JP4983699B2 - Gnss測位装置及び方法 - Google Patents
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前記受信手段により反射波で受信される衛星電波の搬送波位相の位相シフト周期であって、前記受信手段により直接波で受信される衛星電波の搬送波位相に対する位相シフト周期を、算出する位相シフト周期算出手段と、
前記PNコードに対するレプリカPNコードを発生するレプリカ符号発生手段と、
前記受信手段で受信されたPNコードと、前記レプリカ符号発生手段で発生されたレプリカPNコードとの間の相関値を、積算する積算手段とを備え、
前記位相シフト周期算出手段により算出された位相シフト周期に対応する周期分積算された相関値を用いて、測位結果に対するマルチパスの影響を除去することを特徴とする。
前記位相シフト周期に対応する周期分積算された相関値を用いて、前記レプリカ符号発生手段で発生されたレプリカPNコードと前記PNコードとの間の位相差を算出し、該算出した位相差に基づいて、測位結果に対するマルチパスの影響を除去することを特徴とする。
前記位相シフト周期に対応する周期分積算された相関値を用いて、前記レプリカ符号発生手段で発生されたレプリカPNコードと前記PNコードとの間の位相差を算出し、該算出した位相差に基づいて、擬似距離の計測値を補正することで、測位結果に対するマルチパスの影響を除去することを特徴とする。
前記位相シフト周期算出手段は、
マルチパスの影響を除去する対象となる衛星を対象衛星としたとき、該対象衛星以外の衛星からの衛星電波の受信結果から測位された前記受信手段の位置と、前記対象衛星に係る軌道情報から算出される該対象衛星の位置との間の距離を、第1距離として算出する第1距離算出手段と、
前記対象衛星からの衛星電波の受信結果から計測された擬似距離を、第2距離として算出する第2距離算出手段とを備え、
前記第1距離と前記第2距離の差の変動周期に基づいて、前記位相シフト周期を算出することを特徴とする。
前記位相シフト周期算出手段は、
マルチパスの影響を除去する対象となる衛星を対象衛星としたとき、該対象衛星以外の衛星からの衛星電波の受信結果から測位された前記受信手段の位置と、前記対象衛星に係る軌道情報から算出される該対象衛星の位置との間の距離を、第1距離として算出する第1距離算出手段と、
前記対象衛星からの衛星電波の受信結果から計測された擬似距離から、時計誤差分の距離を引いた距離を、第2距離として算出する第2距離算出手段とを備え、
前記第1距離と前記第2距離の差の変動周期に基づいて、前記位相シフト周期を算出することを特徴とする。
前記PNコードに対するレプリカPNコードを発生するレプリカ符号発生手段と、
前記レプリカPNコードと、前記受信手段で受信されたPNコードとの間の相関演算を、第1コリレータ間隔と、前記第1コリレータ間隔よりも広い第2コリレータ間隔の双方で実行する相関演算手段とを更に備え、
前記位相シフト周期算出手段は、前記第1コリレータ間隔で相関演算して推定された第1相関ピーク位相と、前記第2コリレータ間隔で相関演算して推定された第2相関ピーク位相との差の変動周期に基づいて、前記位相シフト周期を算出することを特徴とする。
前記レプリカ符号発生手段は、直接波の搬送波位相を基準として前記レプリカPNコードの位相を調整することを特徴とする。
前記レプリカPNコードは、基準となるレプリカPNコード(Promptコード)と、Promptコードに対して所定量位相が進んだレプリカPNコード(Early)と、Promptコードに対して所定量位相が遅れたレプリカPNコード(Lateコード)と、前記Earlyコードよりも更に位相が進んだレプリカPNコード(VEコード)を含み、
前記積算手段は、少なくとも前記Earlyコード及び前記Lateコードに係る相関値を、前記位相シフト周期に対応する周期分それぞれ積算し、
前記レプリカ符号発生手段は、前記VEレプリカPNコードによる相関値が一定となるように、前記Promptコードの位相を調整することを特徴とする。
前記VEコードは、反射波の影響を受けない相関値が得られるように位相がPromptコードに対して進まれることを特徴とする。
前記VEコードの前記Promptコードに対する位相進み量は、0.6チップから0.9チップの範囲内であることを特徴とする。
前記衛星電波の搬送波に対するレプリカ搬送波を発生するレプリカ搬送波発生手段と、
前記受信手段で受信された衛星電波と、前記レプリカ搬送波発生手段で発生されたレプリカ搬送波との間の相関値に基づいて、前記受信手段で受信された衛星電波の搬送波と、前記レプリカ搬送波発生手段で発生されたレプリカ搬送波との間の位相差を検出する位相差検出手段を更に備え、
前記レプリカPNコードは、基準となるレプリカPNコード(Promptコード)と、Promptコードに対して所定量位相が進んだレプリカPNコード(Early)と、Promptコードに対して所定量位相が遅れたレプリカPNコード(Lateコード)とを含み、
前記積算手段は、少なくとも前記Earlyコード及び前記Lateコードに係る相関値を、前記位相シフト周期に対応する周期分それぞれ積算し、
前記レプリカ符号発生手段は、前記位相差検出手段により検出された位相差に基づいて、前記Promptコードの位相を調整することを特徴とする。
前記レプリカ符号発生手段は、前記位相差に基づいて、搬送波の1周期あたり0.2/300チップシフトさせる態様で、前記Promptコードの位相を調整することを特徴とする。
前記位相シフト周期に対応する周期分積算された相関値E及びLを用いて、前記Promptコードと前記PNコードとの間の位相差を、
位相差=(E−L)/2(E+L)
により算出し、該算出した位相差に基づいて、測位結果に対するマルチパスの影響を除去し、
上記式において、記号Eは、前記Earlyコードに係る積算された相関値を表し、記号Lは、前記Lateコードに係る積算された相関値を表すことを特徴とする。
移動体に搭載され、移動体の位置又は速度を測位するように構成されたことを特徴とする。
衛星から送られるPNコードにより変調された衛星電波を受信する受信手段と、
前記PNコードとGNSS受信機内部で発生されるレプリカPNコードとの間の相関値を、所定周期分積算する第1の積算手段と、
前記積算手段で得られる積算された相関値を用いて、前記レプリカPNコードの位相を調整する第1の位相調整手段と、
前記第1の位相調整手段による位相調整が実行された状態で、前記受信手段により反射波で受信される衛星電波の搬送波位相の位相シフト周期であって、前記受信手段により直接波で受信される衛星電波の搬送波位相に対する位相シフト周期を、算出する位相シフト周期算出手段と、
前記位相シフト周期算出手段により位相シフト周期が算出された後に実行され、直接波の搬送波位相を基準として前記レプリカPNコードの位相を調整する第2の位相調整手段と、
前記第2の位相調整手段による位相調整が実行された状態で、前記PNコードとGNSS受信機内部で発生されるレプリカPNコードとの間の相関値を、前記位相シフト周期に対応する周期分、積算する第2の積算手段と、
前記第2の積算手段で得られる積算された相関値に基づいて、マルチパスの影響を除去するための補正量を決定する手段とを備えることを特徴とする。
衛星から送られるPNコードにより変調された衛星電波を受信する受信ステップと、
前記PNコードとGNSS受信機内部で発生されるレプリカPNコードとの間の相関値を、所定周期分積算する第1の積算ステップと、
前記積算ステップで得られる積算された相関値を用いて、前記レプリカPNコードの位相を調整する第1の位相調整ステップと、
前記第1の位相調整ステップが実行された状態で、前記受信ステップにより反射波で受信される衛星電波の搬送波位相の位相シフト周期であって、前記受信ステップにより直接波で受信される衛星電波の搬送波位相に対する位相シフト周期を、算出する位相シフト周期算出ステップと、
前記位相シフト周期算出ステップにより位相シフト周期が算出された後に実行され、直接波の搬送波位相を基準として前記レプリカPNコードの位相を調整する第2の位相調整ステップと、
前記第2の位相調整ステップが実行された状態で、前記PNコードとGNSS受信機内部で発生されるレプリカPNコードとの間の相関値を、前記位相シフト周期に対応する周期分、積算する第2の積算ステップと、
前記第2の積算ステップで得られる積算された相関値に基づいて、マルチパスの影響を除去するための補正量を決定するステップとを備えることを特徴とする。
(位相補正量)=(Pゲイン)×(位相差Δφ)+(Iゲイン)×Σ(位相差Δφ)
この式は、PI制御を利用したフィードバック制御を表す式であり、Pゲイン及びIゲインは、それぞれバラツキと応答性の兼ね合いから実験的に決定される。このようにして、DLL(Delay―Locked
Loop)により受信C/AコードとPromptコードとの間の位相差ΔφがゼロになるようにPromptコードの位相が制御される(コード同期が実行される)。また、キャリア位相差検出器32においては、受信キャリアとレプリカキャリアとの位相差ΔΘが、ΔΘ=Pi・Pq、又は、ΔΘ=tan−1(Pq/Pi)により演算される。レプリカキャリア生成器34では、キャリア位相差検出器32で検出された位相差ΔΘがゼロになるように、位相を補正したレプリカキャリアを生成する。このようにして、PLL(Phase−Locked
Loop)により受信キャリアとレプリカキャリアとの間の位相差がゼロになるようにレプリカキャリアの位相が制御される。測位演算部36では、C/Aコード生成部24で生成されるPromptコードの位相に基づいて、GPS衛星10とGPS受信機1(又は車両90)の間の擬似距離ρが、例えば以下の式により演算(計測)される。
ρ=NCA×300
ここで、NCAは、GPS衛星10とGPS受信機1との間のC/Aコードのビット数に相当し、C/Aコード生成部24で生成されるPromptコードの位相及びGPS受信機1内部の受信機時計に基づいて算出される。300は、C/Aコードの1ビット分に相当する距離[m]である。このようにして算出された擬似距離ρは、例えばドップラレンジを用いたキャリアスムージングなどのフィルタ処理を受けてもよい。次いで、測位演算部36では、航法メッセージの衛星軌道情報に基づいて、GPS衛星10の、ワールド座標系(例えばWGS84)での現在位置(Xs、Ys、Zs)が計算される。そして、測位演算部36では、衛星位置の算出結果と、擬似距離の算出結果に基づいて、車両90の位置(Xu,Yu,Zu)が測位される。尚、測位結果は例えば車載ナビゲーションシステムに出力されてもよい。車両90の位置の測位には、具体的には、以下の関係式が用いられてよい。
ρ=√{(Xs−Xu)2+(Ys−Yu)2+(Zs−Zu)2}+Δτ・c 式(1)
ここで、Δτは、主に受信部20の時計誤差を表し、cは光速である。尚、この式は、全てのGPS衛星10に対して成立する。車両90の位置は、3つのGPS衛星10に対して上述の如く得られるそれぞれの擬似距離ρ及び衛星位置を用いて、三角測量の原理で導出されてよい。この場合、擬似距離ρは上述の如く時計誤差成分を含むので、4つ目のGPS衛星10に対して得られる擬似距離ρ及び衛星位置を用いて、時計誤差成分が除去されてよい。尚、測位演算部36において、車両90の位置の測位に加えて、ドップラレンジを用いた車両90の速度の測位が実行されてもよい。
図8は、本例の位相シフト周期の算出方法の説明図であり、ここでは、図8に示すように、5つのGPS衛星10を、衛星A,B,C,D,Eとし、衛星AとGPS受信機1間のマルチパスによる反射波の位相シフト周期を検出する方法について説明する。尚、図8において、GPS受信機1の位置が符号Xにて指示されている。
図11は、本例の位相シフト周期の算出方法を実現する受信機1の構成例を示す図である。図11に示す構成例は、図2に示した従来構成に対して、ワイドコリレータとナローコリレータの双方で相関処理を行い、Promptコードを2つ用いる点が異なるが、ワイドコリレータとナローコリレータ自体は従来技術であるので詳細な説明は省略する。図11に示す構成例は、位相シフト周期検出部40が追加されている点が、従来技術と異なる。位相シフト周期検出部40の機能の一部若しくは全部は、測位演算部36により実現されてもよい。
図13は、本例のコード同期・相関値積算方法を実現する受信機1の構成例を示す図である。
Earlyを略して「VEコード」という)が生成される。VEコードVECは、図2に示した従来構成の3組の信号(EC,PC,LC)と同様に、相関処理、積算処理、自乗平方演算処理を受ける。
図15は、本例のコード同期・相関値積算方法を実現する受信機1の構成例を示す図である。
10 GPS衛星
20 GPSアンテナ
22 高周波回路
23 ミキサ
24 C/Aコード生成器
25 相関器
26 積算器
28 自乗平方演算器
29 積算器
30 コード位相差検出器
32 キャリア位相差検出器
34 レプリカキャリア生成器
36 測位演算部
40 位相シフト周期検出部
90 車両
Claims (16)
- 衛星から送られるPNコードにより変調された衛星電波を受信する受信手段を備え、受信したPNコードの位相の検出結果を用いて測位を行うGNSS測位装置において、
前記受信手段により反射波で受信される衛星電波の搬送波位相の位相シフト周期であって、前記受信手段により直接波で受信される衛星電波の搬送波位相に対する位相シフト周期を、算出する位相シフト周期算出手段と、
前記PNコードに対するレプリカPNコードを発生するレプリカ符号発生手段と、
前記受信手段で受信されたPNコードと、前記レプリカ符号発生手段で発生されたレプリカPNコードとの間の相関値を、積算する積算手段とを備え、
前記位相シフト周期算出手段により算出された位相シフト周期に対応する周期分積算された相関値を用いて、測位結果に対するマルチパスの影響を除去することを特徴とする、GNSS測位装置。 - 前記位相シフト周期に対応する周期分積算された相関値を用いて、前記レプリカ符号発生手段で発生されたレプリカPNコードと前記PNコードとの間の位相差を算出し、該算出した位相差に基づいて、測位結果に対するマルチパスの影響を除去する、請求項1に記載のGNSS測位装置。
- 前記位相シフト周期に対応する周期分積算された相関値を用いて、前記レプリカ符号発生手段で発生されたレプリカPNコードと前記PNコードとの間の位相差を算出し、該算出した位相差に基づいて、擬似距離の計測値を補正することで、測位結果に対するマルチパスの影響を除去する、請求項2に記載のGNSS測位装置。
- 前記位相シフト周期算出手段は、
マルチパスの影響を除去する対象となる衛星を対象衛星としたとき、該対象衛星以外の衛星からの衛星電波の受信結果から測位された前記受信手段の位置と、前記対象衛星に係る軌道情報から算出される該対象衛星の位置との間の距離を、第1距離として算出する第1距離算出手段と、
前記対象衛星からの衛星電波の受信結果から計測された擬似距離を、第2距離として算出する第2距離算出手段とを備え、
前記第1距離と前記第2距離の差の変動周期に基づいて、前記位相シフト周期を算出する、請求項1に記載のGNSS測位装置。 - 前記位相シフト周期算出手段は、
マルチパスの影響を除去する対象となる衛星を対象衛星としたとき、該対象衛星以外の衛星からの衛星電波の受信結果から測位された前記受信手段の位置と、前記対象衛星に係る軌道情報から算出される該対象衛星の位置との間の距離を、第1距離として算出する第1距離算出手段と、
前記対象衛星からの衛星電波の受信結果から計測された擬似距離から、時計誤差分の距離を引いた距離を、第2距離として算出する第2距離算出手段とを備え、
前記第1距離と前記第2距離の差の変動周期に基づいて、前記位相シフト周期を算出する、請求項1に記載のGNSS測位装置。 - 前記PNコードに対するレプリカPNコードを発生するレプリカ符号発生手段と、
前記レプリカPNコードと、前記受信手段で受信されたPNコードとの間の相関演算を、第1コリレータ間隔と、前記第1コリレータ間隔よりも広い第2コリレータ間隔の双方で実行する相関演算手段とを更に備え、
前記位相シフト周期算出手段は、前記第1コリレータ間隔で相関演算して推定された第1相関ピーク位相と、前記第2コリレータ間隔で相関演算して推定された第2相関ピーク位相との差の変動周期に基づいて、前記位相シフト周期を算出する、請求項1に記載のGNSS測位装置。 - 前記レプリカ符号発生手段は、直接波の搬送波位相を基準として前記レプリカPNコードの位相を調整する、請求項1に記載のGNSS測位装置。
- 前記レプリカPNコードは、基準となるレプリカPNコード(以下、「Promptコード」という)と、Promptコードに対して所定量位相が進んだレプリカPNコード(以下、「Earlyコード」という)と、Promptコードに対して所定量位相が遅れたレプリカPNコード(以下、「Lateコード」という)と、前記Earlyコードよりも更に位相が進んだレプリカPNコード(以下、「VEコード」という)を含み、
前記積算手段は、少なくとも前記Earlyコード及び前記Lateコードに係る相関値を、前記位相シフト周期に対応する周期分それぞれ積算し、
前記レプリカ符号発生手段は、前記VEレプリカPNコードによる相関値が一定となるように、前記Promptコードの位相を調整する、請求項7に記載のGNSS測位装置。 - 前記VEコードは、反射波の影響を受けない相関値が得られるように位相がPromptコードに対して進まれる、請求項8に記載のGNSS測位装置。
- 前記VEコードの前記Promptコードに対する位相進み量は、0.6チップから0.9チップの範囲内である、請求項9に記載のGNSS測位装置。
- 前記衛星電波の搬送波に対するレプリカ搬送波を発生するレプリカ搬送波発生手段と、
前記受信手段で受信された衛星電波と、前記レプリカ搬送波発生手段で発生されたレプリカ搬送波との間の相関値に基づいて、前記受信手段で受信された衛星電波の搬送波と、前記レプリカ搬送波発生手段で発生されたレプリカ搬送波との間の位相差を検出する位相差検出手段を更に備え、
前記レプリカPNコードは、基準となるレプリカPNコード(以下、「Promptコード」という)と、Promptコードに対して所定量位相が進んだレプリカPNコード(以下、「Earlyコード」という)と、Promptコードに対して所定量位相が遅れたレプリカPNコード(以下、「Lateコード」という)とを含み、
前記積算手段は、少なくとも前記Earlyコード及び前記Lateコードに係る相関値を、前記位相シフト周期に対応する周期分それぞれ積算し、
前記レプリカ符号発生手段は、前記位相差検出手段により検出された位相差に基づいて、前記Promptコードの位相を調整する、請求項7に記載のGNSS測位装置。 - 前記レプリカ符号発生手段は、前記位相差に基づいて、搬送波の1周期あたり0.2/300チップシフトさせる態様で、前記Promptコードの位相を調整する、請求項11に記載のGNSS測位装置。
- 前記位相シフト周期に対応する周期分積算された相関値E及びLを用いて、前記Promptコードと前記PNコードとの間の位相差を、
位相差=(E−L)/2(E+L)
により算出し、該算出した位相差に基づいて、測位結果に対するマルチパスの影響を除去し、
上記式において、記号Eは、前記Earlyコードに係る積算された相関値を表し、記号Lは、前記Lateコードに係る積算された相関値を表す、請求項8又は11に記載のGNSS測位装置。 - 移動体に搭載され、移動体の位置又は速度を測位するように構成された、請求項1〜13のうちのいずれか1項に記載のGNSS測位装置。
- GNSS受信機を用いたGNSS測位装置であって、
衛星から送られるPNコードにより変調された衛星電波を受信する受信手段と、
前記PNコードとGNSS受信機内部で発生されるレプリカPNコードとの間の相関値を、所定周期分積算する第1の積算手段と、
前記積算手段で得られる積算された相関値を用いて、前記レプリカPNコードの位相を調整する第1の位相調整手段と、
前記第1の位相調整手段による位相調整が実行された状態で、前記受信手段により反射波で受信される衛星電波の搬送波位相の位相シフト周期であって、前記受信手段により直接波で受信される衛星電波の搬送波位相に対する位相シフト周期を、算出する位相シフト周期算出手段と、
前記位相シフト周期算出手段により位相シフト周期が算出された後に実行され、直接波の搬送波位相を基準として前記レプリカPNコードの位相を調整する第2の位相調整手段と、
前記第2の位相調整手段による位相調整が実行された状態で、前記PNコードとGNSS受信機内部で発生されるレプリカPNコードとの間の相関値を、前記位相シフト周期に対応する周期分、積算する第2の積算手段と、
前記第2の積算手段で得られる積算された相関値に基づいて、マルチパスの影響を除去するための補正量を決定する手段とを備えることを特徴とする、GNSS測位装置。 - GNSS受信機を用いたGNSS測位方法であって、
衛星から送られるPNコードにより変調された衛星電波を受信する受信ステップと、
前記PNコードとGNSS受信機内部で発生されるレプリカPNコードとの間の相関値を、所定周期分積算する第1の積算ステップと、
前記積算ステップで得られる積算された相関値を用いて、前記レプリカPNコードの位相を調整する第1の位相調整ステップと、
前記第1の位相調整ステップが実行された状態で、前記受信ステップにより反射波で受信される衛星電波の搬送波位相の位相シフト周期であって、前記受信ステップにより直接波で受信される衛星電波の搬送波位相に対する位相シフト周期を、算出する位相シフト周期算出ステップと、
前記位相シフト周期算出ステップにより位相シフト周期が算出された後に実行され、直接波の搬送波位相を基準として前記レプリカPNコードの位相を調整する第2の位相調整ステップと、
前記第2の位相調整ステップが実行された状態で、前記PNコードとGNSS受信機内部で発生されるレプリカPNコードとの間の相関値を、前記位相シフト周期に対応する周期分、積算する第2の積算ステップと、
前記第2の積算ステップで得られる積算された相関値に基づいて、マルチパスの影響を除去するための補正量を決定するステップとを備えることを特徴とする、GNSS測位方法。
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