JP4983281B2 - アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置 - Google Patents

アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置に関するものである。
光反射性を有する光反射部で反射した光を偏向・走査する光学デバイスとしては、例えばレーザープリンタ等に用いられる光スキャナが知られている。このような光スキャナとしては、マイクロマシニング技術によりSi基板を加工して製造した捩り振動子を用いたものが提案されている。このような捩り振動子を用いた光スキャナは、ポリゴンミラーに比し高速で光走査を行うことができるという利点がある。
例えば、特許文献1にかかる光スキャナでは、板状の反射ミラーが1対のバネ部で両持ち支持され、反射ミラーが静電駆動方式により各バネ部の捩れ変形を伴って回動する。
このような反射ミラーおよび1対のバネで構成された振動系の共振周波数で反射ミラーを回動させることが一般に行われている。この場合、かかる振動系の共振周波数を低く設定するには、バネ部の長さを長くするか、反射ミラーの慣性モーメントを大きくする必要がある。
しかしながら、特許文献1にかかる光スキャナにあっては、各軸部材が反射ミラーの縁部から直線状に延びているため、比較的低い共振周波数で動作させるように構成すると、軸部材の長尺化や反射ミラーの大型化により光スキャナの大型化を招いてしまう。
特開2005−181430号公報
本発明の目的は、小型化を図りつつ、所望の周波数で駆動することができるアクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のアクチュエータは、可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させる駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする。
これにより、各軸部材を長尺化しても、各軸部材の長手方向における光学デバイスの寸法を小さく抑えることができる。その結果、小型化を図りつつ、所望の周波数で駆動することができる。
また、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合された錘部材を有するので、振動系の中心を各軸部材の軸線に一致または近づけて、可動板を円滑に回動させることができる。
また、前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成されているので、錘部材を有効利用して、可動板を回動させることができる。
また、前記錘部材は、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されているので、磁性体(錘部材)の小型化を図りつつ、振動系の中心を各軸部材の軸線に一致または近づけることができる。
本発明のアクチュエータは、可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させる駆動手段とを有し、
前記各軸部材は、前記可動板の厚さ方向に離間し、かつ、平面視にて前記可動板と重なる部分を有し、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする。
これにより、各軸部材を長尺化しても、各軸部材の長手方向における光学デバイスの寸法を小さく抑えることができる。その結果、小型化を図りつつ、所望の周波数で駆動することができる。
また、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合された錘部材を有するので、振動系の中心を各軸部材の軸線に一致または近づけて、可動板を円滑に回動させることができる。
また、前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成されているので、錘部材を有効利用して、可動板を回動させることができる。
また、前記錘部材は、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されているので、磁性体(錘部材)の小型化を図りつつ、振動系の中心を各軸部材の軸線に一致または近づけることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記可動板は、スペーサを介して前記各軸部材に固定されていることが好ましい。
これにより、可動板の回動時における可動板と各軸部材との不本意な接触を抑制または防止して、円滑に各軸部材を捩れ変形させながら可動板を回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記可動板および前記各軸部材が、それぞれ、シリコンを主材料として構成されているとともに、前記スペーサが、シリコン酸化物を主材料として構成されていることが好ましい。
これにより、SOI基板を加工することにより比較的簡単に、可動板と軸部材とスペーサとを含む構造体を形成することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記各軸部材の横断面は、前記可動板側へ向け幅が漸減する部分を有することが好ましい。
これにより、可動板の回動時における可動板と各軸部材との不本意な接触を抑制または防止して、円滑に各軸部材を捩れ変形させながら可動板を回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記可動板は、互いに嵌合する1対の嵌合部を介して前記各軸部材に固定されていることが好ましい。
これにより、可動板や各軸部材の構成材料によらず、可動板を各軸部材に比較的簡単かつ強固に固定することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記1対の軸部材は、一体的に形成されていることが好ましい。
これにより、各軸部材に対する可動板の固定部の機械的強度を向上させることができる
本発明のアクチュエータでは、前記可動板の板面には、光反射性を有する光反射部が設けられていることが好ましい。
これにより、本発明のアクチュエータを光スイッチ、光アッテネータ、光スキャナなどの光学デバイスに適用することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記光反射部は、前記可動板の前記軸部材と反対側の面に設けられていることが好ましい。
これにより、可動板の大型化を防止しつつ、本発明のアクチュエータを光スイッチ、光アッテネータ、光スキャナなどの光学デバイスに適用することができる。
本発明の光スキャナは、光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させることにより、前記光反射で反射した光を走査する駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする。
これにより、小型化を図りつつ、所望の周波数で駆動することができる光スキャナを提供することができる。
本発明の画像形成装置は、光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させることにより、前記光反射で反射した光を走査して、対象物上に画像を形成する駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする。
これにより、画像形成装置の小型化を図ったり、画像形成装置の設計自由度を高めたりすることができる
以下、本発明のアクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示すアクチュエータの平面図、図3は、図1に示すアクチュエータの断面図((a)は、図2中のA−A線断面図、(b)は、図2中のB−B線断面図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図2中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図3(a)中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
光学デバイス1は、図1に示すように、振動系を有する基体2がスペーサ3を介して支持基板4に支持されている。
振動系を有する基体2は、図2に示すように、枠状をなす支持部材21と、可動板22と、可動板22を軸線Xまわりに回動可能に支持する1対の軸部材(第1および第2の軸部)23、24とを有している。本実施形態では、基体2は、平面視したときに、左右対称な形状となるように形成されている。
より具体的には、支持部材21は、枠状(より具体的には四角環状)をなしている。このような支持部材21に対し、平面視にて離間するように、可動板22が設けられている。
可動板22は、板状をなしている。また、本実施形態では、可動板22は、平面視にて、軸線X方向を長手とする長方形状をなしている。なお、可動板22の平面視形状は、光学デバイスの設計などに応じて決定されるものであり、前述したような長方形状に限定されず、例えば、正方形状であってもよく、また、5角形、6角形などの多角形状や、円形状、楕円形状、長円形状などであってもよい。
そして、可動板22の上面(平面部)には、光反射部221が設けられている。これにより、光学デバイス1を光スキャナ、光アッテネータ、光スイッチなどの光デバイスに適用することができる。
一方、可動板22の下面には、磁性体26が接合されている。この磁性体26は、可動板22を平面視したときに、可動板22の回動中心軸である軸線Xに直交する方向に磁化されている。すなわち、磁性体26は、軸線Xを介して対向する互いに極性の異なる1対の磁極を有している。
このように可動板22の各軸部材23、24側の面に接合された磁性体26は、振動系の中心を各軸部材23、24の軸線に一致または近づける錘部材(錘部)としての機能を有する。このような機能により、可動板22を円滑に回動させることができる。
特に、磁性体26は、前述した錘部材としての機能だけでなく、後述するコイル41からの磁界の作用により、可動板22を回動させることができる。すなわち、錘部材を有効利用して、可動板22を回動させることができる。
また、磁性体26は、各軸部材23、24の捩れ変形部分に対し離間するように、切り欠き部261が形成されている。言い換えすれば、磁性体(錘部材)26は、各軸部材23、24の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて可動板22の回動中心軸を跨ぐように形成されている。これにより、磁性体(錘部材)26の小型化を図りつつ、振動系の中心を各軸部材23、24の軸線に一致または近づけることができる。
また、可動板22の下面には、各軸部材23、24に固定するための凹部222が形成されている。
このような可動板22は、軸線Xに沿って設けられた1対の軸部材23、24に支持されている。
各軸部材23、24は、軸線Xに沿って長手形状をなし、軸線Xまわりに捩れ変形可能となっている。
特に、1対の軸部材23、24は、一体的に形成されている。これにより、各軸部材23、24に対する可動板22の固定部分の機械的強度を向上させることができる。
本実施形態では、1対の軸部材23、24間の境界部付近には、上方に向け突出する固定部25が形成されている。この固定部25には、前述した可動板22の凹部222が係合しており、可動板22を支持している。
このように可動板22が互いに嵌合する1対の嵌合部(固定部25および凹部222)を介して各軸部材23、24に固定されているため、可動板22や各軸部材23、24の構成材料によらず、可動板22を各軸部材23、24に比較的簡単かつ強固に固定することができる。
この固定部25は、その先端側の一部のみが凹部222内に収まっている。したがって、固定部25の基端側の部分は、各軸部材23、24と可動板22とを離間させるスペーサとして機能する。このように可動板22がスペーサを介して各軸部材23、24に固定されているため、可動板22の回動時における各軸部材23、24の捩れ変形を許容するように可動板22と各軸部材23、24との不本意な接触を抑制または防止することができる。そのため、円滑に、各軸部材23、24を捩れ変形させながら可動板22を回動させることができる。
このようにして軸部材23は、その長手方向での一端(右側の端)部が可動板22に連結され、他端(左側の端)部が支持部材21に連結されている。これと同様に、軸部材24は、その長手方向での一端(左側の端)部が可動板22に連結され、他端部が支持部材21に連結されている。
特に、可動板22は、その一方の面(下面)側で、かつ、平面視での中央部にて、各軸部材23、24の一端部に固定されている。言い換えすれば、各軸部材23、24は、可動板22の厚さ方向に離間し、かつ、平面視にて可動板22と重なる部分を有している。
このように各軸部材23、24に対し可動板22が固定されていると、各軸部材23、24を長尺化しても、各軸部材23、24の長手方向における光学デバイス1の寸法を小さく抑えることができる。その結果、小型化を図りつつ、所望の周波数(特に低周波数)で駆動することができる。
以上のように、可動板22は、1対の軸部材23を介して支持部材21に支持されている。
以上説明したような基体2にあっては、可動板22(磁性体26を含む)および軸部材23、24が振動系を構成している。
このような基体2では、支持部材21、可動板22、各軸部材23、24のそれぞれが、例えば、シリコンを主材料として構成されている。また、本実施形態では、支持部材21と軸部材23、24とが一体的に形成されている。
このような基体2の支持部材21の下面には、例えばシリコンやガラス等を主材料として構成されたスペーサ3が接合されている。
このスペーサ3は、環状をなしており、その内側の空間が、基体2の振動系が振動する際、すなわち可動板22が回動(振動)する際に、支持基板4に接触するのを防止する逃げ部(空間)を形成する。
このようなスペーサ3の下面には、例えばシリコンやガラス等を主材料として構成された支持基板が接合されている。なお、スペーサ3と支持基板4とが一体的に形成されていてもよい。
この支持基板4の上面には、前述した磁性体26に対し磁界を作用させるコイル(コイル部)41が設けられている。
このコイル41は、筒状をなし、平面視にて可動板22を囲むように形成されている。このようなコイル41が、図示しない電源回路に接続されていて、周期的に変化する電圧(例えば交流や間欠的な直流)が印加されるようになっている。ここで、コイル41と磁性体26と電源回路とが、各軸部材23、24の捩れ変形を伴って可動板22を回動させる駆動手段(電磁駆動部)を構成する。
以上説明したように構成された光学デバイス1は、次のようにして作動する。
周期的に変化する電圧をコイル41に印加することにより、コイル41が上方に向く磁界と下方に向く磁界とを交互に発生させる。これにより、コイル41に対し磁性体26の1対の磁極のうち一方の磁極が接近し他方の磁極が離間するようにして、各軸部材23、24を捩れ変形させながら可動板22を軸線Xまわりに回動させる。
以上説明したような光学デバイス1によれば、各軸部材23、24を長尺化しても、各軸部材23、24の長手方向における光学デバイス1の寸法を小さく抑えることができる。その結果、小型化を図りつつ、所望の周波数(特に低周波数)で駆動することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明のアクチュエータの第2実施形態について説明する。
図4は、本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す平面図、図5は、図4に示す光学デバイスの断面図((a)は、図4中のA−A線断面図、(b)は、図4中のB−B線断面図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図4中の紙面に対し手前側を「上」、紙面に対し奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図5(a)中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
以下、第2実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の光学デバイス1Aは、可動板と各軸部材との固定に関する構成が異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
図4に示す光学デバイス1Aは、振動系を有する基体2Aを有しており、かかる基体2Aでは、可動板22Aが1対の軸部材23A、24Aを介して支持部材21に支持されている。
可動板22Aは、円板状をなすスペーサ25Aを介して各軸部材23A、24Aに接合されている。なお、スペーサ25Aの平面視形状は、本実施形態では円形であるが、これに限定されるものではない。
このように可動板22Aがスペーサ25Aを介して各軸部材23A、24Aに固定されていると、可動板22の回動時における可動板22Aと各軸部材との不本意な接触を抑制または防止して、円滑に各軸部材23A、24Aを捩れ変形させながら可動板22Aを回動させることができる。
本実施形態のような構成においては、可動板22Aおよび各軸部材23A、24Aが、それぞれ、シリコンを主材料として構成されているとともに、スペーサ25Aが、シリコン酸化物を主材料として構成されているのが好ましい。
これにより、SOI基板を加工することにより比較的簡単に、可動板22Aと各軸部材23A、24Aとスペーサ25Aとを含む構造体を形成することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明のアクチュエータの第3実施形態について説明する。
図6は、本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図6中の紙面に対し上側を「上」、下側を「下」と言う。
以下、第3実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の光学デバイス1Bは、各軸部材の横断面形状が異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
図6に示す光学デバイス1Bは、振動系を有する基体2Bを有しており、この基体2Bでは、可動板22が1対の軸部材により回動可能に支持されている。なお、図6では、1対の軸部材のうちの一方の軸部材23Bのみを図示しており、以下の説明では、軸部材23Bのみについて説明するが、他方の軸部材についても軸部材23Bと同様である。
軸部材23Bは、その横断面がほぼ正8角形状をなしている。
このような軸部材23Bの横断面は、可動板22側へ向け幅が漸減する部分を有する。そのため、可動板22の回動時における可動板22と軸部材23Bとの不本意な接触を抑制または防止して、円滑に軸部材23Bを捩れ変形させながら可動板22を回動させることができる。なお、軸部材23Bの横断面形状は、可動板22側へ向け幅が漸減する部分を有していれば、前述した形状に限定されず、例えば、他の多角形や円形、楕円形などでもよく、また、可動板22側の部分のみが凸面をなすように形成されていてもよい。
<第4実施形態>
次に、本発明のアクチュエータの第4実施形態について説明する。
図7は、本発明のアクチュエータの第4実施形態を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図7(a)中の紙面に対し上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
以下、第4実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態の光学デバイス1Cは、各軸部材の形状と、軸部材に対する可動板の固定位置とが異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
図7に示す光学デバイス1Cは、振動系を有する基体2Cを有しており、かかる基体2Cでは、軸線X方向における可動板22の両端部にて1対の軸部材23C、24Cに固定されている。
より具体的に説明すると、軸部材23Cは、棒状をなし互いに平行に配設された1対の棒状部材231C、232Cと、1対の棒状部材231C、232Cを互いに接合する接合部材233Cとで構成されている。
1対の棒状部材231C、232Cは、これらの一端(右側の端)部同士が接合部材233Cを介して接合されている。また、棒状部材231Cの接合部材233Cと反対側の一端(左側の端)は、支持部材21に連結され、棒状部材232Cの接合部材233Cと反対側の一端(左側の端)は、スペーサ251Cを介して可動板22に接合されている。
このような軸部材23Cと同様に、軸部材24Cは、棒状をなし互いに平行に配設された1対の棒状部材241C、242Cと、1対の棒状部材241C、242Cを互いに接合する接合部材243Cとで構成されている。
1対の棒状部材241C、242Cは、これらの一端(左側の端)部同士が接合部材243Cを介して接合されている。また、棒状部材241Cの接合部材243Cと反対側の一端(右側の端)は、支持部材21に連結され、棒状部材242Cの接合部材243Cと反対側の一端(右側の端)は、スペーサ252Cを介して可動板22に接合されている。
また、本実施形態では、可動板22の光反射部221と反対側の面に、前述した軸部材23C、24Cを介して互いに離間するように1対の磁性体26Cが接合されている。この1対の磁性体26Cは、それぞれ可動板22の厚さ方向に磁化されているとともに、互いに反対方向に磁化されている。これにより、1対の磁性体26Cがコイル41からの磁界の作用を受けることで、可動板22を軸線Xまわりに回動させることができる。
このように構成された光学デバイス1Cによっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。また、本実施形態では、可動板22の回動中心軸方向における軸部材23C、24Cの長尺化を抑えながら、軸部材23C、24Cのバネ定数を極めて低くすることができる。すなわち、光学デバイス1Cは、小型化を図りつつ、駆動周波数を極めて低くすることができる。
ここで、以上説明したような光学デバイス1〜1Cを光スキャナとして用いた場合について説明する。
このような光スキャナは、例えば、レーザープリンタ、イメージング用ディスプレイ、バーコードリーダー、走査型共焦点顕微鏡などの画像形成装置に好適に適用することができる。この場合、光反射部221で反射した光を主走査および/または副走査して、対象物上に画像を形成する。本発明の光スキャナを備えた画像形成装置、すなわち、本発明の画像形成装置は、画像形成装置の小型化を図ったり、画像形成装置の設計自由度を高めたりすることができる。
以下、本発明の光スキャナを備えた画像形成装置の具体例を説明する。
まず、電子写真方式を採用するプリンタに本発明を適用した例を説明する。
図8は、本発明の光スキャナを備える画像形成装置(プリンタ)の一例を示す全体構成の模式的断面図、図9は、図8に示す画像形成装置に備えられた露光ユニットの概略構成を示す図である。
図8に示す画像形成装置110(プリンタ)は、露光・現像・転写・定着を含む一連の画像形成プロセスによって、トナーからなる画像を紙やOHPシートなどの記録媒体に記録するものである。このような画像形成装置110は、図8に示すように、図示矢印方向に回転する感光体111を有し、その回転方向に沿って順次、帯電ユニット112、露光ユニット113、現像ユニット114、転写ユニット115、クリーニングユニット116が配設されている。また、画像形成装置110は、図8にて下部に、紙などの記録媒体Pを収容する給紙トレイ117が設けられ、上部に、定着装置118が設けられている。
このような画像形成装置110にあっては、まず、図示しないホストコンピュータからの指令により、感光体111、現像ユニット114に設けられた現像ローラ(図示せず)、および中間転写ベルト151が回転を開始する。そして、感光体111は、回転しながら、帯電ユニット112により順次帯電される。
感光体111の帯電された領域は、感光体111の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット113によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が前記領域に形成される。
感光体111上に形成された潜像は、感光体111の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像のための現像装置144によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体111上にイエロートナー像が形成される。このとき、現像ユニット114は、現像装置144が選択的に前記現像位置にて感光体111と対向している。なお、この選択は、保持体145の軸146まわりの回転により、現像装置141〜144の相対位置関係を維持しつつそれぞれの位置を変えることで行う。
感光体111上に形成されたイエロートナー像は、感光体111の回転に伴って一次転写位置(すなわち、感光体111と一次転写ローラ152との対向部)に至り、一次転写ローラ152によって、中間転写ベルト151に転写(一次転写)される。このとき、一次転写ローラ152には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。なお、この間、二次転写ローラ155は、中間転写ベルト151から離間している。
前述の処理と同様の処理が、第2色目、第3色目および第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写ベルト151に重なり合って転写される。これにより、中間転写ベルト151上にはフルカラートナー像が形成される。
一方、記録媒体Pは、給紙トレイ117から、給紙ローラ171、レジローラ172によって二次転写位置(すなわち、二次転写ローラ155と駆動ローラ154との対向部)へ搬送される。
中間転写ベルト151上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写ベルト151の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ローラ155によって記録媒体Pに転写(二次転写)される。このとき、二次転写ローラ155は中間転写ベルト151に押圧されるとともに二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される。また、中間転写ベルト151は、駆動ローラ154を回転させることで一次転写ローラ152および従動ローラ153を従動回転させながら回転する。
記録媒体Pに転写されたフルカラートナー像は、定着装置118によって加熱および加圧されて記録媒体Pに融着される。その後、片面プリントの場合には、記録媒体Pは、排紙ローラ対173によって画像形成装置110の外部へ排出される。
一方、感光体111は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット116のクリーニングブレード161によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット116内の残存トナー回収部に回収される。
両面プリントの場合には、定着装置118によって一方の面に定着処理された記録媒体Pを一旦排紙ローラ対173により挟持した後に、排紙ローラ対173を反転駆動するとともに、搬送ローラ対174、176を駆動して、当該記録媒体Pを搬送路175を通じて表裏反転して二次転写位置へ帰還させ、前述と同様の動作により、記録媒体Pの他方の面に画像を形成する。
このような画像形成装置に備えられた露光ユニット113は、図示しないパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータから画像情報を受けこれに応じて、一様に帯電された感光体111上に、レーザーを選択的に照射することによって、静電的な潜像を形成する装置である。
より具体的に説明すると、露光ユニット113は、図9に示すように、光スキャナである光学デバイス1と、レーザー光源131と、コリメータレンズ132と、fθレンズ133とを有している。
露光ユニット113にあっては、レーザー光源131からコリメータレンズ132を介して光学デバイス1(光反射部221)にレーザー光Lが照射される。そして、光反射部221で反射したレーザー光Lがfθレンズを介して感光体111上に照射される。
その際、光学デバイス1の駆動(可動板22の軸線Xまわりの回動)により、光反射部221で反射した光(レーザーL)は、感光体111の軸線方向に走査(主走査)される。一方、感光体111の回転により、光反射部221で反射した光(レーザーL)は、感光体111の周方向に走査(副走査)される。また、レーザー光源131から出力されるレーザー光Lの強度は、図示しないホストコンピュータから受けた画像情報に応じて変化する。
このようにして露光ユニット113は、感光体111上を選択的に露光して画像形成(描画)を行う。
次に、イメージングディスプレイ(表示装置)に本発明を適用した例を説明する。
図10は、本発明の画像形成装置(イメージングディスプレイ)の一例を示す概略図である。
図10に示す画像形成装置119は、光スキャナである光学デバイス1と、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の光源191、192、193と、クロスダイクロイックプリズム(Xプリズム)194と、ガルバノミラー195と、固定ミラー196と、スクリーン197とを備えている。
このような画像形成装置119にあっては、光源191、192、193からクロスダイクロイックプリズム194を介して光学デバイス1(光反射部221)に各色の光が照射される。このとき、光源191からの赤色の光と、光源192からの緑色の光と、光源193からの青色の光とが、クロスダイクロイックプリズム194にて合成される。
そして、光反射部221で反射した光(3色の合成光)は、ガルバノミラー195で反射した後に、固定ミラー196で反射し、スクリーン197上に照射される。
その際、光学デバイス1の駆動(可動板22の軸線Xまわりの回動)により、光反射部221で反射した光は、スクリーン197の横方向に走査(主走査)される。一方、ガルバノミラー195の軸線Yまわりの回転により、光反射部221で反射した光は、スクリーン197の縦方向に走査(副走査)される。また、各色の光源191、192、193から出力される光の強度は、図示しないホストコンピュータから受けた画像情報に応じて変化する。
このようにして画像形成装置119は、スクリーン197上に画像形成(描画)を行う。
なお、スクリーン197は、画像形成装置119の本体に備えられたものであっても別体であってもよい。また、スクリーン197の表面(視認側の面)に光を照射し表示してもよいし、スクリーン197の裏面(視認側の面とは反対側の面)に光を照射し表面に透過させ表示してもよい。
以上、本発明のアクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明のアクチュエータでは、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
例えば、本発明は、各軸部材が、可動板の厚さ方向に離間し、かつ、平面視にて可動板と重なる部分を有していればよく、前述した実施形態のものに限定されない。
また、各軸部材の形状、大きさ、配置なども前述したものに限定されるものではない。
また、前述した実施形態では、可動板がスペーサを介して各軸部材に固定されているものについて説明したが、スペーサを介さず可動板が各軸部材に直接固定されていてもよい。この場合、軸部材の横断面形状は、例えば、多角形、円形、楕円形のような形状や、可動板22側を凸とする凸面を有する形状などであるのが好ましい。
また、可動板と各軸部材との接合方法や、可動板または各軸部材とスペーサとの接合方法は、これらの構成材料などに応じて決定され、特に限定されない。
さらに、可動板を回動させる駆動手段としては、前述した実施形態のような電磁駆動方式に限定されず、圧電駆動方式や静電駆動方式等の他の駆動方式を用いることができる。この場合、錘部材(前述した実施形態における磁性体26)を省略することができる。
また、前述した実施形態では、可動板の各軸部材と反対側の面に光反射部を設けたものについて説明したが、可動板の各軸部材側の面に光反射部を設けることも可能である。
本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す斜視図である。 図1に示すアクチュエータの平面図である。 図1に示すアクチュエータの断面図((a)は、図2中のA−A線断面図、(b)は、図2中のB−B線断面図)である。 本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す平面図である。 図4に示すアクチュエータの断面図((a)は、図4中のA−A線断面図、(b)は、図4中のB−B線断面図)である。 本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す断面図である。 本発明のアクチュエータの第4実施形態を示す断面図である。 本発明の画像形成装置(プリンタ)の一例を示す全体構成の模式的断面図である。 図8に示す画像形成装置に備えられた露光ユニットの概略構成を示す図である。 本発明の画像形成装置の一例を示す概略図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C……光学デバイス(光スキャナ) 2、2A、2B、2C……基体 21……支持部材 22、22A……可動板 221……光反射部 23、23A、23B、23C、24、24A、24B、24C……軸部材 25……固定部 25A……スペーサ 26、26C……磁性体(錘部材) 261……切り欠き部 3……スペーサ 4……支持基板 41……コイル 110……画像形成装置 111……感光体 112……帯電ユニット 113……露光ユニット 114……現像ユニット 115……転写ユニット 116……クリーニングユニット 117……給紙トレイ 118……定着装置 119……画像形成装置 131……レーザー光源 132……コリメータレンズ 133……fθレンズ 141〜144……現像装置 145……保持体 146……軸 151……中間転写ベルト 152……一次転写ローラ 153……従動ローラ 154……駆動ローラ 155……二次転写ローラ 161……クリーニングブレード 171……給紙ローラ 172……レジローラ 173……排紙ローラ対 174、176……搬送ローラ対 175……搬送路 191、192、193……光源 194……クロスダイクロイックプリズム 195……ガルバノミラー 196……固定ミラー 197……スクリーン 222……凹部 231C、232C、241C、242C……棒状部材 233C、243C……接合部材 251C、252C……スペーサ P……記録媒体

Claims (11)

  1. 可動板と、
    前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
    前記可動板に接合された錘部材と、
    前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させる駆動手段とを有し、
    前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
    前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
    前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 可動板と、
    前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
    前記可動板に接合された錘部材と、
    前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させる駆動手段とを有し、
    前記各軸部材は、前記可動板の厚さ方向に離間し、かつ、平面視にて前記可動板と重なる部分を有し、
    前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
    前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  3. 前記可動板は、スペーサを介して前記各軸部材に固定されている請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記可動板および前記各軸部材が、それぞれ、シリコンを主材料として構成されているとともに、前記スペーサが、シリコン酸化物を主材料として構成されている請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記各軸部材の横断面は、前記可動板側へ向け幅が漸減する部分を有する請求項1ないし4のいずれかに記載のアクチュエータ。
  6. 前記可動板は、互いに嵌合する1対の嵌合部を介して前記各軸部材に固定されている請求項1ないし5のいずれかに記載のアクチュエータ。
  7. 前記1対の軸部材は、一体的に形成されている請求項1ないし6のいずれかに記載のアクチュエータ。
  8. 前記可動板の板面には、光反射性を有する光反射部が設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載のアクチュエータ。
  9. 前記光反射部は、前記可動板の前記軸部材と反対側の面に設けられている請求項8に記載のアクチュエータ。
  10. 光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
    前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
    前記可動板に接合された錘部材と、
    前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させることにより、前記光反射で反射した光を走査する駆動手段とを有し、
    前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
    前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
    前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする光スキャナ。
  11. 光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
    前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
    前記可動板に接合された錘部材と、
    前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させることにより、前記光反射で反射した光を走査して、対象物上に画像を形成する駆動手段とを有し、
    前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
    前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
    前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする画像形成装置。
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