JP4984287B2 - 内視鏡用マウスピース - Google Patents

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本発明は、経鼻内視鏡を経口的に挿入するために使用する内視鏡用マウスピースに関する。
食道、十二指腸などの上部消化器官の検査には、一般的に経口内視鏡が用いられている。然し、経口内視鏡は直径が9mm前後と太いため、咽頭反射(嘔吐反射)を生じやすく、人によっては耐え難い苦痛を感ずることがある。
そこで、最近は、経口内視鏡より細く柔軟に形成された経鼻内視鏡を用い、内視鏡を患者の鼻腔を通して挿入して内視鏡検査を行うことが多くなっている。このように内視鏡を経鼻的に挿入すると、咽頭反射が殆ど起こらず、苦痛が軽減される。
然し、内視鏡を経鼻的に挿入する場合は、鼻腔を拡張するために、細めのカテーテルと太目のカテーテルとを鼻腔に2段階に分けて挿入し、それぞれ15分ほど留置することが必要になる。また、この際、鼻腔に麻酔剤を投与したり、粘膜の腫れを抑える血管収縮剤等を投与する必要がある。そのため、前処置に時間がかかり、更に、カテーテルを留置している間、看護師が患者についている必要があって、看護師の作業効率が低下する。
前処置にかかる時間を短くし、作業効率を向上させるため、経鼻内視鏡を経口的に挿入することも考えられる。然し、経鼻内視鏡は細く柔軟であるといっても、経口挿入では内視鏡が患者の舌根部を圧迫して、咽頭反射を生じてしまうことがある。
ここで、経口内視鏡の挿入に使用されるものであるが、従来、患者が噛む筒状体と、筒状体に内挿され先端に屈曲部を有する管状体とで構成される内視鏡用マウスピースが知られている(例えば、特許文献1参照)。このマウスピースを使用する際は、管状体を筒状体を通して患者の口腔内に先端の屈曲部が咽頭に達するように挿入セットし、この状態で内視鏡を管状体に挿入する。これによれば、内視鏡は管状体の屈曲部に案内されて、舌根部を圧迫することなく食道に挿入される。
然し、このものでは、管状体の屈曲部が舌根部を圧迫することになり、咽頭部分に麻酔剤をスプレーする等の簡単な前処置では、咽頭反射を生じて患者が苦痛を感じてしまう。
特開平8−206224号公報
本発明は、以上の点に鑑み、経鼻内視鏡を経口的に咽頭反射を生ずることなく挿入できるようにした内視鏡用マウスピースを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、経鼻内視鏡を経口的に挿入するための内視鏡用マウスピースであって、患者が噛む筒状の本体部を備えると共に、本体部に対する内視鏡の挿入方向を後方、患者の舌から口蓋に向う方向を上方として、本体部から後方に延出され、本体部を通して挿入される内視鏡が患者の口腔内で上方に湾曲するように案内するガイド部を備えており、前記ガイド部は後上がりに湾曲する筒状、或いは、後上がりに湾曲する樋状に形成されていることを特徴とする。
本発明のマウスピースを使用すれば、内視鏡が患者の口腔内でガイド部に案内されて上方(舌から離れる方向)に湾曲するため、内視鏡は舌根部を迂回して食道に挿入される。従って、内視鏡が舌根部を圧迫することはなく、咽頭反射は殆ど生じない。その結果、前処置は咽頭部分に麻酔剤をスプレーするだけの簡単な処置で済み、前処置にかかる時間を短くし、作業効率を向上させることができる。尚、内視鏡は経鼻内視鏡であって細く柔軟であるため、口腔内で内視鏡が一旦上方に湾曲しても、内視鏡は下方に反転して無理なく食道に挿入される。
そして、前記ガイド部が、後上がりに湾曲する筒状、或いは、後上がりに湾曲する樋状に形成されていることにより、内視鏡を口腔内で確実に上方に湾曲させることができる。
また、本発明においては、ガイド部の下側で本体部から後方に延出されて患者の舌を押える板部を備えることが望ましい。これによれば、内視鏡を挿入する際に舌の動きが板部により抑制されるため、内視鏡を容易に挿入でき、咽頭反射もより確実に防止できる。
また、本発明においては、本体部に軟質樹脂製のチューブが外挿されていることが望ましい。これによれば、内視鏡検査時に患者が本体部を強く噛んだ場合でも、患者の歯及び顎にかかる負担を軽減できる。
先ず、図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施形態の内視鏡用マウスピース1について説明する。このマウスピース1は経鼻内視鏡2を患者の食道aに口腔bを通して経口的に挿入するために使用される。
マウスピース1は硬質樹脂で形成された筒状の本体部3を備える。以下、本体部3に対する内視鏡2の挿入方向を後方、患者の舌cから口蓋dに向かう方向を上方として説明する。本体部3の断面形状は、患者が噛みやすいように横長の長円形に形成される。そして、本体部3の前端には、本体部3の径方向外方に張り出すフランジ部4が形成されている。また、本体部3には、シリコーンゴム等の軟質樹脂で形成されたチューブ5が外挿されている。尚、一度使用したマウスピース1の再使用を避けるため、チューブ5の材質は歯形が付きやすいものとすることが望ましい。
マウスピース1は、更に、本体部3から後方に延出されて後上がりに湾曲する筒状のガイド部6を備える。ガイド部6の長さは、その後端が患者の舌根部eより手前に位置するように設定されている。また、ガイド部6は軟質樹脂又は硬質樹脂で形成され、その前部の直状筒部6aにおいて本体部3に内嵌固定されている。尚、ガイド部6を本体部3に一体成形することも可能である。
また、マウスピース1は、ガイド部6の下側で本体部3から後方に延出される本体部3と一体の板部7を備えている。この板部7により患者の舌cが押さえられる。
マウスピース1を使用する際は、図3に示す如く、患者がフランジ部4を唇に当接させた状態で本体部3を噛む。この状態で本体部3に内視鏡2を挿入する。この場合、内視鏡2はガイド部6に案内されて口腔b内で上方に湾曲する。ここで、内視鏡2は経鼻内視鏡であって細く柔軟であるため、内視鏡2が口腔b内で一旦上方に湾曲しても、咽頭部で下方に反転湾曲して無理なく食道aに挿入される。そして、内視鏡2は口腔b内で上方に湾曲して舌cから離れるため、舌根部eを迂回して食道aに挿入されることになる。従って、内視鏡2が舌根部eを圧迫することはなく、咽頭反射は殆ど生じない。その結果、前処置は咽頭部分に麻酔剤をスプレーするだけの簡単な処置で済む。そのため、前処置にかかる時間が2〜3分程度と短くなり、作業効率を向上させることができる。
また、内視鏡2の挿入に際し、舌cの動きが板部7により抑制される。そのため、内視鏡2を舌cに邪魔されずに容易に挿入でき、咽頭反射も確実に防止される。更に、内視鏡検査中に患者が本体部3を強く噛んでも、本体部3に外挿した軟質樹脂製のチューブ5により患者の歯及び顎にかかる負担が軽減される。
次に、図4、図5に示す第2実施形態のマウスピース1について説明する。第2実施形態のものも基本的な構造は上記第1実施形態のものと同様であり、第1実施形態と同様の部材、部位に上記と同一の符号を付している。
第2実施形態のマウスピース1の第1実施形態のものとの相違点は、本体部3から後方に延出される後上がりに湾曲する樋状のガイド部6´を備える点である。このような樋状のガイド部6´によっても内視鏡を口腔内で上方に湾曲させて、内視鏡が舌根部を圧迫することを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記第1実施形態の筒状のガイド部6を後方に延長し、その後部を図3に示す内視鏡2の湾曲形状に合わせて下方に反転湾曲させてもよい。
本発明のマウスピースの側面図。 図1の左方から見た第1実施形態のマウスピースの正面図。 第1実施形態のマウスピースの使用状態の切断側面図。 第2実施形態のマウスピースの切断側面図。 図4の左方から見た第2実施形態のマウスピースの正面図。
符号の説明
1…マウスピース、2…経鼻内視鏡、3…本体部、5…チューブ、6…筒状のガイド部、6´…樋状のガイド部、7…板部。

Claims (4)

  1. 経鼻内視鏡を経口的に挿入するための内視鏡用マウスピースであって、患者が噛む筒状の本体部を備えると共に、本体部に対する内視鏡の挿入方向を後方、患者の舌から口蓋に向う方向を上方として、本体部から後方に延出され、本体部を通して挿入される内視鏡が患者の口腔内で上方に湾曲するように案内するガイド部を備え、前記ガイド部は後上がりに湾曲する筒状に形成されることを特徴とする内視鏡用マウスピース。
  2. 経鼻内視鏡を経口的に挿入するための内視鏡用マウスピースであって、患者が噛む筒状の本体部を備えると共に、本体部に対する内視鏡の挿入方向を後方、患者の舌から口蓋に向う方向を上方として、本体部から後方に延出され、本体部を通して挿入される内視鏡が患者の口腔内で上方に湾曲するように案内するガイド部を備え、前記ガイド部は後上がりに湾曲する樋状に形成されることを特徴とする内視鏡用マウスピース。
  3. 前記ガイド部の下側で前記本体部から後方に延出されて患者の舌を押える板部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡用マウスピース。
  4. 前記本体部に軟質樹脂製のチューブが外挿されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の内視鏡用マウスピース。
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