JP4981873B2 - エンジン始動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エンジンのアイドルストップ制御時に於けるエンジン惰性回転中にエンジン再始動を行うエンジン始動装置に関するものである。
従来、エンジンのアイドルストップ制御時に於けるエンジン惰性回転中にエンジンを再始動させるエンジン始動装置として、スタータモータをエンジンの回転速度と同期するように調速制御を行い、スタータモータにより駆動されるピニオンギヤの回転をエンジンに連結されているリングギヤの回転に同期させて両ギヤを噛合させ、エンジンを再始動するようにしたエンジン始動装置が
提案されている(例えば、特許文献1参照)。
又、別の従来の装置として、エンジン回転速度判定手段と、ピニオンギヤ回転速度判定手段を備え、エンジンの再始動要求が発生したときにスタータモータへの通電を開始し、ピニオンギヤの回転速度がリングギヤの回転速度と同期した時点で、スタータモータの回転軸に直結したピニオンギヤを軸方向に移動させることによりリングギヤに噛合させてエンジンを再始動するようにしたエンジン始動装置が提案されている。また、ピニオンギヤの回転速度がリングギヤ回転速度と同期する時点を予測し、その時点に合わせてピニオンギヤをリングギヤに噛合させるように軸方向の移動タイミングを制御するようにしたエンジン始動装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−70699号公報 特開2005−330813号公報
特許文献1に示された従来の装置の場合、スタータモータの回転速度をエンジンの回転速度に同期させるために、スタータモータを調速制御するためのシステムが必要である。例えばデューティ制御等によりスタータモータへの通電電圧を制御してスタータモータの速度を制御する場合、比較的大きな電流を制御する必要があるため、それに見合う大きなサイズのリレーやトランジスタ等の電子回路を備える必要があり、耐熱性、部品点数が増加が必要となり、又、コストも高くなる。
又、特許文献2に示された従来の装置に於いては、エンジンの再始動要求が発生すると同時にスタータモータに通電し、ピニオンギヤとリングギヤとの回転速度を同期させて両ギヤを噛合させるため、ピニオンギヤの回転速度をモニターするための回転検知センサーが必要となり、また、ピニオンギヤがリングギヤに噛合する際の回転速度を予測するための制御回路を備える必要があり、制御回路が複雑となり、又、部品点数が増加し、コストも高くなる。
この発明は、従来のエンジン始動装置に於ける前述のような課題を解決するためになされたもので、大幅なコストアップを伴うことなく確実にアイドルストップ制御時に於けるエンジン惰性回転中のエンジン再始動を行うことができるエンジン始動装置を提供することを目的とする。
この発明によるエンジン始動装置は、
エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、前記エンジンのクランク軸に連結されたリングギヤと、通電されることにより回転するスタータモータと、前記スタータモータの回転を前記リングギヤに伝達するピニオンギヤと、通電されることにより前記ピニオンギヤをその軸方向に駆動して前記リングギヤに噛合させるピニオンギヤ軸方向駆動手段と、前記スタータモータと前記ピニオンギヤ軸方向駆動手段への通電を制御するコントローラと備え、前記コントローラにより前記スタータモータと前記ピニオンギヤ軸方向駆動手段との通電を制御して、アイドルストップ制御された前記エンジンを再始動させるエンジン始動装置であって、
前記コントローラは、前記アイドルストップ制御による前記エンジンの惰性回転中に前記エンジンの再始動要求が発生したとき、前記エンジン回転速度検出手段により検出された前記エンジンの回転速度が予め設定された所定の回転速度に達したときに前記スタータモータへの通電を開始すると共に、前記スタータモータへの通電を開始してから前記スタータモータの回転速度が前記エンジンの回転速度に等しくなるまでの予め設定された所定の時間経過後に前記ピニオンギヤ軸方向駆動手段への通電を開始することにより、前記ピニオンギヤと前記リングギヤとを噛合させることを特徴とするものである。
この発明によるエンジン始動装置によれば、コントローラは、アイドルストップ制御によるエンジンの惰性回転中に前記エンジンの再始動要求が発生したとき、エンジン回転速度検出手段により検出された前記エンジンの回転速度が予め設定された所定の回転速度に達したときにスタータモータへの通電を開始すると共に、前記スタータモータへの通電を開始してからスタータモータの回転速度がエンジンの回転速度に等しくなるまでの所定の時間経過後にピニオンギヤ軸方向駆動手段への通電を開始することにより、ピニオンギヤとリングギヤとを噛合させるように構成されているので、スタータモータの調速通電のためのリレーやトランジスタなどの電子回路を必要とせず、エンジンを始動するための大幅なコストアップを抑制できる。又、スタータモータに通電開始後予め設定された時間でピニオンギヤを噛合わすため、スタータモータやピニオンギヤの回転速度をモニター及び噛合する際の回転速度の予測する必要が無く、回転検知センサーや回転速度を予測する複雑な制御回路等が不必要であり、大幅なコストアップを伴うことなく確実にアイドルストップ制御時におけるエンジン惰性回転中のエンジン再始動を行うことができるエンジン始動装置を提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置に於けるアイドルストップ制御の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置に於ける回転再始動制御の流れを示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置を図に基づいて説明する。図1は、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置の構成を示すブロック図である。図1に於いて、エンジン制御装置(以下、エンジンECUと称する)10は、アイドルストップ条件が成り立つか否かを判定し、その判定結果をエンジン始動装置19のコントローラであるアイドルストップコントローラ13へ入力する。
エンジン始動装置19は、前述のアイドルストップコントローラ13と、エンジン(図示せず)のクランク軸21に連結されエンジンの回転を伝えるリングギヤ11と、エンジンのクランク角を検出し、検出したクランク角に相当するクランク角信号を出力するクランク角センサー12と、スタータ18とを備える。クランク角センサー12は、この発明の実施の形態1に於けるエンジン回転速度検出手段を構成する。
スタータ18は、スタータモータ17と、モータ駆動リレー20と、スタータモータ17の回転子軸に軸方向に移動可能に連結され、スタータモータ17により駆動されて回転するピニオンギヤ14と、通電されることによりプランジャ(図示せず)を吸引して軸方向に移動させるピニオン駆動ソレノイド16と、一端がプランジャに係合されると共に他端がピニオンギヤ14に結合された一方向クラッチ(図示せず)に係合され、前記一端と他端との間が回動自在に支持されたレバー(図示せず)とを備える。この発明の実施の形態1に於いて、ピニオン駆動ソレノイド16とプランジャとレバーと一方向クラッチとは、ピニオンギヤ軸方向駆動手段を構成する。
前述の一方向クラッチは、スタータモータ17のトルクをピニオンギヤ14を介してリングギヤ11に伝達するが、リングギヤ11からのトルクはスタータモータ17には伝達しないように構成されている。
アイドルストップコントローラ13は、エンジンECU10からのアイドルストップ条件の判定結果と、クランク角センサー12からのクランク角検出信号に基づいて演算されるエンジンの回転速度により、モータ駆動リレー20とピニオン駆動ソレノイド16との通電を制御する。
アイドルストップコントローラ13は、予め設定されたスタータモータ回転立ち上がりマップを備えている。後述するようにこのスタータモータ回転立ち上がりマップには、スタータモータ17への通電が開始されるエンジンの回転速度に対応して、スタータモータ17への通電開始後にピニオンギヤの駆動を開始する時間が予め設定されている。
尚、図1ではアイドルストップコントローラ13とエンジンECU10を別々のものとして示しているが、アイドルストップコントローラ13を備える代わりに、エンジンECU10がアイドルストップコントローラ13を兼ねるようにしても良い。この場合、エンジン始動装置19は、エンジンECU10を含み得る。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1によるエンジン始動装置に於いて、次にその動作を説明する。図2は、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置に於けるアイドルストップ制御の流れを示すフローチャートである。図3は、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置に於ける高速噛合再始動制御の流れを示すフローチャートである。
先ず、ピニオンギヤ14とリングギヤ11とを噛合させる前までのアイドルストップ制御の動作を説明する。図2に於いて、ステップS110では、エンジンECU10へ入力されるエンジン及び車両の運転状態等を示す運転状態信号に基づいてアイドルストップ条件が成立しているか否かを判定し、アイドルストップ条件が成立していなければ(NO)、成立するまで状態を維持して待機する。
ステップS110での判定の結果、アイドルストップ条件が成立していれば(YES)、ステップS111に進んで、アイドルストップ制御を開始し、エンジンECU10の制御によりエンジンへの燃料供給をストップさせる。エンジンへの燃料供給がストップされることにより、エンジンは惰性回転し回転速度が次第に低下するが、アイドルストップコントローラ13は、クランク角センサー12からのクランク角信号の周期に基づいてエンジンの回転速度つまりリングギヤ11の回転速度(以下、リングギヤの回転速度と称する)を演算して監視している。
ステップS111からステップS112に進み、アイドルストップコントローラ13は、監視しているリングギヤ11の回転速度が、ピニオンギヤ14と噛合して回転噛合再始動制御が可能な回転速度以上か否かを判定する。ステップS112での判定の結果、リングギヤ11の回転速度が回転噛合再始動制御が可能な回転速度以上であると判定したときは(YES)、ステップS113に進んでエンジンの再始動要求の有無を判定する。ここで、エンジンの再始動要求の有無の判定は、エンジンECU10へ入力される運転状態信号に基づいて、ドライバからのエンジンの再始動要求、例えばブレーキペダルから足を離す動作等があるか否かを判定することにより行われる。
ステップS113による判定の結果、エンジンの再始動要求があった場合には(YES)、ステップS114に進み、リングギヤ11の回転速度がエンジン自己復帰可能回転速度、例えば500[rpm]以上か否かの判定を行う。
ここで、エンジン自己復帰可能回転速度とは、スタータ18によるクランキングを行わずに、燃料を噴射し着火するだけで再始動可能な回転速度のことであり、例えば燃料を多めに噴射することで、燃焼させやすくする等の制御があるが、ここでは、エンジン自己復帰の制御の詳細についての説明は省略する。
尚、リングギヤ11の回転速度は、クランク角センサー12からのセンサー角信号の周期に基づいてアイドルストップコントローラ13により演算しているが、これに代えて、エンコーダやパルス発生器からの信号をFV変換(周波数電圧変換)等による別の手段を用いてリングギヤ11の回転速度Nrを検出するようにしてもよい。
次に、ステップS114に於いてリングギヤ11の回転速度がエンジン自己復帰回転速度以上と判定された場合(YES)は、ステップS115に進み、エンジン自己復帰制御を行いエンジンを再始動させる。
前述のステップS113での判定の結果、ドライバからの再始動要求がないと判定した場合(NO)、又は前述のステップS112での判定の結果、リングギヤ11の回転速度が回転再始動制御が可能な回転速度以下であった場合(NO)は、ステップS116へと進み、通常再始動制御の開始を行う。ここで、通常再始動制御とは、エンジンの回転停止後、ピニオン駆動ソレノイド16に通電してプランジャを吸引することによりピニオンギヤ14を軸方向に駆動してピニオンギヤ14をリングギヤ11に噛合させ、スタータモータ17によりクランキングしてエンジンを再始動させる制御のことである。
ステップS114に於ける判定の結果、リングギヤ11の回転速度がエンジン自己復帰可能回転速度以下であった場合(N0)は、ステップS117へと進み、回転再始動制御を行う。
次に回転再始動制御について説明する。前述のステップS117に進んで回転再始動制御を開始するときは、既にエンジンの再始動要求か発生しており、図3に於いてステップS210では即座に燃料噴射開始を行う。次に、ステップS211に進み、リングギヤ11の回転速度Neが予め設定された前述の所定の回転速度Nsと同一若しくは所定の回転速度Ns以下であるか否かの判定を行なう。
ここで、所定の回転速度Nsは、前述のスタータモータ回転立ち上がりマップに設定されている回転速度のうちの一つである。更に詳しくは、前述のスタータモータ回転立ち上がりマップには、エンジンの自己復帰が可能な回転速度以下の複数の所定の回転速度、若しくは、エンジンのアイドル回転速度以下の複数の所定の回転速度が設定されており、これらの複数の所定の回転速度は、例えば100[r/min]間隔で設定されている。又、スタータモータ回転立ち上がりマップには、スタータモータ17への通電を開始してからその対応する夫々の所定の回転速度に達するまでの時間が設定されている。
さて、ステップS211での判定の結果、リングギヤ11の回転速度が、スタータモータ回転立ち上がりマップに予め設定された所定の回転速度のうちの一つの回転速度Nsと同一であれば(YES)、ステップS212に進みモータ駆動リレー20への通電を開始し、スタータモータ17を付勢し回転させる。
次にステップS213に於いて、前述の所定の回転速度Nsにスタータモータ17の回転速度が達するまでの所定の時間を前述のスタータモータ回転立ち上がりマップから抽出し、タイマーによりその時間の経過を監視する。そして所定の時間が経過すれば、ステップS214に進んでピニオン駆動ソレノイド16への通電を開始し、プランジャを介してピニオンギヤ14を軸方向に駆動して移動させてリングギヤ11と噛合させる。
即ち、ステップ212にて通電を開始されたスタータモータ17は、ステップS214にてピニオン駆動ソレノイド16に通電を開始しピニオンギヤ14がリングギヤ11に到達する時点では、リングギヤ11の回転速度にほぼ等しい回転速度に達しており、ピニオンギヤ14をスムースにリングギヤ11に噛合させることができる
ここで、前述の所定の回転速度が複数設定されている理由は、エンジンがアイドルストップ制御により燃料供給が停止されて惰性回転状態に入るときのエンジンの回転速度がその運転状態に応じて異なることに起因する。つまり、時々のアイドルストップ制御の状況に対応して最適な再始動ができるように、設定された複数の所定の回転速度のうちから、例えば再始動要求発生後最初に到達する所定の回転速度に達したか否かをステップS211にて判定するものである。
さて、ステップS214に於いて、ピニオン駆動ソレノイドへの通電を開始してピニオンギヤ14を軸方向に駆動してリングギヤ11に噛合させ、スタータモータ17によりエンジンをクランキングした後、ステップS215に進んでエンジンが完爆したか否か、つまり再始動したか否かの判定を行う。ステップS215に於ける判定の結果、エンジンが完爆していた場合(YES)には、ステップS216に進み、ピニオン駆動ソレノイド16とモータ駆動リレー20への通電を停止し、回転再始動制御を終了する。
以上のように、この発明の実施の形態1によるエンジン始動装置によれば、エンジンの回転速度が予め設定されたモータ駆動リレー通電開始回転速度でのみ再始動制御を実行するため惰性回転中のエンジン回転速度のみをモニターしスタータモータ回転立ち上がりマップによる時間制御によりエンジン再始動を行うため、スタータモータやピニオンギヤの回転速度のモニターやピニオンギヤがリングギヤに噛合する際の回転速度の予測を行わないためそれらの回転速度のモニターや予測を行うためのセンサーや制御回路を必要としない。更にスタータモータの通電に関してもリングギヤとピニオンギヤを同期させるための調速通電等は行わず、車両電源であるバッテリ電圧を直接印加することで、調速通電に必要なリレーや電子回路及び制御を必要としない。そのため大幅なコストアップを伴うことなく、確実にアイドルストップ制御時におけるエンジン惰性回転中のエンジン再始動を行うことが可能となる。
尚、実施の形態1に於いて、予め設定されたモータ駆動リレー通電開始回転速度の設定刻みは、例えば100[r/min]刻みとしてが、車両の要求する再始動仕様に応じて50[r/min]刻みや25[r/min]刻みとし、再始動ポイントを増やし再始動のフィーリングを向上させても良い。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2によるエンジン始動装置は、アイドルストップ制御によるエンジンの惰性回転中にエンジンの再始動要求が発生したとき、エンジン回転速度検出手段により検出されたエンジンの回転速度が、予め設定された複数の回転速度の間を演算により補完した回転速度に達したときにスタータモータへの通電を開始すると共に、スタータモータへの通電を開始してから所定の時間経過後にピニオンギヤ軸方向駆動手段への通電を開始することにより、ピニオンギヤとリングギヤとを噛合させてエンジンを再始動させるようにしたものである。
ここで、予め設定された複数の回転速度は、例えば前述の実施の形態1に於いて用いたスタータモータ回転立ち上がりマップにより設定され、隣接する所定の回転速度間の直線補完等の補完により演算した回転速度を図3に於けるステップS211での判定に用いる。
又、所定の時間は、例えば前述の実施の形態1に於いて用いたスタータモータ回転立ち上がりマップにより設定され、隣接する所定の時間の間の直線補完等の補完により演算した時間を図3に於けるステップS213での待機時間として用いる。
その他の構成は、実施の形態1と同様である。
以上述べたこの発明の実施の形態2によるエンジン始動装置によれば、前述の実施の形態1による効果の他に、例えば100[r/min]刻みや25[r/min]刻みの間でのピニオン噛合せ時間を計算値で補完し、モータ駆動リレー通電開始を再始動要求と同時に行うことができ、エンジン再始動のフィーリングを更に向上させ、スタータモータやピニオンギヤの回転速度をモニターしている従来技術と遜色の無いアイドルストップ制御時におけるエンジン惰性回転中のエンジン再始動をエンジン回転速度に迅速に対応して行うことが可能となる。
10 エンジン制御装置 11 リングギヤ
12 クランク角センサー 13 アイドルストップコントローラ
14 ピニオンギヤ 16 ピニオン駆動ソレノイド
17 スタータモータ 18 スタータ
19 エンジン始動装置 20 モータ駆動リレー
21 クランク軸

Claims (4)

  1. エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、前記エンジンのクランク軸に連結されたリングギヤと、通電されることにより回転するスタータモータと、前記スタータモータの回転を前記リングギヤに伝達するピニオンギヤと、通電されることにより前記ピニオンギヤをその軸方向に駆動して前記リングギヤに噛合させるピニオンギヤ軸方向駆動手段と、前記スタータモータと前記ピニオンギヤ軸方向駆動手段への通電を制御するコントローラとを備え、前記コントローラにより前記スタータモータと前記ピニオンギヤ軸方向駆動手段との通電を制御して、アイドルストップ制御された前記エンジンを再始動させるエンジン始動装置であって、
    前記コントローラは、前記アイドルストップ制御による前記エンジンの惰性回転中に前記エンジンの再始動要求が発生したとき、前記エンジン回転速度検出手段により検出された前記エンジンの回転速度が予め設定された所定の回転速度に達したときに前記スタータモータへの通電を開始すると共に、前記スタータモータへの通電を開始してから前記スタータモータの回転速度が前記エンジンの回転速度に等しくなるまでの予め設定された所定の時間経過後に前記ピニオンギヤ軸方向駆動手段への通電を開始することにより、前記ピニオンギヤと前記リングギヤとを噛合させる、
    ことを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 前記エンジンの前記予め設定された所定の回転速度は、前記惰性回転中の前記エンジンに燃料供給が行われたとき前記エンジンの自己復帰が可能な回転速度以下である、
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジン始動装置。
  3. 前記エンジンの前記予め設定された所定の回転速度は、前記エンジンのアイドル回転速度以下である、
    ことを特徴とする請求項1記載のエンジン始動装置。
  4. 前記エンジンの前記予め設定された所定の回転速度は、所定の速度間隔で設定された複数の回転速度からなり、
    前記所定の時間は、前記複数の回転速度毎に夫々対応して予め設定されており、
    前記コントローラは、前記エンジン回転速度検出手段により検出された前記エンジンの回転速度が前記複数の所定の回転速度のうちの一つに達したときに前記スタータモータへの通電を開始すると共に、前記スタータモータへの通電を開始してから前記スタータモータの回転速度が前記エンジンの回転速度に等しくなるまでの前記一つの所定の回転速度に対応して予め設定された前記所定の時間経過後に前記ピニオンギヤ軸方向駆動手段への通電を開始することにより、前記ピニオンギヤと前記リングギヤとを噛合させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項に記載のエンジン始動装置。
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