JP4982272B2 - アクティブ除振マウント機構 - Google Patents

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本発明は、アクティブ除振マウント機構に係り、特に、液晶、半導体の製造装置や精密加工装置等の嫌振装置を搭載し、装置から発生する振動若しくは床から装置に伝わる振動を除去する目的で用いられる除振台乃至は装置内部に組み込まれる除振マウントであって、中でも、中・大型装置のレベリングや微振動の除去に好適に用いられ得るアクティブ除振マウント機構に関するものである。なお、ここでは、レベリングとは、搭載物を水平に且つ基準の高さに保つ技術や動作を指し、また微振動の除去や除振とは、パッシブ型の除振マウントで取り切れない微振動や共振振動を除去する技術や動作を指している。
近年、液晶パネルの大型化や生産効率の改善のために、その製造装置等の装置の大型化が進んでおり、このため、アクティブ除振マウントが組み込まれる嫌振装置も大型化して来ているが、従来、そのような大型装置に組み込まれるアクティブ除振マウントとしては、大きな耐荷重性を有し、且つ推力が比較的容易に得られる、空圧のベローズ機構(空気ばね方式)のものが、広く用いられて来ている。しかしながら、特に搭載物の荷重を受ける鉛直方向のベローズは、必然的に大型で大容量のものとなるのであり、このため、除振マウント自体の大型化や、除振マウントの大型化に伴なうアクティブ動作時の応答性の悪化等が問題となっている。そこで、そのような除振マウントの大型化を避けるために、マウントを多段階構造として、小型化する方式も考えられてはいるが、その構造が複雑となる上に、荷重に合わせた多種のマウントが必要となるという問題があり、更に応答性を確保するために、金属ベローズを用いた場合にあっては、床振動との絶縁性が低下したり、サージングが発生し易い等という問題を内在するものであった。
また、ピエゾアクチュエータや超磁歪アクチュエータ等を用いて、応答性や推力を改善したアクティブ除振マウントも提案されているが、それらアクチュエータは、一般的に、その可動範囲が数十〜数百μmと狭いために、レベリングの際に搭載物が大きく動くと、その制御範囲を越えてしまう問題があった他、床振動を絶縁する対策が必要となる問題も内在するものであった。
さらに、その他のアクチュエータとして、リニアモータやボイスコイルモータを用いた構造のアクティブ除振マウントも考えられてはいるが、それは、比較的大型のものでも推力が小さいために、重荷重のものには不適当であって、その適用分野に制限を受けるという問題を内在している。
特開平5−149379号公報 特開2000−18314号公報 特開2000−65128号公報 特開2006−37995号公報 特開2006−112535号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、大きな可動範囲を確保しつつ、装置の小型化、簡素化が可能となる、応答性に優れたアクティブ除振マウント機構を提供することにある。
そして、本発明は、上記した課題を解決するために、以下に列挙せる如き各種の態様において、好適に実施され得るものであるが、また以下に記載の各態様は、任意の組合せにおいて採用可能である。なお、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに何等限定されることなく、明細書全体の記載及び図面から把握される発明思想に基づいて認識され得るものであることが、理解されるべきである。
(1) 搭載物と床との間に介装されて、かかる搭載物を防振、支持するようにしたマウント機構にして、振動入力方向に変位して、搭載物と床との間の微振動を除去する微小変位アクチュエータと、搭載物の荷重を支持するコイルばねとを並列に組み合わせてなるアクティブ除振装置を含み、且つ該微小変位アクチュエータを、チューブ内への空気圧の導入による膨張によって軸方向に収縮し、その軸方向長さを変化させるラバーチューブにて構成すると共に、該ラバーチューブの軸方向が前記コイルばねの軸方向と同方向となるように配置せしめ、該ラバーチューブの推力と該コイルばねの推力とが中立状態となる形態において、前記搭載物と前記床との間に介装する一方、それら搭載物と床との間の変位を直接的に若しくは間接的に検知する変位センサと該搭載物の加速度を検知する加速度センサとにおける検知信号に基づき、該床から該搭載物に伝わる振動を抑制するための制御信号を出力する制御器を設け、更に外部から該ラバーチューブ内に空気圧を導入するエアー通路上にレギュレータを設けて、前記制御器からの制御信号により該レギュレータにて制御された空気圧が導入せしめられるように構成したことを特徴とするアクティブ除振マウント機構。
(2) 前記微小変位アクチュエータを中心にして、その周りに、同心的に前記コイルばねが配置され、それらの軸方向両端部がそれぞれ前記搭載物及び床に取り付けられていることを特徴とする上記態様(1)に記載のアクティブ除振マウント機構。
(3) 前記コイルばねの軸方向長さに対して前記微小変位アクチュエータの軸方向長さを相対的に変化せしめ得る長さ調節機構が設けられていることを特徴とする上記態様(1)又は(2)に記載のアクティブ除振マウント機構。
(4) 前記変位センサとして、前記搭載物と前記床との間の変位を荷重変化として検出する圧力センサが設けられ、該圧力センサにおける検知信号に基づき、かかる搭載物と床との間の振動に基づくところの変位が測定されるようになっている上記態様(1)乃至(3)の何れか一つに記載のアクティブ除振マウント機構。
(5) 前記搭載物と床との間に、該搭載物の重量を支える弾性支持体が、更に設けられていることを特徴とする上記態様(1)乃至(4)の何れか一つに記載のアクティブ除振マウント機構。
(6) 搭載物と床との間に介装されて、かかる搭載物を防振、支持するようにしたマウント機構にして、振動入力方向に変位して、搭載物と床との間の微振動を除去する微小変位アクチュエータと、搭載物の荷重を支持するコイルばねとを並列に組み合わせてなるアクティブ除振装置を含み、且つ該微小変位アクチュエータを、チューブ内への空気圧の導入による膨張によって軸方向に収縮し、その軸方向長さを変化させるラバーチューブにて構成すると共に、該ラバーチューブの軸方向が前記コイルばねの軸方向と同方向となるように配置せしめ、更に該ラバーチューブを膨張させて軸方向に収縮せしめる加圧空気が、該ラバーチューブの軸方向の一端側からチューブ内に導入され、そして該ラバーチューブ内を軸方向に流通せしめられて、該ラバーチューブの軸方向の他端側からチューブ外に排出されるように構成されていることを特徴とするアクティブ除振マウント機構。
このように、本発明に従うアクティブ除振マウント機構にあっては、そのアクティブ除振装置を構成する、コイルばねと、それを縮める方向に動作するラバーチューブからなる微小変位アクチュエータとが、それらの軸方向を同方向とした形態において並列に配置され、マウントにかかる搭載物の荷重が、かかるコイルばねで受けられるように構成されているところから、アクティブ除振のために、推力の小さなアクチュエータを利用することが出来ることとなり、以て、装置の小型化、簡素化が可能となるのであり、またアクチュエータの応答性が改善され、高周波域までの制御が可能となるのである。そして、高い振動絶縁性が得られるゴム製のアクチュエータ(ラバーチューブ)が用いられていると共に、ばねの伸びようとする推力とアクチュエータの縮めようとする推力の中立状態において、アクティブ除振装置を装置に組み込むようにすることにより、水平方向のマウント機構としても用いることが出来る利点があり、また既にパッシブ型マウントが取り付けられた装置の後付け用のアクティブ除振マウント機構として用いることも出来るのであり、しかも、その後付けに際しての性能劣化も少ないという特徴を発揮する。
また、本発明に従うアクティブ除振マウント機構は、従来の金属ベローズ型のアクチュエータを用いるものに比べて、サージングや絶縁性劣化の対策が不要となるものであり、更に、従来のピエゾ素子アクチュエータや超磁歪アクチュエータを用いたものに比べて、大きな可動範囲が得られる他、用いるコイルばねのばね定数や、アクチュエータ(ラバーチューブ)の太さ、長さを変化させることにより、比較的容易に推力や可動範囲が変更され得、その調整が可能且つ容易である等の優位性も存する他、かかるゴム製のアクチュエータの推力を調整することによって、マウントのたわみ量を変化させ、共振周波数や伝達特性等のパッシブ性能を変化させる用途にも採用可能であり、更には推力の小さなアクチュエータでも、鉛直方向のアクチュエータとして有利に用いることが可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の幾つかの実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1には、本発明に従うアクティブ除振マウント機構の一つの概略と、その制御形態の一例が、示されている。また、図2には、図1におけるアクティブ除振装置の一具体例の構成が、断面形態において示されており、更に、図3には、そのようなアクティブ除振装置において微小変位アクチュエータとして用いられるゴムアクチュエータの断面形態が、未収縮状態と収縮状態とにおいて、それぞれ示されている。
それらの図において、アクティブ除振装置は、コイルばね1と微小変位アクチュエータとしてのゴムアクチュエータ2とを並列に組み合わせて構成され、そして、このアクティブ除振装置が、搭載物10と床11との間に介装されて、かかる搭載物10を防振、支持するマウント機構を与えている。ここで、コイルばね1としては、搭載物10の荷重を支持すべく、そのような荷重を受けるのに充分なばね定数を有するコイルばねが、用いられているのであり、またゴムアクチュエータ2としては、図1において上下方向となる振動入力方向に変位して、搭載物10と床11との間の微振動を除去する微小変位アクチュエータとして機能するように、チューブ内への空気圧の導入による膨張によって軸方向に収縮し、その軸方向長さを変化させるラバーチューブにて構成されたものが用いられている。なお、ここで、搭載物10は、本発明に従うアクティブ除振マウント機構にて防振支持される各種の嫌振装置や、それが載置される定盤であり、また床11は、かかる搭載物10が設置される所定の床である。
また、かかるアクティブ除振装置を構成するコイルばね1とゴムアクチュエータ2は、ゴムアクチュエータ2の縮む力とコイルばね1が復元しようとする力とが対抗するように配置され、そして、それらが下端ホルダ5と上端ホルダ6との間に挟まれてなる形態となるようにして、一体構造において、搭載物10と床11に取り付けられている。更に、床11側に固定せしめられる下端ホルダ5が貫通し、かかる下端ホルダ5の外周面に螺合するばね圧アジャスタ固定ねじ4によって下方への移動が阻止された補正アジャスタ3によって、コイルばね1の下端部が支持されていると共に、ばね圧アジャスタ固定ねじ4の上下方向への移動によって、補正アジャスタ3が、上下方向に移動せしめられることにより、コイルばね1の上下方向(軸方向)長さが変化させられ得るようになっており、これによって、搭載物10の荷重を受けたときのコイルばね1の縮み量に合わせて、コイルばね1とゴムアクチュエータ2の位置を調整し得るようになっている。従って、ここでは、補正アジャスタ3とばね圧アジャスタ固定ねじ4とによって、コイルばね1の軸方向長さに対して、ゴムアクチュエータ2の軸方向長さを相対的に変化せしめ得る長さ調節機構が、構成されているのである。一方、上端ホルダ6の搭載物10に対する取付軸には、下限ブロック7と上限ブロック8とが、所定距離を隔てて一体的に設けられており、それらブロック7,8に、上記したアクティブ除振装置を収容したケース9の天井部がそれぞれ当接することにより、稼動部が稼動範囲を越えるのを防止し得るようになっている。
なお、床11上に配置されたケース9と稼動部の間、即ちケース9の天井部と上端ホルダ6との間に、補助ばね13と圧力センサ12が直列に配設され、この圧力センサ12における荷重変化の検出値から、床11と搭載物10の間の振動に基づくところの変位が測定され得るようになっている。ここで、補助ばね13は、搭載物10の荷重と圧力センサ12の出力の比が変更せしめられ得るように、交換可能とされている。更に、上端ホルダ6の上部には、加速度センサ14が設置され、搭載物10の加速度も測定し得るようになっている。
ところで、かかるアクティブ除振マウント機構におけるアクティブ除振装置は、より具体的には、例えば、図2に示される如く、ゴムアクチュエータ2を中心にして、その周りに同心的に、矩形断面の線状板材からなるコイルばね1が配置されてなる形態において、構成されている。そこにおいて、ゴムアクチュエータ2は、チューブ内への空気圧の導入による膨張によって軸方向に収縮し、その軸方向(上下方向)長さを変化させるラバーチューブ200と、その上下端の開口部を閉塞する、上側閉塞体202及び下側閉塞体204とを含んで構成されている。そして、そのようなゴムアクチュエータ2の上端部が、上側取付けブラケット206を介して、搭載物10の下面に固設される一方、その下端部が、下側取付けブラケット208を介して、床11側に位置固定に取り付けられ得るようになっている。更に、コイルばね1の付勢力を受ける上側ばね座210が、ゴムアクチュエータ2の上側閉塞体202にて係止され得るようになっている一方、下側ばね座212が、ゴムアクチュエータ2の下側閉塞体204に回動可能に係止される長さ調節スリーブ214の外周面に螺合せしめられ得るようになっており、それら下側ばね座212と長さ調節スリーブ214の相対的な回動によって、コイルばね1の軸方向長さが調節せしめられ得て、コイルばね1の軸方向長さに対して、ゴムアクチュエータ2の軸方向長さが相対的に変化せしめられ得るようになっている。なお、長さ調節スリーブ214は、その下端部に設けたフランジ部において、スペーサ216を介して、下側取付けブラケット208に固定的に取り付けられている。
また、ゴムアクチュエータ2は、図3に示される如く、チューブ壁に強化繊維を埋設してなる、径方向外方に膨張せしめられ得る所定長さの中空のラバーチューブ200を有しており、このラバーチューブ200の両端部が、それぞれ上側閉塞体202と下側閉塞体204にて閉塞されてなる構造において、構成されているのである。即ち、上側閉塞体202は、ラバーチューブ200の上端部内に挿入される上側挿入プラグ218と、ラバーチューブ200の上端部分を上側挿入プラグ218との間において挟持する上側スリーブ220とから構成され、それら上側挿入プラグと上側スリーブ220とによって、ラバーチューブ200の上端開口部が閉塞せしめられるようになっている。一方、下側閉塞体204は、ラバーチューブ200の下端部内に挿入せしめられる下側挿入プラグ222と、それとの間において、ラバーチューブ200の下端側部分を挟持する下側スリーブ224とから構成され、それら下側挿入プラグ222と下側スリーブ224とによって、ラバーチューブ200の下端開口部が閉塞せしめられ得るようになっていると共に、下側挿入プラグ220内を軸方向に伸び、そして側方に開口する加圧孔226によって、ラバーチューブ200内と外部とが連通され、この加圧孔226内に、圧縮空気等の加圧された空気(空気圧)の導入によって、ラバーチューブ200が、図3(b)に示される如く、径方向外方に膨張し、それによって、軸方向に収縮することにより、その軸方向長さが変化せしめられ得るようになっている。
なお、このような構造のゴムアクチュエータ2は、その機能を利用して、各種の用途における機能部品として用いられており、また市販も為されているが、その中でも、本発明にあっては、「ラバーマッスル」(フェスト社製)が有利に用いられることとなる。この製品では、空気圧を加圧孔226から導入させて、ラバーチューブ200を径方向外方に膨張せしめることによって、軸方向に収縮させることにより、その軸方向長さを、無負荷時の基本長さの25%まで収縮させることが可能となっている。
そして、上述の如き構造のアクティブ除振装置を備えたアクティブ除振マウント機構において、その作動を制御すべく、図1においては、圧力センサ12の検出信号を増幅する圧力センサアンプ15や、加速度センサ14の検出信号を増幅する加速度センサアンプ16が設けられており、更に、それらアンプ15,16の出力信号をデジタル値に変換するA/D回路17を介して、コントローラ18に信号が入力されるようになっている。このコントローラ18においては、A/D回路17でデジタル値に変換された圧力センサ15及び加速度センサ16の情報から、ゴムアクチュエータ2の制御信号を生成するようになっている。次いで、このコントローラ18からの制御信号は、それをアナログ信号に変換するD/A回路19を通じて、バルブコントローラ20に入力され、そこにおいて、D/A回路19からのアナログ信号を基に、電空レギュレータ21を制御する制御信号を出力するようになっている。そして、電空レギュレータ21においては、バルブコントローラ20からの制御信号を受けて、エアー供給路22を通じて供給される圧縮空気等の加圧空気の流量や圧力が調整され、更に制御エアー通路23から、その制御された加圧空気(空気圧)が、加圧孔226を通じて、ラバーチューブ200内に導かれ、以て、ゴムアクチュエータ2が、その軸方向に長さ変化せしめられ得るようになっているのである。なお、ゴムアクチュエータ2の駆動のためにラバーチューブ200内に供給される制御エアーの流量、圧力の調整に際して、不要となったエアーは、エアー排気路24を通じて、外部に放出されるようになっている。
ところで、かくの如きアクティブ除振マウント機構におけるアクティブ除振装置の設置に際しては、先ず、搭載物10の荷重を作用せしめた状態下において、更にコイルばね1を縮める方向に、ゴムアクチュエータ2を1/2の推力で駆動し、コイルばね1が伸びようとする推力とゴムアクチュエータ2がコイルばね1を縮める推力とが、アクチュエータの1/2の推力で相殺される状態(中立状態)になるように、調整される。そして、この状態で、搭載物10の鉛直方向の位置が基準の点にあるときに、稼動部が上限ブロック7と下限ブロック8が定める駆動範囲の中心に位置するように、補正アジャスター3を回動させて調整するようにするのである。
また、図1に示されるアクティブ除振マウント機構の作動に際しては、コントローラ18において、圧力センサアンプ15、加速度センサアンプ16及びA/D回路17を介して、圧力センサ12及び加速度センサ14の状態を取り込み、デジタル処理によって、レベリング或いは微振動除去のための制御信号が生成され、D/A回路19に出力される。そして、D/A回路19を介して、コントローラ18から制御信号を受信したバルブコントローラ20は、ゴムアクチュエータ2のラバーチューブ200に供給される制御エアーが、制御信号に応じた流量又は圧となるように、電空レギュレータ21を制御し、これによって、ゴムアクチュエータ2は、制御エアーの圧に応じて、コイルばね1を縮める方向に推力を発生させるのである。即ち、ゴムアクチュエータ2が縮む力を制御して、ゴムアクチュエータ2の縮めようとする推力と、コイルばね1が伸びようとする推力によって、レベリング或いは微振動の除去が行なわれることとなる。
なお、図4は、上記したアクティブ除振装置単体の動作の様子を示すものであって、そこにおいて、(a)は、除振装置の推力を上方向にかけた状態を示し、また(b)は、除振装置の推力を搭載物10に加えていない、通常のパッシブ型除振装置と同等の状態を示し、更に(c)は、アクティブ除振装置の推力が下方向にかかった状態を示している。
また、図5には、図1に示される制御系統におけるコントローラ18内の処理の一例が示されている。そこにおいて、コントローラ18は、MATLAB(MathWorks 社製)等を用いたデジタル処理を行なうようになっている。乗算ブロック25は、デジタル信号に変換された圧力センサ12の信号に係数を乗算して、床11と搭載物10の相対変位を出力する。また、微分ブロックA26は、乗算ブロック25から出力された信号を微分して、床11と搭載物10の相対速度を出力する。更に、微分ブロックB27は、微分ブロックA26から出力された信号を更に微分して、床11と搭載物10の相対加速度を出力する。ローパスフィルタ28は、微分ブロックB27から出力された信号にデジタルフィルタをかけて、制御に不要な高周波成分を減衰させた前記相対加速度の信号を生成して、出力する。なお、このローパスフィルタ28は、微分ブロックによって拡大する高周波成分を減衰させる目的で用いられる。加算ブロックA29は、ローパスフィルタ28から出力された信号とデジタル信号に変換された加速度センサ14の信号を減算して出力する。即ち、圧力センサ12の測定値から、床11と搭載物10の相対加速度を算出し、搭載物10の絶対加速度を除算することによって、床11の絶対加速度を導いているのである。レベリング制御器30は、乗算ブロック25から出力された信号を基に、レベリングのための制御信号を生成して出力する。搭載物除振フィードバック制御器31は、加算ブロックA29から出力された信号を基に、搭載物10の除振を行なうための制御信号を生成し、出力する。床振動フィードフォワード制御器32は、床11から搭載物10へ伝わる振動を抑制するための制御信号を生成し、出力する。加算ブロックB33は、レベリング制御器30、搭載物除振フィードバック制御器31、床振動フィードフォワード制御器32から出力された制御信号を加算して、アクチュエータ出力として出力するようになっているのである。
なお、かかる図5に示される信号処理方式においては、乗算ブロック25、微分ブロックA26、微分ブロックB27、加算ブロックA29等の演算ブロックは、圧力センサのように相対的な状態を測定するセンサの信号と、搭載物或いは床振動の絶対加速度、速度、変位等の絶対的な状態を示すセンサの信号を基に、絶対的な信号を導く過程の一例を示しているものであり、センサの信号から制御信号を生成する過程においては、必ずしも同じ構成になるとは限らず、例えば、図6に示される如く、圧力センサと加速度センサから床振動の絶対速度を得るようにすることも可能である。この図6においては、前記した図5とは異なり、一つの微分ブロック34が配されているのみであり、また搭載物の振動加速度信号の入力回路に積分ブロック35が配されている他は、図5と同様な信号処理が行なわれるものであるところから、図5と同様な部分には同一の符号を付して、詳細な説明は省略することとする。
そして、このように、搭載物10と床11との間に発生する圧力と搭載物10の加速度から床11の加速度を算出することによって、従来必要であった床11の加速度センサを削除することが可能となるのであり、これによって、装置の簡略化とコストの低減を実現することが出来るのであり、また搭載物10と床11の相関関係を測定するセンサに、比較的安価で精度の高い圧力センサ(12)を用いることにより、安価な装置を実現することが出来るという利点も生じるのである。
これに対して、アクティブ除振マウントを微振動の除去に用いる場合においては、搭載物10の振動を測定し、搭載物10の振動を抑制するフィードバック制御と、床11の振動を測定し、床11から搭載物10へ伝わる振動を抑制するフィードフォワード制御を併用するのが一般的であるが、その場合において、レベリングに加え、前述した微振動除去を行なうアクティブ除振マウント機能を実現するとき、レベリングに用いる変位センサの他に、床の振動のみを測定する加速度センサと、搭載物の振動のみを測定する加速度センサが必要となるのであり、このため、装置構成が複雑になったり、精度の高い変位センサや加速度センサを多用することにより装置が高価になるという問題が内在していたのである。
ところで、図1に示される具体例においては、変位センサとして、圧力センサ12が用いられ、搭載物10と床11との間の変位が間接的に検知される構造となっているが、これに代えて、それら搭載物10と床11との間の変位を直接的に検知する、通常の変位センサを用いることも可能であり、その一例が、図7に示されている。そこにおいて、変位センサ43が、上端ホルダ6に取り付けられ、ケース9に取り付けられたセンサブロック44との間において、搭載物10と床11との間に振動が入力することに基づく、それらの間の変位を検出し得るようになっており、そしてその検出信号が、変位センサ43から変位センサアンプ45に入力されて、図1と同様にして、ゴムアクチュエータ2の駆動が制御され得るようになっているのである。なお、図8は、図7のコントローラ18における信号処理の一例が示されているが、そこでは、図5において乗算ブロック25を除いた形態において、同様な信号処理が行なわれることとなる。
また、本発明に従うアクティブ除振マウント機構は、鉛直方向の振動の他に、水平方向の振動乃至は揺れに対しても、同様に、アクティブ除振することが可能であり、その一例が、図9に示されている。そこにおいて、コイルばね1とゴムアクチュエータ2とを並列に組み合わせてなるアクティブ除振装置が、ブラケット50,52を介して、それぞれ、搭載物10側及び床11側に固定されるようになっている。即ち、搭載物10側への取付けブラケット50には、上端ホルダ6の取付軸が固定せしめられるようになっている一方、床11側への取付けブラケット52には、下端ホルダ5が、ケース9を介して、固定せしめられるようになっているのである。なお、そのような水平方向の取付け形態において、コイルばね1とゴムアクチュエータ2とを並列に組み合わせてなるアクティブ除振装置の補正アジャスタ3の位置:bは、搭載物10の荷重を受ける鉛直方向の取付け形態における補正アジャスタ3の位置:a(図1参照)に比べて、コイルばね1のたわみ量が少ない分、ばねが伸びる方向に移動している。
そして、かくの如き本発明に従うアクティブ除振マウント機構は、搭載物10と床11との間において、所定位置に、1個或いは複数個の割合で配設され、例えば、矩形の定盤を搭載物10とする場合においては、その四隅にそれぞれ配設されて、その防振・支持が行なわれ得るように構成されることとなるが、また、そのようなアクティブ除振マウント機構は、単独で用いられる場合の他、図10に示される如く、公知のパッシブ型除振装置60と組み合わせて、搭載物10と床11との間に配設することも可能である。なお、ここで用いられるパッシブ型除振装置60は、搭載物10の重量を弾性的に支える弾性支持体であって、従来と同様な構成のものが適宜に採用され、例えば、先の特許文献1〜5に示される如き、コイルスプリングの如き弾性体や、これと柱状の粘弾性体とを組み合わせてなるもの等が用いられることとなる。
さらに、本発明においては、アクティブ除振装置を構成するゴムアクチュエータ2において、その一方の端部側から加圧空気を導入する一方、他方の端部側から、その導入された加圧空気を排出するように構成すると共に、その導入された加圧空気の空気圧を変化させることにより、ラバーチューブ200内を軸方向に流れる加圧空気によって、ラバーチューブを膨張・収縮させて、その軸方向の長さを変化せしめるようにすることも可能であり、その一例が、図11に示されている。かかる図11においては、ゴムアクチュエータ2の上部にエアー供給口230が設けられている一方、その下部には、エアー排出口232が設けられており、エアー供給口230から供給される加圧空気が、ゴムアクチュエータ2のラバーチューブ200内に導かれて、その軸方向に流通せしめられた後、下部のエアー排出口232から外部に排出されるようになっているのである。そして、エアー供給口230には、エアー供給路22が接続され、オリフィス234によって供給エアーの流量を調整しつつ、ゴムアクチュエータ2内に供給せしめられ得るようになっている。また、エアー排出口232から排出される排気エアーは、二方弁の電空レギュレーター21を介して、エアー排気路24から外部に排気されるようになっている。要するに、ここでは、オリフィス234による供給エアーの流量の調整と、電空レギュレータ21による排気エアーの流量の調整によって、ゴムアクチュエータ2内の圧力が制御され、以て、ゴムアクチュエータ2が駆動されて、その伸縮が行なわれ得るようになっているのである。
従って、このようなゴムアクチュエータ2(具体的には、ラバーチューブ200)内をその軸方向に加圧空気が通過せしめられるようにすることによって、ゴムアクチュエータ2内の内部が冷却され、その駆動に基づくところの発熱、更には高温化による特性変化や寿命の低下等の問題が、有利に回避され得るという利点が生じるのであり、しかも、電空レギュレータ21としても、他の実施形態で用いられている三方弁のレギュレータを用いることなく、二方弁のレギュレータでも対応可能となる特徴を発揮する。
以上、本発明の代表的な実施形態について詳述して来たが、それは、あくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
例えば、上述した実施形態においては、コイルばね1とゴムアクチュエータ2とを並列に組み合わせてなるアクティブ除振装置を収容したケース9内において、上端ホルダ6とケース9の天井部との間に圧力センサ12が組み込まれていたが、そのようなマウント除振装置とは別ユニットにて、搭載物10と床11との間に、圧力センサを配置することも可能であり、その一例が、図12に示されている。
かかる図12においては、圧力センサ70と補助ばね72とが直列に配列されて、搭載物10と床11との間に介装されていると共に、圧力センサ70にかかる圧力が一定圧を超えると、破損防止ばね74が縮み、圧力センサ70が破壊されるのを防ぐように構成した保護機構が設けられている。また、高さ調整ねじ76によって、設置時の高さ調整が行なわれ得るようになっている。
また、加速度センサ14にあっても、図1に示される具体例においては、上端ホルダ6上に配設されているが、これに代えて、ケース9内の底面上に加速度センサ(14)を配設して、床11側の加速度を検出するように構成することも、可能である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施の態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
本発明に従うアクティブ除振マウント機構の一例に係る構成の概略とその制御系統を示す説明図である。 本発明に従うアクティブ除振マウント機構において用いられるアクティブ除振装置の一具体例を示す断面説明図である。 図2において用いられるゴムアクチュエータの縦断面説明図であって、(a)は、無負荷(無加圧)状態を示し、(b)は、負荷(加圧)状態を示している。 図1に示されるアクティブ除振装置の各種作動形態を示す説明図であって、(a)は、推力を上方向にかけた状態、(b)は、推力をかけていない状態、(c)は、推力を下方向にかけた状態をそれぞれ示している。 図1に示される制御系統におけるコントローラの信号処理系統の一例を示すフロー図である。 図1に示される制御系統におけるコントローラの信号処理系統の他の異なる一例を示すフロー図である。 図1において圧力センサに代えて、変位センサを用いた例を示す図1に対応する図である。 図7に示される例における図5に対応するフロー図である。 本発明に従うアクティブ除振マウント機構を用いて水平方向の振動乃至は揺動を除振乃至は減衰する一例を示す図1に対応する図である。 本発明に従うアクティブ除振装置と共に、パッシブ除振装置を並列に設けてなる構造を示す図1に対応する説明図である。 本発明に従うアクティブ除振マウント機構の他の一例を示す図1に対応する説明図である。 本発明に従うアクティブ除振装置と共に、圧力センサを別ユニットにて配設してなる構造を示す図1に対応する説明図である。
符号の説明
1 コイルばね 2 ゴムアクチュエータ
3 補正アジャスタ 4 ばね圧アジャスタ固定ねじ
5 下端ホルダ 6 上端ホルダ
7 下限ブロック 8 上限ブロック
9 ケース 10 搭載物
11 床 12 圧力センサ
13 補助ばね 14 加速度センサ
15 圧力センサアンプ 16 加速度センサアンプ
17 A/D回路 18 コントローラ
19 D/A回路 20 バルブコントローラ
21 電空レギュレータ 22 エアー供給路
23 制御エアー通路 24 エアー排気路
25 乗算ブロック 26 微分ブロックA
27 微分ブロックB 28 ローパスフィルタ
29 加算ブロックA 30 レベリング制御器
31 搭載物除振フィードバック制御器 32 床振動フィードフォワード制御器
34 微分ブロック 35 積分ブロック
43 変位センサ 44 センサブロック
45 変位センサアンプ 50,52 ブラケット
60 パッシブ型除振装置 70 圧力センサ
72 補助ばね 74 破損防止ばね
76 高さ調整ねじ 200 ラバーチューブ
202 上側閉塞体 204 下側閉塞体
206 上側取付けブラケット 208 下側取付けブラケット
210 上側ばね座 212 下側ばね座
214 長さ調節スリーブ 216 スペーサ
218 上側挿入プラグ 220 上側スリーブ
222 下側挿入プラグ 224 下側スリーブ
226 加圧孔 230 エアー供給口
232 エアー排出口 234 オリフィス

Claims (6)

  1. 搭載物と床との間に介装されて、かかる搭載物を防振、支持するようにしたマウント機構にして、
    振動入力方向に変位して、搭載物と床との間の微振動を除去する微小変位アクチュエータと、搭載物の荷重を支持するコイルばねとを並列に組み合わせてなるアクティブ除振装置を含み、且つ該微小変位アクチュエータを、チューブ内への空気圧の導入による膨張によって軸方向に収縮し、その軸方向長さを変化させるラバーチューブにて構成すると共に、該ラバーチューブの軸方向が前記コイルばねの軸方向と同方向となるように配置せしめ、該ラバーチューブの推力と該コイルばねの推力とが中立状態となる形態において、前記搭載物と前記床との間に介装する一方、それら搭載物と床との間の変位を直接的に若しくは間接的に検知する変位センサと該搭載物の加速度を検知する加速度センサとにおける検知信号に基づき、該床から該搭載物に伝わる振動を抑制するための制御信号を出力する制御器を設け、更に外部から該ラバーチューブ内に空気圧を導入するエアー通路上にレギュレータを設けて、前記制御器からの制御信号により該レギュレータにて制御された空気圧が導入せしめられるように構成したことを特徴とするアクティブ除振マウント機構。
  2. 前記微小変位アクチュエータを中心にして、その周りに、同心的に前記コイルばねが配置され、それらの軸方向両端部がそれぞれ前記搭載物及び床に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のアクティブ除振マウント機構。
  3. 前記コイルばねの軸方向長さに対して前記微小変位アクチュエータの軸方向長さを相対的に変化せしめ得る長さ調節機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアクティブ除振マウント機構。
  4. 前記変位センサとして、前記搭載物と前記床との間の変位を荷重変化として検出する圧力センサが設けられ、該圧力センサにおける検知信号に基づき、かかる搭載物と床との間の振動に基づくところの変位が測定されるようになっている請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載のアクティブ除振マウント機構。
  5. 前記搭載物と床との間に、該搭載物の重量を支える弾性支持体が、更に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載のアクティブ除振マウント機構。
  6. 搭載物と床との間に介装されて、かかる搭載物を防振、支持するようにしたマウント機構にして、
    振動入力方向に変位して、搭載物と床との間の微振動を除去する微小変位アクチュエータと、搭載物の荷重を支持するコイルばねとを並列に組み合わせてなるアクティブ除振装置を含み、且つ該微小変位アクチュエータを、チューブ内への空気圧の導入による膨張によって軸方向に収縮し、その軸方向長さを変化させるラバーチューブにて構成すると共に、該ラバーチューブの軸方向が前記コイルばねの軸方向と同方向となるように配置せしめ、更に該ラバーチューブを膨張させて軸方向に収縮せしめる加圧空気が、該ラバーチューブの軸方向の一端側からチューブ内に導入され、そして該ラバーチューブ内を軸方向に流通せしめられて、該ラバーチューブの軸方向の他端側からチューブ外に排出されるように構成されていることを特徴とするアクティブ除振マウント機構。
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