JP4981880B2 - 防音材及び防音システム - Google Patents

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Description

本発明は、防音材及び防音システムに関するものである。
従来、音源から発せられる音を吸音するための防音材が知られている(例えば特許文献1)。
このような防音材は、全面にわたり連続する遮音板と、この遮音板よりも音源に近い側に配設され、複数の貫通孔を有する孔開き板とを備えている。また、遮音板と孔開き板との間には空気層が形成されている。
上記防音材では、孔開き板と空気層とで音源からの音を吸音し防音がなされる。
特開2000−190744号公報
しかし、上記従来の防音材では、音を吸音することは可能であるが、音源からの音で遮音板が振動することにより、当該遮音板から放射音が発生し、この放射音が音源と反対の側(放射側)に伝達されるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、遮音板からの放射音の伝達を抑えて防音性を向上させることが可能な防音材、防音システム及び防音材の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の防音材は、音源から発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音材であって、全面にわたり連続する遮音板と、前記遮音板よりも前記音源に近い側に配設され、複数の吸音用貫通孔を有する音源側孔開き板と、前記遮音板を挟んで前記音源と反対の側に配設され、複数の放射音低減用貫通孔を有する放射側孔開き板と、を備え、前記遮音板は、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板との間にそれぞれ音源側空気層及び放射側空気層を形成しながら両孔開き板にそれぞれ接合される複数の音源側接合部及び複数の放射側接合部を交互に有するように両孔開き板の間を往復する形状を有し、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板が互いに同一の板厚及び開口形状を有しかつ前記音源側空気層及び前記放射側空気層の容積が互いに同一である場合に比べて前記音源側空気層における吸音率が最大となる周波数と前記放射側空気層における放射音低減量が最大となる周波数との差を縮小するように、前記各孔開き板の板厚及び開口形状並びに前記各空気層の容積が設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の防音材によれば、音源からの音の当該音源側への反射を抑える吸音効果に加え、音源からの音の当該音源と反対の側(放射側)への伝達を抑える遮音効果が十分に得られる。すなわち、この防音材では、遮音板の音源側及び放射側にそれぞれ孔開き板を配して遮音板と各孔開き板との間にそれぞれ音源側空気層及び放射側空気層が形成されるように構成した。これにより、音源側孔開き板と音源側空気層とにより上記吸音効果が得られる。具体的に、音源からの音が音源側孔開き板の吸音用貫通孔を通過する際に音源側孔開き板との摩擦でエネルギーを失うことによって、吸音がなされる。さらに、放射側孔開き板と放射側空気層とにより、音源からの音により遮音板が振動することに起因して発生する放射音の伝達が抑えられ、より一層の遮音効果が得られる。この放射音抑制の原理も上述した吸音の原理と同じであり、遮音板で発生した放射音は放射側孔開き板の放射音低減用貫通孔を通過する際に放射側孔開き板との摩擦でエネルギーを失う。このように、吸音性と遮音性とが十分に発揮され、優れた防音効果が得られる。
また、音源側空気層及び放射側空気層は、例えば平板状の孔なし板の表裏に同じく平板状の孔開き板をそれぞれ平行配置することでも形成可能であるが、その場合、板同士の隙間を保つためのスペーサや重厚な支持枠が必要となる。これに対して、本発明は、遮音板が両孔開き板の間を往復する形状であるので、この遮音板を各孔開き板にそれぞれ接合するだけで、各孔開き板との間に形成される空気層の形状を容易に保つことができる。また、この場合、遮音板と各孔開き板とを接合するための接合部材を別途必要としないため、当該防音材の構成が簡略になる。
また、請求項に記載の防音材は、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板が互いに同一の板厚及び開口形状を有しかつ前記音源側空気層及び前記放射側空気層の容積が互いに同一である場合に比べて前記音源側空気層における吸音率が最大となる周波数と前記放射側空気層における放射音低減量が最大となる周波数との差を縮小するように、前記各孔開き板の板厚及び開口形状並びに前記各空気層の容積が設定されている
このように各パラメータを設定して2つのピーク周波数(最大となる周波数)の差が縮小するように構成すれば、例えば特定の周波数に鋭いピークをもつような音を発する音源について、そのピークとなる周波数をターゲットとして、吸音率及び放射音低減量がともに大きくなるような周波数域を設定することにより、高い防音性が得られる。
請求項に記載の防音材は、上記請求項に記載の防音材において、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板は互いに同一の板厚及び開口形状を有する平板状をなし、互いに平行となる姿勢で配置され、前記遮音板は前記音源側空気層の容積を前記放射側空気層の容積よりも小さくする形状を有することを特徴とする。
音源側空気層の容積が放射側空気層の容積よりも小さくなるように遮音板の形状を設定すれば、吸音率のピーク周波数と放射音低減量のピーク周波数との差が縮小する。このように、同一の板厚及び開口形状の2枚の孔開き板を使用した場合でも、遮音板の形状を工夫することによって2つのピーク周波数の差を小さくできるため、同じ形状の孔開き板を使用できる分、構成が簡略になるとともに、コストも下がる。
なお、2枚の孔開き板において、同一の開口形状とは、各貫通孔の形状およびその配列が同一であることを言う。
請求項に記載の防音材は、上記請求項に記載の防音材において、前記遮音板のうち前記各音源側接合部と前記各放射側接合部との間に介在する部分がそれぞれ前記音源側空気層側に凸となる形状を有することを特徴とする。
このように、遮音板を、その各接合部の間に介在する部分を音源側空気層側に凸となる形状に形成するだけで、上記介在部分が平面形状を有する場合に比べて、音源側空気層の容積が小さくなるとともに放射側空気層の容積が大きくなる。従って、簡単に、音源側空気層の容積を放射側空気層の容積よりも小さくすることができ、簡単に2つのピーク周波数の差を縮小することができる。
また、本発明の請求項に記載の防音システムは、音源であるモータと、このモータと対向するように配置されて当該モータから発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音材とを備えた防音システムであって、前記防音材として請求項のいずれかに記載の防音材を備え、当該防音材はその音源側孔開き板がその遮音板よりも前記モータ側に位置する姿勢で配置されることを特徴とする。
請求項に記載の防音システムによれば、特定の周波数に鋭いピークをもつ音を発するモータについて、高い防音性が得られる。
請求項に記載の防音材は、音源から発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音材であって、全面にわたり連続する遮音板と、前記遮音板よりも前記音源に近い側に配設され、複数の吸音用貫通孔を有する音源側孔開き板と、前記遮音板を挟んで前記音源と反対の側に配設され、複数の放射音低減用貫通孔を有する放射側孔開き板と、を備え、前記遮音板は、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板との間にそれぞれ音源側空気層及び放射側空気層を形成しながら両孔開き板にそれぞれ接合される複数の音源側接合部及び複数の放射側接合部を交互に有するように両孔開き板の間を往復する形状を有し、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板が互いに同一の板厚及び開口形状を有しかつ前記音源側空気層及び前記放射側空気層の容積が互いに同一である場合に比べて前記音源側空気層における吸音率が最大となる周波数と前記放射側空気層における放射音低減量が最大となる周波数との差を拡大するように、前記各孔開き板の板厚及び開口形状並びに前記各空気層の容積が設定されていることを特徴とする。
このように各パラメータを設定して2つのピーク周波数(最大となる周波数)の差が拡大するように構成すれば、吸音率及び放射音低減量の少なくとも一方が大きくなるような周波数域を拡げることができる。従って、例えば広い周波数域に亘って防音が求められる音源に対して、十分な防音性が得られる。
請求項に記載の防音材は、上記請求項に記載の防音材において、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板は互いに同一の板厚及び開口形状を有する平板状をなし、互いに平行となる姿勢で配置され、前記遮音板は前記放射側空気層の容積を前記音源側空気層の容積よりも小さくする形状を有することを特徴とする。
放射側空気層の容積が音源側空気層の容積よりも小さくなるように遮音板の形状を設定すれば、吸音率のピーク周波数と放射音低減量のピーク周波数との差が拡大する。このように、同一の板厚及び開口形状の2枚の孔開き板を使用した場合でも、遮音板の形状を工夫することによって2つのピーク周波数の差を大きくできるため、同じ形状の孔開き板を使用できる分、構成が簡略になるとともに、コストも下がる。
請求項に記載の防音材は、上記請求項に記載の防音材において、前記遮音板のうち前記各音源側接合部と前記各放射側接合部との間に介在する部分がそれぞれ前記放射側空気層側に凸となる形状を有することを特徴とする。
このように、遮音板を、その各接合部の間に介在する部分を放射側空気層側に凸となる形状に形成するだけで、上記介在部分が平面形状を有する場合に比べて、放射側空気層の容積が小さくなるとともに音源側空気層の容積が大きくなる。従って、簡単に、放射側空気層の容積を音源側空気層の容積よりも小さくすることができ、簡単に2つのピーク周波数の差を拡大することができる。
また、本発明の請求項に記載の防音システムは、エンジンの排気側に設けられる、音源であるマフラーと、このマフラーと対向するように配置されて当該マフラーから発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音材とを備えた防音システムであって、前記防音材として請求項のいずれかに記載の防音材を備え、当該防音材はその音源側孔開き板がその遮音板よりも前記マフラー側に位置する姿勢で配置されることを特徴とする。
請求項に記載の防音システムによれば、広い周波数域に亘って防音が求められるマフラーに対して、十分な防音性が得られる。
本発明の防音材によれば、吸音性と遮音性とが十分に発揮され、優れた防音効果が得られる。
本発明の第1実施形態による防音システムの構成を示した断面図である。 音源側空気層の容積と放射側空気層の容積とが等しいときの周波数と吸音率及び放射音低減量との各関係を示したグラフである。 容積比とピーク周波数比及び逆ピーク周波数比との各関係を示したグラフである。 第2実施形態による防音システムの構成を示した断面図である。 音源側空気層の容積が放射側空気層の容積よりも小さいときの周波数と吸音率及び放射音低減量との各関係を示したグラフである。 第2実施形態の変形例による防音システムの構成を示した断面図である。 音源がモータである場合の防音システムの構成を示した断面図である。 第3実施形態による防音システムの構成を示した断面図である。 音源側空気層の容積が放射側空気層の容積よりも大きいときの周波数と吸音率及び放射音低減量との各関係を示したグラフである。 音源がマフラーである場合の防音システムの構成を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の防音システム1は、図1に示すように、音源2と、この音源2と対向するように配置される防音材10とで構成されている。
防音材10は、音源2から発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音機能を有している。防音材10は、全面にわたり連続する遮音板20と、この遮音板20よりも音源2に近い側に配設され、複数の吸音用貫通孔31を有する音源側孔開き板30と、遮音板20を挟んで音源2と反対の側(放射側)に配設され、複数の放射音低減用貫通孔41を有する放射側孔開き板40とを備えている。
孔開き板30,40は、互いに同一の板厚及び開口形状を有する平板状に形成されており、互いに平行となる姿勢で配置されている。ここでの同一の開口形状とは、各貫通孔31,41の形状およびその配列が同一であることを言う。なお、貫通孔31,41の形状としては、丸孔、角孔等が挙げられる。また、貫通孔31の配列パターンとしては、千鳥状、並列状等の規則性のあるパターンが挙げられる。
遮音板20は、2枚の孔開き板30,40の間を往復する波形状を有しており、各孔開き板30,40にそれぞれ接合されている。このような遮音板20は、例えば金属板をプレス加工することにより形成される。
そして、遮音板20と音源側孔開き板30との間には複数の音源側空気層50が形成されている。また、遮音板20と放射側孔開き板40との間には複数の放射側空気層60が形成されている。
なお、例えば平板状の孔なし板の表裏に同じく平板状の孔開き板をそれぞれ平行配置することでも音源側空気層及び放射側空気層を形成可能であるが、その場合、板同士の隙間を保つためのスペーサや重厚な支持枠が必要となる。これに対して、本実施形態は、遮音板20が両孔開き板30,40の間を往復する形状であるので、この遮音板20を各孔開き板30,40にそれぞれ接合するだけで、各孔開き板30,40との間に形成される空気層50,60の形状を容易に保つことができる。また、この場合、遮音板20と各孔開き板30,40とを接合するための接合部材を別途必要としないため、当該防音材10の構成が簡略になる。
上記遮音板20は、具体的に、音源側孔開き板30に接合される複数の音源側接合部21と、放射側孔開き板40に接合される複数の放射側接合部22とを交互に有するとともに、隣り合う接合部21,22を連結する複数の連結壁23,24を有している。
接合部21は、当該遮音板20の一側の折返し部分(図1では谷側の折返し部分)であり、特定方向(図1では紙面と直交する方向)に延在し、かつその特定方向と直交する方向に所定ピッチで設けられている。
接合部22は、当該遮音板20の他側の折返し部分(図1では山側の折返し部分)であり、接合部21と同じ特定方向に延在し、かつその特定方向と直交する方向に接合部21と同一ピッチで設けられている。
これらの接合部21,22は、遮音板20と各孔開き板30,40との間の接合強度を確保可能な範囲でその接合面積ができるだけ小さくなる形状(幅)に形成されている。これにより、吸音性及び遮音性の低下を抑えている。
連結壁23は、音源側接合部21の一端(図では右端)と放射側接合部22の他端(図では左端)とを連結しており、平板状に形成されている。各連結壁23は、互いに平行となる姿勢で配されている。
連結壁24は、音源側接合部21の他端(図では左端)と放射側接合部22の一端(図では右端)とを連結しており、平板状に形成されている。各連結壁24は、互いに平行となる姿勢で配されている。
また、連結壁23及び音源側孔開き板30の成す角度θ1と連結壁24及び音源側孔開き板30の成す角度θ2とは互いに等しくなっている。
上記各音源側空気層50は、隣り合う連結壁23及び24と音源側孔開き板30とに囲まれる空間であり、上記各放射側空気層60は、隣り合う連結壁23及び24と放射側孔開き板40とに囲まれる空間である。第1実施形態の防音材10では、音源側空気層50の容積と放射側空気層60の容積とが互いに等しくなっている。
このような防音材10は、互いに同一の板厚及び開口形状の2枚の孔開き板30,40に、プレス加工により形成した遮音板20の各接合部21,22をそれぞれ接合することにより製造される。この製造方法によれば、遮音板20と孔開き板30,40とを接合するための接合部材を別途必要としないので、接合部材を製造する工程を省略することができる分だけ工程が簡略になる。
第1実施形態の防音材10では、音源2からの音の当該音源側への反射を抑える吸音効果に加え、音源2からの音の当該音源2と反対の側(放射側)への伝達を抑える遮音効果が十分に得られる。
すなわち、この防音材10では、遮音板20の音源側及び放射側にそれぞれ音源側孔開き板30及び放射側孔開き板40を配して遮音板20と各孔開き板30,40との間にそれぞれ音源側空気層50及び放射側空気層60が形成されるように構成した。
これにより、音源側孔開き板30と音源側空気層50とにより上記吸音効果が得られる。具体的に、音源2からの音が音源側孔開き板30の吸音用貫通孔31を通過する際に音源側孔開き板30との摩擦でエネルギーを失うことによって、吸音がなされる。さらに、放射側孔開き板40と放射側空気層60とにより、音源2からの音により遮音板20が振動することに起因して発生する放射音の伝達が抑えられ、より一層の遮音効果が得られる。この放射音抑制の原理も上述した吸音の原理と同じであり、遮音板20で発生した放射音は放射側孔開き板40の放射音低減用貫通孔41を通過する際に放射側孔開き板40との摩擦でエネルギーを失う。このように、吸音性と遮音性とが十分に発揮され、優れた防音効果が得られる。
ところで、第1実施形態の防音材10、すなわち音源側孔開き板20及び放射側孔開き板30が互いに同一の板厚及び開口形状を有しかつ音源側空気層50及び放射側空気層60の容積がたがいに同一である防音材10は、具体的に、図2に示すような吸音特性及び放射音低減特性をもつ。これによると、防音材10による吸音率及び放射音低減量は周波数によって変動する。そして、第1実施形態の防音材10の場合、吸音率が最大になる周波数(吸音率のピーク周波数)p1は、放射音低減量が最大になる周波数(放射音低減量のピーク周波数)p2より小さくかつ放射音低減量が最小になる周波数(放射音低減量の逆ピーク周波数)p3より大きい値となっている。
また、音源側空気層の容積に対する放射側空気層の容積の比率(容積比)と、吸音率のピーク周波数に対する放射音低減量のピーク周波数の比率(ピーク周波数比)との間には、図3に示すような相関関係が存在する。これによると、容積比が変動すると、ピーク周波数比も変動する。また、吸音率のピーク周波数に対する放射音低減量の逆ピーク周波数の比率(逆ピーク周波数比)も、容積比の変動に応じて変動する。
本願発明者は、それらのことに着目し、空気層50,60の容積比を変えることでピーク周波数比を変えてピーク周波数p1,p2(p3)の差を調整できることに想到した。
そして、音源側空気層の容積が放射側空気層の容積よりも小さくなるように、すなわち上記容積比が1より大きくなるように防音材を構成することで、各空気層の容積が等しい場合(図2参照)に比べてピーク周波数比が小さい、すなわち吸音率のピーク周波数と放射音低減量のピーク周波数との差が縮小したような防音特性を当該防音材にもたせることができることを見出した。このような防音特性の防音材であれば、特定の周波数に鋭いピークをもつような音を発する音源に対して、高い防音性が得られる。
逆に、放射側空気層の容積が音源側空気層の容積よりも小さくなるように、すなわち上記容積比が1より小さくなるように防音材を構成することで、各空気層の容積が等しい場合に比べてピーク周波数比が大きい、すなわち吸音率のピーク周波数と放射音低減量のピーク周波数との差が拡大したような防音特性を当該防音材にもたせることができることを見出した。このような防音特性の防音材であれば、広い周波数域に亘って防音が求められる音源に対して、十分な防音性が得られる。
以下では、上記の各防音特性をもつ防音材を備えた第1実施形態とは異なる形態の防音システムの構成についてそれぞれ説明する。
(第2実施形態)
第2実施形態による防音システムの防音材は、例えばモータのように特定の周波数に鋭いピークをもつような音を発する音源について高い防音性を発揮することが可能なように構成されている。この防音材では、空気層の容積比が1より大きい、すなわち音源側空気層の容積が放射側空気層の容積よりも小さくなっている。
具体的には、図4に示すように、この防音システムの防音材110は、上記第1実施形態の遮音板20とは異なる構成の遮音板120を備えている。
遮音板120は、隣り合う接合部21,22を連結する複数の連結壁123,124を有している。
連結壁123は、音源側接合部21の一端(図では右端)と放射側接合部22の他端(図では左端)とを連結しており、音源側空気層150側(図では下側)に凸となるように屈曲された形状に形成されている。
連結壁124は、音源側接合部21の他端(図では左端)と放射側接合部22の一端(図では右端)とを連結しており、音源側空気層150側(図では下側)に凸となるように屈曲された形状に形成されている。
このように、遮音板120を、その各接合部21,22の間に介在する連結壁123,124を音源側空気層側に凸となるように屈曲された形状に形成したので、上記連結壁(介在部分)が平面形状を有する場合に比べて、音源側空気層150の容積が小さくなるとともに放射側空気層160の容積が大きくなる。従って、音源側空気層150の容積が放射側空気層160の容積よりも小さくなり、容積比が1より大きくなる。これにより、各空気層の容積が等しい場合に比べて、ピーク周波数比が小さくなり、2つのピーク周波数p1,p2の差が縮小する。このことから、吸音率及び放射音低減量がともに大きくなるような周波数域を設定することが可能となり、例えば特定の周波数に鋭いピークをもつような音を発する音源について、そのピークとなる周波数をターゲットとして、上記吸音率及び放射音低減量がともに大きくなるような周波数域を設定することにより、高い防音性が得られる。
特に、図5に示すように、吸音率のピーク周波数p1と放射音低減量のピーク周波数p2とが合致するような容積比となるように遮音板120の形状が設定されている場合、特定の周波数に鋭いピークをもつような音を発する音源について、特に高い防音効果が得られる。
また、第2実施形態の防音材110では、遮音板120の形状を工夫することで、すなわち連結壁123,124を音源側空気層側に凸となる形状に形成することで、同一の板厚及び開口形状の2枚の孔開き板30,40を使用した場合でも、2つのピーク周波数の差が小さくなるようにした。これにより、同じ形状の孔開き板30,40を使用できる分、構成が簡略になるとともに、コストも下がる。
なお、容積比が約1.05〜約2.00の範囲にあるように遮音板120の形状が設定されているときには、容積比が1の場合に比べて、特定の周波数に鋭いピークをもつような音を発する音源に対する防音効果が少なくとも約5%向上した。さらに、容積比が約1.25〜約1.65の範囲にあるように遮音板120の形状が設定されているときには、容積比が1の場合に比べて、上記音源に対する防音効果が少なくとも約30%向上した。
また、第2実施形態の変形例として、図6に示す遮音板220を備えた防音材210であってもよい。この変形例による遮音板220の連結壁223,224は、それぞれ、その一部が屈曲されて音源側空気層250側に突出している。すなわち、各連結壁223,224は、音源側空気層250側(図では下側)に突出する(凸となる)形状のリブ状部225を有している。このように各連結壁223,224にリブ状部225を設けることによって、遮音板220の剛性が増すので、当該防音材210の強度が向上する。
また、音源がモータである場合、例えば上記第2実施形態の防音材110を具備する防音システムは図7に示すような構成となる。すなわち、防音材110が、その音源側孔開き板30がその遮音板120よりもモータ102側に位置する姿勢で配置されており、これによって、モータ102から発せられる特定の周波数に鋭いピークをもつ音を効率良く吸収かつ遮断する。
(第3実施形態)
第3実施形態による防音システムの防音材は、例えばマフラーのように広い周波数域に亘って防音が求められるような音源について十分な防音性を発揮することが可能なように構成されている。この防音材では、空気層の容積比が1より小さい、すなわち放射側空気層の容積が音源側空気層の容積よりも小さくなっている。
具体的には、図8に示すように、この防音システムの防音材310は、上記第1実施形態の遮音板20とは異なる構成の遮音材320を備えている。
遮音板320は、隣り合う接合部21,22を連結する複数の連結壁323,324を有している。
連結壁323は、音源側接合部21の一端(図では右端)と放射側接合部22の他端(図では左端)とを連結しており、放射側空気層350側(図では上側)に凸となるように屈曲された形状に形成されている。
連結壁324は、音源側接合部21の他端(図では左端)と放射側接合部22の一端(図では右端)とを連結しており、放射側空気層350側(図では上側)に凸となるように屈曲された形状に形成されている。
このように、遮音板320を、その各接合部21,22の間に介在する連結壁323,324を放射側空気層側に凸となるように屈曲された形状に形成したので、上記連結壁(介在部分)が平面形状を有する場合に比べて、音源側空気層350の容積が大きくなるとともに放射側空気層360の容積が小さくなる。従って、放射側空気層360の容積が音源側空気層350の容積よりも小さくなり、容積比が1より小さくなる。これにより、各空気層の容積が等しい場合に比べて、ピーク周波数比が大きくなり、2つのピーク周波数p1,p2の差が拡大するとともにピーク周波数p1及び逆ピーク周波数p3の差が縮小する。このことから、吸音率及び放射音低減量の少なくとも一方が大きくなるような周波数域を拡げることが可能となり、例えば広い周波数域に亘って防音が求められる音源に対して、十分な防音性が得られる。
特に、図9に示すように、吸音率のピーク周波数p1と放射音低減量の逆ピーク周波数p3とが合致するような容積比となるように遮音板320の形状が設定されている場合、放射音低減量が少なく遮音効果の得難い周波数域に対して、吸音率が高くなって高い吸音効果が得られるので、広い周波数域に亘って十分に高い防音効果が得られるようになる。
また、第3実施形態の防音材310では、遮音板320の形状を工夫することで、すなわち連結壁323,324を放射側空気層側に凸となる形状に形成することで、同一の板厚及び開口形状の2枚の孔開き板30,40を使用した場合でも、2つのピーク周波数の差が大きくなるようにした。これにより、同じ形状の孔開き板30,40を使用できる分、構成が簡略になるとともに、コストも下がる。
なお、容積比が約0.65〜約0.95の範囲にあるように遮音板320の形状が設定されているときには、容積比が1の場合に比べて、広い周波数域に亘って防音が求められる音源に対する防音効果が少なくとも約5%向上した。さらに、容積比が約0.75〜約0.85の範囲にあるように遮音板320の形状が設定されているときには、容積比が1の場合に比べて、上記音源に対する防音効果が少なくとも約15%向上した。
なお、第3実施形態においても、第2実施形態の変形例によるリブ状部225を有する遮音板220(図6参照)の構成を採用することが可能である。
また、音源がマフラーである場合、上記第3実施形態の防音材310を具備する防音システムは図10に示すような構成となる。すなわち、防音材310が、その音源側孔開き板30がその遮音板320よりもマフラー302側に位置する姿勢で配置されており、これによって、マフラー302から発せられる広い周波数域に亘って複数のピークをもつ音を効率良く吸収かつ遮断する。図10において、符号303は車体の床であり、符号304は防音材310を上記車体の床303に固定するための固定具である。
なお、上記第2及び第3実施形態では、両孔開き板の板厚及び開口形状が互いに同一となるように構成したうえで、遮音板の連結壁の形状を工夫して2つの空気層の容積比を変化させることによってピーク周波数比を変化させるようにしたが、両孔開き板の板厚や開口形状を変えることによってもピーク周波数比を変えることが可能である。
1 防音システム
2 音源
10、110、210、310 防音材
20、120、220、320 遮音板
21 音源側接合部
22 放射側接合部
23、24、123、124、223、224、323、324 連結壁
30 音源側孔開き板
31 吸音用貫通孔
40 放射側孔開き板
41 放射音低減用貫通孔
50、150、250、350 音源側空気層
60、160、260、360 放射側空気層
102 モータ(音源)
302 マフラー(音源)

Claims (8)

  1. 音源から発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音材であって、
    全面にわたり連続する遮音板と、
    前記遮音板よりも前記音源に近い側に配設され、複数の吸音用貫通孔を有する音源側孔開き板と、
    前記遮音板を挟んで前記音源と反対の側に配設され、複数の放射音低減用貫通孔を有する放射側孔開き板と、を備え、
    前記遮音板は、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板との間にそれぞれ音源側空気層及び放射側空気層を形成しながら両孔開き板にそれぞれ接合される複数の音源側接合部及び複数の放射側接合部を交互に有するように両孔開き板の間を往復する形状を有し、
    前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板が互いに同一の板厚及び開口形状を有しかつ前記音源側空気層及び前記放射側空気層の容積が互いに同一である場合に比べて前記音源側空気層における吸音率が最大となる周波数と前記放射側空気層における放射音低減量が最大となる周波数との差を縮小するように、前記各孔開き板の板厚及び開口形状並びに前記各空気層の容積が設定されていることを特徴とする防音材。
  2. 請求項1記載の防音材において、
    前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板は互いに同一の板厚及び開口形状を有する平板状をなし、互いに平行となる姿勢で配置され、前記遮音板は前記音源側空気層の容積を前記放射側空気層の容積よりも小さくする形状を有することを特徴とする防音材。
  3. 請求項2記載の防音材において、
    前記遮音板のうち前記各音源側接合部と前記各放射側接合部との間に介在する部分がそれぞれ前記音源側空気層側に凸となる形状を有することを特徴とする防音材。
  4. 音源であるモータと、このモータと対向するように配置されて当該モータから発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音材とを備えた防音システムであって、
    前記防音材として請求項1〜3のいずれかに記載の防音材を備え、当該防音材はその音源側孔開き板がその遮音板よりも前記モータ側に位置する姿勢で配置されることを特徴とする防音システム。
  5. 音源から発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音材であって、
    全面にわたり連続する遮音板と、
    前記遮音板よりも前記音源に近い側に配設され、複数の吸音用貫通孔を有する音源側孔開き板と、
    前記遮音板を挟んで前記音源と反対の側に配設され、複数の放射音低減用貫通孔を有する放射側孔開き板と、を備え、
    前記遮音板は、前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板との間にそれぞれ音源側空気層及び放射側空気層を形成しながら両孔開き板にそれぞれ接合される複数の音源側接合部及び複数の放射側接合部を交互に有するように両孔開き板の間を往復する形状を有し、
    前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板が互いに同一の板厚及び開口形状を有しかつ前記音源側空気層及び前記放射側空気層の容積が互いに同一である場合に比べて前記音源側空気層における吸音率が最大となる周波数と前記放射側空気層における放射音低減量が最大となる周波数との差を拡大するように、前記各孔開き板の板厚及び開口形状並びに前記各空気層の容積が設定されていることを特徴とする防音材。
  6. 請求項5記載の防音材において、
    前記音源側孔開き板及び前記放射側孔開き板は互いに同一の板厚及び開口形状を有する平板状をなし、互いに平行となる姿勢で配置され、前記遮音板は前記放射側空気層の容積を前記音源側空気層の容積よりも小さくする形状を有することを特徴とする防音材。
  7. 請求項6記載の防音材において、
    前記遮音板のうち前記各音源側接合部と前記各放射側接合部との間に介在する部分がそれぞれ前記放射側空気層側に凸となる形状を有することを特徴とする防音材。
  8. エンジンの排気側に設けられる、音源であるマフラーと、このマフラーと対向するように配置されて当該マフラーから発せられる音を吸収しかつ遮断するための防音材とを備えた防音システムであって、
    前記防音材として請求項5〜7のいずれかに記載の防音材を備え、当該防音材はその音源側孔開き板がその遮音板よりも前記マフラー側に位置する姿勢で配置されることを特徴とする防音システム。
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