JP4983728B2 - 植物系繊維材料の糖化分離方法 - Google Patents
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Description
従来、セルロースやヘミセルロースを分解してグルコース等の糖を生成する種々の方法が提案されており(例えば、特許文献1〜4等)、一般的な方法としては、希硫酸や濃硫酸等の硫酸、塩酸を用いてセルロースを加水分解する方法(特許文献1等)が挙げられる。また、セルラーゼ酵素を用いる方法(特許文献2等)、活性炭やゼオライト等の固体触媒を用いる方法(特許文献3等)、加圧熱水を用いる方法(特許文献4等)もある。
さらに、硫酸や塩酸等の酸は、分離、回収して再利用することが非常に困難である。そのため、これら酸をグルコース生成の触媒として用いることは、バイオエタノールのコストを引き上げる原因の一つとなっている。
また、上記特許出願においては、植物系繊維材料の加水分解により生成した糖と、クラスター酸触媒の分離方法についても提案している。具体的には、加水分解後、生成した糖と、クラスター酸触媒とを含有する加水分解反応混合物に、有機溶媒を添加することで、クラスター酸を溶解する一方、糖は固形分として、残渣と共に該クラスター酸有機溶媒と分離させる方法を提案している。
従って、加水分解反応混合物からの糖とクラスター酸触媒の分離回収率を高める観点から、糖分離工程の前に、加水分解反応混合物からできるだけ水を除去しておくことが好ましい。しかしながら、加水分解反応混合物に含有される水分は、上記したように、植物系繊維材料に由来するものやクラスター酸触媒に由来するもの、加水分解工程における副反応に由来するもの等があり、厳密に管理することは難しい。
また、加水分解反応混合物に含有される水分量を直接測定することは、非常に困難であり、煩雑な手間を要する。
擬融解状態のクラスター酸触媒を用いて、前記植物系繊維材料に含まれるセルロースを加水分解し、グルコースを生成させる加水分解工程と、前記加水分解工程にて得られた加水分解反応混合物から、生成した糖及び前記クラスター酸触媒を分離する糖分離工程と、前記糖分離工程前に、前記加水分解反応混合物の水分量を低下させる乾燥工程と、を備え、前記乾燥工程において、前記加水分解反応混合物の水分量の低下を、該乾燥工程の雰囲気の湿度で判定することを特徴とする。
本発明においては、加水分解反応混合物の水分量の低下を、雰囲気の湿度で判定することにより、加水分解反応混合物の水分量管理を容易に行うと共に、加水分解反応混合物中の水分を確実に低減することが可能である。
一方、前記乾燥工程をバッチ式反応装置で行う場合、該乾燥工程の前工程である前記加水分解工程の反応装置をそのまま使用することができ、反応装置の簡略化が可能である。
まず、植物系繊維材料に含まれるセルロースを加水分解し、グルコースを主とする糖を生成させる加水分解工程について説明する。
尚、ここでは、主としてセルロースからグルコースを生成させる工程を中心に説明しているが、植物系繊維材料にはセルロース以外にヘミセルロースも含まれ、また、生成物もグルコース以外にキシロース等のその他の単糖もあり、これらの場合も本発明の範囲に含まれる。
これら繊維材料は、反応系における分散性の観点から、通常、粉末状のものを用いる。粉末状にする方法としては、一般的な方法に準じればよい。クラスター酸触媒との混合性、反応機会向上の観点から、植物系繊維材料は、数μm〜200μm程度の直径を有する粉末状であることが好ましい。
蒸解処理としては、例えば、NaOH、KOH、Ca(OH)2、Na2SO3、NaHCO3、NaHSO3、Mg(HSO3)2、Ca(HSO3)2などのアルカリや塩及びその水溶液、これらにさらにSO2溶液を混合したもの、NH3等のガスと、植物系繊維材料(例えば、数cm〜数mm)を、水蒸気下で接触させる方法が挙げられる。具体的な条件として、反応温度は120〜160℃、反応時間は数十分から1時間程度でよい。
尚、ここでは結晶状態のクラスター酸触媒、及び、数分子のクラスター酸触媒で構成されるクラスター状態のクラスター酸触媒と水和又は配位する水を、一般的に使用される「結晶水」という用語で代用する。この結晶水にはクラスター酸触媒を構成するアニオンと水素結合したアニオン水、カチオンに配位した配位水、カチオン及びアニオンと配位しない格子水の他、OH基の形で含まれているものも含まれる。
また、クラスター状態のクラスター酸触媒とは、1〜数分子程度のクラスター酸から構成される集合体であり、結晶とは異なる。固体状態、擬融解状態、溶媒中に溶解(コロイド状)した状態でもクラスター状態とすることができる。
クラスター酸の擬融解状態は、温度と、クラスター酸触媒が含有する結晶水の量によって変わってくる(図2参照)。具体的には、クラスター酸であるリンタングステン酸は、含有する結晶水が多くなると擬融解状態を発現する温度が低下する。すなわち、結晶水を多く含むクラスター酸触媒は、相対的に結晶水量が少ないクラスター酸触媒よりも低い温度でセルロースの加水分解反応に対する触媒作用を発現する。つまり、加水分解工程の反応系におけるクラスター酸触媒が含有する結晶水の量をコントロールすることで、目的とする加水分解反応温度においてクラスター酸触媒を擬融解状態とすることができる。例えば、リンタグステン酸をクラスター酸触媒として用いる場合は、クラスター酸の結晶水量によって加水分解反応温度を110℃〜40℃の範囲内で制御可能である(図2参照)。
以上のように、クラスター酸の結晶水量は容易にコントロールが可能であり、結晶水量の制御によりセルロースの加水分解反応温度も容易に調整可能である。
さらに、硫酸等の酸を用いる従来のセルロースの加水分解法と異なり、クラスター酸を触媒として用いる本発明の方法は、糖と触媒の分離効率が高く、容易に分離可能である。クラスター酸は温度によっては固形状態となるため、生成物である糖類との分離が可能である。従って、分離したクラスター酸を回収し、再利用することも可能である。また、擬融解状態のクラスター酸触媒は、反応溶媒としても機能するため、従来の方法と比較して、反応溶媒としての溶剤量を大幅に減少させることができる。これは、クラスター酸と生成物である糖との分離、クラスター酸の回収の高効率化が可能であることを意味している。すなわち、クラスター酸をセルロースの加水分解触媒として利用する本発明は、植物系繊維材料の糖化分離におけるコスト削減が可能であり、且つ、環境負荷も小さい。
上記したように、加水分解工程において、クラスター酸触媒は擬融解状態となり、反応溶媒としても機能するため、本発明においては、植物系繊維材料の形態(大きさ、繊維の状態等)、クラスター酸触媒と植物系繊維材料の混合比及び体積比等にもよるが、加水分解工程において、反応溶媒としての水や有機溶剤等を用いなくてよい。
また、加水分解工程において、加熱により反応系の相対湿度が低下しても、クラスター酸触媒の結晶水が所望量確保できるようにしておくことが好ましい。具体的には、予定の反応温度で反応系の雰囲気が飽和蒸気圧となるように、例えば、予め密閉された反応容器内で、加水分解反応温度で飽和蒸気圧状態を作り、密閉状態を保持したまま温度を下げて蒸気を凝縮させ、該凝縮水を植物系繊維材料及びクラスター酸触媒に添加する方法が挙げられる。
従って、加水分解の反応温度は、セルロースの反応率とグルコース生成の選択性を左右する重要な要素であり、エネルギー効率の観点から加水分解反応の温度は低いことが好ましい旨を述べたが、セルロースの反応率やグルコース生成の選択性等も考慮して加水分解反応の温度を決定することが好ましい。
尚、クラスター酸触媒もまた、水溶性を有するため、加水分解工程後の混合物の含水量によってはクラスター酸触媒も水に溶解している。また、加水分解工程の条件や使用する植物系繊維材料によっては、加水分解反応混合物には、残渣(未反応セルロース、リグニンなど)も固体分として含まれる。
上記したように、加水分解反応混合物には、加水分解工程における反応条件、使用する材料等によって異なるが、植物系繊維材料に由来する水、クラスター酸触媒に由来する水、副反応により生成する水、加水分解工程における攪拌性を確保するために反応溶媒として添加された水、等が含まれる場合がある。糖収率を高めるためには、上記したように、加水分解反応混合物に含有される水分量は少ないほど好ましいが、これら全ての水分量を加水分解工程前に、予め正確に管理、制御するには、多大な手間とエネルギーを要する。そこで、加水分解工程後であって、糖分離工程前に、加水分解反応混合物の水分量を低下させる乾燥工程を設けることで、比較的容易に糖の収率を向上させることができる。
加水分解反応混合物の乾燥方法として加熱を採用する場合には、加熱温度は60℃以下、特に50℃以下、さらに45℃以下とすることが好ましい。加熱温度が60℃を超えると、加水分解反応混合物に含有される単糖の脱水反応(過反応)が起こり、本発明による糖収率向上効果が低減するおそれがあるからである。
乾燥工程における加水分解反応混合物の乾燥は、糖収率の向上の観点から、該加水分解反応混合物に含有されるクラスター酸触媒の結晶水率が100%以下となるまで行うことが好ましい。クラスター酸触媒の結晶水率が100%を超える場合、後続の糖分離工程において、クラスター酸触媒を可溶であるが、糖を難溶である有機溶媒を、加水分解反応混合物に添加することで、クラスター酸触媒を溶解含有する液体分と、糖を含有する固体分とに固液分離する際に、標準結晶水量の超過分の結晶水に糖が溶解し、液体分側に糖が混入してしまうからである。
例えば、バッチ式反応装置を用いる場合、図3(3−A)に示すように、反応槽1を開放した状態で、反応槽1内の加水分解反応混合物2を、攪拌翼3で攪拌しながら、加熱ヒータ4等で加熱することで、温度差による対流が生じ、水蒸気を含んだ反応槽内の空気5は外部に流出し、逆に反応槽外部の空気6が反応槽内に流入する。ゆえに、水蒸気を含んだ反応槽内の空気5が外部に流出する際に接触する位置(図3(3−A)においては、上蓋7a)に湿度センサ8を設置することにより、反応槽内の湿度を測定することができる。乾燥工程をバッチ式反応装置で行う場合には、該乾燥工程の前工程である加水分解工程の反応装置をそのまま使用することができ、反応装置や工程の簡略化が可能という利点がある(図3(3−B)参照)。
図3(3−B)は、(3−A)に示した反応装置の、加水分解工程における使用状態を示すものである。図3(3−B)において、反応槽1は、上蓋7a及び下蓋7bによって、密閉状態が確保されている。加水分解工程における反応混合物の温度は温度センサ9によって、粘度は粘度センサ10によって計測が可能となっている。また、反応混合物の加熱は加熱ヒータ4によって、攪拌は攪拌翼3によって行われる。尚、本発明において使用可能なバッチ式反応装置は図3に示す形態に限定されるものではない。
湿度センサ8はベルトコンベア13の下流側領域、且つ、送風8の下流に位置する領域に、ベルトコンベア13の上流側から下流側に向かって複数設置することで、ベルトコンベア13上の加水分解反応混合物2の湿度変化を検知することができる。設置された複数の湿度センサ8のうち、ベルトコンベア13の下流側に位置する湿度センサにおいて、湿度が一定値に安定するように、ベルトコンベアの速度をフィードバックする。送風空気中の湿度は送風の上流側で測定した値を基準値とするか、或いは、送風空気として乾燥空気(湿度0%)を送風することで、乾燥工程における雰囲気湿度の上昇を正確に判定することができる。
乾燥工程を連続式反応装置で行う場合、雰囲気の湿度による加水分解反応混合物の水分量判定の確実性が高いため、加水分解反応混合物の水分量管理をより正確に行うことができるという利点がある。
加水分解反応混合物と有機溶媒との攪拌は、該有機溶媒の沸点等にもよるが、通常は、室温〜60℃の範囲で行うことが好ましい。また、加水分解反応混合物と有機溶媒との攪拌方法等は特に限定されず、一般的な方法でよい。クラスター酸の回収効率の観点から、攪拌方法としては、ボールミル等による攪拌・粉砕が好適である。
糖及びクラスター酸の回収率を向上させ、且つ、得られる糖の純度を高めるためには、さらに固体分に、上記有機溶媒(糖にとっては貧溶媒であり、且つ、クラスター酸触媒にとっては良溶媒である有機溶媒)を添加、攪拌し、有機溶媒による洗浄を行うことが好ましい。固体分に混入したクラスター酸触媒を除去、回収することができるためである。固体分に有機溶媒を添加した混合物は、加水分解反応混合物同様、固液分離することにより固体分とクラスター酸有機溶媒溶液とに分離することができる。有機溶媒による固体分の洗浄は、必要に応じて、複数回行うことができる。
密閉反応槽内(バッチ式)に、予め蒸留水を入れ、予定の反応温度(70℃)まで昇温し、槽内を飽和蒸気圧状態とし、槽内面に水蒸気を付着させた。次に、ヘテロポリ酸(予め結晶水量を測定済み。リンタングステン酸)1kg、ヘテロポリ酸の結晶水量を100%にするために必要な水分とセルロースが加水分解してグルコースになるのに必要な水分(35g)との合計量からの不足分(上記70℃での飽和蒸気圧分の水分は除く)の蒸留水(5g)を反応槽に投入し、加熱攪拌し、槽内温度が70℃になってから、さらに5分間攪拌を続けた。その後、槽内に0.5kgのセルロースを投入し、70℃で2時間攪拌を続けた(加水分解工程。図3(3−B)、図5参照)。
尚、ここで、単糖の収率は、以下のようにして算出した。
密閉反応槽内(バッチ式)に、予め蒸留水を入れ、予定の反応温度(70℃)まで昇温し、槽内を飽和蒸気圧状態とし、槽内面に水蒸気を付着させた。次に、ヘテロポリ酸(予め結晶水量を測定済み。リンタングステン酸)1kg、ヘテロポリ酸の結晶水量を100%にするために必要な水分とセルロースが加水分解してグルコースになるのに必要な水分(35g)との合計量からの不足分(上記70℃での飽和蒸気圧分の水分は除く)の蒸留水(5g)を反応槽に投入し、加熱攪拌し、槽内温度が70℃になってから、さらに5分間攪拌を続けた(加水分解工程。図3(3−B)、図8参照)。
続いて、反応槽内に0.5kgのセルロースを投入し、70℃で2時間攪拌を続けた。その後、反応槽の蓋を上げ、加熱を停止し、室温まで冷却した(乾燥工程。図3(3−B)、図8参照)。
その後、実施例1と同様にして、加水分解反応混合物から糖とヘテロポリ酸を回収した。 上記セルロースの糖化分離を、6回(6日間)行い、各回で得られた糖水溶液から単糖の収率を算出した。結果を図7に示す。
実施例1において、乾燥工程における反応槽内の温度を変更(40℃、50℃、60℃、70℃)した以外は、同様にして、セルロースの糖化分離を行い、単糖収率を求めた。結果を図9に示す。
図9より、加水分解反応混合物を乾燥させるための加熱は、60℃以下が好ましいことがわかる。70℃で加熱した場合、乾燥工程後の加水分解反応混合物は40〜60℃で加熱したものと比較して濃色を示した。乾燥工程の加熱温度のみが異なることから、70℃以上で加熱乾燥させると、生成した糖の反応が起こることが示唆される。
2…加水分解反応混合物
3…攪拌翼
4…加熱ヒータ
5…反応槽内の空気
6…反応槽外の空気
7a…上蓋
7b…下蓋
8…湿度センサ
9…温度センサ
10…粘度センサ
11…植物系繊維材料
11(1)、11(2)、11(3)、11(4)…植物系繊維材料投入口
12…擬融解状態クラスター酸触媒の投入口
13…ベルトコンベア
14…加熱ヒータ
15…送風
Claims (7)
- 植物系繊維材料を加水分解し、グルコースを主とする糖を生成し、分離する植物系繊維材料の糖化分離方法であって、
擬融解状態のクラスター酸触媒を用いて、前記植物系繊維材料に含まれるセルロースを加水分解し、グルコースを生成させる加水分解工程と、
前記加水分解工程にて得られた加水分解反応混合物から、生成した糖及び前記クラスター酸触媒を分離する糖分離工程と、
前記糖分離工程前に前記加水分解反応混合物の水分量を低下させる乾燥工程と、を備え、
前記乾燥工程において、前記加水分解反応混合物の水分量の低下を、該乾燥工程の雰囲気の湿度で判定することを特徴とする、植物系繊維材料の糖化分離方法。 - 前記乾燥工程において、前記加水分解反応混合物の水分量を低下させて、該加水分解反応混合物のクラスター酸触媒の結晶水率を100%以下とする、請求項1に記載の糖化分離方法。
- 前記乾燥工程において、前記加水分解反応混合物を加熱し、前記水分量を低下させる、請求項1又は2に記載の糖化分離方法。
- 前記加熱を60℃以下にて行う、請求項3に記載の糖化分離方法。
- 前記乾燥工程を連続式反応装置で行う、請求項1乃至4のいずれかに記載の糖化分離方法。
- 前記乾燥工程をバッチ式反応装置で行う、請求項1乃至4のいずれかに記載の糖化分離方法。
- 前記糖分離工程において、前記乾燥工程後の加水分解反応混合物に、前記クラスター酸触媒が可溶な有機溶媒を添加し、該クラスター酸触媒及び該有機溶媒を含む液体分と、前記糖を含む固体分と、に固液分離する、請求項1乃至6のいずれかに記載の糖化分離方法。
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