JP4982402B2 - 球貯留タンク - Google Patents
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Description
そこで本発明は、複数の樋状部材をその底面の傾斜を連続させて連結してなる球貯留タンクであって、連結部で球詰まりが発生し難い球貯留タンクを提供することを目的とする。
一対の起立壁の間に起立壁に沿って傾斜する傾斜底部を設けた樋状部材を、前記傾斜底部が連続するように複数連結して形成された球貯留タンクにおいて、
前記傾斜底部の上方に間隔を空けた状態で前記一対の起立壁の間に架け渡された架設部材と、前記複数の樋状部材に跨った状態で前記架設部材に載置される樋と、を有し、
前記樋状部材は、
前記傾斜方向における上流側端部の上側の隅に配置され、前記傾斜底部の上方に間隔を空けた状態で前記一対の起立壁の間に架け渡された上流側梁状部材と、
前記傾斜方向における下流側端部の上側の隅に配置され、前記傾斜底部の上方に間隔を空けた状態で前記一対の起立壁の間に架け渡された下流側梁状部材と、を有し、
隣り合う前記樋状部材は、上流側樋状部材の下流側梁状部材と下流側樋状部材の上流側梁状部材とを固定することで連結され、上流側樋状部材の傾斜底部の下流端を下流側樋状部材の傾斜底部の上流端より高い位置に配置し、
前記架設部材は、隣り合う前記樋状部材の連結部から前記傾斜底部の傾斜方向における下流側にずれた位置に設けたことを特徴とする。
ここで「傾斜方向」とは、樋状部材の傾斜底部が傾斜する方向、いいかえると、前記傾斜底部上の球が自重で流下する方向を意味する。
前記樋は、複数の分割樋を連結してなる構成とし、該分割樋は、上面を球が流下する上底部と、該上底部の下面から間を隔てて形成される下底部と、を有し、
隣り合う前記分割樋における上流側分割樋は、下底部の下流端に下底部より一段上方となるように段部を設け、この段部から下流側に延びる突出片を下流側分割樋の上底部と下底部との間に挿通して該突出片を下底部に載置してなり、
前記複数の分割樋の連結部を前記架設部材から上流側にずらして配置してもよい。
A.遊技場の設備全体の概略構成
まず、遊技場の設備全体の概略構成について説明する。図1は、後述する遊技島10cの内部構造(正面を覆う板や遊技機を取り外した状態)を示す正面図である。
本例の設備は、例えば、三つの島10a,10b,10c(島10cのみを図1に示す、他は図示省略)が並列状態に設置されてなる。
なお本例では便宜上、図1における手前側を島の正面側、図1における向こう側を島の裏面側としている。また、図1の紙面に直交する方向を前後方向という。
なお、遊技島の配列や配列数、或いはカウンタの配置等は、上述の態様に限られないことはいうまでもない。
ここで、島間樋は、遊技球を流下させる方向において斜め下に傾斜した状態に設けられており、遊技球を自重により流下させることによって、或る遊技島から隣接する遊技島に移動させる樋である。
なお、図1における符号14や15は、上部補助タンク13bにおける島間樋の接続口を示し、このうち符号14は他島から自島へ向かう島間樋の接続口、符号15は自島から他島へ向かう島間樋の接続口を示す。
次に、各遊技島の概略構成及び遊技球の流れの概要について説明する。
各遊技島は、図1に示す如く、前述の上部タンク13に加えて、島内の比較的下側に配置されて遊技球を貯留する下部タンク31と、島の長手方向の略中央に配置される球揚送装置33(球磨き装置としても機能するもの)と、この球揚送装置33を中心として両側に伸びるように各遊技機の下方に配設された遊技球回収樋34と、上部タンク13の下部両側に接続されて上部タンク13の遊技球を各遊技機に補給する遊技球補給樋35と、上部タンク13内の遊技球を自島内の下部タンク31に向けて流下させる降下流路36と、下部タンク31の底部であって球揚送装置33の近傍(遊技球回収樋34の下流側)に設けられた下部シャッター37とを備える。なお、球揚送装置33による揚送経路以外の遊技球の移動経路(各樋及び流路)は、全て遊技球がその自重により移動するものである。また、上述した上部タンク13、下部タンク31、球揚送装置33、及び降下流路等は、遊技島の球循環機構を構成する。また、遊技球回収樋34は、下部タンク31の底部を構成する。
また降下流路36は、上部タンク13に上端が接続されて下方に伸びる管状の流路であり、島間樋から流入した遊技球や上部タンク13でオーバーフローした遊技球を左右の下部タンク31に向けて流下させるものである。この降下流路36の下端は、後述する落下球誘導部61(図1及び図2に示す)の始端部に向けて配置され、この落下球誘導部61の始端部に上部タンク13からの球を落下させる。
なお、下部タンク31やその周辺構成の詳細については、後述する。
即ち、各遊技機から排出される遊技球(アウト球等)は、図示省略したアウト球回収箱を経由して、まず島の下部(各遊技機の下側)の左右方向に傾斜した状態に設けられた遊技球回収樋34(或いは、後述する均し樋60やバイパス用の傾斜樋81)により回収されて、下部シャッター37によって開閉される流路を経由して島の略中央底部の位置に集められる。この位置には、球揚送装置33の下端側の入口が配置されており、この位置に集められた遊技球は図示省略した整列装置により、整然と球揚送装置33に入り、この球揚送装置33で研磨されつつ揚送され、球揚送装置33の上端側の出口から前述の上部タンク13における上部主タンク13a内の上部に排出される。
次に、球揚送装置33から上部主タンク13a内の上部に排出された遊技球は、例えば、島間樋、遊技球補給樋35の順に優先して供給される。即ち、まず他島へ球を送る島間樋に供給され、この島間樋の入口が遊技球により満杯となっていると遊技球補給樋35に供給され、遊技球補給樋35の入口が遊技球により満杯になるとオーバーフローして降下流路36に流入し、この降下流路36から下部タンク31に向けて落下する。
また、島間樋から流入した遊技球(他島から供給された遊技球)は、降下流路36に流入し、この降下流路36から下部タンク31に向けて落下する。
次に、カウンタ12が設置された島10cにおける下部タンク31とその周辺構成について、図2〜図7により説明する。
ここで図2〜図7は、正面から見て右側の下部タンク31を説明するための図である。このうち図2は、下部タンク31等を示す斜視図である。また図3は、下部タンク31を構成する樋状部材の一つ(後述する樋状部材40b)を示す斜視図である。また図4は、前記樋状部材40bと隣り合う樋状部材40cの連結部周辺を示す側断面図である。また図5は、下部タンク31に設けられる傾斜樋81を構成する分割樋81c示す斜視図である。また図6は、前記樋状部材40bの縦断面図(図4におけるX1断面図)である。また図7は、前記樋状部材40bと隣り合う樋状部材40cの連結部周辺を示す斜視図である。
樋状部材40bは、図3に示すように、一対の起立壁41,42の間にこれら起立壁41,42に沿って傾斜する傾斜底部43を設けてなる。本例の下部タンク31は、各樋状部材40a,40b,40cの傾斜底部43が連続するように、これら三つの樋状部材40a,40b,40cを連結して構成されている。ここで、各樋状部材40a,40b,40cの傾斜底部43は、全体として前述した遊技球回収樋34(下部タンク31の底部)を構成している。また、各樋状部材40a,40b,40cの起立壁41,42は、例えば木製の板材よりなり、全体として下部タンク31の両側壁を構成している。
なお、樋状部材40a,40b,40cのうち、隣り合う樋状部材における上流側樋状部材の傾斜底部43の下流端は、下流側樋状部材の傾斜底部43の上流端より高い位置に配置されている。例えば図4において、樋状部材40c(上流側樋状部材)の傾斜底部43の下流端と、樋状部材40b(下流側樋状部材)の傾斜底部43の上流端との境界(接合部)には、境界段差43aが設けられている。そしてこの境界段差43aでは、樋状部材40c(上流側樋状部材)の傾斜底部43の下流端の方が、樋状部材40b(下流側樋状部材)の傾斜底部43の上流端よりも、上面が高い位置に配置されている。これは、この境界段差43aにおいて遊技球が停滞しないで円滑に下流側(島の中央側)に流れるようにするためである。
また各樋状部材40a,40b,40cは、起立壁41,42の間に複数の梁状部材(例えば木製の角材)が架け渡されるように固定され、遊技球の圧力で起立壁41,42が膨らまないように強度が確保されている。この梁状部材は、各樋状部材を正面から見た場合、上下左右の四隅の位置と、左右方向中央位置の上下に設けられており、各樋状部材にそれぞれ合計6本ずつ設けられている。なお図3では、これら6本の梁状部材のうち、上側の3本の梁状部材44,45,46と、下側の1本の梁状部材47(下流端側のもの)が見えている。そして、上側で下流端側の隅に配置された梁状部材44が、本発明の下流側梁状部材に相当し、上側で上流端側の隅に配置された梁状部材46が、本発明の上流側梁上部材に相当する。
なお、上記梁状部材や前記底部支持部材43b,43cは、起立壁41,42に対して、例えばネジ止め、釘打ち或いは接着等によって固定されている。また、樋状部材40a,40b,40cのうち隣り合う樋状部材は、例えば連結部において隣り合う互いの梁状部材(例えば梁状部材46と梁状部材44)をネジ止め、釘打ち或いは接着等によって固定することによって、相互に固定される。
また、図2において符号38で示すのは、下部タンク31と球揚送装置33とを接続する揚送装置側接続部材である。揚送装置側接続部材38は、内部に前述した下部シャッター37が設けられる部分を構成する部材である。
落下球誘導部61は、揚送装置側接続部材38の上面から降下流路36の下端が臨む遊技球の落下位置まで延びており、この落下位置から下部タンク31に向かって上面が下り傾斜した板状部材によって構成されている。なお図2では、この落下球誘導部61の一部(揚送装置側接続部材38の上面に位置する部分)のみを図示しているが、実際には上記落下位置まで延びている。
傾斜突条62は、下部タンク31の底部の上方に球貯留空間を空けた状態で下部タンク31の各側壁(即ち、前述した起立壁41,42よりなる壁)から前後方向に突出する。即ち、傾斜突条62は、下部タンク31内の前後両側に内側面から突出するように設けられ、落下球誘導部61と連続するように島端に向かって下り傾斜している。なお図2の場合、傾斜突条62は、下部タンク31を構成する中央の樋状部材40bの途中まで延びており、島端側の樋状部材40cには設けられていない。
なお、この均し樋60の終端(即ち傾斜突条62の終端)は、既述したように、遊技球回収樋34の始端位置よりも手前の位置(島の中央側)に位置している。これにより、均し樋60(傾斜突条62)上をその終端まで流れた遊技球は、遊技球回収樋34に円滑に流れ落ち、遊技球が充満していない限り、今度は逆に遊技球回収樋34の底面上を島中央側に向かって流れる構成となっている。
また図2に示すように、前後両側にある傾斜突条62の間には空間が形成されているため、例えば降下流路36から落下して落下球誘導部61を流れる遊技球は、場合によっては、均し樋60の終端(即ち傾斜突条62の終端)に到達する前に、落下球誘導部61の下流側端縁や傾斜突条62の側縁(後述する間隙)を介して遊技球回収樋34の底面(即ち、下部タンク31の底部)に向けて流れ落ちる構成となっている。
また、図示省略した遊技機からの排出球は、図示省略したアウト球回収箱を経由して、上記傾斜突条62と後述する傾斜樋81の間の位置に落下する構成となっている。
なお図示省略しているが、傾斜突条62には、下部タンク31の側壁からの突出先端側に球落下防止のための起立部が各々形成され、これら起立部の各々には、非対向状態となるように(即ち、互い違いの位置となるように)、球が落下可能な間隙が複数設けられている。傾斜突条62を流れ落ちる遊技球は、場合によっては、何れかの上記間隙から落下する。これにより、下部タンク31内の遊技球の貯留状態が均等化される。
傾斜樋81は、複数の分割樋81a,81b,81cを連結してなる構成である。これら分割樋81a,81b,81cは、基本構成が同じであるため、同様の構成要素には同符号を用いる。図5では、各樋状部材の代表として、正面から見て右端の樋状部材81cを図示している。
各分割樋81a,81b,81cは、例えば鋼材から製作されたものであり、上面を球が流下する上底部82と、この上底部82の下面から間を隔てて形成される下底部83と、この下底部83の両側から略鉛直方向に起立するように形成された起立壁84,85と、を有する。
そして上記分割樋を連結した組立状態において、上記突出片86は、下流側分割樋(図4では分割樋81b)の上底部82と下底部83との間に挿通されている。
また、上記分割樋を連結した組立状態においては、上流側分割樋(図4では分割樋81c)の上底部82と下流側分割樋(図4では分割樋81b)の上底部82の接合部には、境界段差88が形成されている。この境界段差88でも、遊技球を円滑に流すために、前述の境界段差43aと同様に、下流側の上底部82の上流端よりも上流側の上底部82の下流端の方が高い位置になる構成とされている。
なお図2に示すように、傾斜樋81の始端(分割樋81cの始端)は、前述のカウンタ排出球誘導樋39aの下流端の下方位置まで延びており、カウンタ排出球誘導樋39aから流下した遊技球が場合によってはこの傾斜樋81の始端部内に流れ落ちる構成(即ち、カウンタ12から排出された遊技球の一部がカウンタ排出球誘導樋39aによって傾斜樋81の上部開口に誘導される構成)となっている。
傾斜樋81は、図4及び図6等に示す架設部材90に載置された状態で設けられている。架設部材90は、例えば鋼材よりなり、断面形状が四角形の管状のものである。この架設部材90は、本例の場合、各樋状部材40a,40b,40cに少なくともそれぞれ1本ずつ設けられている。また架設部材90は、図6や図7に示すように、各傾斜底部43の上方に間隔を空けた状態で前記一対の起立壁41,42の間に架け渡された状態に配設され、両端が載置部材91によって起立壁41,42にそれぞれ固定されている。
ここで、載置部材91は、例えば帯板状の鋼材をL字形に曲げ加工してなり、水平に配置される横板状部(符号省略)と、この横板状部の一端から上方に直角に延びる縦板状部(符号省略)を有する。この載置部材91の横板状部は、架設部材90の上面に載置され、止着具92(例えば、下穴不要のドリルネジ)をこの横板状部の上面から架設部材90までねじ込むことによって架設部材90に固定されている。また、載置部材91の縦板状部は、起立壁41又は起立壁42の内面に接合させた状態に配置され、止着具92をこの縦板状部の内面から起立壁41又は起立壁42までねじ込むことによって、起立壁41又は起立壁42に固定されている。こうして、載置部材91が架設部材90と起立壁41又は起立壁42に固定されることによって、架設部材90の両端が起立壁41,42にそれぞれ固定されている。
なお、図4及び図6に示すように、止着具92の先端は、傾斜樋81の上底部82と下底部83との間に収容される。
また架設部材90は、傾斜樋81に所定の傾斜を持たせるために、下流側にゆくにつれて固定される位置が低くなっている。但し、傾斜底部43によって構成される遊技球回収樋34も傾斜樋81と略平行になるように傾斜しているため、遊技球回収樋34(傾斜底部43)と架設部材90の間の間隔は、どの位置の架設部材90についても略同じとなっている。
また以上の説明では、正面から見て右側の下部タンク31やその周辺構成について説明したが、本例の場合、カウンタ12に関係する構成を除いて、島の左側にも同様の構成の下部タンク31等が略左右対称の位置関係で設けられている。
即ち、隣り合う樋状部材の連結部(図4では樋状部材40bと樋状部材40cの連結部)から距離L1ずらした位置に架設部材90を配置したため、上流側樋状部材(図4では樋状部材40c)の傾斜底部43の下流端と下流側樋状部材(図4では樋状部材40b)の傾斜底部43の上流端との間に境界段差43aがあるにもかかわらず、架設部材90を上記連結部に設ける場合に比較して、傾斜底部43と架設部材90との間の間隔が充分形成され、球詰まりが起こりにくくなる。
なお、上記境界段差43aでは、上流側樋状部材の傾斜底部43の下流端を下流側樋状部材の傾斜底部43の上流端より高い位置に配置しているので、この段差43aで球の流れを阻害することがない。このため、連続する各傾斜底部43を球が自重によって円滑に流れるようになり、連結部に揚送装置が介在しない良好な球貯留タンク(この場合、下部タンク31)が実現できる。
また傾斜樋81は、複数の分割樋81a,81b,81cに分割された構成であるので、取付作業性が良い。また、下流側分割樋(図4では分割樋81b)の上底部82と下底部83との間に上流側分割樋(図4では分割樋81c)の段部87から延びる突出片86を挿通したので、分割樋同士の位置決めが容易かつ確実に行われるという効果もある。
例えば、本発明の樋は、上記形態例のようなタンク内のバイパス流路としての傾斜樋81に限定されず、タンクの両側壁に架設される部材に支持される樋であれば、いかなる樋でもよい。また本発明の球貯留タンクは、上記形態例のように島の左右下部に設けられる下部タンクに限定されるものでないことはいうまでもない。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
12 カウンタ
13 上部タンク
31 下部タンク(球貯留タンク)
33 球揚送装置
34 遊技球回収樋
40a,40b,40c 樋状部材
41,42 起立壁
43 傾斜底部
43a 境界段差
44 梁状部材(下流側梁状部材)
46 梁状部材(上流側梁状部材)
60 均し樋
62 傾斜突条
81 傾斜樋(樋)
82 上底部
83 下底部
86 突出片
87 段部
90 架設部材
92 止着具
93 載置部材
Claims (2)
- 一対の起立壁の間に起立壁に沿って傾斜する傾斜底部を設けた樋状部材を、前記傾斜底部が連続するように複数連結して構成した球貯留タンクにおいて、
前記傾斜底部の上方に間隔を空けた状態で前記一対の起立壁の間に架け渡された架設部材と、前記複数の樋状部材に跨った状態で前記架設部材に載置される樋と、を有し、
前記樋状部材は、
前記傾斜方向における上流側端部の上側の隅に配置され、前記傾斜底部の上方に間隔を空けた状態で前記一対の起立壁の間に架け渡された上流側梁状部材と、
前記傾斜方向における下流側端部の上側の隅に配置され、前記傾斜底部の上方に間隔を空けた状態で前記一対の起立壁の間に架け渡された下流側梁状部材と、を有し、
隣り合う前記樋状部材は、上流側樋状部材の下流側梁状部材と下流側樋状部材の上流側梁状部材とを固定することで連結され、上流側樋状部材の傾斜底部の下流端を下流側樋状部材の傾斜底部の上流端より高い位置に配置し、
前記架設部材は、隣り合う前記樋状部材の連結部から前記傾斜底部の傾斜方向における下流側にずれた位置に設けたことを特徴とする球貯留タンク。 - 前記樋は、複数の分割樋を連結してなる構成とし、該分割樋は、上面を球が流下する上底部と、該上底部の下面から間を隔てて形成される下底部と、を有し、
隣り合う前記分割樋における上流側分割樋は、下底部の下流端に下底部より一段上方となるように段部を設け、この段部から下流側に延びる突出片を下流側分割樋の上底部と下底部との間に挿通して該突出片を下底部に載置してなり、
前記複数の分割樋の連結部を前記架設部材から上流側にずらして配置したことを特徴とする請求項1に記載の球貯留タンク。
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