JP4982574B2 - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、表示装置に関し、特にDLP(digital light processing)方式のカラープロジェクタ等に使用して好適する表示装置及びその制御方法に関する。
周知のように、DLP方式のカラープロジェクタは、白色光源から出射された光を、回転するカラーホイルに設けられた赤(R:red)、緑(G:green)、青(B:blue)の各色セグメントを順次透過させて、DMD(digital micromirror device)のパネル面に照射している。
DMDでは、R,G,Bの各色セグメントを透過してパネル面に順次照射される光に同期して、R,G,B光に対応する光学像を多数のマイクロミラーの反射により形成する。そして、DMDで形成されたR,G,B光に対応する各光学像が、投射レンズにより拡大されてスクリーンに投影され、ここに、カラー映像表示が行なわれることになる。
ここで、上記のようなDLP方式のカラープロジェクタにあっては、現在、投影する映像の明るさを向上させるために、カラーホイルとして、R,G,Bの各色セグメントに加えて、無着色の透明な光透過部である白(W:white)セグメントを加えたものが採用されてきている。
このようなWセグメントが付加されたカラーホイルを用いることにより、DMDのパネル面には、R,G,B,W光が時分割で順次照射されることになる。そして、W光の照射時に、その光をDMDの全マイクロミラーで投射レンズに反射させることにより、輝度を高めることができる。
ところで、上記のようにWセグメントが付加されたDLP方式のカラープロジェクタでは、例えばプレゼンテーション用やアニメーション等のようにCG(computer graphics)技術を用いて作成された映像(以下、CG映像という)を投影すると、色純度の悪化や、色の彩度の悪化を避けることができなくなるという問題が生じる。
この問題は、色の薄い高輝度の部分の輝度が光学的に向上することから、白を背景として着色された対象物が存在するようなシーンでは、着色された対象物の色が背景の白色と強く対比して認識されるため、人間の目の性質から、逆に着色部分が黒ずんで見えてしまうことによる。つまり、白色の視覚的な影響のため、色の鮮やかさが逆に失われて感じられるからである。
このため、現状では、このような現象の発生に対し、色の明度や彩度を高めるような色補正処理を施す手法を採用して色の黒ずみを防ぐようにしている。しかしながら、このような色補正処理は、光源からの照射光を受けた被写体の光学像を撮影した映像(以下、自然映像という)に適用すると、色の濃すぎる不自然な映像を投影させることになる。
特許文献1には、プロジェクタが画像供給装置から画像を示す画像情報とその画像の種別を示す種別情報とを入力する。そして、種別情報に応じて色の調整を行なうためのカラーモードを設定し、そのカラーモードに応じて投写部によって投写される画像を調整するようにした構成が開示されている。
特開2008−185620号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、入力映像信号がCG映像か自然映像かを判別して色補正処理の補正量を切り替えることにより、CG映像及び自然映像のいずれに対しても適切な色成分をもった映像を表示することを可能とした表示装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
この発明に係る表示装置は、映像信号が入力される入力手段と、入力手段に入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、画素数が第1のしきい値以下である輝度レベルの数が第2のしきい値以上あるときCG映像であると判断し、入力手段に入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、隣接する輝度レベル間における画素数の差が第3のしきい値以下である輝度レベルの数が第4のしきい値以上あるとき自然映像であると判断する判別手段と、判別手段によりCG映像であると判断された場合、入力手段に入力された映像信号に対してCG映像用の色補正処理を施し、判別手段により自然映像であると判断された場合、入力手段に入力された映像信号に対して自然映像用の色補正処理を施す色補正手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る表示装置の制御方法は、映像信号を入力する工程と、入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、画素数が第1のしきい値以下である輝度レベルの数が第2のしきい値以上あるときCG映像であると判断し、入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、隣接する輝度レベル間における画素数の差が第3のしきい値以下である輝度レベルの数が第4のしきい値以上あるとき自然映像であると判断する工程と、CG映像であると判断された場合、入力された映像信号に対してCG映像用の色補正処理を施し、自然映像であると判断された場合、入力された映像信号に対して自然映像用の色補正処理を施す工程とを有するようにしたものである。
上記した発明によれば、入力映像信号の輝度ヒストグラムデータが離散型の特性を示すか連続型の特性を示すかに応じて、入力映像信号がCG映像か自然映像かを自動的に判別して、色補正処理の補正量を適切な値に切り替えるようにしたので、CG映像及び自然映像のいずれに対しても適切な色成分をもった映像を表示することが可能となる。
この発明の実施の形態を示すもので、DLP方式のカラープロジェクタの外観を説明するために示す斜視図。 同実施の形態におけるカラープロジェクタの信号処理系の概略を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態におけるカラープロジェクタの光学エンジンを原理的に説明するために示す図。 同実施の形態におけるカラープロジェクタに入力された映像信号がCG映像であるときの輝度ヒストグラムデータの一例を説明するために示す図。 同実施の形態におけるカラープロジェクタに入力された映像信号が自然映像であるときの輝度ヒストグラムデータの一例を説明するために示す図。 同実施の形態におけるカラープロジェクタでCG映像と自然映像とで色補正処理の補正量を切り替えることを説明するために示す図。 同実施の形態におけるカラープロジェクタが行なう主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。 この発明の他の実施の形態を示すもので、カラープロジェクタの信号処理系の概略を説明するために示すブロック構成図。 同他の実施の形態におけるカラープロジェクタが行なう主要な処理動作の一例を説明するために示すフローチャート。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するDLP方式のカラープロジェクタ11の外観を示している。このカラープロジェクタ11は、プロジェクタ本体となる、ほぼ薄型の箱状に形成された据置タイプのキャビネット12を有している。
そして、このキャビネット12には、その前面パネル12aの一端部に、投射レンズ13が配置されている。この投射レンズ13は、キャビネット12の前面に設置された映像投射面となる後述するスクリーンに、映像化された情報を拡大投射して表示させるためのものである。
また、上記キャビネット12には、その上面パネル12bの後端側中央部に、操作部14が配置されている。この操作部14は、後述するリモートコントローラとともに、ユーザの操作に基づいて、カラープロジェクタ11を各種の動作状態または停止状態に制御することができる。
図2は、上記したカラープロジェクタ11の信号処理系を概略的に示している。図2において、符号15は入力端子で、カラープロジェクタ11の外部からアナログRGB信号を入力することができる。この入力端子15に入力されたアナログRGB信号は、A/D(analog/digital)変換部16に供給されてR,G,Bそれぞれに対応する3種類のデジタル映像信号(R信号、G信号、B信号)に変換される。
一方、図2において、符号17は入力端子で、カラープロジェクタ11の外部からアナログビデオ信号を入力することができる。この入力端子17に入力されたアナログビデオ信号は、ビデオデコーダ18に供給されてデジタルの輝度信号Yと色信号Cb/Crとに変換される。
その後、上記A/D変換部16から出力されるデジタルR,G,B信号と、上記ビデオデコーダ18から出力されるデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crとは、スケーラ19に供給される。このスケーラ19は、ビデオデコーダ18から供給されたデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crを、R,G,Bそれぞれに対応する3種類のデジタル映像信号(R信号、G信号、B信号)に変換する。
そして、上記スケーラ19は、A/D変換部16から供給されたデジタルR,G,B信号と、デジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crを変換したデジタルR,G,B信号とに対して、選択的にスケーリング処理を施している。このスケーリング処理は、入力されたデジタルR,G,B信号を後段のDMDパネル22aの解像度(画素数)に合わせるように変換するもので、入力されたデジタルR,G,B信号の解像度とDMDパネル22aの解像度との整合をとっている。つまり、入力されたデジタルR,G,B信号の画素数を調整して、DMDパネル22aの複数のマイクロミラー(複数の画素)に適応させるようにしている。
その後、スケーラ19でスケーリング処理が施されたデジタルR,G,B信号は、色補正回路20に供給される。この色補正回路20は、入力されたデジタルR,G,B信号をデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crに変換し、デジタルの輝度信号Yを輝度分布ヒストグラム計測回路20aに供給し、デジタルの色信号Cb/Crを彩度補正回路20bに供給している。
このうち、輝度分布ヒストグラム計測回路20aは、入力された1フレーム分の輝度信号Yに対して、各輝度レベルのヒストグラムデータ(画素数)を取得している。この場合、予め設定された分解能に対応する複数の各輝度レベル(例えば0〜255)に対して、それぞれ対応している画素の数が取得されている。このため、各輝度レベルにおける画素数を全て加算した合計は、入力輝度信号Yが持つ1フレーム分の画素数と同じになる。
また、上記彩度補正回路20bは、後述する制御部24が輝度分布ヒストグラム計測回路20aによる輝度ヒストグラムデータの計測結果に基づいて、入力映像信号がCG映像であるか自然映像であるかを判別するので、その判別結果に基づいて、入力された色信号Cb/Crに彩度補正処理を施す際の補正量を切り替えている。
すなわち、上記彩度補正回路20bは、入力映像信号がCG映像であると判断された場合、入力された色信号Cb/Crに対して、投射表示される色が黒ずみなく鮮やかに見えるようにするため、色の彩度を高めるように補正量を増加させた彩度補正処理を施すように動作する。
また、上記彩度補正回路20bは、入力映像信号が自然映像であると判断された場合、入力された色信号Cb/Crに対して、補正量の低い彩度補正処理を施すか、むしろほとんど彩度補正処理を施さないように動作して、投射表示される色が濃すぎて不自然にならないようにしている。
そして、上記色補正回路20でデジタルR,G,B信号から変換したデジタルの輝度信号Yと、彩度補正処理が施された色信号Cb/Crとは、デジタルR,G,B信号に変換されてDMD制御回路21に供給される。このDMD制御回路21は、入力されたデジタルR,G,B信号からデジタルW(white)信号を生成している。そして、このDMD制御回路21は、入力されたデジタルR,G,B信号と生成したデジタルW信号とを、光学エンジン22を構成するDMDパネル22aに時分割で供給している。
この光学エンジン22は、図3に原理的に示すように、DMDパネル22a、光源となるランプ22b、Wセグメント付きカラーホイル22c及び上記投射レンズ13等を、主要な構成要素としている。そして、ランプ22bから照射された光は、カラーホイル22cを透過して、DMDパネル22aのマイクロミラーアレイ面に照射される。この場合、カラーホイル22cは、その回転軸の回りにR,G,B,Wの各セグメントを配置しており、図示しないモータによって、ランプ22bから照射された光が各セグメントを順次透過してDMDパネル22aに照射されるように回転駆動されている。
また、DMDパネル22aは、入力されるデジタルR,G,B,W信号に応じて各マイクロミラーの反射方向が時分割で切り替えられ、入射光を投射レンズ13の方向に着色映像光として反射している。そして、カラーホイル22cは、DMDパネル22aがデジタルR,G,B,W信号に対応して駆動されるのに同期して、R,G,B,Wセグメントを透過した着色光がDMDパネル22aに時分割で照射されるように、回転が対応付けられている。これにより、DMDパネル22aで形成された各色成分R,G,B,Wに対応する光学像が、投射レンズ13により拡大されてスクリーン23に投影され、ここに、カラー映像表示が行なわれることになる。
ここで、上記したカラープロジェクタ11の映像表示動作は、上記制御部24によって統括的に制御されている。この制御部24は、例えばCPU(central processing unit)24aを内蔵しており、上記操作部14から得られる操作情報、または、上記リモートコントローラ25から送信され受信部26で受信した操作情報に基づいて、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部24は、メモリ部24bを利用している。このメモリ部24bは、主として、そのCPU24aが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)と、該CPU24aに作業エリアを提供するためのRAM(random access memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを有している。
次に、上記色補正回路20の輝度分布ヒストグラム計測回路20aで計測される輝度ヒストグラムデータと、彩度補正回路20bが行なう彩度補正処理とについて説明する。まず、輝度ヒストグラムデータは、図4及び図5に示すように、1フレーム分の輝度信号Yに対して、各輝度レベルに対するヒストグラムデータ(画素数)を取得したものである。この場合、図4は、入力映像信号がCG映像であるときの輝度ヒストグラムデータの一例を示し、図5は、入力映像信号が自然映像であるときの輝度ヒストグラムデータの一例を示している。
すなわち、CG映像は、光源からの照射光を受けた被写体の光学像を撮影した自然映像に比べて、着色部分と無着色部分とが明確に分かれている。このため、CG映像の輝度ヒストグラムデータとしては、図4に示すように、ある程度の輝度レベルを有する画素と輝度レベルがほとんど0に等しい画素とに明確に分かれた、いわゆる離散型の特性を示すようになる。
これに対し、光源からの照射光を受けた被写体の光学像を撮影した自然映像は、光の照射される側とその反対側との間において、徐々に輝度レベルが変化している。このため、自然映像の輝度ヒストグラムデータとしては、図5に示すように、全ての輝度レベルに対して画素が存在し、隣接する輝度レベル間における画素数の差が非常に少ない、いわゆる連続型の特性を示すようになる。
したがって、上記制御部24は、輝度ヒストグラムデータが離散型の特性を示しているか、連続型の特性を示しているかを判別し、離散型であるときCG映像であると判断し、連続型であるとき自然映像であると判断する。
この判別に際し、制御部24は、まず、輝度ヒストグラムデータが離散型の特性を示しているか否かを判別する。この場合、制御部24は、図4に示すように、画素数が予め設定された第1のしきい値A以下である輝度レベルの数(図4では、a+b+c+d+e+f)をカウントし、そのカウント値が予め設定された第2のしきい値X以上ある場合に、輝度ヒストグラムデータが離散型の特性を有すると判断している。
そして、制御部24が、輝度ヒストグラムデータが離散型の特性を有すると判断した場合、彩度補正回路20bは、入力された色信号Cb/Crに対して、色の彩度を高めるように補正量を増加させた彩度補正処理を施すように動作する。この場合、彩度補正回路20bは、入力された色信号Cb/Crに対して、図6に実線で示すように、予め設定されたゲイン特性(第1の補正量)でレベルを増加させるようにしている。
このような色信号Cb/Crに対する彩度補正処理は、R,G,Bの他にシアン、マゼンダ、黄の合計6色について行なわれる。ただし、各色に対するゲイン特性は、CG映像の色の明度や彩度を高めて、総合的に着色部分の黒ずみを防ぐことができるような特性にそれぞれ設定される。
また、制御部24は、輝度ヒストグラムデータが離散型の特性を有するものでないと判断した場合、輝度ヒストグラムデータが連続型の特性を示しているか否かを判別する。この場合、制御部24は、図5に示すように、隣接する輝度レベル間における画素数の差が予め設定された第3のしきい値B以下である輝度レベルの数をカウントし、そのカウント値が予め設定された第4のしきい値Y以上ある場合に、輝度ヒストグラムデータが連続型の特性を有すると判断している。
そして、制御部24が、輝度ヒストグラムデータが連続型の特性を有すると判断した場合、彩度補正回路20bは、入力された色信号Cb/Crに対して、上記第1の補正量よりも低い第2の補正量で、または、ほとんど彩度補正処理を施さないようにして、投射表示される色が濃すぎて不自然にならないようにしている。この場合、彩度補正回路20bは、入力された色信号Cb/Crに対して、図6に点線で示すように、入力レベル:出力レベルがほぼ1:1のゲイン特性(第2の補正量)となるようにしている。
図7は、上記した色補正回路20の主要な処理動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、例えば約1秒毎の時間割り込みによって処理が開始(ステップS1)されると、制御部24は、ステップS2で、輝度分布ヒストグラム計測回路20aに、入力された1フレーム分の輝度信号Yから輝度ヒストグラムデータを計測させる。
その後、制御部24は、ステップS3で、計測された輝度ヒストグラムデータから、第1のしきい値A以下である輝度レベルの数が第2のしきい値X以上存在するか否かを判別し、存在すると判断した場合(YES)、ステップS4で、彩度補正回路20bをCG映像用に増加させた第1の補正量で彩度補正処理を施すように切り替えて、処理を終了(ステップS8)する。
また、上記ステップS3で第1のしきい値A以下である輝度レベルの数が第2のしきい値X以上存在しないと判断した場合(NO)、制御部24は、ステップS5で、計測された輝度ヒストグラムデータから、隣接する輝度レベル間の画素数の差が第3のしきい値B以下である輝度レベルの数が第4のしきい値Y以上存在するか否かを判別し、存在すると判断した場合(YES)、ステップS6で、彩度補正回路20bを自然映像用にほとんど彩度補正処理を施さない第2の補正量に切り替えて、処理を終了(ステップS8)する。
一方、上記ステップS5で隣接する輝度レベル間の画素数の差が第3のしきい値B以下である輝度レベルの数が第4のしきい値Y以上存在しないと判断した場合(NO)、制御部20は、ステップS7で、彩度補正回路20bをCG映像用と自然映像用との中間の第3の補正量で彩度補正処理を施すように切り替えて、処理を終了(ステップS8)する。
上記した実施の形態によれば、入力映像信号がCG映像か自然映像かを、輝度ヒストグラムデータの特性に基づいて自動的に判別して、色補正処理の補正量を適切な値に切り替えるようにしたので、CG映像及び自然映像のいずれに対しても適切な色成分をもった映像を投射表示することが可能となる。
また、CG映像と自然映像とが同一画面内に混在する映像信号が入力される場合には、輝度ヒストグラムデータが離散型の特性を示している部分と連続型の特性を示している部分との割合に応じて、色補正処理の補正量を適切な値に切り替えるようにすることも可能である。さらに、上記した実施の形態では、DLP方式のカラープロジェクタ11について説明したが、これに限らず、この発明は、例えば液晶カラープロジェクタ等、種々のタイプのカラープロジェクタに適用可能であることは言うまでもないことである。
次に、図8は、この発明の他の実施の形態を示している。図8において、図2と同一部分には同一符号を付して説明すると、上記色補正回路20でデジタルR,G,B信号から変換したデジタルの輝度信号Yと、色補正回路20により彩度補正処理が施された色信号Cb/Crとは、輝度補正回路27に供給されている。
この輝度補正回路27は、上記制御部24による入力映像信号がCG映像であるか自然映像であるかの判別結果に基づいて、色補正回路20から供給された輝度信号Yに輝度補正処理を施している。
すなわち、入力映像信号がCG映像であると判断された場合には、色補正回路20により、色信号Cb/Crに対して色の彩度を高めるように補正量を増加させた彩度補正処理が施されている。このため、輝度補正回路27では、入力された輝度信号Yに対して、輝度が抑え気味となるか、むしろほとんど輝度補正を施さないように制御する。
一方、入力映像信号が自然映像であると判断された場合には、色補正回路20により、色信号Cb/Crに対して補正量の低い彩度補正処理を施すか、むしろほとんど彩度補正処理を施さないようにして、投射表示される色が濃すぎて不自然にならないように制御されている。この場合、本来の輝度と彩度とのバランスが崩れてしまうので、輝度補正回路27では、入力された輝度信号Yに対して、輝度を高めるように輝度補正処理を施すように制御する。これにより、輝度と色のバランスが整った本来の映像が投射表示されるようになる。
そして、この輝度補正回路27で輝度補正処理が施された輝度信号Yと、色補正回路20により彩度補正処理が施された色信号Cb/Crとは、デジタルR,G,B信号に変換されて上記DMD制御回路21に供給され、映像の投射表示に供される。
図9は、上記輝度補正回路27を備えたカラープロジェクタ11の主要な処理動作をまとめたフローチャートを示している。図9において、図7と同一ステップには同一符号を付して説明すると、上記制御部24は、ステップS4で彩度補正回路20bをCG映像用に増加させた第1の補正量で彩度補正処理を施すように切り替えた後、ステップS9で、輝度補正回路27を輝度が抑え気味となるか、または、ほとんど輝度補正を施さない、CG映像用の輝度補正処理状態に切り替えて、処理を終了(ステップS8)する。
また、上記制御部24は、ステップS6で彩度補正回路20bを自然映像用にほとんど彩度補正処理を施さない第2の補正量に切り替えた後、ステップS10で、輝度補正回路27に対して輝度を高めるような、自然映像用の輝度補正処理状態に切り替えて、処理を終了(ステップS8)する。
さらに、上記制御部24は、ステップS7で彩度補正回路20bをCG映像用と自然映像用との中間の第3の補正量で彩度補正処理を施すように切り替えた後、ステップS11で、輝度補正回路27をCG映像時と自然映像時との中間の輝度補正処理状態に切り替えて、処理を終了(ステップS8)する。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…カラープロジェクタ、12…キャビネット、12a…前面パネル、12b…上面パネル、13…投射レンズ、14…操作部、15…入力端子、16…A/D変換部、17…入力端子、18…ビデオデコーダ、19…スケーラ、20…色補正回路、20a…輝度分布ヒストグラム計測回路、20b…彩度補正回路、21…DMD制御回路、22…光学エンジン、22a…DMDパネル、22b…ランプ、22c…Wセグメント付きカラーホイル、23…スクリーン、24…制御部、24a…CPU、24b…メモリ部、25…リモートコントローラ、26…受信部、27…輝度補正回路。

Claims (15)

  1. 映像信号が入力される入力手段と、
    前記入力手段に入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、画素数が第1のしきい値以下である輝度レベルの数が第2のしきい値以上あるときCG映像であると判断し、前記入力手段に入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、隣接する輝度レベル間における画素数の差が第3のしきい値以下である輝度レベルの数が第4のしきい値以上あるとき自然映像であると判断する判別手段と、
    前記判別手段によりCG映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対してCG映像用の色補正処理を施し、前記判別手段により自然映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して自然映像用の色補正処理を施す色補正手段と、
    前記色補正手段により色補正処理の施された映像信号に基づいて光学像を生成し、投射レンズを介してスクリーン上に投射して映像表示する投射手段とを具備することを特徴とする表示装置。
  2. 前記色補正手段は、
    前記判別手段によりCG映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して予め設定された所定の第1の補正量での色補正処理を施し、
    前記判別手段により自然映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して、前記第1の補正量よりも低い予め設定された所定の第2の補正量での色補正処理を施すことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記色補正手段は、前記判別手段によりCG映像及び自然映像のいずれでもないと判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して、前記第1の補正量と第2の補正量との中間の第3の補正量での色補正処理を施すことを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  4. 前記投射手段は、白セグメントを含むカラーホイルを備えたDLP方式で映像の投影を行なうことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 前記判別手段によりCG映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対してCG映像用の輝度補正処理を施し、前記判別手段により自然映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して自然映像用の輝度補正処理を施す輝度補正手段を具備し、
    前記投射手段は、前記色補正手段及び前記輝度補正手段により色補正処理及び輝度補正処理の施された映像信号に基づいて光学像を生成し、投射レンズを介してスクリーン上に投射して映像表示することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  6. 前記輝度補正手段は、
    前記判別手段によりCG映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して所定の輝度補正処理を施し、
    前記判別手段により自然映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して、前記所定の輝度補正処理よりも輝度を高めるような輝度補正処理を施すことを特徴とする請求項5記載の表示装置。
  7. 映像信号が入力される入力手段と、
    前記入力手段に入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、画素数が第1のしきい値以下である輝度レベルの数が第2のしきい値以上あるときCG映像であると判断し、前記入力手段に入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、隣接する輝度レベル間における画素数の差が第3のしきい値以下である輝度レベルの数が第4のしきい値以上あるとき自然映像であると判断する判別手段と、
    前記判別手段によりCG映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対してCG映像用の色補正処理を施し、前記判別手段により自然映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して自然映像用の色補正処理を施す色補正手段とを具備することを特徴とする表示装置。
  8. 前記色補正手段は、
    前記判別手段によりCG映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して予め設定された所定の第1の補正量での色補正処理を施し、
    前記判別手段により自然映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して、前記第1の補正量よりも低い予め設定された所定の第2の補正量での色補正処理を施すことを特徴とする請求項7記載の表示装置。
  9. 前記色補正手段は、前記判別手段によりCG映像及び自然映像のいずれでもないと判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して、前記第1の補正量と第2の補正量との中間の第3の補正量での色補正処理を施すことを特徴とする請求項8記載の表示装置。
  10. 前記判別手段によりCG映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対してCG映像用の輝度補正処理を施し、前記判別手段により自然映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して自然映像用の輝度補正処理を施す輝度補正手段を具備することを特徴とする請求項7記載の表示装置。
  11. 前記輝度補正手段は、
    前記判別手段によりCG映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して所定の輝度補正処理を施し、
    前記判別手段により自然映像であると判断された場合、前記入力手段に入力された映像信号に対して、前記所定の輝度補正処理よりも輝度を高めるような輝度補正処理を施すことを特徴とする請求項10記載の表示装置。
  12. 映像信号を入力する工程と、
    入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、画素数が第1のしきい値以下である輝度レベルの数が第2のしきい値以上あるときCG映像であると判断し、入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、隣接する輝度レベル間における画素数の差が第3のしきい値以下である輝度レベルの数が第4のしきい値以上あるとき自然映像であると判断する工程と、
    CG映像であると判断された場合、入力された映像信号に対してCG映像用の色補正処理を施し、自然映像であると判断された場合、入力された映像信号に対して自然映像用の色補正処理を施す工程と、
    色補正処理の施された映像信号に基づいて光学像を生成し、投射レンズを介してスクリーン上に投射して映像表示する工程とを有することを特徴とする表示装置の制御方法。
  13. CG映像であると判断された場合、入力された映像信号に対してCG映像用の輝度補正処理を施し、自然映像であると判断された場合、入力された映像信号に対して自然映像用の輝度補正処理を施す工程を有し、
    前記スクリーン上に映像表示する工程は、前記色補正処理及び前記輝度補正処理の施された映像信号に基づいて光学像を生成し、投射レンズを介してスクリーン上に投射して映像表示することを特徴とする請求項12記載の表示装置の制御方法。
  14. 映像信号を入力する工程と、
    入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、画素数が第1のしきい値以下である輝度レベルの数が第2のしきい値以上あるときCG映像であると判断し、入力された映像信号の輝度ヒストグラムデータについて、隣接する輝度レベル間における画素数の差が第3のしきい値以下である輝度レベルの数が第4のしきい値以上あるとき自然映像であると判断する工程と、
    CG映像であると判断された場合、入力された映像信号に対してCG映像用の色補正処理を施し、自然映像であると判断された場合、入力された映像信号に対して自然映像用の色補正処理を施す工程とを有することを特徴とする表示装置の制御方法。
  15. CG映像であると判断された場合、入力された映像信号に対してCG映像用の輝度補正処理を施し、自然映像であると判断された場合、入力された映像信号に対して自然映像用の輝度補正処理を施す工程を有することを特徴とする請求項14記載の表示装置の制御方法。
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