変形規制部、53…接続部、53L…左側接続部、53R…右側接続部、54…バンド取付部、54L…左側取付部、54R…右側取付部、6…バンド、FC…顔面、HD…頭部、LS…光源(光学部品)、MD…光変調装置(光学部品)、US…ユーザー。
Claims (10)
- ユーザーにより観察可能に画像を表示する装置本体と、
前記装置本体を支持し、前記ユーザーの頭部に装着される支持部材と、を備え、
前記装置本体は、
前記画像を出射する出射装置と、
前記ユーザーにおける左右方向に沿って延出し、前記出射装置から出射された前記画像を前記ユーザーの眼に導く導光部材と、を有し、
前記支持部材は、前記左右方向に沿って延出し、前記ユーザーにおける上下方向において前記導光部材を挟む位置に配置される上側延出部及び下側延出部を有し、
前記上側延出部及び前記下側延出部の少なくともいずれかは、前記装置本体に近接する方向に突出して、前記支持部材の変形を規制する変形規制部を有することを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記変形規制部は、前記支持部材を変形させる応力が前記支持部材に加わった際に、前記装置本体に当接して、前記支持部材の変形を規制することを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記導光部材は、
前記ユーザーの左眼に対向して配置される左眼用導光部と、
前記ユーザーの右眼に対向して配置される右眼用導光部と、
前記左眼用導光部及び前記右眼用導光部を一体化する結合部と、を有することを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記導光部材は、
前記ユーザーの左眼に対向して配置される左眼用導光部と、
前記ユーザーの右眼に対向して配置される右眼用導光部と、を有し、
前記装置本体は、前記左眼用導光部及び前記右眼用導光部の少なくとも一部を覆うカバー部材を有することを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記出射装置は、
前記画像を形成する光学部品と、
前記光学部品を収容する筐体と、を有し、
前記筐体は、前記導光部材に取り付けられることを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記支持部材は、前記左右方向の両端部に位置して、前記上側延出部及び前記下側延出部を接続する接続部を有し、
前記装置本体は、前記接続部に固定されることを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記上側延出部及び前記下側延出部のうち一方の延出部と前記装置本体とを固定する連結部を有し、
前記導光部材は、
前記ユーザーの左眼に対向して配置される左眼用導光部と、
前記ユーザーの右眼に対向して配置される右眼用導光部と、を有し、
前記連結部は、前記装置本体において前記左眼用導光部及び前記右眼用導光部の間の部位に連結されることを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記頭部に沿って延出するバンドを備え、
前記支持部材は、前記出射装置に対して前記背面側に位置し、前記バンドの端部が取り付けられるバンド取付部を有することを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項8に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記バンド取付部は、
前記支持部材において前記左右方向の左側に位置する左側取付部と、
前記支持部材において前記左右方向の右側に位置する右側取付部と、を有し、
前記左側取付部及び前記右側取付部の少なくともいずれかの取付部は、前記装置本体において前記取付部の配置側の端部より前記頭部側に位置することを特徴とする頭部装着型画像表示装置。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置と、
前記ユーザーの頭部に装着され、前記ユーザーの顔面を覆う面体と、を備え、
前記装置本体及び前記支持部材は、前記顔面と前記面体との間に配置されることを特徴とする面体ユニット。
Priority Applications (2)
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