JP4983281B2 - アクチュエータ、光スキャナ、および画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような反射ミラーおよび1対のバネで構成された振動系の共振周波数で反射ミラーを回動させることが一般に行われている。この場合、かかる振動系の共振周波数を低く設定するには、バネ部の長さを長くするか、反射ミラーの慣性モーメントを大きくする必要がある。
しかしながら、特許文献1にかかる光スキャナにあっては、各軸部材が反射ミラーの縁部から直線状に延びているため、比較的低い共振周波数で動作させるように構成すると、軸部材の長尺化や反射ミラーの大型化により光スキャナの大型化を招いてしまう。
本発明のアクチュエータは、可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させる駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする。
これにより、各軸部材を長尺化しても、各軸部材の長手方向における光学デバイスの寸法を小さく抑えることができる。その結果、小型化を図りつつ、所望の周波数で駆動することができる。
また、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合された錘部材を有するので、振動系の中心を各軸部材の軸線に一致または近づけて、可動板を円滑に回動させることができる。
また、前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成されているので、錘部材を有効利用して、可動板を回動させることができる。
また、前記錘部材は、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されているので、磁性体(錘部材)の小型化を図りつつ、振動系の中心を各軸部材の軸線に一致または近づけることができる。
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させる駆動手段とを有し、
前記各軸部材は、前記可動板の厚さ方向に離間し、かつ、平面視にて前記可動板と重なる部分を有し、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする。
これにより、各軸部材を長尺化しても、各軸部材の長手方向における光学デバイスの寸法を小さく抑えることができる。その結果、小型化を図りつつ、所望の周波数で駆動することができる。
また、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合された錘部材を有するので、振動系の中心を各軸部材の軸線に一致または近づけて、可動板を円滑に回動させることができる。
また、前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成されているので、錘部材を有効利用して、可動板を回動させることができる。
また、前記錘部材は、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されているので、磁性体(錘部材)の小型化を図りつつ、振動系の中心を各軸部材の軸線に一致または近づけることができる。
これにより、可動板の回動時における可動板と各軸部材との不本意な接触を抑制または防止して、円滑に各軸部材を捩れ変形させながら可動板を回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記可動板および前記各軸部材が、それぞれ、シリコンを主材料として構成されているとともに、前記スペーサが、シリコン酸化物を主材料として構成されていることが好ましい。
これにより、SOI基板を加工することにより比較的簡単に、可動板と軸部材とスペーサとを含む構造体を形成することができる。
これにより、可動板の回動時における可動板と各軸部材との不本意な接触を抑制または防止して、円滑に各軸部材を捩れ変形させながら可動板を回動させることができる。
本発明のアクチュエータでは、前記可動板は、互いに嵌合する1対の嵌合部を介して前記各軸部材に固定されていることが好ましい。
これにより、可動板や各軸部材の構成材料によらず、可動板を各軸部材に比較的簡単かつ強固に固定することができる。
これにより、各軸部材に対する可動板の固定部の機械的強度を向上させることができる。
これにより、本発明のアクチュエータを光スイッチ、光アッテネータ、光スキャナなどの光学デバイスに適用することができる。
本発明のアクチュエータでは、前記光反射部は、前記可動板の前記軸部材と反対側の面に設けられていることが好ましい。
これにより、可動板の大型化を防止しつつ、本発明のアクチュエータを光スイッチ、光アッテネータ、光スキャナなどの光学デバイスに適用することができる。
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させることにより、前記光反射で反射した光を走査する駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする。
これにより、小型化を図りつつ、所望の周波数で駆動することができる光スキャナを提供することができる。
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させることにより、前記光反射で反射した光を走査して、対象物上に画像を形成する駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする。
これにより、画像形成装置の小型化を図ったり、画像形成装置の設計自由度を高めたりすることができる。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本発明のアクチュエータの第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示すアクチュエータの平面図、図3は、図1に示すアクチュエータの断面図((a)は、図2中のA−A線断面図、(b)は、図2中のB−B線断面図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図2中の紙面手前側を「上」、紙面奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図3(a)中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
振動系を有する基体2は、図2に示すように、枠状をなす支持部材21と、可動板22と、可動板22を軸線Xまわりに回動可能に支持する1対の軸部材(第1および第2の軸部)23、24とを有している。本実施形態では、基体2は、平面視したときに、左右対称な形状となるように形成されている。
より具体的には、支持部材21は、枠状(より具体的には四角環状)をなしている。このような支持部材21に対し、平面視にて離間するように、可動板22が設けられている。
一方、可動板22の下面には、磁性体26が接合されている。この磁性体26は、可動板22を平面視したときに、可動板22の回動中心軸である軸線Xに直交する方向に磁化されている。すなわち、磁性体26は、軸線Xを介して対向する互いに極性の異なる1対の磁極を有している。
特に、磁性体26は、前述した錘部材としての機能だけでなく、後述するコイル41からの磁界の作用により、可動板22を回動させることができる。すなわち、錘部材を有効利用して、可動板22を回動させることができる。
また、可動板22の下面には、各軸部材23、24に固定するための凹部222が形成されている。
各軸部材23、24は、軸線Xに沿って長手形状をなし、軸線Xまわりに捩れ変形可能となっている。
特に、1対の軸部材23、24は、一体的に形成されている。これにより、各軸部材23、24に対する可動板22の固定部分の機械的強度を向上させることができる。
このように可動板22が互いに嵌合する1対の嵌合部(固定部25および凹部222)を介して各軸部材23、24に固定されているため、可動板22や各軸部材23、24の構成材料によらず、可動板22を各軸部材23、24に比較的簡単かつ強固に固定することができる。
特に、可動板22は、その一方の面(下面)側で、かつ、平面視での中央部にて、各軸部材23、24の一端部に固定されている。言い換えすれば、各軸部材23、24は、可動板22の厚さ方向に離間し、かつ、平面視にて可動板22と重なる部分を有している。
以上のように、可動板22は、1対の軸部材23を介して支持部材21に支持されている。
このような基体2では、支持部材21、可動板22、各軸部材23、24のそれぞれが、例えば、シリコンを主材料として構成されている。また、本実施形態では、支持部材21と軸部材23、24とが一体的に形成されている。
このスペーサ3は、環状をなしており、その内側の空間が、基体2の振動系が振動する際、すなわち可動板22が回動(振動)する際に、支持基板4に接触するのを防止する逃げ部(空間)を形成する。
このようなスペーサ3の下面には、例えばシリコンやガラス等を主材料として構成された支持基板が接合されている。なお、スペーサ3と支持基板4とが一体的に形成されていてもよい。
このコイル41は、筒状をなし、平面視にて可動板22を囲むように形成されている。このようなコイル41が、図示しない電源回路に接続されていて、周期的に変化する電圧(例えば交流や間欠的な直流)が印加されるようになっている。ここで、コイル41と磁性体26と電源回路とが、各軸部材23、24の捩れ変形を伴って可動板22を回動させる駆動手段(電磁駆動部)を構成する。
周期的に変化する電圧をコイル41に印加することにより、コイル41が上方に向く磁界と下方に向く磁界とを交互に発生させる。これにより、コイル41に対し磁性体26の1対の磁極のうち一方の磁極が接近し他方の磁極が離間するようにして、各軸部材23、24を捩れ変形させながら可動板22を軸線Xまわりに回動させる。
以上説明したような光学デバイス1によれば、各軸部材23、24を長尺化しても、各軸部材23、24の長手方向における光学デバイス1の寸法を小さく抑えることができる。その結果、小型化を図りつつ、所望の周波数(特に低周波数)で駆動することができる。
次に、本発明のアクチュエータの第2実施形態について説明する。
図4は、本発明のアクチュエータの第2実施形態を示す平面図、図5は、図4に示す光学デバイスの断面図((a)は、図4中のA−A線断面図、(b)は、図4中のB−B線断面図)である。なお、以下では、説明の便宜上、図4中の紙面に対し手前側を「上」、紙面に対し奥側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言い、図5(a)中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
以下、第2実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の光学デバイス1Aは、可動板と各軸部材との固定に関する構成が異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
可動板22Aは、円板状をなすスペーサ25Aを介して各軸部材23A、24Aに接合されている。なお、スペーサ25Aの平面視形状は、本実施形態では円形であるが、これに限定されるものではない。
このように可動板22Aがスペーサ25Aを介して各軸部材23A、24Aに固定されていると、可動板22の回動時における可動板22Aと各軸部材との不本意な接触を抑制または防止して、円滑に各軸部材23A、24Aを捩れ変形させながら可動板22Aを回動させることができる。
これにより、SOI基板を加工することにより比較的簡単に、可動板22Aと各軸部材23A、24Aとスペーサ25Aとを含む構造体を形成することができる。
次に、本発明のアクチュエータの第3実施形態について説明する。
図6は、本発明のアクチュエータの第3実施形態を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図6中の紙面に対し上側を「上」、下側を「下」と言う。
以下、第3実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の光学デバイス1Bは、各軸部材の横断面形状が異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
軸部材23Bは、その横断面がほぼ正8角形状をなしている。
次に、本発明のアクチュエータの第4実施形態について説明する。
図7は、本発明のアクチュエータの第4実施形態を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図7(a)中の紙面に対し上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」と言う。
以下、第4実施形態の光学デバイスについて、前述した第1実施形態の光学デバイスとの相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第4実施形態の光学デバイス1Cは、各軸部材の形状と、軸部材に対する可動板の固定位置とが異なる以外は、第1実施形態の光学デバイス1とほぼ同様である。
より具体的に説明すると、軸部材23Cは、棒状をなし互いに平行に配設された1対の棒状部材231C、232Cと、1対の棒状部材231C、232Cを互いに接合する接合部材233Cとで構成されている。
このような軸部材23Cと同様に、軸部材24Cは、棒状をなし互いに平行に配設された1対の棒状部材241C、242Cと、1対の棒状部材241C、242Cを互いに接合する接合部材243Cとで構成されている。
1対の棒状部材241C、242Cは、これらの一端(左側の端)部同士が接合部材243Cを介して接合されている。また、棒状部材241Cの接合部材243Cと反対側の一端(右側の端)は、支持部材21に連結され、棒状部材242Cの接合部材243Cと反対側の一端(右側の端)は、スペーサ252Cを介して可動板22に接合されている。
このような光スキャナは、例えば、レーザープリンタ、イメージング用ディスプレイ、バーコードリーダー、走査型共焦点顕微鏡などの画像形成装置に好適に適用することができる。この場合、光反射部221で反射した光を主走査および/または副走査して、対象物上に画像を形成する。本発明の光スキャナを備えた画像形成装置、すなわち、本発明の画像形成装置は、画像形成装置の小型化を図ったり、画像形成装置の設計自由度を高めたりすることができる。
まず、電子写真方式を採用するプリンタに本発明を適用した例を説明する。
図8は、本発明の光スキャナを備える画像形成装置(プリンタ)の一例を示す全体構成の模式的断面図、図9は、図8に示す画像形成装置に備えられた露光ユニットの概略構成を示す図である。
感光体111の帯電された領域は、感光体111の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット113によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が前記領域に形成される。
前述の処理と同様の処理が、第2色目、第3色目および第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写ベルト151に重なり合って転写される。これにより、中間転写ベルト151上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト151上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写ベルト151の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ローラ155によって記録媒体Pに転写(二次転写)される。このとき、二次転写ローラ155は中間転写ベルト151に押圧されるとともに二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される。また、中間転写ベルト151は、駆動ローラ154を回転させることで一次転写ローラ152および従動ローラ153を従動回転させながら回転する。
一方、感光体111は一次転写位置を経過した後に、クリーニングユニット116のクリーニングブレード161によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット116内の残存トナー回収部に回収される。
より具体的に説明すると、露光ユニット113は、図9に示すように、光スキャナである光学デバイス1と、レーザー光源131と、コリメータレンズ132と、fθレンズ133とを有している。
その際、光学デバイス1の駆動(可動板22の軸線Xまわりの回動)により、光反射部221で反射した光(レーザーL)は、感光体111の軸線方向に走査(主走査)される。一方、感光体111の回転により、光反射部221で反射した光(レーザーL)は、感光体111の周方向に走査(副走査)される。また、レーザー光源131から出力されるレーザー光Lの強度は、図示しないホストコンピュータから受けた画像情報に応じて変化する。
このようにして露光ユニット113は、感光体111上を選択的に露光して画像形成(描画)を行う。
図10は、本発明の画像形成装置(イメージングディスプレイ)の一例を示す概略図である。
図10に示す画像形成装置119は、光スキャナである光学デバイス1と、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の光源191、192、193と、クロスダイクロイックプリズム(Xプリズム)194と、ガルバノミラー195と、固定ミラー196と、スクリーン197とを備えている。
そして、光反射部221で反射した光(3色の合成光)は、ガルバノミラー195で反射した後に、固定ミラー196で反射し、スクリーン197上に照射される。
なお、スクリーン197は、画像形成装置119の本体に備えられたものであっても別体であってもよい。また、スクリーン197の表面(視認側の面)に光を照射し表示してもよいし、スクリーン197の裏面(視認側の面とは反対側の面)に光を照射し表面に透過させ表示してもよい。
例えば、本発明は、各軸部材が、可動板の厚さ方向に離間し、かつ、平面視にて可動板と重なる部分を有していればよく、前述した実施形態のものに限定されない。
また、前述した実施形態では、可動板がスペーサを介して各軸部材に固定されているものについて説明したが、スペーサを介さず可動板が各軸部材に直接固定されていてもよい。この場合、軸部材の横断面形状は、例えば、多角形、円形、楕円形のような形状や、可動板22側を凸とする凸面を有する形状などであるのが好ましい。
また、可動板と各軸部材との接合方法や、可動板または各軸部材とスペーサとの接合方法は、これらの構成材料などに応じて決定され、特に限定されない。
また、前述した実施形態では、可動板の各軸部材と反対側の面に光反射部を設けたものについて説明したが、可動板の各軸部材側の面に光反射部を設けることも可能である。
Claims (11)
- 可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させる駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とするアクチュエータ。 - 可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させる駆動手段とを有し、
前記各軸部材は、前記可動板の厚さ方向に離間し、かつ、平面視にて前記可動板と重なる部分を有し、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とするアクチュエータ。 - 前記可動板は、スペーサを介して前記各軸部材に固定されている請求項1または2に記載のアクチュエータ。
- 前記可動板および前記各軸部材が、それぞれ、シリコンを主材料として構成されているとともに、前記スペーサが、シリコン酸化物を主材料として構成されている請求項3に記載のアクチュエータ。
- 前記各軸部材の横断面は、前記可動板側へ向け幅が漸減する部分を有する請求項1ないし4のいずれかに記載のアクチュエータ。
- 前記可動板は、互いに嵌合する1対の嵌合部を介して前記各軸部材に固定されている請求項1ないし5のいずれかに記載のアクチュエータ。
- 前記1対の軸部材は、一体的に形成されている請求項1ないし6のいずれかに記載のアクチュエータ。
- 前記可動板の板面には、光反射性を有する光反射部が設けられている請求項1ないし7のいずれかに記載のアクチュエータ。
- 前記光反射部は、前記可動板の前記軸部材と反対側の面に設けられている請求項8に記載のアクチュエータ。
- 光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させることにより、前記光反射で反射した光を走査する駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする光スキャナ。 - 光反射性を有する光反射部を備えた可動板と、
前記可動板を回動可能に支持する1対の軸部材と、
前記可動板に接合された錘部材と、
前記各軸部材の捩れ変形を伴って前記可動板を回動させることにより、前記光反射で反射した光を走査して、対象物上に画像を形成する駆動手段とを有し、
前記可動板は、その一方の面側で、かつ、平面視での中央部にて、前記各軸部材の一端部に固定され、
前記錘部材は、磁性体を含み、前記駆動手段は、前記磁性体に対向するコイルを備え、周期的に変化する電圧を前記コイルに印加することにより、前記可動板を回動させるように構成され、
前記錘部材は、前記可動板の前記各軸部材側の面に接合され、前記各軸部材の捩れ変形を許容しつつ、平面視にて前記可動板の回動中心軸を跨ぐように形成されていることを特徴とする画像形成装置。
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