JP4982184B2 - テトラヒドロベンズアゼピンおよびドーパミンd3レセプターの調節におけるこれらの使用 - Google Patents
テトラヒドロベンズアゼピンおよびドーパミンd3レセプターの調節におけるこれらの使用 Download PDFInfo
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Description
Aは、単結合またはCH2であり;
Bは、単結合またはNR3基であり;
Yは、単結合、CH2またはNR3基であり、但し、A、BおよびYは同時に単結合ではなく;
Arは、フェニル、ならびにO、NおよびSから互いとは独立して選択される1、2、3もしくは4個のヘテロ原子を有する5員もしくは6員のヘテロ芳香族基から選択される芳香族基であり、この芳香族基は1、2もしくは3個の置換基を場合により有することができ[前記置換基は、OH、C1−C4−アルコキシ、ハロゲンもしくはフェニルにより1回またはそれ以上場合により置換されるC1−C6−アルキル、またはOH、C1−C4−アルコキシ、ハロゲンもしくはフェニルにより1回またはそれ以上場合により置換されるC2−C6−アルケニル、またはOH、C1−C4−アルコキシ、ハロゲンもしくはフェニルにより1回またはそれ以上場合により置換されるC2−C6−アルキニル、またはOH、C1−C4−アルコキシ、ハロゲン、フェニルまたはC1−C4−アルキルにより1回またはそれ以上場合により置換されるC3−C6−シクロアルキル、またはハロゲン、CN、OR4、COOR4、NR5R6、CONR5R6、NO2、SR7、SO2R7、SO2NR5R6、COR8から互いに独立して選択され、ならびにC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、NR5R6、CN、C1−C2−フルオロアルキルもしくはハロゲンから独立して選択される1、2もしくは3個の置換基を場合により有するフェニルから選択される。]、ここで、フェニルおよび前記ヘテロ環基は、5員もしくは6員の芳香族炭素環もしくは非芳香族炭素環へ縮合することもまたでき、またはフェニルは、O、NおよびSから選択される1、2、もしくは3個のヘテロ原子を有する5員もしくは6員の芳香族炭素環もしくは非芳香族炭素環へ縮合することもでき;
R1は、水素、C1−C8−アルキル、C1−C8−ハロアルキル、C2−C8−アルケニル、C2−C8−ハロアルケニル、C2−C8−アルキニル、C2−C8−ハロアルキニル、C1−C8−アルキルカルボニル、C1−C8−ハロアルキルカルボニルであり、またはOH、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4−アルキル)アミノ、フェニル、フェノキシ、C3−C8−シクロアルキルおよびC3−C8−シクロアルキルオキシ(ここで最後の4つの基は、場合によりOH、CN、NO2、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシおよびハロゲンから選択される1つ以上の置換基を有する。)から選択される置換基を有する置換C1−C8−アルキルであり;
R2は、水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、OH、NO2、CN、COOR4、NR5R6またはCONR5R6であり、;
R3は、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルカルボニル、フェニル、フェニル−C1−C4−アルキルまたはフェニルカルボニルであり、ここで最後の3つの基は、場合によりC1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシおよびハロゲンから互いに独立して選択される1、2または3つの置換基を有することができ;
R4からR8は、互いに独立して、H、C1−C6−アルキル(このC1−C6−アルキルはOH、C1−C4−アルコキシおよび場合により置換されるフェニルから選択される置換基を場合により有する。)、C1−C6−ハロアルキルまたはフェニルであり、ここで、R6はCOR9基であり得[R9はH、C1−C6−アルキル(このC1−C6−アルキルはOH、C1−C4アルコキシもしくは場合により置換されるフェニルで場合により置換される。)、C1−C6−ハロアルキルまたはフェニルである。];
R5およびR6は、また、これらが結合している窒素原子と一緒になって、環構成要素として、O、S、NR10から選択されるさらなるヘテロ原子を場合により有する5員もしくは6員の飽和もしくは不飽和のN−ヘテロ環にもなることができ、R10は水素またはC1−C4−アルキルである。]
・C1−C7−アルキル、C1−C7−ハロアルキル、C2−C7−アルケニル、C2−C7−ハロアルケニル、C2−C7−アルキニル、C2−C7−ハロアルキニル、
・OH、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4−アルキル)アミノ、フェニル、フェノキシ、C3−C8−シクロアルキルおよびC3−C8−シクロアルキルオキシから選択される置換基(ここで最後の4つの基は、場合によりC1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシおよびハロゲンから選択される1つ以上(例えば、1、2、3もしくは4つ)の置換基を場合により有する。)を有するC1−C7−アルキル、
・C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、ジ−C1−C4−アルキルアミノ、
・各々が場合によりC1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルコキシおよびハロゲンから選択される1つ以上(例えば、1、2、3もしくは4つ)の置換基を有し得るC3−C8−シクロアルキル、C3−C8−シクロアルキルオキシ、
・各々が場合によりC1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシおよびハロゲンから選択される1つ以上(例えば、1、2、3もしくは4つ)の置換基を有し得る、フェニルまたはフェノキシ。
YはN、CHまたはCFであり;
Ra1およびRa2は、C1−C2−アルキル、フッ素化C1−C2−アルキルから互いに独立して選択され、YがCHもしくはCFの場合、Ra1基もしくはRa2基のうち1つは、水素またはフッ素でもあり得、または
Ra1およびRa2は(CH2)mを形成し、ここで水素原子のうち1個もしくは2個をフッ素により置換することができ、mは2、3もしくは4である。
(調製例1):3プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン
26g(133.9mmol)のo−フェニレンジ酢酸を窒素雰囲気下で217mlのメタノールに溶かした:これに25ml(344mmol)の塩化チオニルを室温において45分間にわたって滴下して加えた。この間に、温度が時折50℃にまで上昇した。1時間後に、反応溶液を100mlの飽和炭酸水素ナトリウム溶液と混ぜ、ジエチルエーテルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾かし、濾過し、蒸発させた。収量:27.7g(理論値の99%)。
200mlのテトラヒドロフランを20g(527mmol)の水素化リチウムアルミニウムに氷で冷やしながら窒素雰囲気下で滴下して加えた。27.7g(133.6mmol)のメチルo−フェニルレンジアセテートを120mlのテトラヒドロフランに溶かし、温度を5℃および10℃の間で維持しながら、45分間にわたって反応溶液に滴下して加えた。さらに10分後、氷で冷やしながら、反応溶液を、水:テトラヒドロフランが1:1の混合物(v/v)80mlと混ぜた。得られた粘着性の懸濁液を100mlのジクロロメタンで希釈し、濃塩酸によりpH4から6に調節し、沈殿した固体を吸引濾過で分離した。濾液を蒸発させ、400mlのジエチルエーテルに溶かして、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:22.2g(理論値の99%)。
13.41g(80.7mmol)の1,2−ビス(2−ヒドロキシエチル)ベンゼンおよび33.7ml(242mmol)のトリエチルアミンを300mlのジクロロメタンに窒素雰囲気下で溶かした。氷で冷やしながら、18ml(231.5mmol)の塩化メタンスルホニルを10分間にわたって滴下して加えた。さらに10分後に、反応溶液を2×75mlの水で抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:25.9g(理論値の99%)。
22.6g(70.1mmol)の1,2−ビス(2−メチルスルホニルオキシエチル)ベンゼンを28.8ml(350.5mmol)のn−プロピルアミンに溶かし、室温において48時間攪拌した。反応溶液を150mlのジエチルエーテルと混ぜ、2×35mlの水で抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:14.6g(理論値の84%)。
方法A
11.55g(48.66mmol)の3−ベンジル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンを100mlのエタノール、300mlの水および8mlの濃塩酸に溶かした。次いで、622mg(0.59mmol)のパラジウム活性炭素(10%)を加え、混合物を室温において水素雰囲気下で48時間攪拌した。触媒を濾過して除去し、エタノールと水で洗浄した。エタノールを蒸発させ、水相を50%濃度の水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にし、各回80mlのジエチルエーテルで3回抽出した。水相を塩化ナトリウムで飽和させ、各回50mlのジエチルエーテルで再び4回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:6.8g(理論値の95%)。
32.66g(89.15mmol)の1,2−ビス(2−メチルスルホニルオキシエチル)ベンゼンを320mlのエタノール中で80℃において電子レンジで10分間攪拌し、冷却した。次いで、320mlの25%濃度の水酸化アンモニウム水溶液を加え、混合物を電子レンジで80℃において30分間攪拌した。完成させるために溶媒を蒸発させた。水相を塩酸で酸性化し、各回100mlのジエチルエーテルで2回抽出した。水相を50%濃度の水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にし、ジクロロメタンで数回抽出した。合わせた有機相を水で1回洗浄し、乾燥し、蒸発させた。収量:10.25g(理論値の73%)。
2.16g(10.2mmol)のナトリウムアセトキシボロハイドライドを1g(6.8mmol)の2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンおよび0.84ml(6.8mmol)のシクロヘキサンカルバルデヒドに加え、30mlのジクロロエタンおよび0.39ml(6.8mmol)の酢酸に溶かし、混合物を室温で10時間攪拌した。反応溶液をジクロロメタンと混ぜ、1モル濃度の水酸化ナトリウム溶液、水および飽和塩化ナトリウム溶液で各1回ずつ洗浄した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。
(調製例10):7−ニトロ−3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン
176mg(1.74mmol)の硝酸カリウムを小分けして、300mg(1.49mmol)の3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンに加え、氷で冷やしながら、2mlの濃硫酸に溶かし、混合物を1時間かけて室温にまで暖めた。次いで、反応溶液を氷と混ぜ、50%濃度の水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性にし、ジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:310mg(理論値の84%)。
(調製例16):3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−アミン
5.7g(24.33mmol)の7−ニトロ−3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンを100mlのエタノールおよび10mlの水に溶かし、350mgのパラジウム活性炭素(10%)と混ぜ、次いで水素により10時間水素化した。触媒を濾過して分離し、濾液を蒸発させた。残渣を100mlのジエチルエーテルに溶かし、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:4.62g(理論値の88%)。
400mg(1.96mmol)の3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−アミンおよび1.86mmolの4−アセチルアミノベンゼンスルホニルクロライドを、20mlのテトラヒドロフランに室温において溶かし、0.82ml(5.87mmol)のトリエチルアミンを滴下して加え、混合物を室温において一晩攪拌した。溶媒を蒸発させた後、20mlの水を加え、混合物を1molの塩酸で酸性化し、50mlのジエチルエーテルで抽出した。水相を1molの水酸化ナトリウム溶液でpH9から10の塩基性にし、次いでジエチルエーテルで抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去した後に得られた残渣をエーテル塩酸で塩酸塩に変えた。収量:280mg(理論値の35%)。
MS[m+1]:373。
MS[m+1]:359。
MS[m+1]:387。
MS[m+1]:401。
MS[m+1]:415。
MS[m+1]:393。
MS[m+1]:375。
MS[m+1]:395。
MS[m+1]:414。
MS[m+1]:423。
MS[m+1]:437。
MS[m+1]:385。
MS[m+1]:419。
21.5mg(0.45mmol)の水素化ナトリウムを窒素雰囲気下で4mlのテトラヒドロフランの中へ導入した。144mg(0.37mmol)の4−イソプロピル−N−メチル−N−(3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)ベンゼンスルホンアミドを加え、混合物を室温において15分間攪拌した。次いで、23μl(0.37mmol)のヨウ化メチルを加え、混合物を一晩攪拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を水に溶かし、水相をpH10から11のpHに調整した。これに続いて、ジエチルエーテルで数回抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。残渣をHPLCで精製し、凍結乾燥した。収量:13mg(理論値の7%)。
MS[m+1]:443。
33.1 3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−スルホニル塩化物
4.3ml(64.57mmol)のクロロスルホン酸を窒素雰囲気下で5から15℃の温度においてフラスコの中に入れた。2.7g(12.84mmol)の3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンを加え、氷で冷やしながら1時間攪拌した。次いで、反応溶液を75gの氷に加え、2×50mlのジクロロメタンで抽出した。有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:1.25g(理論値の31%)。
250mg(0.79mmol)の3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−スルホニル塩化物および0.79mmolのアニリンを10mlのテトラヒドロフランに溶かし、0.41ml(2.40mmol)のジイソプロピルエチルアミンと共に室温において5分間攪拌した。テトラヒドロフランを蒸発させ、残渣を5mlの水と混合し、20mlの酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去した後に得られた残渣をエーテル塩酸で塩酸塩に変えた。
36.1 メチル3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−カルボキシレート
2.99g(22.43mmol)の三塩化アルミニウムを、40mlのジクロロメタン中の1.9g(7.48mmol)の3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンおよび1.29ml(14.95mmol)の塩化オキサリルに、0から5℃において窒素雰囲気下で加え、次いで室温において一晩攪拌した。2mlのメタノールを加え、攪拌を30分間続けた。反応溶液を濃縮し、および残渣を25mlの水と混合し、25mlのジエチルエーテルで抽出した。次いで、水相を塩化ナトリウムで飽和させ、酢酸エチルで2度抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:720mg(理論値の36%)。
720mg(2.67mmol)のメチル3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−カルボキシレートを10mlのテトラヒドロフラン中に窒素雰囲気下で溶かし、0から5℃において202mg(5.34mmol)の水素化リチウムアルミニウムを小分けして加えた。1時間攪拌した後、反応混合物を完成させ、次いで、続く反応に使用した。
180mg(0.82mmol)の(3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)メタノールを25mlのジクロロメタン中に窒素雰囲気下で溶かし、0.34ml(2.46mmol)のトリエチルアミンを加えた。次いで、0.19ml(2.46mmol)のメタンスルホニルクロライドを加え、混合物を室温において30分間攪拌した。反応混合物を10mlの重炭酸ナトリウム水溶液で2度抽出した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:175mg(理論値の77%)。
175mg(0.64mmol)の7−クロロメチル−3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンおよび116mg(0.76mmol)の(4−イソプロピル)チオフェノールを5mlのジメチルホルムアミド中に窒素雰囲気下で溶かし、189mg(1.52mmol)の炭酸カリウムを加え、混合物を50℃において1時間攪拌した。次いで、30mlの水を加え、混合物を希釈塩酸水溶液で酸性化し、各回25mlのジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させ、30mlのジエチルエーテルと共に攪拌した。析出した結晶を吸引濾過で分離した。収量:32mg(理論値の11%)。MS[M+1]:354。
32mg(0.07mmol)の7−(4−イソプロピルフェニルスルファニルメチル)−3−プロピル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンを1mlのメタノールに氷中で冷却しながら溶かし、66.5mg(0.11mmol)のオキサンを1mlの水に溶かし、pHが2から3を維持するように1Nの水酸化ナトリウム溶液と同時に反応溶液に滴下して加えた。次いで反応溶液を室温において一晩攪拌した。次いで反応溶液をアルカリ性(約pH10)にし、各回25mlのジエチルエーテルで2回抽出した。次いで、合わせた有機相を20mlの水で抽出し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて乾燥した。残渣を10mlのジエチルエーテルに溶かし、エーテル塩酸塩溶液と混合した。沈殿した固体を吸引濾過して分離し、乾燥した。収量:16mg(理論値の48%)。
9.42(67.74mmol)のトリフルオロ無水酢酸を60mlのジクロロメタンと窒素雰囲気下で−20℃において混合した。6.77g(45.16mmol)の2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンを40mlのジクロロメタンに溶かし、−20℃の一定温度においてゆっくりと滴下して加えた。混合物を12時間かけて室温にまで暖めた。次いで100mlの氷水を加え、反応混合物をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。
4.262g(42.15mmol)の硝酸カリウムを9.32g(38.32mmol)の3−(トリフルオロアセチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンに小分けして加え、氷で冷やしながら40mlの濃硫酸に溶かし、混合物を室温において10時間攪拌した。次いで、反応溶液を氷と混ぜ、ジエチルエーテルおよび酢酸エチルで(各2回)抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。
11.99g(37.94mmol)の7−ニトロ−3−(トリフルオロアセチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピンを各150mlのエタノールおよび酢酸エチルからなる溶媒混合物に溶かし、885mg(0.83mmol)のパラジウム活性炭素(10%)を加え、混合物を水素雰囲気下で室温において10時間攪拌した。次いで、触媒を濾過して除き、濾液を蒸発させた。収量:10.53g(理論値の76%)。
1g(2.68mmol)の3−(トリフルオロアセチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−アミンおよび947mg(3.87mmol)の4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホニル塩化物を20mlのテトラヒドロフランに室温において溶かし、1.62ml(11.62mmol)のトリエチルアミンを滴下してこの溶液に加え、これを室温において一晩攪拌した。溶媒を蒸発させた後、20mlの水を加え、1molの塩酸で酸性化し、水相を50mlのジエチルエーテルで抽出した。硫酸ナトリウムでの乾燥および溶媒の除去の後に得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(シクロヘキサン:酢酸エチル=6:1)で分離した。収量:590mg(理論値の46%)。
MS[M+1]:483。
2g(3.84mmol)の実施例37からのN−[3−(トリフルオロアセチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを20mlのメタノールに溶かし、1.666g(12.05mmol)の炭酸カリウムを加え、混合物を室温において10時間攪拌した。次いで、溶媒を蒸発させて除去し、残渣を75mlの水と混合し、水相をジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させた。収量:1.43g(理論値の92%)。
方法A
48.5mg(0.54mmol)の2−メチルブチルアルデヒドをジクロロメタン中に溶かし、30μl(0.54mmol)の氷酢酸、200mg(0.54mmol)のN−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドおよび172mg(0.81mmol)のナトリウムトリアセトキシボロハイドライドを連続して加え、得られた混合物を室温において30分間攪拌した。溶媒を蒸発して除去し、残渣を水に溶かし、ジエチルエーテルで抽出した。硫酸ナトリウムでの乾燥および溶媒の除去の後に得られた残渣をエーテル塩酸で塩酸塩に変えた。収量:340mg(理論値の62%)。
MS[M+1]:441。
MS[M+1]:359。
MS[M+1]:399。
方法B
220mg(0.54mmol)のN−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドおよび70μl(0.81mmol)の臭化アリルを10mlのジメチルホルムアミドに溶かし、室温において0.30ml(2.16mmol)のトリエチルアミンを加えた。室温において30分間攪拌した後、50mlの水を加え、混合物をジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させ、残渣をエーテル塩酸で塩酸塩に変えた。収量:160mg(理論値の57%)。
N−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを(3−ブロモプロポキシ)ベンゼンと反応させることにより、上記の化合物を得た。
MS[M+1]:385。
MS[M+1]:405。
方法C
700mg(1.89mmol)のN−(2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドおよび109μl(1.89mmol)のフルオロアセチルクロライドを10mlのテトラヒドロフランに溶かし、室温において、0.79ml(5.67mmol)のトリエチルアミンを加えた。室温において5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させた。残渣を20mlの水に溶かし、50mlのジエチルエーテルで抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで蒸発させて乾燥した。収量:600mg(理論値の65%)。
テトラヒドロフラン(4.5mmol)中における3mlのボラン1.5モル溶液を20mlのテトラヒドロフランの中に窒素雰囲気下で室温において導入した。300mg(0.61mmol)のN−[3−(フルオロアセチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン−7−イル]−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンスルホンアミドを10mlのテトラヒドロフランに溶かした。この溶液を反応容器に滴下して加え、反応混合物を6時間加熱還流した。次いで、溶媒を除去した。残渣を30mlの水と混合し、希塩酸で酸性化し、50mlのジエチルエーテルで抽出した。水相を希釈水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にし、酢酸エチル抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させた。残渣をエーテル塩酸で塩酸塩に変えた。収量:143mg(理論値の47%)。
錠剤:
以下の組成の錠剤を従来の方法で錠剤プレスで圧縮した:
40mgの実施例2の物質
120mgのコーンスターチ
13.5mgのゼラチン
45mgの乳糖
2.25mgのAerosil(登録商標)(超顕微鏡的に微細に分散している化学的に純粋なシリカ)
6.75mgのジャガイモデンプン(6%のペーストとして)
糖衣錠:
20mgの実施例2の物質
60mgのコア組成物
70mgの糖衣組成物
コア組成物は、9部のコーンスターチ、3部の乳糖および1部のビニルピロリドン/酢酸ビニル(60:40)コポリマーからなる。糖衣組成物は、5部のスクロース、2部のコーンスターチ、2部の炭酸カルシウムおよび1部のタルクからなる。このようにして製造された糖衣錠は、引き続き腸溶コーティングがなされる。
テストされる物質をメタノール/Chremophor(登録商標)(BASF−AG)またはジメチルスルホキシドのいずれかに溶かし、次いで水で希釈して所望の濃度にした。
混合物(0.250ml)は、安定的に発現するヒトドーパミンD3レセプターを有する〜106HEK−293細胞由来の膜、0.1nM[125I]ヨードスルピリド、およびインキュベーション緩衝液(全結合)またはさらにテスト物質(抑制プロット)または1μlのスピペロン(非特異性結合)から構成される。3回のアッセイを実行した。
混合物(1ml)は、安定的に発現するヒトドーパミンD2Lレセプター(長いイソ型)を有する〜106HEK−293細胞由来の膜、0.01nM[125I]ヨードスペピロン、およびインキュベーション緩衝液(全結合)またはさらにテスト物質(抑制プロット)または1μlのハロペリドール(非特異性結合)から構成される。3回のアッセイを実行した。
25℃における60分間のインキュベーションの後、セルハーベスターを使ってWathman GF/Bガラスファイバーフィルターに通して混合物を真空下で濾過した。フィルター転送システムを使って、フィルターをシンチレーションバイアルの中へ転送した。4mlのUltima Golds(登録商標)(Packard)を添加した後、サンプルを1時間振とうし、次いで放射能をBeta Counter(Packard、TrIcarb 2000または2200CA)で計測した。装置に備わっているプログラムの助けによる標準クエンチシリーズに基づき、cp値をdpmに変換した。
Claims (10)
- 一般式Iのテトラヒドロベンズアゼピン
Arは、フェニル、ならびにO、NおよびSから互いとは独立して選択される1、2、3もしくは4個のヘテロ原子を有する5員もしくは6員のヘテロ芳香族基から選択される芳香族基であり、この芳香族基は1、2もしくは3個の置換基を場合により有することができ[前記置換基は、OH、C1−C4−アルコキシ、ハロゲンもしくはフェニルにより1回またはそれ以上場合により置換されるC1−C6−アルキル、またはOH、C1−C4−アルコキシ、ハロゲンもしくはフェニルにより1回またはそれ以上場合により置換されるC2−C6−アルケニル、またはOH、C1−C4−アルコキシ、ハロゲンもしくはフェニルにより1回またはそれ以上場合により置換されるC2−C6−アルキニル、またはOH、C1−C4−アルコキシ、ハロゲン、フェニルまたはC1−C4−アルキルにより1回またはそれ以上場合により置換されるC3−C6−シクロアルキル、またはハロゲン、CN、OR4、COOR4、NR5R6、CONR5R6、NO2、SR7、SO2R7、SO2NR5R6、COR8から互いに独立して選択され、ならびにC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、NR5R6、CN、C1−C2−フルオロアルキルもしくはハロゲンから独立して選択される1、2もしくは3個の置換基を場合により有するフェニルから選択される。]、ここで、フェニルおよび前記ヘテロ環基は、5員もしくは6員の芳香族炭素環もしくは非芳香族炭素環へ縮合することもまたでき、またはフェニルは、O、NおよびSから選択される1、2、もしくは3個のヘテロ原子を有する5員もしくは6員の芳香族炭素環もしくは非芳香族炭素環へ縮合することもでき;
R1は、水素、C1−C8−アルキル、C1−C8−ハロアルキル、C2−C8−アルケニル、C2−C8−ハロアルケニル、C2−C8−アルキニル、C2−C8−ハロアルキニル、C1−C8−アルキルカルボニル、C1−C8−ハロアルキルカルボニルであり、またはOH、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4−アルキル)アミノ、フェニル、フェノキシ、C3−C8−シクロアルキルおよびC3−C8−シクロアルキルオキシ(ここで最後の4つの基は、場合によりOH、CN、NO2、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシおよびハロゲンから選択される1つ以上の置換基を有する。)から選択される置換基を有する置換C1−C8−アルキルであり;
R2は、水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、OH、NO2、CN、COOR4、NR5R6またはCONR5R6であり、;
R3は、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルカルボニル、フェニル、フェニル−C1−C4−アルキルまたはフェニルカルボニルであり、ここで最後の3つの基は、場合によりC1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシおよびハロゲンから互いに独立して選択される1、2または3つの置換基を有することができ;
R4からR8は、互いに独立して、H、C1−C6−アルキル(このC1−C6−アルキルはOH、C1−C4−アルコキシおよび場合により置換されるフェニルから選択される置換基を場合により有する。)、C1−C6−ハロアルキルまたはフェニルであり、ここで、R6はCOR9基であり得[R9はH、C1−C6−アルキル(このC1−C6−アルキルはOH、C1−C4アルコキシもしくは場合により置換されるフェニルで場合により置換される。)、C1−C6−ハロアルキルまたはフェニルである。];
R5およびR6は、また、これらが結合している窒素原子と一緒になって、環構成要素として、O、S、NR10から選択されるさらなるヘテロ原子を場合により有する5員もしくは6員の飽和もしくは不飽和のN−ヘテロ環にもなることができ、R10は水素またはC1−C4−アルキルである。]、ならびに
この化合物のN−オキシド、この化合物の生理学的に受容できる酸付加塩、およびIのN−オキシドの生理学的に受容できる酸付加塩。 - R2が水素である、請求項1に記載の一般式Iのテトラヒドロベンズアゼピン。
- Arが前記のようにして置換され得るフェニルである、請求項1または2に記載の一般式Iのテトラヒドロベンズアゼピン。
- フェニルが非置換であるか、または1つまたは2つの置換基を有し、この内1つの置換基はNR3に対してパラ位に配置されている、請求項3に記載の一般式Iのテトラヒドロベンズアゼピン。
- R1が一般式CH2−R1aを有し、R1aはC1−C7−アルキル、C1−C7−ハロアルキル、C2−C7−アルケニル、C2−C7−ハロアルケニル、C2−C7−アルキニル、C2−C7−ハロアルキニル、もしくはC1−C7−アルキル[このC1−C7−アルキルは、OH、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、ジ−(C1−C4−アルキル)アミノ、フェニル、フェノキシ、C3−C8−シクロアルキルおよびC3−C8−シクロアルキルオキシから選択される置換基を有する(ここで最後の4つの基は、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシおよびハロゲンから選択される1つまたはそれ以上の置換基を場合により有する。)。]、またはC1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、ジ−C1−C4−アルキルアミノ、フェニル、フェノキシ、C3−C8−シクロアルキルもしくはC3−C8−シクロアルキルオキシ(最後の4つの基は、C1−C4−アルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシおよびハロゲンから選択される1つまたはそれ以上の置換基を場合により有する。)である、請求項1から4のいずれか一項に記載の一般式Iのテトラヒドロベンズアゼピン。
- R1aが、C1−C7−アルキル、C2−C7−アルケニル、C2−C7−アルキニル、C3−C8−シクロアルキルまたはC1−C7−フルオロアルキルである、請求項5に記載の一般式Iのテトラヒドロベンズアゼピン。
- 請求項1から6のいずれか一項に記載の一般式Iの化合物、Iの生理学的に受容できる酸付加塩、一般式Iの化合物のN−オキシド、IのN−オキシドの生理学的に受容できる酸付加塩から選択される少なくとも1つの活性成分を含み、適切な場合には、生理学的に受容できる担体および/または賦形剤を一緒に含む、医薬組成物。
- ドーパミンD3レセプターのアンタゴニストまたはアゴニストの影響を受ける障害の処置を目的とする医薬組成物を製造するための、請求項1から6のいずれかに記載の一般式Iの化合物、この酸付加塩、このN−オキシド、およびこのN−オキシドの酸付加塩の使用。
- 中枢神経系の障害を処置するための、請求項8に記載の使用。
- 腎機能障害の処置のための、請求項8に記載の使用。
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