JP4984141B2 - 水路内簡易設置型ろ過装置 - Google Patents
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Description
このようなことから、側溝への設置が容易で、開口面積が大きく、目詰まりし難い一次フィルタが求められていた。
そして、このようなろ過装置において、本体に、筒状フィルタを挿入するために該本体に開けられた穴および該穴内の周上にゴム状弾性体からなる膜が一体化された固定穴を有している水路内固定ろ過装置である。
さらに、より好ましくは、筒状フィルタが素線を編組して形成されたものであり、素線間に接合(接着、融着など一体化)部を有さない構造であり、素線が主に樹脂モノフィラメントである上記のろ過装置であり、また筒状フィルタが複数本束ねられ、固定されている端部とは反対側の端部で結束封止されている上記ろ過装置である。
素材としては、あらゆる硬質材および半硬質材が考えられるが、本発明の構造的な特徴が、ハネ部を有しその反発で密着固定することであり、さらには、全体として密着固定力を高める為に、板状本体においても上流側が凸面になるような弓反りになるような材質が好ましく、デュロメータA硬度70度〜90度程度のゴムやエラストマー樹脂が最適である。もちろん、水路の設置した場合に、水圧により板状本体が大きく曲げられ、水路遮蔽能を喪失するような素材、厚さ及び構造は好ましくない。
好ましい素材としては弾性体が挙げられ、ゴムやエラストマー樹脂が好適例として挙げられる。ヒンジ(溝)の幅としては、1〜10mmが好ましく、また深さとしては1〜5mmが好ましい。そしてヒンジ部最深部における弾性体の厚さとしては1〜5mmが固定能の点で好ましい。ハネ部は、通常、水路の両側面に相当する場所に設けられる。また、水路の底部と板状本体の隙間から排水が漏れることを防止するために、板状本体の下部(水路底面側)に弾性体の遮蔽帯を設けるのも好ましい。ヒンジ部は水路側壁に平行となるように設けるのが好ましい。もちろんヒンジ部は1本である必要はなく、複数本のヒンジ部が共同して下流側に曲げられているような構造であっても良い。
固定板に設ける穴の直径としては、筒状フィルタの外径が収縮可能な場合は筒状フィルタの外径と比べて−0.5〜0mm程度が好ましく、筒状フィルタの外径が収縮できない場合は外径より0〜2.0mm大きい程度が好ましい。それらの穴の周りに設ける固定膜は、筒状フィルタの収縮可否にかかわらず、該固定膜の存在により穴の直径が筒状フィルタの外径よりも1.0〜0.5mm小さくなる程度のものが好ましく、該固定膜自体の厚さとして0.1〜2.0mmであることが好ましい。そして、固定膜を構成する素材としては、ゴムまたはエラストマー樹脂が、筒状フィルタへの柔軟な追随性の点で好ましい。
モノフィラメントの太さとしては直径0.5〜2.0mmが好ましい。筒状フィルタの直径としては10〜30cmが好ましく、そして、この筒状フィルタは12〜48本の樹脂モノフィラメントから構成されており、該モノフィラメントは筒状フィルタの長さ方向に対して角度45°〜65°傾いて螺旋状に管を形成しているのが好ましい。そして、筒状フィルタにおいて、隣り合う樹脂モノフィラメントにより形成される目の大きさとしては、目的とする捕捉する塵埃の大きさにもより一概には言えないが、通常は3〜15mm2の範囲が好ましい。
φ0.8mmのPETモノフィラメントを24錘(ボビン数24ヶ)ブレーダーを用いて、外径φ20mm、長さ25mのフッ素樹脂製フレキシブルマンドレルに対して編組し、150℃×0.5hの加熱処理によって形状固定させた上でフレキシブルマンドレルを抜き取り、内径φ20mm、外径24mm、長さ25m、交合角度112°の網状樹脂管を得た。次に、網状管を長さ0.5mで8本裁断し、各々の先端を熱融着によって封止し、フレキシブルな筒状フィルタを8本得た。
固定ハネ付き水路遮断板として、縦100mm、横130mm、厚さ15mmの本体と、ハネ部が、縦100mm、横40mm、厚さ5mmとし、厚さ2mm、幅2mm、のヒンジを介して繋がった形態とし、本体に内径25mm穴を8箇所(4ヶを2段)設け、穴上に1mm角メッシュを貼り付けた。尚、固定ハネ付き水路遮断板は、デュロメータA硬度85度のEPDMゴムをプレス架橋によって一体成型した。
上記の穴あき固定ハネ付き水路遮断板のハネ部を下流側に曲げて、開口幅150mm、底部幅130mmのU字側溝に挿入し、参考例1のろ過装置とした。
開口幅150mm、底部幅130mmのU字側溝に対し、水路を遮る様に1mm角メッシュを固定し、比較例2のろ過装置とした。なお、このメッシュはU字側溝の表面に溝を設ける、上記メッシュを固定した板を同溝にはめ込むことにより側溝に固定した。
排水時間では比較例1は参考例1のものより優れていたが、フィルタを任意の位置に設置できないことから、設置性の点で劣るものであった。
2 本体
3 ハネ部
4 ヒンジ
5 水路
6 穴
7 導入穴
8 固定膜
9 筒状フィルタ
10 ろ過装置
11 塵芥
矢印A 筒状フィルタ挿入方向
矢印B 固定膜変形方向
矢印C 水路内排水流動方向
矢印D 筒状フィルタの選択透過
矢印E 浄化排水方向
Claims (6)
- 開けられた穴にフィルタが挿入固定されている板状の本体と、その外周に該本体と一体化されたゴム状弾性体によって形成されたハネ部からなり、該ハネ部を川下に向けて屈曲させながら水路に差し込むことで水路内に設置固定できるようにした固定ハネ付き水路内固定板。
- 開けられた穴にフィルタが挿入固定されている板状の本体と、その外周に該本体と一体化されたゴム状弾性体によって形成されたハネ部と、水路とからなり、該ハネ部を川下に向けて屈曲させながら水路に差し込むことで水路内に設置固定できるようにした水路内固定ろ過装置。
- 該本体に開けられた穴が、挿入するフィルタの外径以上の径である導入穴と該導入穴の周内に筒状フィルタ外径以下の内径である固定膜とが一体化された穴である、請求項2に記載の水路内固定ろ過装置。
- 編み目状の隙間により形成された筒状フィルタが、該筒状フィルタの外周に固定膜がまとわりつくことによって、穴に挿入固定されており、固定されている側とは反対側の端部が封止されている請求項3に記載のろ過装置。
- 筒状フィルタが素線を編組して形成されたものであり、素線間に接合(接着、融着など一体化)部を有さない構造であり、素線が樹脂モノフィラメントである請求項3又は4に記載のろ過装置。
- 筒状フィルタが複数本束ねられ、固定されている端部とは反対側の端部で結束封止されている請求項4または5に記載のろ過装置。
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