JP4985054B2 - パネル型テレビジョン及びスピーカ部の取り付け部材 - Google Patents

パネル型テレビジョン及びスピーカ部の取り付け部材 Download PDF

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Description

この発明は、パネル型テレビジョン及びスピーカ部の取り付け部材に関する。
従来、スピーカを筐体に取り付ける際には、ビスでスピーカと筐体のボスとを直接共締めする構造であったため、スピーカ部より出る振動が直接筐体に伝わり、ある特定周波数において激しい共振をしていた。
そのため、広範囲にわたり振動吸収部材を筐体に貼り、びびりを抑制していた。
なお、スピーカの取り付けを容易に行うためにスピーカを筐体などに仮止めする際に用いる形状として、フックや爪等の形状を用いる方法が知られている。
例えば、特許文献1では、弾性フックを用いて、スピーカを取付板に取り付ける構成が開示されている。
また、特許文献2では、係止金具の弾力を用いて、スピーカを取り付け穴に取り付ける構成が開示されている。
また、特許文献3では、係止爪のある樹脂ナットを用いたスピーカの取付構造が開示されている。
特開2001−251696号公報 実開平5−11685号公報 特開2002−257108号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜2に記載の技術は、係止爪を用いて、スピーカの取り付けを容易にする方法ではあるが、振動を吸収する弾性部材を用いたものではない。
また、特許文献3に記載の技術は、係止爪のあるナットを用いることで係合力を強固にするものであって、振動を吸収する弾性部材に用いたものではない。
つまり、上述した特許文献1〜3に記載の技術は、係止爪を用いた固定をすることはできるが、びびりの発生を抑制することはできない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、びびりの発生を抑制するような弾性部材であって、弾性部材をスピーカに係止する手段を用いたパネル型テレビジョン及びスピーカ部の取り付け部材の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、主たる発明のスピーカ部の取り付け部材は、フランジ形状の取り付け部分と該取り付け部分に貫通する孔を有するスピーカと、2つ折り可能な弾性部材を有しており、上記弾性部材は互いに折れ合い対面する第1の片と第2の片を有しており、上記弾性部材の互いに折れ合い対面する部位に上記各片を貫通する孔が開いており、上記取り付け部分は第1の片と第2の片の間に挟まれ、上記取り付け部分の孔が上記各片の孔と略同じ位置にあり、上記第2の片の孔および上記取り付け部分の孔は、上記第1の片の孔より大きく、上記第1の片の孔の縁部に、第2片に向かって立設し、上記取り付け部分の孔および第2の片の孔を通過し、第2の片の上記取り付け部分と接する面とは逆の面の外まで先端部分が突出する、弾性部材でできた係止手段を有する構成としてある。
なお、ここではスピーカの取り付け部材単体での発明であるが、筐体などに組み込まれた形でも利用することができる。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
上記主たる発明の構成について、弾性部材は二つ折りにすることで、向かい合う2つの片ができる。この2つの片の間にスピーカを挟み込むことができる。
上記主たる発明の構成のうち、係止手段について、係止手段が第2片の縁部に引っ掛かって係止されると、弾性部材同士の摩擦によって、外部から力がかからなければ、外れなくなる。
上記主たる発明の構成によれば、スピーカを筐体などに固定する前に、係止手段を用いて弾性部材をスピーカに取り付け、外力がかからなければ係止手段によって弾性部材をスピーカに留めることができる。この弾性部材でスピーカを挟むことによって、スピーカの振動が筐体に伝わるのを防ぐことができ、びびりの発生を抑えることができる。なお、スピーカへの取り付けには従来からあるスピーカのビス用の孔を利用することができることから、特別なスピーカを用意する必要がなく安価にすることができる。
上記弾性部材の係止手段の一例として、上記第1の片の孔と上記第2の片の孔をネジが挿通可能となるように形成されている構成とすることができる。
このように構成すると、スピーカを筐体に固定するネジが弾性部材の間を通って、筐体の受けボス等にネジ止めできるようになる。そのため、ネジがスピーカと直接触れることがなくなり、びびりの発生をより抑制することができる。
上記弾性部材の係止手段の一例として、第1の片の孔の縁部から第2片に向かって立設し、先端に孔の外側への突出部分のあるフック形状である構成とすることができる。
また、上記弾性部材の係止手段の一例として、上記弾性部材の係止手段は、上記フック形状のものが2つである構成とすることができる。
このように構成すると、フック形状の部分は、先端が細いので最初簡単に孔を通り抜けるが、徐々に孔の径に対して2つのフックの方が大きくなるが、フックは広がっていく部位に角度がついているため圧縮されて通ることができる。孔を通り抜けると、フックは元の形状に戻ろうとするため、その際に第2の片の第1の片に向かい合わない側に引っ掛かる。また、係止手段の孔の内部に止まる棒状の部分は、先端のフック形状の部分が孔の中にある間は、フックを通すための力がかかって孔の内側をむいているが、フックが孔を通り抜け圧縮されるなくなるとある程度直立性があるため、真っ直ぐ下側にむく。その際に先端のフック形状は孔の外側を向き、第2の片に引っ掛かる。
上記弾性部材の係止手段の一例として、第1の片の孔の全周から第2の片に向かって立設した円筒形状であり、円筒形状の先端部分が肉厚なつば部分を形成する構成とすることができる。
このような構成にすると、ネジなどを通した際に、円筒形状はネジが通る径の大きさしかないため、ネジを通すとは円筒形状の先端のつば部分が孔の外側に広がり、第2片の第1片と面しない側に係止される。
このような構成では、円周全体で係止するため、外れにくくなる。
上記弾性部材の係止手段の一例として、上記先端のつば部分は最先端が第1の片の孔より小径で、徐々に外側に広がる形状である構成とすることができる。
このような構成にすると、先端部は孔より小さいため簡単に挿入することができる。つば部分の広がった部分は、孔の径より大きいが、先端が入っているため、上から押していけば、広がったところまで斜めになっているため、弾性部材が角度を利用して伸びながら孔を進むことができる。また、円筒形状のため、内側に空間があるので、圧縮されると内側にたわむ。伸びる作用と、内側に圧縮されてたわむことで、径より太い部分も挿通可能できる。一度広いところが孔を通り抜けると、復元力によりつば部分が元の形に戻り、係止される。一度係止されると、つばの広がった部分の孔に対する角度が垂直になっているため、狭い孔に入りにくいため、また摩擦力が働くため抜けにくくなる。
上記弾性部材の一例として、折れ曲がる部分が第1片および第2片よりも厚さが薄くなっている構成とすることができる。
このように構成することで、他の部分よりも薄いので、折り曲げ易くなる。そのため、第1の片と第2の片が平行になりやすく、スピーカの端部に装着がしやすくなる。また、折れ曲がった部分が元に戻ろうとする力も弱くなるため、係止手段が外れにくくなる。
上記弾性部材の一例として、ゴムでできている構成とすることができる。
このような構成によれば、ゴムという一般的な素材を使用することで、特殊な材料を使わないため、安価にすることができる。
また、更に具体的な構成として、本発明のパネル型テレビジョンでは、映像を表示するディスプレイと、音声を出力するスピーカと、アンテナで受信されるテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出し出力するチューナと、上記チューナが出力したテレビ放送信号に基づき、映像を上記ディスプレイに表示させ、音声を上記スピーカに出力させる映像音声処理部とを備えるパネル型テレビジョンであって、上記ディスプレイの表示領域を露出させるディスプレイ開口部とスピーカを露出させるスピーカ開口部を有する前面キャビネットと、上記スピーカは、フランジ状の取り付け部を有し、該取り付け部の両端に貫通した孔をそれぞれ2箇所ずつ有し、上記前面キャビネットは、上記スピーカ用の開口部の両端の外側に、スピーカの中心部からスピーカの取り付け部の孔までの距離とスピーカの開口部の中心部から同じ距離離れた位置に、受けボスを有しており、上記スピーカの取り付け部に取り付け可能な弾性部材は、2つ折り可能で、折れ曲がり部分より厚く互いに対面する第1の片と第2の片を有しており、上記弾性部材の互いに折れ合い対面する部位であって、第1の片と第2の片の間にスピーカを挟みこんだ際に、スピーカの取り付け部の孔がある位置に、上記各片を貫通する孔があいており、上記第2の片の孔は、上記第1の片の孔より大きく、上記第1の片の孔の縁部から第2片に向かって立設し、先端に孔の外側への突出部分のあるフック形状である係止部分を有し、上記係止部分は、上記スピーカの取り付け部分の孔と上記第2片の孔を挿通し、第2片の第1の片とは対面しない側に係止され、上記弾性部材の第1片の孔を通り、上記係止部分の間を通って、上記受けボスのネジ穴に差し込まれ、スピーカ部を固定するネジを有している構成としてある。
更に具体的に構成された上記発明では、上述した各構成と同様の効果を奏することはいうまでもない。
以下、添付図面にもとづいて、本発明をテレビジョンにおいて具現化した実施例について説明する。
まず、本発明のパネル型テレビジョン装置の概略構成について説明する。
図1は、テレビジョン100を斜め前方より見た斜視図である。同図において、テレビジョン100は、キャビネット40とディスプレイ14とスピーカ30と脚部50とから構成されている。キャビネット40は、ディスプレイ14をその映像を表示する表示領域が前面側に露出されるように保持しつつ、同キャビネット内部に音声を出力するスピーカ30が設置され、スピーカ用の開口部45が設けられている。脚部50は、ディスプレイ14の表示面が略鉛直に配向するようにキャビネット40を支持する。
図2は、本実施例におけるテレビジョン100の概略構成を説明するブロック図である。なお、当該テレビジョン100について、本願発明と直接関連しない構造については、詳細な説明、及び図示を省略する。
同図において、テレビジョン100は、アンテナ11aで受信されるテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出し出力するチューナ11と、当該テレビ放送信号に基づき映像と音声を出力させる映像音声処理部12と、音声を出力するスピーカ30と、映像を表示するディスプレイ14と、マイコン15と、各部に電源を供給する電源回路16とを備えている。
上記構成において、マイコン15は、テレビジョン100を構成する各部と電気的に接続しており、マイコン15の内部構成部品としてのCPUが、同じくマイコンの構成部品であるROMやRAMなどに書き込まれた各プログラムに従って、テレビジョン100を制御する。
次に、スピーカ部の取り付け部材について説明する。
図3は、スピーカ30に取り付けるゴム部材20の斜視図である。なお、ここでは、弾性部材の例として、ゴムを挙げるが、振動を抑える効果のある物質で、固定ができる程度の硬度がある物質であれば、他のものでもよい。ゴムであっても、固定ができない硬度のものは、この発明では利用しない。
ゴム部材20は、2つ折り可能で、互いに対面する第1の片21と、第2の片22と、折り曲がる部分26とから成り立っている。第1の片21と第2の片22はスピーカのクランク部分33と略同一の大きさである。なお、折れ曲がる部分26は、第1の片21や第2の片22よりも厚さが薄くなっている。そのため、折り曲げ易くなり、第1の片21と第2の片22が余り力をいれずに、平行になりやすく、スピーカの端部に装着がしやすくなる。また、折れ曲がった部分が元に戻ろうとする力も弱くなるため、係止手段が外れにくくなる。
第1の片21と第2の片22は、それぞれ貫通する孔23と孔24を有している。孔23と孔24は、スピーカ30に取り付けられた際に、スピーカの孔34と同じ位置になる。第2の片22の孔24は、第1の片21の孔23より係止手段25が通る分だけ大きく、スピーカ30の孔34と略同一の大きさである。また、第1の片21の孔23は、ネジ60の棒部の径と略同一である。なお、それぞれ孔の大きさはしっかりと固定をするために、孔を挿通するものが、挿通できるぎりぎりの大きさの方が好ましい。
図4は、ゴム部材20を図1の逆側から見た図である。なお、この図の側がスピーカ30に取り付けられた際に、スピーカに接する側である。
第1の片21のスピーカに接する側21aには、孔23の縁部に、折り曲げた際に第2の片22に向かって立設し、その先端に、孔24の外側への突出部分のあるフック形状の係止部分25を有する。この係止部分25は、係止手段として働く。そのフック形状の部位25aは、先端は孔24の径より細く、徐々に外側に広がり、最終的には孔24の径より大きくなり、棒状の部位25bと略垂直になる。棒状の部位25bは、フック形状の部位25aを引っ張っても切れない程度の強さを保持できる太さがあればよい。
図5は、スピーカの取り付け部分の斜視図である。
同図においてスピーカ30は、スピーカの本体部分31に、フランジ形状の取り付け部分32を有している。クランク状になったクランク部分33に貫通する孔34が左右の端それぞれ2箇所ずつ設けられている。
なお、図5では、取り付け部分32の両端がクランク部分33を有しているが、両端は必ずしもクランク状でなくてもよく、そのまま平面であってもよい。
キャビネット40は、前面キャビネット41と後面キャビネット42によって、構成されており、その内部にディスプレイ14やスピーカ30、基板(不図示)等が収容されている。
前面キャビネット41はディスプレイ14用の開口部の下であって、ディスプレイの左右の端部に近い位置にスピーカ用の開口部45を設けている。スピーカ用の開口部45は、孔があいている等、音声が外部に出力されるようになっていればよく、ディスプレイ用の開口部のように、完全に開口している必要はない。また、スピーカ30が取り付けられると、スピーカの本体部分31が開口部45の位置に収まることになる。
前面キャビネット41の内側には、受けボス43がスピーカ30の孔34に当接する位置に設けられている。この受けボス43は、ネジ止めする際に使われる一般的な受けボスでよい。受けボス43には、ネジ穴と入り口部分にネジ穴より広い凹部がある。この凹部に弾性部材の係止部分25の先端が収まる。
次に、ゴム部材20をスピーカ30への取付後に前面キャビネット41とスピーカ30の固定方法について説明する。図6は、スピーカ30を固定した際の断面図である。このような状態にするために、以下の作業を行う。
まず、ゴム部材20でスピーカ30のクランク部分33を挟み込むようにゴム部材20を折り曲げる。第2の片22がスピーカの前面キャビネットを向く側と接するように、先にクランク部分33とあわせ、第1の片21を折れ曲がる部分26から折り曲げていく。第1の片21の係止部分25を先ずスピーカの孔34に入れ、そのまま第2の片22の孔24を通していく。
係止部分25の先端は孔34および孔24の径より細いが、徐々に孔34及び孔24の径より太くなっていく。しかし徐々に太くなっていくため、圧縮されながらも挿通することができる。孔24を通り抜けると、圧力から開放された係止部分25は元のフック形状を取り戻し、第2の片22の第1の片と対面しない側22bに係止される。係止されたフック形状の部位25aは、摩擦力と、係止部分の第2の片22に接する部分が孔24の径よりも大きいことから、外力が加わらない限り、外れない。そのため、スピーカ30にゴム部材20が留められる。
ゴム部材20が留められたスピーカ30を前面キャビネット41に固定する。スピーカの孔34が受けボス43と合うところにスピーカをセットする。ネジ60を孔23から挿入し、スピーカの孔34と孔24を挿通し、受けボス43のネジ穴に挿入され、固定される。ネジ60によってスピーカ30は前面キャビネット41に固定される。
次に、変形例について説明する。
係止部分を変形したゴム部材70について図7を用いて説明する。上述の実施形態と異なる部分のみを説明する。
ゴム部材70は第1の片71に孔73と第2の片72に孔74を有する。第1の片の孔と第2の片の孔の大きさ等については上述の実施形態とほぼ同じであるため説明を省略する。係止部分75は、孔73の第2の片72と向き合う側の全周から第2の片72の方向へ立設した円筒形状の部位と円筒の先端部分が最初は第2の片の孔74より径が細く徐々に孔74よりも径が太くなるつば形状となっている。
ゴム部材70でスピーカ30のクランク部分33を挟み込むようにゴム部材70を折り曲げる。第2の片72がスピーカの前面キャビネットを向く側と接するように、先にクランク部分33とあわせ、第1の片71を折れ曲がる部分76から折り曲げていく。折り曲げる際に、係止部分75が孔74等に挿通されることになる。係止部分75の先端部は孔74等より小さいため簡単に挿入することができる。つば部分の広がった部分は、孔74等の径より大きいが、先端が入っているため、上から押していけば、広がったところまで斜めになっているため、係止部分75が角度を利用して伸びながら孔74等を進むことができる。また、係止部分75は、円筒形状のため、中空となっているから、つば部分を孔74に押し入れるときに、内側にたわむことが可能であり、両方の作用で容易に押し入れることができる。一度広いところが孔を通り抜けると、復元力によりつば部分が元の形に戻り、係止される。一度係止されると、つばの広がった部分の孔に対する角度が垂直になっている一度広いところが孔74を通り抜けると、孔に対する角度が垂直になっているため、狭い孔に入りにくいため、また摩擦力が働くため抜けにくくなる。
なお、スピーカ30の前面筐体41への固定方法は、上述の実施形態とほぼ同じであるため省略する。
次に係止手段とネジ孔が別にあるゴム部材80について図8を用いて説明する。上述の実施形態と異なる部分のみを説明する。
ゴム部材80は第1の片81と第2の片82に孔84と第1の片81及び第2の片82にネジ孔83を有する。第2の片82の孔84は第1の片81の係止手段85の円柱部分の径と略同一な径の大きさである。ネジ孔83は、ネジが通る大きさで、第1の片81と第2の片82が二つ折りに折り曲げられ、向き合った際に同じ位置になる。係止手段85は、先端部に、円錐状の部位を備えている。
ゴム部材80でスピーカ30のクランク部分33を挟み込むようにゴム部材80を折り曲げる。なお、本変形例では、クランク部分33の孔は3つである。第2の片82がスピーカの前面キャビネットを向く側と接するように、先にクランク部分33とあわせ、第1の片81を折れ曲がる部分86から折り曲げていく。折り曲げる際に、係止部分85の先端部は孔84等より小さいため簡単に挿入することができる。円錐状の部位は徐々に径が大きくなっていき孔74等の径より大きくなるが、先端が入っているため、上から押していけば、広がったところまで斜めになっているため、係止部分85が角度を利用して伸びながら孔84等を進むことができる。円錐状の部位が孔74を通り抜けると、孔に対する角度が垂直になっているため、狭い孔に入りにくいため、また摩擦力が働くため抜けにくくなる。
なお、係止手段85を全体的に孔74の径よりもやや太い円柱状にしておき、無理に押し入れることで、摩擦力によって係止するようにしても良い。
ゴム部材80が留められたスピーカ30を前面キャビネット41に固定する。ネジ孔83が受けボス43と合うところにスピーカ30をセットする。ネジ60を孔83から挿入し、スピーカの孔34と孔83を挿通し、受けボス43のネジ穴に挿入され、固定される。ネジ80によってスピーカ30は前面キャビネット41に固定される。
なお、実施形態ではネジでスピーカを固定しているが、必ずしもネジで固定をしなければいけないわけではない。ネジ以外の方法で固定しても良いし、弾性部材の係止部分を固定できる受けボスを用いて、固定しても良い。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
本発明の実施形態にかかるパネル型テレビジョン装置の外観図である。 本発明の実施形態にかかるパネル型テレビジョン装置の概略構成ブロック図である。 本発明の実施形態にかかるゴム部材の斜視図である。 本発明の実施形態にかかるゴム部材の斜視図である。 本発明の実施形態にかかるスピーカの取り付け部分の斜視図である。 本発明の実施形態にかかるスピーカの取り付け部分の断面図である。 本発明の変形例にかかるゴム部材の斜視図である。 本発明の変形例にかかるゴム部材の斜視図である。
符号の説明
11a…アンテナ、11…チューナ、12…映像音声処理部、14…ディスプレイ、15…マイコン、16…電源回路、20…ゴム部材、21…第1の片、22…第2の片、23…孔、24…孔、25…係止部分、26…折れ曲がる部分、30…スピーカ、31…スピーカ本体部分、32…取り付け部分、33…クランク部分、34…孔、40…キャビネット、41…前面キャビネット、、42…後面キャビネット、43…受けボス、45…開口部、50…脚部、60…ネジ、70…弾性部材、71…第1の片、72…第2の片、73…孔、74…孔、75…係止部分、80…弾性部材、81…第1の片、82…第2の片、83…ネジ孔、84…孔、85…係止部分、100…テレビジョン。

Claims (9)

  1. 映像を表示するディスプレイと、
    音声を出力するスピーカと、
    アンテナで受信されるテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出し出力するチューナと、
    上記チューナが出力したテレビ放送信号に基づき、映像を上記ディスプレイに表示させ、音声を上記スピーカに出力させる映像音声処理部と、
    を備えるパネル型テレビジョンであって、
    上記ディスプレイの表示領域を露出させるディスプレイ開口部とスピーカを露出させるスピーカ開口部を有する前面キャビネットと、
    上記スピーカは、フランジ状の取り付け部を有し、該取り付け部の両端に貫通した孔をそれぞれ2箇所ずつ有し、
    上記前面キャビネットは、上記スピーカ開口部の両端の外側に、スピーカの中心部から上記取り付け部の孔までの距離とスピーカ開口部の中心部から同じ距離離れた位置に、受けボスを有しており、
    記取り付け部に取り付け可能な弾性部材は、2つ折り可能で、折れ曲がり部分より厚く互いに対面する第1の片と第2の片を有しており、
    上記弾性部材の互いに折れ合い対面する部位であって、第1の片と第2の片の間にスピーカを挟みこんだ際に、上記取り付け部の孔がある位置に、上記各片を貫通する孔が開いており、
    上記第2の片の孔および上記取り付け部分の孔は、上記第1の片の孔より大きく、
    上記第1の片の孔の縁部から第2片に向かって立設し、上記取り付け部分の孔および第2の片の孔を通過し、第2の片の上記取り付け部分と接する面とは逆の面の外まで先端部分が突出し当該逆の面に係止される、弾性部材でできた係止部分を有し、
    上記係止部分は、上記第2の片の外まで突出する先端部分は、上記第2の片の孔の径よりも太い部分を有するフック形状であり、
    上記弾性部材の第1片の孔を通り、上記係止部分の間を通って、上記受けボスのネジ穴に差し込まれ、スピーカ部を固定するネジを有していることを特徴とするパネル型テレビジョン。
  2. スピーカ部の取り付け部材であって、
    フランジ形状の取り付け部分と該取り付け部分に貫通する孔を有するスピーカと、
    2つ折り可能な弾性部材を有しており、
    上記弾性部材は互いに折れ合い対面する第1の片と第2の片を有しており、
    上記弾性部材の互いに折れ合い対面する部位に上記各片を貫通する孔が開いており、
    記取り付け部分は第1の片と第2の片の間に挟まれ、上記取り付け部分の孔が上記各片の孔と略同じ位置にあり、
    上記第2の片の孔および上記取り付け部分の孔は、上記第1の片の孔より大きく、
    上記第1の片の孔の縁部に、第2片に向かって立設し、上記取り付け部分の孔および第2の片の孔を通過し、第2の片の上記取り付け部分と接する面とは逆の面の外まで先端部分が突出する、弾性部材でできた係止手段を有することを特徴とするスピーカ部の取り付け部材。
  3. 記係止手段は、上記第1の片の孔と上記取り付け部分の孔と上記第2の片の孔を通過するネジが内側を挿通可能となるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカ部の取り付け部材。
  4. 記係止手段は、上記第2の片の外まで突出する先端部分は、上記第2の片の孔の径よりも太い部分を有するフック形状であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のスピーカ部の取り付け部材。
  5. 記係止手段は、上記フック形状の先端部分が、2つに分割されていることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ部の取り付け部材。
  6. 記係止手段は、第1の片の孔の全周から第2の片に向かって立設した円筒形状であり、円筒形状の上記第2の片の外まで突出する先端部分が肉厚なつば部分を形成することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のスピーカ部の取り付け部材。
  7. 記係止手段は、上記つば部分は最先端が第1の片の孔より小径で、徐々に外側に広がる形状であることを特徴とする請求項6に記載のスピーカ部の取り付け部材。
  8. 上記弾性部材は折れ曲がる部分が第1片および第2片よりも厚さが薄くなっていることを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載のスピーカ部の取り付け部材。
  9. 上記弾性部材は、ゴムでできていることを特徴とする請求項2〜請求項8のいずれかに記載のスピーカ部の取り付け部材。
JP2007096473A 2007-04-02 2007-04-02 パネル型テレビジョン及びスピーカ部の取り付け部材 Expired - Fee Related JP4985054B2 (ja)

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